本 郷
真の愛による交差祝福と国境撤廃
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本郷人集会
日時:1991年8月22日


 文化と人種を超える前に、習慣と伝統を克服しなければなりません。それはたやすいことではありません。

 歴史は、戦争の歴史をずっと積んできました。悪いものを皆、整理してしまうことによって、平和の世界が現れます。勝利したものばかりを中心として平和の世界に到達するという思いで、個人からブロック的に、民主主義、共産主義という世界的なブロックを中心として闘ってきました。民主主義は民主主義なりに、共産主義は共産主義なりに、自分たちを中心として平和世界に到達せんとしてきた、この歴史でした。

 しかし、今度の三日間のクーデターで、冷戦体制の共産主義は完全に直下し、消えていく時代に入っていきます。これは、摂理的観点から見ても、また歴史的に見ても、当然あるべきことです。区切りをつけて方向を定め、整理する一つの方便として、なくてはならない良いチャンスです。

 それでは、共産主義がなくなったとして、民主主義はどうなるのでしょうか? 民主主義の今の指導者たちは、“共産主義がなくなったんだから、今に民主主義が来る。自分たちが指導権を振るい、世界を支配する。民主主義が希望だ”と思っていますが、共産主義の滅亡とともに、民主主義時代もまた、その後を追いかけ、急激に転げ落ちていきます。これが、民主主義の今の世界的状況です。

 こうして見ると、人間を中心として考えた主義主張、思想といったものは、すべてつまずいてしまいました。民主主義は、復帰路程から見ると、兄弟主義です。兄弟は争います。そうでしょう? 一家を中心として見た場合、兄弟、男の子、女の子、姉妹関係があります。兄弟関係から見ると、女は女なりに、男は男なりに和合できません。兄弟同士も姉妹関係もそうなっています。自分を主張する内容の人格を持つ限り、その世界から競争の影は消えていかないのです。これは歴史を通して見ても、人間生活を中心とする家庭基盤においての実情です。

 そのような家庭を、より拡大したのが、国家です。日本であれば、一億二千万人が一億二千万人の人格を持っています。一億二千万人がそれぞれいろいろな方向性や目的性を持っているのです。その背後に日本の文化があります。それを構成している内面にはいろいろとあります。政治、経済、文化等、ありとあらゆる学問等々、それらが皆、それらなりの方向で日本文化の上に連綿とつながり、世界に向けていくのです。

 では、その主流は何でしょうか? 日本文化を中心として世界に向く主流は一体何でしょうか? それが分からないのです。「日本精神だー!」と言えば、藩士を中心としたチャンバラ、あのような精神です。主従関係、絶対服従という状況は、民主主義世界では適応しません。縦的な関係、縦的な一面の方向によって適応した時代もあったかもしれませんが、今日のような、垂直、垂直とともに平面、それから球体を要求する世界的時代においては、それは適応しないのです。

 それでは、日本と日本文化が行くべき方向、主流は一体何でしょうか? それを答えることはできません。

 これは、元をたどれば結局、日本人に帰結します。日本文化は、日本人個人個人に帰るのです。日本人といえば、日本の男と女、二人に帰ります。そうでしょう? そこから出発して、一億二千万人にも拡大したのです。ゆえに、それを縮小した動機という基盤は、男、女に帰ります。その男、女とはどのような男、女ですか? 日本文化を代表し、日本文化が願う理想的な男、女を指します。そのような男、女は一体どんな男、女でしょうか? それは分かりません。

 ですから、主流的なその人格を備えた日本の個人的な男、女は、女を中心として日本の文化をつながなければならないのです。つないだその文化は、理想的な男、女が願うところの目的とつながらなければなりません。目的と原因が一致したとするならば、その家庭がいくらジグザグに行ったとしても目的に到達するのです。

 問題は、個人の人格を中心として、原因となるすべての文化の原因、動機となる基準と、それが到着すべきターミナルポイント、終末的な終点的なその目的観が、いかに一致するかということです。これが問題です。

 そのように見た場合、文化を引っ張っていく日本精神、いくら荒波が押し寄せてきても、そのすべてを跳ね返し、乗り越えていく主導的な精神、それがあるでしょうか! そのような精神があったならば、それは個人の峠、家庭、氏族、民族、国家、世界まで、あるいは永遠の世界の理想まで考えて、日本精神と世界精神とつないでいるかというのです。

 人類と日本というものを分析すると、二人から始まります。そうでしょう? 世界、人類を考えた場合、五十億の人類が今生きているとしても、その出発点は同じです。一人の女、一人の男です。それゆえ、世界的な理想を掲げた男、女になるのです。日本文化は、世界的な主流思想を持ったものに消化されなければなりません。ついて行かなければならないのです。大きいものが中心になるのです。

 このように見た場合、世界主義、世界思想、それに増して天宙主義、宇宙主義となるのです。宇宙主義と言えば、国家主義や家庭主義ではありません。個人、人生、人生観というものや家族、国家、世界、それらはずっと止まる所を意味します。住む所です。「家」は住む所です。国は国民が住む所です。世界は世界人が住む所です。それは、対応圏にはなりますが、中心ではありません。

 中心は人間なのです。世界主義を唱える世界人です。統一教会は天宙人です。それにも増して、統一教会は神主義を唱えています。天宙人は相対圏に立ちますが、神主義は主体圏に立つのです。

 それでは、そこにつながる日本の文化になっていますか? 日本文化自体の内面に生活する日本人が、個人から出発した日本文化の終着点に一致している完成した人格を持っているかというと、さまざまです。千里の道を一里も行かないうちに、方向がまるっきりなくなってしまいます。めちゃくちゃな方向を持っているのです。


     ◆

 そういう中にあって、君たちが日本を捨てて韓国に来た目的は一体何ですか? 男、女を求めて来た、結局それです。その男、女は、日本の文化圏に付属する者より世界的に広い高い内容を持っています。世界主流のほうに近いのです。そういう者たちが、日本の先頭に立った場合には、彼らによって環境が整えられるのです。

 自然を見てみましょう。きれいな主流に流れ込む水が、公害で汚染されて濁っていたとしても、主流の清い水は、「私は君と混ざりたくない」と言うことはできません。自然の釣り合いと総合関係は、不思議なものです。水という性質から見た場合、汚いものやいかなるものが流れ込んできても、自分の本質が汚くなっても和合しながら、それを抱擁し、自分の周辺のものまで吸収して、これを同一化させるのです。それが流れ流れ、汚いものは沈み、清いものが流れていくうちに、清い清い水となって海に注いでいくのです。歴史の流れはそうなっているのです。

 そういう観点から見たとき、日本からこっちに来るときに、韓国人は皆、良い人だと思ったら大間違いです。韓国文化は、日本文化に比べると、歴史は二倍くらい先立っていますが、人口は日本の半分か三分の一です。北韓を加えても半分です。

 半分だとすれば、歴史が短い日本人が韓国人より二倍以上になったとすれば、日本人が韓国人よりも子供を二倍、三倍生んだという話です。そうでしょう? 島国だから、他にやることがないからです。(笑い)。島国はどこを旅行しても大陸に通ずる所がありませんが、大陸の場合、旅行したら一週間か一か月、あるいは一年かかっても帰ってくる道がないのです。旅に出れば一年もかかりますが、島国は小さいから一週間も旅をすれば、「帰って来ました」というのです。

 夫婦関係は、親しい恋しいという場合、抱き合う行為は、先生がそう言ったら皆、笑いますが、教育は率直にしなければならないのです。実体をもって説明するのがいちばん効果的ですからしかたがありません。宗教、統一教会の教祖といっても、人間だから率直に話します。それは恥ずかしいことではありません。結婚して、初夜を迎えた夫と妻が裸になるとき、「ああ、私は恥ずかしいから裸にならない」と思いますか?

 あなたがたは結婚したのですか? まだ結婚生活はしていませんね。十一月に先生から言われて、韓国の夫たちは大変です。韓国人の奥さんや旦那さんは、指折り数えて待っています。どうしますか? 勝手にしなさい! 「勝手にしなさい」と言われて、勝手にする者たちは、ここに集まってはいません。あなたがたは、特殊な種類の人間ですね。日本にも、勝手にする人がいますか? 「勝手にやれ」と言っても、勝手にやれないのです。「勝手に行け」と言って、勝手に行っても困るし、勝手に来ても困ります。勝手に住んでも困ります。

 そうなのです。先生もそういう立場に立っていますから、一生涯、苦労の道を、人の知らない開拓の先端に立ち、開拓生涯を今も続けています。先生は今、何歳ですか? (「七十二歳です」)。二十七歳? (笑い)。君たちから七十二歳に見えても、先生から見たら二十七歳ではないですか? そう見れば、君たちより若いという結論になります。話というものは、こんなに面白いものです。話し合って笑うことができるし、話し合って関係を結ぶことができます。

 そういう観点から見た場合、言語というものはいかに素晴らしいでしょうか? 素晴らしいから、その解読はそんなにたやすくはなく、難しいのです。一つの国の文化を占領するためには、まず言語を知らなければなりません。占領を開始し、上陸作戦を開始するということが、言語なのです。言語を知らないと占領できません。

 君たちもそうでしょう? もし、先生が日本語を知らなかったらどうなりますか? 大変です。君たちはずっと日本で成長して、先生に会えなくて、先生が分かりませんでした。しかし、話が通じれば、日本の生活の根底以上に深いところや、君たちの歴史の背後までも入ることができるのです。入るばかりではなく、話しながら出ることもできます。そのように循環運動回路をつくることもできるのです。相対者があればこそ、そのようにできるのです。

 君たちは、なぜ韓国に来たのですか? だれを慕って来たのですか? 女として、男を慕って来たのですか、先生を慕って来たのですか? それが問題です。先生がいるから、皆、来たのでしょう。女というものは、日本の女も世界の女もそうです。「ああ、先生が韓国にいるから、韓国という所に私も行きたい」という動機で来たのです。そうでしょう。

 では、男はどうですか? 韓国の女が素晴らしいから、女を慕って来たのですか? 先生のために来たのですか? その動機は、女のためでも男のためでもありません。先生が動機になって来たのですから、先生の言うとおりに従わなければなりません。動機を失う者は路程を失い、路程を失うものは結果、結論を出すことができません。ですから、動機を失ったら、先生とこのように出会ったその目的は、失敗に終わるのです。

 それゆえ、十一月には、韓国のどろぼうみたいな男たちは日本の女を占領したい、日本の男たちは韓国の女を占領したいといって、今に戦争が起こるのです。この戦争をいかに和合するかという問題です。

 君たちは今、何をやっていますか? けんかをしているのですか? 何をしていますか? 伝道をやっているのですか? 今、何をやっているか、それも知らないのですか?

 世界日報配達要員ですね。(笑い)。言わば、苦学生です。学費のために昼も夜も走りながら、千、二千の部数で利益がどれだけありますか? 二百部配達するとして、月にどれぐらいか、やっと生活して食べていけるというのです。食うために走るのです。

 君たちが今新聞配達をしているのは、食うためにやっているのですか? 何のためにやっているのですか? (「南北統一です」)。何? 新聞配達して南北統一できるのですか? (笑い)。『世界日報』の部数はいくらもないではありませんか。二十万ちょっとくらいですか? 韓国で二十万といったら、いくらですか? 何分の一ですか? 二百分の一ですか? その総数で、南北統一ができますか? それが問題です。

 南北統一を求めて日本から来たというのですか? 本当ですか、本当?

 そうすれば、先生よりも偉いです。先生は南北統一のために国を超えたことはありません。南北統一のために国に帰ってくることはできるのですが、自分の国を捨てて国を超えたことがないということから見た場合に、国を超えた君たちは、先生より偉いです。そうですね? どうですか、そうではありませんか? そうですか? 答えないと話が進みません。どうだ、そうじゃないの?

 大勢から見た場合、「そうじゃない」というのは、間違えています。「ソーダ()」というのは、韓国語では「牛(ソ)だ」という意味です。(笑い)。メリケン粉でパンを作るとき、ソーダを入れますが、「それもソーだ」、こういうふうに覚えれば忘れないのです。それはどうでもいいです。そうかそうじゃないかもしれませんが、来ていることは事実です。(笑い)


     ◆

 そうすると、日本の国として、これは歓迎すべきことですか? 日本に住んでいる一億二千万として歓迎すべきことですか?

 今、老若男女問わず、それを歓迎する者が一人でもいますか? いないでしょうか? 聞いているではありませんか。こういうふうになった結果を歓迎する日本人がいますか? 「日本政府があるでしょうか、ないでしょうか?」と聞いています。いないだろうか? いないか?

 「〜だろう」というのは直接的ではありません。「いないんだ」というのは、直接問題です。「〜だろう」というのは自分とは関係ないのです。そうでしょう? 君たちを中心として考えてみた場合には、「だろう」か「だ」かどっちですか? (「『だ』です」)

 それだったら、君たちは日本の売国者、反逆者たちです。日本の地にいた場合には、どこでも太平洋に潜り込んでしまうような者たちです。歓迎する人のいない、常に肩身の狭い者たちです。そのようなかわいそうな者だから、先生が受け入れたのです。先生が、なぜ? それは「ために生きる愛」を教える先生だからです。それで受け入れました。それから、どうしましたか?

 未婚の男女たちが来ているから、先生の親戚の娘、息子から組をつくって、こういうふうにしました。こういう結果になってしまいました。そうすると、君たちも悪いし、日本から見た場合には先生も悪いのです。それから、韓国から見た場合には、君たちもよくないし、先生もよくないのです。

 韓国人は皆、日本人を怨讐だと思っています。日本人にやられ、血を流した者がたくさんいます。そういう日本民族を、文先生が代表して韓国の青年少女と組み合わせて結婚させてやったということは大変なことです。

 大変なことであるはずなのに、結果としては韓国は驚いています。日本も驚いています。こういうことをやろうとするには、日本の久保木会長を中心とした三大指導者たちに三年前から教えました。「交差結婚するから準備せい!」と。「交差」という話は初めて聞くし、そういう結婚はありませんから、説明してやりました。(笑い)。日本の指導者たちは、「いくら先生が偉くても、日本の歴史上、だれも考えなかったことを実際にやれる先生ではないだろう」という表情でしたが、それは遠慮とか思わないのです。日本の指導者は決断しませんでした。先生が決断して、君たちの交差結婚をなしえたのです。

 韓国においても非常な問題でした。日本人と交差結婚です! 若い者たちに、親たちは相当待って「大変だ。統一教会の文先生は、国際結婚式は伝統になっているから皆、やるに違いない」と大変でした。ニグロ、シグロ、ヤグロ……。

 シグロは何か知っていますか? 白いからシグロじゃないの。それから、皆、黄色いから、イエローだからヤグロです。シグロ、ヤグロ、それから何ですか? 黒です。そういう者を皆、掛け合わせたのです。影は皆、黒です。白も黒だし黄色も黒になります。影から見た場合、皆、黒になります。「影から見た場合は皆、黒だ」と言っても、何も言葉として違うところはありません。

 そういう者たちを連れて来て、韓国青年少女を中心として、皆、集めました。日本人ではなく、写真で決めました。写真を見て、結婚を考えて、自分の実体より喜ぶようなそういう男はまず世界的です。写真を見て喜ぶように、実体を見ないで結婚を決めるという男は、夫としては世界一信ずべき男であり、馬鹿な男です。女は生まれたときから絶対信ずる者でなければそんなことはできません。分かるでしょう。「これ、何です?」「何ですって? 君の奥さんです!」(笑い)

 皆、過ぎ去ったことです。君たちは見なかったので言えませんが、先生は初めから皆、よく知っています。君たちの顔を見て、女の子も男も忘れていません。今も覚えています。ですから、「結婚したい者は、切符を奪い合ってでも来い!」というのです。

 そういうふうにして、十人、二十人が込み合い、「結婚に行くんだから切符を買わせてください!」というのです。切符を売ってくれなかったら、「あなたの子供やその親が結婚するとしたらどうしますか?」と言った場合には、横で切符をもらうのは簡単です。それで、日本大使館も韓国大使館もさんざんめくら判を押しました。それを先生が考えたら、気持ちが良くなくありません。良くなくなく……何回やったら正しいかな? 知っていますか? わたしは分かりません。君たちはよく知っているでしょう、日本語をね。

 そうなると、日本の言論界の人たちは大変でした。ただの世の中ではなく、八十二か国の世界の青春が集まっています。日本人、ちっぽけな日本人です。ちっちゃいピンセットでつまみます。いちばん小さいのはピンセットでつまみます。ちっちゃい女の子、男たちが集まって、千人集まり、千人が何人かで百人でいっぱいになります。千人でいっぱいになります。ちっちゃいものです。日本が騒いでも、悪くありません。やってみなさい! やったらけ飛ばします。やってみなさい! 野蛮人になるというのです。出してみなさい!

 韓国もそうです。韓国人は先生を尊敬しています。今は相当尊敬するようになったでしょう。文先生と言えば、「ははーっ」となります。昔は「ウン」でした。だんだん丁重になってくるのです。あとは命令ばかりです。「文先生、参りました。部落の人、全部出場。この広場にすぐに集まるべし」と言ったら、一言で集まるような環境になっています。

 そのことを知っていますか、知りませんか? (「知っています」)。本当ですか? わたしも知らないのに。(笑い)。まあ、それは簡単なことではありません。国が反対し、たくさんの問題が残っています。

 なぜこういうことをするのでしょうか! それは、世界平和のためです。答えは簡単です。世界の平和のためです。人間として地上に生まれた以上、世界の平和を望まない者は一人もいません。あなたがたもそうでしょう。日本の女の子、日本の男の子、いくら美男子、美女だとしても、それを願わない者はいません。

 君たちがその一代を通してそれを果たせなかった場合には、将来遺言を残して、ある一日一時地上にその環境が生まれるのを願いながら死んでいかなければなりません。人生終生の要求として残っている世界平和は、人生に向かって自分を平和の郷としてつかんで消化してもらうのを願っています。


     ◆

 そう考えてみた場合に、世界的に青春たちを組み合わせて国を超え、環境を超えて、世界平和の方向に求めるということは、人類歴史において「春」をつくることです。

 愛を求めて行きますか、国を求めて行きますか? なぜですか? 愛を求めた場合には、それから国が必要となります。ですから、最初に愛を求めて行かなければいけないのです。その愛を遂げうる相対者は、どういうものでしょう?

 歴史を超えて、理想のかなたにその思いを持って突進、直進するような男があった場合には、顔が問題ではありません。色が問題ではありません。老若男女が問題ではありません。過去が問題ではありません。何よりも実体が問題です。その人自体が問題です。足が不自由でも、その人は有名な人格者です。国を超えた人格者です、そういう高い人格基準に立った人は、国を抱えています。その国に人が何百万人、何千万人いても、その国はその人に従っていかなければ平和の郷に行きません。ですから、韓国に君たちが来たのは、先生を中心として、統一教会の青年たちを中心として願って来たのです。

 同じ父母から生まれた兄弟でも、大きい者もいるし小さい者もいます。皆、まちまちであるように、美男子と美女ばかりいる韓国ではありません。そうだったら困ります。本当に困ります。神様はどうしますか? 「なぜ神様は韓国の男女は美女美男をつくっておいて、日本はそうじゃないんですか?…」。ですから、でこぼこになるようになっています。

 ありの世界でも、皆、同じなら、面白みがありますか? 砂も皆、同じではありません。大きいのもありますし、千万を重ねたものが砂の世界をつくっていますから、砂は元になるのです。だから、コンクリートができるのです。皆、同じなら大変です。長く続きません。いろいろな部分があるから、大きいもの、ぶつぶつのあるもの、出っ張ったものもあるから、セメントをしても崩れないのです。分かりましたか?

 セメントをするとき、ガラスみたいな平べったい所をセメントでやりますか? でこぼこの所をやりますか? でこぼこですね。これはコンクリートした場合に、その上にローラーを回すとき、子供たちの遊ぶときの真ん丸い玉を転がしますか、でこぼこした玉をぶつけますか? これを固めるためには、コンクリートに丸いローラーではありません。でこぼこの所に音をするものをかけて固定させないと長持ちしません。

 日本の有名な東大を卒業した者と韓国の男という、でこぼこの相対圏です。分かりましたか? 一心病院のお医者さんと田舎の農民、そこにはでこぼこの、たくさんの甲羅みたいな、崩れかかったのをたくさんくっつけた場合には、なかなか取れません。それが理想の結婚です。

 この前、日本の若者が先生に反抗しました。「先生、日本の有名な大学を卒業したのに、中学校しか卒業していない女と相対になりました」「何を言うんだ。このばかやろう! それは君の仕事じゃない、わしの仕事じゃ」

 そういうふうに組んだことによって、統一教会の結婚は平等思想にかなうのです。人間を無視しません。学校的な知識や学校的な力、学校的な金銭の溜まりを中心とする評価はしません。人間自体を中心として評価するので、結婚の平準化ができるのです。それをまず認めるのです。

 大学を卒業した女に小学校を卒業しただけの男もいるでしょう。反抗するなら、このとき間に先生に反抗しなさい。「この旦那さんは何の自信もありません」と。旦那さんは、大学を卒業した有名な日本の女をもらおうとは夢にも思いませんでした。自分に相応した者をもらえばいいと言うのに、先生がとてつもない者を連れてきたので、しかたなしにつけているのです。本当です。

 その男が悪いのではなく、先生が悪いことになります。「先生に聞きなさい!」。君たちは人を見ることはできません。先生は専門的です。一生涯、青少年の人ばかり扱ってきたのですから、さっと見ればにおいで分かります。通り過ぎれば、「これは百貨店のお嬢さんだな」という臭いがするのです。

 そういう気持ちの悪い相対者があったという男、女がいたなら、手を挙げてみなさい! 聞いてみたいです。そんなことはないとは言えません。会わなければならない日が近づいてきますから、これは重大な問題です。君たちが先生を中心として来たのですから、先生を中心として組まれているのです。

 その因縁は、日本のどの天皇でもありません。日本の歴史の有名な先祖、天照大神ではありません。「先生という人は、一体何の人やー? どろぼうだ!」、世の中はそう思います。どろぼうはどろぼうでも、自分のたった一人の娘を乗っ取ってあいさつまでして逃げて行ったのですから、どろぼうの中のどろぼうです。ですから、あなたがたの親は、「自分の子供たちをどろぼうしていった」と判断したのです。そうでしょう。一番悪いやつです。「この地上に潜り込めー!」というのです。それはだれのためにするのですか? 文先生はだれのためにそんな悪いことをするのですか? だれのためにやっているのですか? 神様のためです。

 悪いという神様は何人いますか? 神様は一人しかいません。なぜそんなことをするのですか? これが悪いことですか、いいことですか? 悪いことではないですか? 子供を「真の親だ」と言って連れ出し、自分の親よりも真の親のところに行って忠孝を尽くせと言うどろぼうではありませんか? それ以上のどろぼうがいません。親と子の関係は宿命的です。

 宿命を知っていますか? 運命を知っていますか? 運命と宿命はいかに違いますか? 運命は変えることできますが、宿命は変えることができません。親子関係は運命的ではなく、宿命的です。変えることはできません。

 文先生という男は、「真の親」という革命的な名前で、変えられない宿命的なことを、子供たちを根本的に変えてしまうようなことをするから、歴史の宿命を破壊するような悪い者であるというのです。これ以上悪い者はいません。そうではありませんか? 話から言えばそうです。先生が言うことでも、先生は気持ち悪く思うのです。

 そういう関係からして、先生に呼ばれて来て、何を願ったのですか? パンを願いますか、お茶を願いますか、リンゴを願いますか、おいしい中国料理を願いますか? そうした場合には、女は男を願います。男は女を願います。そういう結果になってしまったのです。

 しかたなしに韓国の女、男を連れて、韓国を捨てて日本に行った場合には、行ける所はありません。そうではありませんか? 歓迎した者が何人いますか? 韓国人と結婚してきたという日本人より、先生はよく知っています。韓国民族と道端で会っても話もしないように教育しています。それは日本が悪いのです。

 本来なら、韓国は日本の先祖の国です。韓国を占領し、倍の歴史をもった文化民族を制圧して属国化するのです。「悪い。悪い」という人に会ったら、その背後がばれるので、皆、それを隠して悪い顔をしないのです。でも、韓国を「いい」と思っている日本の父母もいなければ、子供もいません。そのことを先生はよく知っています。

 日本にいるとき、最低の貧民窟から最高の長官大臣の秘書までやっています。それで違うのです。話も早いですから、気に合わない者があれば、やっつけます。対抗意識で、「何だ、あれ!」と。日本は対抗意識を起こしているのです。将来、こういうことをしなければならない、アジアを重視しなければならない使命がありますから、この国をどうしますか? 「 ? 」です。そういう者です。その「 ? 」は中共を中心として、ソビエトまでつながっています。ですから、日本の官憲は、その「 ? 」のしっぽに毎日ついて回りました。先生が故郷に帰ると、「 ? 」に帰りますから、よく監視して、いつも尾行者がついて回りました。それを話したら、皆、顔を上げられません。

 どうして、こういう者を連れて保護してやらなければならないのですか? アジアという国は、島という島を中心として半島とつながなければならないのです。半島と大陸をつながなければならないのです。

 ですから、太平洋を通して西洋文明を取り入れようと、日本が先進国家の文化開門をなしたのは、日本民族がしたのではありません。神がやらせているのです。百二十年間かけて。昭和天皇が一昨年、八八年に死ぬまでちょうど百二十年でした。

 明治維新の期間に、日本はアジアにおいて西洋文明を伝習し、それを要請してきました。太平洋戦争も日本がしたのではなく、神がやらせたのです。西洋人があまり鼻を高くしていますから、小さい蟻みたいな日本人をして、ほっぺたをたたいてかみついて血を流さなければならないのです。そういう面から見ると、日本がアジアを代表して西洋人を打った、その功労を無視することができないので、西洋人はアジア人を無視しないのです。そういう面で、悪い面もありますが、神の摂理から見たら、いい面もあるわけです。何が「おお」ですか? サタンまでもいい面があると認めたいのが、神の考えなのです。


     ◆

 君たちは、結局は先生のために来ました。先生を中心として追い出された者を、しかたがないので先生が泊めてやるのです。神のみ旨もそうだからです。完全にここに泊めてやるために、韓国の男女を組んでやったのです。美男子、美女と組んでやったのではありません。分かりましたか? 女であればいいし、男であればいいというのです。そうでなければ、文句を言いなさい! 血を考えてみなさい。韓国人と日本歴史の代表的な結婚です。

 あなたの故郷はどこですか? 新潟ですか? 新潟のどこ、何郡、何村? 新潟の女として生まれて、先生を中心として初めて韓国と結婚したということは、これは天宙的なことです。新潟の新しい種を持ってきて埋めることができます。それは新しい種です。そうでしょう。

 卵もそうです。親の卵によって、白いその形は同じでも、卵がかえれば、その母の血統に似た、お父様の血統に似た子供が生まれるでしょう。天宙的な先生の新しい使命をもったとすれば、新潟から生まれた種と韓国に生まれた種とつき合って、新しい別種が生まれるのです。「新たなる改種」です。それ、嫌ですか? どうですか?

 とうもろこしは横に崩れていても汚れていても、何でもありません。それを植えれば、汚いのがかえって肥料になります。夫婦になるから、早く大きくなります。ですから、種をもらうということは偉大なのです。分かりましたか? 種です。改種です。新しい種をもらうのです。

 日本の新潟のあんた、旦那さんはどこですか? キムジェのどこですか? あんたは顔が丸いから、男の顔はずっと長くした顔でしょう? 大きいでしょう。大きくてちょっと長い顔です。あんた小さいのね。あんたは座っていろいろと考えるの好きでしょう。走り回るよりはそうでしょう。あの男は反対の性格を必ず持っています。最初は、急には合いませんよ。自分の性格とまるっきり反対ですから。南極が南極たる権威を持つのは、北極がいるからです。(笑い)。そうでしょう? 北極が権威を持つのは、南極がいるから権威を保つのであって、一つだったら何の用もありません。無価値です!

 種が混じっています。ですから、男に女、女に男です。大学のことなど、先生は考えもしません。そうすれば、この世的な才能があるほど心情が高いのです。分かりましたか? 「私は大学を卒業した。自分の旦那さんは小学校を卒業した」という場合、無視してつき合うのですか、尊敬してつき合うのですか? 普通なら、この世なら、どういうふうにつき合いますか?

 「君は小学校を卒業、私は大学を卒業した。あてになるか!」となります。心情的に傲慢な者です。高い者は下がらなければなりません。その代わり、相対基準が、才能があればあるほど、奥さんが大学出で、男が小学校を出なかったならば、いかに神様をより尊敬するような母より、姉さんより、韓国のいかなる女よりも、愛する心情の持ち主に近いということを忘れてはいけません。愛するときに抱き合いますが、その抱き合う力、抱き合う懇切な懇念というものは、普通の等級の相対の男女が抱き合うのと違います。それを否定できますか?

 君たちは金を求めて韓国に来たの、力を求めて権力を求めて来たの? 何を求めて来ましたか? 知識を求めて来たのですか? そうではありません。愛を求めて来ました。最も強い、最も貴い愛を求めて来ました。そういう観点から見た場合に、韓国の男女を日本人が愛する男女としたときに、心情的な高い境に立つには、相対の外的要件が低いほど素晴らしいのです。

 先生の言うことが間違っていると思う者、手を挙げてみなさい。間違っていないという者、手を挙げてみなさい。何ですか、これは? 死んだみたいです。ひゅうっと。間違っていないという者、手を挙げなさい。ありがとう。

 蟻が十匹です。とにかく頭下げて、腰が蟻みたいに細くなって、死ぬまで働きなさい! 貢献しなさいというのです。「ありがとう」というのはそういうことです。まず、上陸のときから感謝の一念を持って降りた以上、死ぬまで感謝の一念でしなければ、終始一貫しない者は真理の主体になれません。分かりました? 始めと終わりです。終始一貫しない者は、歴史上から消えていきます。それでいいのですか?

 それを願う日本の女の前に、トラのように毎日にらみつけて文句を言うような姑だったら、それに親孝行する嫁はいかにりっぱでしょうか? 先生がいいことを言っているのに、悪いことを言っていると思ってはだめです。本当です。

 愛国者は、百人の愛国者は、皆、同等級です。同族で、学校も同じ、顔も美男子、皆、同じくらいです。その中には、愛国のために体にたくさんの傷を負った者もいます。ある者は十、ある者は十一、十二、十三、ある者は百の傷を持ち、一番最後の者は百一の傷を持っていたとします。その顔、その外見はどうでもいいのです。その傷を等しく百ずつ持っていたならば、それよりも一つ余計に傷をもった者が球の中心になります。それは合う話ですか、合わない話ですか?

 日本のかわいい男女たちは利口だから、よく知っているのですね。先生より利口です。あなたがたは、日本の国は利口な国と思っているのではありませんか? そうではないですか? アジアで一番の一等国だと思っているでしょう。ですから、利口な日本の幼子、利口な子供、大きくなったら利口な女、男の子は当然先生より利口ですね。そうではありませんか? そう答えてください。そうすれば、先生が間違ったとしても、先生が逃げる道が生まれてきます。君たちと先生の関係は、そのようなきつい関係ではないじゃないのです。冗談みたいな話ですが、真理にかなう話です。

 君たちが約婚して、結婚し、今まで自分の旦那さんに一度も不平を抱かないできたという者、手を挙げてみなさい! 先生が聞きます。韓国人と日本人は違うと考えましたか? 考えませんでしたか? 同じだと思いますか? 朝夕、ご飯を食べるのも違います。お膳も全部違います。飲み方も話も違います。違いませんか? 皆、違うでしょう。違わないですか? そんな馬鹿なことはありません! 比べ始めたら、皆、違います。東西南北振り向いてみても違います。どこに行っても違います。「ああ、あの男と生涯かけて、どういうふうに。枕を同じくして死ぬ。墓地までいくやー」と。本当のことではありませんか、それは。そうではないというのは、うそです。

 それを先生が知らないで組んだのではありません。それ以上のことをなさなければならないのです。革命ですから、血を流します。涙を、汗を流します。平常な家庭には革命の花は咲きません。顔を見ると、こんなに美人の顔が、日本全国の男たちが旗を揚げて呼びかけるような美人が、韓国の山奥の男と相対になりました。み旨とは何か分かりません。

 朝にはそうかと思っても、夕方になったら大変です。そういうことがあります。それでも、今まで二年間結婚生活をしなかったのですが、今から結婚生活に入った場合には、どうにも逃げることもできなくなります。今は逃げることができますが、関係をもった場合には、もっとひどくなるでしょう。フックにかかった魚は引っ張られていくものです。まな板の上にあって料理されるものは運命だと思いなさい。フックにかからなかったらよかったのに、なぜ来たのでしょうか! これは、整理しておきなさい!


     ◆

 今から、先生が一度言い伝えておかねばなりません。はっきりと伝えておかなければなりません。並々ならぬ道が待っています。二重三重の山、氷山が待っています。一歩踏み損なえば、すべて底無しに潜り込み、上がって来られる道がありません。消えて行くばかりの、動けば動くほど滑り込むような道だけが残っています。そのときこそ、頼りになる柱は、自分の相対者以外にはないのです。分かりましたか?

 今まで嫌だと思った心があった場合は、この場で即時に悔い改めなさい。ここから帰るときには、笑いが横転しながら、秋の素晴らしい空が初めて見えます。そうです。バスに乗って来るときは「また、先生は何のことを言うだろうか。同じことを言うに違いない。もっと苦労させようと先生が言うに違いない」と思ったでしょう。皆、分かっています。帰りには、先生が言ったのとわたしがバスに乗ってくるとき考えたのとぴったり合ったのです。それは気持ちいいですが、内容を考えれば、「苦労の道は嫌だなあ」と思うでしょう。それは、先生も知っています。

 先生も人です。苦労が好きな男ではありません。先生も、数えてみれば美男子の側に立つ男です。わたしのような手は、労働者の手ではありません。先生の手は血管も見えません。血管が現れる手をもった者は、労働しなければなりません。足も小さい足です。先生の足を見てみなさい。こんなに小さい足です。ですから、働かないで食べていく者です。生まれつき、そうです。神様は皆、知っています。足の大きい者はどろぼうするのです。ですから、結婚するとき、手を見、足を見た場合には、生涯をすぐに検視できます。面白いですか?

 面白くてはだめです。真剣にならなければなりません。ですから、今までの二年間、いろいろとやってきたことを反省しなければなりません。喜びの生活が何日ありましたか? 何分の一ですか? 韓国の地を踏みながら、喜びの足跡をいくら残していますか? 反省しなければなりません。韓国には、韓国の天運があります。その天運が見た場合、「このやろう、偉い日本からきたお嬢さん、童女」と。今までもいろいろあったでしょう。

 どうですか、あなた。二番目。どこから来ましたか? 故郷はどこですか? あんたですよ!

 こちらから二番目の女、三番目ではなく、どこですか、どこ? 故郷はどこですか? 日本の故郷は?

 名古屋ですか? 名古屋というのは、名前が古い小屋だから、よくないですね。名前の小屋では住めないということです。そういう名の小屋で生涯住んでもいいという決意をしなさい! あんたの旦那さんは、今何をやっていますか? 原理研究会ですか? どうですか、旦那さんを好きですか? あんた、兄弟が多いの、何人兄弟? 三人。親は? 父母はいる? 名古屋にいる? 一人でずっと和動して笑いながら、外に出なかったね? 一人で静かに考えてるタイプですね。だめです、それを直さなければだめです。

 あんたの旦那さんはどう? 反対でしょう。たびたびほっぺたを殴るような、あれがあるでしょう。ほっぺたを殴るようなあんたの旦那さんに言うんですよ。そういう経験がない、あんたみたいの? あんたではなくて、あんたの旦那さんが、あんたに向けてということです。

 座って考えた場合には大変です。雑霊につなぐ道があるかもしれません。そういうのを防御するように、引っぱたいてもらわなければいけません。教師が教えるようなタイプの男ではありません。どうですか、そうか、そうでないですか? 旦那さんはそうでもないですか? まずは、あんたより強いでしょう? 旦那さんはそうでもないですか? はっきりしなさい、はっきり。

 そういう性格を見て、全部相対的なものを見て、今は悪くても、例えば、春には苗はしおれそうだったけれども、夏になって秋になったらりっぱに育って、りっぱな実を結ぶタイプも考えるのです。君たちはそれを知りません。それから一代ばかりではありません。後孫がどんどん繁栄していき、アジアのりっぱな先祖の記録に残る親になるかもしれません。そうでしょう。

 文先生によって初代交差結婚の先駆者として名乗りを上げた者が、消えていくような日本の女性と思ったのに、一族背後で皆、反対したその群れの真ん中を跳躍して、韓国の男性と結んだ、このような子孫がアジア的指導者の親になったりするのです。だれが分かりますか? 君たち、それが分かりますか? 現在を見て批判してはいけません!

 歴史を超えていかなければなりません。アジアを超えて、世界を超えていかなければなりません。分かりましたか?

 男は女よりいいのです。譲歩する心もあるし、考えて、放棄します。こうなった場合にはもうしかたがないというのです。一本こうやった場合には、後回しになります。女はこうやって、またこうやって、こうやって、また戻ってきてこうやって、ここまで来て戻っていって、それでも、ここまで来て戻っていって、何回もこういうふうにして、生涯を皆、悔やんでしまいます。

 ですから、こちらに来たのは、先生のために来たということを忘れてはいけません!

 また、新しい歴史の先祖のために、先祖の血統を正しに来たのですから、普通ではない並ならない道でなければなりません。そのことを覚悟して、それに向けて自分が一つも傷がつかないような種として、親として、母ちゃんとして、お父ちゃんとして、今の環境を消化した主体性を持って、清い主体性を持って、この土に残していくという覚悟を固めなければなりません。分かりましたか?

 今まで複雑な考えを持ってきていても、この時間、先生の話を聞いて、いっさいストレスを解消して、階上の人になるという自身がある者、両手を挙げて、歓迎すべし。やあー、りっぱな姿、ありがとうございます。

 暑いですね。これを飲んでも失礼ではありませんね。汗が出るから、ちょっと飲ましてくれよ。


     ◆

 どうですか、今年の十一月には君たちを生活させるように、君たちの韓国人の旦那さんも奥さんもそう願うかもしれません。しかし、日本の旦那さんと奥さんは願わないかもしれません。本当です。顧みて、考えてみなさい。本当か、本当でないか?

 君たちは環境を恐れています。出入りするときはそうでもありませんが、いざ生活になれば、その家に入り、血統圏において一つの足場をつくらなければならないのです。死なない以上は、そこに自分の基盤をつくらなければなりません。分かりましたか? 戦場以来、新しい自分の基盤をつくらなければなりません。それはたやすいものではありません。

 この生活において、新しい心情の蕩減の道が始まるでしょう。韓国の女、男は蕩減の道を思いませんが、君たちは違います。文化が違い、環境が違うからです。周囲から注目されます。どういうふうに生活するか、姑にどういうふうに侍るか……。兄弟同士は日本の習慣をよく知っているのです。こうなのに、こうやるか。嫌がるかどうか。韓国の奥さんだったらこうなるべきなのに、日本の奥さんなのでこうなったんだから……。姑さんや家族の背後の心情的な藤はどうでしょうか?

 考えるのです。分かりましたか、何の話か?

 韓国の男女は願うかもしれませんが、君たちは願わない藤の境地があるに違いありません。それでもいいですか? どうせ運命づけられた道ですから、早くても遅くても、いつかは来る道です。口を大きく開いて、いっぺんにのみ込んで、すっと出してしまいなさい。消化してしまえというのです。

 ですから、今から、隣組の嫁さんのやり方を見て、「ああいうふうにするんだな、これはこういうふうにしなければならないのか」と全部習いなさい。それを適用し、姑や父母を完全に消化して一家全員を負かすような批評を短縮する心情圏をいかに確立するかです。宿命的な開拓心にならなければ、できることができません。それをやりのけられますか? どうですか? 消化する力があるはずもなく、また、自分にはないと思うのに、「私は真の父母の精神を相続した立場だから、何の問題もありません」と考えるのです。

 先生の場合、韓国全体が反対しました。四千万すべて、六千万全部が反対しましたが、その最中一人で治めてしまいました。アメリカもそうです。世界すべて、アメリカの国、共産主義の国もです。きょう、テープを送ってきましたが、「頑張れ、第一、第二、第三やれ、早くやれ」と、先生がこのような調子で手紙を書けば、赤い鉛筆でアンダーラインしながら読むのです。

 日本の首相がそんなことできますか? 韓国の大統領がそんなことできますか?

 このような第三次戦争が起こったとき、ガン、ガン押しました。頑張れブッシュと。あの男は本当によくやりました。先生も背後で扇で覆ってやりました。今日は暑いから、君たちを覆ってやります。先生はなぜ扇を持ってきたのでしょうか? オリンピック精神でもって。分かりましたか? 三回やれば条件完了です。涼しいと思いなさい。そう考えれば、なぜ先生が扇を持ってきたか、分かりましたね。

 今からそれをする準備をしなければなりません。一千双が子供を生み始めたら、産児制限できますか、できませんか? 直接問題です。他の話は密接に座っているから、これはもう暑くて眠気がしますが、こんな所で眠ろうとしても眠れません。日本も注目します。どうですか? 産児制限ができますか、できませんか? それだったら、子供は何人生めますか? にわとりが毎日産み出したら何羽産めますか? なぜ笑うのですか? うれしいから笑うのですか? はかなさから? どっちですか?

 今の日本の女は、「子供を生んだら、体型が崩れるし、美しさが減っていくから、だめだ」と言います。それこそ、本当にだめです。子供を多く持つ者は幸福です。なぜなら、天国に行っても、霊界では繁殖はできないのです。それを知らなければなりません。神様は縦的な神様ですから、中心の垂直圏には面積がありません。一点しかありません。一点のところには繁殖面積がありません。

 それで人間を中心としてつくったのは、天国国民を繁殖する平面球体だったらスペースが必要です。数多くのスペースの中で、生産多数をもって膨大な天国、国の国運を果たすためです。ですから、天国へ行くときの宝の土産は、永住して持ち続ける自分の所有基台は、それは子供なのです。十人の天国民を連れて天国に入りたいですか? 百人の天国民を連れて天国に入りたいですか? 千人の天国民を連れて入りたいですか? やってみなさい。何代もいかなくても、一億二千万にもすぐに追いつき、後でけ飛ばします。

 恐ろしい戦略、戦術がここに横たわっています。聞くのに、声が、サウンドがいいですか? どうですか? 聞く声が素晴らしいのですか? 気持ちがどうなのですか? どうですか、女の子たち。少なくても、お母様に負けたらだめでしょう。

 真のお母様は何人生みましたか? それも知らないのですか? 十四人も生むようにさせたこの男は正直な男ですか、悪い男ですか? この世的なお医者さんは、「馬鹿な男、野蛮人」と言います。何回も言いました。大抵の世界は野蛮人だと言います。女にそういうむちゃなことをして子供を抱えさせ、それで安心している、さらに、女と向き合うという馬鹿な野蛮な男はいるかと。医者は、連れてこい、捕まえてこいと言います。「連れてこい」というのではなく、「捕まえてこい」と言うのです。

 そういう話を聞いている先生は、罪人ですか、正直ですか? 正直でも、捕まえてこいという者がどこにいますか? この世の中では悪者の代表みたいになっているのです。しかし、先生の解釈は違います。それを説明したら、サタン世界は恐れます。先生の手に育まれた新しい家族は、天下一品の種を千倍、万倍にも増やしていきます。気持ちよくなく、では困ります。分かりましたか?

 たくさん生みなさい。今日聞いて、「先生が生めと言われたので、二十人まで生みました」と。それは、教育して食べさせることができなかった場合、いちばんたくさん生んだ子供は先生が育てるかもしれませんよ。それで、やるかもしれないといったのです。

 この前お母様が、先生に向かってこう言いました。「お父さん」と。先生はあのとき何かを書いていました。「私を見てください」「何じゃ?」「この横に立っている四人の素晴らしい子供の姿を見た場合に、女王に優る権威が分かりますか?」

 それを見たら、皆、先生より大きいのです。皆、美男子です。本当にそろって健康で、たいへん頭もいいです。すらりとしています。「お母さんに、女王のごとく侍ります」と言いました。そうではありませんか?

 りっぱな子供を生むことは、女王も生めません。権威ある女に初めて尊敬させられます。偉い姿を率いているお母様の背はここまでもありません。それでも、子供たちが笑いながらお母様と抱き合うのを見れば、やあ美しい姿です!

 天国は地上から、新しい世界、力が生まれてくるものです。新しい子を生んだお母様は偉大なものです。感動したことがありますが、だからといって、お母様に言ったら困ります。本当です。「秘密だ」と言っています。内的な秘密のことを、公的に公言、発表、宣布すれば困ります。

 たくさんの子供を生んでもかまいません。韓国が狭かったら、北韓とシベリアの大陸が待っています、満州とシベリア大陸が。

 そうですよ。中共は今、先生を中心として、何でも受け入れます。今、ゴルバチョフもそうです。この前、WACL(世界反共連盟)の会長がソビエトへ行きました。軍事産業、ソビエトアカデミー、科学アカデミー(二―四A)軍事産業の化学兵器はわが国より二十年進んでいます。そういう技術を文先生に皆、譲りますというのです。

 平和産業で、平和のために闘っているのは文先生だけです。ソビエトにもいません。今まで一人でした。世界のために闘い、いくら貴いもの、価値あるものを持っていても、世界万民のために平等に使うというおかたは文先生しかいません。「この産業のすべてを、文先生に、差し支えなければ譲ってあげます」という伝言を聞きましたが、「考えてみる」と言っておきました。


     ◆

 きょうは、ソビエトの話をするのもいいと思いますが、そういう時間もないでしょう。今、何分たちましたか? 一時間半になりました。十時半から十二時までだから、一時間半になりました。

 今一時間、話をするなら、重要な内容を話して、二時間話した場合は、昼食です。一時半になったら、昼食を食べる時間をとったら、先生が食べるのは三時になります。一時や二時になれば、皆はきょう故郷に帰らなければいけないでしょう。全国から来ているでしょう。帰らずにこちらに泊まって帰りますか?

 先生は許しません。戦争は、それは作戦というものは、勝利目標として全体行動を固めなければならないのに、そういう意味ででたらめな、勝手な個人行動はできません。

 アメリカで先生が何をやっているか、それを知りたいでしょう。簡単に言います。二十九日はすぐアラスカに行かなければいけません。日本の久保木会長以下全員来るようにします。きつい訓練でした。あなたがたもそういう訓練をしたらいいでしょう。皆、逃げていきます。足は皆、テントの外に出るでしょうが、頭は逃げることはできませんから、きついです。朝五時半に起きます。アラスカは今、五時半と言えば、暗いです。魚釣りの訓練です。船は小さいワンホープ号です。

 日本に持っていったワンホープ号を見たことがありますか? これは先生がつくりました。船釣りとしては、世界一の船でしょう。沈まない船です。四十人が乗船し、水をいっぱい入れて一斉にやーやーやっても沈みません。訓練用にそういうふうにつくっています。沈めば、恐ろしい冷たさです。大変です。波に横打されたら、すぐ地獄に落ちます。そういう海だったので、沈まない船をつくったのです。

 アラスカのコストガードなどは、普通なら小さいボートでそんな所へ行けません。太平洋をずっと二時間も走っていきます。波にもまれながら、速いスピードで二時間走っていくのです。風も強いのに二回りも小さいボートですから、普通は大きい船でなければ行けません。最初、コーストガードの皆が警告してきましたが、今は、この船が沈まないということを分かってきました。ですから、今は海の上を走っていても、文句を言いません。そういう訓練によって、最も適した船ということを知っているのです。

 そういう船に乗って出た場合には、夜十一時までです。朝からだから、十何時間? 十八時間でしょうか? そうしたら、先生の腹がこんなに大きかったのに、こんなに細くなりました。健康になり、スラリとなっています。船に三年ぐらい乗った場合には、もっと引っ込んで、美男子になって再び若くなります。あれはいいんですよ。体にいいのです。それがいつまでも自分の平均です。先生は七十二歳の老人、おじいさんです。普通だったら難しいですが、今もぴったりくっつくのです。本当です。これをずっとやれば、ここが上がります。

 運動しないとよくありません。座ったら、こうやってきれいにつくのです。ここへ座ってやりなさい。君たちが座っているから、先生も座ってもいいではないですか? 座る言い訳をこういうふうにやって、運動します。その健康維持運動をしてやりたいのですが、どうですか、きついでしょう。まず船の訓練です。

 先生は今年の三月からずっと毎日です。普通だったらへとへとになって小便をしながらも忘れてしまうようですが、訓練されて、今になっても青春時代に負けないような元気はつらつたる陽気漂う男です。それが統一教会の頼もしさです。七十のおじいさんがそうやって、日本の男など皆、先生が転がしてしまいます。先生は運動をやりました。鉄棒もよくやりますし、革命家から身を守るのに保身術もやります。やれない運動がありません。何でもやっているのです。

 いかなる方法でもみ旨を完成しなければなりません。山で炭をつくる方法も、皆、知っています。農場の百姓になって、農民の共同生活などどこへ行っても一人でできます。ですから、頼もしい男です。

 そういう旦那さんをもらいたいのは、女の世界のモットーです。ですから、日本の女も内容は知らないけれども、霊的先祖から結婚はできなくても、ああいう素晴らしい標準的な男を一度見て死ななければならないといって、先祖が選抜して送ってきたのがここに座っている日本の女たちかもしれません。女たちですか、女たちかもしれないですか? 「女たちかもしれません」だと気持ちがよくないでしょう。気持ちよくありません。価値観を知らないから、どうでもいいということではないのです。女だったら必要なのです。女であると言えば、必要である、です。そのために来たのです。本当です。

 先生は、強いのです。力が強いです。学生のとき、相撲とかやりました。この体格で、日本の柔道も保身術のため備えようとしましたが、時間がありませんでした。先生の体格は運動には適しています。そんな先生とは思わなかったでしょう。老人になっていますか? O型の足です。今でも若い男みたいです。ですから、お母様が「やあ、こんなに素晴らしい男もこの世にいたか。それがまさしく自分の旦那さんになるとは夢にも思わなかった」と言って、幸福な思いもするでしょう。

 まあ、子供をたくさん生んでもいいです。一、自信ある者、数えて。二、三、四、五、六、七、八、九、十、十一、十二、十三。それ以上になったら困るかもしれません。十二人までは考えているでしょう。イエス様が十二弟子をつくるのにどれだけ苦労しましたか。三年目に失敗に終わったのに。十二人、弟子の代わりに自分の子供、りっぱな子供を生んで、十二弟子の代わりとして自分の後代の氏族の代表として祝福していけば、霊界へ行って誇りとなるかもしれません。モーセも十二氏族、イエス様も十二弟子、できれば二十四があります。相対圏男女二十四になります。たくさん子供を生んでもよろしゅうござんす。

 先生が若い青年みたいな口調で話をするのですから、ちっとも年取ったおじいさんとは思えないだろうね。思わないでしょう。ですから、希望を持ちなさい。今までも、あなたがたの先頭に立ち、日本の若い四十代にならない者でも指導しても余りあるはつらつとした精気を持っています。


     ◆

 問題はあなたがたです。韓国に来て、今からどうしますか? 先生の言葉を聞いて決意して、韓国の男女をもらって夫婦になり、子供持ちになります。そうなれば、定着します。生活問題が、今日の問題です。考えたことがありますか? 先生がアメリカへ行くことができたのはどうしてか。

 君たちは今一人ですから、将来のことが分かりませんが、先生はよく知っています。ですから、このように準備して将来の家庭基盤の生活基盤をつくらなければならないというのです。今は苦しくても、我慢しなさい。家族を持って子供を育てるときは、苦しい環境でも無責任にすることはできません。食べさせて教育していかなければなりません。その環境から離れられません。その親たちも、いかばかりつらいか……。それを経験しない者は分かりません。分かりましたか?

 真剣です。君たちにとって、今から将来の路程においてその問題が重大な問題です。君たちを連れてきた以上は、ずっと将来のこと考えながら訓練していかねばなりません。子供が二人になったら何もできません。二人になったらすぐに三人になります。五年たったら、三人になります。十年たったら六人、十五年たったら十人近くなります。子供を育てる母親が、ご飯を何万さじ、子供に食べさせて育てなければならないでしょうか? 親には並々ならない苦労の道が待っています。

 しかし、育てる背後にある愛情心は、体験しない女には分かりません。苦労を超えて余りある深い愛情の世界が出てきます。ですからたくさんの子供を育てた母は、親は、悪い人がいません。子供がかわいそうなときは、共に涙ぐみ、未来とともに抱き合って涙ぐむような環境、そのような心情的雄大関係を持つようになれば、隣にそういう人がいたら、自分の経験を分けてやらなければなりません。

 ですから、子供をたくさん育てたということは、たくさんの親近関係を結んでいく情的財産なのです。先生は、数十人の子供を結婚させて、りっぱな老夫婦になった場合には、そこには普通の子供の少ない夫婦には見られない貴いものがあるのです。そういう関係まで原因があるとするならば、その原因は必ずそういう背後によるというのです。分かりましたか?

 地上に子供をりっぱに育てて残していきますが、将来その子供たちは皆、霊界へ行きます。霊界へ行って天国の国民になります。天国の国民として何人をささげたかといった場合、地上では苦しいことでも、永遠の世界には貴い栄光の道なのです。分かりましたか?

 その代わり、地上では食べさせるといった問題で非常に苦労しても、霊界では食う問題はありません。着る問題もありません。住む問題もありません。あれば、千万でもいいなあと思いますが。

 神様は、多くの自分の国民に対し、一人一人抱き合って愛する心情を持っておられますから、神様のそのような性格に似た環境に伴う相対圏を慕う心で、あらゆる所の人と関係を結び、方々に行きたいのです。行きたいのに車がありません。しかし、車は必要ありません。愛の心情で、こういう所に行きたい、こういう部落に行きたいと考えれば、さっと現れるのです。時空を超越した環境の世界です。愛の主体的観念、愛の客体的観念は、間違いなく宇宙的につなぐ電波と同じです。

 そこに立った場合には、自分の相対、思いどおりの相対がすぐに行って、その環境の人にすぐ会えるのです。肌を触れても、初めて見る人でも嫌ではないのです。愛し合う男女を見た場合には大変です。極端にそうです。反対の存在ですから、好きだったら肌と肌を触れ合わせても嫌ではありません。それと同じように、心情圏が通じたら皆、そういう思いになります。血液が通じます。骨肉が連体をつくったような思いで、別個の人のように思わないのです。通ずるときがあれば神を賛美します。永遠の理想の世界をたたえるのです。分かりましたか?

 その世界は自分を主体として考える世界ではありません。ために生きるのです。投入して、投入して忘れていくのです。人間のために愛の相対者を中心として神様は初めにそういうふうにつくったのですから、その原因の思いに一致すれば、動機に一致すれば、その関係圏は自動的に結ばれます。一致すれば、です。

 ですから、神様のように、ために投入して忘れるのです。そうなれば、世界中すべて、自分の行く所が歓迎の場です。それから、向こうで言います。あの国にこういう部落がありますが、ここと関係を結びたいと思ったときには、何十万人いても、「行きたいです」と考えて話をすると、さっといつの間にかそこに行ってしまうのです。便利な話です。日本なんか瞬間に行ってきます。愛の心情を兼ね備えた場合には、自分の活動舞台、消化舞台として消化させてしまう力が無限にあります。

 霊界でも食べますか、食べませんか? 食べると思いますか、食べないと思いますか? この世の中で食べないことを思った場合には、いかに無味乾燥ですか? 趣味がないのと同じです。食べるために来たという人だっています。そっくり同じです。食べたいものがあったらいくらでも食べます。女なんか、着たい着物がたくさんあるでしょう。愛の心情をかけたその本心郷に入って、自分自身が想像するのです。こういう着物を着て出場したいと言うと、そうなるのです。夢みたいな世界です。

 そういう世界を知っている先生ですから、それを邪魔するサタン世界を無視するのです。苦労が問題ではありません。それをよく知っているので、サタン世界を皆、押し退け、文先生の行くところには迫害がないような境地まで開拓してしまいました。


     ◆

 アメリカもソビエトもそうです。ソビエト連合、ソビエト最高指導者たち、共産党の幹部、KGBの幹部、軍隊の幹部、そういう者、四百人の最高位の者たちを教育します。それで、四千人を有名な国立大学から四人に一人を選抜して三千人、七数ですね、多いから。彼らの思想的空白を何で埋めていきますか? 彼らは統一思想以外にはないと言っています。神主義です。今からそうです。

 今度の三日天下クーデターにしても、何でしたか? 経済問題解決と思想空白を埋める何ものでもありません。ゴルバチョフは先生に期待しています。それしかありません。それで自分の法務大臣を、連邦国会議員をアメリカに連れてきます。団長としてゴルバチョフが指名して送ってきます。今度の世界平和連合結成大会のために、KGBのリーダーが来ます。KGBはゴルバチョフの下で世界をコントロールするリーダーです。最高の者、共産党の賛認者、それが来るようになっているのです。それを見て、韓国の政府はびっくりして横転します。文先生の名によって、このような現職者が来るのにどうしたらいいかと。韓国政府は無視することはできません。

 ですから、今、先生がやっているところは、アメリカを超え、共産圏、長子権復帰が完成されているのです。長子権復帰がなされたならば、サタン世界は、反対の道は、先生の行く未来の世界に何も向けることができません。そうでしょう?

 長子権復帰は責任分担完成と同じです。長子権復帰と父母権復帰、それから王圏復帰です。民主主義では、先生が「王圏復帰」と言うのを聞くと、アメリカのCIAなどは「文先生はそういう言葉を平気で言う男」と言います。何でもありません。聞いたら、きっちりと答えるのですから、恐れることはありません。それは真理として認めなければならない話です。分かりましたか?

 今日の三大問題は、長子権復帰と親権復帰と王圏復帰です。ですから、ずっと話してみなさい。長子権復帰は一体何でしょうか? 日本の地区長をやった経歴のある者は手を挙げなさい。地区長やった経歴のある者、いませんか? 長子権復帰とは何のことですか? 簡単です。具体的に話してみなさい。はっきり知らなければなりません。

 君たちは蕩減の道を分かっていますか、どうですか? 統一教会のメンバーとして、蕩減復帰という言葉を使いますが、蕩減の道を分かっていますか、いませんか? 聞いています。分かっていますか? いませんか? 聞いているではありませんか。分かっているなら、「分かっています」、分からないなら「分からない」と答えなくてはいけません。何ですか、ぼやーっとして。これは「煮ても焼いても食えない」と言います。自分の損害になることは、どこでも自分が利用されるという話ではないですか? どうですか? 蕩減復帰を知っていますか? どうですか、答えてみなさい。自分に聞いてみなさい。分かっていたら「分かっています」、分かっていなかったら「分かっていない」、分かっているところもあるし分かっていないところもあるといえば、分からないということではないですか? (笑い)

 蕩減復帰は一体どういうふうにやっていきますか? 摂理の道は復帰の道であり、復帰の道は再創造の道です。再創造の道を通して、汚れているものを消していきます。それを消さなければなりません。消しゴムで消すのと同じように、消して新しい元のようなタイプをなし、それを超えていくところを蕩減復帰の道といいます。

 再創造というのは何ですか? 再創造の原理によって、蕩減復帰する再創造の原理はどうなっていますか? (「創造原理です」)。それがどうなっているのですか? 神が創造の初めにつくったのは環境でした。いろいろなものの材料となる環境です。

 その環境の中に必ず設定したのは、主体、客体です。縦的主体、縦的客体、横的主体、横的客体、前後主体その前主体、後の主体、このように球体を形成しようとするのが神の創造理想です。分かりましたか? 環境には必ず主体、客体の過程を通過しなければなりません。それを完成しなければなりません。それは本然の創造です。その主体、客体は、それだけの関係ではなく、完全に対応という関係です。

 君たちは地上に住んでいますが、宇宙のすべての存在圏と何らかの授受作用をやっています。ですから、思いもよらない憂鬱や喜びなど、それを知って球体世界を回って住まなければなりません。

 太陽を知っているでしょう。太陽圏です。地球は太陽圏を中心とします。一千億圏の大宇宙が太陽圏で構成されています。それは正に、それを拡大して、例えば人間の体の細胞を宇宙的拡大すれば、同じ層のある細胞間に、何千万キロのそのようなものと同じように宇宙は構成されているのです。宇宙は球体になっているでしょう。運動するのですから。全部がそうです。全部が運動する球体です。人間もそうです。全部です。細胞構成からみて、全部核心があり、副題があってそれを構成し、それを中心として、プラス、マイナス関係になっています。

 一つのグループを中心として筋肉もそういう筋になっています。それが油をつけてクッションをつけるように、作用してもちぎれないようにしているのです。同じことです。対応関係と連結して人格完成というのです。人格を構成しているのです。

 この世の中を見た場合には、創造原理は対応圏です。全部対応圏です。鉱物は鉱物なりにプラスイオン、マイナスイオン、主体、客体がこれを中心として、愛を中心として一つになります。それから昆虫や植物の世界も雄、雌があります。何を中心として一つになるのですか? 彼らの愛です。昆虫は昆虫なりに、彼らの愛によって一つになります。秋の夜に、明るい月が出た夜は、昆虫世界のオーケストラです。何をしながら、昆虫世界のオーケストラは演奏しているでしょうか? ダンスをしたり、キスをしたり、戯れながら、喜び合う歌声が秋の昆虫世界のオーケストラです。全部愛を中心としています。それから、男女、動物の世界も雄、雌によって構成されます。

 宇宙で最も神秘的なものは何でしょうか?  存在の動機はどこからかというと、男女になったのが神秘的なものです。そうです。君たちは男ですか、女ですか? (「女です」)。女とはどういうものですか? 女はもらいたがる者です。そうではありませんか? もらいたい者です。器みたいにこうなっているでしょう。ですから、女はいつでももらいたいのです。男はいつでもやるものです。ですから、女は男がやっていれば幸福と思います。「ああ、永遠な幸福、栄光の場に属する自分に勝る幸福者、世の中いずこにいるやー?」と。

 生理的にも女の生殖器というものはもらうようになっているのです。男がやるようになっています。ですから、女は大きくありません。もらうのですから、大きさは必要ではありません。男はやって食っていくには、消耗するので、平均を取るためには、男は大きくなければならないのです。

 道を歩くとき、男は右ですか、左ですか? 右だというのは、だれが決めましたか? なぜ男が右かというと、主体は右ですか? 左でもいいではないですか? 神様に向けて死んだ場合には、神様が向こうを見た場合には、神様は左のほうを向くのです。抱き合うときに、右のほうに行った場合、神様は男と抱き合いますか? 女と抱き合いますか? 右にやった場合には、神様の抱き合う所には、男ではなく女のほうが先になるのです。その辺、分かりますか?

 男が右にやった場合には、神様がここに行った場合に、女を中心として抱き合うのです。そうではないですか? 左に行っているので、神様が右へ降りた場合は右のほうですから、それは抱き合う場合にはこういうふうにして、女を中心として神様と男が抱き合うようになるのです。小さいから、こういうふうに抱き合うのですか?

 そういうふうに考えれば、愛を中心とすれば、神様と男と、これを共に愛するようになっているのです。心情に植えるところが女なのです。ですから、女を中にして抱き合った場合には、男が右に立って回った場合には女も回ります。女を中心として回っているようになるのです。

 愛を植えるのに男に植えますか、女に植えますか? 女に植えます。そのとき、宇宙の中心に立った女に植えますか、外に立った女に植えますか? 神様と真のお父さんと抱き合った真ん中に立った女に植えます。そういう意味で、女は二人、縦的相対者と横的相対者を持つようになります。そのように植えた場合には、縦的子供、横的子供、女も入っていますから、縦的兄さん、縦的姉さん、縦的妹……、同じように植えるようになっています。


     ◆

 そういう意味で、神に向けてやった場合には男は右に立ち、女は左に立ちます。分かりましたか? だれが決めましたか? 宇宙がそうなっているのです。すべてはペアシステムになっているのです。

 宇宙でいちばん神秘的なものは、創造のときに神が持った初めての観念です。愛という観念を持って宇宙をつくるようになったのです。すべての存在は、愛を中心として、相対的な基準を持たなければなりません。ゆえに、環境には相対圏がなければならないのです。主体、客体ですから、相対圏がなければなりません。相対圏は必ず対応します。それは家庭ばかりではなく、その対応圏は氏族や国家、世界につなぐのです。そういうふうにして、直接それが主体になった場合には、それに歩調を合わせるマイナスができます。自分が大きい立場に立った場合には、向こうが相対圏に即時に歩調を合わせる方法を取ることによって、宇宙は、衝突をなくして授受作用し、平和、円満な運動が続くのです。分かりました?

 このように見た場合、世の中で、いわゆる人間の生活の秘密の態度は何かというと、いつでも主体になるか相対になれる場において、それに相応する、対応する主体圏、客体圏を保つことです。それによって関係が拡大します。分かりましたか? 因縁が拡大します。因縁というものがあるでしょう。いつでもそうなっています。

 君たちは韓国にいました。韓国は違います。違った場合に、韓国の主体、客体相があります。韓国の国があるし、国には主権があって韓国民があります。その中に来て、それにいかに対応するか、分かりましたか?

 国民と主権と授受作用するところに、自分たちがいかにして上がるかという場合には、主体の前に客体である国民が、絶対的信頼と犠牲とともに一致すべきなのです。そうでなかった場合には、それ以上に主体が奉仕的な立場に立った場合には、今まであった相対圏を横にして、新しい相対圏が、それは果たせない基盤を譲らなければなりません。何の話か分かった?

 進化もそうです。アメーバからだんだん大きくなっていったとして、アメーバからプラスがあったとします。プラスとマイナスとで相対圏をつくり、そのプラスはその環境において、大きいプラスかマイナスを目標として、見えない目標に対して大きいプラスに吸収されますか? それ自体が、大きいプラスの立場で吸収して大きくなりますか?

 そうなった場合には必ず、その実体、大きくなった群れはプラスかマイナスになります。プラスはプラスですから、上のプラスの場合に、下のプラスはこういうふうにもつくし、ああいうふうにもつきながら、連結を拡大することによって進化も可能なのです。何の話か分かりますか?

 再創造の道は、まず環境があります。統一教会の者が酒場に行っても酒は飲めません。飲む必要はありません。酒を飲んでも、主体、客体圏があります。主体が酒屋のおやじであるとした場合、客体圏のより以上の客体者としてプラスに影響を及ぶようなことをなした場合には、主体が引っ張られてくるのです。主体革命です。主体を変化させていくのです。分かりましたか?

 ですから、統一教会の生活の態度は、どこへ行っても反発するなということです。そこへ行ったら、主体、客体に対応的な立場に立って授受作用をしなさい。そうすれば、その場をいかに強くやるか、いかに高く広くやるかによって、その主体圏を自分のほうに引きつけることができるのです。

 主体に三人の客体が合った場合、三人より以上の客体的努力奉仕をなしたならば、主体自体が引っ張られてくるのです。中心が動かないようにしても、結局大きいものが中心基点によって回るようになります。大きいものが重いものが中心に呼ばれるようになります。分かりましたか?

 重ければ、大きい者が止まった所があるでしょう。それを中心、シンボルとして、そこから運動を始めたら、客体の者が自動的に主体圏占領、交差的占領が可能です。よりために生きる者は主人になるという結論になります。

 先生が今何と言いましたか? 「よりために投資するものは中核の位置に立つ」です。中心者になります。創造世界の三大原則です。そうなった場合には、女にしては、姑という韓国の風俗に沿った主体相対圏があります。嫁としてちゃんと入った場合には、自分を中心として「私は大学を卒業したから自分は主体だ。姑、舅、その兄弟たちは自分より教育されてないから相対圏に立て」という、そんな馬鹿なことはありません。それは、あほです。気違いです。そんな気違いがどこにいますか?

 どういうふうに復帰原則路程に接続させていくかという生活態度が重大です。これを一般の人は知りません。「ああ、厳しい。姑、舅じゃなくて、舅じーがおじいさん、歯が悪いから姑ばー」ですか?

 その相対者は何をいちばん好みますか? パンが好きだとしたら、それを持って行くのです。いちばん好きなものを、一つ、二つ、三つ、四つ、五つやった場合には、一回りできるのです。分かりますか? 何と言いましたか? 一つ、二つ、三つ、四つ、五つの場合には、一回りして中心が生まれてくるのです。四年間、五年間辛抱してもいいです。四十年間、五十年間辛抱すればいいです。必ず、この宇宙の原則によって投入して忘れるのです。そうした場合には、必ず創造原則において中心に立つのが原則という信念を固めてください!

 先生の場合、大韓民国があるでしょう。大統領とか国民が全部先生に反対しました。反対しても、先生は国民といつでも一つになっています。国民全部が尊敬する場をつくったのです。国民投入、相対圏においていかなる国民も相対するようになれば、どんどん上がってくるのです。中心が上がってきて、国の主体圏がそこに相応した基地に立たなければ、文先生がより以上投入した場合にはそこに中心圏が移されるのです。自然屈伏、統率が可能です。分かりました?

 四十三年間、先生を無視し、神様を無視し、永遠の摂理を司る神様を無視して、いかばかり人が、神を、先生を否定して死んでしまいましたか? いかなる残酷な神様をぶっかけても関係ありません。君たちの理想的内面の思想の主体者として、悪い言葉の相対圏でありません。未来の良心的な方向に希望を願うようなときには方向をつけていくのです。これが宗教圏の拡大を生みました。良心のみを中心として悔い改めさせて、元に返す方策をやっているのです。


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 なぜ神様は投入しなければならないかということが問題になります。真の愛の相対者を求めるために、なぜ投入しなければならないのですか? 投入させればいいではありませんか?

 宇宙の大本から考えた場合、神様一人しかいませんでした。神様一人が初めから全能なる神様になったのですか? 神様は大きくなってきましたか? もともと大きかったのですか? どうなのでしょうか?

 神はいかに存在するや、これは哲学的ないちばんの根本問題です。これをどういうふうに解明しますか? 宇宙の根源の始元は何か、初めの起源は何か? 動機が何か? 神様がいっぺんに絶対なる全能なる神様になったのか? 神様もしかたなく一つから二つと、合わせていってだんだん大きくなったのか? それを見ましたか? どういうふうにして大きくなったと言えますか?

 例えば、曇った日には雷が鳴ります。雷が鳴りますし、稲光もします。そういう場合、その数億ボルトの電気がいっぺんに生まれてきたのでしょうか? 一つ一つ合わせてきたのでしょうか? 「やあプラス」「やあマイナス」とぶつかって涙を流して、光を出し、消えて行くのですか? そういった場合に、一つ二つ合ってきたとするならば、電気の理論に逆らいます。プラスとプラスは反発するのに、一体何ですか? マイナスとマイナスが加わるなんて理論的にありえないことです。その根本をいかに公認させながら、説法を高めていきますか? 問題は、大きな雷もプラス、マイナス、電気も一つ、二つ大きくなってきたか、いっぺんになったかということです。大きくなってきたという結論を出さなければいけません。

 同様に、神様も人間も一つの細胞からずっと分かれて大きくなります。そうでしょう? 一つの細胞からです。同じように、神様もずっと大きくなってきました。その本質、その答えは何かというと、神様は存源です。存在する源です。その力の作用の本質は何ですか? 力ですか? 力ではありません。知識でもありません。愛の力です。愛の抱き合う力です。授受愛です。授受し、抱き合う力です。そう見た場合に、宇宙の愛の完成部を抱き合うその存在とは、絶対に二つから始めるのです。そうなった場合に神様は大きくなるのです。神様が大きくなるとき、いかにして大きくなったかが問題です。分かりました?

 原理講義した場合に、だれかに質問されて答えようとしても分からないので答えられないのは問題です。愛というものの存在の起源は、自分に立っている神様です。絶対なる中心者の神として見た場合、大きくなるためには引きつけるのです。どこかで引きつけなければ、プラスに他をプラスさせなければ大きくなることはできません。二つの方法だけです。引きつけることとプラスさせることです。

 それでは、神以外に引きつけるものがありましたか? ありません! それでは、どういうふうに大きくなりますか?

 愛というものは運動するようになります。授受するサークル、環境をつくらなければなりません。運動しなければなりません。授受作用です。やったら、もらわなければなりません。

 そうすると、宇宙の初めに、神様自身が自分を投入する以外にありません。投入される相対がないからです。出発の起源は、自分を投入する以外に、その道を通して大きくなる以外に道はありません。そうでしょう。ですから、投入するのに苦労があるのです。

 小さい丸いパイプの中でも、神様がこのパイプの中に投入すれば、パイプの中にメリケン粉を投入すると考えた場合に、パイプを通してどんどんと入ってきて、最後には投入することによって神様がそれを押すようになります。それでも投入していくと、これが一つのサークルとなり、ちゃんと回ったら、外ではなく、内にこなければなりません。なぜなら、愛の定着圏は中心者を求めますから、それをやると、自動的にそれがどんどん中に入っていっぱいになっても、どんどん中に入れると、膨らんできます。

 それで限界になった場合、宇宙は粗密になってきます。高く、粗密になっていますので、限界にくれば、宇宙の原則はプラス、マイナスの動きになります。強弱の連結の体制です。君たちはシャフトを知っていますか? 回る元、シャフト、それを受ける軸が、シャフト、これ棒です。受ける軸はバネットです。これは鉛です。鉛に油をつけたら、あんなに大きいローターが回るものでも全部押しつけて動くようになるのです。ですから鋼のところに一番軟らかい鉛と組み合わせた場合には、それが合うのです。

 ダイヤモンドを削るのは銅です。ダイヤモンドに銅、それは強弱融和というものです。ですから、男は強いし、女は?

 なぜなら、愛を中心とした世界の神様の置くところには、授受作用して上下関係をしながら、回りながら、上下関係が大きくなったり、小さくなったりします。回るのですから、下がっていく運動は、円状になります。そうすると、いっぱいになってくると、これが押しつけて、中身が膨れてくるのです。これは出るところがないので、反対側に返っていくのです。

 それゆえ、この中は自動的に球体形成が起こってきます。存在平面が球体形をなすために神が投入する運動を中心としていくことにおいて、最後には神自体を押し寄せます。そして、神自体は中心の所に核として立つようになるのです。分かりましたか?

 ですから、存在の起源は、もらうところではなく、愛の相対者に無限に投入するところから出発した愛の実体の神であるから、そういう作用によって宇宙は生まれ、始まったのです。存在はために存在したのです。

 君たちには何もありません。お嫁に行って、旦那さんのところに行って、投入です。投入すれば、怖い姑、義父母にそこを通して無難に回っていくのです。そうすると、通ったそのものが反発しますか、後について来ますか? 反発するのですか? なぜついて来るのですか? 押して、押すわけですから、結局自分を押して、核心のほうに立つようになるのです。

 宇宙の存在の起源は、愛を中心として投入、投入から始まっています。つまり、“ための哲学”の根源の泉です。源です。分かりましたか?


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 そうすると、神の創造の目的は何ですか? 愛の相対者をつくるためです。そうでしょう。神様は投入したのです。真の愛で投入したものはどうなりますか? 百投入した場合には、真の愛は繁殖力があるので、百以上になります。押しつける力があります。何の話か分かりましたか? 百投入したのに、百二十、二百以上の力で宇宙力が作用します。真の愛は、投入して少なくなることは絶対にありません。

 ですから、真の愛の相対圏をつくったところには、永生という論理が可能になるのです。大きくなるのですから。小さくはなりません。永生という論理です。そのような基本的論理観から愛の相対者の人間をつくり出したのです。神様は人間を十日間ほど愛して、「ああ、疲れた」と言いますか? 投入して、投入して、永遠にまた投入したのです。

 真の愛が分かりましたか? 投入すればするほど立体圏で増えるのです。もらおう、もらおうとする場合には、全部が破壊してしまいます。

 堕落の結果、愛の相対圏に自分がもらおうという観念に追い込んだのはサタンです。そこには永生はありません。投入すればマイナスになっていきます。しかし、こちらは、投入すれば増えていくのです。

 君たちもそうでしょう。真心尽くして、自分が愛する者に百万円で高価な贈り物をあげたいときには、九十万ドル、九十万円で買いますか? 三十万円減らして考える真の相対者がいますか? それ以上やりたいでしょう。百万円やった場合には、百二十万、百三十万と、さらに加えてやりたいのは、正常な人間ならだれもが思います。

 なぜそのようにもっとやりたいと思うのでしょうか? 本然の真の愛の相対関係だから、当然そうならざるをえないのです。相対関係です。自分が百もらったのに、プラスで投入するわけですから、出るときはもっと大きいものになるのです。ここには消耗というものはありません。拡大と繁栄の道しかありません。自分を中心としてもらいたい者は、大きいものからだんだん小さいものになります。ここには、自動的に敗北になります。分かりましたか?

 自分を投入するところに、真の愛の因縁は出発し始まるのです。聖書は記しています。堕落世界は自分を中心として考えるのに、聖書には「死にたがる者は生きるし、生きたがる者は死ぬ」と。これは何ですか? 理論に反します。そうでしょう。百八十度違うような、謎みたいな話がなぜ真理の精神の中心思想となっているのですか?

 それは、創造本然の源の力である投入の精神に一致するからです。その世界は絶対に拡大する世界であって、減少する世界ではありません。ゆえに、「死のうとする者は生きる」という論理が成立するのです。理論的です。分かりましたね。これは、徹底的に知らなければいけません。

 それから、投入する主体、客体を形成した場合は、宇宙が保護するようになります。今、何を話しましたか? 主体、客体が愛で一体化された場合は、宇宙が保護するのです。宇宙、天運、神様が保護するのです。宇宙の存在は公平です!

 なぜでしょうか? いくら孤独な女でも主体なる男と絶対に一つになる愛の道は備えています。それを得るには、その相対圏をいかになすかが問題です。主体になりますか、相対ですか?ための対応圏、ための主体相対圏を持つことは、理論的に必要です。

 女として生まれた以上、お嫁に行かない女はいません。いくら顔が醜くても、相対者は「生まれてくるな」と言いますか? 自分も知らないで、片目になった女でも、片目がいかに美人に見えるか分かりません。これを二つの頭、金の玉、金玉ではなく金の玉、韓国の柳さんが、日本で「金の玉の子供みたい」と言うのを聞いて「金玉の子供」と言って笑った、そういう連想をしたらだめです。先生がこういうことを言うのは、暑いときに、寝ないように刺激のために言っていることなのです。

 それは、前が幸福ですか、後が幸福ですか? 前ですか? なぜ? 投入する意気込みが多いからです。後に立つと、サタンが見物に入ります。前には来ません。環境世界に主体、客体は絶対的な存在基台になっていますから、女たる者は、結婚できないという話は永遠にありません。日本でいくら女がたくさん生まれたとしても、男ばかりの極が世界に残っています。世界を回って、旦那さんを訪ねて行きなさい。男女が生まれているのに、結婚できなかったという男女は見ないでしょう。適当に生まれて一人で年取って老いてしまったという者はいません。相対者は皆、あります。それは、何人も違いません。宇宙は神秘的です。


     ◆

 宇宙は環境圏を保護します。主体、客体が授受作用するものは天運も宇宙も保護するのが、自然の法則です。

 それでは、君たちが病気になったらなぜ痛いですか? 病気になったらなぜ痛いですか? お医者さんが診ても分かりません。「痛いから、痛い」、そんな答えがどこにありますか? これも原則を利用して考えるのです。この体においてすべての分野が、主体、客体圏をつくっています。それが授受作用しているから、自然宇宙が天文学(保護)をするので、衝突しないのです。バランスが取れて運動しているから、何の苦しみもないのです。肌は一気圧の圧力で押されています。平均が取れているので、それを感じないのと同じです。授受作用相対圏は宇宙自然力が保護しますので、そのときは何の支障もなく感じないのです。

 しかし、「痛い」というとき、主体はありますが、客体がないのです。不幸が起こりますから、宇宙存在力が追い出すようになるのです。不幸を追い出す力が「痛い」のです。これは、早く相対圏を設置して戻っていきます。

 男の奥さんが死んだ、あるいは男が死んだ、それはなぜ悲しいのですか? 自分の旦那さん、男が死んだら、女がみっともない格好で、孤立した精神をもって泣きだします。泣き所です。どうしてそうなりますか?

 男女相対圏を拾って、愛を中心として宇宙永遠の法圏に入ったものが、その相対圏がほつれたならば肌が赤くなるように、寄せてる力によって悲しみや辛さを感じるのです。君たちもそうでしょう。友達が一人見えなくなっても、相対圏がなくなった場合には、寂しいでしょう。友達もそうです。知識も友達、金も友達、皆、友達です。権力も友達でしたが、それ以上に永遠主流になる愛の基準において相対圏を得たとしたら、それを失う痛さは宇宙を替えてもどうにもならない痛さで感じられるのです。分かりました?

 その原則により、数億の電気のボルトがプラスになるのは、相対圏がプラス、プラスの相対圏が成立しないときには壊れます。一度プラスの電気とマイナスの電気が相対圏をつくった場合にはここにプラスが来た場合には、相対圏に背きます。宇宙保護圏を侵害する立場に立ちますから、プラス、プラス、マイナスと反発します。自分の相対位置を保護するための反発作用が第二の保護作用です。宇宙は対応反発という力のバランスを取っているのです。それは悪い力ではなく、アクションとリアクション、作用と反作用です。平均的にバランスが取れるのです。分かりましたか?

 どういうふうになっていますか? 嫁に行かない女たちは戯れ合いながら、プラス同士でたくさんの友達と抱き合うことができます。男も同じです。子牛みたいに、男同士で村を騒ぎながら歩き回り、一つになります。

 しかし、その男がある日娘と結婚した場合、自分より美男子の友達が自分の奥さんの前に現れることを願う男がいますか? 答えなさい。(「いません」)。「明日から来るな。このやろう、行け」と言っても、悪くありません。友達がその男のように宇宙の法を受けるようになるため、け飛ばすのは完成の道を誘うことになるのです。初めて聞く理論です。プラス、プラスのときにはどこに行っても相対圏にはなりません。

 自分が大きくなった場合には、環境がだんだん大きくなります。それを見たら、周りの者が「中心になって相対圏を治めてくれ」というふうになります。自分が相対圏に立った場合には、全体がそういうふうになります。一つの関係に収めて、相対理想圏を誘うようになります。

 ですから、あなたがた心情圏の完全なプラスは、完全なマイナスを得るのです。その原理原則を利用して伝道もするのです。本当に、神様みたいな創造力で全部投入して忘れるようなことを一年間続けるのです。そういう決心がありますか? どうですか? 答えてください。

 それもできずに相対実績を願うのは、宇宙、天道、功労の道において、どろぼうです。千万年引き続いて投入する神の前に、永遠に投入して全体の中心を固めていくという思いをもった場合には、神は自動的に引かれてきます。磁石には鉄粉が皆、引きつけられるのと同じです。

 このような原則から見て、統一教会は主体圏、客体圏の理論からカイン、アベルの論理を引き出したのです。創造原則です。再創造の環境には、必ずプラス、マイナス、これを確立しなければなりません。相対圏をつくった場合には、いかなるものも進化します。先生もそうです。ちゃんと真を尽くして相対圏をつくります。いくら反対しても破ることはできません。自分が変わらなければ、向こうも変わりません。ですから、いくらやっても、やったものは最後にはそのしっぽにつきます。女、母さんが反対した場合には、父さんが反対の女のしっぽにつきます。男、父さんが反対した場合には、母さんが旦那さんのしっぽにつくのです。相対ですから。

 このようにして相対圏保護を続けて排除しますので、迫害するキリスト教宗教圏の迫害の道において、宗教はいかにして発展したでしょうか? 主体、客体圏の立体圏を保護するのに、周囲のあらゆるものが反対して排斥力を受け、その度を超えた場合、例えば、お母さんが子供に反対した場合には、お父さんが子供に尽くして相対的な位置にプラスさせてどんどん増えていき、その環境を吸収していくのです。

 このような観念より、日本の今までのカイン、アベルの観念は間違っています。ですから、日本の教会は世界的発展をなすべきなのに、原則の方向が違っているために発展しないのです。先生の教えによっていません。

 なぜですか? 任命された場合、すぐに「わしはアベルだ!」となります。主体になっていません。主体となって大きくならなければ、たくさんのプラス、主体圏をつくり、相対圏を原則基準の人格完成基準という限界まで導かなければならないのです。それなのに、自分は三〇パーセントも投入せずに「自分はアベルだ、中心だ。侍れ!」、そのような者は宇宙は保護しません。自分の限界まで投入し、自分が経験したことに感謝し涙ぐむような、感謝の涙と感謝の思いと感謝の行動で環境を潤して、いっぺんに覆うようにしなければなりません。


     ◆

 神が相対圏をつくる環境にはなっていません。分かりましたか? 神の代わりに環境をつくらなければなりません。愛の環境、愛の相対圏を保護する環境をつくらなければなりません。主体、客体が設置されたところから対応圏が生まれないと発展の道はありません。

 子供は対応の直結体としてつくったのです。親の愛は対応です。奥さんは女対応ですが、垂直に対応しうるところが子供です。それは球体を中心として、核を中心として、数多くのラインが対応圏をつなぎます。全体がこの核を通じない対応線はありません。通じないものは、表面下であって、完成部分になりません。

 お嫁に行き、韓国の家に入る者は、自分が愛の環境、統一教会の環境、創造性の神の環境、ための環境……、という理想の将来を、投入して何でもつくられるような環境の心情圏をいかに確立するかが重要です。プラス、マイナスの完成相対圏を信ずる基盤において、自分より劣る立場で、自分がプラスになって向こうを相対圏に消化して、となった場合には天運に保護されます。それに反対する者、それを破壊する者は皆、排斥されるようになっています。

 昆虫の世界もそうです。このような原則が元ならば、進化論は成立しません。相対圏客体の路程を通してやれば、アメーバからモンキーまで、猿まで、何千何万回の愛の門を通過した連結の雄、雌の関係を無視してはつながりません。

 すずめもそうです。冬などは戯れて相対を知らないのでまちまちのプラスですが、春になって巣をつくり、相対圏をつくった場合には、絶対的です。第三者のすずめを、雄、雌共に排斥します。雌が来た場合には雄が排斥し、雄が来た場合には、雌が排斥します。自分の相対圏を誤るからです。宇宙の法圏の侵害者になるから、それを排斥するようになっているのです。

 ですから、アメーバから猿になるまでに、たくさんの愛の過程を通過してきたのです。愛は相対的関係、第三者が加入しないように、絶対的種別方法、聖い種別方法の圏を守るようになっています。動物世界も昆虫世界もそれはいりません。それを連結して、アメーバから猿まで無難に続ける道はありません。愛の門を続け、愛の門をつないで、雄、雌が愛し、子供をつないで、子供を通じて、種類はその種類として、絶対個別種として残るようになっています。それが宇宙の誇れるものです。めちゃくちゃに交流するものではありません。世の中でいちばん最後の真理は、雄、雌、男女です。この観念は偉大です。雄、雌の観念がなければ、愛は成立しません。

 このように見れば、宇宙創造の内容は愛から始まりました。神を中心として、それに相応的な対応的平行的位置において、自分の存在軸を中心として神と人間の大きな軸に平行的な存在として回りながら、自分の動流行の世界の存在として細胞的な立場の愛の側生として存在します。ですから、神に対して、人間に対して、反対することはできません。

 細胞が反対しますか? 反対に感謝します。低級なものが最も願う最高級のものの愛の軸に加わることが最高のものです。ですから、大きな愛の心情を食べるのです。食べても、愛で食べるのです。

 神様解放……、苦しんでいる愛の相対者の女の愛を解放する主人の細胞も、主人の刺激要素として活動して生きたいというのです。それを誇ります。ですから、神様の女の唇や男の唇になる細胞がキスすると、この細胞になりたい……、何を笑いますか? そのような動物の中にあった細胞や、低級な動物のものは、皆、高い主人の細胞圏の中核に抱かれながら神の愛につながれることを希望するのです。横的存在はこのように回りながら、縦的に愛する神にまでつながれています。

 男女の生殖器は神の愛につながる中心の細胞です。自分のためのものではありません。これを支え、相対圏に立ちたいというのです。女同士、男同士ではできません。アメリカのホモセクシャルやレズなど、そういうことはありません。女は男、男は女です。女として女のために生きるべきではありません。奥さんとして男のために生きるべき女の道です。

 なぜなら、生まれるとき、愛という観念が先にあったのです。愛の観念がなかったならば、雄、雌の観念を設置する必要はありません。鉱物の世界もプラスイオン、マイナスイオンです。雄、雌と同じです。昆虫世界も雄、雌同じです。動物も皆、雄、雌同じです。男と女も雄、雌でしょう。雄、雌の観念が生まれる前に、愛という観念を持ち出して、愛を中心として一つになるようになったのが、雄、雌の観念です。愛がなくては、雄、雌は生まれません。雄、雌が最初ではなく、愛の感性と観念が最初です。実際、実体とリアリティーです。哲学における感性と実在の問題は、世界の大臣の闘いの元になり、今は皆、つぶれてしまいました。

 女は女のために生まれてきたのではありません。男は男のために生まれてきたのではありません。愛のために生まれてきたのです。ですから男の中心思想、女の中心思想は、愛です。それ以外にありません。金でも知識でもありません。自分の子供の顔がでこぼこで、棍棒のようになっていても、唾をかける親がいますか? 「配偶者との間になぜこんな子供が生まれた? この次生まれたら絶対殺してしまう」、そういう親がいますか? 真の愛をもったお母さんは、そのでこぼこが幸福の泡をつめるような壺みたいに思います。金の泡です。金の玉の泡をもらうような壺に見えます。それに触ったら、その刺激がもっとかわいらしいのです。

 愛はこのようにへんてこな性格を持っています。平面的だけではなく、立方的な立体的性格です。愛にかかると醜いものがありません。気持ちがいいですか、悪いですか? 後ろの男、どうだ、気持ちが悪いですか? この世の中にないことを言うのです。図書館にはありません。先生から始まった理論なのです。気持ちがいい、悪い? (「いいです」)。君たちが今まで大きくなったのは何のためですか? 男は女のためです。生まれたのも女のためです。

 それでは、神様は愛の観念で男女をつくりましたが、男をつくるとき、男ばかりを初めとして考えてつくったのですか? それとも、男をつくる前に、女がこうだから男はこういうふうにしないと合わない、というふうにして第二の立場で男をつくったのですか? 第二の立場を否定することはできません。ですから、男が生まれたのは女のためです。自分のために生まれてはいません。

 愛というものは、ために生きる、つまり、授受、投入することが起源になっていますから、自分が生まれるのも投入するためなのです。もらうためではありません。自分のためにもらったら、真の愛は生まれてきません。女もために生まれたことは偉大なことだということが分かるわけです。分かりましたか? 男は何のために生まれましたか? (「女のために」)。それを約して男の立場でために生まれました。

 それでは、男女が生まれたのは何のためですか? 愛のためです。その愛は、何のために生まれましたか? 神様を占領するためです。愛の相対、パートナーに立ったら、神様を占領するようになります。

 ですから、個人が完成して愛を捜していくのは、神様を占領するためです。横的夫婦関係の愛を結束することにより、縦的神様を占領する道がつないであります。それゆえ、絶対なる中心の価値である愛を占領することによって、宇宙は自分のものとなり、すべての権限の位置、同参生活、すべては神と同参同居する環境になるのです。これ以上の欲望、最高の完成圏はありません。人間の欲望はこの基準によって、すべての万民が欲望完成圏が、本然から私たちが所有すべき絶対価値圏であったということを忘れてはなりません。それを願うでしょう。


     ◆

 君は何になりたいですか? 王様になりたい、世界一の主人になりたいと思いますか? そうでしょう! 世界の主人になりたい、真の男になりたい、愛の主人になりたいでしょう。三大愛を中心とした主体思想から見ると、神は宇宙を中心として愛の中心者です。だから父母の立場に立つのです。

 先生の中心である真の教えを教えてやります。見せてやります。“ための生活”をすることによって、真の愛を習うことができるのです。そうなった場合には、自然に父母の立場に立ちます。それから自然に主人の立場に立ちます。愛を中心として、天宙の先生、天宙の親、天宙の主人になりたい欲望が、万民共通の欲望になります。

 それが不可能な不完成な欲望であるのは、もともと生来受け継ぐべき本来の自分の所有圏であったのに、堕落したために絶縁体で覆われているためです。本心自体は南北を指す磁石と同じように作用していますから、欲望も宇宙すべてを超えて自分と関係を持ちたいという対応圏があります。対応圏を持ちたく思うのが、自然現象の作用でした。そのことをはっきり知らなければいけません。

 なぜ生まれましたか? 愛のためです。金のため、権力のため、勉強のためではありません。愛のために生まれた者たちが、勉強という偽りの飾り物で飾ってはいけません! 金の飾り物で飾るのではありません。純粋ではありません。天宙で、歴史性を持ちません。真理体としては永遠に続きません。

 真の愛のために生まれたのです。それを聞くと、汚い爪先も喜びます。全部が君たちの五感も真の愛が君を愛そうとして待っています。気持ち悪いですか、いいですか? どのぐらいいいですか? 神経がけいれんして硬くなるまで、永遠に、そこで硬くなって石みたいになってしまってもいいという真の境地までです。死んでしまってもいいです。これ以上二度なくてもいいのです。

 その愛を願わないですか? (「願います」)。女ばかり願って、男と一つになろうと努力してみなさい。可能でしょうか、不可能でしょうか? 絶対に不可能です。

 なぜこういう表情するかというと、忘れないようにです。七十歳を超えた先生がそのポーズを取るには並々ならない苦痛です。君たち子供たちを正しく教育するポーズを取ります。忘れないようにです。

 真の愛のために生まれました。投入して忘れて、一生投入する、永遠に投入してすべてを消化して、神の王宮の愛の実体者を創造するまで私はやるというのです。哲学においては、観念と実体の問題があります。

 共産主義は「それは宗教から見れば観念だ。実体は万が一にも実体だ」と言います。そんな馬鹿な話はありません。存在の原因は、男、女が来る前に、愛を中心とした完成は愛に合うようにつくられています。初めから男自体も女自体も、自分を中心とした動機は何もありません。愛を中心として、女は男に合うように、男は女のために存在したという、理論的原則は絶対否定できません。この理論を否定する何の理由もありません。

 この世紀に生まれたことを感謝しながら、真の父母に抱えられ、こういう教育を受けるのは最高です。あなたがたの神経が五感の焦点を合わせて一つになるところは何ですか? 真の愛についた場合には、目も鼻も口も愛してしまいます。見過ぎた場合には永遠に瞬きしたくないのです。開けたまま口は呼吸を失い、凍りついたまま無条件統一です。その境地に行かなければ神の国につなぎません。

 君たちは愛のために生まれたのです。神の絶対なる愛のためです。神は絶対なる愛の王様であり、絶対なる親であり、絶対なる先生です。三大主体思想がここから出てきます。それを社会に見れば、王様は主人の立場です。学校制度の場合は先生の立場、家庭では親の立場です。三大の愛の圏を、これをつなぐことによって自分が天宙のすべての主人になりえます。王様の代わり、先生の代わり、親の代わりに、中心として立ちます。

 三つとも必要です。ですから、勉強も必要です。家族生活のいろいろな料理の仕方も、日常の生活も必要です。着物を作るのも皆、愛のためです。愛を語るためです。食べ物を作るのも、愛の味を高めるためです。そういうふうにして、真の愛です。心を注いで料理をした場合には、おいしいこと、よだれが出る、涙が流れ、鼻のよだれが流れます。おいしい味の王者がそこに現れてきます。そのような料理を、ために作ってみましたか?


     ◆

 アダムは神様の家です。アダムは神の独り子でした。人間から生まれて来て、神が直接つくった絶対なる独り子でした。エバもそうです。

 それでは、イエス様は独り子ですか、二人子ですか? 聖書には一人です。独り子のイエス様と堕落する前の独り子とではどちらが貴いですか? 堕落しなかった場合には、アダムですか、イエス様ですか? (「アダムです」)。どうしてですか? アダムは神からつくられましたが、イエス様は堕落した後孫の女から生まれてきたのです。

 キリスト教はこれを知らなければなりません。数千代の汚れた血統を条件的基盤に植えつけて、それを条件的な立場によって独り子として生まれたように認めたのです。もともと一人の方は神自体がつくりました。長男、長女が独り子であり、一人娘であったことを忘れてはなりません。メシヤという者は、イエス様ではありません。堕落しなければ、メシヤはいらないのです。論理的にそうなります。

 また、ここで問題になることがあります。アダム、エバは堕落しました。堕落したのに、堕落して神に追い出されて、ふたりがつき合って子供を生んだのですか、生まなかったですか? (「生みました」)。これは、ふたりが堕落した後、神様がエデンの園で追い出した後にふたりでチャンポンになったのですか? 追い出す前にふたりで一つになったのですか? 間違いなく、追い出された後で一つになっています。

 そして、ふたりが一つに結び合って子供を生んだのが、地球上に住むアダムの後孫です。これを知らなければいけません。神とは何の関係もありません。アダム、エバは堕落の親になりました。悪い親になりました。親という名前は、愛の因縁を結んで子供を生んだときに出てくるのです。結局は、神の願わない愛の結束を延長して結びつけた万民です。悪い親は、悪い愛を中心として植え込んだ第一の先祖です。それで善悪の実を取って食べたのかどうか、はっきりします。

 真の父母ではなく、偽りの父母になったのは、偽りの愛によって父母になったからです。偽りの愛はサタンを中心として、サタンのささやきによって、サタンの願う愛の結束体から生まれたのです。ゆえに、サタンの後孫になるのです。それは否定できません。

 ですから、真の父母が来て、これを取り返さなければなりません。宇宙のすべてを知らないで堕落したのですから、今度は、先生がすべてをはっきりと教えます。このように無知な立場では完成はありえません。詳細なる自意識のうえ、分かったことによって、完成圏がなせるのです。その理論から見た場合に、偽りの父母で落ちたのですから、真の父母によって上昇する理論的観点を否定できません。分かりましたか?

 真の親は真の愛の種を植え始めます。それでは、日本の天皇、神武天皇が真の愛の親になったのですか? それだけ差異があるのです。

 高いか、低いか分からない者は、「天皇の子になれ、文先生の子供になるな」と言うのです。君は利口ですから、夢に考えても天皇の子供になれません。先生は夢に考えても、なりたくてなったのですか? そうではなく、国を捨てて、ここまでずっと這ってまいりました。そのような決意をして帰っても、成功して帰るのですか?

 目的観です。「天運の相対圏の方向で、相対と、対応圏を中心に一家を治めよ。丈夫になれ。王様になれ」。それが直系アダム家庭に神が任された使命でした。ですから、先生を中心として、今、左翼、右翼を治めているのです。それで、先生の前に反対することはできません。国に帰る途中です。どこに帰るのですか? 先生はどこに帰るのでしょうか? 北韓です。北韓に帰れば……。

 金日成はサタン圏の再臨主です。金日成を親と言っています。これまでサタン圏の長子権に立って四十年間王者として貪りながら、自分の一家繁栄のためにすべてを犠牲にしてきました。先生は、一家どころではなく、自分も投入し、一家も共に投入し、世界繁栄のためにやっています。世界の民主主義圏と共産圏を統合し、世界版図基盤の上に立った真の父母の名目で立っているのに、向こうは北韓という手のひらより小さい田舎で、だれが親を信じますか? それを先生が、今、教育しているのです。彼は知っています。どうせソビエトに寄るし、北韓に寄ってきます。日本とアメリカに影響を及ぼす文先生のバッグがどれくらい大きいかが分かるようになってきました。

 今度のソ連のクーデターは全部失敗です。これは、先生が行って話しました。「ワシントン・タイムズ、押せ」と。すぐに電話しました。ブッシュを啓発しました。「押せ。火をつけよ」と、先生がこうなれば、ゴルバチョフがいまだかつて経験しなかったほどすごいのです。「アメリカと完全に一つになりなさい」と話しました。そういうときです。

 世界の宗教や政治、心が、サタンを中心として良心と肉心が闘うように相対圏になっていません。本当の女、男の、本当の宇宙に対応する主体になっていません。客体になっていません。だらけています。

 それを拡大して、宗教圏です。良心は全部宗教圏であり、肉身は政治圏です。肉身が良心をたたきつぶしてきたのと同じように、宗教界を犠牲にしてきたのが政治界です。それは世界的に先生の努力で発進し、明日から八日までにその方策は終わります。このような時代になったので、アメリカもカイン圏の世界も完全に一つにならなければなりません。それゆえ、こういう問題になって三日で、サタンの三日分別期間によって、ソビエト、アメリカが完全に一体圏になるようになりました。ゴルバチョフは疑いません。今まで軍部やKGBの背後に力を持っていました。ソビエトのバッグも分からないから、自由世界が両手を広げて交流することができませんでしたが、今はそうではありません。

 ところが、宗教的、世界的な一つの外的な交友圏において、ソビエトも収拾する道はなく、アメリカも収拾する道はありません。今日のテレビやラジオでは「共産世界の空白をいかにして、だれが、何をもって、新しい思想で埋めていくかということが、今後のソビエト世界を収拾し、それが第三世界の理想になるだろう」と結論していました。

 それをだれがやるのですか? 神と神主義とヘッドウィング(頭翼)が真の父母に属するものです。ゴッディズム(神主義)は垂直圏に属する垂直平行を合わせ、世界兄弟全部を合わせ、球体理想として愛の球体になります。それから球体はどこにあっても垂直と通じます。表面は理想圏ですから、表面圏、世の中は不平を言うことはできません。分かりました?

 サッカーボールが転がって止まった場合、どの面でも垂直と通ずる平等な面を持っているから価値観によって平等な世界、バランスの世界に到達するのです。


     ◆

 蕩減復帰は、最初、どういうふうにしていったのでしょうか? 復帰は、創造原理によってなされていきます。復帰は、環境をつくり、主体、客体、個人的完成をなします。その足場を固めていかなければなりません。個人の良心と肉心とが、主体、客体が神の愛を中心として一つになったでしょうか? なりましたか、なっていませんか? 君たちは良心と肉心が闘いますか、闘いませんか?

 自分が何パーセントになっているか、よく知っています。自分のすべてを投入して観察してみなさい。自分のいい着物があったならば、怨讐に皆、やりなさい。一番いいものを後ろに隠して、悪いものをやるというのでは、理想の愛の世界は求めることはできません。サタン世界は、いいものは尻の下に隠して悪いものを出してやりますが、いちばん貴いものを愛の相対圏に提出するのです。そこで真の人、真の旦那さん、真の父母、真の子供、真の王様、真の国民になるのです。愛の相対圏拡大です。

 部落の中でいちばんやかましい問題の女、問題のおじいさんがいるとします。それを自動的に屈伏させなければなりません。その二人を一年、二年、三年で屈伏させた場合には、部落全体はあなたの足場になってしまいます。あなたは神の上部の支え軸になるし、あのおじいさんは下の支え軸になって、部落全体を回してしまいます。復帰はこういうふうにしてきます。主体と客体原則です。

 君たち、良心と肉心が一つになって、「神の前に私を占領するサタンがありません」と勝利的宣布して捺印を受けた場合には、サタンは再び来てこれを押しつけることができません。自分の先祖がそういう者だった場合には、何千代後でも、その基盤の上に家族的出発が可能です。蕩減基盤です。分かりましたか?

 そうなったら、君たちはいつ蕩減基盤を持てるのですか? 先生は「百二十人、開拓伝道しなさい」と言い、韓国から出動しました、七十年から。その後百二十人伝道して帰って来た教会長は何人いますか? 三年も行かないで……。先生の命令だったら、生涯かけてもしなければなりません。それを失敗しました。ホームチャーチは、百二十軒を最小とした三百六十軒を中心とするのですが、お母さんの親戚、子供、娘、親戚の娘たち等々、自動的に三百六十軒になります。「ホームチャーチをやりなさい!」と言いましたが、成功しましたか? 皆、失敗です。その責任をだれが負いますか? 先生が負います。

 今度は、その世界的蕩減で、民主主義世界、共産主義を並べて、開拓期から個人的勝利、家庭的勝利と、蕩減基盤を全部先生がやってきました。僕の僕から八段階、すべてやってきて、サタンと神を真っただ中に闘って基盤をつくりました。それは神様もサタンもそれを粉砕することはできません。先生もそこに立った場合は絶対権限です。勝利圏です。

 それは、君たちはまだ持っていません。先生がその取ったものを捨てた場合には、エンパイアもアンテナがとれると下に落ちますから、これを防備するために氏族のメシヤを設定して送ってやるのです。これを反対するものはありません。歓迎するばかりです。

 今、ゴルバチョフが全世界に登場しました。将来はそれ以上になります。文先生の言うとおりにやりなさい! 先生の言うところに迫害はありません。父母から迫害され、兄弟姉妹関係はもちろん親戚関係、一村、一国家を代表して反対されたのですが、今になっては、文先生に祝福されたらあなたがたの父母たちは反対してきません。

 「偉いことをやったな! この小さい細い、何の力もない女の子が、りっぱなことをして韓国に行き、一目見たら逃げ出しそうに見えるのに、どろぼうのような山男のような男を抱えて天宙復帰するとは。やあ、恐ろしい」と考えるようになってきています。そして、ひざまずいて「両親より偉い。兄弟より偉い。一家すべてを相続しても惜しくない。自分たちの過ちを悔い改める」となってきました。

 女の子として生まれた自分を、父母は心配ばかりかける娘だと思ったのに、その娘が「私は日本を超えて世界万民を救い、世界平和のために闘いました。絶対一流になりました。涙の道がありました。腹も減り、殴られ、唾もかけられました」と、自分のためではなく、世界のため、平和のため、万民のために行い、親の骨肉が溶けてしまうほど涙を流し、その前に立つことができないような実績内容を報告するのです。

 それを聞いても、ひざまずかないような悪辣な親なら、「私が悪いです」とずっと言いなさい。そして、「こういう女の罪よりも、韓国を侵略した罪はいかばかり恐ろしいか、分かっていますか!」と言うのです。それを責めるために来たのではありません。過去を正し、未来に平坦な道を探り、山と川をなくすためです。

 そういう時代になったら、私が先導し、「一族が天国に向けて直行する時代に来ました。訪ねてその方向に向かいましょう」と忠告するばかりです。

 愛国の男が、女が必要です。世界の聖人の行く後を継ぐような一家において、そういう男女を持つ誇りはいかばかりでしょう。「それを反対する親戚の者は手を挙げなさい。歓迎する者は両手を挙げて!」と両手を挙げて歓迎します。「サインしてください。捺印してください」と、百二十人がそこまで言うようにしなければなりません。

 私が一週間教育します。徹底して、愛国心、愛国精神を一家に教育します。名前を書いて来なかった場合には、怒鳴りつけます。「おじいさんの名前で恐れません」と正義に立ちます。勇気ある者は先頭に立って滅びる国、世界を救います。それは歴史の方向です。何でもやれます。

 反対する者はありません。それを難しいと言う者は死んでしまいなさい。死んでいるのです。分かりますか?


     ◆

 女が問題です。いつでも女が問題です。では、女が問題で、男は問題ではないですか? 女のしっぽについて回るのが男です。エデンの園でアダムがそういう堕落をしたのですから、女のしっぽを駆け回らないように注意しなさい。

 復帰した天使長になれません。復帰した天使長、復帰した洗礼ヨハネ、アダム復活体、イエス復活体、それから再臨の相続体とならなければ、天国に入れません。いいですか?

 天運に保護されるには、一身において心身一体圏を求めるのです。そうなれば、私は天運に保護されます。一身保護される男と女が愛のために生きるのです。愛を中心として完全一体化して永遠に分別されないような父母、理想的な一体圏をなしえた場合には、そこに神様が臨在するのです。

 これが上下合わなければいけません。これが一つの周波です。プラス、マイナス、これが一つにならなければいけないのです。愛のために生まれた男女は、永遠に真に一つになって離れないために祝福されたら、永遠の愛に一つになった場合にはどうなりますか?

 結婚するのは、縦的神を占領するためです。結婚は、縦的な真の親である創造主なる神を占領するためです。横的な平面に自分が一体になったなら、これが縮小して丸く縮まる円形を中心として平べったくなります。こういう位置にできたら、自動的に、中心が初めです。垂直線が初めですから、これが縮まって核心になり、平面の愛は副題になります。副会長と同じ副題になって、一つになります。

 それは、二つの愛の核心愛が垂直を代表し、それを核心の副題が平面を代表してつながせ、真の父母とともに一つになるのです。生まれてきたのは良心と体です。良心には垂直の神、垂直の神の愛を伝統として存在し、生まれてきた自分が良心の自分です。ゆえに、良心は垂直の自分です。それを核心、中心、横的に結びます。これは真の父母、真の愛を中心として連結して生まれたものが肉身です。肉身は平面の真の愛を中心とした自分です。仏教では分かりませんでした。ですから、人間がこのように垂直と平面に立っているのです。十字架がそれを象徴しています。

 一つの主体、客体として男が主体ですか、女が主体ですか? 男が主体なのに、女が悪いのではないですか? 初めから投入され、もらえるところです。いちばん最初からもらえるところが女です。だから、女はもらいたいというのです。

 お嫁に行くのは、韓国では愛を受けるために行くと言います。日本にはそういう話ありませんか? なぜお嫁に行きますか? 愛を受けるためにですか? 初めから旦那さんに投入するのです。旦那さんに投入し、姑にも投入した場合には、一族が、兄、姉、弟妹、全部天が、天に代わる真の家庭を思うのです。新しく来た者には相対圏がないので、投入してやるべきなのに、投入してもらおうとするのは大変です。そこに、破壊の蕩減的歴史がはらんできます。

 主体圏をつくれば、客体圏に投入しなさい。環境に主体環境をつくり、それがプラス、マイナスで大きい世界です。氏族に対して一つになった場合には、自分がプラスとして氏族がマイナスとして消化していくのです。投入し、投入し、何回も回ってまた投入です。投入して色を染められます。相対圏の花が投入した場合には、絶対なくなりません。創造していきます。再創造です。

 最小限そこまで、家庭、氏族、国の三段階をつながなければなりません。先生を中心として個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、縦的勝利の基盤をつくったのですから、横的な中心の根、中心の幹、中心の茎、中心の穂先が、ちゃんとできています。これはずっと大きくなりました。

 春になれば、いっぺんに枝が生えてきます。今春の時代になりましたから、先生は枝を宣布しました。枝が蘇生です。自分の親はアダムの立場、イエス様は自分の立場、再臨の主は国を代表します。それを平面的につないでいます。ですから、先生の権限で皆、勝利したのです。イエス様完成です。祝福家庭はイエス様の家庭に先立ちます。アダムとイエス様は一つになって、蘇生のアダムをつくる権限で、自分の親を堕落しなかったアダムの位置に戻してやることによって、蘇生、長成、完成、天の完成圏をつくるのです。堕落しなかった国家、世界に通ずる自由的、自動的な連結圏をつくるのです。真の親の恩恵によって、自分が生まれた故郷が天国の故郷につながれるのです。

 自分の親がアダム、エバが復帰された親の立場に立って蘇生圏、自分が長成圏、真の父母が完成圏ですが、それを中心として横的に自分の故郷がつながるのです。ここにはアダム完成があり、イエス様完成があり、再臨の完成があります。そういう実が家庭内で結ばれるのです。

 蘇生圏、長成圏がありますから、その親、父母もまた、天国圏で堕落せずに蘇った基準を覚悟することによって、故郷のすべてが天国の故郷につながれるのです。

 君たちが生まれた所は故郷ですが、それはサタンの故郷です。故郷を復帰しなければなりませんが、氏族のメシヤ圏でなければ、復帰されないのです。


     ◆

 完成されたアダムは、長子権完成したアダムです。アダム完成した夫婦は、真の父母権完成です。アダム完成したその家族は王族となります。王圏復帰の基台になります。堕落しなかったとすれば、アダムは神様の王子であり、エバは王女です。間違いありません。それが成長して父母になった場合には、神様と一つになった人類の真の父母になるのです。その真の父母の基盤は自動的に拡大し、真の王宮の基地になります。

 王圏復帰といっても、サタン世界の国を言うのではありません。もともとアダムを中心として長子権、親権、王圏を失ったのですから、君たちの家族を中心として再び愛の父圏を再現させて、蕩減の勝利圏を求めなければ、すなわち真の愛を中心として王族として神に帰った基準を復帰しなければ、もとの天国に入る道はありません。分かりました?

 アダム、長男を中心として、例えば、日本の天皇は万世一系の伝統があり、これをサタンは利用したのですが、それから、次子、次男、次女たちは皆、王宮の伝統的心情圏を体恤し、国民として拡大していくのです。結局、真の愛を中心として、王族圏の心情圏をつながなければ天国に入る道はありません。これは原理の最終的な結論です。

 君たち祝福家庭は、その基準を中心として、心情圏、相対圏、客体圏をつくらなければなりません。先生が主体であり、君たちは客体です。自分の家を中心として、アダム家庭を中心として見た場合には、おじいさんは神様です。自分の親は、アダム、エバ、王様です。自分の親は家庭を代表した王様であり、そして自分は、神様と地上の万民の家庭、王様の子供ですから、地上天国の王子、王女です。

 ですから、一族の中でおじいさんは神様のように侍らなければなりません。分かりましたか? 神様が王様になったように、天地共に王様の中心に、王の王の立場になったのように、自分のおじいさんに侍らなければ天国に入れません。大変なことです。

 それから、自分の父母は、五十億家庭の中心、王様です。それは拡大したからですが、反対に縮小して考えると、現代の家庭を中心として考えると、父母はその家庭の代表ですから、家庭の王様なのです。万国の家庭を代表した王様の立場に立っています。

 自分たちはその地上天国の王宮の王者、王臣の立場に立っています。

 その心情圏を体恤しなければ天国に入れません。そこに入るために、家で勝手なことはできません。王子は、多くの規則に従いながら、それに背かないような礼儀正しい行儀、修練を受けなければなりません。こう見れば、祝福家庭の旦那さんは奥さんの部屋に入るとき、万民の王様としてお姫様を迎え入る荘厳な場です。自分の子供は、日本の王宮で王子を貴く育てる以上にしなければなりません。その家庭に入っておじいさん、お母さんに反発したり、反対することはありえません。すべて、ために生きるのです。その家系は愛を中心としていかなければなりません。愛のための論法によれば、おじいさんもお母さんも兄さんも姉さんも、代表した王様のように尊敬するのです。

 君たちも、自分のおじいさんが神様になればそれ以上いいことはないでしょう。自分のお父さんがこの宇宙すべての国を代表した王様になれば最高に偉い、そう願うでしょう。

 自分も、相続しうる天下すべての未来の主人になる王様、王女の立場に立ちたい、それが人間の最高の欲望です。その心情圏を体恤しなければ、絶対なる王様、神の子供になる資格はありません。考えてみなさい。一属国の王様ではありません。万民の、大宇宙の王様の中心者です。王の王のその子女、その実子になるということにおいては、サタン世界の習慣性がついた行動をなす者には簡単な道はありません。

 これは最後の先生の教えでしたので、七月二十八日に、アメリカ全国の食口を集めたのです。先生はすべてをなして、故郷に帰るのです。金日成を消化しながら、ここを中心として、アダム、エバの本然の家庭に帰らなければなりません。悪父母を出発した枝のものを蕩減復帰するには、家庭を通過しなければなりません。そのためには、偽りの愛を中心として出発してサタン世界に生まれてきた者は、蕩減復帰してアダムの本然の理想的な愛の王宮圏を通過して、そこからつなぐのです。それが天国の王宮と天国の国です。このように交差点を通過します。

 向こうから、地上天上天国の始まりです。話しばかりではなく、そういうふうに体恤しなければいけません。その過程を通過していったものは、堕落しない天国の国民であり、王宮の王族です。神様と真の父母が天上の王様です。それに比べて、君たち堕落した人類、日本の女の子や男の子たちはとてつもない立場です。どれくらい心情の距離があるかということです。

 この基準を地上でも果たして、実体験の事実を発見しない以上は、霊界、永遠を通してその過程を通過しなければなりません。地上だけに相対者があるので、努力すれば相対圏を得て完成圏を得ることができるのですが、霊界には相対者はいません。相対圏はありません。霊界が発生基地ではありません。地上です。地上を超えて、向こうの霊界へ行った場合には、新たに相対圏を決める道はないのです。

 ですから、何百年、何千年に一回の特別なときです。天の運勢に合わせないで、少しカットしても何億年も延長される道が残るでしょう。こうしなければ、原理が合わないのです。

 なぜ天国を失ったのかというと、天国の王様と天国の心情圏と天国の王族を失ったからです。その天国の国民と、天国の王族と、天国の心情圏とを、天国の神様とをつなぐことで復帰するのです。王族圏決着の基準を通過しなければ、天国に入れません。それが最後の結論です。

 長子権、親権、王圏の復帰は、この基準を言います。王圏復帰の立場に立って、神様の前には長子になるし、真の親の立場です。王圏の出発がそこを中心として連結されます。このような直接関係圏に、相対圏に神の王宮の王族圏の相対圏に立たせてくれたのが祝福です。

 主体、客体が一つになります。その一つになったところは、世界的に天宙的、対応的因縁で共に利益の環境を残すために運動を続けていくのが、永遠の愛を中心とした天国の生活です。

 今度集まったのは、これをはっきりするためです。自分の旦那さんを、王様のように考えたことがありますか? 先生の話は全員の話です。それを否定できる何ものもありません。いつ天宙を対応した長子として、神のように勝利の旗をたたえて自分の前に立った男として考えたことがありますか? 「顔がどうだ、目玉がどうだ」と、考えたらだめです。年を取れば皆、顔が崩れていきます。愛の価値は永遠にあります。

 どうですか? 旦那さんを王様として、自分はお姫様として王様を迎える世界すべてが尊敬する瞬間には、愛の懐に入ると考えたことがありますか? そういう価値で自分の子供を生まなければなりません。生むと同時に、はらんだその日から、王子、王女をはらんでいます。ですから生まれるとき、天下すべてが、朝日が昇る希望の皇族がついてきます。そのように相続される後孫が生まれてきます。

 そういうことを考えたことはないでしょう。それを初めて聞くでしょう。しかし、君たちは韓国の地で先生に会ったことによって、緊急な歴史転換期において、ソビエトのことなどの話を聞いています。その最高の欲望の栄光の花が爆発する瞬間に、その直接の教えを受ける栄光がいかばかり貴いかということを君たちは知りません。

 手を握るときもそういう思いを持ちなさい。真の愛を中心として、天地に歓迎される皇族の歩調を合わせて歩くのです。そのような散歩をしなさい。

 日本の方、これを一所懸命に生きた場合には天国は自分のものになります。神様の王宮は自分のものになります。そこには境目はありません。

 王族心情圏を歓待しなさい。その地には坂や陰になる何ものもありません。平地であり、すべてが歓迎され、万年の愛の世界がつなぐでしょう。そこの主人として立ちます。自分の一族がこぞってその栄誉の価値を知って入籍して天国に入ります。入籍します。新しく入籍して国に入ります。清い開闢の氏族長として、メシヤ、親として、わたしが引っ張って入りましょう。そういう実体験をつくれば、サタンがいくら脅しても落ちません。堂々と、自分の基盤を中心として天国の理想郷に平面の立場で歩いて入ることができます。すべて“ため”でしょう。

 なぜ韓国に来ましたか? 男は王女を迎えるため、女は王子を迎えるためです。慎重にしないと、天国の貴族にはなりません。天国に行かないと貴族になれません。

 そういう姿勢、そういう目的でたどってきた男や女は、韓国の山川草木が敬うように、「よく来られました。ようこそおいでなさい」と言われます。それに従って、霊界の韓国の霊人たちも歓迎します。

 日本の民族感情や一国の怨讐圏の過去を忘れて、一族心情圏に立って堂々と歩み、王族圏に案内してやるような思いで迎えるのです。それが分かれば、一生涯苦労してもいいというのです。先生は将来監督します。何の苦労をしてもいいです。王子、王女を生んで、世界を伝統的に相続する主人を残していけばいいのです。それが目的です。君たちも同じです。

 一族を中心として、万民が考える王子、王女のような氏族を残していくのが親として、王族の父母として生涯かけてなすべきことです。


     ◆

 もう三時半です。二時半ですか?

 右翼、左翼のことも整理しておかなければなりません。堕落したために、アダム、エバは頭がなくなり、頭翼を失ったのです。そこで、右翼と左翼が生まれたのです。左翼が兄の立場、右翼が弟の立場にあって、交差しなければなりません。いつまでに交差しなければならないでしょうか?

 これは家庭基準から出発しました。家族基準からイスラエル民族編成まで、ヤコブの家庭から、イスラエル氏族を中心として民族、国家基準まで拡大したのです。戻れば、アダムを祝福し、アダム家庭ができたら、国をつくらなければなりません。国が目的です。国ができたら、自然に世界になります。家庭ができたら、自然に氏族になります。氏族ができたら、自然に国家になります。アダム家庭が完成すれば、そのまま時間的比例をもって、氏族編成、民族編成、国家編成、世界編成と、皆、できるようになっているのです。

 それをサタンが皆、取っていきました。結局、アダムの理想も神の理想も分からないようになりました。それでサタンは、カイン、アベルの闘いをさせました。アダムがもともと住んでいた所は国です。家庭が成長すれば、氏族ができますが、氏族の国が民族です。蘇生、長成というのは、一つの存在圏です。

 旧約時代、新約時代、成約時代と同じように、蘇生、長成、完成と一つの公式単位です。国家基準を中心として右翼、左翼があります。アベル圏がユダヤ圏であり、カイン圏がイスラエル国でした。その二つが、神の創造した理想の環境内に主体と客体が、愛の母体を中心として一つにならなければならないのです。愛の主体に来られるのが、真の父母です。

 真の父母が家庭的父母であり、氏族の父母であり、国家的父母であり、世界的父母、天宙的父母、もちろん将来的には王様になります。ですから、初めてメシヤが来られることによって、ユダヤ教は右側、イスラエル国家は左側になりましたが、この両者が、主体、客体として、愛を中心にイエス様を中心として一つになった場合には、サタン世界はなくなってしまいます。環境圏内に主体、客体が一致した場合は、神の主権復帰のみ残り、サタンの因縁はなくなります。

 そういう基準になるべきなのに、イエス様が、アダムがヘッドになって右のユダヤ教が一つになったならば、イスラエル民族は自動的に治まります。中心と右が一つになった場合には、左を抱えることができるのです。それが国を中心として、ローマをはじめ世界的な各国の真っただ中に、勝利的な真の父母の立場、真の王の立場、真の長子権の立場に立ったからです。

 すべての男と女は、アダム、エバに侍らなければなりません。長子の立場、長女の立場、真の父母の立場、王圏の中心の立場に侍らなければならないのです。絶対服従しなければならない立場です。

 イエス様を中心にして全体が一つになろうとしたのに、反対し、逆に十字架につけてしまいました。国家的実体として、イエス様を中心にして右の強盗と左の強盗が十字架につけられました。象徴的です。ここから世界的な右翼、左翼戦争が世界に発展し、再臨の時代までつながるのです。

 ですから、最終段階において、キリスト教文化圏を中心として、右翼、左翼圏を収拾しなければなりません。イエス様を中心としてできなかった場合には、右翼を中心として左翼を中心として収拾しなければなりません。

 それからバラバがあります。バラバは、イエス様の背後で何の功労もなしに四千年ユダヤ教を中心とした勝利的基盤をすべて取ってしまいました。それが回教です。イスラエル民族二千年間、イスラエル民族を通用した空白時代に占領して入ったのです。ユダヤ教の怨讐とサタン圏の内的宗教を代表したのが回教です。

 イエス様が死ぬことによって左翼、右翼が植え込まれましたので、世界的収穫として、右翼、左翼が結実体になって闘いながら再び現れるのです。その最中、再臨の主が、イエス様の死後蕩減復帰によって現れた右翼を結束し、左翼を結束し、共に消化しなければならないのが、第二次大戦後です。キリスト教文化を中心にして完全に統一すべき時代でした。

 それが、統一されなかったのです。もし先生を中心として統一されていた場合は、キリスト教文化圏を中心として七年間で、一九五二年までにはキリスト教世界が治まっていたのです。それが四十年延長し、一九九二年になったのです。

 キリスト教のときには国はありませんでしたが、先生のときには、国とともに治めなければなりません。アメリカのキリスト教は体を持ちません。体はローマで失いました。ローマ文化の終着点はアメリカです。キリスト教から見れば、アベル圏のプロテスタントは新教ですから、アベルの立場です。ここにおいて、失ったイエス様の実体の代わりにアメリカの実体を復帰しなければならないのです。そして、アジアに連結させ、霊肉一体化したアジア大陸世界統一圏に進むというのです。

 この過程において、西洋文明、東洋文明は進みます。太平洋文明圏が生まれてくるのです。今、ヨーロッパが一つになっています。その文化的、背後の基盤になるのは、キリスト教文化圏です。イギリスの歴史でもドイツの歴史でもフランスの歴史でもなく、怨讐圏の伝統として受け継いだ民族的な文化の基盤しかない状況にあって、歴史性を超越した共通的な文化的背景はキリスト教文化しかないのです。いろいろな雑多なキリスト教派を中心として、統一文化圏をつくるために、新しい再復興運動が必要なのです。ヨーロッパも必要です。それを目指してヨーロッパが経済的に統一されたら、すべて自給自足できます。日本など、ダンピングしても入ることはできません。

 自給自足圏を中心として、ヨーロッパが第一世界主導圏、主体圏に立とうとしますから、アメリカは自動的に、それに対抗しうる南北アメリカを結束しなければなりません。南北アメリカの国を超えた共通の文化的基盤は、まさしくキリスト教文化です。南米はラテン文化、北米はイギリス文化ですが、それがカイン、アベルとして闘っています。これを統合しうるキリスト教文化圏の結束を急がなければなりません。

 結局は、西洋とアメリカを中心として、歴史の背後に連結するキリスト教文化圏において、自動的に治まります。同じ文化なら、生活も同じ、目標も同じです。ですから、南北アメリカにおいて統一されたキリスト教新教運動を急速に推進しなければなりません。ヨーロッパも同じです。それによって、膨大なアメリカと西洋圏が一つになって太平洋に帰って来るのです。イエス様の体を復帰するのです。それから、精神文明圏であるアジアを、イエス様を中心として一つの世界的指導国家基準で収拾しなければなりません。


     ◆

 それをなすのが文先生です。東洋文明をバックグラウンドとしてキリスト文明を復興統一した未来の内容を持って、キリスト教文化圏を収拾して世界的連続背後関係を組んだのが、今度の二十七日に始まる世界平和宗教連合の結成です。超宗教的です。宗教が一つになって新しい宣言をします。

 世界平和のために宗教が固まって、世界の平和という目的をなすために、一つの方向にまとまらなければなりません。宗教圏がすべて一つの方向にあるべきです。この一つの方向は良心を代表します。ゆえに、宗教圏結束は先生を中心としてなすのです。

 政治は体を延長したものです。体、つまり政治的、世界的連合体として世界平和連合を八月に結成します。八月を越えたらだめです。この結成により、政治的、宗教的背後からレバレントムーンを中心として南北アメリカ、ヨーロッパは、キリスト教の再復活をなしうる内容を持つようになります。東洋思想と西洋思想一つになしうる内容があります。

 それが今、世界的危機によってアメリカと共産主義、それはシリアを中心としたローマの郷と同じですが、四十人、イエメンのそれは回教の四十人です。エジプトは回教圏も治めています。

 ユダヤ教とキリスト教は互いに絶対怨讐視してはなりません。怨讐のため、宗教戦争とともに人種戦争が起こります。そうすると、白人は三分の二は殺されます。恐ろしいことです。

 それを先生は知っていますので、先生の説教集にもありますが、五十年前に、共産主義の解放の後に回教解放をいかにするかが問題であると語っています。今度の戦争のために、ブッシュ政権に「絶対に宗教戦争に入ったらだめ。宗教戦争は長引く」と、力強く忠告して影響を及ぼしました。四十三日、四十三年、四百三十年、四千三百年の、象徴的なサタンの権限はピシャッと抑えました。

 キリストが住むことによって右翼、左翼が生まれましたから、再臨主が再びアメリカを中心として右翼を動かし、復活して再臨の主として再び来られて共産圏の前に立ち、それと右翼圏を一つにするのです。これで、イエス様は死なずに、頭を持ち、神の垂直線をつないで右翼圏を治め、左翼圏を治めて進展しましたので、回れ右して帰るときになってきたのです。

 世界長子権、父母権、王圏復帰、条件的勝利基盤をつくって帰って来ましたので、右が左に、左が右に変わっていきます。ですから、左側も神に属する時代になってきたのです、

 それゆえ、共産圏の二世は先生に属しています。七数に宿る、上部の四数、東西南北の環境です。そこに蘇生、長成、完成、これも運動します。垂直もそうです。これが環境を客体にして世界平和環境を統一圏に治め、蕩減の勝利圏を世界的に超えていくのです。回れ右したのですから、堕落した世界から国へ帰り、もともと創造理想である神を中心とした王宮、王族権の心情圏を通過した向こうの世界から天国はつなぐのです。

 ここを超えていくには、すべてが無でなければなりません。祝福家庭がいても、その家庭は自分の家庭ではありません。旧約時代、新約時代、成約時代がありますが、旧約時代は物を犠牲にして子供が救われる道を開くため、新約時代は子供を犠牲にして親が来られる道を開くため、成約時代に真の父母が来られて四十数年苦労したのは、神を地上に迎えるためです。垂直点と真の父母と家庭によって結着します。こういうふうにしてすべてをゼロにします。

 あのときは、そうではありませんでした。アダム、エバは真の愛を中心として結婚して、向こうの世界を超えるときにすべての所有がアダムの所有、神様の所有になるべきでした。今の前段階には自分の所有というものはありません。これは創造圏により無です。それが自分の認識、自分の家庭だったとすれば、サタンから続いている家庭観念です。

 自分はアメリカ人だとか日本人だという観念があった場合には、それはサタン世界からの因習、習慣的にもった観念です。完全に無です。愛以外にはありません。原理結果主管圏と直接主管圏をつなぐ五パーセントの責任分担完成は、愛によるものであって、他のものではありません。愛以外にありません。愛とは、絶対観念です。その愛を抱えるために、サタンの好きな観念は一切なくさなければなりません。


     ◆

 あなたがた祝福家庭から見た場合には、物は旧約時代、子供は新約時代、自分、実体は成約時代です。それを蕩減復帰しなければなりません。すべてが愛に結着し、それを所有観念を超えて、家族とともに、神を中心として天宙所有権が生まれるべきです。しかし、堕落家庭では逆に、サタンを中心として所有権剥奪の問題になったのです。それを再び復帰しなければならないのです。これを超えるためには、日本も韓国も自分の所有権は捨てるべきです。

 日本の食口たちもそうです。緊急、緊迫なる経済状況にあって、自分の財産は問題になりません。世界的、天宙的対応をすべきです。自分のものを自分の子供の将来のために残すというなら、天国になりません。まず、神の所有権に帰して、自分が超えた後に、再びもらうことによって、新しい所有権時代が到来し、もとの世界に帰るのです。

 物は旧約、子供は新約、自分実体は成約というように、縦的に旧約時代、新約時代、成約時代と見た場合、これを横的に物と子供と実体、これを中心として神の所有権に属した後に、神の所有する宇宙でアダムは完成し、そこから相続権をもらうようになっているのです。こちら、自分の所有は全部サタン圏ですから、そのエッセンスすべてを否定しなければなりません。だからその場にあっては、子供は自分の子供ではなく、金も自分の金ではなく、自分の夫婦も自分のものでは.ないのです。ゼロです。

 それから、真の父母を中心として、本当の完成圏に再び入籍する圏において、再び自分が献納したものを全部もらうのではなく、神から所有の何パーセントかをもらい、自分の必要な基準に合った所有から天国生活が始まるのです。それが原理観です。先生の話ではありません。こうしないと、サタンの所有時代を完全に聖別できません。

 今まで個人所有時代を中心として、民主主義としても、社会主義制度と同じでした。金があっても皆、税金で取っていきます。共産主義に次ぐ次の段階になっています。最後には神の所有権以外ありません。皆、神に献納して、そこから永遠に再びもらって地上に生きるだけです。生活消費財として使うための所有であって、永遠の所有ではありません。自分一代が死んでいった場合には返還しなければなりません。三代続いたら、返還です。そういう時代になってきます。分かりましたか?

 その時代の前に、転換期にそれを準備しておくのです。なぜなら、再創造のときには観念がありません。原料だけあって、日本人やアメリカ人という観念や自分の所有、自分の金というものはありません。愛だけです。愛を中心として、全体が収拾されなければなりません。愛以外になく、ゼロの境地で通過していくということです。

 愛の王族権以外にないのです。それを得るために、すべてを蕩減しても感謝していくような実在にならなければなりません。再臨のイエス様が死ぬことによって失ったアダムが復活します。それによって、十字架圏の右翼圏、左翼圏を治めて、回れ右するのです。そして、バラバ圏も反対しないで後についてくるようにして、本然の国に帰るのです。帰るときは反対に、歓迎する道を願っていくようになった世界的転換期になっています。

 何か分かりましたか? 君たちは聞いても分かりません。先生は実行したのです。闘ってやってきたのですから、いかばかり距離があったでしょうか? 膨大な内容ですから、こういうふうにやらないと理想世界の根本を通過する価値を祈ることはできません。

 人間の最高の欲望のすべてを完了して、天地すべての主人の価値観を持つようにして、天上天国、地上天国の王者に立ちたいのが人間の最高の欲望です。それに満たされた完成圏は、それ以外の何ものも必要としません。それから無限大、無限解放、願うとおりに得られる解放圏です。善良なる神様がつくった理想郷は、いかばかり素晴らしいでしょうか? 君たちもこのとおりに行かないと、本当の主流の天国には入れません。貴い話です。分かりましたか?

 右翼、左翼はだれによって治まったのでしょうか? イエス様が死んだとき、右翼、左翼が讒訴する境が生まれて歴史的な世界で闘争圏が残って世界的結実したものを復活し、すべてを治めるために、再び右翼圏の民主主義を収拾し、左翼圏の共産主義を収拾し、アラブ圏すなわちバラバ圏を収拾しました。そして十字架の基準で勝利圏をなして復活し、再臨の時代として開闢の万国世界に向かうのは、真の父母です。右翼、左翼の思想から見て否定できない世界的中心者です。

 イエス様が国の真の父母として世界的な国になろうとしましたが、今の時代は世界的です。神人一体化した勝利圏を求めて、一九七五年に韓国で国際機動隊を出発しました。国際機動隊を中心として国の長成基準を引き継ぎ、以後、勝利の基盤をもってアメリカ実体復帰基盤を復帰し、政治的に絡み合うダンベリーを通過しながら、実体圏を復帰し、カイン圏、アベル圏を修正しました。これを復活して再びすべてを神の方にまとめました。

 もはや怨讐がありません。解怨行をなすことによって、新しい地上権限の時代に移行しています。分かりましたか? (「はい」)。返事がすっきりしませんね。

 これを相続するには、氏族のメシヤとして故郷に帰らなければなりません。それで七月一日までに、「氏族メシヤとして自分が使命果たします」と誓って登録したでしょう。登録していない者はいますか?

 日本から来た者は、日本を代表して延長して故郷から青年層につないできなさい。つないで、ここによってやるというのです。あれは本郷地の代わりにやるのです。本郷の代わりに氏族圏、二つの氏族をまとめます。カインの氏族をまとめれば、アベル圏はすぐに復帰できます。ですから、本郷地の聖殿そのものです。

 そして、一九五七年代、先生を中心として韓国を出発するとき、百二十教会建設もそのためでした。それが完成できず、ずっと失敗してきました。その責任のために先生の家庭の興進様が亡くなりました。喜進様が二番目でした。二番目は皆、亡くなっています。先生の叔父で二番目のかたも客死しています。家で死ぬのではなく外で死ぬのです。先生のおじいさんのところもそうです。先生の父は長男でしたが、次男の文長老のお父さんが客死しました。先生の三大食口の中では劉協会長が三食口を代表した二番目が客死、聖進様の弟である喜進様が二番目で客死、興進様もお母様が生んだ二番目で客死しました。蕩減のケースは恐ろしいものです。それをやらなければ、国がやられるのです。


     ◆

 エバ国としての日本において、統一教会が主体、日本の国が客体として消化するようになっていません。しかたなしに、今、お母様を日本に送っています。お母様を送ってつないでやらなければ、日本はどうにもなりません。

 エバが金を全部持ってサタンの方に逃げていきました。緊急な復帰時代において、欧米諸国のカイン、アベルの金はエバの懐に一つになって返ってきます。それを皆、お父様のところに持っていき、アジア、霊肉分化したイエス様の肉体とキリスト教文化と西洋文明統一のために使わなければなりません。

 日本人が西洋文明圏に金を投入すると、皆、盗まれます。アジアのために使わなければなりません。アジアの国は四十年前に日本に侵略制圧されて以降、だれも狙わないのですから、韓国民を中心にしてつないでいくのです。そうすれば、自動的に日本のエバ国の使命が生き残るようになります。

 今、韓国は金日成と一つになろうとしています。アメリカもそうです。アメリカも北と一つになることによって、膨大な中共とソビエトを直接相手にしなくてもよくなります。国境紛争がなくなるのです。二つの国があったらいいとして、日本もアメリカも願いません。それでは、神の摂理が長引くのです。

 ですから、金日成主席がこの前、金丸を中心としてアメリカと一体化運動をしています。悪魔の代表として金日成が、日本の金と日本の実力をもって、統一教会が反対する共産圏を中心として、アメリカの天使長圏を結んで、反対の工作を狙っています。

 それを先生が防御しているのです。アメリカにはブッシュに手紙を送り、背後で防御したのです。それを君たちは知りません。責任者は、いかなる難しい環境を超えても果たさなければ、世界的な摂理上の勝利圏の結束は生まれてきません。ソビエト、中共も動かしました。日本の政権もそうです。今度、安倍さんが亡くなり、三派分裂の危機に陥ったのを保護させたのは先生です。

 皆さんは先生が何をやっているか、知りません。それをするには、それは簡単なものではありません。摂理的な使命観から、先生がエバ国家を認定したのです。本当は摂理において誤った国を放棄しなければならないのに、なぜアメリカをアベル国家に立たせたのでしょうか? それは、イスラエル国家とキリスト教文化が切られてしまったら大変だからです。蘇生、長成なくしては完成圏、統一圏はないのです。

 死の痛みを感じながらも、堕落したカイン国家としてアメリカを再び立たせたのです。それゆえ、アメリカ独立解放運動は先生が責任を持ってやらなければなりません。それで十六年間闘い、フォードを中心として条件的勝利をし、レーガン大統領、ブッシュ大統領と、四大大統領を相手に闘ってきて、勝利的な基準を中心として国家的基準においてカイン、アベル圏を結束して勝利したのです。ブッシュ政権とレーガン政権を出して闘ってきました。先生が推さなければ、ブッシュやレーガンは出馬できません。

 一九七五年にアメリカは、ベトナム後退、惨敗し、左翼圏によって悲惨な敗北国家となりました。アメリカが学校や知識層において、共産主義一色で赤く染められた環境でした。その真っただ中に飛び込み、五年後にレーガンを大統領にさせたのは先生です。その当時、だれも共産主義を防御してアメリカを守護することを訴えた者はありません。共産主義は七十年以上の地下運動攻勢をしながら、その実績基盤において共産的勝利の旗を八十四年に揚げようとして、アメリカ民主主義という世界戦略の目標を立てていました。その真っただ中に、これを縦横無尽に防御作戦をして勝利的な右翼の旗を立たせたのは先生です。その背後の闘いを君たちは知りません。

 日本の今の経済的問題が問題ではありません。左翼全盛期のアメリカ世界で、たった五年間で極右の逮捕者が大統領になれますか? その背後に果敢な冒険的行動を先頭切って立たせて実績を上げたということを君たちは知りません。その文先生の功労について、アメリカ近代史の指導者は分かっています。ブッシュ大統領もそうです。ケーニズムという、先生を中心として関係した者たちがそこに入っています。金日成を引き出そうという作戦です。夢みたいな話です。分かりますか?

 先生が今まで蕩減復帰なしえた環境の主体、客体、対応圏の前進的な個人基台、世界的個人基台、世界的家庭、氏族、民族、国家、天宙、すべての蕩減の勝利圏を出したわけですから、この蕩減基台には、この中心には、サタンは侵略できません。侵入は不可能です。

 宗教圏の心情圏がありますから、長子権の心情圏、真の父母の心情圏、王圏心情圏を兼ねて勝利したその五パーセント、人間の責任分担完成した基準は、サタンとは何のかかわりももともとないはずだったのです。その基盤に再び侵入することはできません。サタンは真っ正面に後退しなければなりません。今から、天の方の万生、一所懸命ではなく、万生です。万歳時代が待っています。


     ◆

 君たちは、永遠に一心不乱に歩みなさい。韓国の地において、エバ国家としてアダムを堕落させたその蕩減のために、韓国民族一家庭一家庭にその影響を及ぼし、天の方に引っ張られていくように子女を屈伏させて、伝統的家庭使命を完了しなければなりません。そうしなければ、エバ国家日本を代表し、韓国に対して、祝福された本来の使命を果たすことができないということをはっきり記憶しなさい。分かりましたね? 家庭的復帰です。新しい伝統、韓国を立たせるためです。

 日本は心情的に世界的に対応して、先生の前に、新しい家庭汲み合いの心情、伝統をつくらなければなりません。ですから、交差結婚した君たちが先頭に立ち、これを果たさなければならない天的使命があるのです。

 希望ある韓国の血統に関与して、君の後孫が同民的な立場に立って、天の国に奉仕しようとする息子、娘を生まなければなりません。自分の希望、自分の欲望は必要ありません。先生が生涯かけた道において、自分の欲望があった場合には、すぐさま主体、客体観念の誇る原則基準に排斥され、どこかに消えてしまっていったでしょう。

 その伝統精神ははっきりしています。主体になるか、客体になるかです。向こうで送った場合には、罪人みたいに自分がさっと低い立場に立って、実践的な勝利基台を拡大すべきなのが日本から来た食口たちの韓国家庭内の活動の実相です。

 つらいときもあるでしょう。雨の日も風の日もあるでしょう。何年いますか? 二年になりますね。ヤコブ路程は少なくとも二十一年です。先生は、四十数年の路程です。ですから、エバ国家として生涯かけての路程を再び飾らなければなりません。

 主体の基準に相対圏の価値の内容を充実させることによって、対応的アジアを、世界を引きつけるのです。その基台が、韓国の地に君たちを通して、韓国の家庭を通して再び生まれてくるというのが原理観です。公式的です。それをつくった場合には、それを砕く国はありません。

 韓国は日本にとって敵国家です。その敵の国を救うために日本がこんなにやったというのです。先生から見ても日本は敵です。敵国をエバ国家として祝福までして、自分の代わりの愛の相対者に立てています。これはサタン世界にはありません。神の本質は、真の愛の世界の基準にある愛ですから、サタン世界にはありえないのです。

 アメリカの罪を赦すために、先生と日本とドイツ、イタリア、そしてヨーロッパの敵国の者たちが、アメリカの解放の愛国伝統を残すために、今まで十六年間働いてその方向性が確定し、勝利的な目的が得られるようにして、今帰る途中です。そういう伝統を立てた歴史の基台の上に天国出現が可能です。

 地上のサタン世界には歴史がありません。このような背後的な内容が分かった場合には、それをなしえた先生としては、当然サタン世界を個別して、神を中心として故郷に帰って世界的な公平の出発をなすような時期にならざるをえないということをはっきり覚えなければなりません。

 家庭に帰らなければなりません。アダム、エバが家庭で悪の父母としてサタン的な王族として生まれました。そこに、天的な王族の心情圏を知るというのは、家庭に帰ってそれを復帰されて再び子供たちを中心として伝統として植え込んだ基準から、未来の天国の氏族国家連結の世界になるに違いありません。はっきりしています。これは論理的な話です。

 神の存在は「神の存在はこうだ!」とはっきり分かります。それで歓迎して、今まで苦労しながら、ある者は「ああ、たまらない。なぜこんなことをしたんだろう?」と言う者もいるでしょう。また、今帰って来ない者もいるでしょう。その者が周辺にいたら、励まして、涙ながらに忠告しなければなりません。

 単に人間的因縁で集まったのではありません。天運の因縁でもって、万民解放の土台をつくるためにやっているのです。そういう重要な使命に召命された内容は、一生投入して果たさなければならない重大な使命であることをはっきりと覚えてもらいたいのです。先生のように。先生は逃げて行く所がありません。真の父母、メシヤの使命は退く道ではなく、死とともに倒れることはあっても、振り向いたり、退く道はありません。分かりました?

 運命は変えることができますが、宿命は変えることができません。親子関係をだれが変えることができますか? 天とともに歩み退かなかった自分を中心として、一族、一国が再び復活して、次に神に迎えられる身として立つとき、再び親になる喜びはいかばかりであろうというのです。

 希望に漂い、毎日の生活に前進し、光栄を心身ともかけながら、疲れた足に命令して、一歩一歩歩み続け、進みながら倒れるまでにやった場合には、果たしえなかった使命が再び後継者を立ててそれをつながせるのです。

 先生も倒れるまで、ダンベリーの獄の地で倒れるまでしました。そこから復活の道です。神の道につなぐのです。退くときには、打たれてしまいます。そうすると、その何十倍もの苦労を後世に残し、その蕩減の道を越えなければ再びつなぐ道はないのです。

 先生のように蕩減の道を知っている者はありません。天宙のすべてを掘り出して、それを慎重に理論台になしました。その一つの内容は、話をつないだ場合には、実践とともに勝利した基台を論理的基盤を教育内容として教えるのが原理であるということです。

 その難しいことをはっきりと分かり、先生の子女として、接ぎ木された子女として、その枝に渋柿ではなく甘柿の実を結ぶとともに、その種を甘柿の種として四方八方に蒔くいて甘柿の木がそのまま芽生えるような、その周辺の実績を残さなければならないのが、氏族圏メシヤです。それに向かって前進するように。先生の話、分かりましたか?

 氏族のメシヤとして韓国の地に来たということをしっかりと覚えておきなさい。韓国の地にお嫁に来たからといって、故郷の日本の地を捨てることはできません。韓国で勝利基盤をつくって、いつか旦那さんとともに故郷の日本の国に帰り、聖塩で向こうを聖別して韓国につないで、再び奥さんの伝統の基盤も相続してやるということです。

 これをはっきり分からなければなりません。これは、真の心情圏を中心として王族圏の体恤です。ですから、旦那さんを無視したり軽んじたりしてはいけません。いくらびっこでも男だと思ったら尊敬して、誠を尽くして侍るべきです。それが天の国民の一人であるということです。忠誠を尽くす思いで侍るところに、王族心情圏を横的につなぐのです。

 旦那さんに殴られるということもあるかもしれませんが、逃げたらだめです。三代復帰です。エバは三代を打ってきました。エバは、アダムを打ち、イエス様を打ち、再臨のメシヤを、このときはエバ国家とキリスト教の使命でしたが、再臨のメシヤを打ち、三代を打ったのです。三代打ったエバは、三代続けて打たれる立場に立つようになります。親の心情圏蹂躙、兄さんの心情圏蹂躙、旦那さんの心情圏を蹂躙してしまったのです。

 三代心情圏の蹂躙の傷を何で蕩減しますか? 三代は蕩減の迫害の道が残るでしょう。子供たちがあんたたち親に反対するかもしれません。子供たちも反対すればいいことです。子供たちは韓国の子供です。親は日本の親です。女は反対されても、愛することによって、三代まで愛することによって赦されるのです。

 すまないね、こんなことを言って。こんなことは言わなくてもいいのに、そういう道が待っているということを、喜んで越えなければならないのです。

 ですから、あなたがたの家庭が重要なのです。交差結婚した韓国のあなたがたの家庭を、先生は重要に思い、注目しています。神から見た場合には、日本のいかなる家庭、韓国のいかなる家庭よりいちばん模範的、誇るべき家庭です。そうしなければ、エバ日本の将来は分かりません。


     ◆

 交差結婚の言葉は分かるでしょう。勝手に結婚することによってサタンの世界になってしまいました。一人を中心として一人一人、愛の関係を結ぶことで堕落の種を植えてしまったのです。それを国家基準において元返すために、国家的アダム、エバ、つまり韓国と日本が、神、真の親を中心として国家的収穫として家庭に連結体をなしたのが、交差結婚です。

 二世を中心としてそれをやったのですから、二世以後の韓国アダム国家、日本エバ国家と、サタンは手を結ぶことはできません。国家的収穫をして勝利的な天的勝利を得たわけですから、サタンは国家的基準において収穫の関係を解放しなければなりません。それは退かさなければなりません。ですから、あなたがたには歴史的使命があるのです。

 裸になった女を三人の天使長とアダムがこれを狙っているのです。アダムの立場は先生です。三人の天使長が中国、ソビエト、アメリカです。急にやられてしまいます。そうすると、子供たちは皆、組んでしまいます。子供が皆、結婚して絶えてしまったから、女は行く所がありません。

 それゆえ、交差結婚なのです。そうすると、日本は、神の方から絶えてしまうカイン、アベルを発展的に収穫体として、自動的にアダムの胸に抱擁されているのです。ですから、反対できません。いくら日本でも、韓国に反対できません。反対してみなさい。大変なことになります。霊界が一週間、震える瞬間になります。交差結婚です。

 裸になった女は、エデンの園でアダムの使命だったのを皆、天使長にやられたのを蕩減復帰するのです。世界的、国家的基準において、アダム国家と結束しようとするエバを三人の天使長が狙っているのです。金日成は、アダムの代わりに狙っています。先生が来なければ、皆、神がいいと思う所、アメリカや西欧などへのみ込まれていきます。西欧は天使長です。天使長に再びのまれていくのです。恐ろしいです。

 日本は大陸につながっている半島とつながって大陸に抱擁されるのです。半島とは、男性の生殖器と同じです。日本はエバの生殖器です。まるっきりそうです。地中海は女の子宮と同じです。正に、ローマ半島の男の生殖器と関係する姿です。ですから、ローマ文化は人間の愛が歴史が続いており、それは去ってはいきません。そのローマ文化の失敗を、世界的な半島文明を収拾して、天に帰るその歴史的な再臨のときです。そのローマ法王宮を今つくるのです。それを進めているのです。

 それが太平洋文明圏です。西洋、東洋宗教圏の内容を、今、今年、今月、つくっているのです。そういうことは、歴史的に経験がないでしょう。科学者会議とかPWPA(世界平和教授アカデミー)、言論人会議、世界平和宗教連合、世界平和連合という、前後左右から、分裂して紛争したものを各国のために、一体理想圏にまとめたということは恐ろしいことなのです。神がいるから可能なのです。分かりましたか?

 それで一家をまとめるように努力しなさい。韓国の男は、乱暴な気質があります。それが男です。日本ではおっさんが殴るのです。日本の男は、韓国のように殴りはしないでしょう。その代わり、けるでしょう。けられたら、蕩減の歴史であると思って、それを面白げに消化していきなさい。

 それでも、韓国の人は情的です。情が深いです。自分が誤ったことに気づいたら、間違いなく詫びてきます。日本人の性格はそうでもないでしょう。女の心情と同じです。間違っても、謝りません。韓国は違います。日本人は固執する面があります。自分を守るのです。韓国人は謝るときには率直です。ですから、民族間における天才的な道和的素質を持っています。人が集まれば、その中間にあってよく釣り合いを取ります。だから、半島は巨大な国家間において五千年の歴史が伝統として残ってきたのです。そうでなかったら、とっくに滅んでしまっているでしょう。日本は島国ですから、今まで何とか残っていますけれども。

 韓国に来たことに感謝して、召命にふさわしい実績を残して、日本の地を希望の未来に、大陸の遊覧地として訪問できるように、成功の家族になれるように、先生はお祈りします。

 そのような結実体になるという者は手を挙げて。じゃあ、ありがとう。


     ◆

(韓国語)

(祝祷)

 天にいます我らのお父様。今まで、我々を守護しながら歴史を通してこのようになされて来たことを思うときに、摂理の教えは申し訳なく思うものでございます。

 日本の国と韓国の国は歴史を通して怨讐圏に立っておりましたが、神の愛を中心として切ることのできない摂理的召命圏をなしえて、一体化を目指して、カイン二世を組むような世界的、世紀的なことをなしうる今日を迎えたことを、実に感謝申し上げます。この祝福された家庭が、今後とも未来に向けて新しい天の家庭、強化、拡大をなしていく後孫まで抱いて、それを祝福するようにお願い申し上げます。

 今後とも、アジアを中心核として恥ずかしくない各自の使命を全うしまして、天的栄光と勝利圏を、それはアジア圏を中心にして、神のほうに再びおささげ申し上げることができますようにお導きくださることをお願い申し上げます。今後ともその活動のうえに、神の深いそういう思いとともに愛の心情圏に深い深いその貢ぎをなして、神の現状の王族圏の心情圏を体恤し、それを相続なしうる神が愛さなければならない王子、王女となるように祝福なしてくださることを切にお願いしつつ、今後ともあなたにすべてをお任せしますから、よろしくお願い申し上げます。

 すべてのことにおいて神の祝福が共にあらんことをお願いしつつ、真の父母の御名を通してあなたの御前におささげ申し上げます。アーメン。

 それから、あなたがたに話があります。新聞配達は、あなたたちの将来の生活基盤になります。この基盤は実は何でもないよう思うかもしれませんが、これを連結することによって、いろいろな、韓国内で日本と連結して、将来の出世の基台が待っているでしょう。

 ですから、真を尽くして、君たちが主体として、客体圏の消化基盤を拡大するのに努力を倍加してもらいたいのが、先生の願いです。






















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