ケ 父母様を中心とした天国の実現

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 今、私たち統一家においてのアベルが誰かといえば、先生なのです。また、統一教会自体から見ると、祝福を受けた家庭が祝福を受けていない教会員のアベルなのです。ですから、順理的に一つとなるようになっているのです。同じ原理を学び、同じ父母に侍ることができるという事実は驚くべきことなのです。ですから、ここに父母がいなければ、喧嘩が起きてしまうのです。このように見た時、今は順序が逆さまになっているのです。祝福を受けた家庭が、祝福を受けていない教会員たちに対してアベルの位置にいるにもかかわらず、カイン側に立っても統一教会の教会員たちは反対しないのです。順応するのです。それが違うのです。

 その次に、統一教会の祝福を受けた家庭と先生の家庭を見た時、誰がアベルでしょうか? 先生の直系の子女が統一教会の祝福を受けた家庭の前にアベルの位置にいるのです。ですから、統一教会の食口は統一教会の祝福を受けた家庭の前に、無条件で順応しなければなりません。そうでなければ、エデンの園で堕落した蕩減をしなければならない内容の基準が、順理的に解決できないのです。それと同じように、統一教会の祝福を受けた家庭や子女は、統一教会の先生を中心とした、父母様を中心とした、直系の子女たちの前に絶対服従しなければなりません。

 なぜかというと、ここでカイン・アベル問題を清算しなければならないからです。ですから、先生が監獄に行く前に、孝進に言ったのです。問題は何かというと、統一教会内の先生の家庭を中心として、誰がこのことをすべて成し遂げるのかということです。

 先生は今、六十五歳です。今日、先生一代である程度、伝統的基準を立てることができても、全世界が完全に復帰されるということは難しいことです。ですから、二世、三世まで連結して解決しなければならないという歴史的摂理が残っているのです。神様とアダム・エバとカイン・アベルは三代です、この三代を中心として四位基台ができます。三段階を広げていくと四位基台になるのです。三段階を見てみると、おじいさん、お父さん、孫です。ですから、一つの家庭で三代が共に暮らすことが原則なのです。三代がいつも家庭の基礎になるのです。

 このように見た時、統一家で先生を父母様として侍ったとすれば、先生の息子の位置はアベルの位置なので、これが長子の位置に上がっていくのです。ここから、長子圏が始まるのです。長子圏というのは、真の父母様を中心とした位置から設定されるのであり、父母様がいなくては設定されないのです。

 今までは、アベル圏であったのですが、アベル圏を延長してカイン圏を復帰して、メシヤを迎えることのできる歴史的な願いの道を歩いてきたのです。しかしながら、今や再臨理想を成し遂げた父母様が現れて、すべてを蕩減復帰したので、神側の父母様の息子娘が、長子次子の復帰基準を備えなければならないというのです。

 先生の家庭の息子たちを長子として見れば、お兄さんとして見れば、世の中から復帰されて入ってくる人たちは次子になるのです。そこで、順応すればよいのです、順応するだけです。分かりますか? 今からは、信じてついて来さえすれば、長子圏、次子圏が設定されるのです。その長子の行く道についてさえ来るようになれば、統一教会の祝福を受けた家庭はもちろん、二世全体も自動的にアベル圏として設定されるのです。これは、蕩減復帰が必要ない時代に入っていくということなのです。

 ですから、初めて順理的な基準が、歴史的なカイン・アベル過程を中心として、個人蕩減、家庭蕩減、氏族、民族、国家、世界、天宙史的な、すべての蕩減をして、父母様の勝利の基盤を通して、横的な面において、父母様の息子娘が長子圏を成して、統一教会の二世たちが次子圏を代身できるようになったのです。

 このように、長子圏と次子圏が、横的に展開される時代が一致しなければ、地上天国実現は不可能なのです。原理がそうなのです。いくら地上天国を唱えたとしても、長子圏と次子圏が、神様を中心として勝利された父母の基準と血統的因縁を通した関係で結ばれなくては、地上の天国顕現は原理観的な立場からも不可能なのです。何のことか分かりますか?

 それでは、このようなことをいつ決定したのでしょうか? 統一教会の歴史において、このような決定をいつしたのかということが問題なのです。この決定がなくては、根本的にサタンを追い出すことができないのです。ですから、先生が監獄に入る前に、孝進を立てて、二世たちを一つにする運動をしたのです。

 本当に孝進が先生の長男として、その位置ですべて責任を負っていく時に、祝福を受けた家庭は一つになって従ってこなければなりません。無条件で従ってこなければなりません。自分の主張が正しいとするアメリカ式ではだめなのです。ここには、何の式もありません。父母様が提唱する式に従ってこそ、天国に行けるようになっているのであって、今までのアメリカや韓国の伝統的な習慣性は、天国と因縁が結べないのです。父母様と一つになった基準を中心としての長子圏と次子圏が横的に設定されない限り、天国顕現は不可能であることを、はっきりと知らなければなりません。(一九八五・八・一六)












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