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三 真の父母様と霊界

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1 天上からのみ印を受けたお父様

 復帰歴史を相続するためには霊界に行って、そのすべてのことを勝利したという基準を立てなければなりません。すなわち、霊界を統一しなければなりません。ゆえに来られる主は、霊的な勝利の実りであり、肉的な勝利の出発になります。(二三―二五五)

 今日の皆さんは天上世界の数多い霊人を動員して、み旨を中心にしてこの世界を審判できる勝利者になろうとして、先頭にいで立つことができなければなりません。そうしないと天の王子の姿を備えることができません。統一教会の文先生は、正にそのような決心で生活してきた人です。

 今や、先生の個人的な心情を試したり、秤で計ったりすることには問題がありません。また、家庭的、氏族的、民族的、国家的、世界的なことまでも問題がありません。ある時は霊界の数多い霊人たちが、約四十日間文先生をほうり出そうとデモをしたこともありました。これはうそのような事実ですから、よく聞いておいてください。十二使徒とイエス様までも先生を知ることができませんでした。統一教会の文先生が霊界を台なしにしようとしているというのです。台なしにするのは誰がするのか、自分たちが台なしにしているのに……。それで誰が真なのか、偽者なのかを明らかにする争いが起こったのです。それが四十日の争いだったのです。

 その時、神様は決着をつけてくださいませんでした。神様は、誰が真なのか争ってみよという具合でした。それで四十日の間、決着をつけるために争ったのです。その争いで先生は決して敗者にはなりませんでした。神様がじっと見ていると、霊界も譲歩しないで先生も譲歩しないのです。それで千年万年争いが続くようなので神様は、決着を下さなければならない立場にまでいったのです。

 今や霊界も先生によって左右されるのです。先生はこのように霊界を統一した条件があるので、地上の統一を計画しているのです。先生が話すのを見ただけでは、何のことだか分からないのです。世の中で、立派な人物だといわれる人々が先生を見る時は、甘っちょろい何も知らない人のように見えるのです。ですが、先生を正しく見ることのできる人もいます。神様の王子になるためには、世の中に絡み合っている心情的な縁者を無慈悲に切ってしまって、唾を吐ける覚悟がなくてはならないのです。それがなくては天の王子になれません。なぜならば、この世は神を打って出発した悪の世の中だからです。それゆえに悪で絡み合ったこの世をそのまま置いては駄目です。必ず蕩減復帰しなければなりません。(一九―一五四)

 ある時、全霊界が動員されて「文なにがしは天の逆賊だ」というレッテルを貼ったのです。思いもかけない不純な子が生まれたというのです。野生の梨の畑に一つの本当の梨が生まれたという意味です。そのようにすべてが干渉してきたのです。(二五―三二六)

 さあ、こうして霊的世界からいわゆる道主という人たちに霊的に会って、原理的な闘争をしてすべて屈伏させたのです。それは何のことだか分かりますか? (はい)。イエス様の秘密を私が知って……。「あなたが地に来られて、これこれのことをできないまま行かれませんでしたか?」、「それをどうして分かったのですか?」、「どうして分かったかって? 知っているのですね。あなたがこれこれで死なないはずのところを死んだのですね」。「はい! そうです」。こういう争いをしたのです。こういうことを言えば、既成教会の牧師が来たなら目がひっくり返るのですね。その人の目がひっくり返って飛び出ろ! (笑い) 愚かで無知な者は、それこそ頭の後ろを殴られなければならないというのです。誰がうそをついて、誰が本当のことを言っているのか、今すぐに死んでみろというのです。分かりますか、何のことか。(はい)。そういうことに対しては、文なにがしという人が何ですか? (チャンピオンです)。チャンピオンなんだけど何なのですか? (誇りです)。何の誇りですか? (統一教会の誇り)。統一教会の誇り。

 統一教会とは何かというと、統一の「統」の字は何の「統」ですか? (率いるという意味の「統」です)。率いる統の字だということは、指導を受けるということですか、指導をするということですか? (指導するということです)。指導して何をするのですか? 二つにつくるのですか、一つにつくるのですか? (一つにつくるのです)。聞くまでもないことではありませんか。ですから霊界に入れば、文なにがしという人がさっと大将になっているのです。分かりますか? (はい)。そこに子分たちがたくさんいるけれど、その数多くの子分たちである宗教指導者たちが朝になれば「グッドモーニング」と言うのです。(笑い) それが何ですか? (誇り)。何の誇り? (統一教会の誇りです)。

 このような話は皆さん初めて聞く人もいるのです。ですから、そういう天上からみ印を受けた人なのです。み命を受けて地上に現れて、次には何をしなければなりませんか? 地上にあるすべての人類を中心にして氏族、民族を中心にして闘うのです。ここには白人はいないのですか、赤いのがいないのですか、黄色人もいないのですか、黒人もいないのですか……。商売人や何やら、どろぼうまですべて相対して争うのです。(一〇〇―二五)

2 霊界と肉界を統一させてこられたお父様

 今や霊界は先生によって左右されるのです。先生はこのように霊界を統一した条件があるので、地上の統一を計画しています。(一九―一五五)

 霊界を統一させたということは何かというと、世の中、カイン世界は否定してしまったのです。霊界が統一されて先生の側になったということは、天使長世界が先生と一つになったということです。一つになったのでサタン世界、このカイン圏はどうにもしようがなくなったというのです。言ってみれば、本然の基準を中心にして、アダムを中心に天使長世界が協助する基準に振り返ったというのです。このようなことを、地上世界に再編成しなければなりません。(一六五―一一〇)

 世界的に二つの大きな壁があるのですが、一つは霊的地域であり、一つは肉的地域です。皆さんは肉的地域の穴を開けて、越えなければならないし、先生は霊的地域の穴を開けて越えなければならないから、「祖国のために内外のダンベリーの峠を越えよう」という、このような標語をもって……。壁という壁はすべて壊してしまって、神様が下さった新しい祖国で……。(一三三―三二七)

 昔は、各宗教の道主を中心にして精誠を尽くすようになれば縦的に連結されたのです。断食祈祷をするか、精誠を尽くせば上っていくのです。上っていけば、霊界が道主たちを中心にして下ってきて会ったりもしました。ところで、それは堕落圏にあるので堕落圏を貫いて進まなければならないのです。精誠を尽くしてこの堕落圏と心情圏を……。原理主管圏内が堕落圏になっていて、直接主管圏内が霊界になっています。そして私たちは無原理圏内に落ちたのと同様です。ですからこれを貫いて迫害を受けながら上っていかなければなりません。このように精誠を尽くせば、そこに対応できるように自分の宗主たちが現れて教えてくれるのです。そうしながら霊界がしきりに下りてくるのです。統一教会が出てきて、霊界と肉界を連結させるにあたって偉大な貢献をしたというのです。

 この圏がなぜ生じたのかというと、個人の犯した罪、個人が行かなければならない蕩減の道、家庭が行かなければならない蕩減の道……。家庭といえば、数多くの家庭です。氏族にも数多くの氏族があるし、民族にも数多くの民族があるし、国家にも数多くの国があります。ですから行かなければならない道が全部違うのです。ですからこれがただそのまま死んで行くようになれば、霊界に全部壁ができるのです。日本人と韓国人の間に壁ができて、全部壁ができるのです。霊界は本来そのようになってはいないのです。神様の愛を中心にして一体化された人が行くようになれば、この境界線は全くなくなるのです。

 ですから、この結果主管圏内をサタンが支配するために、これを貫いて出ていくための戦いを今まで宗教人たちがしたのです。それで休まず祈り、断食祈祷をしなさいというのです。イエス様御自身もその行いをしたのです。先生もその行いをしました。先生は十七時間祈ったこともあります。最近は祈祷をそのようにはしません。私が祈らなければならない内容は、すべて成就されたのです。この膝にたこができるほど祈りました。祈りをするようになれば普通十二時間です。そういう闘いをしなければなりません。そうしないでは、霊界のすべてのことを解決できる道を探すことができません。

 このようにして、分けられたものを引き上げなければなりません。ここで引き上げようとしても全部上がることはできません。先生を中心にして特定の集団を頼りに、世界に伸び進んでいきます。

 ここに上るのと反対に、それにしたがって下ってくるのです。下ってくるのです。下ってきて地上の壁を壊し、霊界の壁を壊して連合運動を起こすのです。(一六九―九)

 統一世界はどのようにできるのでしょうか? 霊界と肉界を解放できる人が出なくては統一世界は成されません。皆さんが霊界と肉界を一つにつくることができますか? 霊界と肉界を解放させることができますか? 問題です。堕落しなかったならば霊界、肉界は既に一つになって統一されたのです。一つの世界なのです。解放だとか何だとか、そういう言葉は必要ないのです。堕落したために霊界、肉界がすべて分けられたのです。全部解放しなければなりません。一つにしなければなりません。(一六一―二四九)

3 真の父母と霊界

 イエス様が祈ったことを見れば、「みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように」(マタイ六・一〇)と言ったからといって、天ではすべて成されたと考えては駄目です。天で成されたということは体系的な形態で、一つの中心を中心にしてすべて順応できる方向を整えたというのです。ですが地上ではそのようになっていないのです。イエス様を中心として、一つの代表者を中心にしてそうならなければならないのですが、そうなっていないのです。これを知らなければなりません。

 では、救援摂理とは何なのですか? 霊界が天を中心にして左右されているのと同様に、地上が神様のみ旨を中心にしてどのように左右されるか、そのような運動をしてきたのです。数多くの宗教を立てて、文化の背景が違い、級が違いますが、そういう形態で復帰摂理を進行してきたというのです。

 では、今まで霊界の中心的な役事を誰がしたのでしょうか? イエス様が中心でした。イエス様と聖霊なのです。神様を中心にして、イエス様と聖霊を中心にして一つになるために体制を備えて出てきた基盤が、地上のキリスト教を中心にして、神様とイエス様の名前と聖霊の名を通じてキリスト教文化の体制を形成して出てきたのです。霊界がそのようになっているので地上もそういう形態になって、霊界と肉界が二つとも合わさって一つにならなければならないのです。同じです。

 そのようにして一つの霊的世界と肉的世界がいつ結ばれますか? 再臨時代に来て結ばれるのです。そうなれば再臨なさる再臨主は霊界のすべての常習的、すべての体制的内容を引き受けて地上に来て、その体制に一致され得る環境で世の中を追い立てて上っていくのです。世の中をより分けて上っていくのです。

 ですが先生のあとには霊界のすべての組織形態が内的に引き継がれています。霊界は先生の側です。ところで実際世界はサタン側になるので、先生は実際の基盤がないので霊界の基盤を活用することができないようになりました。それでサタンの讒訴圏を抜け出すために先生が地上で個人的勝利圏、家庭的勝利圏、氏族的勝利圏、民族的勝利圏、国家的勝利圏、世界的勝利圏のために今まで四十年の間闘ってきたのです。(一六一―二二〇)

 今や、統一教会を中心にして世界的に霊的な世界の統一的組織形態を備えながら、サタン世界はすべて倒れ始めました。世界万民が統一教会のレバレンド・ムーンを称賛するような時になれば、霊界の統一的な基盤がこの地上に移される体制と化すのです。そうなれば地上に天国が形成されます。

 では、いったいレバレンド・ムーンは何をしようというのですか? 神様が願われるとおりに霊界が統一的形態を整えたのと同じく、地上も統一的な形態をつくろうとするのです。そうなれば終わりだという時、み旨がどれほど近くに来ているのかを、皆さんは知らなければなりません。

 霊界が完成されますか? 霊界はいまだに未完成です。なぜ未完成なのですか? 本来霊界がヒエラルキー・システム(Hierarchy system : 階級組織、方式)、これが何かというと、神様と真の父母を中心にして、真の子女を中心にして全霊界が連結されなければならないのですが、その内容が成されていないのです。地上もやはり駄目です。この内容だけ霊界に……。霊界は自動的です。地上だけもってきてくっつけておけば、霊界は自動的です。

 もう一度言ってみれば、堕落しなかったアダム主義、神様を中心にしたアダム主義、アダム主義であると同時に真の父母を中心にしたヒエラルキー組織が霊界なのですが、それができていないのです。今までその中心の中には仏教を中心にした釈迦クラブが入っていて、孔子クラブが入っていて、イスラム・クラブが入っているのです。それで霊界は真の父母主義とアダム主義が現れることを、イスラム教の者も儒教の者も仏教の者もみな望んでいるのです。ですから統一的な方向を経なければならないので、地上にも真の父母の役事が世界的な基準を探して上るようになるとき、すべての宗教の境界線はなくなり、統合運動が霊界の動きに従って自動的にその結果が地上で現れるようになるのです。

 それで統一教会が世界主義になることにより何が起こるのかというと、霊界の霊人たちが全部霊界にはいません。目的は地上で完成して逆に入らなければならないので、全部再臨するようになります。全部活動するようになります。世界に広がっている統一教会員たちが尖端になって「動け! 動け! 動け!」ということを望んでいるのは、数千億にもなる霊界の霊人たちの願いです。ここに合わせて霊界にぴたっと備えて一つつくっておけば、神様が主管する世界になるのです。真の父母の名の前に、一つの統一された世界が永遠に続くのです。

 霊界のヒエラルキーの中心が何かというと、一つ目は神様、二つ目は真の父母様、三つ目は真の子女、四つ目は真の国です。ここで真の子女は何なのかというと、真の父母の直系の血統を受けた子女です。ここで国を中心にして国民が起こらなければならないのですが、ここですべて分けられてしまいました。

 天の国の王宮で一番先に住まなければならない方は誰ですか? 天の国の王宮の席に座って統治する方は誰かというのです。本来神様は、二性性相であるアダム・エバの中に入って一つになって、神様と真の父母が天の王権を支配できる位置にいなければならないというのです。堕落しなかったならばそうなるはずだったのですが、堕落したので、再び真の父母が出て移さなければなりません。(一六一―二二二)

 霊界はこのような原則になっているのですが、肉界にこのようなことが現れればどれほど引っかかるでしょうか? 神様を中心にして、二つ目は真の父母が現れ、三つ目は真の子女が現れ、四つ目は、天国民を通じた真の国家が現れなければなりません。そうなることをここで(黒板に書かれながら話される)どれほど待ち望んだかというのです。皆さんが地上に現れて本然のみ旨を成すことを、霊界に行った霊人たちが数千年の間どれほど待ち望んできたのかというのです。

 ここを主管することは何なのか? (黒板に書かれながら話される)最初はサタンを中心にして、二つ目は偽りの父母、すなわち堕落した父母、悪父母を中心にして、三つ目は悪子女、四つ目は悪国家、こうなっているのです。霊界の世界やこれからのこの世界は(黒板に書かれながら話される)これを全部否定します。

 統一教会で「真の父母だ」と言うので、皆さんのお母さんお父さんたちが「私たちは何なのか?」と言って反対するのです。(一六一―二二四)

 霊界をどのように標準化するのかということが、今日大きな問題です。標準化させるにあたり、まず神様を中心にして世界的な主流宗教を中心にして連合運動をしなければならないのですが、この宗教を中心にした連合運動が、実に難しいのです。この連合運動というものは誰がしてもいいというものではありません。これは父母様の時代に来て今……。このように分立されたことが堕落した父母から始まったので、これを糾合させることも父母を中心にしてしなければなりません。

 メシヤという方は、もともと父母の代身として来るのです。それでその父母を中心にして連結されなければならないのですが、その父母自体を中心にして最高の宗教が連結しなければならないのです。それがすなわちキリスト教なのです。ですからこのキリスト教が再臨主、すなわち来たる主様と完全に一つになったならば……。再臨主は父母なので数多くの後孫たちに対して、悪い人でも善なる人でも愛さざるを得ないのです。(一六四―一六四)

 真の父母様がしなければならないことは何かというと、条件的ではあるが、あの霊界のすべてのふさがったものを地上で、一番低い所から蕩減するのです。歴史の全体を、代わって蕩減する過程を経なければなりません。条件的に八段階の形態を中心にして、これを世界的八段階にすべて連結できる条件的な核を中心にして蕩減しなければならないというのです。そういう業を四十年の間してきたのです。(一六四―一六六)

 神様は救援歴史をして、宗教文化圏を立てて複雑に未開な人間たちを教えて……。あの霊界でこの地上世界と関係することがどれほど難しいですか? どれほど難しいかというのです。そういう背後を編みながら未知の人間たちを引き上げるのです。僕の僕の時代から僕の時代、養子の時代、庶子の時代、嫡子の時代、その次には夫婦の時代として、父母の時代を経て、神様の位置まで復帰していかなければならないのです。この八段階の難しい受難の道を歴史をかけて経てきたのですが、今日統一教会のレバレンド・ムーンが出て、こういうすべての順理的路程を開拓することを一代においてやってのけましたが、歴史時代の私たちの先祖たち、その人類たちはそれを知らなかったのです。どんなに電波を送っても、何か言葉が出なければならないのですね? 「ううん」という声は出るのですが、言葉が出てこないのです。周波数が合わないから、周波数を知らないから。(一六二―一八四)

 先生はどれだけ霊界の事実を知っていても、話をしないのです。知らない人のようにしているのです。ですが私の行く道の問題に入るようになると冷淡です。無慈悲に方向を選べるその何かがあるから、今日の混乱した霊的過程を克服してきて、混乱したこのような時代の過程を克服してくるのです。どんなに風波がぶつかってきても、その風波が私にぶつかって私を押し出そうとするのではなく、その反対なのです。(七一―五〇)

 文先生が霊界では今大将になっているのです。私が行く道を妨げるものはないのです。そういう神様から、あの国のどういう所でも……。なぜ? 本質的愛の門を開けて愛の道に従っていこうとするからです。(一六八―二九〇)

4 真の父母様の霊肉指導と統一教会の信徒

 皆さんの前にあっては、天使といっても信じられないのです。そうでしょう? 天使が、誰が天使なのか知らないのです。ですからこの霊的な長成期完成級的な責任を誰がしてあげなければならないのか? 元来はイエス様がしてくれなければならないのです。分かりますか? イエス様が後のアダムとして来たので長成期完成級の霊肉を中心として完成しなければならないにもかかわらず、霊的基準だけを完成したので長成級の中心的天使長級にあるというのです。それが何のことだか分かりますか? 長成級の中心的天使長級、何のことだか分かりますか? (はい)。理解できますか? (はい)。そういう立場なのでイエス様が協助しなければならないのです。こうなるのです。

 ところでイエス様が皆さんを協助できるのかというとき、イエス様はキリスト教の信徒たちに協助するのは可能ですが、統一教会の信徒には直接協助するのは難しいというのです。分かりますか? なぜ? 統一教会の信徒は本来完成級に向かって越えていくべき人々だというのです。何をもって? 霊肉をもって越えていかなければならない人々です。こういう霊肉をもって完成級を越えていかなければならない人を、霊的な基準をもった天使長の中心的使命をするイエス様は協助できないのです。ですから再臨というものが必要だということを知らなければなりません。それが何のことだか分かりますか? (はい)。

 では、今日統一教会には誰が協助するのかといえば、統一教会は霊的な面では先生の霊が指導し、肉的な面でも先生の肉が指導するというのです。分かりますか? (はい)。この両面を協助することによって、天使世界のイエス様がしたことを協助して完成世界へと越えることができるように、天使長的な協助もしながら実体的には今、原理主管圏内にあって完成級世界へ行く道も指導しているのです。分かりますか、何のことか。(はい)。(七二―三六)

 皆さんが先生の命令のとおりに実践すれば、霊界と先生が教える啓示をみな受けるようになります。分かりますか? 昔は祈祷しなければ駄目だったのですが、今は生活することによって祈ること以上の世界に入っていくというのです。それならば、天国のどこへでも……。(一二九―三五)

 統一教会は霊界から送ってくれて出発したのです。統一教会の皆さんは、これを知らなければなりません。統一教会の出発は、文先生の主張によって始まったのではないのです。私は口を閉じていますが、霊界が指導してくれてすべて糾合され始めたのです。統一教会の歴史がそうなっているのです。

 今日先生が行く道は先生個人を主張するのではないのです。霊界の対象的圏を収拾していく道を築くのです。それゆえに神様の心情という言葉が出てくるのです。神様の心情という問題が起こるのです。これを否定するようになるときは、その存在は必ず悪に帰結されるのです。これを知らなければなりません。(七一―四九)

 皆さん、霊的体験をしていますか? 皆さんは先生と直接的に関係を結ばなければなりません。先生と生活圏内で直接関係を結び、神様と直接関係を結ばなければなりません。そうでなければいけません。皆さんは早朝ここに何をしに来るのですか? 損害を望んで来ますか、利益を望んで来ますか? 神様と結んで神様の愛を受けるために来るのでしょう? 先生が話を上手にするのでもないし、先生の話を聞くとむやみに興奮して心が……。そうですか、そうでないですか? それは神様の心情圏を探すためにそうだというのです。神様の心情圏。何の心情かというと、愛の心情圏だというのです。私たちの目的地がどこなのかというと、神様の愛の心情が私たちの目的地です。(九一―六九)

 統一教会の皆さんが既成教会の信徒と違うことは何かというと、地上に生きていて上ったり下ったりすることができるため、霊的現象を横的なこの世の中で頻繁に体験するのです。分かりますか? それは既成教会とは違うでしょう? そうですか、そうではないですか。(そうです)。全部、先生が教えてくれるのですね? (はい)。先生が教えてあげる人、手を挙げなさい。手を挙げてみなさい。全部がそうでなければうそですよ。夢の中で先生を見るでしょう? (はい)。そういう人、手を挙げてみなさい。どれ、どのくらいなのか見てみましょう。一〇〇パーセントですね!

 これが起こることにより、横的な地上に愛の圏を中心にした超民族的心情的基盤が起こります。ですからそこに対応する超民族的、横的ではなく、縦的な神様の愛が宿るのです。それゆえ霊界の霊人たちが協助するのです。霊的再臨時代が来るのです。分かりましたか? (はい)。

 それで遠からず将来に良い時代が来るのです。これが完全に個人対個人でぶつかり、家庭対家庭、氏族対氏族でぶつかって地上で一斉にこれが起こるのです。一斉に起こって、平面的にぴったり一直線に一つになるときは、これから霊的世界が夢でなく、現実の社会生活圏内に入るのです。ですから一つの部落に十軒の家があれば、七軒で預言する時代が来るのです。超神秘的世界が遠くない将来に来るのです。(一〇一―七九)

 さあ、皆さんのお母さん、お父さん、先生が、皆さんと関係を結んでいる人々が霊的に、あるいは夢や祈りの中で現れてすべて指導してくれますか? 統一教会では夢の中で、祈りの中で、幻想の中で現れて教えてくれるのです。皆さんが統一教会に入って何日もしないでそういう役事を見ますが、それは何十年の間歴史を犠牲にして、数多くの霊人たちの血と殉教の祭壇を連結して、犠牲の代価を払ってこそ初めて成ったことだという、その価値を知らなければなりません。億兆の金を与えても買うことのできない心情的価値であるということを知らなければならないのです。何のことか分かりますか? (はい)。(九一―一七七)

 皆さんは、夢とか祈りの中で先生にみな合わなければなりません。お母様、お父様にすべて会って指示を受けなければならないのです。難しい問題について祈祷するときには、すべて指導してくれなければなりません。時々でなく一生を生きる間、共に生きながら指導してくれなければならないのです。

 そういうお母さん、お父さんならば、皆さん、老いたお母さん、お父さんだといっても一緒にいたいですか、「ああ、お母さん、お父さん、私は嫌いです」と言いますか? (一緒にいたいです)。(笑われる) 皆さんがそういう愛を中心にして、「私はそういう父母の子女だ」という自覚をもつ日には、宇宙を探すことのできる資格をもつのです。宗教にあっては、こういう宗教は最初で最後です。再びはないのです。(九〇―一九九)

 統一教会に入ると何が違いますか? 既成教会、一般宗教と違うことは何かというと、統一教会に入って皆さんが霊的体験をするにあたって、必ず先生とお母様が現れて役事することです。そういうことを見るのです。それが皆さんの生活圏内に、引き離そうとしても離すことのできない主流的な思想に固着してしまうという事実を感じるのです。ですから神様は誰の体を、誰の形状を着て、この地上にいる人間たちの前に現れることができるのでしょうか? 先生の形状とお母様の形状を着て、全世界の子女たちの前に現れることができるということを皆さんは知らなければなりません。

 今日、統一教会が違うことは何かというと、先生がここにいますが、全世界の統一教会の信徒たちを霊的に指導しているというのです。それがうそですか、事実ですか? (事実です)。それを誰がしますか? 神様御自身がするのです。神様御自身が君臨してそのことをしているという、驚くべき事実を皆さんは知らなければなりません。そうなのです。それで皆さんがどこかに伝道しに行って失望したりするときは、先生が現れて先に道を……。皆さんもそうなのです。朝に夕に教えてくれるようになれば、それは間違いないのです。間違いなくそのようになります。(九〇―一九七)

5 霊的世界の定住時代

 私がダンベリーに入るようになれば、統一教会がなくなると思ったのですね。しかし今まで歴史的に未知な事実を、ダンベリーを中心にして清算しなければなりません。それでその時が一九四五年を乗り越える時なのです。その時に……。なぜダンベリーに行くようになったのか? それはニクソンが失敗し、カーターが失敗したからです。アメリカが失敗した責任を取るのです。ここに来ている私を目の前に置いてすべてつくっておいたのです。それで再度一九八三年に……。一九七三年にニクソンを中心にして摂理したすべてのことを、ただそのまま押し出せば何の問題もなかったのに、これが失敗するようになるので国家的基準で再び問題が起こるのです。それで韓国に行って再び連結させなければなりませんでした。そうでなければ帰ってくる道がないのです。レバレンド・ムーンがどんなに行こうとしても、再び蕩減しなければ行けないのです。条件に引っかかります。

 それで一九八三年十二月を中心にして、韓国に行って全国民を動員するのです。全国民を完全に束ねる運動をしました。世界とキリスト教を代表する七十二カ国のアカデミーの代表者たちを集めて、束ねる業をするのです。そうして全国を総なめにしたのです。完全に……。こうしてサタンと激戦をしたのです。ですから韓国が、国家全体が完全にレバレンド・ムーンの運動によって、ぽっかりと浮かび上がってしまったのです。こうしてサタンを支配するというのです。ですから先生の家庭が全世界を代表して家庭的攻撃を受ける時だから、サタンは先生を攻撃できないから興進を攻撃したのです。最後の光州での講演時間にその事件が起こったのです。国が父ならば教会は息子と同じです。こういう立場でキリスト教が相変わらず反対をするので、そういう立場を蕩減しようとするので興進が祭物になっていったのです。

 キリスト教が地上で反対することによって、霊界のイエス様を中心としたキリスト教が地上に協助する道がなくなったのです。霊界にいるキリスト教の信徒の霊たちが、イエス様を中心にして地上に下ってきて協助しようとするならば、地上にいるキリスト教が反対するときには協助することはできません。ですから必ず祭物的な条件をささげて霊界と地上が連結しなければなりません。そうしてこそ祭物をささげた団体だとかその周囲を通じて、地上世界を通じて横的な代置運動で発展させていくのです。誰を通じて? 興進を通じて、興進を通して入ってきます。

 皆さんの知っているとおり、今まで霊界に行っているすべての霊たちと、真の父母の血族が霊界に行って直接的に関係を結んだことはありませんでした。そして霊人たちの願いは何かというと、真の父母と心情的つながりを地上で結びたいのです。しかしそれを結べないので地上にいた息子を送ってあげれば、霊界に行ったその息子と関係を結ぶことで……。すなわち、興進を通して地上に下ってきて、キリスト教を協助して消化する運動をすることができるというのです。そうすることによって、イエスを中心にしてキリスト教の霊界が地上に再臨して、全体の霊界が再臨することのできる環境が展開されていくのです。(一六一―八〇)

 霊界は真の父母を通じた、真の父母の管理圏内にあるのです。ですから霊界を主管する立場に父母様があるのと同時に、息子も主管できる権限を受け継ぐようになり、その息子を霊界から送るのです。送るのは連れてくるためです。連れてくるため、目的がそれなのです。

 来れば、父母を通じてきたのでここに定住できます。行かなくてもいいのです。定住しながら活動できるのです。分かりますか、何のことだか。ですからサタン世界が溶けてしまうのです。善なる霊がちょっと来て仕事をして行くようになると、相変わらずサタンがそうであり得ますが、今に至っては定住します。定住するのです。

 ここでサタンの愛によって死亡圏が生じたのです。死亡圏とは何かというと、往来できる道がないということです。(黒板に書かれたものを示しながら話される)死亡圏が生じたここに、興進君をこう送ったことで、死亡圏が断たれて出ていくのです。死亡の愛でなく、真の愛を中心にして死亡圏に勝ったのです。

 この中で父母様の愛を中心にした杭を打ち込まなければなりません。それで父母様を中心にして愛の杭を打ち込みました。この杭を中心にしていつでもここに来ることができます。いつでも往来が可能です。この道を妨げるものは何もないというのです。死亡圏に勝ったのです。天の愛の力をもって興進君が犠牲になることで、それを条件にして先生が特別な条件を立てて祈祷した基盤の上に立ったので、これを死亡圏が妨害する道はないのです。(一六一―八一)

霊界で今すべてそうではありませんか? 興進君がここに来て仕事をするのは、先生がとても苦労をしたので、天命を受けて来たのです。こいつらめ、このくそ犬みたいな者たちが、先生が今まで血肉をささげて積み上げてきた金のごとき塔を、このくそ虫どもが掘って食べているのです。それを知らなければなりません。ですから霊界が全部責任をもって、張り飛ばすのです。ぶん殴ることだけするのですか? ぶん殴ることが悔しいと不平を言う人たちがいるのですが、不平を言えというのです。時を知らない人たち……。その時の風に私が左右されないのです。

 先生もそういう話を既にすべてしました。霊的世界の定住時代が来るというのです。再臨復活を中心にして、統一歴史が再臨復活によって成されるのだとみな習ったではありませんか? 再臨して統一が成されるのです。そういう新しい歴史の転換時代に向かって天が歩調を合わせるために動けば、それに対して有り難く思わなければなりません。(一七〇―二八六)














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