男性訪韓修練会
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救援摂理は復帰摂理であり、元に帰る神の経綸
   (修練会、第三日目の夜)1995年1月19日

 (先生が、「一、救援摂理」と板書される)この歴史は、蕩減復帰の摂理歴史なのです。ただの歴史ではないのです。摂理の観点から見れば、第一番目は救援摂理なのです。救援摂理とは、人が病気になって入院して生死の境をさまよった後に、元に帰った場合に「救援された」と言うことなのです。そうでしょう? 「救われました」と言うことは、それで元に帰ったことになるのです。今までの宗教は、救援摂理が何か知らないのです。呆然としていて、救援摂理が何かを知らなかったのです。救援摂理は復帰摂理であり、元に帰る神様の経綸なのです。

 (先生が「一、復帰摂理」と板書される)では復帰するのに、でたらめに復帰するのかというと、たった一つの道しかないのです。宗教によって救援摂理、復帰摂理をするのですが、復帰摂理は元どおりに、落ちてきた道を反対に復帰するのです。落ちてきた道を反対に世界から国家、国家から民族、民族から氏族、氏族から家庭、家庭から個人というように復帰するのです。すべては家庭を失ったので、家庭でもって勝敗を決めて、世界解放までなすのです。国家基準や世界基準においては、解放とか平和とか、統一はなされないのです。最後には心身紛争する家庭基盤に戻って、それを整備しないというと失われた元の種の価値を得る道はないのです。国には、その種がないのです。

 アダム家庭で元の種を失ったのだから、元の種をアダム家庭に設置することによって、それと一つにつながった一本の木の実として、たくさんなった場合にはすべて神様の倉庫に入って、同じ価値を持つ家庭になるのです。そのような家庭になれば、国家構成、民族構成に同参するのは当然なのです。ですから家庭を中心として復帰しなければならないのです。それを知っているサタンは、全世界の家庭をめちゃくちゃにしてしまいました。めちゃくちゃにしてしまったのですから、今から神様が手を下して、サタンが崩壊させたものを再創造しなければならないのです。神様が手を下して収拾する時代に移行していくのです。

 万民が苦悶の声を上げて忍んでいる最中に、神様の救援摂理のすべての内容を備えた一つの宗派が生まれて、すべてを収拾していくのです。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界を率いて神の国へいくのです。その基準は、堕落した先祖のアダムの基準ではなく、堕落しなかった元の家庭の基準なのです。元の家庭として出発できるアダム・エバの基準なのです。その基準とは、心身一体になる神の愛によって、絶対に血統的に一つになるものであり、そういう心身一体となった男性と女性が、夫婦一体となっていくのです。永遠の愛に従って絶対一体になった夫婦は、和合一方きりの血統につながるので、そこに生まれた子供には兄弟紛争という概念がないのです。紛争ではなく、一つになるような後孫を持つことによって、神の血統を中心として、神の愛を中心として、三代共々が一つになるようになった基準が、天国の出発の起点だったのです。

 それで、きのうも話したように、愛の根底として完成した男女の生殖器こそが、愛の本郷、生命の本郷なのです。そういう話は聞きましたね? (はい)。自分自身を中心としてはそうだけれど、それを世界的に拡大した場合には、その基準、その本場が地上天国の出発点なのです。地上天国は、そこからつながるのであり、ほかのところからつながるのではないのです。そこが地上天国、天上天国の出発点なのです。

 それを犯してしまったのですから、恐ろしいことです。地上天国、天上天国は崩壊したのです。愛の宮殿すべてが崩壊されたために、みんな貴いものを失ってしまったのです。ですから、人間には悩み以外には何もないようになったのです。そのような苦悶の世界が、堕落したこの世界なのです。それらをみんな除去して、元の構想の神の国に帰らなければならないのです。

 それで、神様が準備した宗教圏を中心として、肉身全滅の基台の上に心身一体の良心絶対主義を唱えるようにして、三大主体思想を中心として、「良心は両親に優る」という提言をしたのです。これは偉大な提言です。良心を引っ張りだこにしていたものが、今から終わりになるのです。愛を求めて、愛と良心に帰依した人間として、自分の良心の愛の価値を天とつなぐ道を発見したのですから、両親に優るその道をたどっていかなければならないのです。

 次に「良心は先生に優る」と言うのですが、文先生は必要ですか? (必要です)。良心が先生に優ると言った場合には、良心が本来の真の愛と一体になった者には先生が要らないということです。神様の主管圏に入らなくても、自動的に神様の願う道を行けるようになっているのです。ですから、文先生も要らないというのです。君たち自体が真の父母になるのです。しかし、その切り替えの接ぎ木がなされて要ないから、蕩減復帰完成の解放圏になっていないから、先生の指導方針が必要なのですが、それ以降は必要でなくなるのです。先生に優る哲理を自分のものとして直行していけば、一人になっても先生以上の立場で行けるのです。

 よく考えてみてください。何十年間も海洋を横断する輸送船も、その船が航海中に誤って暗礁にぶつかって破船するようなことになる場合、そのことを船長も知らないし、乗組員も知らないし、誰も知らない時であっても、その船に住む鼠はそのことを既に知って、陸地に逃げていくという話を聞いたことがありますか? (はい)。それが歴史の事実なのです。何の目標もないような鼠たちであっても、自分の生命を保持する力を持っているのに、万物の霊長たる人間はどうでしょうか? これで、何が万物の霊長ですか! 何が人間ですか! 自分の生命の行く末も何も知らないのです。

 本当は、自動的に分かるようになっているのです。自分は将来に何をやるべきか、これからぶつかるすべての問題は、正面の焦点の三角に向かい、その三点が中間の一点に寄って、その事態が見える場合には、すべてが完全にできるのです。それを絶対に信じてどんなことでも冒険してやれば、すべてがそのようになるのです。

 日本の女性たちの十六万人の教育であっても、歓迎した者は誰もいなかったのです。みんなできると信じていましたか? (はい)。大きなことを言ってはなりません。信じた者はいないのです。先生は独りぽっちで寂しいことをなしつつ、蕩減を越えてきたのです。それも完全に終わったので、今からは三十二万人の解放です。あなたたちも、自分を中心として二十人くらいは関係を持っているのです。多い人は一二〇名、二〇〇名、数百名と関係を持っているのですね。

 本当にこの道が正しく、この道が永遠の生命、永生の道につながることが分かり、また今生きているのは死亡と地獄につながる道だということが本当に分かった場合には、もう眠れないのです。もし周辺で誰かが死んだとすれば、それはもう三日間、葬儀が終わるまで眠ることができないのです。「いやー、罪を犯している」と。もし霊界に行った場合に、「君は、文先生のことを何十年も前から啓示で伝えてきたのに、なぜ口をつぐんで語らなかったのか? この者!」と、サタンと同じように讒訴してきたら、どうしますか? 「生きて天国に入る梯子になるべきなのに、何だ、この者!」と言われたら、どうしますか?

 万民共に兄弟愛で抱擁していくのが先生の教えであり、神様の教えです。一日中み言を聞いてみて、その内容、骨子を否定できない以上は、これからどうしますか? 周囲の村の人々も大変だし、自分の親とか兄弟が「この野郎!」と言って反対するからといって、周辺を恐れて正しいことに口をつぐんだら、先祖たちが「この野郎!」と、大変です。

 一族を解放すれば、地上が解放されるので霊界も解放されるのです。霊界は何千万年も苦しい中で待っているのです。自分の後孫が何とか統一教会につながって、発電所の送電線のようになって、電灯を灯せばみんなが明るくなるのに、「統一教会の発電所に、私たちになぜつなげなかったのか」と、先祖たちが大変です。霊界に行ってみなさい。そうか、そうではないか? 先生はそれを知っているのです。

 宗教を統一して、万民共々に未熟な宗教圏を解放すべき全体的な神の召命を否認して倒れた場合には、全宇宙、全歴史のすべての讒訴圏を逃れることができないのです。そして、最後には神様からも追放されるのです。どうしますか、自信がありますか?

 ですから、迫害の時に、いっぺんに消化してしまうことです。堂々と打ち勝っていくのです。文先生には、反対を受けるような悪いことは何もないのです。人々は知らないから反対するのです。ですから、熱心に反対する者以上に熱心に方向を切り替えした場合には、文先生より以上のものを世の中に残すことができるのです。君たちは反対する者に対して、肚をもって宣言すべきですか、躊躇して後退すべきですか? (肚をもって宣言すべきです)。


救援摂理には再創造摂理の公式が必要

 復帰摂理は、ただではできないのです。(先生が「一、再創造摂理」と板書される)工場で生産したものが故障した場合には、再びブループリントを通して、元のコースを通過しないと完成品は永遠に満たされません。これは理論に合った話です。

 救援摂理は再創造摂理です。再創造は、誰にでもめちゃくちゃにできるものではありません。ブループリントのとおりにたどっていかなければならないのです。これをいかに圧縮して、簡単明瞭に、誰にでも分かるような公式として満たすかというのです。それが必要なのです。蕩減公式、救援公式、復帰公式、創造公式です。その公式は、どこにでも通じるものであり、そのような公式が必要なのです。

 旧約時代は、誰もそれが復帰摂理だと思った人はいないのです。分かりますか? その元をはっきり知らないと復帰摂理はできないのですから、再創造のブループリントを経て、そのとおりにいかなければならないのです。これは、理論的です。それに反対する者がいますか? (いません)。

 そのような公式を引き出すのは、大変なことです。現代の文明も公式の上に成り立っているのです。公式は単位を組み合わせることによって編成されるのです。規定がそうなっているのです。現代文明の発展は、公式のつながりによる発展なのです。公式を抜いて現代文明は成り立ちません。

 それでは、これを圧縮してみた場合に、どうなるでしょうか? 神様は創造するために何をやったのかというと、まずもって環境をつくりました。環境には何がありますか? 太陽があるのです。生物が存続するためには、なくてはならない絶対要素の太陽があります。それから空気があります。水もあります。それから土もあります。生物が絶対に生息するためには、これらが一つ欠けてもみんなめちゃくちゃになるのです。太陽がなくてはめちゃくちゃです。空気がなくてはめちゃくちゃです。水がなくてはめちゃくちゃです。土がなくてはめちゃくちゃです。神様は、まずこういう環境をつくりました。

 皆さんは、その環境を金を払って使っていますか、金を払わずに使っていますか? もし太陽の光を買うとすれば、どのくらい金を払ったらいいでしょうか? 大変なことです。もし空気がなかったら大変なことです。二分、三分でも大変なのに、七分も空気がなくなったら、みんななくなってしまうのです。

 また空気がデモをするとすれば、世界で一番恐ろしいことです。神様は空気もまとめる力があるのです。現代の地震でも二十秒以内に、あのような十兆円もの損害を出したのです。それで被害を被った人々は四万人にもなっているというのです。死んだ者は今や四〇〇〇人近くになると発表されているのです。大変なことです。「日本の建築は地震に関係ない」と威張っていたけれど、建物も高速道路もぺちゃんこになってしまったのです。人間は自然の威力には勝てないのですから、大きなことを言ってはなりません。真剣なことです。ですから、環境のすべてを保護しながら、それを絶対に愛さなければならないというのです。そのようにしてきましたか? きれいな水はきれいなままに守ってあげられる主人にならなければならないのです。

 日本にも海水浴場がありますね。そこには何十万人も集まるのですが、そこに集まった女も男も、小便はどこでするのですか? 水の中でそのままするのですか? (笑い)ちゃんと便所に行って、みんな済ませて水に入るのですか? あなたたちはどうやってきたのですか? 聞かれても恥じることではありません。率直に言ったほうが信頼される基台になるのです。どうですか? 水の中でしましたか、便所でしましたか? (笑い)

 もし世界的な海水浴場の中心の砂場に何十万人も集まった時に、そこの海水を汲んできて、「この中に小便が何パーセント入っています」と発表したらどうなりますか? いっぺんに打たれるのです。そうなれば、先生も世界的に有名な言論を通して打ち返さなければならないので大変です。みんな海辺で悪いことばっかりしているのです。男も女も、そうでしょう? あなたたちも海水浴に行って、その道にならって何でもやるのですね。

 そういう者たちを崩壊させるために、先生は「ワシントン・タイムズ」で、世界の転覆運動をしなければならないのです。そうして「文先生は、またやったか!」と、海水浴場の怨讐退治作戦をするのです。先生は、そういうことが大好きです。それをしなければ眠れないのです。そういうことが、みんなの目の前に見えるので大変です。


指導者になるための三大要件

 「文先生は六回も入獄した」と、聞こえてくる話は悪いのですが、みんな無罪釈放なのです。ただアメリカにいただけで引っかかってしまったのです。それは悪いことではないのです。牧師さんたちは未来の教会をつくるために、自分の名前で献金を貯金するようになっているのです。銀行に一般の教会の牧師が献金を貯金した数は全国で何十万になるにもかかわらず、文先生の名前で献金を貯金したのは罪だというのです。それは献金ではなく、自分の金として利子を使ってしまったのだから脱税だと言ってきたのです。そんな馬鹿な話はありません。

 しかし、今では弁護士界は先生の友達になっているし、政府の官僚で正義を唱える者は先生の弟子になっているのです。「過去に反対していた共産党の首を切れ、教会撲滅運動をやった者や学校で反対した群れを掃除せよ」という「ワシントン・タイムズ」の主張に、下院議長も上院議長も、国会議員全体がサインしなければならないようになっているのです。「父母の日」を決定した時と同じようにです。

 それで代表が旗揚げをして、共産圏の中でもって宗教を無視してきた人本主義を打倒するのです。人本主義は触覚を刺激する快楽主義です。フリーセックスなどでサタンの傷の残った者を崩壊させて、正しく指導するのが「ワシントン・タイムズ」です。その「ワシントン・タイムズ」のセンターが文先生です。

 先生は大変です。縦横無尽にたくさんの方向を防備して、世界の安着点を正していくことをやっているのです。ですから、あなたたちが日本に帰っても、一かけらでも先生に思い煩わせるようなことがないようにしますか、しませんか? 先生が頼まなくてもー? (します)。ありがたいことです。日本人は頭が良いですね。外交官のような良い観をしているし、本当に素晴らしいセンスをしています。

 文先生に反対して残るものは何ですか? いくら反対しても、文先生はだんだん大きくなっていくのです。ここまで来て、途中で後退する文先生だと思いますか? (いいえ)。とてつもない人であり、黙っていても、すべてを鎮めてしまう力を持っているのです。サタン世界のことをよく知っているのです。サタンは、力の平均が上になった場合には必ず攻撃してくるのです。それをいつも念頭に入れて、防備策を準備しているのです。先生は、そう簡単にはいきません。

 これからは、先生みたいに教育する指導者になりなさい。日本に帰って、五〇〇〇名を五万名にするのです。日本を復帰するために何千万人も教育できる建物を、東京に一つだけではなくて、十ぐらい借りなければならないのです。それで協力してもらえるように説得するのです。指導者は経済自立能力、外交能力、説得能力がなければなりません。この三大要件を満たさない者は指導者になれません。先生はどんなに反対される最中においても、経済の確立をなして自給自足の基盤をつくってきました。

 「文先生は金持ちだ」という噂を聞いたことのない人は手を挙げてください? (…)一人もいないですね。それから、「文先生は説得能力があるので、耳を貸したら大変なことになる。洗脳される。ブレーンウォッシュされる。どうか、そういうことをしないようにお願いいたします」と、大変なのです。文先生は説得能力があるので、五〇〇〇名も一度に説得できるのです。もう説得されましたか? (はい)。気持ちが悪いですか、気持ちがいいですか? (気持ちがいいです)。

 説得能力の次は、外交能力です。日本は緊急な時代ですから、裸一貫になって日本の中心を説得すれば、日本の国は行ったり来たり、上がったり? (下がったり)、死んだり?(生きたり)。それで、「全国民は、一つになって、統一教会の祝福を何月何日に受けるようにしましょう!」と言えば、どうしますか? 共産党は反対するのですが、反対してなくなるのです。文先生は、直ちに一億二千万人を祝福することができます。国がいっぺんに復帰されるのです。個人復帰の時代ではないのです。韓国も今や「個人を伝道するよりも国家を動かし、各部署の長官、大臣を自分の弟子にしなさい」というようなことをやっているのです。

 先生はアメリカで大統領を相手に戦いました。ニクソン救済問題、それからカーター大統領です。

 日本においても、統一教会に反対した者のメモはみんな先生の手に入っているのです。CIAやFBIが裁判で使った資料も、全部先生の倉庫に入っているのです。そのメモを公開すれば、みんな大変です。そのために、「ワシントン・タイムズ」という巨大な宣伝媒体を持っているのですが、先生はそれは使いません。常に正々堂々と一人でやってきたのです。

 また、韓国の秘密もみんな分かっているのです。アメリカの人脈でみんな調査したのです。何回目には誰が総理になり、誰が局長になり、誰が次官になり、何々の大臣になるに違いないという人脈調査も入っているのです。日本のことも入っています。まず知らなければならないのです。敵を知らなければ勝利できないのです。もし敵をはっきり知らないで処理を誤った場合には、歴史的犯罪の汚点を残して恐ろしいことになるのです。はっきりと分析し検討した上で、堂々と処理していかなければならないのです。そう思えば、先生は恐ろしい男です。本当に恐ろしい男です。先生には、何でもやってやれないことはないのです。それで恐れられているのです。


エバ国家の摂理の勝利の旗を掲げよう

 十六万の組織力については、「そんなことは簡単にはできない」と天使長も笑っているということも知っています。しかし、そうはいきません。では、三十二万の男をどうしますか? 一人の女が二人の男と関係したのですから、エバを中心として天使長がアダムを横に流して死亡圏に没落させたので、それを救済するには、十六万の女はどんなことがあっても男性二人を連れて来なければならないのです。これは先生の話ではないのです。エバ国家が決定すべきことです。いかに完成基準に方向を転回して正していくかという摂理的召命運命観でもって、そういうことを決めたのです。

 男たちは、どうすればいいですか? 三十二万の峠を越えるべきですか、どうでもいいのですか? (越えるべきです)。本当ですか? 君たちが四〇〇〇人だとすれば、何倍になりますか? (八十倍です)。それは十六万人の何倍ですか? (二倍です)。二倍なのです。それは、みんな女性たちが聞いて知っているのです。女性を無視しないでください。

 日本に帰ったら、女を全面解放しなさい。統一教会の女性は、ほかの男と三角関係などは絶対になりません。分かりましたか? (はい)。そういう心配がなくなった場合には、昼夜その町をかけ回ったとしても、その町は悪くなりません。日本列島を生かすことを批判し、判断をするような滅亡の道とはつながりません。それは、間違いなく保証します。

 今や、大学の共産党運動圏の代表たちが先生を中心に、北京でもって北韓の学生一二〇名、韓国の二〇〇名、世界各国から七〇〇名が集まって「世界平和青年連合」を宣言する時代です。一六〇国家の共産圏と民主主義圏はカイン・アベルです。怨讐たちが抱き合って、真の父母を中心として一つになる世界的な青年となった場合には、世界は新しい方向に向かっていくのです。

 韓半島の南北の政治的解決は、頂上会見ではできません。高等学校と大学を卒業した青年たちが一つになることによって、完全に国家を超えた新しい世界につなぐ道ができるということが、この世の政治家や経済家には分からないのです。このような原理的な道は、そのとおりになる道です。

 あなたたちの奥さん、日本の十六万人の女たちはみんな、そのことを教育されて帰ったのですから、何もしないで休んでいる状況ではないのです。日本の国内で、このような修練会を三回開いた場合には、日本は変わります。それで今、韓国の指導者が行っているのです。エバ国家の方向をまとめなければなりません。いかに天使長が反対しても、民団の代表を立てて、そのことをなさなければならないのです。民団とつながなければ、生き残る道はないのです。

 イスラエル民族はエジプトにおいて、四三〇年の苦労の後に、六十万のユダヤの民とエジプトを一つにして、天国をつくる主体国になるべきでした。エジプトの地の財産とともに、いろんな罪を犯した蕩減の値を知って、自分たちがイスラエルの国家建設を成すという考えを持ったならば、エジプトが世界の中心国家になったのです。それと同じように、日本はエジプトの国なのです。

 韓国から見た場合に、民団などは徴兵でもって、二百万人以上連れていかれた人々なのです。それで、大東亜戦争で日本の若者たちがみんな死んでしまって、寡婦ばかりになった中で、みんな養子となって、日本の名前に変えて日本の言葉を使って、日本の肩書きを持つようになったのです。ですから、民団が一度傾いた場合には、その者たちがみんな統一教会の文先生の後につくようになるのです。そこで、「一つになりなさい」と言えば、日本は大変です。悪辣な侵略国家として烙印を押された歴史は、世界的に否定できないのです。いくら日本が宣伝してもできません。

 先生は、一晩にテレビでもって世界を変えていく基盤もつくりました。言論界から打たれた文先生は、言論界を正面から正義でもって屈伏させなければ天下を治められないのです。これは、アメリカの先進国家のことです。蕩減原則のとおりに行かなければならないということを知っているので、言論界にテレビ会社もつくったのです。それは、二千万人の聴衆を持っている会社です。十三年前から準備してきたのです。それは、一つだけではありません。

 ワシントンなどに行った場合に、四大テレビの会社など、プロデュース、制作専門の会社を幾つも持っているのです。それも、みんなワシントンの重要部にあるのです。プレスセンターを知っていますか? 新聞記者センターです。そのセンターの放送局は、文先生の放送をしています。プレスセンターに大きな七メートル以上のアンテナを二つ付けて、人工衛星で世界各国に放送している会社です。それを信じられますか、初めて聞く話でしょう? (はい)。

 共産圏の人々は、民主世界のことをみんな消してしまおうとするのです。みんなめちゃくちゃにするので、その放送権を手に入れるには大変なことでした。先生が大会を開いて三万人が集まったのに、零を一つ消して三〇〇〇人が集まったと放送するのです。言葉にしても、いいことをしたのに、「悪いことをやった」と言葉をすり替えてしまうのです。それで、抗議しても「ああ、それは編集のほうで間違って、そう言ったのだから自分たちには責任がない」と、そういうことを何回もやってきたのです。ですから仕方なく、どんな難しい中でもそれを手に入れて、正義の基準において判断させなければならないのです。そういう戦いをしてきました。

 それが、文先生の手に入ったので、ワシントンはもう大混乱です。それはもう、日本など問題ではありません。「言論界を占領するレバレンド・ムーンだ! 悪辣な独裁者の手に入った場合には、世界の言論界、アメリカ世界はすべてめちゃくちゃになる」と言うのですが、そうはいきません。今になっては、誰もが「賛成、賛成。文先生の手に入って良かった」と言っています。分かりますか? (はい)。

 そういうテレビ番組をプロデュースする会社を幾つも持っているのです。その一つはアトランタに本部があり、二十四時間放送できる会社です。嘘みたいな話ですが、初めて聞くのですね。ワシントン、ニューヨークを中心として、一日も休まずに、いつも世界的に宣伝できる会社を持っているのです。

 そういうことを今でもやっているのです。北韓に行けるのは、文先生の許可を得た者だけです。日本でもそうです。先生一人で、国家のできないこともやってきました。ですから寝る暇もないし、遊ぶ暇もないのです。こういう忙しい先生なのに、日本のために二年間も飛ばしました。これは、統一教会自体の大変な損害です。本当は何をやるべきかというと、ジャンボ機を借りて、世界の最高クラスの人々を三八〇人ずつ動員して、文化世界をつくるのです。それを十数回やれば、一年以内にできるのです。このような計画も日本のために延長しているのです。先生はただ素通りすることができない立場であることを知ってほしいのです。

 ですから、今までの歴史上にない、東洋世界に例のない宗教指導者として、十六万人の理論的な世界的女性連合ができたのです。それで日本の女性は、母の心情でもって、世界の国々に行って乳を飲ませるのです。大使館を天使長に立てていくのです。大使館は自国の利益のためにだけあるのではないのです。母親の立場で、大使館を天使長として立てて、その国の利益となる乳を飲ませて伝統を立てるのです。

 そのために女性が、一六〇か国に代表として行っているのです。それで、みんなが毎日報告してくるのですが、すべてを世界的につなぐために先生はやっているのに、それを切ろうとしているのです。君たちはどうしますか? 男として、堕落した天使長のほうに歩調を合わせますか、アベルの立場を天地に確立して、カイン的な天使長を消化しますか? もう暇がないのです。短期間のうちにつくり上げなければならないのです。それが先生の日本救済です。

 エバ国家の救済のために、男を二人ずつ伝道して三十二万にした場合には、統一教会のメンバーを中心として五十万世帯ができるのです。一世帯を四人とすれば、二百万が復帰されるのです。それを三年以内に二千万、十倍以上にするのです。その時は、「なぜ文先生を入れないのか」と叱るのです。そうなったら、もう大変です。おしまいです。ですから恐ろしいのです。指導者は慎重に決断しなければならないのです。分かりましたか? (はい)歴史が引っかかっているのです。それで慎重なのです。こういう話を聞いて日本に帰ったならば、一人が十人を目標に、一族、友達、親戚の従兄弟など復帰すれば、何十人も何百人もつながってくる基盤になるのです。

 そのような価値を知って、日本救済、エバ国家摂理の勝利の旗を掲げる神様の相対として、世界を風靡させるような天運を持つ日本人の男として、堕落した天使長の後継者になるか、それとも完成したアダムの理想国家の後継者になるのかというのです。どうしますか? 反対する日本に歩調を合わせて堕落天使長の立場に立ちますか、アダムの方向に歩調を合わせる天使長になりますか? どっちですか? (アダムのほうです)。真剣なことです。日本人に正面きってこう言うのは、日本自体が反対していることを知っているからです。はっきり言っておきます。これは、文先生の宇宙的宣言です。


アベルを犠牲にしてもカインを救う神の摂理

 きょうは何日ですか? 一九九五年の一月十八日ですか? (十九日です)。

 先生はあすアメリカに行きます。二十三日には、日本の上層クラスの女性たち四〇〇〇名がアメリカに来るのです。外交舞台がだんだん、だんだん危なくなってきているのです。日本の外交は、アメリカを消化できる何も持っていません。歴史的戦後五十年の怨讐圏の恨みが正面的にぶつかって、「力で押していけ」と、今や訴えているのです。ですから、今年は戦後五十年目の記念として、何を表題として日米関係を結ぼうかと大変なのです。それは、日本にもなければアメリカにもないのです。そのような中で、「文先生が乗り出して、また天才的な文先生が世界を狙って動きだした。女性連合の旗揚げをして、全世界の優秀な女性を集めようとしている。恐ろしい!」と唱えているのです。大変です。

 その戦いの真っただ中に立って、この前、韓国と日本が姉妹関係を結んだのです。これからアメリカと日本、天使長の国とエバの国が姉妹結縁を結ぶのです。日本の周辺には、天使長が三人いるのです。中共はアジアの天使長であり、ソビエトはサタン的な悪魔の天使長です。そしてアメリカは、神側の天使長なのです。エバが堕落したため相対圏がないままに繁殖したのですから、日本の女性がその基盤をつくらなければ、エバ国にはなれません。このことは、理論的にも詳細に説明すれば、みんな一〇〇パーセント分かるようになっているのです。こういう飛躍的な結論だけを聞いても分からなければ、今からでも、もっと文先生に対して研究しなければなりません。

 神様はローマ法王を中心として、キリスト教によって世界統一を計画されたのです。世界的なローマを中心として、世界を統一する基盤をつくりました。しかし、それが失敗したのはなぜかというと、「キリスト教の勝利的世界基盤は、ローマのためにできたものである」と、ローマが思ったことです。ローマは、世界よりもローマのことを考えたのです。しかし、神様の願いはそうではないのです。カイン・アベルの伝統的精神から見て、アベル的な者を犠牲にしてもカイン的な者を救済するという公式ができているのです。ローマ自体を犠牲にしても世界を救おうとされる神の摂理の方向を知らなかったからです。

 そこで問題は、人間の考えと神の摂理の意向が違った場合には、落とされていくということです。そのため、ローマの半島文明から、島嶼文明のイギリスに落ちていったのです。分かりますか? 大陸へつながった半島圏のローマから、海のほうに落ちていったのです。それが、イギリスの出発なのです。イギリスは十六世紀に海洋政策をもって、エリザベス女王を中心として先頭を切ったのです。海賊ではなくキリスト教精神で五大洋を占領して、救援しようという思いをもって世界に出発したので、神様が世界制覇を成すようにと祝福されたのです。あのように小さな島国が世界を抱えたということは、島国イギリスのアングロサクソン民族が偉いからではないのです。背後に神様がいてなされた結果、そうなったというのです。先生は、はっきりと知っています。

 そのイギリスも陽の没することのないという、五大洋、六大州につくった大英帝国の基盤を、イギリス自体の基盤だと思ったのです。それが、神様による世界救済の基盤であり、イギリスを犠牲にしたとしても世界救済をすべきだという、神の摂理の意向があることをイギリスは知らなかったのです。

 世界を救済する頂点に立った国であっても、その使命を果たせなければ、再び分かれて移行していくのです。それが旧教と新教の戦いなのです。神はキリスト教を分割して、アベルとしてアメリカに移行して、一二〇人を立てて、さらに一二〇名から四十一名を選び新しい国の出発をなす人々として、今のアメリカの国を出発させたのです。これは夢みたいな話です。

 この四十一名の決意した少数の者を中心として、世界の指導的主体国家として第二次大戦の栄光を一身に抱えるようにしたのは、アメリカ民族が偉いからではないのです。アメリカ民族は旧教と戦うために、旧教圏のプロテスタントの国々で反対される新教の代表を、全部アメリカに総合して国をつくったのです。そこでは、国教を重視するのです。そして人種総合の合衆国なのです。多数の民族が宗教や文化を超えて、また人種を超えてすべてを総合して、神の理想国家の地上天国模型国家をつくったのです。

 そのアメリカ自体も、そのような栄光の立場に立って再臨主を迎えなければならないということが分からなかったのです。反対して、文先生を荒野に追い出してしまったのです。しかし、その文先生を中心として、世界は平和な統一世界になるようになっているのです。


日本の立場と神のみ旨

 そこで、日本の立場はどうなっていたかというと、日本は敗戦国として、四大国家に弁償しなければならなかったのです。それで、みんなが分かれていくようになっていたのです。そして女たちはみんな召し使いや奴隷になって、日本の地を思いながら、月を見てたくさんの涙を流したというのです。今日、日本民族が偉いから、こうなったと思ったら大間違いです。世界の先頭に立っていたアメリカが間違ったからです。アメリカは二〇〇〇年、四〇〇〇年の歴史を経て、サタンと戦って、正気溌剌と勝利の旗を掲げて、世界をまとめる基準に立つべきだったのです。キリスト教から見ても、殉教の血を流して四〇〇年でローマ帝国を屈伏させた、神の保護を受けた伝統に立つアメリカだったのです。最上の王者の立場に立ち、栄光を一身に受けて、世界が尊重する立場に立って、世界を指揮すべき主体なるアメリカが、なぜ四十年でみんな希望なき地獄の地と化してしまったかというと、それは文先生に反対したからです。

 もし、今から五十年前に、このような内容をアメリカの人々に解説していた場合は、一晩で回ったのです。旧約聖書、新約聖書の分かる人は、未知の世界がみんな公式的につながるので否定できないのです。それで、一九七九年に世界的神学者、七十三か国の最高の神学者たちを集めて、統一教会についての討論でもって、完全に屈伏させているのです。「自分たちが唱えてきたものは今や何ものでもない。これはもう嘘の嘘である」、「統一教会が、こんなにも素晴らしいとは知らなかった。今からは統一教会の後に、全世界のキリスト教はついて行かなければならないということがはっきり分かりました」と宣言しているのです。

 ですから、もしアメリカが先生を迎えた場合は、旧教も新教も、すべてが一つになったのです。それを知らない者が、過ちを犯して国を滅ぼしてしまうのです。そのアメリカが、文先生に反対したために、めちゃくちゃになってしまいました。フリーセックス、ホモセクシアル、レスビアン、麻薬などの国になっているのです。中国の青年をアヘンでもって、みんな滅亡させる種をまいたので、蕩減原則によって、アングロサクソン民族は蕩減復帰しなければならないのです。そのように、歴史は絶対に見逃さないで蕩減させていくのです。

 日本民族は、敵討ちにおいての世界的チャンピオンです。これは、先生とまるっきり反対です。先生は怨讐を愛せと言うのです。そのようなチャンピオンの日本民族が先生と一つになったら、どうなると思いますか? 敵同士が、僕になってもいいという感謝の世界が生まれてくるのです。それを、みんな理論的に収拾しないといけないのです。呆然としていては、完成圏には到達できません。はっきりと公式化された定義の上に立って、ジャンピングすることによって、間違いなく向こうの足場に飛べるのです。もしも飛ぶ時に足場が崩れたらどうしますか? そういうことも考えて海を渡っていかなければならないのです。堕落の運命を背負っている人間は嫌でも何でも、生死をかけてその海を越えていかなければならないのです。

 先生を英米仏が追い出したので、サタンが上のほうを取ったので、神様はサタンの使い残しを取らざるを得ないのです。日本自体も、戦後はみんな焼け野原になってしまったし、ドイツも焼け野原になっていたのです。そこになぜアメリカを加えたのかというと、アメリカは先生の怨讐であり、神様の怨讐だからです。文先生を追い出したチャンピオンなのです。

 神様がいったん決めて失敗した者は、永遠に再び取り出して使うことができないのです。しかし、復帰は子供からするのです。神様は一代目で、先生はその二世です。分かりますか? それで、私は「平面的なアメリカを救済して、旧約時代、新約時代、創造以来神様が苦労されてきたすべてを子供として責任を取ります。復帰してあげます。任せてください」と祈ったのです。

 また、韓国人と日本人は怨讐です。日本人とアメリカ人も怨讐です。アメリカ人とドイツ人、イタリア人も、みんな怨讐なのです。怨讐の者たちがアメリカを救うために乗り出したのです。そしてアメリカの国民が愛する以上に、怨讐の国の者たちがアメリカ人に愛国心を教育して、方向を転換させることにより、サタンの地獄から天国のほうへ回る道を復帰してあげたのです。

 これはアメリカの歴史上にない、サタンの国にもない歴史をつくったのです。怨讐たちが神の愛でもって、怨讐圏を自然屈伏させて、方向を転換して歴史的な基準を立たせたので、キリスト教もアメリカも、文先生を非常に尊ぶようになったのです。それでFBIなどが文先生のセキュリティとして、先生の一身を守るために警察官を投入してきました。「とても貴重な方だから、守っていきます」と。過去の誤りを悔い改めれば、それ以上に保護するのです。先生は宗教指導者ですから、そんなことは願わないのでボイコットしました。

 日本はどうでしょうか? この前、一週間の入国の許可を得た時、鞄の中からみんな調査されました。その辛さは忘れられないものです。しかし、神様が四〇〇〇年前から着手されたので、先生は神様を愛して、それを忍んでいかなければならないのです。そのような伝統を知っているから、こういうことをやっているのです。真剣なのです。分かりましたか? (はい)。

 日本全国で、三十二万人を動員しなければなりません。このような骨肉にしみるような教育を受けたのに、それをなし得なかった場合には、先生には責任がありません。もし、日本が失敗すれば、神様は代わりをちゃんと準備しているのです。フィリピンはアメリカのエバ国家です。台湾は中国のエバ国家です。カナダはアメリカのエバ国家であり、イギリスと通じるのです。イギリスの妹です。もし姉さんが失敗した場合は妹が立つようになっているのです。国会でお母様を大歓迎したのも、イギリスとカナダです。国会全体で、お母様を歓迎したのです。それから、フィリピンと台湾です。国会議長や大統領が、お母様を招聘したのです。日本とはまるっきり反対です。

 それで先生は平等になるように、日本の国会でも演説するように演出しなければならなかったのです。韓国においてもそうです。悲しみの嘆きの果てない立場で、涙ぐむようなことをしながら、忍びつつ助けている先生を忘れてはなりません。真剣なことです。分かりましたか? (はい)。これは偶然に通り過ぎ去るような話ではないのです。理論に基づいた話なのです。

 こんなにはっきりと伝達したのは、これが三回目の終わりだからです。三十二万人を動員できなかった場合には、先生は回れ右をします。日本の代わりに台湾です。台湾は全国的に歓迎しているのです。この前フィリピンからは、中学生メンバーが先生を訪問してきました。しかし先生は会わなかったのです。それは、日本がまだ三十二万の動員を始めていないからです。それをなし得てください。それができない場合には、仕方なしに回るのです。ですから五年前にも、もし日本が失敗した場合にはカナダを中心とすると言ったのです。カナダはイギリスの妹です。そのカナダを中心として、先生がエバ国家の失敗を二番目で復帰するのです。先生が自由自在に二番目のエバを相対に立てても、そのために日本を切っても、原理原則には外れません。

 しかし、先生は神様の前に祈って、「日本の国をエバ国にしますから」と申し入れた責任があるので、死力を尽くして教えているのです。もしできなかった場合にも、そのことでもって神の摂理を滅ぼすことはできません。責任者として、涙しながらも回れ右をしなければならないのです。今は、そういう絶頂点に立っているのです。先生が回れ右をした場合には、どういうことになるか分からないのです。神様を恐れなければなりません。イスラエル民族は国家のメシヤを追い出した時、第一世は世界の果てに行って涙を流し、その死体は鷹の餌や狐の餌になって流れていきました。それは、歴史的な事実です。恐喝ではないのです。キリスト教も二〇〇〇年間さまよったのですが、今こそ神様を信じる心情をもって、昔の選民国家の教訓に従って、再臨の時代になったのだから帰還しなければならないのです。


お母様の立てられた勝利圏

 完成のアダムが来られた時、イスラエル民族は一九四八年に独立したのです。韓国も一九四八年に北韓の後について独立したのですが、悲哀の南北韓半島の分割に遭ったのです。そのために、偽りのお父さんの金日成主席が五十年余りを王者として神様に反対し、文先生の首を取ろうとしてきたのです。ゴルバチョフ大統領と共に一九八七年二月に暗殺を計画して日本赤軍を二十五名派遣してきましたが、今は逮捕されて裁判にかけられているのです。その真っ最中に、先生はモスクワを訪問してゴルバチョフ大統領に会い、さらに金日成主席にも会ったのです。責任を持つ者として、一人で死の境地に立って説得したのです。「もはや共産主義ではなく、神主義によらなければなりません。世界的な文先生の勝利圏を信頼して、弟(文先生)の言うとおりにしなければなりません」と言ったのです。

 そのようにして、四十年の蕩減を超えて帰ってくることになったのです。一九四九年に帰ってきた文先生の立場は、南北統一国家建設の誓いをもとがえしていくのです。いくら反対してもどうにもなりません。そこで先生が真の父母として二世を治めていけば、南北の国が成立する時代圏に再び帰っていくのです。

 韓国の大学街においては、運動圏の者たちに、原研はみんなゲバ棒でもって何年間も追い出されていたのです。それでお母様が、アメリカの国会と民主世界を代表したUN(国連)に登場したのです。アメリカの国はアベル国家であり、自由世界がカイン国家です。それはUNの議会と同じなのです。それを一つにしたのです。エバ文化圏のキリスト教がカイン・アベルを一つにして、父母の懐に抱かなければならなかったのですが、それを失ってしまったので、先生がお母様の権限の勝利圏、女性解放の基盤をつくって、アメリカのエバ文化圏を、女性解放で再び接ぎ木しなければならないのです。ですからお母様は、先生の後について勝利するまで、世界の頂上に立つまでは何の価値もなく、陰の立場でついて来なければならなかったのです。その間は、絶対に命令に服従しなければならなかったのです。

 それで、世界の四十年頂上圏に近づく三年前から、先生が準備してきたことは、お母様の世界登場です。お母様をいかなる女王にも優る立場に立たせなければならないので、世界各国の首相の案内でもって四十か国と、韓国の四十か都市を講演して回ったのです。そして韓国のカイン・アベルの青年層をまとめることで、韓国の二世が父母の懐に抱かれたことになったのです。相対的に世界四十か国が抱かれた場合には、天的運勢が世界的に回るので、先生を中心として、韓半島の運勢も自動的に引っ張られていくのです。

 そのようなことをみんな蕩減して、その勝利圏でもって、イギリスを中心として、カイン・アベル国家を一つにして、お母さんお父さんが失ったものをもとがえししてきたのです。そして、平面的に天使長がエバを堕落させたのだから、今度はエバが天使長圏を屈伏させていくのです。ですから、平面的にカイン・アベル国家が、お母さんお父さんと一体となったのです。

 しかし、東洋に帰るには、日本の国にまだお母さんの基台が立っていないのです。それで三年前から準備して、東京ドームを中心としてお母様が日本全国二十七か都市に基礎をつくってきたのです。ですから、どんなに反対している最中でも、お母様が壇上に立つと会場全体が静まってしまうのです。それはなぜかというと、世界的影響を持っているお母様を歓迎すべきだということが、全世界の大使館を通して報告として入っているからです。ですから、もし反対した場合には、世界の野蛮国家、悪辣な国家であると烙印を押されることを知っているので、どうしても歓迎の歩調に合わせなければならないのです。

 東京から日本全国へと、女性の結集をなし得た勝利のエバ国家の基準が条件的に立ったので、その上にお母様と一緒になった先生が立ったのです。条件的ながらも、お母様との一体化がなったのです。それで十六数です。四数は東西南北の一体数だから、十六数がいつも問題なのです。だから、韓国動乱におけるUN(国連)軍の導入も十六か国なのです。

 韓国のオリンピック大会は、一九八八年です。そのソウル・オリンピック大会は、世界的に再出発しなければならないので、オリンピックの歴史上最大の国家数を集めて行われたのです。民主主義世界と共産主義世界の冷戦は、韓国動乱によって始まったのですから、冷戦の終結も韓国が平和のオリンピック大会をすることによってなさなければならないのです。

 その時に全世界の若者たち、二世が集まってきたのです。分かりますか? 二世は先生の側なのです。エジプトにおいて、一世はみんな死んでしまったのだけれど、神が二世を生かしておいたのは、神が将来二世を中心として復帰を進めるためです。二世を中心とするので、二世はみんな先生に近いのです。二世はみんな先生の側です。四十代以下の人は先生の側に付くので、統一教会に反対する日本の若者たちを見た場合に、日本は将来がないということが分かるのです。

 それで、このように日本を復帰する愛の教育の大会を水沢里でやっているのです。真の愛を中心とした大会ですから、大会を通じて全国に伝えなければならないのです。ブロックではないのです。

 あすは帰るのですが、「三十二万人の男性動員の旗揚げをする責任を持つ日本人はいずこにありや!」と天は叫んでいるのです。文先生は叫んでいるのです。聞こえますか? (はい)。聞いただけで素通りさせてしまいますか、真剣に盾となって、それを防備するようにしますか? 分かりましたか? (はい)。

 この四〇〇〇人が、何名を動員するのですか? ここで教育を受けた者を中心として、各地区に分割して、十六か所で十六数です。一万六千です。原理的な公式に合わせた単位の数を中心として、統一教会の女性たちを動員して、全国的に三十二万を緊急に突破するのです。それで先生は今、万全の処置をして準備しているのです。日本へ帰ったら女性たちを援助しますか? (はい)。何名ですか? 何名ずつ連れてくるのですか? エバは二名です。そこに天使長五十億が連結されてくるのです。それが、公式的な条件になる数です。

 自分のお母さんや親戚を中心として二人以上、二十名でも二〇〇名でもいいのです。女性は自分の旦那さんとお父さんを動員すればいいのです。簡単です。そういう福音の道は難しくないのです。それができなければ、日本は滅びなければなりません。そういう日本であれば、先生は放棄しなければならないのです。そういう結論になるのです。それは、理論的です。ですから、先生は心身を投入して、一体化して、生死をかけて、エバ国家にしようとしているのです。分かりましたか? (はい)。

 そのような先生の相対にならなければ、生命を生み出し復活する母の立場は永遠に成り立ちません。かわいそうな文先生です。韓国人ではなく、日本人にしか訴えられないのです。かわいそうな神様です。


神様の創造の公式と再創造の公式

 もう十二時になったのですか? まだ、十分は残っていますね。序論も語っていないのに、いつの間にかそんな時間になりました。では、公式だけを語ってあげましょう。

 神様は環境をつくられたのですが、その環境の公式がどんなになっているかというと、必ず主体と客体になっているのです。(先生が板書される。図―1を参照)これが公式です。万物はこういう公式でつながっているのです。この公式を個人から天宙復帰まで適用していくのです。そして、この公式の定着点は家庭なのです。アダム家庭が地獄に行ったのだから、その反対に神様の愛と一体になった血統的につながれた後孫でなければ、天国に入れないようになっているのです。真の父母を中心として、血統的に渋柿を甘柿に接ぎ木する道以外にはないのです。そのようにして三代を通過していくのです。植えた実が甘柿になるには、三代を通過しなければならないのです。

 アダム時代、イエス時代、再臨時代と、三代を経てきたのですから、あなたたちも三代を通過していくのです。甘柿に接ぎ木された者が、その実を植えて、同じ甘柿として収穫されることによって天国に入るようになるのです。アダムとエバの堕落が、エバの一日の過ちが、このような人々をつくることになったのだから、大変なことです。

 この公式が、絶対に必要なのです。再創造においても、その環境は太陽と空気と水と土です。これらにつながるすべてのものは、みんな相対的になっているのです。そしてその中を見れば、三段階になっているのです。鉱物、植物、動物です。鉱物を見ても、どれも主体・客体になっているのです。プラスイオンとマイナスイオンです。分子を見てもプラスとマイナスです。そして一つになるのですが、その中心は何かというと、それなりの立場で愛の道をたどっていくのです。愛を中心としているのです。分かりますか? (はい)。ですから、絶対に離れないのです。磁石が永遠の始めからプラス・マイナスになっていたとしても、一度も会ったことがなくても、永遠の末端においてプラス・マイナスが共に近寄っていけば、「ワー!」と、一つになるでしょうか、一つにならないでしょうか? (なります)。どんなに絶縁物があったとしても、それを貫いていって一つになるのです。男と女も、人間の心身もそうなるべきだったのに、血統的に過ってしまったので、問題なのです。

 アダムは、神様から見た場合に相対的存在なので、良心は神に属しているのですが、その相対的基地に(サタンが)偽りの愛の種を下ろしたのです。ですから良心が本来はプラスなのに、肉身が逆に愛のプラスになったので永遠に反発するのです。これを砕いて、絶対マイナスにすることによって、肉身は自動的に良心のプラスと一つになるのです。これが理論的な公式です。分かりましたか? (はい)。悪魔の血が付いているのです。それを清算して完全にマイナスにしないと、神の国に帰る道がありません。

 それを完全にマイナスにするには、自分の力ではできません。真の愛の理論と愛の包容圏で統一した生活をすることによって、それが解かれていくのです。真のお父さんを迎えた場合には、完成されたアダム圏に帰ったのと同じです。その環境圏に帰ったのと同じです。アダムとエバは、神様の戒めを絶対に信じていましたか? 絶対に信じていなかったので堕落したのです。ですから蕩減は絶対信仰、絶対父子心情一体が必要なのです。


 神様の長男がアダムなのです。ですから絶対に親と子供の一体、心情一体が必要です。それが、真の父母と真の神様を迎えた生活の鉄則です。それだけがなされれば、間違いなく天国に入れるのです。後ろのほうは見えますか? 高く座って顔を上げれば見えるのですね。(はい)。

 これもプラス・マイナスです。(図―2を参照)間違いないですね? 雌同士がプラス・マイナスではなく、雄と雌がプラス・マイナスなのです。人間だったら、男と女がプラス・マイナスになっているのです。この公式に合った場合には、天運が保護するのです。天運と宇宙力が保護するようになるのです。病気になったらなぜ痛いのか、この前話しましたね? (はい)。

 再創造はいかなる道を通るかというと、環境と公式のプラス・マイナスです。環境の中には必ず主体・客体があるのです。こういうふうに、プラス・マイナスの原則が一つになった場合には、これが一つになって、(図―3を参照)大きいプラスでもいいし、大きいマイナスでもいいのです。ここがプラスだったら、こっちがマイナスです。ここがプラスだったら、こちらがマイナスです。プラスを決めても、マイナスを決めてもいいのです。こういうふうに一つになれば、もっと大きなプラスに向けて一つになることを願っているのです。そのように一つになった場合、これが大きいプラスです。そのようにして一つになったものを、対応的相対関係というのです。

 これは進化論にも通じるのです。進化論では、いかにして大きくなるかというと、第三の力を加えることによってアメーバが大きくなると言うのです。それで、進化論の誤りは何かというと、進化は骨肉が合っているという論法なのですが、種別の厳格さは、それを交えることができないのです。ですからアメーバは、絶対にアメーバ圏のみであり、アメーバが猿になろうとすれば大変です。猿になるには、何千回もの種別の段階を越えていかなければならないのです。そのような愛の関門を通過していかなければならないという論理に引っかかるのです。

 これは、ただで越えていけるものではありません。その種別の生命圏を左右するには、雄・雌、プラス・マイナスが一つになる愛の公式の中心点を通過しなければ、再び生まれる新しいものを見ることができないのです。アメーバがどうして何千回もの種別の違うものが愛し合う生殖器を通過して、発展の道をつなぐことができるでしょうか? それは、永遠に可能性があるのでしょうか、永遠に可能性がないのでしょうか? 可能性はないのです。

 なぜアメーバから猿になったのですか、なぜ猿になるのですか? 人間と猿は四十七か所も違うのです。四十七か所も違うということは、日本民族一億が何千年を生きたとしても、日本の男と女が結婚して子供を生んで、何千年たったとしても、人類が何千年間祈祷したとしても、猿が生まれてくるでしょうか? 生まれてくると思いますか? 「その時に、一人だけが人間になる」などと、そんな馬鹿なことはないのです。

 種別の厳格さは変わらないのです。雀は永遠に雀なのです。それが分化になっているのです。分かりますか? 似たものとは、そういうことです。変わったことは絶対に許されません。それがいかにして、新しい種族に展開するというのでしょうか? 新しい種族はみんな愛の種としてつながっているのです。それをそのまま、たどっていってアメーバが猿になるのですか、人間になるのですか? 話にもならないことを言っているのです。この前も目の話をしましたが、目の先祖は、空気があったことを知っていたか、太陽があったことを知っていたかという話は聞いたでしょう? (はい)。共産党は、それを理論的に解明できないのです。これが何かというと、対応的相対関係なのです。


 ですから、神と心身一体になったことを君たちに適用すれば、心身が一つになれば、対応的な大きいものにくっつきたいので、男完成、女完成した者が、共に代表的な大きいものと一つになっていくのです。二つが一つになるのです。

 そのように二つが一つになってプラスになった場合、また対応的な子供を生んで一つになって大きくなっていくのです。そのようにして大きな家族になった場合には、氏族の中心体になるのです。それで自分の家が部落の中心になればいいと考えるのです。そのように、部落を中心としてプラスとマイナスが一つになった場合には、その部落とか、氏族を十二合わせると民族になるのです。民族を十二合わせると国家になるのです。そのように発展していくのです。なぜかというと、一年は十二か月、四季は四季節、一季節が三か月というように、十二数を中心として発展していくようになっているからです。

 あなたたちも世界的に最高の者になりたいのでしょうが、ただ一方的に男だけでは行かれないのです。この女と一つになって、こういうふうに上がっていくのです。(図―4を参照)第三の相対として、大きくなって、プラス・マイナスとなり、さらに一つになって発展していくのです。ですから結局は、みんな神様の根の出発の起点に帰ってこなければならないのです。

 この一点を中心として、(先生が八重の円を書かれる。図―5を参照)家庭、氏族と、みんな神様を中心として発展していくのです。これが八段階になるのです。一、二、三、四、五、六、七、八です。ですから、これも九十度、これも九十度、これも九十度、みんな九十度になるのです。分かりましたか? (はい)。これも九十度です。これも九十度です。こういうふうに、みんな核は同じなのです。ここもみんな同じです。家庭を中心としてつながっているのです。この家庭、この家庭、この家庭、この家庭、この家庭と、完成すれば、ここにつながるのです。これを中心としてみんな九十度です。ですから、家庭がプラスになっているのです。これが公式です。


神の愛の理想の完成点を求めて


 それで人間の顔を見た場合に、なぜ目玉が二つあるかというと、この公式に一致させるためです。横的なものも縦的なものもプラス・マイナスであり、前後関係もプラス・マイナスを備えなければならないのです。一つの家族を見た場合、(先生が図―6を板書される)父子関係が縦的であり、(図―6の(A)の線)夫婦関係が東西です。(同、6の(B)の線)兄弟関係が前後です。(同、6の(C)の線)これを丸めたものが球体になるのです。(同、6の(D)の円)それで、一、二、三、四、五、六、七。七点は完成点です。分かりましたか? (はい)。完成圏に立てば、この愛、この愛、(同、6の1〜6)みんな同じです。その角度は十二です。十二のケースが一八〇度になるのです。それぞれの右弦と左弦のどこを合わせてもぴったり合うのです。右弦は左弦と合わせ、上弦と下弦、前弦と後弦と合わせても、ぴったり合うのです。理想的な基準が、この点なのです。(同、6の中央の7)神様は、この愛の定着基準を中心としたのです。これが家庭です。

 これをこういうふうに押した場合には、(先生が黒板に図―7の円と(A)(B)の線を板書される)こうなるのです。(図―7の八重の円を書かれる)分かりますか? これが上から見た場合で、これが横から見た場合です。これが(図―6の(D)の円を参照)八という表面です。八数の表面は丸いものであり、転がしても安定するし、ぶつかったとしても、正面的に九十度に合わないとピッと回るのです。けがれのない理想を求めているのです。ですから八数で、神様が創造したものが再び出発し運動を始めるのです。それが家庭構想です。それを統一教会では、四大心情と言うのです。

 では、神の子女として生まれた愛の理想完成点はどこかというのです。子供として違ったら大変です。神の家庭の兄弟愛の完成理想点が違ったら大変です。神の家庭の夫婦愛の完成点はどこでしょうか? 父母理想の完成点はどこでしょうか? それが四つまちまちになったら、家族の統一はなりません。子供を生んだ者たちは、このような目的に沿って、立派なお母さんお父さんとして、神様と一体となった夫婦の伝統を相続してあげたいのです。

 兄弟の願いもこれ(図―6の中央の7を参照)であり、夫婦の願いもこれ(同、6の7)であり、父母の出発点も(同、6の7)これです。それを四大心情と言うのです。その中心として、公式的、核心的立場にあるのが神様です。そうなると、これは骨と肉と同じです。

 そのように構成されているのです。神様は骨の立場であり、アダムとエバは肉の立場です。一つの理想的な家庭構成として、天宙の中心として確立されているのです。お父さんは四大心情圏の中心です。三大王権の過去、現在、未来。未来は、みんな王子、王女になっているのです。君たちの願いである家族を中心とした、そういう理想圏の下に授けるべきものを失ってしまったのだから、自分のおじいさんも、自分のお父さんも、自分も王様になるのです。それが本来の人間の欲望の起点なのです。真の愛につながった場合は、自動的にそうなるべきだったのですが、真の愛が分割されて、めちゃくちゃになったのです。それで、絶対に元に帰っていかなければなりません。

 もし霊界に行けば、先生の言ったとおりの世界が展開します。その時はどうしますか? 大変です。そのように間違いのない、前後の内容と左右の内容を正しく教えられて、神様の前にサタンの妨げなしに立てるような者になって、神様自らが、その宝座から降りてきて、自分の子供として抱擁しキスして、「勝利して帰ってきてくれてありがとう」と言われなければ、神様と共に勝利の子供として永遠に同居することはできません。それが人間の最高の勝利の一日なのです。

 そこに向かって、その一日を嘆きの一瞬として迎えるか、喜びの一瞬として迎えるかです。神様と共に抱き合って慰め合うことのできる子供となって、涙を流しながら「すみません」と、歴史上の先祖の過ったすべてを、数千年間の心情圏の恨みにくにゃくにゃになったものを平らにして、解放してあげられる瞬間に立った時、実子権を相続し、宣布することによって霊界の統一圏が始まるのです。地上はもちろん、霊肉統一の起源となるのです。それは、理論的にも否定できないのです。茫然とした理論ではないのです。膨大な内容の理論につながっているのです。

 これを(先生が図―8を板書される)神様だとすれば、神様、アダム、エバ、カイン、アベルとなるのです。こちらも、サタンとアダムとエバとカインとアベルです。こうなった場合、これが(神側の矢印を上から下へ順に書かれる)が一致すればいいのです。これは、こういうふうにして反対し、(サ)側の矢印と×印を上から順に書かれる)これは、こういうふうにして反対し、これは、こういうふうにして反対し、これは、こういうふうに反対して、みんな反対になっているのです。堕落したために、みんなアダム、エバ、カイン、アベルが、ここに移行してきたのです。(神側からサタン側へ(ア)→(ア)、(エ)→(エ)、(カ)→(カ)、(ア)→(ア)の横矢印を書かれる)そうでしょう? (はい)。ですから、神様は何もなくなってしまいました。大変なことです。宇宙すべてが、サタンのものになったのです。これは仮説ではないのです。実説です。

 アダムとエバが堕落したことによって、大変なことになったのです。そうなると、サタンに全部取られた神様は、こっちから来て(神側の列とサタン側の列を交差させる)復帰できるようなものではないのです。サタンは国を持っているのです。サタンは既に長成期完成級の国家基準なのです。ですからサタンは、たくさんの国をつくっているのです。今や、一八二か国もつくりました。

 それらを統一するには、日数がかかるのです。その期間に、ちょっとでも間違った場合にはめちゃくちゃになり、サタンが何千万年も引き延ばすことができるのです。悪辣なサタンは、そういうことをやっているのです。皇族の娘を拉致して、愛の関係を結んで絶対に元に帰さないのです。自分と血統的に子女関係を持っているので、神の願う反対の地獄に連れていくのです。


恐ろしい復帰の蕩減公式

 ですから、このような公式から見た場合には、神様とアベルが一つになった場合には、これがプラスです。何の問題もないのです。(先生が図―8の(神)と(ア)を丸で囲む)ですから、一人でもデモをすれば大変です。それで、あなたたちも奥さんがデモしないようにするのですね。「デモをするよりも、私と共に行こう」と言うのです。そのようにすれば安全です。

 目玉も、そういう原則に合わせるために、みんな相対的になっているのです。存在するものすべてがそうです。また、心身一体も相対的にこのような公式に適応するためです。

 復帰の蕩減公式ということが分かれば、恐ろしいのです。サタンの世界では恐ろしいことなのです。「文先生が結婚させてしまったので、これではどうにもならない」と言うのです。それが分かった以上は、主人として侍らなければならないからです。サタンも奉仕しなければならない時代が来たのです。もし、そうなった場合には、(同、8の(ア)と(エ)を丸で囲む)アダムとエバが一つになった場合には、神様は関与しなくてもいいということです。公式がそうなっているからです。それで次に、エバとカインが一つになった場合には、(同、8の(エ)と(カ)を丸で囲む)マイナスになるのでアダムと神様に聞かなくても完成点なのです。

 これが兄弟になった場合には、(同、8の(カ)と(ア)を丸で囲む)お母さんとアダムと神様に聞かなくても、そのまま存在圏に立つので、宇宙力と天運が保護するのです。どのように保護するかというと、神様の創造目的は愛だから、愛の中心点として真ん中で二つをかかえるのです。分かりますか? このように、はっきりしているのです。二つになった場合には愛を中心としているので、天運が軸となっているので宇宙がつながるのです。これが公式的になっているのです。大変なことです。

 このようになった場合には、(再び、先生が図―8の(カ)と(ア)を丸で囲む)もうお母さんも要らないのです。アダムも要らないのです。神様も要らないのです。お母さんを中心として、お父さんも中心として、神様も中心として、縦的に上がったり下がったり、木の栄養分が東西南北を通して往来するような公式が適用されるのです。このように、みんな公式的になっているのです。

 それで、神様はどうするかというと、サタンの国家基準からは何もできないのです。堕落は個人から家庭へと広がって、本来の相対基準を国家基準までなくしたのだから、どうしても、個人から家庭へと探し求めなければならないのです。ですから、仕方なしに一番下にあるサタン圏のアベルを相対とせざるを得ないのです。これは大変なことです。悲しいことです。

 神様は全体の中心なので、これは原理的にプラス・マイナスです。(先生が図―9のサタン側の(カ)(ア)を示す)そうしなければ復帰できないのです。神様はアベルをプラスにして、(同、9の(サ)側の(ア)にプラスを書く)これをマイナスにして、(同、9の(カ)にマイナスを書く)それらを一つにすることによって、元の位置に帰るのです。兄さんは弟の位置に行き、(同、9の(カ)から(ア)へ矢印を書く)弟は兄さんの位置に行くので、(ア)から(カ)へ矢印を書く)ここに交差点が生じます。ですから、完全否定でなければ通過できない道なのです。このことのために、蕩減の摂理の歴史が残っているのです。

 それで、反対の道を行くのです。正反対の方向に行くのですから、世界を拒否し否定しなければならないのです。個人否定、家庭否定、氏族、民族、国家、世界否定、サタン否定です。そして個人公認、神様を中心として家庭公認、氏族、民族、世界に公認されるのです。神様の愛を中心として、間違いのない愛を中心としてです。堕落した家庭なので、真の愛を中心に家庭を復帰することによって氏族圏が正式に、民族が正式に、国家が正式に、天宙が正式に、神様が一方きりに統治する愛の主管権限世界になっていくのです。

 もしも死んでしまって、でたらめに霊界に行った場合には、「文先生の話を聞いたことありますか?」と聞かれるのです。「はい、聞きました」。「どういうことですか?」「復帰蕩減原則は聞いたことありますか?」と、すぐに聞かれるのです。ですから、心身が平均になった場合には何も感じないので、もし相対圏が崩れていったら大変です。相対圏に立っていない面は、宇宙が存在を許さないのです。公式的に天運と宇宙力が「この者!」と、追い出してしまうのです。それを追い出さなければ、平均のすべてが崩れていくのです。比例的に破壊された相対圏を追い出す力によって痛みがくるのです。第三の力が加入するから痛みがくるのです。

 病気になった場合、病気自体が痛みを起こさせるのです。破壊されたそのものを除外する宇宙力と天運が押し出すので、痛みを感じるのです。心身一体、夫婦一体が公式なのに、もし相対者が死んでしまったとすれば、不具者になってしまうので、保護する価値がなくなるのです。天運と宇宙力が半品を追い出してしまうので、中心から離れていくのです。追い出す時にも、強く追い出すので心が裂けるほどに痛みを感じるのです。

 ですから堕落世界で、いかに辛いことがあったとしても、神の国に帰るためには感謝でもって消化しなければなりません。どんなに悲しい所に行っても、サタン的になって涙を流したら、神様の一族の面子に引っかかるのです。威信が砕かれていくのです。


全世界の女性はお母様の分身体

 先生は興進様が大変だった時に、涙を一滴も流さなかったのです。先生は、みんなを霊界の勝利者として送った後に涙を流してもいいのです。神様の前に無事に孝行息子になるようにと祈りながら、その後の世界を埋めてあげなければならないのです。涙の世界を埋めるには、涙でもって埋めてあげなければならないのです。ですから、愛でもって死亡圏を破壊して、勝利した愛勝日の基台の上で昇華式をしたのです。勝利の賛美を歌でもって、天に帰してあげなければならないのです。分かりましたね?(はい)。

 こういうふうにして、(図―9の神側の(カ)と(ア)を丸で囲む)こうなった場合には、これがマイナスになって、大きいエバを中心として、お母さんがこうなっているのです。(図―9の側の横にプラスを書く)それで、これを一つにしなければならないのです。(同、9の側のと側のを線で囲む)主体、客体が一つになった場合には、ここに返るのです。(同、9の側のから側のに矢印を書く)そうなると、これは(先生が図―9の(サ)側(エ)(カ)(ア)のを消してしまう)みんななくなってしまうのです。(神側の)エバの所に来たからです。こういう道をたどっていかなければなりません。分かりましたか?(はい)。ですから完全否定をしなければならないのです。

 このようにして元に帰っていくのです。そうなれば、これをマイナスにして、(先生が図―10のを丸で囲む)それでアダムをプラスにして一つになるのです。次に、これを大きいマイナスとして、(同、10の(エ)(カ)(ア)を丸で囲む)大きい神様をプラスにして全体が一つになれば、これで蕩減復帰は完成するのです。ここのサタンとアダムというものは要りません。堕落した天使長の男は要りません。神様は世界を三人と見るのです。完成されたアダム、復帰されたエバ、堕落させた天使長です。

 天使長には、所有権と相対圏を神様は許してはいないのです。そういう末世期になったので、男が女を嫌い、女が男を嫌って相対関係をみんな切ってしまうのです。そのように切ってしまって、本然の相対関係である再臨の主につながるようにするのが神様の作戦なのです。

 全世界の女性はお母様の分身体です。全世界の女性は完成した旦那さんを持たなければならないのです。歴史始まって以来、天使長という詐欺師に引っかかって、毎晩、女を連れて酒を飲んでは堕落行為を重ねているのです。そういう世の中で女性は、いつどこで真の旦那さんを求めて、幸福な家庭を持って、幸福な理想的夫婦となるかという歴史的死の峠を、一人で涙を流しながら越えてきたというのです。女性は責任分担、主管権限を果たし得ないでアダムを堕落させたのだから、完成されたアダムをエバは主管権でもって保護する立場に立たなければならないのです。それでお母様の分身体として、再臨のお父様の相対の位置に立たせたのです。

 旦那さんは一人なのに、二重に生きる女があったとすればどうしますか? 大変です。原理原則では、先生に二人の女性は要らないのです。お母様だけでいいのです。どうしますか? そうなると、お母様は正妻の立場に立ち、他の女性は妾の立場でもって先生を慕うような立場になるのです。あなたたちの奥さんは、あなたたちよりも先生を慕っているのです。本当ですか? それで、みんなが今まで反対してきたのは、天使長の立場の男たちです。女たちではありません。男たちが反対すれば、その反面に、全国的に女たちは文先生を歓迎するようになるのです。それで、十六万人の女は皆、文先生を慕って死を決意して帰りました。

 男は、反対してはいけないのです。堕落した天使長から復帰された天使長として、妻を神様のお姫様のように、また子供たちを神様の子供のように思って、天使長が侍れなかったことを蕩減復帰するために、三年半、七年間、侍るのです。辛い道を通過して、堕落する前の天使長の基準を神様のほうに収拾していくのが男たちの使命です。妻と子供たちを天に献げなければならないのです。このような問題で、先生は迫害されてきたのです。みんなが「文先生は女泥棒だ。文先生は子供泥棒だ」と。日本でも今、そうやっているのでしょう? みんな自分の気ままに何の根も葉もないあだ名をたくさんつけているのですが、それは文先生とは関係ないことです。関係あることは原理の道だけです。

 それで、女性はみんな先生の所に来たいと言うのですが、そうはいきません。先生の所に帰ってくる時には、堕落した後孫まで一族を全部収拾してこなければならないのです。それが氏族メシヤのお母さんの使命です。一六〇か国を再び生み返さなければならないのです。それをなさなければ、国ができても入籍する本場の基台が立たないのです。

 男は堕落した天使長です。復帰した完成者、再臨の主は、完成したアダムです。完成したアダムになるべき者が過って世界を汚してしまったのだから、あなたがたが先生の所に来るには、当然それを否定しなければならないのです。子供はお父さんの血統をつないでいるのですから、個人を否定して、お父さんを否定して、国家、世界をみんな否認しなければならないのです。それをしないと、エバの所には帰れません。はっきりしているのです。先生が付け加えた話は一つもないのです。原理的です。反対の方向を取らないと、天に帰れないのです。それは理論的にも正しい話です。みんな公式にのっとってやっているのです。分かりましたか? (はい)。


真の父母様の勝利圏の相続

 このようなカイン・アベルの問題が、歴史の解決の鍵です。逆に、カイン・アベルをお母さんと一つにして、お父さんと一つにして、神様と共に一体になる世界の国家群をつくっていくのです。アダム家庭で、家族的に植えたことを世界的、国家的に収穫するのです。同じ公式で蕩減していくのです。

 この公式を適用したのが歴史的なカイン・アベルの戦いなのです。アダム家庭において、カイン・アベルに分割されたものを統一しなければならなかったのです。それを、お母さんが統一できなかったので、イエス様を中心として聖霊が働くのです。旦那さんが昇天したので、お母さんの霊が来るのです。お母さんの霊が来て、再びカイン・アベルを包容するのです。

 キリスト教文化圏を中心として、聖霊の母を中心としてアメリカとフランスです。イギリスは母になるのです。これが公式的です。分かりますか? その基盤を失って、再臨の主は追い出されて完全に独りぼっちになったのです。その時に、もし歓迎していた場合には、聖進様のお母さんと先生は離婚していません。子供と共に、一族と共に、一国と共に、世界統一権限で勝利の基盤をなすべきだったのに、キリスト教が反対したためにすべてのエバ基盤がなくなったのです。家族も何もなくなったのです。それで、辛い涙の反対の道をたどって、第二のお母様を求めるのは大変なことでした。そして四十年の峠を越えて、三年前に安楽地になったので、解放して、お母様の権限を平等に先生の横に立てて、悪の世界から回れ右をして神様のほうに向かうのです。

 世界を収拾して、初めて神様をお迎えして、神様に侍って、天宙から世界へ、世界から国家、国家から民族、氏族、家庭、個人までつなげなければ、真の愛の完成にならないのです。歴史の出発が、個人と家庭基準に悪の根を植えたことによるので、その根っこを取り除かなければならないのです。

 ですから今日、家庭から世界のどこへでも自由自在に往来できるようになったので、「真の父母と成約時代」という、創造理想完成が定着したのです。世界的なアダム家庭が社会国家理想基準の上に定着したので、アダム完成の中に、イエス様完成もみんな入っているのです。平面的に、個人から家庭の全部が、その祝福圏に立つようになるのです。

 アダムは神様の第一の息子、長男です。イエス様は次男です。再臨主は三男です。それで、六〇〇〇年歴史を分割して蕩減してきたのです。縦的な蕩減を横的に蕩減復帰しなければならないのです。横的な世界の中に多くの子女たちがいるのです。アダムの完成基準を中心としては、アダム後孫の完成圏なのです。

 イエス様は国家を代表して、宗教圏の完成統一圏なのです。それに先生を中心とした非宗教と宗教の圏は、カイン・アベルの統一圏です。それらをみんな成し得た時に、堕落以前の先祖アダムの後孫の解放圏になるのです。イエス様の国家失敗圏も、完成圏で解放圏になるのです。アダム完成です。再臨の主の第三のアダムの勝利圏、失敗しないで成功した完成圏に立つのです。みんな、そうなっているのです。そして、それらがみんな平面に立つのです。ですから、第三のアダムの勝利の中には、旧約時代、新約時代、成約時代が入っているのです。

 ここにイエス様が来られて、(先生が図―11を板書される)イエス様の権限でもって、家庭的完成とともに国家的完成を成せばよかったのです。それを失敗したのだから、再臨の主が家庭的に完成して、これをつなぐのです。(同、11の再臨主とイエスを点線でつなぐ)国家的完成も、世界的完成も成したので、この完成したアダムの中には、第二のアダムの完成実体も入っているし、第一アダムの家庭的完成実体も入っているというのです。

 生きている者をすべて、このとおりに拡張して延長するのです。これがイエス様だから、これを(同、11の@の矢印を入れる)引き出すことができるのです。これをここに引き出しても(同、11のAの矢印を入れる)、反対も何もないのです。分かりますか? これが、こっちに来ても、こっちに来ても、(同、11のBC点線を入れる)第三の完成したアダムの権限でもって、サタンも、神様も反対できないのです。みんなに分けてあげれるのです。みんなアダムと一体になっているので、同じ立場に立っても、何も不平を言うことができないのです。イエス様の価値が分かりましたか? (はい)。こうなって(同、11の成約の列のアダムとイエスの円の周りを点線で囲む)全部がチェンジです。霊界も全部が引っかかるのです。このように見た場合に、全部が完成解放圏になっているのです。

 ここに、(図―12のアダムとイエスを丸で囲む)数千代の先祖がつながったとしても完成圏に立つのです。こっちから数千代がつながったとしても、(同、11のイエスから再臨主を丸で囲む)これも完成体に立つのです。ですから、蘇生、長成の環境をどんなに往来しても、サタンは反対することができなくなりました。その基盤で霊界と地上界が一つになって、真の定着となるのです。中心家庭に五十二億を、四大心情圏と三大王権、皇族圏につなげば、それでみんな相対的になって完成した、第一、第二、第三アダムの相対家庭として天国に入ることができるのです。そして、地上天国に住むことによって、自動的に霊界天国に入るようになるのです。大変な時代です。

 今年(一九九五年)の標語は何かというと、「真の父母様の勝利圏を相続しよう」です。ですから、全世界の家庭に父母がなし得た勝利圏を伝授しても、サタンは神様に反対することができなくなりました。完成したアダムが第二アダム、第一アダムを祝福しても、反対することができなくなりました。真の父母の家庭が、個人的勝利圏から家庭的勝利圏、氏族的勝利圏、民族的勝利圏、国家的勝利圏、世界的勝利圏、天宙的勝利圏、神勝利圏を成したのです。今までは、それが八段階に分かれていたのです。そこに置かれていた人間は地獄でした。しかし、これが神様とぴったり一つになることによって、地獄がなくなるのです。サタンがなくなるのです。

 そのような勝利圏を全世界の家庭に相続してあげるのです。それは大変なことです。相続してあげれば、先生はそれで使命完了ですが、あなたたちの使命が残っているのです。あなたたちは、先生の家庭のカインとして、一族を中心として出発するのです。一族と氏族をつないで、国家基準までつないで、氏族メシヤとしてイエス様の代わりに立って、イエス様が失敗したことをなし得た場合には、自動的に相続されるのです。相続路程は、氏族メシヤを通して家族メシヤです。氏族メシヤは家族メシヤを生むのです。家庭で失敗したので、家庭に帰ってきて定着することです。それで解放圏になるのです。すべて理論的になっているのです。

 これも一つ、プラス・マイナスです。(図―12を参照。それぞれに、三組のプラスとマイナスを入れる)これがこうなって、マイナス・プラスになって一つになるのだから、この全体が同位価値に立つことができるのです。その中心は神様であり、愛のお方です。これが摂理的な総決算の内容になっているのです。大変なことです。みんな、今まで聞いたことを総整備するのです。

 今まで話した内容によって、これまでの歴史的なカイン・アベル問題が整備されたのですから、これからの世界の問題も、このカイン・アベルで解決するのです。その次は、お母さんを中心として家庭の問題です。お母さんを中心として、長女と次女のカイン・アベル問題です。これが女性の使命です。個人的女性の問題は、カイン・アベルとお母様の家庭とお母様になるのです。エデンの園で、お母さんと家庭と子供をなくしたのだから、全歴史を総合して、子供をまとめるのです。それがカイン・アベルです。分かりましたか? (はい)。

 個人的、家庭的、氏族、民族、国家、全世界的なアベル・カイン圏が勝利することによって、その中にいるお母様が勝利されるのです。これが家庭を中心としたお母様の使命です。個人としてはエバの使命です。これが分かれば、歴史全体がきれいに摂理公式で解決できるのです。家庭を中心としてのエバの使命が分かりましたか? (はい)。次に、家庭で兄弟が争うのです。それをいかに統一するかというのです。

 そして、最後は、堕落したエバ個人の問題なのです。個人の問題から家庭を中心とした母親の問題です。世界を中心としてすべての問題は、みんなアダム家庭で失ったカイン・アベルを復帰して、お母様を復帰して、再臨の主の相対に立つことによって、天の完成家庭が始まるのです。すべてが公式的になっているのです。その次には、お母さんたちを中心として、家庭を中心としての紛争を統一するのです。女性を中心として統一すればすべてが収まるのです。分かりましたか? (はい)。


再創造摂理は公式的に復帰する

 これがハナニム、神様です。(先生が図―13を板書される)人類始祖の堕落のために、蕩減復帰が救援摂理になり、救援摂理が復帰摂理に、復帰摂理が再創造の摂理になりました。再創造の摂理は、それらを公式的に復帰していくのです。

 アダムの一家庭の失敗が、失敗に失敗を繰り返して、世界的失敗圏にまで延長するようになりました。ですから、家庭では収拾できないのです。世界土壌において収拾しなければならないのです。また、復帰は反対のほうからするので、今までの歴史は何かというと、母を中心として、失ったカイン・アベルを復帰する歴史なのです。

 まずアベルを中心としてカインを復帰し、そして母を復帰して、父と神様を復帰していくのです。兄弟のカイン・アベルを復帰するので、これを長子権復帰と言うのです。そして、二番目は父母権復帰、三番目が王権復帰です。これは、きのうも話したように、反対にプラスにして復帰していくのです。弟を中心として長子権を復帰する歴史です。それで、カインとアベルの出発の時に、カインによってアベルが殺されたため、神様の子供の基台がなくなったことを蕩減する歴史として、個人、家庭、氏族、民族と、公式的に連結してきたのです。

 イエス様の時代には、国を中心としてのカイン・アベルです。再び繰り返して蕩減復帰しなければならないのです。それで、イスラエル民族にとっては、国がカインであり、教会がアベルです。そこでユダヤ教とイスラエル民族が一つになれば、神様を中心として、原理原則にかなうのです。

 そして次に、カイン・アベルは母を迎えないといけないのです。カイン・アベルを新しいプラスとして、対応的相対関係のお母さんと一つになっていくのです。お母さんと一つになって全体がプラスになったとすれば、大きい再臨のメシヤと一つになれるのです。さらにメシヤと母と子供を一つのマイナスとすれば、そこに大きな神様をプラスとして、一つになって公式的、対応的な相対関係で発展していくのです。

 そのように見た時、結局は世界的にカイン・アベルの戦いにおいて、アベルが勝利しなければならないのです。それで右翼と左翼という民主主義と共産主義が世界的な紛争圏をつくって、アベル的宗教圏の民主世界が、無神論の共産主義を一つにするのです。それをキリスト教から見た場合には、聖霊が来て、一つにしたという立場に立つのです。母を中心として、霊的に子女が一つになったのです。次に霊肉共の一体圏を成すために、第二次大戦を中心として役事してきたのです。そこで英米仏はアベルの立場であり、カインの立場が日独伊です。

 日独伊は、アベルのほうをみんな殺してしまおうとするのです。それで世界的に一番悪辣なことをしたのがドイツです。ユダヤの六百万人以上の人々を殺したのです。全滅を企画していたのです。日本も韓国のキリスト教徒をたくさん殺してきました。

 このように、神を完全に否定して、神側の人々を切ってしまおうと、サタンはやってきたのです。そして、三分の二の七十パーセントの蘇生、長成までは勝利したのですが、完成圏は神様のほうに属するので、それは超えることができないのです。ですから第一次大戦も、七十パーセント以上サタンが勝ったし、第二次大戦も七十パーセント以上サタンが勝ったのです。さらに第三次大戦も、思想戦を中心としての右翼と左翼の戦いとなり、七十パーセントはサタンが勝ったような立場に立ったのですが、そこで急に滅びていくのです。サタンは完成圏を侵略することができないからです。このように、公式的な戦いをしてきたのです。ですから先生の言うように、第一、第二、第三次世界大戦は先に打って攻撃してきたサタンのほうが、みんな負けたのです。

 それで神様の戦法を見た場合に、神様は先に打たれて復帰してくるのです。復帰する時には、損害賠償を加えてくるのです。それは蕩減の人物を中心として、もし一〇〇の価値でもって蕩減すべきものを、悪のほうが一〇〇を打ってきたとすれば、天のほうに九〇〇以上のものを損害賠償しなければならないのです。このようにして復帰するのが、蕩減復帰です。蕩減条件を逆のほうに適用することができるのです。それで、いくら長い歴史であっても、アダム一家庭において犯した罪を蕩減復帰する道を、世界的に拡大した歴史なのです。

 ですから、今までの復帰はカイン・アベルを中心として、逆に上がるのです。それで全世界から見た場合は、アベル圏を中心としての共産主義なのです。アベル圏は民主主義で、共産圏はサタン側です。そこで戦って、アベルが勝つのです。それで右翼と左翼という名前もイエス様の時に生まれたのです。イエス様が真理の本体なのです。真理の本体として植えたとおりに、歴史過程において結実するのです。十字架で死んだイエス様の代わりに再臨主が来られる時には、右の強盗が右翼となり、左の強盗が左翼となるのです。

 イエス様が国家的父母になって統一すべきなのに、その父母が亡くなって堕落したアダム家庭と同じような立場に立ったため、サタン圏が残って戦いを延長してきたのです。その延長の終末戦において右の強盗の代わりが右翼であり、左の強盗の代わりが左翼なのです。イエス様が亡くなったことによって、父母がいなくなって右翼と左翼が現れて戦うようになったので、再臨の主は右翼と左翼の戦いを平和的にまとめなければならないのです。そのことをするのが先生であり、共産主義を正して、右翼を収拾して、神様のほうにまとめていくようにしなければならないのです。イエス様の時に右側の強盗と左側の強盗に分かれたので、イエス様が生きて帰ってきたならば、それを統一しなければならないのです。

 それを統一することによって、アベル圏を中心としてカインを屈伏するのです。それはアダム家庭において、カインがアベルを殺してしまったからです。それでイエス様を父母とすれば、左翼と右翼は子供なのです。子供を統一する使命を持ってメシヤは来られたのであり、イスラエル民族がユダヤ教と一つになって、母としてイエス様を迎えるようになった場合には、イエス様は死なないし、右側の強盗と左側の強盗が戦うようなことはなくなるのです。

 それで、イエス様の体の代わりに生き残ったのがバラバなのです。バラバ圏は、イエス様の体の実体を引き継いで復活した立場なのです。そのバラバ圏がイスラム教なのです。それでイスラム教は、イスラエル民族が十二派に分割された中近東全体を、エジプトから帰ったイスラエルが神様から祝福された土地を、イエス様の国になるべき基台の体を引き継いだのです。ですから中近東のアラブ圏の回教は、イエス様と反対なのです。サタン的な霊的宗教みたいに左右の手にコーランと刀を持って、脅迫の宗教として世界的に発展していくのです。分かりましたか? (はい)。サタン的立場の回教とサタン的実体としての共産党が一緒になったのです。そしてキリスト教と民主主義に反対して、ぶつかってくるのです。しかし、結局は負けたのです。


氏族メシヤの使命と神の国への入籍

 歴史の清算の方法は、蕩減条件を立てることです。神様は蕩減条件を立てるにあたって、もしサタンが先に打った場合には、弁償金として大きな条件を払っていかなければならないのです。ですから、神様は先に打たれて復帰してこられたのです。復帰するのに、その蕩減の量以上にサタンが打ってきた場合には、サタンは打って滅びるし、神様は打たれて栄えていくのです。

 ですから、日本でも統一教会が打たれてきたのです。何の罪もないのに打たれてきたのです。それで日本自体が引っかかっているのです。世界も四十年、五十年歴史を通じて打ってきたことを、すべて神側のほうに損害賠償を加えて復帰してくるので、サタンのほうはだんだん砕かれていくし、神のほうはだんだん中心を中心として大きくなっていくのです。そして今がちょうど、地上でも切り替えの時なのです。

 それで、サタン世界には中心も何もなく、めちゃくちゃなのです。神様の愛の理想を中心として、完全崩壊するのです。家庭的にも完全崩壊するのです。エデンにおいて、家庭を中心として、サタンのほうに行って堕落したので、国と世界が一つになって家庭とともに回るのです。ですから統一教会では、氏族メシヤを中心として家庭メシヤを復帰するのです。そして一六〇軒は、先生がサタン的一六〇国家を勝利したことを受け継ぐのです。その国家の中心は、真の父母になるのです。

 真の父母を中心として横的に見れば、蘇生、長成、完成であり、蘇生はアダム家庭、長成はイエス家庭、完成は再臨主の家庭です。歴史の縦的過ちを横的に一代で蕩減しなければならないのです。一代は兄弟圏です。兄弟は一代圏にまとまるのです。

 蕩減復帰の縦的歴史は、六〇〇〇年を通して長男の失敗を次男に、次男の失敗を三男に延長してきたのです。ですから三男の時代に、横的に完成することによって、アダム失敗完成、イエス様失敗完成を、再臨して横的にすべて完遂したのだから、先祖たちが堕落しなかった立場に立つのです。アダムの後孫が何千代続いても、すべて堕落しなかった立場に立つのです。

 イエス様の時代から今日まで、何千年、何千代続いても、その先祖は堕落しなかった立場に立つのです。その後孫も、みんな平面的に堕落しないで完成した立場に立つのです。

 それで、アダムとイエス様と再臨主を見れば、人類先祖代表がみんな堕落しなかった立場に立つので、その後孫も堕落しなかった立場に立つというのです。先祖が勝利したとすれば、その後孫は自動的に祝福されて、先祖の所有権を相続されるようになるのです。先祖が勝利した基準を、その後孫につなげていけば当然、解放圏に立つのです。ですから、横的に先祖の勝利の基台の上で一代、二代、三代を祝福しても、同じ価値圏に立たせることができるのです。

 そうなった場合に、四五四五名は、四五、四五となっているのです。この四十五、四十五という数字になっている者たちがいっぺんに、縦的に同じ祝福を受けたとすれば、縦的数千代の先祖が一度に横に並ぶのです。それで、横的な勝利した子女たちを入籍しなければならないのですが、いまだ国がないので、入籍ができないのです。神の国ができれば、当然籍を入れなければならないのですが、籍を入れる時には条件があるのです。それは、イエス様の氏族の一二〇家庭を復帰して、氏族メシヤの使命を果たすことです。

 国ができた場合に、イエス様の一二〇国家を、先生が四〇〇〇年の歴史を四〇年で蕩減したのと同じように、イエス様の一二〇か国の代表が勝利した基盤を一二〇家族を中心として完成したとして、一二〇家庭が入籍したとすれば、イエス様の一二〇家庭とお父様の勝利圏を相続することができるのです。イエス様の一二〇軒の家庭に一六〇国家をつなぐので、家庭が回るとおりに一二〇国家が回るのです。

 それと同様に、再臨の時代は一八〇国家なのです。(先生が図―14を板書される)これは六数の三倍です。六はサタン数で、蘇生、長成、完成の十八数になるのです。また四数はサタンの立体数だから、十六なのです。それら(十八と十六)は、同じ価値なのです。ですから、統一教会は一八〇〇双を中心として世界的な家庭を組んできたのです。そこに六〇〇〇双を加えるのです。六〇〇〇もサタン数だから同じなのです。みんな、これ(十八)よりも少ない蕩減を願うので十六数なのです。それで同じと見るのです。

 このような意味で、一八〇国家を代表する数を先生は一六〇国家で勝利して、これを一つにしているのです。それを相続するには、皆さんが一六〇家庭を中心として、先生の勝利した親の立場をすべて相続する家庭にならなければならないのです。

 そのような家庭は、先生が四〇〇〇年の基盤を四〇年で蕩減したように、また一六〇国家を蕩減したように氏族メシヤを中心として一六〇軒を救わなければならないのです。そうなれば一六〇軒が回ることによって、一六〇か国家が回るのです。氏族メシヤの出発基準はアダムの立場ですから、氏族メシヤで救われた一六〇の家庭はアダムの家庭の立場に立ち、氏族メシヤはイエス様の家庭基準であり、国家基準は再臨の主です。それで蕩減復帰は、サタンが持っていた国を吸収しなければならないのです。

 ですから氏族メシヤは、失敗したイエス様復帰です。イエス様を送って、家族メシヤをなすのです。神様が縦的に送ったのと同じように、神様の代わりに先生が地上に立って、イエス様を送るのです。イエス様は家庭を持てなかったのですから、祝福を受けて家庭を持てばサタンも侵入できないのです。家庭を持つようになれば、堕落しなかった勝利圏の父母権を持つことができるのです。

 そこで、南北統一という問題になってくるのです。南北統一を成せば直ちに世界統一につながっていくのです。そして神の国に入籍するには、必ず一六〇軒の家庭的メシヤをしなければなりません。アダムは家庭を失ったので、一六〇軒は世界的な蘇生、長成段階の蕩減条件になるのです。それを条件として、先生の勝利した世界的な一六〇か国を相続するのです。そうなることによって、堕落しない立場で神の国に入籍が可能になるのです。ですから必ず一六〇軒の氏族を祝福させて、復帰した立場に立たなければ入籍はできません。

 それで平面的には、何千代の先祖も一緒に結婚することもできるのですが、それらを再び縦的に先祖のレベルで組まなければならないのです。入籍して、第一代、第二代と組んでいかなければならないのです。第一代を先生として、再び歴史以来の先祖を合わせなければならないのです。

 そうなると、同じ祝福を受けて横的な立場に立った者たちの入籍の方法によって、何千代が同じ環境になるので、一時間圏内で差がついてくるのです。そうして四五四五につなぐのです。入籍の順番によって、何千代の差が生じてくるのです。そうなれば霊界の先祖たちも、地上のすべての者も、入籍の時の差しだいで、それに相応した立場に立つのです。ですから、氏族メシヤの使命がいかに恐ろしいかというのです。これが蕩減復帰なのです。


創世以来の戦いの歴史は長子権復帰である

 アダム家庭で失った歴史を展開させたのがカイン・アベルです。それはイエス様の時の右側の強盗と左側の強盗であり、再臨の時には右翼と左翼です。一方は良心を立てて神側に立ち、一方はサタンの側に立つのです。この兄弟を一つにさせる道が、創世以来今日まで続いてきたのです。人類歴史は第二次世界大戦を経て、右翼と左翼の民主世界と共産世界まで、兄弟を復帰する期間だったのです。

 それを完成するために、再臨の主が来なければならないのです。再臨の主が来るためには、まず聖霊が来て、肉的聖霊エバと一つとなって、さらに霊的イエス様が実体的お父様と一つになって、イエス様の再臨の理想である国家的失敗を世界的に霊肉に分割して完成させなければならないのです。ですから、統一教会はすべてを切り替えていくのです。宗教ばかりではないのです。霊肉共に一体になっているので、いろんな事業関係も、政治関係も、この世との関係を切ってしまうことはできないのです。それで先生は、渉外などによって、すべてのことを成してきたのです。

 それで、普通の宗教とは違うのです。普通の宗教は精神と物を分別していないのです。精神と物が戦うのだから、それを分割しなければならないからです。霊的なる神様を信奉するには、物的条件を拒否しなければならないのです。それで、宗教は肉身撲滅運動をするのですが、完成期の統一教会はその反対に、霊肉共に一つにして神様のほうに帰っていくのです。出家ではなく故郷に帰るのですから、帰郷という問題になるのです。

 宗教によっては独身生活を強調したりするのですが、統一教会は三十六万双を祝福するのです。これは大変幸福なことです。イエス様が亡くなって二〇〇〇年間の戦いに勝利した結果、それ以上の立場に立ったのです。イエス様は結婚できずに、相対を持てないで再臨の時まで延長してきているのです。

 統一教会で祝福された者は、イエス様より以上の立場で再臨の理想を勝利する家庭を持つことができるのです。ですから、世界的に家庭を中心として国に帰ることができるのです。独身生活をしていてはいけないのです。蕩減復帰で分割されたものを統一して、元の基準を完全に復帰したのだから、そこから新しい理想世界の出発が可能になるのです。

 今までの歴史は何を探すための歴史だったのかというと、長子権です。弟を中心として長子権を復帰するのです。その次に、母を中心として父母を復帰して、父母と長子を中心として王権を復帰するのです。その理想が世界を超えて国を一つにして、アダム家庭タイプを世界に展開して、全体的に蕩減して勝利圏に帰るのです。神様のほうに帰るのです。このような内容を知らないと、歴史は解けません。

 ですから創世以来の数千万の戦いの歴史は、長子権復帰のためだったのです。その間に、たくさんの家庭とたくさんの国家が転覆しながら、滅びたり栄えたりしてきました。ある時には神様に逆らい、また神様の保護を受けながら、いろんな曲折の歴史を通して、最後に兄弟復帰世界タイプの基準を求めてきたのです。

 それらが一つになった場合には、保護を受ける中心が生まれてくるのです。地上にそのような基盤がつくられたのですから、地の代表者はお母様なのです。そのお母様を中心として、女性は地を表徴するのです。天はお父様を表徴し、地はお母様を表徴するのです。それは正しい教えであり、間違いない真理の道であり、天へ帰る道なのです。父母様によって天に帰る道を教えるのです。

 環境はプラス・マイナスという、主体・客体が絶対的公式になっているので、神様に帰るには、これが一つにならなければなりません。一つにならなければ、天宙的に天運が保護しません。一つになることによって、雑教圏に父母が生まれてくるのです。雑教圏は、天使長圏の宗教として立っているのです。その雑教圏のプラス・マイナスをすべて収拾しなければならないのです。そうすることによって、親の懐に日本が救われるということになるのです。

 今までの歴史は、兄弟を収拾して長子権を復帰する道でした。神側が弟になったことを、初めて世界的に、終末的に結末をつけたのです。お父さんとお母さんが生まれたので、兄弟同士は戦うことはできません。父母によって一つになった以上、兄弟は再び別れることもできなければ、喧嘩することもできないのです。ですから、平和統一ということになるのです。真の父母によって、別れた兄弟を統一することができるのです。これが平和統一です。

 それで、「世界平和統一家庭連合」が生まれてきたのです。人類は家庭を失ったのだから、真の家庭を通して神のほうに帰らなければならないのです。ですから日本も、家庭を中心として全部が回れ右をすることによって、回れ右をしたその家庭が氏族編成をして、信仰の子供たち三代につなぐのです。カインの血統も重要だから、天的な信仰の子供と父母とが合体して、氏族復帰をしなければならないのです。

 それで、復帰された信仰の子供はアベルであり、不信仰の相対はカインです。それを家庭的につなげていくのです。父母と子女が一つになることで父母圏、子女圏が一体になったその環境には、サタンの讒訴圏がなくなるのです。そのように家庭的に完全復帰することによって、天的な基台ができるのです。ですから、氏族メシヤの思想は大変なのです。

 今までは長子権復帰です。母を中心として子女が一つになれば、それが全体の中心になるのです。プラス・マイナスが神様を中心として立つので、それを王権と言うのです。家庭的プラス・マイナスの王権です。家庭も神様を中心として、氏族も神様を中心として、民族も神様を中心とするのです。それが王権なのです。そして、縦的に個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙まで、神様を中心とするのです。すべての中心が王様の権限なのです。そのように父母を中心として子女、三段階すべてを復帰するのです。それで、四位基台圏が完了するのです。

 歴史は、このように見るのです。ですから、今までは長子権をなしてきたのですが、これから父母権をなすにあたって、その問題は何かというと、再臨の主は蕩減条件に干渉しなくてもいいということです。子供たちがみんな先生を中心として蕩減復帰の道をなしてきたので、サタンは先生を殺すことができないのです。先生は蘇生、長成、完成基準を超えているので、サタンの権限圏を超えているので、先生の命を取ることはできないのです。どんなに迫害してきても、結果主管圏にサタンは入れないのです。家庭的に超えるまではサタンの迫害があるのですが、それ以上は汚すことができないのです。それで、それらをみんな公式的に整理しているのです。

 そうなると、母が問題です。母は天から降りてくるのです。再臨の主も天からです。アダムは神様が直接つくったのです。エバはアダムをかたどってつくったものです。肋骨を取ってつくったというのではなく、かたどってつくったのです。ですから、本なんかを読んでみても、その骨子を抜けと言うのです。分かりますか? それは、標準の基準を探せということなのです。肋骨は、人間の骨の中でも一番重要なのです。なぜ重要かというと、みんな内臓の重要器官を守っているのです。これがなかった場合には大変です。肋骨は貴重な骨を象徴しているのです。そのようにアダムをかたどってエバをつくったのです。

















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