神様の摂理から見た
  南北統一

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二.韓国の南北分断とドイツの東西分断

 今、全世界における民主主義と共産主義の分岐点は、東西に分かれたドイツと南北に分かれた韓国です。韓国とドイツにおける共産党を制圧するならば、民主世界はその思想も団体も、彼らが行く道の前に完全に屈服して従っていかなければなりません。

 ここが最後の決戦場です。ドイツよりも韓国がさらに中心地です。なぜですか。国家的な立場で見るとき、世界の代表国家は中共であり、ソ連であり、日本であり、その次にアメリカですが、この四大強国が韓半島を中心として角逐戦をしているからです。神様が保護されて、本当に情勢は絶妙につくられています。(八一―二一六)

 全世界の共産圏と民主世界の最後の運命を決定する所はどこでしょうか。ドイツではありません。ドイツは衛星国家圏と連結されています。サタンが見るとき、どこが一番よいですか。アジアにおいて神様の摂理が帰着し得る所は、サタンが一番恐れるのです。韓国を中心として見れば、ソ連が連結されており、中共が連結されています。その次に日本が連結されているのです。その次にアメリカが連結されています。このように四大強国が集中して韓国を望んでいるのです。このような地域は世界に一つもありません。ドイツはそうですか。(いいえ)。

 それゆえ、世界の民主勢力の運命と共産世界の運命を決すべき所は韓国です。中共が韓国を占領しようものなら、日本は自動的に占領されるのです。そのようになればアジアを全部中共が占領するのです。また、韓国をソ連が占領するようになれば、日本を自動的に占領するようになるのです。それゆえ、アジアの占領を巡って角逐戦をしているというのです。(八〇―三一七)

 結局は、韓国が今世界的な問題になっているのです。韓国とドイツ、今この二箇所が分かれているのは、西半球と東半球が、先頭と終わりが分かれたような立場にいるのです。これが現在、韓国とドイツの立場です。共産世界と民主世界が分かれた所は、この二箇所しかありません。

 この一つはアダム国家であり、一つは天使長国家です。韓国と西ドイツは、一つは横的に分かれており、一つは縦的に分かれています。一つは東西に分かれており、一つは南北に分かれています。これが一つに統一され得て初めて、共産世界を消化できるようになります。一つにしようとすれば、共産世界を収拾できる具体的な文化圏、主体的勢力圏をもたなければなりません。(八〇―一六六)

 皆さんが知っているように、今韓国の立場は全世界が注目する情勢に置かれている立場です。韓国の動きというものは、韓国自体だけでなく、全世界に影響を及ぼし得る段階に入ってきました。韓国が置かれていること自体を見たならば、民主と共産が一つの分岐点に立って、民主世界の勝利へと進み得る道をここで模索するのか、そうでなければ、共産世界が勝利し得る道が築かれるのか、という二筋道に立っているのです。ここで誰が道案内をするのかということが問題になるのです。(七八―二〇六)




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