本 郷
真の愛による交差祝福と国境撤廃
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六五〇〇双結婚式後の御言
日時:1988年10月31日 場所:一和メッコール工場


「七千人を捜し立てる摂理史」

 今度、祝福を受けた日本人で四千人は韓国に動員しなければなりません。それから、ヨーロッパから、世界各国からの三千人と合わせて、七千人は韓国の地に来て、汗を流し、涙を汲みつつ、生命を抱えるような実績を残さなければ、韓国を通して今まで摂理してきた神様の恵沢を受けることができません。だから、韓国の歴史に通じ、韓国の今の環境に通じながら、歴史的心情圏、現在的心情圏を結束しなければならない摂理的な意義があるのです。

 七千人という数は、旧約時代の北朝イスラエルと南朝ユダ、そこから始まります。北はカイン側だから、いつも歴史を通して反対してきました。南は頼っています。神様は預言者を多く遣わして、北に送り、啓蒙して一つにしようとしてきました。しかし、いくらやってもそれがまとめられませんでした。そこで、エリヤの時代において、アシラ偶像とバアル神に対する偶像崇拝を、信者を対決させて決断を下したときがあったのです。

 バアルの八百五十人近い祭司たちとエリヤ一人で戦いました。「生きておられる神様を、我々が慕わなければならない神様をその場で証して、それが本当に証された場合には皆、従いましょう」という条件でもって、バアルの八百五十人余りの祭司たちが先に祭壇をつくって神様に祈りました。その祭壇には水をかけて濡れるようにして、「一所懸命に祈って、あなたたちの神がその祭壇に火を下して皆、焼いてしまった場合には、それは真の神である。もしもできなくて、私がそれをやって成しえた場合には、完全に服従しなければならない」。そういう目的で祈りだしたのです。

 いくらバアルの神を中心として祭司たちが熱心に祈っても、何の現象も起こりません。最後にエリヤを中心として祈った場合に、天から火が下りてきて皆、焼いてしまったのです。それで、八百五十人以上の祭司たちも共に皆、焼いてしまいました。そういう聖書の内容があるのです。

 そういう結果をもたらした以上、すぐユダヤ民族は神様に従わなければなりませんでした。それが人間の立場であるにもかかわらず、かえって会衆はこれを憎み、殺そうとしたのです。

 エリヤは逃げて行って神様に直訴しました。「なぜ、こういう結果になってしまったか」と落胆して希望なく嘆いているときに、神様は通告したのです。「イスラエルにはバアルに汚されていない七千人が残っている」と。その七千人が問題であるというのです。

 「イエス様が来られる前にエリヤが来てすべてを準備する」というのです。旧約時代のエリヤの身代わりがイエス様だとするならば、新約時代の国家民族時代、国家的次元において、イエス様がエリヤの立場で来て、ユダヤ教会と一体となったとするならば、すぐに新、旧約聖書が完成される基準になるのです。

 それは何かというと、イエス様の前に神様が残してくれた七千人が待っているはずであり、その七千人の群れの中心者が洗礼ヨハネであったのです。だからイエス様を中心として、洗礼ヨハネとユダヤ教が一つになったとするならば、イエス様は死にません。


     ◆

 これを蕩減しなければなりません。成約時代は旧約時代、新約時代に成しえなかったすべてを蕩減しなければならないのです。サタンに勝ったという勝利基準を、神様のほうから立てなければいけないのです。もし立たせられなかった場合には、神様のほうがサタンのものになるのです。そういう基準から考えてみた場合に、成約時代において、先生を中心として洗礼ヨハネ的な多くの団体が生まれています。それは、エバを代表する女の団体も生まれたし、アダムを中心として男の準備団体、旧約時代、新約時代の内容に通じるような復活圏の、そういう指導者が生まれました。

 その者たちが一つになって、先生を中心として、もし七千人が一つになったとするならば、統一教会はこのような四十年の悲惨な歴史を残さなかったはずです。それが歴史以来、蕩減復帰に必要な重要な点になっているということを忘れてはなりません。

 七千人をイエス様が一つに成しえなかったそのことを、先生においては、いかなる難しいことがあっても蕩減復帰しなくてはなりません。十字架につけられる、牢獄に入れられる立場からイエス様が成しえない結果になったので、先生はダンベリーを中心として、世界的な七千人圏を復活させて結ばなくてはいけないのです。

 北、南に分裂させた旧約時代、新約時代を復活させて、それを結合しなければならないのが成約時代です。そういう使命を持って、先生はいかなる苦難の道をたどっても、これを果たさなければならないのです。

 それで、ダンベリー獄中において七千人の牧師教育をしました。一九八四年から、七千人の牧師、アメリカの重要な宗教指導要員を教育して、そこから始めて七万人にわたるアメリカのキリスト教の牧師の教育をなしました。七千人が国家基準とするなら、七万人は世界基準です。その中から七千人を引き起こして、昨年、韓国に連れて行って、七千人の牧師教育を一年で成し終えたのです。

 第三次イスラエル圏の教会の指導者がそれに立ったとするならば、第三次イスラエル民族は、国を超えて、北と南、東と西を通して、これを一つの勝利しえた基盤として、七千人を動員して、第三イスラエルの中心国家基準において、牧師とともに信者を一つになすという歴史的な意味があるのです。

 結局は、成約時代に完成されなかったとするならば、それは讒訴される条件になるのです。それを清算するために、先生はダンベリーで七万人から七千人を選んで、韓国に連れてきて教えたのです。これは歴史にないことです。

 そして、アメリカの教会は、今まで自分なりの方向を持って多くの教派に分裂していました。その分裂した教派を一つの方向に持ってきて、崩壊直前にあるアメリカのキリスト教が復活し、再び生き残るには、レバレンド・ムーンの方向に歩調を合わせなければ希望がないという、はっきりした方向性を見いだしうるのです。

 キリスト教会をアベルとすれば、アメリカの国はカインです。アベルもカインもレバレンド・ムーンの方向に一致しなければ、アメリカも教会も滅びます。アメリカの国民、国の方向をまとめたというのは、それは世界的です。民主主義の指導国家、アメリカがそういうようになったというのは、キリスト教全体を代表した国だから、これは世界的です。

 だから、民主主義に、キリスト教文化圏に世界各国の代表的メンバーを連れて来て、牧師とともに韓国という故郷の地に一体化するのです。故郷において、洗礼ヨハネを中心としてイエス様と一体化を成しえたのと同じなのです。

 その故郷たる韓国自体は、北と南に分かれています。それを統一するのです。これは歴史的蕩減のすべてを払った後にできることであって、そうでなければ蕩減完成はなされません。これは原理観です。

 世界的共産主義、その先端が金日成です。彼も「アボジ」というんですね。共産主義国の中で一番、悪辣な国の指導者は金日成です。あらゆるテロ団を養成して送っています。民主主義破壊のためにそういうことをやっているのです。それで南のほうは、民主主義世界のキリスト教会を中心として先端になっているのです。

 今までキリスト教と統一教会は分裂していました。大変です。アメリカを中心として教会と国を引きつけ、統一教会の先生を中心として引きつけなければなりません。いくらアメリカが大きくても、いくらアメリカに教会が多いといっても、将来の道はありません。数多くの学者たちの常識では、もうすでに統一教会の教理でなければ、キリスト教の崩壊直前にある教団、教派を治める道はないという結論に到達しています。

 アメリカの五十州の州政府の議員、七千人のうち重要な半分の全部が、教育を受けたいと言うのです。七千人中のアベルだけ、優秀な者だけつかんで引っ張れば、州の国会も引っ張ることができます。中核のメンバー三千五百人を教育すれば、直ちにワシントンの、合衆国の議員の中核メンバーと通じるのです。


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 そのように、名実共に新しい方向性が先生によって提示されました。それ以外に希望がありません。特に共産主義に勝利しうる何ものも持っていないのです。また、青年層の崩壊問題、倫理的堕落の極致に落ちてもがいている姿、人間のくずみたいな若者たちを収拾する道はありません。原理以外にないのです。ドラッグを飲んでいた者が、統一教会に入って愛国者になり、聖人のようにりっぱな若者になってよみがえっているのを、アメリカ、各地の指導者たちはよく見て分かっているのです。

 こういう共産主義の防衛、性倫理の問題、キリスト教の再復活、アメリカにおいて一番重要なこの三大問題、これを収拾する何ものもありません。いくらアメリカの文化水準が高いといっても、軍事力でも、政治力でもできないのです。科学システムでも操作できない、そういう現状を眺めた場合、たった一つ希望なのは、文鮮明先生を中心とする世界観です。

 日本と韓国はアダムとエバです。アダム、エバが組まれたとするならば、アダム、エバの前にはカイン、アベルが一つになって統一するのです。それは原理観です。

 アメリカを見た場合にアベルはキリスト教、カインはアメリカの国です。それが一つになっているのです。先生と君たちから見た場合には、縦的に子女関係です。縦的観においてカイン、アベル、イエス様が子供の使命を果たして親の使命に上がるようになったのです。親になるには、子供として勝利しえた基準を超えなければ、親が生まれてきません。そういう観点から見て、先生を中心として君たちは子供の立場にいるのですが、上下関係、垂直基準においてカイン、アベル関係なのです。

 これに伴って先生を中心としてみれば、神中心に見た場合に韓国と日本はカイン、アベル関係だから、真の父母と神様から見た場合に、これは横的基準においても、カイン、アベルに通じます。それは天と地を縦的に、先生と神様が通ずるのです。それが一つになるのです。アメリカはもうすでに一つになっています。そうなれば、民主主義世界のカイン、アベル圏は、もうすでに神のほうに一体化されているという結論です。

 そういうふうになったとするならば、サタンはこれ以上、上がることはできません。その時期がたっているから、共産圏無神論、神がいないと主張することは、世界的にできないのです。それで民主主義側がアベル圏として勝利圏をえたとするならば、カイン圏の長子圏を奪うことができます。だから共産主義側は下がるのです。

 完全に父母を中心として、カイン、アベル圏を自由世界に立たせた場合には、いくらサタンが強くても、原理原則に従わなければなりません。

 だから、自由世界のほうにサタンは頭を下げざるをえないのです。アジアから始まるその代表的な国が中国です。先生はそういう時が来ると思って、ずっと以前から準備していました。それが回りだしたら、早く引きつけなければなりません。アメリカも、世界各国も知りません。知っているのは先生だけです。


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 それで一九八一年の第十一回の科学者会議(「科学の統一に関する国際会議=ICUS」)においてすでに発表しました。中国を共産主義から分割させ、引き出さなくてはいけません。いかなる犠牲を払っても、日本とアメリカが一つになってこれを成さなければならないのに、日本も知らないし、アメリカも知らないのです。知っている者は先生だけです。日本からアメリカへ移動して、韓国を通じながら、中国への方向を開かなくてはいけないのです。

 それで今、日本で韓日トンネルを掘っているのです。世界平和高速道路、それはなぜそういうことをしたかというと、高速圏は主管主がないのです。日本を通った場合、四マイル幅の平和高速圏は日本の地ではありません。そこには日本の法的権限は及びません。そういう自由緩衝圏をつくるのが高速道路を造る理想なのです。韓国も、中国もそうです。

 そうすることによって、第二世を一か所にまとめることができるのです。世界の二世は世界に通じます。自由の世界に第二世は行くのです。まさしくエジプトにいた六十万のイスラエル民族と同じように、今までの苦労の果てに尽きた、その場をけ飛ばして、自由の世界に通じる希望をかなえるような、共栄高速道路構想圏です。

 飛行場もつくるし、ホテルもつくります。それは最高スピードで走れる高速圏です。一挙に東京からロンドンまで走るのです。だれも文句を言いません。ロンドンに着いたとしても、移民局のうるさい者もいません。外国人だとか区別して調査することもありえません。こう見れば、国を超えても世界に向かおうという青年たちの自由圏を確保するための計画であったのです。

 先生の構想の内容は、韓国を通して中国を援助しないといけないということです。中国には、三百万近い僑胞が住んでいます。日本も百万近い僑胞がいます。アメリカもそうです。ドイツも十四万住んでいます。こういう僑胞を先生は動かすことができるのです。

 こういうふうにして各国の僑胞を組ませ、各国の技術を結びつける、それが先生の、普通の人間の持っていない非凡な力なのです。統一産業も、そういう意味において、今はもう世界的な機械工場になっているでしょう。

 未来に向けて来るべき時を知りながら、対して準備する者は残るし、準備しない者は消えていくのです。こういう観点から見た場合に、日本をもしエバ国に立たせなかったとするならば、日本も流れていたでしょう。流れていくのを防備するのに、アダム国家、韓国と日本、国を超えて完全に切り換えて、交差線をつくらなければならないのです。家庭が堕落基準において交差線をなしてサタン世界になっているから、反対の方向に変えなければならないのです。

 あなたの家庭は日本の家庭ではありません。日本に行った場合にはだめです。韓国に来て、中国へ、世界へ向けて行くのです。

 そういうような歴史性を通じながら、先生は準備せざるをえない公的使命を持っているから、かなり難しい環境に追われても準備せざるをえないのです。準備しないで時が来た場合には、全部、運勢は過ぎ去ってしまうのです。

 時は人を待ちません。人が準備して時を待たなくてはなりません。「時が人をつくるか、人が時をつくるか」。人が準備して時を迎え入れなければなりません。だから、先生はこのために交差結婚をして、男女逆に回して四位基台をつくったのです。今からは、新しい第三イスラエルが出発するのに、世界的基準を乗り越えて、世界的に飛躍する時代に入るのです。


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 もう結婚式を終えたでしょう? 日本人の父母たちが反対して腹を切ると言っても、もうやってしまったのだから、しかたがないのです。それは死ぬだけかわいそうなのであって、我々はビクともしません。

 韓国もそうです。何というか、国粋主義。礼儀正しい東洋の国として、高らかな権威を持っていた韓国です。千年以上、中国の指揮下にあっても、韓国の女は中国人と絶対、結婚しませんでした。死んでもしなかったのです。無理に強制されたときにはしかたないのですが、それ以外に願って結婚する者は、家庭全体が、韓国風土全体が許さないのです。そういう伝統があるのです。それが日本人と、怨讐と(結婚する)、それは易しくないことです。

 先生がなぜ日本を愛したのでしょうか? それは神を知らないと、とてもできないことです。一番、悪辣な怨讐が恩返しの大物になったというのです。

 復帰の道をたどって反対に帰っていくのに、怨讐を愛さずしては帰れないという原理原則があるのです。個人だったら個人の怨讐を愛した後でなければ帰れないし、家庭で帰りたかった場合には、家庭の怨讐を愛した後に神様の方に帰ることができるのです。国の立場で帰りたいならば、国の怨讐を愛した後に世界に向けて帰りうるし、世界の怨讐を愛した後に、世界的天国に入る権利があるのです。

 サタンが「わしはサタンになった天使長であるから、法を犯したから、天の掟に制御されるのは当然だけれど、神様自体は絶対なる神であるから、神様自身が立てた原理自体は絶対である。その原理観から見た場合には、神様と完成されたアダムが天使長を愛しながら天国に入るようになっているのが原理ではないか」と神様に問えば、神は「そうです」と答えざるをえません。そこに引っかかっているのです。これは今まで、宗教界、人間、だれも知らない秘密です。神様とサタンだけが知っていたのです。

 イエス様も、自分の胸に槍を刺すような怨讐に対して、罪を赦してあげるような愛の柱を立てました。だから、そこから神に向ける新しい個人、氏族、民族、世界の門が開かれたのであって、それがもし立たなかった場合は、キリスト教は地上に残りません。

 同じく、先生は韓国人であって、日本人の怨讐です。日本人とアメリカ人は怨讐、アメリカとドイツは怨讐、四つの怨讐が集まって、迫害し、反対するアメリカに対して、アメリカを最も愛するアメリカ人の愛国者より以上愛したという条件を立てなければ、世界的に帰る道はありません。それを成してきたのが先生の立場です。

 そのようにして、韓国に来て勝利的な天運の風をもたらしました。韓国政府が先生の話を聞かなければ大変なことになります。日本もアメリカも自分なりにやってみなさい。天使長の宇宙ではありません。エバ国だけの宇宙ではありません。アベルの宇宙ではありません。カインの宇宙ではありません。主人はアダムであり、アダムの宇宙です。

 今は共産主義も廃れ、民主主義も廃れ、残っているのはレバレンド・ムーンの世界的思想、それだけが残っているのです。その思想は左翼でもない、右翼でもありません。アメリカは今、もう世俗的な人本主義、それは動物的な人本主義と同じです。これは共産主義と同じなのです。だから、頭がないもの、まひした頭脳につながった手足のようなものが、世界を指導する道はありません。今、必要なのは頭翼思想、ヘッドウィングです。

 民主主義、それは思想でも何でもありません。それは政治体制です。理論ではないのです。世界の哲学者たちが先生の前に習わなければならないのです。今後、レバレンド・ムーンの思想以外には、世界を指導しうる道がありません。

 それから、神のみ旨を中心としての勝利の基台が決定的に、着実に、現実の歴史過程、現実の生活過程において、どういうふうに進行しているか、はっきり教えています。神様が毎日の生活をリードする主人として、話だけではない、信ずるどころではない、体恤です。

 君たちも活動しながら霊界で案内されて、「はい、あなたが来られるのも昨晩から分かっておりました」、そういうことがたくさんあるでしょう。謎話みたいな、おとぎ話みたいなことが現実に起こるのです。

 こういうこと自体、偉大な運動です。霊界と地上界がどこでもって越えるようになっているのでしょうか? これは人間世界でもって、切り替えすれば、霊界は下がってくるのです。共産主義が滅亡すれば、霊界はそのまま地上に降りてきます。降りてきたときに、直接主管と間接主管、それを真の愛でもって結ぶのです。

 人間の責任分担が成就されて神直接圏に通じうるのです。アダム、エバが責任を成就して結婚するとき、直接主管になります。神が垂直的にこの夫妻の中に入らなければ主管できません。そうなった場合、地上天国です。今まで堕落圏が皆、一緒になっているのです。悪の人が上にあって、善の人が下になっています。それを逆さまに、頭翼思想を中心として頭が上がってくるのです。左右まひしていたから、ちゃんと頭が上がってくるのです。


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 日本の四千人と西洋諸国から入ってくる三千人を合わせて七千人の家庭、あるいは勇士を固めて、韓国に模範を示さなければなりません。

 北方イスラエルの滅亡の中に、その中にも神様が信頼しうる者があったように、韓国の中に、神様が認めるような七千人を確保して、先生と一つになったとするならば、サタンはどうにも手をつけることができません。そうなった場合は、北韓も大変な立場です。原理原則を果たすような基準を立たせた場合には、ふろしきを包んで消えていく、そうなるから待っていなさい。

 七千人を集めるために、日本は四千人にしようかな? なぜですか? エバは地を象徴するから、東西南北を象徴する四数です。天使長は三数を象徴します。先生、韓国に対して相対的な七数をまとめて、七千人の歴史的蕩減とともに、それは堕落した結果、完成数の七数を失ったのだから、その数がアダムを中心に結束することによって、その条件の基準になるのだから、これをやらざるをえないのが原理観です。

 四千人はここで韓国にとどまって、これから来る三千人を、平面的、東西南北基準にして、それを迎えてまとめなければなりません。

 東洋文明と西洋文明を考えてみた場合に、西洋文明が先になっているでしょうか、東洋文明が先になっているでしょうか? 昔は西洋文明でしたが、今はそうではありません。西洋文明がアジアに向かってきています。潮流が今、逆になってきているのです。今までは東洋が西洋を頼ってきたのですが、今は反対になっています。だから七千人を結束させるのです。偉大なことです。

 その七千人は一体どういう立場かというと、アジアにおける「世界の氏族的メシヤ」として、イエス様と同じ立場です。氏族的メシヤとして、民族を率いるために世界に送らなければなりません。

 だから故郷に帰って訓練するのです。故郷はどこでしょうか? 日本ではありません。韓国は今、先生の故郷に行く途中です。これは、イスラエル民族がヨルダン川を渡るときと同じで、それを越えていかなければならないのです。

 日本の君たち、もし金日成が戦争を起こした場合には、一緒になって戦う者はだれでしょうか? 金日成がサタンの天使長であるなら、天使長に先に負けたのがエバだから、日本の若者を連れて三八度線へやる(送る)というのは原理です。それは先生の話ではありません。

 そういうことを言ったら大変です。「文先生は韓国人だから、日本人を皆殺すために、いろいろな悪辣な方便や作り話を言っている。聞いていて何のことか分からない」。分からないなら死んでしまいなさい。(笑い)

 戦争が起こったら、だれが責任を持つのでしょうか? 韓国を失った場合には、日本はペチャンコになります。太平洋にもぐり込むかもしれません。火山帯の真っただ中にある日本列島は、一晩で沈んでしまいます。そうならないとはいえないのです。


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 ところで、四千人がとどまった場合には、砂を食べさせるのですか、木の葉を食べさせるのですか?(笑い)(「食料です」)。それは日本が責任を持つ、はっきり日本が責任を持つのです。

 この前、七千人については、先生は三年前に要望しました。「今後、七千人を韓国にいつ呼ぶか分からない。時を待ちながら四千ドル以上を準備せよ」。それは韓国の地で活動する費用です。それは飛行機代も含めて言うのではありません。

 先生はここを終えたら、すぐアメリカに行きます。向こうでは、先生は今から大変です。ここも必要だし、向こうも必要だし、反対のほうも必要だし、先生は大変です。だから、かわいそうな先生を助けるようにして、何の心配もなく、よく先生の身代わりとして闘ってほしいのが先生の希望です。やりますか、やりませんか?(「やります!」)。帰りますか、帰りませんか?(「帰りません!」)

 こういうふうに言うと、「ああ、先生がそういうことをもっと早く言ってくれていたら、わしは日本人同士で結婚しなかったのに、なぜ教えてくれなかったのか」。復帰摂理は教えて、やるのではありません。悟ってやるものです。しかたがありません。やりようがないのです。

 神の願う新しい先祖の血統を残すのです。そういう意味において、韓国に来て何をするのでしょうか? サタンの住んでいた巣、住まいを掃除して、かき集めて焼いてしまうのです。それを具体的に説明したら、皆、逃げてしまうからそれは話しません。(笑い)それをやりますか、やりませんか?(「やります!」)

 それを韓国の男と女がしないとするならば、日本の男、日本の女がしなければいけません。引き起こして共に一つになることによって、アダム、エバの家庭の基礎が始まるのです。あなたたちは礎です。

 女がアダムを反対に引っ張って失敗させたのだから、今度はエバ国家から日本人が来て、アダムを正して、神の前にまとめておかなければいけないのです。真剣です。それは先生の話ではありません。原理の話です。

 だから、日本的悪辣な血統を混ぜるなというのです。堕落的な韓国の血統を混ぜるなというのです。神様の願う新しい先祖の血統を残して、新しい血統の礎を設定しなければいけないのです。エバがそれをすべて失ったから、日本で皆、確保しました。それで、それをどういうふうにしてつなげるのでしょうか?

 四千人が一つになりなさい。同じく結婚したのですが、日本人同士やった(結婚した)のがカイン圏で、日本人と韓国人でやった(結婚した)のがアベル圏です。長子権復帰したときには、こちらの権限の下には、日本は引き入れられるべき立場に立ちます。はっきり教えるのです。

 韓国人と結婚した者がたとえ下の者であったとしても、日本人同士結婚した者は、彼らを尊敬しなければなりません。なぜなら、兄さんになったからです。家庭的兄さんです。そうして長子権の基準を平和的にまとめないと、韓国人との間で生まれた子供と、君たち日本人同士から生まれた子供と結婚できません。平準化、家庭的基準が、こういう国を超えて、思いもよらない、この場でもって教わるという、恐ろしい天的使命を感じなければなりません。


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 一万人近い日本人がここに来ています。一万だったら村まで通じます。大変です。それは八寸までです。八寸というのは、日本の果てまで、部落の果てまで、倒れかかった、廃れた、生き残ったおじいさんまで通じるような基準になるのです。つなぎなさい。

 それで、この前言ったように聖婚献金をしなければなりません。なぜそういう話をするのでしょうか?

 日本が神の祝福圏に生きるため、旧約時代は万物、新約時代は子供、成約時代は父母です。今、先生を中心にして、統一圏において初めて、日本の国と韓国の国から世界統一圏の一つの記念すべき世界国家の発展が生まれてくるのです。献金すれば、世界的神の所有圏になります。日本に差し入ってくるのです。家族、親戚まで、今度の祝福のために一銭でも出してもらいなさい。出した者は神の干渉圏に入るのです。そのことによって、彼らの先祖たちが直接、降臨して干渉する条件になるのです。

 なぜかというと、アダム、エバが堕落しなかったならば、世界は神のものであり、アダムのものであり、エバのものであり、その世界では、天使長はどこでも自由に援助したのです。それと同じように、真の父母を中心として、天の心情圏を世界的に打ち立てて、アダム、エバは一つの家庭基盤を造って、ここにつながる日本の地に、物の条件を立てる場合には、日本が救われることになるから、これをしなければ大変なことになります。それは神の方に元返る一つの条件になります。回れ右するのです。だから一所懸命やりなさい。

 そのために募金運動です。各自、徹底して帰らなければ、日本がどうなるか考えてみなさい。そのために先生は真剣に言っているのです。金が必要で、言うのではありません。それは、エバが天使長を復帰しなければならないのです。天使長に引っ張られているのだから、アメリカを救うためにやっているのです。アダムの国の解放は、エバが援助しなければならないのです。それ、原理でしょう? 先生の話ではありません。日本の金は、韓国を通して大陸に移動するのです。

 アメリカ、天使長国家の場合は、肌の色が違います。一人の白人と一人の東洋人が殺し合いをして問題になった場合には、全国の白人は、全国に広がっている黄色人種を迫害します。東洋が分からないからです。それを分かるには、中国につながる十一か国、中近東、ソビエトまで拡大して、天の圏を広げるのです。そのささげ物としてささげる物であるということを、はっきり覚えてもらいたいのです。

 それで、今度帰る前にそれに記入して、できれば一銭でもいいから親戚からもらうのです。「結婚しました」と言って。献金箱を背負って、(笑い)「いくらでもいいから入れてください。女は韓国の地にそのまま待っていますから、りっぱな家を造ってやらないと、一族滅亡します」と言いなさい。(笑い)強盗したらだめですよ。(笑い)

 そうすることによって、神中心に、両国を中心とした新しい国をつくるのです。

 今から父母を中心として、北韓に目を向けて南北統一圏を形成していかなければなりません。ここに芯棒ができています。渦巻きの芯棒です。回った場合には、芯棒を中心としてどんどん深くなっていく、霊界がどんどん下がっていくのです。これが回れば、渦巻きに巻かれ、その中にどんどん入るのです。そうすれば、霊界と地上界が一体化し、サタンが住めるわずかの場所もなくなります。そこから天国が生まれるのです。

 それでここにいる者たちは、サタンの巣、サタンの一番悪い所を掃除するのです。それは、どういうことまで命令するのでしょうか? 「おい君、夜の女の街へ行って、それを皆、整理してこい」。征伐ではないですよ。(笑い)引っ張ってきなさい。引っ張ってきて感化させるのです。それは、あなたたちの姉さんです。サタンに食い込まれている、のみ込まれている姉さん、妹なのです。解放しなければなりません。

 エバが堕落してそういうふうになっているのですから、そこまで行かなければならないのです。そのとき、君たち、堕落するのではないですよ。男はすぐ行く、すました顔をして悪い所に行くのです。そして、逆に教育するのです。そういうことをやらせるかもしれません。


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 「家庭軍隊」です。「家庭軍隊」という言葉がありますか? 統一教会の辞書には「家庭軍隊」という名前があるのです。(笑い)

 君たち、先生が「東に行け」と言ったから行きました。「西に行け」と言ったから行ったし、「船に乗れ」と言ったから船に乗りました、船酔いしながらも。(笑い)よく先生に訓練された名門の出身の、ちゃんとレッテルがついているから、それはもう当たり前のように動くようになっています。三八度線を越えて、北にだれが行くのでしょうか? 笑い話ではありません。

 旦那さんにとって一番、愛するのはだれですか? 妻でしょう? アダム国家に対して一番、愛する国はどこですか? エバ国家でしょう? すぐ前までは怨讐国家という観念がありましたが、今からはそういう観念を超えるのです。境界線を超えるのです。これがちょっと残っても引っかかるのです。引っかかった場合には超えていないからです。早くきれいに超えてくださいね。

 今後、結婚した者が来た場合には、会長も尊敬しないといけません。家庭から見た場合、彼らはアベルのアベルです。兄さんの立場にあります。そうでしょう? かといって、「小山田、来い!」なんて言ってはいけませんよ。(笑い)

 こう見た場合、韓国人と結婚したのが良かったのでしょうか、悪かったのでしょうか? 日本人同士で結婚したのが良かったのですか? まあ、皆、笑ったから分かりますよ。本格的なことを訓示しているのです。覚えていてくださいね。

 一世たちは、僑胞と結婚した日本人はかわいそうでした。今からはそうではありません。韓国人と結婚した日本の男、女は兄さんになっています。長子権の核についています。だから、日本の祝福家庭、久保木の家庭も、どこかに行った場合に、「先生の使いの者として来た」と言っても悪くはありません。そういうふうになったとするならば、韓国の僑胞は膨大な金を持っています。日本人もその金を自分のために使ったら罰せられます!

 だからといって、「韓国のために使え」と言うのではありません。アジアのために、世界のために使いなさい。先生は韓国のために使いません。君たちをここに引っ張ってきているのは、韓国のためではありません。アジアのためです。韓国の利益のためだったら、先生は偽物になる! そういうはっきりした見解を決めておかなければいけません。

 この期間、先生が話すことは、ちゃんと録音されて歴史的な宣言になっています。それは霊界にも、そういうふうに記載されているのです。それは、憲法制定の際、この内容を参考にして制定される、というようになるのです。そのことを貴重に思いながら、新しい家庭の出奔(出帆)を頼もしくなしてくれるよう、先生はお願いします。新しい日本人になりなさい。

 だから、自分の姉さんが韓国にいる、自分の兄さんが韓国にいるのです。切ることができない心情で結ばれているのです。韓国に、もう自分が引っ張られていくようになっているというのですね。そういうふうに考えて、古い日本人にとどまらないで、新しい日本人になるようにしてください。古い日本人は、アジアを制覇して日本の足場にしようとしたのだけれど、新しい日本人は、アジアを救って、アジアの足場になるようにアジアをつくり、アジアのために金をつくり出すのです。

 それには「科学技術平準化」をしなくてはなりません。「優秀な科学技術を第三世界に送り込んだ場合には、自分たちの将来がない。原料資源が皆なくなる…」と(言う人がいますが)、ばかなこと言うのではありません。何でも自分のものだと思っているのは、とんでもないことです。

 韓国の男、女、絶対に日本人に負けてはなりません。韓国の女が日本の男にけられるような、そういう者だったら、アダム国家の女ではありません。

 それから、男として、女に対して、金がないといって「日本に行って、お金をつくって来い!」と言うようなやつが今までいました。そんなばかな者は死んでしまいなさい。(笑い)先生より以上働けば、先生が出してやります。韓国人の、乞食みたいな女、男で、アメリカに行って三年以内に家を持たないような男、女はいません。それと同じように、先生が君たちに教育してあげます。

 四千人の後に、三千人が来ます。君たちは前に来ておるから、彼らを教育して、りっぱに天使長の権限、エバの権限を合わせてアダムの権威を立てるように準備しなければならないのが、今、貴重なこの時間の意味です。


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 さあ、これからこの四千人の仕事は何ですか? 新聞をもってただで奉仕するのです。君たちの手腕だけあれば、もらってもいいし、もらわなくてもいいのです。(笑い)それは君たちの手腕次第です。一年半から二年間は、ただ配るのです。

 感動させて、「金を出さなくてもいいです」と言っても、かわいい奥さんたち、素晴らしい日本の男たちの前に国の恥を見せたくないという、そういう限界、それは感動するようになっているのです。韓国人はそうなるのです。そういうふうにして、一年半以内にそれだけやるのです。「消費組合」は、全国的組織を先生がちゃんと持っています。君たちは信用ないのですがね。

 今、先生が世界に対する援助を少なくして、君たちに自由にやったらどうなるでしょうか? 金を懐に膨らませて回った場合にはどうなるでしょうか? 悪者になって流れていくのです。先生はそれを承知しています。金は一銭もなく、ふろしき一枚しかない者のように、そうでなければ何もできません。統一教会のメンバーは皆、流れていくのです。

 先生は十何年間、アメリカへ行って公的に使ったお金は、一銭も自分のために使っていません。公的に使う場合も、すべて報告して使います。

 国を治められない立場で、自分が所有権を持つという不孝な息子、不忠な息子になってはいけないというのです。天宙分け目の戦いの一戦にあって、勝者にならなければなりません。

 北韓の峠、中国の峠、ソビエトの峠をいかに勇んで越えるか。重大な時期に来ているということを覚悟しなければいけません。目標を決め、突進しなければならない、君たちの運命というよりは宿命です。運命は変えることができますが、宿命は変えることができません。

 蕩減復帰を果たす、神様のみ旨を果たす宿命です。日本の運命圏は、真の父母の子女としての貴い宿命の道を選びました。すべてを乗り越えて立った、宇宙の保証しうる自分自身を固めつつ、未来の先祖として、教育の材料として残してもらいたいのが、先生の話の結論です。

 それで先生は、生涯を懸けて後世に残しうる、国を超えて、太平洋を超えて、すべて感謝に迎え、貴さを思いつつ、その材料が欲しいから生涯を走り回ってきました。

 日本人も架け橋みたいになって、韓国人、中国人、ドイツ人もそうです。材料をつくらなければなりません。霊界に行くと、貴い歴史的材料と貴い心情、その二つ以外はありません。金儲けして何するや。出世して何するや。必要ありません。霊界に行って、人をどれだけ愛したか、その愛の量、そのキャパシティーが問われるのです。

 神に代わるご父母様の前に、自動的にひざまずいて尊敬する女たちを、生涯懸けて見たいものです。深刻です。父母が獄中にいたとしても、たたえられる父母を持った子供、その子供は幸福です。後孫において、未来にジャンプするくらいの歴史的材料を残していくのです。

 四千人を韓国に残していくから、日本に残るのは三千人くらいかな。その者は三倍化活動をしなければなりません。今後、帰れば、勤労青年を教育しなさい。「先生の懇切な願いである」と訴えるのです。日本国民を代表した四千人は貴いものです。先生の話したことを心に銘記して、生涯懸けて勝者になりたい者、両手を挙げて誓いましょう。






















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