コ 勝利の三つの要件

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 統一教会は今、何をしているのでしょうか? いつも困難に直面して迫害を受けているのですが、その迫害の中にあっても未来のために準備しているのです。常に成長しているということです。盲目的ではないのです。いつも準備をしなければなりません。徹頭徹尾、準備しなければなりません。

 では、どのような準備をしなければならないのでしょうか? まず思想的な準備をしなければなりません。精神力において、他の人々に対して負けてはだめです。絶対に負けてはなりません。その次に、努力においてもアメリカの歴史を支えてきた人々と比較して劣ってはだめです。そのように努力し、準備しなければなりません。その次は何かというと、行動、闘争的準備をしなければなりません。ですから、まず徹底した思想を持たなければなりません。その次には、努力をしなければなりません。たとえ思想を持ったとしても、じっとしていてはだめです。そのように準備された事実の上に、無限に努力しなければなりません。努力をするとしても、自分個人を中心として努力するのではありません。この基盤を乗り越えることのできる母体、主体性を備えるためには、無限に闘争をしなければなりません。

 今日、既成世代の基盤となっているすべてのものは、新しい体制を歓迎するようにはなっていないのです。歴史は必ず、闘争過程を経なければならないのです。闘争過程の中で滅びたり栄えたりするものなのです。では、どのような者が滅びるのでしょうか? 吸収される者、消化される者、弱い者が滅びるのです。これが、鉄則なのです。これには、誰も異議がありません。ですから、滅びないようにしようとすれば、相手を消化しなければならず、吸収しなければなりません。そうでなければ、生き残ることはできません。敗者としての悲しく苦い杯を飲まざるをえないのです。

 このような問題を中心として見た時、今日先生が当面する問題が、これから世界的な波動で押し寄せてくるのです。レバレンド・ムーン一人を中心として、アメリカを代表とする自由世界はもちろん、四十億人類が総攻撃をしてくるのです。

 それでは、レバレンド・ムーンが準備することは何でしょうか? これが問題です。思想的な面では、千年、万年、受難の道を経ても克服できる自信を持っているのです。どんな因縁も、自信を持って、突破していく努力をするのです。目的達成のためには、どのような犠牲の代価を払っても行くという努力が必要です。その努力は、誰かに消化されてしまうような努力ではなく、すべてのものを消化することのできる努力なのです。その次は実践です。実践するにあたっては、私たち宗教指導者は闘争することができないので、言葉なく、ただ努力して、実践するのです。彼らが八時間実践すれば、私たちは昼夜二十四時間実践するのです。これが私たちの実践力です。

 四百年の歴史を一日八時間努力して、現代文明を創建したとすれば、もし私が三倍努力するならば四百年の文明は百三十三年間で同じ立場に立ち、肩を並べることができるというのです。また、その倍の努力をする時には、七十年あればよいのです。それは理論的なのですね。しかし、準備のできない人は流れていくのです。ですから、私が皆さんを呼んで教育する内容は、準備しなさいということです。

 皆さんは、準備をして、残された環境基盤を吸収しなければなりません。そのためには、初めに何がなければならないのでしょうか? (思想です)。徹底した思想です。まず徹底した思想を持たなければなりません。そのような思想を持ってぶつかれば、相手が壊れるというのです。そして時間を置いてみようというのです。相手が後退するのです。その次は何ですか? (努力です)。努力しなければなりません。その次に、何ですか? (行動です)。行動は、いかに早くやってのけるかということです。統一教会が他と違う点は、ここなのです。先生はこのような観を持って指導してきたのです。また、私自身がそのような観を持って生きてきたのです。











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