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伝道ハンドブック
み言に学ぶ伝道の姿勢

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七、霊界を通じた伝道

  霊界を通じた伝道

 あなたたち一人を中心として命懸けで三時間ずつ一年を通して祈ると、その人が何をやっているかを見通すことができますよ。あの人はきょうどこへ行ったのだろう。デパートに行くに違いない。何時何分に来るといった場合には必ず来る。何を買ってくるのでしょう? 「どうしてお分かりですか?」。「それは分かります」。すぐ分かる因縁を結ぶ。そういう現象が浮かんできますよ。そういう体験をすることによって生きた神様を発見することができます。だから人に対して真心を尽くして、すべての忠誠を打ち込んで生涯の命を懸けてみたときにはそういうことができますよ。人は磁石みたいに引っ張られて必ず来ます。先生はそういうことをたくさんしました。夜通し祈れば朝必ず来る。そういう力がありますよ。分かりました? そういう背後の力、霊的世界の力、それを活用する能力の基台を自然に授けられたのが、統一教会の選ばれた食口です。

 伝道に行った場合には、道端を歩きながら、自分もたまらないで電柱を抱えて涙ぐむような路程が一日に何回もなければならないよ。そうなった場合には伝道は天や先祖たちが応援してくれるよ。それは霊界動員して夢に見て、道端で会って「はっ」ととんでもない人が引っかかってくる。「すみません」。「何ですか」。「実は、昨晩あなたと夢の中でお会いしました」。そういう現象が起こってくるよ。そういう人には伝道も言葉も必要ない。「私の言うとおりにしてください」。そういう一言で命懸けで従う。そういう一日を送るんだよ。そういう現象を起こさせないようになったのは責任者の不足である。責任者の足らないところからそうなるよ。

 いっぱいになってあふれる水みたいに親を慕う心に、信じられないこの世界において、たった一人のお方だけ、すべてをささげても価値が残る。すべてをささげてもそれに報いられるようなお方に侍ることができる自分。それを見いだしたときの感謝、それは表現もできないや。ああ、ぼくを知っていた、話しかけたい。そうすれば通じるよ。そういう心情が問題なんだね。説教が問題ではありません。神の心情にあふれた、「〇〇さん」という一言で、雄弁より以上の説教を代わりにすることができる。表情でもってね。実力は神が天下最高の実力者じゃないの。そこにコードだけつけておけば神の愛の電流が流れてきます。

 天がよこす食口を待つ時間というのは、今でも忘れられない。ずっと祈れば大衆の声が聞こえるようになる。「先生!」大衆の声が聞こえる。向こうは生死の岐路に立って救いを求めている。これを神につなぎ、引き抜けばすべてが通じるにもかかわらず、手が届かない。行かれない。こういうような苦しみ。これは神の心情である。

 いかにそれを乗り越えることができるか。どこかに穴があるんだね。行かれなくとも通じる穴は、どこかに一つはあるんだね。神は摂理のみ手をこの地上に、悪の世界に働きかけるんだから、その穴はある。そこを見つけたとするならば通じる道がある。それをいかに見つけるか。夜、昼にそれを見つけるために、苦労するその瞬間は真剣なものだよ。そうして、それを見かけて、通じて話しかける。そのささやく声というものは天下いずれのことをやっても求められないような神秘的な境がある。

 そういうふうにして朝からずっと待って、一日中待って、一日中二十四時間待ってね、そういうふうな境地で人がよこされてきたと思うと、地獄で苦しんでいる愛する子供たちからの電報や手紙を待つことより以上に深刻なものだね。一生自分のことも忘れて飛び回るような思いになるんだよ。慕い焦れるそういう心というものは尊いものだよ。そういうふうにすれば、神は必ず人をよこしてくるよ。その人に出会った時には、徹夜すのが問題ではない。二十四時間話すのが問題ではないよ。寝るどころじゃないよ。食うどころじゃないよ。座っていて立つのも嫌だ。暗くなるのも嫌だ。自分の心情を打ち開ける二人の間のその世界は、天宙すべてが注目する観に打たれるね。そういう立場で話しかけてみなさい。その人はどうなるか。帰れと言われても、帰りません。

 そういう因縁を拡大して、日本列島を生み直さなければならないのが皆さんの使命です。先生が劉教会長に初めて会って出発したとき、一つの場所に座って二十一時間過ごした。そういう体験があるんだから、いくら国が反対しても通じません。首を切っても通じません。今でもそうだよ。先生は深刻になればそういう境地に入るよ。そういう因縁のつながりで結ばれたならば、生死の境が問題じゃあないんだな。そういう主体性の心情圏を抱えたメンバーが地区長クラスになったら、日本は数百万になっているだろう。だから皆さんは真心を尽くす基準が、まだ及んでいないということを自分なりに悟らなければなりません。

  祈る

 だから皆さん祈ってみなければいけない。十人あるいは二十人、一〇〇人の食口があった場合、きょうはこの食口が必ずこの教会に来るんだ、来るようにさせるんだ、それを祈るんだよ。真心を尽くして、その人の立場に立って祈るんだね。そうすれば、その人がどういう立場に立っているかすぐ分かる。人間はね、自分が発展し善なる所に近寄る道があれば、良心がそのほうに引っ張っていく。だから良心は知っているんだよ。

 知っていた場合は、何気なく心の中でずーっと教会へ行きたいという気持ちがわき上がってくるんだよ。そうすると原理の道を思い出さざるを得ないよ。だからきょうは、誰々をこういうふうにすると試しをするんだ。そのおもしろさ。それがなければ食口は増えないというんだね。そういう実験をしてみるんだよ。原理の観点から見れば、完全なるプラスがあった場合には、完全なるマイナスは創造される。完全なるマイナスがあった場合には、完全なるプラスが現れてこなければならない。天の霊界は、プラスがある所にはマイナスが自然と生まれてくるんだよ。

 だから男女数が世界中、均等に保たれているのと同じだよ。東洋に男が生まれれば、西洋に女が生まれるかもしれないよ。すべてそういうふうになっている。だから完全なる主体があれば、完全なる相対は生まれる。創造の神は今でもつくり出していなければならない。だからある食口を中心として、自分は完全なる神のみ旨に立った自分として引っ張ってやる。祈ってやれば引っ張らなくても、ずーっと引かれる。それで恵みを渡してやる。そういう借金をさせてやるというんだね。そうすると向こうではそれに報いなければならないんだね。ちゃんと。

 だから、さあ、夕方来るか、朝来るか、何時までには来る、来なければならないと祈って待っている。それがもし自分の思ったとおりに午前中にピッタリと来れば、これは祈りの素晴らしさだ。私の願いは成った。そういう刺激が必要だよ。三日間圧縮して、その人を引っ張り出す。そしたらそのお母さんはきれいな着物を着たりして、のこのこやって来て、「地区長さん、教会長さんやってまいりました」。こう言う。そういう時には、自分の恋人に会った以上にうれしいんだよ。そういう体験あるの?

 そんなに祈ってやれば夜が明ける前に、朝門を開ける前に開けてちょうだい、開けてちょうだいと門の前で祈るようになるよ。そういうような話があるんだよ。そうすればね、もうついていかざるを得ない。来いという必要はない。来たらしかり飛ばす。来るのを願ったからそのとおり来たといっても、その反対に「何、この野郎、何で毎日こんなに朝早くやって来るのか」としかり飛ばす。それでもワァーワァーと泣きながら帰ってから、また来る。そういうような経験をもった責任者には、伝道しなくても人が増えていくんだ。

 だから考えてごらんよ。自分の一点を中心として、無限なる霊界を通して神に涙し得る方法、いかに素晴らしいか考えてみなければならない。そういうことを今、現実にやっていると思った時に、霊界があるや、神様があるや否や、そういうことを考えるかというんだ。とんでもないことだ。

 皆さんの前に何百人もの人がいるとして、その人々の救いをいかにして成すかを、日夜考えるならば、神は皆さんを通して働き、皆さんの計画は成功に導かれるであろう。だから、神から助けを得ようと一生懸命になるのではなく、神に対して「どうか人々があなたを受け入れるように導いてください」と祈り求めなさい。

 先祖がとても悪いような人を伝道すると、かえって逆に蕩減を負ってやられてしまう。そういうことがあるんだよ。だから、伝道する時は、いつでも祈って行く。ずっと祈ってみると、きょう伝道に行って会う人の蕩減がどうなっているのか分かる。基準のある人だったら、すーっと心が引っ張られていく。その強度によってあの人の先祖はいいとか、両親はどうだと分かるんだよ。あなたたちも、そういう体験しないといけない。体験してみると悪霊やサタンをすぐ分別することができる。ピーンと情で分かるんだよ。そういう体験を長い間積んでいくと、とても敏感になって、顔を見つめるだけで、あの人は良心的だとか、そういう人だとか見分けがつくようになる。

 先生は、牢屋にいる時は一言も話をしなくても多くの人々を伝道することができた。迫害の中で、全霊界が動員されて先生を守り、証をし、多くの人々を先生のもとに導いてきた。先生に対して、かくも助けてくださった神は、同じようにあなたがたを助けてくださる方である。しかし、信仰がなければ、神は皆さんを証し働くことができない。

 何よりも先行されなければならないことは、信仰的な伝統、すなわち教会を中心とした伝統が問題になるのです。この伝統を中心として数を確保するのであって、伝統なくして数を確保したところで、これは烏合の衆の勢にしかならないのです。






















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