ケ 宇宙をペアシステムでつくられた理由

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 神様の愛を中心として、愛し合おうとすれば、この宇宙はどのようにならなければならないのでしょうか? 神様だけを愛していてはいけないので、この宇宙も全部、ペアシステムでつくったのです。理論的なのです。それで鉱物世界もペアになっているのです。

 皆さん、「それは違う」と言えないのです。例えば、水晶の結晶体はどのようにできるのかというと、くっついて、くっついて、くっついて、ペア同士がくっついて、相対的概念が連結されて、拡大されていくのです。そのような作用をするのです。皆さんの目には見えないのですが、皆そのように作用をしているのです。

 ですから、宇宙はどのように生じたのかというと、愛の概念を標準としてつくられたので、すべてのものは、その愛の前に和動することができるようになっているのです。そのためには、主体・対象関係でなければならないのです。ひとりでは愛することができないのです。分かりますか?

 したがって主体・対象の概念を中心として、愛で連結されるために、全宇宙はペアシステムになっているのです。それは正しいことですか、間違っていることですか? (正しいことです)。鉱物世界も皆ペアになっています。異なるペアのものに、神様が「おい、お前。こっちに来て、これとくっつきなさい」と言っても、その命令は聞けないのです。それは、神様にもできないことです。このような原則がしっかりと立っているのです。

 真の愛の理想とは、必ず与えて受けることのできる素性の内性と外形が和合する因縁に従わなければなりません。それができないままで作動をするということは、それ自体が消耗することなのです。損失です。ですから宇宙はペアシステムになっているという事実を見た時、先生の言うことは理論的なのです。天地創造は愛というタイトルを中心としてできたので、すべてのものがそうだということは理論的なのです。分かりますか、分かりませんか? (分かります)。このようなことを皆、整理しておかなければなりません。(一九八八・一〇・一六)

 動物たちも皆同じです。最近の秋は、霜も降りないので、昼間山にでも登って昼寝などしてみなさい。変わった虫の声が聞こえてくるのです。オーケストラのような声が聞こえてくるのです。さまざまな種類の昆虫の鳴き声が皆、聞こえてくるのです。「ピッ」と言う虫もいれば、「チェッ、チィ、チェッ」と言う虫、すべてが和音になっているのです。そのオーケストラは、人間のものとは違うのです。この前、『ニューヨーク・シンフォニー・オーケストラ』が来ましたが、それは相手にもなりません。それほど、調和をなすのです。それは、相対を探して、相対と楽しんだりする和動の音楽なのです。額を突き合わせたり、足をこすり合わせながら歌うのです。そういうことを知っていますか? インコなども、そのようにするのです。

 では、なぜそのようになっているのでしょうか? それは、神様が愛というタイトルを中心として、天地万物をつくられたからです。そうでなければ、神様は気持ちが悪いというのです。「人間は相対同士で、愛し合って喜んでいるのに、私は何だ!」と言われるのです。神様は知恵の王様であられるので、それをすべて分かっておられて、微生物をはじめとしてすべての動物をペアとしてつくられたのです。そして、その世界で永生を歌うことができる愛を中心として、存続するのが宇宙なのです。(一九八八・一〇・一六)












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