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 二 神様の王権回復が摂理の主流思想


  1.神様の復帰摂理は王権復帰の歴史

 今までの神様の復帰歴史は何かというと、王権復帰歴史なのです。
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 神様の願いとは何ですか。サタンに奪われた人間を、奪われる前の本来の位置に戻し、サタンの王権をたたきつぶして神様の王権を回復することです。
 神様がそれをなさらなければ、誰もする人がいないのです。
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 もしアダムとエバが堕落していなければ、どのような人になっていたのですか。アダムとエバは、神様が求めようとされた絶対的な個人の伝統を立てていたのです。そのようになっていました。神様が願う息子、娘になっていたのです。彼らは、神様が願う理想的な家庭をつくっていたのです。そして、理想的な族長になっていたでしょう。
 そして、その次には王になっていたのです。あの国に行っても、その方は永遠の王になっていたのであり、人間世界でも最高の王権をもっていたのです。
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 人間の始祖であるアダムとエバが堕落することによって、王権と父母権と長子権を失ってしまいました。それで、どのような悲惨なことが展開したのですか。家庭を失ってしまったのです。真の個人の基盤、真の家庭の基盤、真の氏族の基盤、真の民族の基盤、真の国家の基盤、真の世界の基盤、真の天宙の基盤をすべて失ってしまいました。
 それを誰がすべてもっていってしまったのですか。サタンがもっていったのです。サタンがすべてのものを占領しています。本然の主人は神様です。すべてのものは、神様に属するのですが、堕落によってサタンのものになってしまったのです。今まで、神様は、一度も主人になってみることができなかったのです。一度も所有権をもってみることができませんでした。すべてのものを神様の所有権に復帰させなければなりません。
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 神様が万国を創造して王の王をつくられたとすれば、王の中の王です。ところが、その方がもつことができる国がどこにありますか。ないというのです。神様の国がありません。その方の一族がいません。一族がいないのです。神様がアダムとエバを息子、娘として造ったにもかかわらず、その息子、娘を中心として、神様が愛することができる家庭を中心として、氏族を中心として、民族を中心として、国家、世界、天地を中心として、膨大な霊界の国民を地上で生産して移動させようというその目的が、すべて破壊されてしまったのです。誰がそれを破壊したのですか。サタンがすべて破壊しました。このことを、キリスト教は知らないのです。
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 神様の復帰摂理は、悲しい復帰摂理の歴史だというのです。神様がアダムとエバを失ってしまったことが悲しいことです。ところが、アダムとエバを失ってしまうと、その二人で終わるのではありません。
 アダムとエバを失ってしまったということは、アダムとエバの一族を失ってしまったということです。その一族が拡大されて民族になり、一つの国家を成し遂げ、一つの世界へ拡大されていくべきだったのですが、それを失ってしまったのです。
 ですから、アダム一人を失ってしまうことによって、天国の王権を中心とした王国を失ってしまい、天国の民族を失ってしまい、天国の氏族を失ってしまい、天国の家庭を失ってしまい、天国の男性と女性、ひとり子とひとり娘まで失ってしまったのです。
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 サタンがこの世界の王になっているので、神様を中心とした本来の王権を回復しなければならないというのが神様の使命なのです。ですから、選民を中心としてこれを再び成し遂げるためのものが救援摂理です。それで、神様が個人、家庭、氏族、民族、国をつくっておかれました。
 また、国をつくっておいて、中心存在であるメシヤを送ると預言をされ、イスラエル民族は、数千年間その日を期待していました。メシヤを送るには、国の中に送るのであって、個人の中に送るのではありません。
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 サタンという存在は何ですか。サタンがサタンになった動機を知らなければなりません。サタンは誰ですか。神様は、宇宙を造っておかれ、宇宙の王権を立てるために、霊的世界と肉的世界の大王就任式をしようと決めてアダムとエバを造られました。そして、そのアダムとエバが成人することを願われたのです。
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 悪魔というものはいったい何ですか。宇宙の大王様として君臨すべき私たちの人類始祖の基盤を、悪魔が、神様の僕が、王権を中心とした王と王侯の位置を強奪したのです。このような驚くべき犯罪を行ったというのです。宇宙大王の権限を中心として、即位の一日を神様は待ち焦がれていらっしゃったのですが、邪悪なエバの行動によって、王侯と王権にサタンが座り込んでしまったというのです。何を通してですか。愛を通してです。
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 サタンを追放しなければなりません。サタンゆえに堕落するようになったのですが、サタンの何ゆえにですか。サタンの愛、サタンの生命、サタンの血筋ゆえに、神様の息子、娘が悪魔の審判を受けているのですから、神様が息子、娘を救援することができますか。それを見て呆然とするというのです。本来、思いどおりにできる自らの直系の息子、娘が怨讐の側になり、神様を打つ矢となって帰ってくる立場になったのです。
 ですから、愛によって消化して、世界的基準を越えて長子権、父母権……。これは、個人の父母ではありません。人類の父母です。それから、王権は何の王権ですか。がらくたのような数万の民族を中心として、王権が分かれてしまったでしょう。三六〇度以上に分かれてしまったものを、統一的王権基準にするのです。一つにするのです。一つの愛と一つの生命と一つの血統圏で、天国の長子権、天国の家庭父母権、天国の王権基準が一箇所に着地した世界が出てこなくては、地上天国の出発が展開しないのです。
 それゆえに、王権を訪ね求めていかなければなりません。王権に侍り、その国の主権を中心として、その国の憲法を中心として、神様の愛と神様の生命と神様の血統に絶対保護され、絶対従順して、永遠に保障を受けることができる希望の世界を成し遂げることが人類の希望です。平和の世界、幸福の世界、私たちの希望の世界へ行くようにするものは何かというと、正に神様の愛、神様の生命、神様の血統圏です。
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 神様は、愛の対象として人類始祖を造られたのですが、その対象圏を失ってしまった神様の悲しみを、誰が慰労するのですか。それ以上の存在が現れて、「あなたのこれこれこのような事実を知っています。このような歴史的な恨を積み重ねていきながら、かくも寂しかったあなたであることを知りました。
 あなたが訪ねてこられる道は、このように曲折が多かったのですが、千年、万年の歳月を、気の遠くなるほど長いその歳月をたどっていかれるために労心焦思(注:心を痛め気をもむこと)なさったという悲痛な歴史的事実は、私一人を愛によって解放するために、創造主として、救道主として備えることができる姿勢だったということを知っています」と言いながら、千年、万年賛美して慰労しても解く道がない、そのような神様の本然の愛を失ってしまったのです。それを誰が取り戻してあげるのですか。神様を解放しなければなりません。
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 アダムとエバは、未完成基準で堕落したために、完成基準に行くことができる真の長子権、真の父母権、真の王権の位置に到達できなかったのです。アダム家庭が堕落することによって、完成しなければならない長子権と父母権と王権は、完成基準にとどまることができる位置に行くことができずに戻っていったというのです。神様の懐へ戻ったのです。
 アダムとエバが完成的長子権、父母権、王権を失ってしまったので、サタン世界が悪なる長子権をもち、悪なる父母権をもち、悪なる王権をもったのです。それゆえに、真の神様の理想の長子権と父母権と王権は、神様の懐へ戻ったのです。立つ位置がありません。
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 全世界の人類を中心として、神様がすべて主管され、神様の王権をこの地上に立てましたか。サタンが王権を握っています。そのようにしなければ、神様が計画どおりにできずに、神様は、失敗する神様になります。計画を覆せば、神様が失敗する神様になるのです。誰のためにですか。サタンゆえにです。それでは、サタンにも及ばないという結論が出るのです。
 それゆえに、イザヤ書第四十六章十一節を見れば、「わたしはこの事を語ったゆえ、必ずこさせる。わたしはこの事をはかったゆえ、必ず行う」という言葉があります。

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