十、ホーム・チャーチ

@「ホーム・チャーチというのは一体何であろうか。先生が世界的に勝利した、あらゆる氏族、民族、国家的基準を統合して縮少した、世界を代表した縮少基盤である。それは世界の主権を縮少した基盤であり、世界の人種を縮少した基盤であり、各民族を縮少した基盤である。だから、ここにおいて勝利した場合には、カイン圏の家庭ばかりでなく、民族、国家、世界にまで通ずるのである。故郷に帰っても、それは世界にまで通ずるアベル圏に、勝利的な圏であるのである。だから、反対されずして、世界復帰まで拡大することができるのである。だから、何としても自然屈服しなければならない。力でもって屈服するんではないよ。・・・・・・誰でもが三六〇軒を決めて活動することによって世界的な蕩減圏を授けられる。」(一九七八・九二一十二)

A「家庭教会の摂理は、旧約、新約、そして成約における天国実現のための最高の原理であり、最大の収穫である。なぜなら家庭教会を通して、あなた方が最高の愛と真理の教育を実践することができるからである。なぜ家庭教会を行なうのか、わかりましたね。それは人々に対する教育と愛のためである。人々を啓発し、天国へ導くためである。

 なぜ我々は家庭教会をしなければならないのだろうか。他にも、もっと楽なやり方があるのではないだろうか。しかし、家庭教会において勝利しなければ、あなたたちは自分の故郷へ帰って自分の氏族を復帰することができないのである。家庭教会を通してあなたたちの『カインの氏族』を復帰し、そのあとであなたたちの家族や親族、すなわらあなたたちの『アベルの氏族』を復帰して、共に天国へ行くことができるようになるのである。天国は個人で行く所ではない。家庭学位で行かなければ受け入れてもらえないのである。あなたたちはいかにしても勝利して、氏族のメシヤとなり、さらには国家、世界を救う者とならなければならない。

 本来の原理からいって、家庭教会が完遂するまでは、あなたたちを祝福することができない。これからは家庭教会に勝利し、子女を復帰した者だけが、祝福を受ける資格があるのである。イエス・キリストは、まず十二弟子を復帰し、さらに七十人の門徒を復帰した。私たちの使命は、七年間で八十四人を復帰することである。そのためには、一人が一ヵ月に一人を復帰しなければならない。八十四人の弟子を完全に復帰し、一体化した後に、自分の家庭を造るべきである。イエスがそうであり、先生もまさにそのような路程を歩んできた。

 だから我々は、まずカイン・アベルの摂理において勝利したのちに、アダム・エバの摂理、すなわち家庭を造ることができるのである。今日の世界はアベル側の自由世界と、カイン側の共産世界に分かれている。この二つの世界が一体化した後に、全人類の父母を中心とした一つの世界が実現するのである。カインとアベルが一体化することによって、初めて、より高次の目的に奉仕することができるというのが、原理である。個人において心と体が一体化して初めて、個性完成した人間として夫婦となり、夫と妻が一体化することによって家庭を造り、家庭が一体化して社会、さらに国家、世界へと一体化していくことができるのである。」(一九七九・一・一)

B「ホーム・チャーチを造るにはカインを屈伏させなければならない。カイン的個人、カイン的家庭、カイン的氏族、カイン的民族、カイン的国家、世界的蕩減条件を立たせなければ、自分の故郷には帰れないのである。

 だから、今まで宗教の道を歩む者はみんな出家して社会に奉仕して犠牲になり、理想の極楽に行くというようにしてきた。あなたたちも出家してやってきたんだろう。先生もそうである。原理は尊く素晴らしいということを知っているゆえに、自分の両親、兄弟に一番先に聞かせたいのである。しかし、神の摂理は、アベルを救うための摂理ではない。アベルを祭物として、カインを救う摂理であるから、尊いものをカインに向けるのであって、アベルに向ける原則ではない。だから先生のお母さんに対しては一着の着物も買ってあげたこともなく、一生涯を犠牲にした。万民に対してはいろいろな事をやりながら、子供に対しては何もやらなかった。それを個人から氏族、民族、国家、世界までやって条件を立たせて、それから自分の故郷に帰るようになっている。今から帰るのである。

 今年になって先生は、お母様や子供たちに、着物やおもちゃを買ってあげた。買ってあげても先生は条件にひっかからない。そういう原理原則がある。日本の責任者たちは、『教会長だからアベルであり、君たちはカインだから、カインはアベルに屈伏するのが原理だから従え』と先生が教えない原理の教えをしているのではないか。そういう原理はない。愛の力でもって、自動的に自然に頭を下げるような、そういう使命を果たさない者はアベルではない。アベルの立つ基盤がない。勝利し得なかったんだから、神は認めない。それは個人的・家庭的・氏族的・民族的においても同じことである。だから統一教会が世界的なアベルの教会であるとするならば、世界的に血を流して蕩減条件を併利して、勝利の領収書にサインをサタンにしてもらって、そこで初めて世界的なアベルになれるのである。そのようになっている。」(一九七八・九・二十二)

C「今日、ホームチャーチの摂理を行なっているが、あなたたちは訓練していずれ両親や親族のもとに帰って、この理想を実現していかなければならない。先生はすでに、国家、世界的なレベルにおいて勝利してきた。まず、あなたたちは家庭、氏族的立場において勝利しなければならない。それが我々の出発点である。あなたたちは、あなたたちの氏族を愛さなければならない。それが三六〇軒ホームチャ−チである。そこにおいてあなたたちは、迫害され苦労することだろう。しかしあなたたちは、あなたの肉親を愛する以上に無条件で愛さなければならない。三六〇軒すべてが天の家庭であり神の子女であるという思いで、愛して伝道しなければならない。そうすれば神は、『あなたは三六〇軒ホームチャーチを無条件で愛し尽くした。今度は自分の家庭をそれ以上に愛してもいい』と言って下さるだろう。そうなればあなたたちは、自分の家庭を何よりも愛していいのである。そしてその家庭は、氏族、民族、国家、世界を代表するのである。一度そういう家庭に到達すれば、あなたたちは決して家庭から離れる必要がない。」 (一九七九・三・二十八)

D「統一教会には人種間における障害や争いはまったくなく、一つの家庭に向かっている。天の理想の家庭を築こうという目的は神の全摂理の目的であり、キリスト教、全宗教、全人類の目的である。今日、我々はそのような理想の家庭を築くための基盤を段階的に築いている。あなたたちは神の理想のために、自分の頭に新しい神の理念で包まれた愛の帽子をかぶって、真の家庭に住まなければならない。例えば、あなたたらが父母の日を祝うために集う目的は理想の家庭にあるゆえ、それを知り、理想の家庭を築くことに対して新しい決意を持つ者だけが集うことができるのである。そうでなければ集う資格はない。

 今日、ホームチャ−チを行なっているが、それは蘇生的段階であり、次に長成へと進んんで、最終的には完成された理想の家庭へと進まなければならない。我々は最終的真の父母の日を復帰しようとしている。我々の願いは全世界に対して、真の父母の日を宣言することであり、これは全ムー二ーの理想である。父母の日に真の父母を中心として祝うことができるように、あなたたちは自分の三六〇軒の中においてあなたたち自身が父母の立場に立って、人々が祝うことができるようにしなければならない。そうすることによって、あなたたちを父母として祝う日となり、そうしてまた、あなたたちは二十四時間、戸を開けて食事を用意し、あなたたちの霊の子供たちを迎えて祝うのである。そのようにしてカイン型のホームチャーチが完成すれば、次の段階としてあなたたちは故郷に帰り、両親・親族を中心としてアベル型ホームチャーチを造る。そこであなたたちは氏族のメシヤとなる。そうなれば伝道などの困難な道をいかなくても良くなるのである。そこでは神と人とを引き離すものは何もない。神の方に向くアンテナが示してくれるのである。

 あなたたちは、人類歴史に必要なすべての困難を自分一代で終えるために、自分がすべての十字架を背負っていくと思わなければならないし、また、子孫にまで苦労させたくないという決意を持たなければならない。それを成すために、あなたたちは先生に会ったんだから、これは大いなる喜びであり、偉大なる勝利の宣言である。我々は必ずホームチャーチを勝利できる。それを成して故郷に帰り、氏族のメシヤになるのである。それは大いなる祝福である。そうなれば、サタンは永遠にあなたたちを讒訴することができないし、あなたたちの側に近づくことさえできない。しかしもし、あなたたちができなければ、その使命は蕩減となって、子供にもっと多くの犠牲の道をいかせるだろう。

 今後は、二つのグループに分かれるだろう。一つの地域では真の家庭として喜び合い、もう一つの地域では、子供たちがホームチャーチにでかけていかなければならないのである。神はそういう姿を見たくない。先生も皆が故郷の人々に喜んで迎えられるようになってもらいたいと思うし、そこで幸福な家庭を築いてもらいたいと思う。」(一九七九二ニ・二十八)

E「家庭教会は、六千年前のエデンの国における神の創造理想であったにもかかわらず、人類始祖の堕落によって実現されず、苦しみの世界となってしまった。しかしようやく二十世紀の今日において、レバレンド・ムーンがあらゆる困難に勝利して条件を立てたことにより、今や全人類が家庭教会を実現することができる道が開かれた。

 だからあなたたちがどのくらい家庭教会を愛し、そのために努力するかが、全人類の運命を決定することになるのである。あなたたらは自分の夫や妻、子供、親兄弟よりも、家庭教会を愛するという条件を立てなければならない。二千年前、イエス様は『自分よりも親、兄弟を愛する者は自分にふさわしくない』とおっしゃった。今回先生は、『家庭教会よりも自分の夫や妻、子供を愛する者は、天国へ行くにふさわしくない』と宣言する。天国へ入るためには、家庭教会を通過していかなければならない。韓国にいようとアメリカにいようと、どこにいようと、それは変わらない。霊界へ行ったとしても、家庭教会のために地上に降りてこなければならない。イエス様は天国へ入る鍵をペテロに与えられた。今日先生は家庭教会を、あなたたちが天国へ入るための鍵として与える。」(一九七九・一・一)

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