神様の摂理から見た
  南北統一

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第五節 韓国人の民族性

一.平和を愛好する白衣民族

 韓国人は平和を愛好する白衣民族です。我々は一度も誰かを侵略したことのない人々です。このような平和愛好の民族が五千年の固有なる歴史を経て耐えてきたというそれ自体が、奇跡であらざるを得ません。これはただ神様の保護のもとにおいてのみ可能だったのです。俗っぽい言葉で言えば、我々は神様との縁故をもった民族です。

 五千年歴史を通して数多くの強大国が何度ものみ込みましたが、そのいずれも我々を食べて消化不良を起こさない国がありませんでした。食べれば必ず吐き出さなければなりませんでした。これは誰の力でしょうか。神様の力です。八・一五解放は誰がもたらしたのですか。神様の力です。六・二五戦争の時、共産軍の南侵を防いでくださったのは誰の力ですか。神様の力です。六・二五当時、アメリカのトルーマン大統領の決心が三日遅かっただけでも、我々はみな釜山の前の海に追いやられていたことでしょう。韓国戦争への国連軍の派兵は、国連安全保障理事会でソ連の拒否権がある限り、絶対不可能なことでした。ところが韓国派兵問題を討議するとき、ソ連代表は欠席したのです。その間に派兵案は一瀉千里に可決を見ました。国連外交史において、そのときソ連代表がなぜ欠席したのかを、今まで誰も知りませんでした。これは誰がそのようにしたのですか。神様の能力であられます。

 韓国はこの神様の特別保護がある限り、誰も指先一つ触れることはできません。韓国を害そうとする勢力は、神様の力によって一つ一つへし折られていきます。このたび米国議会で韓国を滅ぼそうとしたフレーザー議員の敗亡は、そのよい例です。(一〇〇―二五三)

 「韓国」と言えば異なることは、韓国の民を楽しくしてくれる人は歴史性をもって繁栄し、友の中の友として対そうとする、民族背後の思想的基礎となっているのです。そこが違うと言うのです。皆さんのような外国人がその韓国に行って韓国民族に対するとき、真心からうれしく対するようになれば、彼らは上から下、過去、現在、未来を全部統合して、歴史のすべてのものを注いで歓迎し、愛そうとするのです。そのような民族になっているのは、このような歴史的な精神的背景によって現れた事実であるということを否定できないのです。それが分かるでしょう、何の話か。

 侵略を受ける中で、試練に遭った民族を平和的な立場で歓迎する民族だとか国家を代表する人は、天のように侍りたい心をもっているのです。それは民族性の背後にある、試練を受けてきた代表民族としての魂を表しているのです。そうでありながら、不義に対しては容赦しません。不義に対して闘争することにおいては、いかなる民族にも負けません。強大国の狭間で今まで単一民族の主権国家として残ったのも、そのような民族性の結果であると見るのです。

 その思想はもちろん宗教を糾合して、平和の世界を建設しなければなりませんが、この地上世界と天の世界を連結しなければならないのです。そして真の愛の理想を練って現れざるを得ないのです。真の愛をもって現れなければなりません。世界平和の基準は天地を連結させる真の愛を中心として現れてこそ成し遂げられ、その次には地上を連結させるすべての宗教文化背景を中心とする平和的思想、統一的思想をもって現れてこそ成し遂げられるのです。

 それでは、そのような民族的背景とそのような民族性を代表する人、あるいは団体が現れるとすれば、どのような人であり、どのような団体でしょうか。民族の歴史的伝統を備えておいて時代性を代表し、世界に越えていくことのできる時代的使命を未来的な使命に連結させることのできる、そのような団体とそのような人でなければならないのです。それがレバレンド・ムーンと統一教会だということを、皆さんは知らなければなりません。そのため統一教会の真理には侵略性がないのです。反対に救ってあげようということなのです。救ってあげようということです。次元の高い所へ引き上げようというのです。これは間違いなく事実です。解放しなければならないのです。全万民を解放しなければならないのです。解放をもって現れるのです。霊界と肉界が合わさって神様を解放しようというのです。

 それでは、それを誰がやらなければならないのでしょうか。歴史を代表する真の人々がやらなければならないのです。そのような人はどのような人でしょうか。真の愛に立脚し、人格をもった人です。その愛は始めと終わりが同じ生活を、あるいは理想をもてるようにする歴史的な根幹となるのです。これが違うというのです。

 さあ、このように見るとき韓民族には、世界のための平和の功臣になることを願い、天地を連結させて解放しようという、天地が侵略者に被害を与えずに解放して、一つの愛の天国を建設することを願う民族性があるということを、皆さんは知らなければなりません。(一六八―五五)




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