コ イスラエル民族の教訓と私たちの姿勢

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 イスラエル民族はどこで滅びたかというと、荒野四十年路程中に一世は皆死んだのですが、イスラエルの国は滅びなかったのです。イスラエルの国の望みであるカナン福地に向かっていったのです。では、どこで滅びたのでしょうか? カナンの福地に入ってから滅びたのです。滅びた原因はどこにあったかというと、神様のみ旨を中心として、指導者が定めたことに一致できず、環境に吸収され始めたことによって、カナン復帰をした後に、イスラエルの国は滅びたのです。そして北朝十支派、南朝二支派に分かれてしまったのです。

 イスラエル民族はどこで滅びたのかというと、カナンの福地に入ってから滅びたのです。ですから、もし皆さんが滅びるとすれば、どこで滅びるのかということをはっきり知らなければなりません。祝福を受けた位置、祝福家庭になって滅びるというのです。それを知らなければなりません。祝福を受けた位置から滅びの道が生じるのです。皆さんは歴史的事実を知ることによって、誤った過去を参考にして、時代的使命において滅びる道を越えていかなければならないのです。ですから、一日一日の生活が習慣化されてはいけないのです。

 皆さんは、きょうの位置から、明日の位置へと発展していかなければなりません。その次に、再び発展して進んで行かなければなりません。皆さんから、新しい家庭、新しい氏族、新しい民族、新しい国家形成をしていくのです。皆さんは、今の基準で停止してしまってはなりません。明日に向かって、もっと発展するために、日々の生活が習慣化されないようにしなければなりません。(一九八六・四・一二)

 ですから環境に流されてはなりません。イスラエル民族が、カナン復帰したのに、なぜ滅びたのかというと、環境に吸収されてしまったためなのです。よいものを食べて、よい暮らしをしている姿を羨ましく思ったのです。異邦の金持ちの女性に皆、ついて行ったのです。また、異邦人の権力を好み、知識を好んだのです。皆さんが学んできた知識が、これから全部必要でしょうか? 必要ありません。何々の法科とか経済科とか、どこにも必要ないのです。もし日本が滅びるようになった時には、日本の経済学、日本の法学も皆、壊れていってしまうのです。

 ですから皆さんは、これからみ旨を成し遂げるためにも、神学を勉強するために頭にはちまきをするようにして努力しなければならないのです。ここに集まった皆さんは、今まで考え方が間違っていたのです。先生が経済学について行くと思いますか? 先生が政治学を参考にすると思われますか? 先生はそれを切ってしまって、一掃するのです。神様は、その臭いすらもかぎたくないし、その姿を見るのも嫌なのです。

 イスラエル民族はカナン福地で滅びたのです。私が祝福してあげても、滅びることもありうるということです。しかし、皆さんは、滅びてはなりません。(一九八六・四・一二)













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