シ 理想相対に会う前の責任

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 理想相対というのは、後日のことです。まず、自らを考えなければなりません。自分がどのようにすれば早く完成するのかということが問題なのです。理想相対ということは、相対の世界を連関させることなのですが、まず、自分が完全な主体となるのか、完全なる相対となるのかという決定をしないと、完全な理想相対は生まれてこないのです。ですから先だつ条件、先決問題が何かというと、自分自身が完成するということなのです。

 皆さんが思春期になれば、異性を愛そうとするのですが、それより先に父母をもっと愛したという条件を立てなければならないのです。「孝行息子、孝行娘よ」と言われるようになれば、神様の愛と関係を結べるようになるのです。これが、原理原則です。創造原則なのです。

 理想相対を考える前に、まず自分自らが父母の前に孝行者とならなければなりません。父母が孝子として公認することのできる愛の因縁を持たなければならないのです。そのためには、父母と一つにならなければなりません。孝行をしようとすれば、兄弟同士が一つにならなければなりません。家庭において、誰もが本当に模範だと言う、そんな話が出てこなければなりません。それゆえ、そんな意味で自分が完成しているかということが問題なのです。そうして、それが終わった後に、理想相対が始まるのです。(一九七八・一〇・九)

 皆さんは今が深刻なのですね。分かりますか? 頭だけが大きくなって威張り散らし、道端で女性たちの後をついて回ってはなりません。女性たちはいくらでもいるのです。男性たちもいくらでもいるのです。男性が自分の行くべき道も決定できないで、女性に「首をくくって死んでやる」などと言ってはだめです。そんな人は、全部流れていってゴミ箱にしかなれない人です。先生はそんな過去がなくても皆よく知っている人です。そんなことは全部、分かるというのです。

 男性にとっては、女性が怨讐です。女性にとっては、男性が怨讐です。自分の行くべき道を定めたならば、不人情でなければなりません。ありったけの精力をすべてそこに注いで、早く基盤をつくってから、女性を迎え入れなければなりません。そこで女性は、男性に侍っていかなければなりません。一生は一度しかないのです。もし、この地上世界で誤ってしまったら、大変なことになるのです。(一九八二・一〇・二〇)














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