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環太平洋摂理
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 二 真の御父母様がなされた海洋摂理

  1.北米を中心とした海洋摂理

   (1)アメリカの水産業

 アメリカが豊かに暮らそうとすれば、若者は海へ行くべきだという風潮をつくらなければなりません。そのようになれば、国家の新しい未来像が開拓されます。その時は、皆さんが責任者になって、陸地にあるすべての工場を逆に引き継ぐのです。陸地にある生産工場は、門に錠が掛かるようになっています。個人の利益を追求してきた工場は滅びるのです。私たちは、国家の利益を追求する工場を営むので、国と協力して世界のために進んでいくのです。国家の支援のもとで、いくらでも発展することができるのです。
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 今、海洋都市がすべて廃虚になっています。若者が海に出ていって何カ月も戻ってこなければ、彼らの妻はあちらこちらを踊り回って、そのうち浮気をして荷物をまとめて逃げていってしまうのです。ですから、若者は船で出ていかなくなるのです。このようにして完全に廃虚になりました。私にお金が少しあれば、東部から南部を経て、西部までの埠頭を完全に買ってしまわなければなりません。それは良いですか。
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 現在、アメリカにおける産業分野はすべて軌道に乗っています。すべて定着しています。唯一アメリカに残っているものは、陸地のすべての資源よりももっと膨大な基盤である海洋分野、すなわち水産業の分野です。それがアメリカでは完全に没落状態に入っています。それがどれほど膨大な資源か考えてみてください。海洋事業をする人は、大洋の中に隠されたすべての資源を掌握することができる後継者です。三分の一は陸地で、三分の二は海洋なので、三分の二の資源が海洋に埋もれているのです。ですから、このようなことを計画し、将来これを管理して主管することができる運動とは、どのような運動でしょうか。それは、海洋事業を行って世界的組織をもった基盤と、思想的に世界的組織をもった基盤、この二つしかないと思うのです。
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 海洋都市が疲弊すれば、その国の経済も疲弊するようになっています。アメリカは、資源をもってその海洋都市を世界と連結させることができる基盤をもっているにもかかわらず、それをなすことができなかったので、アメリカ政府は緊急措置を取らなければならない段階に入ってきているのです。海洋都市の責任者も若い人を探しているのですが、若い人がいないので、私たちがこれに責任をもつのです。また、妻が逃げていくことはないという、そのような思想をもった若い夫婦が必要です。それはムーニーしかいません。
 このようにして、その都市にしっかり定着すれば、海洋都市は復興し始めるのです。三年から五年以内であれば、政府から支援を受けて五十人が船を造ることができます。五十人ずつ三十箇所ならば千五百隻です。そうでしょう? 千五百隻ほどの船を造ることができます。アメリカの港をすべて合計すると三千数箇所あると認識しています。ですから、三千数箇所の港に五十名ずつ行けば十五万人でしょう? そのようになれば、アメリカの海域を完全に消化することができるはずです。
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 海に関心のある優秀な人々を中心として、フィッシング・ボートをもつように組織します。ですから、一つのセンターでは、五十名の青年男女を集めて海洋へ行く基地運動、教育運動をするのです。そのようにして募集をするのです。現在、アメリカの海岸都市がどのような傾向になっているのかというと、海洋都市が疲弊しているので、みな引っ越したりして解体してきているのです。ゆえに、有力者やあらゆる所の責任者は、これを防いで海洋都市が復興することを願っています。
 それで、私は行くや否や、すぐにこのような計画を立てて、地方の有力者を中心とした後援会を組織しました。そのようにしたので問題はありません。そのようにして、私たちの責任者が一日に四百ドル分の魚を獲る方法を教えてあげれば、永遠に持続するのです。
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 「ニュー・ホープ」という私たちの船の名前は、アメリカの東部ではツナ釣りで有名であり、南米にまでうわさが立ちました。私がそのようなことをするのも、水産事業を開発する要員を養成するためでした。私が二十四時間船に乗って回りながら、私たちの若者に「船に乗りなさい」と言うと、逃げていって話も聞きませんでした。ところが、私が時間さえあれば話をして四年、五年が過ぎ、七年もすると、女性までもが「私がキャプテンになる」と言うようになったのです。そのように言うことができる雰囲気をつくりあげました。
 そのようにしながら造船所を造り、その次には加工工場を造って販売することができる訓練をさせました。商店を造り、移動バン(van:大型トラック)を中心とした販売訓練をさせたのです。一年の間で船を造り、網を編んで魚を獲り、その次には魚を販売する仕事までしました。シー・フード・レストランまで造り、そのようなことを中心として七年間基盤を築き、今では水産業界に問題を起こすことができる段階にまで入ってきました。これが軌道に乗れば、相当な資本が動くようになります。
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 皆さんの中で、船に乗るのが好きな人は手を挙げてみてください。皆さんがいなければ、これからのアメリカ世界は海で成功することはできません。海での成功はありません。アメリカで海上、海底における成功はないのです。そのようになれば、アメリカはいくら大きなことを言っても後退しなければなりません。そのようにならざるを得ません。どれほど大変でも、皆さんは海に出ていかなければなりません。海を突き抜けていくのです。そのようにしてこそ、海に希望が連結するという事実を知らなければなりません。
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 海に出ていけば、二カ月から六カ月の間は船に乗っているので、最近の妻は、「ディスコだ、ツイストだ」と言って踊りでも踊って浮気をして回り、彼らが帰ってくるころには荷物をまとめて逃げていってしまっているのです。子供は孤児院に入れてしまい、一家四散するケースが八〇パーセントにもなるので、誰があえて海に出ていこうとするでしょうか。また、海に行って魚を獲ったとしても、その販路がありません。アメリカ人は魚を食べません。ですから、この水産事業に手をつければ、莫大な力の消耗が伴うのです。けれども、仕方がありません。水産事業に手をつけて成功できる基盤をつくらなければ、今後世界に対する作戦を経済的に支援することはできないと思っているのです。
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 アメリカで有望な事業は、水産運輸事業と漁業です。水産運輸事業と漁業しかないという結論を出したのです。それで、私は「三年後にはこの事業を始めなければならない」と思い、三年前に船を購入し、今年からその事業を始めているのです。「ここニューヨークの海はどのようになっていて、魚はどこにいるか」などといった東部海岸地域に関する大抵のことは、この三年間ですべて調査を済ませておきました。今後、私は国家と交渉して養魚場をつくることを考えています。
 海水魚の養魚場、淡水魚の養魚場など、どのような養魚場でもつくることができます。何でもすることができるというのです。ニューヨークのすぐ前にある干潟地でも、かにからどんな魚も、すべて養殖することができます。それを研究しなければなりません。その事業がどれほど膨大なものでしょうか、どれほど膨大な事業になるかを考えてみてください。
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 女性は船乗りを好まないでしょう? 私がどうしてこの水産業をしようとするのかというと、今アメリカではこの水産業が完全に全滅状態にあるからです。なぜそうなのでしょうか。男性が船に乗って出ていき、一カ月も二カ月も帰ってこなければ、女性たちはみな浮気をして離婚して逃げてしまうのです。また、近ごろのアメリカの若者は、何回か大きな波に出遭って苦労すれば、それでもう海に出ていくのが嫌になるのです。そして、金持ちも、全くここに投資をしようとはしません。
 ですから、アメリカを生かすためには仕方なく、統一教会の青年がこの事業を引き継ぐしかないのです。統一教会の青年や統一教会の女性は、離婚をすることができますか。絶対に離婚できません。離婚して逃げようとは考えないで、一緒に船に乗って出ていく訓練をしなければなりません。先生が命令さえすれば、船乗りたちはどこからでも集まってきます。そのようにして訓練されて出ていくのです。
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 私が手をつけなければ、アメリカの水産業は復興させることができません。絶対に復興させることはできません。そのような意味で「アメリカに私は多大な貢献をなすだろう」と思っています。それで現在、約四千トンの船を買うために交渉しています。そのような種類の船は世界に一つしかありません。
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 一昨日ベリータウンに行って、こいを数千匹獲りました。また、池をすくうと亀が六匹出てきました。それで、これくらいの大きな亀をハドソン川に放してあげ、また、最初に獲ったこいを放してあげました。そして、「お前は愛を通して生まれ、愛のために死ぬのが道理なので、愛する人々のために生きることはうれしいか、死ぬことはうれしいか」という、このような問題を中心として考えてみました。
 「このように見れば、お前は犠牲になるのだが、将来のアメリカの水産業を発展させ、今後統一教会の人たちがお前たちを通して神様の前にもっと忠誠を尽くし、人類をもっと愛することができるようになるだろう。そのような愛の力になり、エネルギーになり、肉になると思っている。お前たちは魚に生まれたが、私の息子、娘のごとくに思ってあげよう。そして、アメリカのどの国民よりも愛し、アメリカ国民以上に思ってあげよう。そのような肉となり、心となり得る一部分として愛してあげるが、それでも嫌か」とこいに向かって言いました。「こいよ、お前たちは愛する息子の血となり肉となり、息子、娘の身代わりとなって、愛するアメリカ国民の肉となるのだ」と言いました。
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 「宗教指導者であるレバレンド・ムーンが、どうしてあのような漁夫になって水産業をするのか。それは卑しい者のすることだろう」と、人は言うことでしょう。私はそれを知っています。しかし、私たちは小さな目的をもってしているのではありません。皆さんがそのような訓練をして、アフリカなどの重要な港を一つずつ受け持っていけば、そこでは世界的な基盤が一遍に築かれるのです。五十カ国に基盤が築かれるのです。
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 今まで、漁夫たちは一日に八時間仕事をしましたが、これからは「八時間以上は仕事をしない」という話は出てこなくなります。完全にひっくり返るのです。アメリカ水産業界の生きる道ができるでしょうか、できないでしょうか。これは、黄金の門が開くのと同じです。黄金の鍵をもって黄金の倉庫の門を開けるのと一緒だということを知らなければなりません。ですから、統一神学校を出た女性はみな、この次に嫁に行く時は、船長のところに嫁に行くのだと思ったらいいでしょう。
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 アメリカの水産業界は、私たちでなければできない段階に入ってきました。膨大で無限な資源が私たちを呼んでいます。ゆえに今後、世界を主管するための経済基盤として、これを活用しようと思っています。
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 アフリカ人が食堂のような所に行って食べる場合、自分が食べていた魚、自分が食べ慣れている魚を探します。しかし、その魚が食堂になければ、そのお客さんは帰ってしまうのです。ですから、五大洋で獲った魚を食堂に補給する運動をしようというのです。アメリカ人は、一日に八時間以上仕事をしないので、五時になれば店を閉めてしまいますが、私たちは二十四時間店を開けておくのです。また、私たちと関係している食堂が品切れになれば、私たちと関係しているほかの食堂から補給してあげるのです。ですから、誰もダメージを受けることはありません。それで、今水産業界においては、「レバレンド・ムーン」と言えば知らない人がいません。このようになっていることを知らなければなりません。
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 食口はこのオーシャン・チャーチ(ocean church:海洋教会)が好きではありません。「水産業をしなさい」と言うと逃げていってしまうのです。それで、今先生は、早く全米に一千軒の日本食堂をつくることを計画しています。それが今の計画です。そして、五百三十五箇所の海洋教会をつくるのが次の計画です。今、二つの準備をしなければなりません。
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 今後、各州に私たちの水産業基地ができれば、そこにコンドミニアムを一つずつ造ろうと思います。これを造って日本人、韓国人、アメリカ人、そしてドイツ人を中心としたヨーロッパ人、これらの四カ国の人を一緒に住まわせるのです。出勤は別々にしても、帰ってくれば一緒に食事をして、そのほかのことも共にするのです。このようにして、一つの家族生活の形態を整えて訓練をしなければなりません。ここをパスできない人は、今後地上天国の理想圏に入っていくことはできません。天国に入る資格をもてないのです。それで、今私は、その生活基盤を築く仕事をするためにこの事業をしているのです。
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 なぜ水産業をするのでしょうか。今後、人類の食糧問題を解決する方策は、養殖以外にはありません。皆さん、将来は海岸に数十階、数百階のビルを造り、ボタン一つですべての養殖ができるようになるのです。百坪もあれば、一つの世帯が子供たちを大学で勉強させながら暮らすことができるのです。今の時代は科学が非常に発達しているので、何十里、何百里、何千里も離れた所から海水を引いてくることができます。山の中に養殖ビルをいくらでも建てることができるのです。そのようにしなくては人類の食糧問題を解決することはできません。ですから、私は深刻なのです。
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 統一教会の若い勇士は、いつかは遠洋漁船に乗ってみる経験をしなければなりません。先生は、水産業の経験が素晴らしい訓練になると思っています。先生がさせることなので、皆さんはしなければなりません。いくら東大出身だからといっても、それを逃れることはできません。
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 レバレンド・ムーンには、食糧問題のゆえに死んでいく人々を生かすために、今まで二十年間活動した実績があります。水産業の世界には、原料が無尽蔵にあります。今では、アメリカでもレバレンド・ムーンのことを信じるようになっています。今まで私は、網を編んだり船を造ったり、様々なことをしながら世界における基盤を築いてきました。そのようにして築かれた基盤は、誰も無視することができない段階に入ってきています。それは水産事業界において、すべての人が知っていることです。
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 テキサスの農場に行ったことがある人は、手を挙げてみてください。アメリカ人は全員行ってみたことがあると思います。皆さんも一度招待しましょうか。ここで、今、うずらやきじ、また鹿のようなものをハンティングしようと思っています。そこには、自然の生きた七面鳥がたくさんいます。それから生きた猪やおおかみ、そして虎のような姿をした獣までいるのです。あらゆる獣がいます。今からここに関心をもち、自分たちで農場をつくり、ハンティングや釣りなど、すべてのことが管理できるように開拓しなければなりません。
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 今後、第三次産業が発展することができる基地ができてきます。それで私たちは、三十箇所に船を十隻ずつ浮かべて訓練をしているのです。それを三百箇所まで拡大しようと思っています。どこの町に行っても、釣りができるようにしようと思っているのです。今後、世界にルートをつくろうと思っています。フランスからヨーロッパ、ここをすべて観光コースにするのです。そのようなことができる、釣りに関する専門家を育成しなければなりません。船の運転をしながら観光案内役までするのです。これは大きなビジネスです。このようにすれば、その貴重なお客さんを中心として、今後私たちは世界的な大事業をすることができるのです。世界的な国際会社をつくり、膨大な資源を採取することができる基盤が自然に築かれるのです。


  (2)セイロ流通組織

 先生がアメリカで計画したことは二大事業です。水産事業とセイロ販売組織です。先日「ムーニーが水産事業分野を完全に占領する」と言って、水産業界でとても問題になりました。その事実を皆さんは知らないでいます。このことは知らないといけません。
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 経済活動の組織面において、いかにして全国の販売市場を掌握するかという闘いが最後に残された障壁です。セイロという世界的な機械販売組織を通じてアメリカで力をもち、また水産事業でも力をもち、これらが一つになって動くようになれば、アメリカや自由世界に対する影響圏は自動的にできてきます。ここで経済基盤を築くと同時に、もう一つ準備することは、言論界における世界基盤を確保するための「ワシントン・タイムズ」と、「インサイト」という週刊誌です。現在、これらを通じて世界に影響を及ぼすことができる版図をつくっています。
 有り難いのは、水産事業において、アメリカは膨大な資源をもっているにもかかわらず、そこには主人がいないということです。既に、「レバレンド・ムーンと統一教会が主体にならざるを得ない」という評価を受けるまでに上がってきたということは驚くべき事実です。科学技術を中心とした製品の販売市場において、レバレンド・ムーンがアメリカで力をもったといえる基盤を築くために「セイロ組織を五十州に編成しなさい」と指示しました。セイロ・システム自体が国境を超越したのです。今まで、国境を超越した展示場、販売市場はありませんでした。
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 今、皆さんがなすべきことは、アメリカにおいて経済基盤を築くことです。それが先生の選択した、セイロ組織の全国化運動と、水産事業の販路の世界的基盤を築く運動です。これをどのように成し遂げるのかということが現実的な問題として登場しました。それが結論です。現在、機械工業が西欧文明の中心だとすれば、その一方で水産事業には主人がいません。ですから私は、損害を被りながらも水産事業に投資しているのです。そして、セイロの発展のために投資しているのです。そのような結論が出てきます。
 ここに投資をして基盤をつくる努力をしなければなりません。このように見ればセイロは、世界の販売組織とアメリカ水産事業に力をもつための基盤です。ですから、「ここに拍車をかけなければならない」というのは妥当な結論です。
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 アメリカにおいて、セイロ組織によって機械工業と水産事業に力をもてば、アメリカ経済を動かすことができる強大な勢力になります。それで今、南米連合機構をつくっています。そのようになれば、アメリカは困ることでしょう。四十年間、先生がこのような頭と能力をもって苦労し、開拓のためにそのようなことをしてきたのは、それが歴史に残る先覚者の行くべき道だったからです。そのようにして伝統を立てることが貴いことなので耐えてきたのです。
 先生が縦的な伝統を立てたならば、皆さんには横的な伝統を立てなければならない責任があるということを知らなければなりません。横的基準まで先生が立てなければならないのですか。それは皆さんの責任です。今後、セイロ組織を通じて、いかにして急進的発展をするかを考えなければなりません。
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 「水産事業がセイロと何の関係があるのか」。このように思ってはいけません。今後、セイロの人を水産事業分野に入れ、水産事業の人をセイロに入れるかもしれません。いつでも自由に交替させることができるのです。それを知らなければなりません。ですから事務室も、一つの事務室を使わなければならないという結論が出てきます。お金もないのに、どうしてそれぞれが一つずつもっているのかというのです。この機会にすべて一つにするのです。多くの責任者は必要ありません。一人の責任者を中心として命令すれば、天下が動くような組織にしなければなりません。


   (3)アラスカ水産業

 アメリカは、その国土を中心として三つの海域に世界四大漁場うちの三大漁場をもっています。そこにノルウェーの漁場を合わせれば四大漁場になります。メキシコからアラスカ、そして、カナダにあるノバスコシア地域が世界四大漁場のうちの三大漁場として連結していますが、それは世界の魚のほとんどすべてがそこにいるということです。しかし、その魚を獲る人がいません。二百海里を策定しておいて、完全に主人のいない荒れ地のようになっているのです。
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 アラスカは、海を中心としてすべてのものが連結しています。海のすべての資源、すなわち魚類と原資材が集中している場所がアラスカです。世界の水産資源のうちの八〇パーセントがアメリカにありますが、そのアメリカの水産資源の七一パーセントに相当する魚がアラスカにいるのです。水産資源において、アラスカは中心です。残された資源の獲得地は、このツンドラ平原しかありません。
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 先日、アラスカに行った時、長さが六十マイルにもなる真っ黒なカープ(carp:こい)の大群が押し寄せてきました。幅が十マイルで、深さはどれくらいになるか分かりません。それを考えてみてください。その群れを見れば主人がいません。主人がいないのです。レバレンド・ムーンは大洋上にそのような富が浮いていることを知りました。ですから皆さんは、未来の所有者にならなければなりません。
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 水産事業にどれくらいの発展をもたらしたでしょうか。今では船におけるすべての機械は、私たちが研究し、私たちの手で作ったものが最高の位置に立つことができるようになりました。この驚くべき事実を知らなければなりません。私たちがアラスカで魚を釣っていれば、どこで魚が多く獲れるかということが分かるようになります。ゆえに、それをコンピューターに入力しておくのです。コンピューターに入力しておけば、ボタン一つでいつでもそこに行くことができるのです。コンピューターにテープを入れてボタンを一つ押せば、十年後にもその場所に行くことができるのです。
 そのようになれば、いつでもたくさんの魚を釣ることができます。漁夫が誰にも秘密にしておいて死ぬ時になって、初めてその息子に遺言として教えてあげるような材料を、世界五大洋において無数にもつことができるのです。ボタン一つ押せばいいのです。五大洋にそのような根拠地を記録しておけば、季節に従っていつでも漁業を続けることができるのです。それは、水産事業において莫大な利益をもたらすことができるものです。
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 アラスカに工場を造りました。その次には、東部のグロスターの埠頭も買おうと思っています。また、南方のアラバマにも、私たちの船の工場があるでしょう? 基地がすべてあります。皆さんは、船や海について関心さえももっていなかったでしょう? 私は十年間で、すべてを準備したのです。
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 アラスカの西部地方、南部地方、東部地方に加工工場を造り、様々なことをしなければなりません。魚がたくさんあっても、その処理ができないので製粉工場、すなわちフィッシュ・パウダー(fish powder)工場を造ろうと思います。なぜ粉を作らなければならないのでしょうか。貯蔵問題が解決されるからです。いくら良い魚でも、八カ月以上はもちません。冷凍魚であっても八カ月以上たてば、再度水を供給しなければなりません。氷が凍っていても温度差によって、その氷の間に風が入っていくのです。風が入れば、魚から水蒸気が氷の間を通って出ていくのです。ですから、全体に水をかけて再度冷凍し直さなければならないのですが、それができません。何度か取り出して冷凍していると、一定の温度を維持できません。したがって、その品物は廃物となるのです。
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 えびをどのように処理するかについて先生は考えました。パウダー、すなわち粉を作るのです。えびは一年で死にます。それは、神様が魚の餌としてつくられたものです。しかし、すべてを獲って食べることはできないので、みな死んでいきます。毎年、そのような量の魚が海に流れていくのです。また、それは公害と直結します。この問題をどのように解決するのかということを先生が長年の間研究し、パウダーを生産するようになったのです。
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 飢え死にする人は、世界的に見て一年に約二千万人ほどです。この人々を中心とした食糧問題の解決のために、二十数年前から海洋産業に関心をもったのです。魚の粉、フィッシュ・パウダーが問題です。それは上質の蛋白質であり、どの動物にもない栄養分です。これを粉にすることによって保管と運搬が楽になります。私たちがこのフィッシュ・パウダーを一トン生産すれば、それを三十倍、五十倍に増やすことができます。それは九八パーセントが蛋白質です。先進国家がそのようなことを解決しなければならなかったのに、それを解決することができなかったのです。
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 ものすごく大きな魚がいるとともに、また、魚の種類がどれほど多いか知れません。様々な魚がいるのです。私はそれを見て「いやー、アラスカから海に出ていって魚を獲るよりも、投網の上手な人が三、四人もいれば、一日で船一杯の魚を獲ることは問題ないなあ」と思いました。それで、「賃金を与えて魚を獲り、フィッシュ・パウダーを作って売らなければならない」と思い、すべて調査をしました。
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 今後は、魚を粉にして調合すれば、パンも作ることができます。何でも作ることができます。すてきなパンを作ることができるのです。海の魚を食べることは肉食よりも優れているのです。体に良いということもすべての人が知っています。しかし、これが未開拓です。アメリカが手をつけていないのはこれしかありません。ですから、私たちがこれをしなければなりません。これがとても有望だということは、先生がはっきり知っています。お金は先生が用意しますが、そのような意欲をもった人をいかに育てるかということが問題です。
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 カナダやソ連もそうだし、アメリカや日本、ドイツも、私たちが現在行っている事業に関心をもっています。本来この海で獲れる魚の二〇パーセント以上を、人は食べることができません。残りはすべて捨てるのです。ですから、捨てるものを集めて粉にして人が食べることができる栄養剤を作り、それを低開発国に送ろうと思っています。そのようなうわさが立ったので、全世界の低開発国家の人々が統一教会に対して多くの関心を寄せているのです。
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 日本政府は「自分たちには海洋資源が必要だ」と思っています。海洋資源とは魚のことをいうのです。ですから、日本人は魚を欲しがっているのです。しかし、その魚がいません。一方でアメリカはアラスカの魚を加工して売ることを願っています。ですから、アメリカの魚を獲って日本にあげようというのです。それで、アメリカ政府は日本人と、また、日本人はアメリカ政府と交渉するのです。日本はアメリカの魚が必要であり、アメリカは日本の技術が必要なので、互いに合作投資しようというのです。
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 アメリカという国で最も有名な海洋基地、水産業基地がアラスカです。このアラスカとノバスコシア地域、そしてメキシコ湾、それからノルウェー、これが世界の四大漁場です。そして、その中の三大漁場をもっているのがアメリカです。その中で最も代表的な場所がアラスカです。
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 今後、ソ連が政治的に主張してくるかもしれず、日本とドイツが連合して主張してくるかもしれません。このように、未来の世界的な政治問題が引き起こされる可能性がある基地です。ところが、アメリカ人は二百海里を策定しておきながら、ここを中心とした水産物に対して主人になる能力をもった人が全くいません。
 アメリカ人は魚を食べません。皆さんの中で外国によく行かれる方は御存じでしょうが、食べてもロブスター(lobster:大きいえび)と、それから、きょう釣ろうとするハリバット(halibut:北方海洋産の大きなひらめ)、それからサーモン(salmon:鮭)、その次にはトラウト(trout:ます)、このようにいくつかのものしか食べません。そのような魚は大概どこで獲れるかというと、寒帯地方の寒流で獲れます。ですから、脂がのっていておいしいのです。アメリカ人が食べるその何種類にしかならない魚がどこで育つのかというと、このアラスカで育つのです。
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 イエス様はペテロたちに「あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」とおっしゃいましたが、それはどういうことかというと、魚で人を象徴したのです。魚を獲って海洋圏を握れば、陸地圏まで握ることができるようになるというのが摂理観です。また、アラスカを占領すれば、すべての海洋圏が占領されるのです。なぜなら、世界の水産輸入の八五パーセントがアラスカから出てくるからです。それ以外の五パーセントは大西洋から出てきて、それから一〇パーセントは太平洋から出てくるのです。それで一〇〇パーセントになるのです。
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 アラスカに行けば鮭がいます。鮭を知っているでしょう? 鮭には五つの種類があります。ピンク色をしたものもいれば、赤い色をしたものもいて、様々な種類があります。淡水で卵を孵化して何カ月してから送り出せば、それは海に出ていくのですが、四千マイル、五千マイルの五大洋を経て戻ってくるのです。そのように泳ぎ回るのです。そのように泳ぎ回って四年がたつと、卵を産むくらいになります。成熟した雄と雌の鮭になるのです。そのようにして卵を産む時になれば、どこに行って真の愛の対象と出会うのでしょうか。自分の生まれた所を訪ねていき、そこで出会おうという条約ができているのです。そのような法度になっています。誰がそれを立てたのでしょうか。その鮭が立てたのでしょうか。これは神秘的な問題です。
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 アラスカの鮭を見れば、七月に小さい稚魚を孵化して海に送り出せば、四千マイルから五千マイルを四年間泳ぎ回ったのちに、昔自分が離れた故郷の匂いをかいで、再び戻ってくるのです。今日、その神秘は、科学でも解析することができません。人間がいくら研究しても分かりません。それが何かのアンテナやレーダーをもっているので帰ってくるのですか。四年たてば、自らその故郷を訪ねていって卵を産み、卵を産んだのちはすべて死んで、自分の体をその稚魚に与えるのです。そのようにしながら、その稚魚が大きくなるようにしているのです。魚でもこのようにしているのです。それなのに、万物の中で最も貴いという人間のこの姿は何ですか。人間は自分の故郷に戻ることを知りません。どのように行くべきかを知らないでいます。
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 私はサーモンを見て「サーモンは統一教会の人たちとそっくりだ」と思いました。故郷を訪ねていく群れが統一教会の群れだからです。そして、ペア・システムを求めるのは「神主義」であり、それがぴったり一致しているのです。雄と雌がペアになって四年から六年の間、海で一緒に泳ぎ回るのではありません。時になれば、先に雄が上がってきて、その次に雌が上がってきて、そこで初めて出会うのです。そして、水がたまっている所に雄と雌が集まって、統一教会で行う婚約式のようにしてペアを形成するのです。ところで、本当に不思議なのは、海にいる時には、雄と雌は大きさが少し違うだけで見た目は全く同じであるのに、これが相手と結ばれると、雄は二週間で別の姿になるのです。それは「そこまで変われるものか」というほどです。
 淡水に上がってきてペアを組めば、雄の姿は雄ライオンのようになるのです。口がこのようになって、歯もこのように出てきて、見れば怖いのです。頭が出てきて背中が出てくるのです。雄ライオンの姿のようにです。サーモンのようなものも、優秀な種を残すためにそのようになっているのです。四千マイル、五千マイルの海を泳ぎ回りながら、どのようにして故郷を訪ねていくのでしょうか。それは神秘のなぞであり、今まで解析ができずにいます。いかにしてその小さい魚、すなわち故郷の地で約六カ月たったわずか十五センチの稚魚たちが海に出ていって、そのように大きくなって上がってくるのかというのです。物心がついた時には、既に自分の子供をもつ時を知るのです。
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 サーモンは、海に出ていって自由気ままに泳ぎ回ってから、雄と雌が来てマッチングをします。そして、マッチングをしたのちには、お互いが「ため」に生きるのです。これは、統一教会の夫婦が愛する時の、正にその手本となるのです。父母が愛するのと同じです。統一教会は、サーモン以上のカップルにならなければなりません。そのような映画のようなことを見ながら、人々が学ぶことはたくさんあります。死んで子供たちの餌になって子孫を残そうとするのがサーモンです。動物の本能世界の伝統を代表する存在として生きているのがサーモンです。
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 世界四大漁場のうちの三大漁場はアメリカがもっています。カナダのノバスコシア地方とアラスカ州とメキシコ湾地方です。皆さんは、知らないのでそのようにしているのですが、水源資材の豊富さを知れば熱狂するはずです。黄金脈は何十年も掘れば終わりですが、これは永遠です。ところで、その主人がいません。それで、私は水産業に関して二十年の計画を立て、今十五年目に来ているのです。アメリカの水産業界では「文総裁は異端者だ」と言ってデモをしています。「文総裁、出ていけ!」と言っているのです。このように大騒ぎをしています。しかし、いくらやってみたところで、問題は実力です。
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 海に行けば魚釣りもします。私はあらゆる魚を釣ってみました。太平洋、大西洋、地中海の魚をすべて釣ってみました。釣ってみたことのない魚がありません。アラスカでも釣りました。何も持たず、パンツだけはいて主人として振る舞ったのです。漁夫の世界に入っていって三十分も話してあげれば、「あー、私の家に行きましょう!」と言うようになるのです。そのようにして、金持ちの家に招待され、良い部屋を与えられて食べていれば「家に帰らないで一緒に暮らしましょう! 一年間一緒に暮らしましょう!」と言ってくるようになるのです。船に乗って三日も一緒に回れば友人になるので、いくらでもそのようにすることができるのです。
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 世界の漁獲量の七五パーセントをアメリカがもっていますが、その漁獲量の八五パーセントはアラスカから出てきます。ゆえに、アラスカは水産の宝庫です。誰がそこの主人になるのでしょうか。そこの主人になるということは、今後海洋産業の王権を掌握することができるということを意味しています。そこはそのようなことができる基地ですが、環境的条件が良くありません。条件が良ければ、ブルジョアがすべてやってしまいます。そこでは、船が難破して人が死ぬこともあり得ます。そのようなことを覚悟しなければなりません。
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 今回、アラスカで風が吹いて十メートル以上の波が立ったのですが、そのまま走っていくのです。ですから、アラスカ海洋警察本部でUDT(水中破壊部隊)の訓練をしている人々が感嘆したのです。その時「海に出ていってはいけない」という警報が下りました。少しでも出ていけば、警察が追い回しながら「戻りなさい」と放送して大騒ぎするのです。「私たちの船は沈まない」といくら説明しても信じませんでした。そうして、私たちの船は小さくても勇敢に荒波に乗って出ていくので、彼らが驚くのです。しかし、これを信じさせたので、台風が吹く日に出ていっても、「彼らはそのような人々だ」となるのです。「UDT訓練、特戦訓練と一緒なので、雨の降る日だろうと風の吹く日だろうと、生死をいとわずに出ていくのが原則だ」。このようになっているのです。
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 全世界の漁獲量の七五パーセントをもっているアメリカの中で、その八五パーセントの漁獲量をもっている場所がアラスカです。ところで、アラスカは韓国式発音では「知っていましたか(アラッスムニカ)」と言っているように聞こえます。「知っていましたか」というのは、「風がたくさん吹いて死が交差する危険な所であることを知っていましたか」ということです。
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 魚は、なぜ寒いアラスカ地方を訪ねていくのでしょうか。暑い所にいた魚が寒帯地方を訪ねていくのです。それは陰陽の調和です。主体と対象が和合する所に行って繁殖しようとするので、すべて流動していくのです。また淡水にいたものは塩辛い海水を飲んで繁殖するのです。しなもくずがにのようなものがそうです。理想的な繁殖をするためには、プラスとマイナスが和合しなければなりません。レバレンド・ムーンは、そのようなことをしているのです。
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 今まで、先生はアラスカでもどこでも、昼夜の別なく先頭に立って今日の統一の伝統を立ててきました。今後、人類と国と世界は、真の御父母様の前に負債を返す道がありません。永遠に侍り、永遠に従っていかなければならない立場にいるのです。
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 ここは暖流と寒流が交差する所なので、各種の魚がすべて集まってきます。また、ここで産卵しようと、魚が集まってくるのです。そのようなことで、ここは有名な場所ですが、ここに来て釣りをするという事実は、何と表現すればいいのでしょうか。幻想的です。さらに、韓国の教授たちがここに来て、アラスカの海で釣りをするということは歴史的事件です。
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 アラスカは、観光客を誘致すれば世界的な名所になります。今年、韓国は暑かったでしょう? そのような時に、お金があればアラスカへ行くのです。ここからアラスカまで、約六時間かかります。行く時に逆風が吹くと七時間かかりますが、普通五時間から六時間かかるのです。夕方出発し、飛行機で寝てから朝降りてくれば、これは一日活動圏内に入っていくのです。金曜日の晩に出発し、土曜日と日曜日に釣りをして、夕方飛行機に乗って帰るのです。そのようにすれば、その翌朝には出勤することができます。
 ここは、どこに行っても遠くの山を見れば、その山頂は雪で覆われています。周辺の近い山もすべて雪で覆われています。雪で覆われた園の下に青い地帯があり、その青い地帯には花園があります。花が咲いているその下には美しい湖のような青い海があって、そこで釣りをするのです。それは、どれほどの仙境であるか想像してみてください。四方を見れば、高い山によって屏風のように囲まれています。また、アラスカの木は、ピアノの鍵盤を作る、とてもまっすぐな木で、そのような山林が茂っています。その下の森の中には、見たこともないような花がたくさんあります。それが湖の近くにあります。
 そこにはまた、鹿もいます。獣たちがたくさんいます。水辺を中心にたくさん住んでいます。食べ物が多くないので、水を飲まなければなりません。冬になれば、海草がすべて死にます。雪が積もるので食べ物がありません。海草をかじって食べて生きているので、海ととても親密な関係をもった鹿や熊のような獣がたくさんいるのです。
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 アラスカに行くと、四月でも寒いので毛糸の下着を着なければなりません。前方の山に雪があります。ところで、海に行けば無尽蔵に魚がいます。どこでも無制限に魚が泳いでいるのです。釣り糸を投げれば「ワー」とエキサイトするのです。このような経験をした人は、必ずまた来るようになっています。「来るな」と言っても来るのです。一度魚を釣る刺激的な経験をすれば、忘れることができません。
 暮らすにも良い所です。すべてのものが備わっています。景観も素晴らしいのです。三分の二が雪で覆われた山で、暮らす場所は青い地域の中心です。海は青く、空には鷲が飛び回っています。
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 アラスカから飛行機で行くと、モスクワには八時間かかり、ロンドンには六時間かかり、ニューヨークには十時間かかります。ですから、ここは交通の要地でもあります。今後、人間の力をもって、アラスカの平原で農作物を耕作することは問題ありません。今も温床栽培をしています。そこでバナナもできるのです。熱帯地方から来るのではありません。
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 食べて暮らすすべての産物がアラスカから出てくるようになれば、どのようになるかを考えてみてください。アラスカは韓国の何倍にもなります。カリフォルニアの四倍だといいます。カリフォルニアがアメリカで最も大きな州なので、それだけ膨大な地域だということです。そこには無尽蔵の原資材が埋まっています。そこの主人はソ連でもなく、アメリカでもありません。
 そこに、誰も関心がありません。自分たちの経済問題、政治問題、体制問題でめちゃめちゃになっていて、原資材の消耗だということは考えもしないのです。今後は、誰が原資材を支配するのかということが問題です。先生は、それを準備しています。それで、誰が北極を主管するかということが重要です。北極を主管すれば、世界を主管できるのです。極がそうなのではありませんか。北極を主管して主体的立場に立てば、南極の主管は自動的になされるのです。
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 アラスカ精神という言葉を聞きましたか。アラスカ精神とは何でしょうか。朝五時に起きて御飯を食べて海に出ていけば、夜の十二時にならなければ帰らず、一時や二時に帰ってくるときもあるのです。
 責任量を果たすことができなければ帰ってくることはできません。事情をくんであげるのではありません。修練過程では、責任を果たすことができなければならないのです。
 ですから、魚を釣るのを見物するのではありません。魚釣りの訓練をするのは、今後世界中どこへでも行ける指導者を育て上げるためです。誰もが魚を釣ることができるのではありません。専門的にならなければなりません。多くの経験を通して学んでこそ魚を釣ることができるのです。


   (4)養殖業

 その地方に水産大学の教授がいるとして、それらの教授が、その地方の水域にはどのような魚が住んでいて、どこの水域には何という魚が住んでいるということを研究したものがあれば、皆さんは、彼らの研究したものが正しく合っているかをテストして、しっかり記録をして、それを本にしなければなりません。五十州の海を調べて、その情報をすべて一箇所に集め、どこへでも出ていって魚を獲る計画を立てるのです。海に沿った州の全体の海域、漁業をする地域全体の深さと温度をすべて測り、その海域に何という魚が棲んでいるかをすべて調べ、それを本にしなければなりません。そのようにすれば、ボートを買ってあげるのです。三十数州、すなわち海に沿っているすべての州は、漁場を中心として本を作り、もし、海がなければ湖を中心としてそのようにさせるつもりです。そして、今後私は、養魚をコーチしようと思っています。
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 先日、私はフロリダに行きましたが、そこにはわにが暮らす湿地がありました。私は、国家と交渉して養魚場をつくることを考えています。海水魚の養魚場、淡水魚の養魚場など、どのような養魚場でもつくることができます。何でもすることができるというのです。ニューヨークのすぐ前にある干潟地でも、かにからどんな魚も、すべて養殖することができます。それを研究しなければなりません。その事業がどれほど膨大なものでしょうか、どれほど膨大な事業になるかを考えてみてください。海水魚の骨で動物の飼料をつくることもできます。飼料のようなものは、雑魚を捕まえて、それでつくることもできるし、それから調合をしてもつくることができます。相当な事業になるだろうと思っています。その世界的な組織網をもって、それぞれの国で事業をすることを考えてみてください。そして、缶詰め工場をすれば相当な事業になります。
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 南米のような所には山がないので、水を完全にコントロールすることができます。井戸はそこでだけ掘るのであって、ほかの所はいくら掘っても水は出てきません。ですから、水の商売だけをしても暮らすことができます。海水を水蒸気にして、水をいくらでもつくることができます。今の科学的な力をもってトンネルを掘り、十里、百里、千里の遠くにまでフィッシング・ファーム(fishing farm:養魚場)・ビルを造ることができます。ニューヨークの貿易センターよりも高いビルが造られることでしょう。
 パンタナールで魚の種類に従ってビルで養殖をし、コンピューターにその資料を入れておくのです。そのようにして、ボタン一つ押せば、昼食時にはそこを通っていく人がその中から魚を選んで買って食べることができるようにするのです。ぴちぴちはねている魚を刺身にして食べることができる場所をつくるのです。
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 現在、世界には水の多い湖がたくさんありますが、アラスカだけでも二万坪以上の湖が三百万箇所あります。二万坪を中心として魚を養殖すれば、二百世帯、三百世帯が暮らすことができます。では、三百万箇所ならばどれくらいですか。二万坪ずつとすれば、六億という人が暮らすことができるのです。二×三は六ですから、六億です。ですから、アフリカの湖畔に養殖場をつくってあげれば、六億五千万のアフリカ人を食べさせてあげることができるのです。ですから、人類の食糧は問題になりません。牛肉などの陸地の肉よりも魚は健康に良いのです。消化吸収が良いのです。ですから、今後「牛肉などの肉類を食べなさい」と言っても食べない時代が来るのです。
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 南米にあるアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイに湖がどれほど多いでしょうか。何千万になるはずです。アラスカにあるのが三百万箇所とすれば、何千万箇所になるはずです。そこに多くの水は必要ありません。何百坪だけつくって、そこに水を入れて何種類かの魚だけを育てれば、それを食べて暮らすことができます。人工的につくって、それをモデル形態として教育し、運営させれば、食べて暮らすことができます。食糧問題が解決します。水と土地がある場所では、食べて生きる問題は解決されるのです。ゆえに、海に対する関心をもって釣りの訓練をしなければなりません。
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 先生がなぜツナに関心をもつのでしょうか。ツナ一匹がどれくらい卵を産むかというと、二百万個産みます。それがどれくらい孵化するかというと、〇・八パーセントしか孵化しません。なぜでしょうか。卵を産めば、小さな魚がすべてそれをのみ込んでしまうからです。ですから、先生はツナの養殖場をつくろうと思っています。卵を一〇〇パーセント孵化することができる技術さえもてば、人類の食糧問題は一瞬のうちに解決されると思うのです。
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 皆さんの好きな魚がナンバーワンとするならば「ナンバーワン」と呼ぶように、魚の番号が世界的に統一されるようになります。百何番ならば百何番、あるいは五十何番ならば五十何番というように、その種類の中に好きな魚がいれば、電話一本で注文するのです。「何時何分に養殖場に行きますから、何番と何番の魚を準備しておいてください」と注文するのです。その時は、刺身にする包丁が一本あればいいのです。その包丁で刺身にして、おいしく食べればいいのです。そのような時代が来ます。
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 今後は世界的に大きな湖をつくって、そこに魚を養殖して釣りをさせる事業が最も魅力的な事業になるだろうと思っています。ですから、今からそれを準備しなければなりません。養殖場をつくって魚を捕まえて、どんどん釣り堀に入れるのです。そのようにすれば、一年十二カ月釣りをすることができるのです。
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 牧場のようなものを大きく営んで生活するよりも、養殖をすれば、五十坪くらいでも、一つの家庭が暮らすのに問題はありません。高い山でも、海水をいくらでも引いてきて養殖をすることができるのです。海水が全くなければ、塩水を入れて塩度を調節すればいいのです。いくらでもできます。そして、山にも養殖場をつくり、そこを一人で管理しても、数十万、数百万の人が食べて暮らすことができるようになるのです。そのような養殖をすることができます。それで、今回私がアメリカに行った時も、海に出ていってそのことをしたのです。良い種類の魚を捕まえて養殖をするのです。
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 釣り場に魚がいなければ、養殖場をつくって魚を養殖し、その養殖した魚で釣りをするのです。魚を養殖して、それをどこへでも運搬して釣りをすることができる時代になりました。気候が合い、温度が合う場所で養殖場をつくって養殖をすれば、どこでも、どのような魚でも釣り場に入れることができます。船で運搬して放してあげ、それを釣ることができるのです。また、獣でも、虎のハンティングまですることができる時代が来ます。おおかみを育てて猟場に放ってハンティングをすることもできます。熊のハンティングもすることができ、どのような動物でも飼育してハンティングすることができるのです。
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 私は養殖場を運営しようと思っています。今、日本で活魚の料理が可能なのも私がコーチしたからです。私のアイディアです。ろ過装置を使って水槽の水を長時間使うことができるようにしたのも、私たちが研究したことです。養殖場がなぜ必要なのでしょうか。人々が活魚を欲しがるからです。海で獲るものだけでは、需要を満たすだけの供給をすることができません。釣ったものを生きたままで供給することもできますが、養殖をして活魚を補給しなければなりません。「各州でも養殖場をつくる計画を立てて釣りができるように訓練しなさい」と言ってワン・ホープ号をそれぞれに分けてあげたのですが、それをしているのかどうか分かりません。それをすれば、今後船だけ三十隻から五十隻売っても暮らすことができるのです。それは世界的です。
 ワン・ホープ号にしても、十年前から「買いたい」と言ってくる人はたくさんいたのです。しかし、海兵隊から七十二隻の注文が入ってきた時も売りませんでした。なぜ売らなかったのでしょうか。この船がどれほど素晴らしいか分かりません。今ではうわさが立ったので、みな「あの船は釣りをするには最も良い船だ」ということを知っています。ですから、みな「買いたい」と言ってくるのです。ですから、今は公開して売ろうと思っています。釣りをする人たちは、この船がどれほど良い船かを知っているのです。ですから、買いたがるのです。本当に素晴らしい船です。
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 今、大学を卒業しても、十五万人くらいの人は就職できずにいるでしょう? それで、私は水産事業をして養殖場をつくっているのです。スペインでもしています。ツナを閉じ込めて育てているのです。金もうけも上手にするのです。私は化け物みたいに何でもしているのです。
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 今後、荒廃した土地を沃土にして、飢えて死んでいく人々を救わなければなりません。それは、土地と水があればできるのです。水のある所では養魚をするのです。養殖場をつくるのです。土地がある所では五色の穀物を植えるのです。西洋人はアフリカ人に農業を教えてあげませんでした。ですから、滅びるのです。これを蕩減してあげなければなりません。
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 全世界で飢え死にしていく何千万の人々のために、先生は養殖場をつくったのです。公害によるオゾン層の破壊問題を人類の代表として解決できる人は、先生しかいません。そのように、各方面に関心をもって進んでいかなければなりません。先生が行くことができなければ、皆さんが涙を流し、汗を流しながらでも行かなければなりません。「先生の足跡の上に自分も足跡を残そう」という心をもたなければなりません。原理の道は、そのまま踏襲していく道です。越えていく道ではありません。おじいさんも行かなければならず、お父さんもお母さんも行かなければならず、子々孫々、何千代の子孫も、それと全く同じように行かなければならないのが原理の道です。ですから、蕩減の道です。


   (5)オーシャン・チャーチと海洋訓練

 レバレンド・ムーンを中心とした統一教会は世界的です。西洋人は、レバレンド・ムーンは韓国人でも、韓国のためだけに仕事をしているとは思っていません。世界のために仕事をしているという観念が強いのです。それで、陸地でも海でも、迫害を受けながらも雄々しく勇敢に世界的な協会をつくっているのです。そのような意味で、一般の思想を中心としてしているのではなく、宗教という背景を中心としてこのような体制を整え、「海洋教会」というタイトルを掲げたということは恐ろしい宣言です。これはレバレンド・ムーンの恐ろしい課題設定です。
 今後、オーシャン・チャーチをして何をするのでしょうか。海に出ていって訓練するという、その程度のものではありません。海を主管し、海を愛するのです。海を主管するからといって何をどのようにするというのではありません。創造主の本意に合うように海を管理し、海を愛する意味から、海を中心として世界を結束することができる舞台をつくろうというのです。
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 船に乗って荒波を切っていくのは男たちのする仕事です。女性にはできないことです。それはどれほど魅力的でしょうか。それで、私は船に乗るのです。皆さんにそれを教えてあげようとして船に乗るのです。今後、そのような海を開拓しなければならない責任を担っているのです。ですから、先生に従い、先生が好きになれば、船が好きにならざるを得なくなるのです。大きなツナは何ポンドになりますか。千ポンドを超えます。千ポンドのものが山ほどいます。普通の人の体重が百二十ポンドとすれば、ほとんどその八倍です。そのような魚を釣る時の気分はどのようなものか想像してみてください。商売の中でそのような商売がありません。それを一匹釣れば、一年食べることができます。皆さんが一日に三ポンド食べるとすれば、一年で一匹を食べるということです。
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 アメリカ海域には無限の水産資源があるので、アメリカ水産庁ではそれを開発するために全力投球をしています。しかし、人がいません。それで、国家で計画を立てたのです。誰でも二年半船に乗れば、その人が「船を買いたい」と言う時には、一〇パーセントのお金だけ出せば、二百万ドルに相当する船を造ってあげるというのです。二百万ドルならば、百二十トンの船に相当します。百二十トンならば大変なものです。それで、三百箇所の港を中心としてこの事業をしています。また、特別に考案して船を造りました。
 小さな釣り船から訓練をするのに良い船まで、特別に考案して造りました。それは、レバレンド・ムーンが考案したのです。人にたとえれば、とにかくハンサムな船です。そのようにしてフィッシングの訓練をさせるために、一隻の大きな船が中心となって十隻の船をまとめて出ていくのです。ですから、一人が十隻の船をまとめて行くことになるのです。そして、「五名だけ編成すれば、三万ドルに相当する船をあげる」と言って宣伝するのです。そのようになれば、小さな船も三万ドルで売ることになります。現在、水産都市の開発のための計画もしています。
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 一箇所に六十名の要員を集めて教育するための対策を立てています。今回、私は三十箇所に配置してきました。三十箇所の基準が完成すれば、三百箇所に拡大し、統一神学校を出た人たちを責任者として立たせて海洋教会をつくろうと思っています。これは歴史上になかった教会です。「海洋教会」という名前をもって船に乗り、そこで聖日礼拝も行うのです。今、この運動を展開するために準備しています。このようになれば、どのようになるのでしょうか。私たちの要員は二年だけ船に乗ればいいのです。大きな漁船をもっているので、それに交代で乗るのです。
 そうすることによって、その都市の市長や海洋警察署長がサインだけしてくれれば、いくらでも国家で船を造ってくれるのです。このようにすれば、数千隻の船ができます。それを実際に消化することができる基盤を拡大するために世界的な組織を計画しています。すなわち販売組織を計画し、ヨーロッパ、日本でもそれを準備しています。このような膨大なことを準備しているのです。
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 皆さんはホーム・チャーチをしていますが、三百隻のボートは何かというとホーム・チャーチです。オーシャン・チャーチ(ocean church:海洋教会)です。皆さんがどこかへ行って困ったときは、そこが港町であれば「ワン・ホープという船がある所はどこですか」と尋ねなさい。港の人であれば、誰でも知っているはずです。アメリカの海岸にいる人は、みな知っているはずです。そこに私たちが集まって歌を歌い、祈祷しているのです。お昼を食べる時にも祈祷するのです。
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 南米には、えび獲り船が三十隻あり、ツナ獲り船が五隻あります。ですから、今後の私たちの中心メンバーは、誰もがみな一年六カ月は海洋訓練をしなければならないというのが先生の考えです。そして、統一教会の責任者は、一年に二週間は、誰もがみな動員されて海洋教会の活動をしなければなりません。そして、その海洋教会の活動をする時は、どこどこの教会の責任者などという、そのようなものは関係ありません。すべて同じように仕事をさせるのです。それで、先生が「お前、どこどこに行って釣りをしてきなさい!」と指令を出すのです。それはいつ行くか分かりません。
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 今年に入って、四月から今まで、私は五時に起きて夜十一時まで船に乗って海に出てきました。ある人が「若い者たちも逃げ回って隠れて寝ようとするのに、七十を越えたおじいさんが船に乗って釣りをするのか」と言って舌を巻きました。それを見ながら「私は大きな罪を犯したものだ。なぜ若者を捕まえてあのように苦労させるのだろう」と思ったのです。しかし、そのようなことに勝つことができなければ脱落するのです。世界の頂上に上がっていくことができないので、そのようにするのです。
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 皆さんを訓練させるのです。ここで先生を追い越すことができる者は何人いますか。それは過激な重労働と同じです。重労働の中でも、そのような重労働はありません。一日中立って釣りをするのです。十日間座ってはいけません。やってみれば、夜の十二時になっているのです。アラスカでは十二時になっても明るいのです。夜中の一時でも明るいです。朝五時に起きて夜十二時までやれば何時間ですか。十九時間、釣りをするのです。
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 海と陸地の境界線は海岸線です。今後、海は陸地を連結しなければならず、陸地は海を連結しなければなりません。このような二つの目的が重複している境界線は海岸線しかありません。今後「陸地も必要だし、海も必要だ」となる時には、海岸線が最も重要になります。このように見れば、今後、海岸線が陸地のどこの土地よりも高価になる時代が来るだろうと思っています。
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 水産業をなぜするのでしょうか。なぜアラバマで船を造るのでしょうか。神学生たちが「オーシャン・チャーチ(oceanchurch:海洋教会)に行かない」と言えば、女性を船長にして、彼らを連れて行かせるつもりです。そして、その女性船長が男性のほっぺたをひっぱたいて「こいつ! 私もこのような仕事をしているのに男性が何をしているのだ」と言わせようと思います。男性たちを連れていって海洋教会を指導するのですが、男性が「船に乗らない」と言えば、ほっぺたをひっぱたきなさいというのです。男性が「行かない」と言えば、女性を船長にしてそのようにするつもりです。























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