ス 神の愛は全体のために与える愛

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 皆さんは、神様が生きておられるということが分かるでしょう? (はい)。神様に属するものは何ですか? この万物です。この自然です。その次に、人間です。そうだとすれば、この自然のうちで、あるものは除き、あるものはそのままにしておきたいですか? すべてが必要なのですね。人間のうちで、ある者は除き、ある者は必要だというのではありません。すべて必要であることを知らなければなりません。

 さて、私たちは自然を見て「ああ、私には四季は必要ない。春だけ必要であって、夏や秋や冬はきらいだ」と言うのですが、神様に聞いてみると「私は四季が全部好きだ」と答えるのです。ですから、嫌でも夏を好きにならないといけないし、秋も冬も好きにならないといけないのです。雪の降る冬になれば、神様は白い雪が世界的に積もるのを見て喜ぶというのです。「ああ、私もうれしい」と言うのです。皆さんも、そうならないといけないのです。

 神様のような心で、自然を見ることができなくてはなりません。そういう心を持たないといけないのです。洪水が起こって、雷が落ちる時「アイゴー。私は、嫌だ!」と言ってはだめです。神様は「ホホ、あれはキスして、結婚するのだなあー」と、このように考えるのです。そして、嫌だと言う人に対して、「ハハハハ、この者め、悪いやつらだ」と言うのです。

 いつでも、自然を愛さなければなりません。自然を愛さなければならないのです。また、人間を愛さなければなりません。人間の中でも、五色人種すべてを愛さなければならないのです。「ああ、私は白人だけが好きです」。神様はそう言いますか? そうであれば皆、白い服だけを着なければなりません。白人たちは皆、白い服だけを着なければならないのです。色のある服は全部、捨てなければならないのです。黒い服をどうして着るのですか? 色のある服をどうして着るのですか? それは、矛盾なのです。

 部屋に入ったら、色とりどりのものがあるのです。なぜピアノのようなものは、すべて真っ黒なのに置いてあるのでしょうか? なぜ黒板みたいなものも置いてあるのでしょうか? これも全部、真っ黒じゃないですか? 白人たちは白いものだけを好めば皆、死んでしまうでしょう。その人たちには、夜もあってはならないのです。真っ暗な夜があってはだめなのです。

 なぜ、そうなのですか? 白人が中心ですか、白人が主となることは何なのですか? それは滅びる道です。滅びる道なのです、滅びる道です。それが何年続くのでしょうか? いくら冬が長いといっても、三か月しか続きません。永遠なるもののために、皆さんはすべての四季を皆、好きにならなくてはなりません。ですから、白人だけが好きではだめなのです。

 これを、誰が収拾しようとするのでしょうか? このレバレンド・ムーンがしようとしているのです。以前には、「レバレンド・ムーンは少数の弱者を代表して戦う人だ」と、そのように言っていたのです。私はそうは思っていないのに、そう言うのです。青い目に、頭が黄色くて、顔が白い、このような白人たちに注意しないといけないのです。人種戦争が起これば、有色人は皆、総動員して攻撃するだろうということを皆さんは知っていますか?

 もし有色人種が立ち上がれば、白人たちを皆、全部、掃いて捨ててしまう時がくると見るのです。いつまでも白人が世界を支配すると思ってはなりません。神様も、そんなことは思ってもいないのです。一時は世界を愛し、人類を愛する人たちであったので、神様がそのように思ったのであって、白人を主として世の中を思いのままにし、白人が世の中を支配しようという考えは、神様が絶対に許さないのです。

 神様の愛は、神様のすべてを愛し、全人類を愛するだけでなく、過ぎ去った過去、現在、未来のすべての人類を愛する愛なのです。地獄へ行った霊人たちまでも、解放してあげる運動をする神様であることを知らなければなりません。ですから、人間は真理の道を行かなければならず、生命の道を行かなければならず、愛の道を行かなければならないのです。いくら偉大であっても、為に生きる基盤がなければ、すべての人はついて来ません。このように、為に生きる人が自然と主体になるのです。真の生命の人になるというのです。                               (一九八四・七・一)











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