神様の摂理から見た
  南北統一

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第五節 南北韓を中心とした世界摂理

一.南北韓を中心とした各国の摂理的位置

1 南北韓を通じた四位基台の国家復帰

 み旨から見れば、アダムとエバと天使長、この三人が問題になったのです。それゆえ、一番大きな天の側のアダム国家が現れ、その次にエバ国家が現れ、天使長国家が現れて一つになれば、国家復帰が完成するのです。それが原理なのです。神様を中心として四位基台になるのです。それを今つくろうとするのです。

 韓国を中心として見れば、韓国は二つに分かれたのですが、以北では金日成を父といいます。金日成を父というでしょう? そして、南韓の統一教会でも文鮮明を父といいますね? どちらが本当の父なのか、よく見なければなりません。相撲をしてみればすべて分かるのです。(笑い)金日成を父といいますが、そこは外国に輸出しますね? ゲリラを輸出するではありませんか。統一教会も外国に輸出しますね? 統一教会の思想を外国に輸出するのです。ぶつかり合うのです。では、誰が勝つでしょうか。いいですか。統一教会の文鮮明は負けずに勝つようになっているのです。

 金日成は国をもちました。統一教会はどうですか。国はないけれども、国が背負われて協助しようものなら、金日成は問題ない、というのです。昔は蘇生、長成、完成の三分の一を神様がもちましたが、今は我々南韓が三分の二で数字的に反対になりました。北韓は蘇生、長成、完成の三分の一にしかならないのです。そうですね? それは反対になりました。

 そして、南韓のこの同胞を一つにすることができれば、「共産党よ、いくらでも暴れ回れ。お前がおとなしくしているだろうか。えい、こいつめ。夜、寝ている時に来るというなら来てみろ」。問題ないというのです。見ればそうなのです。金日成はサタン側、蕩減復帰は善なるものと悪なるものを全く同じく二つに裂かなければなりません。祭壇もカインの祭壇とアベルの祭壇を裂かなければなりませんね? ですから、韓国も二つに分けておいたので、神側にアダム国家、エバ国家、天使長国家の三国家が生じ、サタン側でもアダム国家、エバ国家、天使長国家の三国家が生じたのです。

 サタン世界、ここは共産主義を中心として既に統一されたのです。金日成は中共とソ連を思いどおりに行ったり来たり、くっついたりすることができます。そうではありませんか。また、アジアにおいて日本を籠絡するときに、韓半島に及ぶ国はありません。ですから、韓半島は中共にも必要であり、またどこにも必要でしょう? ソ連にも必要です。それゆえ、金日成が来てくっつくことをお互いが願います。「早く来てください」と言うのです。

 それに対して韓国では、我々統一教会を中心として南韓の腹となる国家形態をつくらなければなりません。それを私がつくるのです。つくる際にはどのようにするのでしょうか。本来は英国がエバ国家にならなければならないのです。英国が統一教会に反対しなかったなら、キリスト教国家が統一教会と一つになるのです。統一教会と一つになれば、どのような国が韓国と一つになるのかといえば、英国が一つになり、アメリカが一つになるのです。しかし、反対したので問題が起こったのです。反対をしたので、天ではどのようにしなければならなかったのかといえば、今まで準備したアメリカをサタンに譲り渡し、英国を譲り渡さなければならず、その次には、フランスまで譲り渡さなければならなかったのです。けれども、滅ぼすことはできないので、今日統一教会が世界的な面でこれを防止するために立ち上がったのです。それゆえ今、一番至急なのは、共産圏内の三カ国が我々をそれこそ、虎視眈々とねらいながら一時にのみ込もうとしているので、ここに対備して我々も夜も、昼も活動しなければならないのです。

 北韓と中共とソ連、この三つの国が一つになったので、ここにおいて南韓はどこと一つにならなければならないのでしょうか。中国のようなエバ国家がいなければならないのですが、それが日本です。その次には中国が分かれたのです。そうではありませんか。これが中華民国です。中共ではなく、台湾ですか。「自由中国」台湾です。これを一つにするために今まで先生は努力したのです。この三つを一つにするために今まで努力したというのです。(六八―二四)

2 韓国を中心とした中共・ソ連・アメリカの天的な立場

 皆さんが知っているように、堕落はアダム、エバ、天使長の三人がしたので、今日、その実は三カ国を中心として、地上に悪なる側と神側が必ず現れなければならないのです。そのような悪なる国と国境を接しているのがまさに韓国です。それゆえ、サタン側の共産主義が神様を模倣して、金日成は父と主張しながら中共とソ連を連結しているのです。これがまさに韓半島であることを皆さんは知らなければなりません。

 それゆえ、今後中共で、江青が勢力を得る時が近づいてくると見ています。中共が全世界に影響を及ぼすというのは、堕落したエバによって全世界に悪の種を蒔いたのと同じです。したがって、実体的にエバ圏の立場に立った中共が共産世界に主導的な影響を及ぼし得る時が到来しているのです。

 その反面、ソ連は天使長国家です。一番初めに現れた天使長なのです。したがって、天使長国家の形態で現れて、共産主義を第一としているソ連は今、自分を中心として進むよりも、自由世界と手を握った中間の立場に置かれているということを我々は直視することができるのです。

 悪なる世界はまず、一つになって次第に分立していくという結果で現れるのです。それゆえ、その三つの国が全部一つになれない形態が展開するならば、それは、天が願う最後の時になろうとしている、という事実を我々は知らなければなりません。一九五〇年度を中心として、ソ連と中共と北韓が一つになり得る立場に立ちましたが、一九七〇年度にソ連と中共が分立し始めました。今となっては、金日成さえもソ連と分立する立場に逢着したことを我々は知っています。金日成自体について見れば、中共を背負ってこようとしても不可能で、ソ連を背負ってこようとしても不可能で、孤立した立場に立った事実を我々は直視しているのです。(拍手)このように分立し得る立場を境界として、天の側は統合運動を提示するようになるのです。

 皆さんが知っているように、アメリカは天使長国家です。それゆえ、世界的に祝福されて、将来、来るアダム国家とエバ国家に、世界のために財物を蓄積して保管させるための代表的な国家です。そのような主導的な国家がアメリカなのです。

 天使長国家は、神様の息子、娘と神様の家庭を扶養し、それを保護すべき責任があるので、民主世界を主導するアメリカは、全世界に経済的援助、軍事的援助までせざるを得ないのです。そのようなことが、このようなみ旨の観点で一致するのです。

 皆さんが知っているように、この天使長国家はエバ国家を取り戻してこなければなりません。アジア大陸を中心として見るとき、アメリカはその相対的国家の立場にいます。これは歴史的、地理的立場で見ても同じです。結局、アジアが主体であり、アメリカが対象だということになるのです。(七九―七〇)

3 南韓を中心とした各国の摂理的位置

 日本がエバ国家として立てられたので、時になればなるほどエバ国家に勢力が集中するのです。なぜ、そうなのでしょうか。エバが堕落するとき、何人の男性を滅ぼしたでしょうか。天使長とその次にアダムを滅ぼしました。天使長圏とアダム圏を滅ぼしました。それゆえ、それを復帰しようとすれば、終末にエバ国家が天使長国家を……。天使長国家とは、サタンの天使長国家を指します。分かりましたか。また、サタン側の天使長国家を縦的に見れば、蘇生、長成、完成であり、横的に見れば、天使長、エバ、アダムになります。

 これを共産世界で見れば、縦的な面でソ連が蘇生であり、中共が長成であり、北韓が完成に該当します。そして、横的な面で見れば、再臨するのと同じ立場なので、反対になるのです。縦的なものを蕩減復帰するために横的に立てば反対になるのです。どこが中心かといえば、蘇生であるほど遠く、長成であるほど一つの帰一点に近づくのです。そうですね? どのようになるのかといえば、このように回って似たり寄ったりなのです。横的に見れば旧約時代、新約時代、成約時代に匹敵するのです。そのような立場で見れば、北韓はサタン世界のアダム型であり、中共はエバ型であり、ソ連は天使長型になるのです。その反対が何かといえば、韓国がアダム国家であり、日本がエバ国家であり、アメリカが天使長国家になります。それゆえ、このような観点で見れば、終末には一つの国だけではだめなので、三つの国にまで及ばなければなりません。ですから、中国は蘇生的天使長であり、アメリカは長成的天使長であり、ドイツは完成的天使長になるのです。(六三―三二二)

 天使長の蘇生が中国です。アジア圏的天使長の国家が中国です。それゆえ、蒋介石という名前には、本来の石を紹介してあげる、という意味があるのです。分かりましたか。第二次世界大戦はイエス時代のみ旨を受け継いだものなので、そのみ旨を受け継いで天使長の使命を果たすための洗礼ヨハネ的な存在として残されたのが、アジアにおいての蒋介石です。彼が一番長く生きたでしょう?(六八―二八)

 世界的に見るとき天使長国家が三つです。アメリカが責任を果たしていたならアメリカだけですべて終わるはずですが、責任を果たすことができなかったので、天使長国家は三つになるのです。

 アジアにおける天使長国家はどこでしょうか。中国です。終末になれば天使長国家は世界の責任をもたなければなりません。天使長は本来、所有がありません。それゆえ、国連の常任理事国から中国が追放されたのです。それは、中国がアジア的天使長国家だからです。

 では、終末の権限を誰が所有しなければならないのかといえば、アダム・エバが引き継がなければなりません。ですから、先生が中国の蒋介石総統に対する責任を果たしたのか、果たせなかったのかということが問題になるのです。それが引き継がれればどのようになるのかといえば、蘇生的天使長を中心として長成的天使長へと越えていかなければなりません。

 アメリカは共産圏と対決しています。ですから共産圏に責任をもつことのできる能力がなくては、アメリカに対してアダムの主導的な役割を果たすことができないのです。アメリカの国民思想はキリスト教文化圏です。それゆえ、統一教会の原理を中心としてキリスト教文化圏を包摂し、勝共思想で共産圏に対備できる防御線をつくって、アメリカで主導権を行使しなければなりません。そのように共産圏に対備しながらドイツを中心として影響を及ぼすことのできる立場に立って、分けていけばいいのです。このようにして、この世界を一つの世界へと連結させなければならないのです。

 それゆえ、今後我々が行くべき道は何かといえば、世界統一のためにアメリカを吸収しなければならず、ドイツを吸収しなければならず、また、韓国の北韓を吸収しなければならないのです。ここでは共産圏と対峙しています。アメリカもドイツも共産圏と対峙しています。それゆえ、統一教会は対共戦略を樹立せざるを得ないのです。ですから、統一運動の中においてもともと勝共体制を準備してきたのです。(六二―三二三)

 天使長の形態を見れば、韓国を中心としては北韓が天使長型であり、アジアを中心としては中国が天使長型であり、世界を中心としてはドイツが天使長型です。蘇生、長成、完成の形態を経ていくのです。このような形態を世界的に見れば、神様を中心として民主世界がアダムの立場に立ち、共産世界はエバの立場に立ち、霊界にいる天使は天使長の立場に立つのです。そうして、「神様、救ってください」と言って、霊界と肉界をすべて復帰しなければならないのです。そのようになって初めて、神様を中心として本然の世界に帰っていくのです。分かりましたか。(はい)。原理的な復帰の段階がこのようになっているということを、皆さんは知らなければなりません。

4 み旨から見た韓国・日本・中国の立場と使命

 アジアでアダム国家は韓国であり、エバ国家は日本です。今は国家時代なので国家的な基準でカインを復帰することができなければなりません。そうして初めてアベル国家となるのです。それゆえ韓国は、復帰されなければアベル国家になるのです。神様と一つになってカインを屈服させて初めて、神様の前に帰っていくことのできる国家、すなわち、御父母様を迎えることのできる一つの国家となるのです。そのようになって初めて、アダム国家が成立するのです。

 ですから、今韓国はアダム国家になっていますか。原理的に見るとき、我が韓国は霊的な面だけでのアダム国家であって、霊肉共なるアダム国家ではありません。

 韓国がアダム国家になれば、エバ国家がなければならないのですが、アジアでは日本がエバ国家です。また、アダム国家とエバ国家があれば、その前に立つことのできる天使長国家がなければなりません。では、その天使長国家はどの国でしょうか。中国です。中国はアジアにおける文化の起源です。五千年の歴史と文化をもった中国はアジアの中心です。これは天使長国家です。天使長がこの世界を制覇しているので、アジアにおいても中国が文化的に権限を行使しながらきました。しかし今、次第に時が来るに従ってその権限を譲らなければならないのですが、誰に譲らなければならないのかと言うと、アジアを相続できる主人に譲らなければなりません。

 ところが、相続すべき主人が相続する前に、サタンがまずアジアを支配しようとするのです。これが共産圏です。天使長がアジアを主人に譲り渡す前に奪おうとするのが共産圏だというのです。ここでカイン国家とアベル国家を中心として戦って、アダム国家の形態とエバ国家の形態、そして、天使長国家の形態が横的に繰り広げられるのです。国家的な基準が現れるときまでの縦的な戦いなのです。ですから、大韓民国を中心とした戦いです。一つの国を中心としては横的関係を結ぶことはできません。

 横的な関係はアダム国家を中心として繰り広げられるため、韓国はアジアにおいての横的関係の出発の起源をつくらなければならないのです。韓国が天側的アダム国家の位置で天側的エバ国家を立てるためのものが、日本統一教会であり、勝共連合の活動なのです。

 では中国はどのような国でしょうか。中国はもっていたものをすべて奪われてしまって台湾に追われています。そのようになるので、天使長は世界が二つになりました。それは祭物と同じです。天使長がいつ祭物を捧げたことがあるでしょうか。捧げることができませんでした。しかしこれからは祭物を捧げなければなりません。では誰に捧げなければならないのでしょうか。アダムとエバに捧げなければならないのです。何のことか分かりましたか。海の中の島に入っていったというのは祭物と同じです。

 祭物を捧げるというのは中国を捧げるということです。この祭物を完全に受け取ったということは、中国大陸を受け取ったということです。ですから、祭物を完全に受け取るようになれば、サタンの反対は終わります。それで、先生は今までアジアの情勢において三国同盟問題を掲げてきたのです。日本を主軸として韓国と一つになって、日本を中心として台湾を復帰しようというのです。そこで、日本の久保木会長がアメリカに行けば、台湾政府に接触するために台湾を経由してくるのです。このようにして韓国と日本と台湾が一つになろうものなら、アダム国家、エバ国家、天使長国家が復帰されるので、アジアはすべてこの作戦圏内に入ってくるのです。分かりましたか。その次には世界です。アジア文明圏を中心として勝利の基盤を築いたのちには、世界へと出るのです。アジア圏を中心として世界を見るとき、エバ国家はアメリカです。そして天使長国家はドイツです。ですから、先生は日本、アメリカ、ドイツのこの三カ国が一つになることだけを祈祷しているのです。(三四―七一)

5 日本を中心とした世界情勢と日本の使命

 日本はエバ国家です。エバをして天使長が滅ぼしましたね? それゆえ、天使長国家側であるサタン側がすべて日本に集中しているのです。そうでしょう? ですから、現在見ると、共産党が全部日本に集中しているのです。中国も日本に集中してさらわれてしまいました。そして、アメリカも日本に集中していて、ドイツをはじめとしたヨーロッパでも日本に関心を置いています。そうして韓国と日本の問題が全世界の問題として台頭しています。これはまさに終末の現象です。

 いいですか。ソ連、中共、北韓などがすべて日本に目をつけています。「どうしたらエバに会いにいけますか」と言っています。また、アメリカも韓国もそうです。日本自体でも、統一教会が今日本をすべて追い立てていっています。韓国について見れば、先生を中心として日本の統一教会もアメリカの統一教会も、すべて日本に集中しなければなりません。なぜそうなのでしょうか。エバは二人の男性を滅ぼしたからです。それを復帰しようと、エバを中心としてお互いがぶつかり合うようになるのです。それゆえ、エバが行ったり来たりすれば、世界の情勢も行ったり来たりするのです。

 日本は今、素っ裸になった女性が新郎を迎えるために流し目をしているのと同じです。ですから、共産世界ならば共産世界、民主世界ならば民主世界がすべて日本に対して関心を集中しているのです。世界情勢はこのような時局となりました。これは最後の時局なのです。

 では、どうして日本が経済的な面で祝福を受けたのでしょうか。世界各国の後援を受けて……。エバとして世界的に失ってしまったものが何かといえば、土地と人と愛です。それゆえそれを復帰するために、この国はエバ国家なので、経済的に世界の一流を占めることのできる立場にならなければなりません。遠くない将来にそのようになるのです。それからエバは自分に任された使命を果たさなければならない立場にいるので、先生は日本人を先頭に立てるのです。そうしながら、彼らは心情的に誰よりも高い立場にいなければなりません。心情を中心として見ると、日本人があたかもそのようになっているのです。

 今、韓国の統一教会を中心として日本の統一教会を収拾して、アメリカを連結させなければなりません。そのようになれば、横的な面において蘇生、長成、完成が成し遂げられて、アダム国家、エバ国家、天使長国家の世界的な時代をもって共産圏の国家を屈服させ、勝利の結果をもたらすことができると見るのが摂理観なのです。分かりましたか。それを決定づけることのできる主導的な役割を、エバ国家である日本が果たさなければなりません。(六二―三二四)

 日本は今、どこにでも思いどおりにお嫁に行くことのできる立場にいる女性と同じです。すなわち、日本は共産側にも行くことができ、民主側にも行くことができる可能性があります。(二三―一〇六)

 現在、大韓民国の立場で見るとき、日本が容共国家になったならば大韓民国は生き残ることができると思いますか。ソ連、中共、日本などの世界の強国の間で生き残ることができると思いますか。それゆえ、エバを取り戻そうとするのです。エバはアダムが創造して取り戻さなければならないので、日本で勝共連合を中心として日本の救国活動をしているのです。分かりましたか。先生は日本を救ってあげたという立場に立たなければならないのです。日本が反共国家になれば、韓国も生き残るのです。韓国を救ってくれるというのです。エバの使命はこのように大きなものです。(三四―七四)




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