神様の摂理から見た
  南北統一

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四.共産党の滅びる理由

1 中ソ間の民族的対決から見て

 共産党が滅ぶのか興るのかということも、これを見れば分かります。共産党がソ連のスラブ民族を中心とした世界制覇を夢見ているならば、その共産党は滅びます。分かりますか。中共とソ連が修正主義だ教条主義だと言いながら、互いに争っているのは何のせいでしょか。民族的な感情を超越できずに世界制覇を夢見ているためです。そのような主義は滅びるのです。ですから、超民族的な主義でなければなりません。超民族的な心情を中心として、自己の民族より、その国をもっと愛するすべの分かる民族が現れなければなりません。(三四―三三七)

 一九五七年度に、中共とソ連間に理念闘争が起こりました。これからどのような現象が起こるかと言えば、「私のお母さん、お父さんは共産党ですが、私は嫌いだ。私は独裁主義が嫌いだ!」という現象が起きていくのです。その一代がそのまま経て、二代を経て、三代まで行ってみなさい。その時は終わりになるのです。

 民主世界は、それでも神様が再び直そうとする何かがありますが、共産主義は最後なので戻っていく道がないのです。ですから、世界的共産主義が国家的共産主義、国家的共産主義が氏族的共産主義に落ちるならば、終わりなのです。何の話か分かりますか。(はい)。北韓ならば北韓自体が、中共ならば中共自体がみんなソ連の言うことを聞かないというのです。民族的共産主義なのです。ここにおいて、北韓も二組になるのです。東側の組、我々の組、こう言って戦って粛清できなくなれば終わりなのです。今、ソ連では粛清の風がだんだん弛緩していっているでしょう。そうではないですか。(六四―二五九)

 共産世界も同様です。国際共産党が現れて、「この共産主義理論をもつならば、間違いなく世界を制覇して余りあるのである! スラブ民族のソ連を中心として全世界がソ連の価値のもと、万民が共産主義と一つになるのである」、このように夢見たのです。ところが、彼らは分裂するのです。ですから、中共とソ連が今は合わさろうとしても永遠に合わさることができないのです。のみならず、いろいろ民族性が違い、習慣性が違い、過去に互いが対峙して争い反目した共産主義自体が、すべての歴史的内容そのままにすっかり影響を受けて、自体の中でも矛盾するようになり闘争する分裂相を見るようになるならば、二つともみんな朽ちる時代であるということが分かります。今が、そのような時です。(八二―一三)

 皆さん、見てごらんなさい。一九五七年を頂点として、ソ連と中共が分かれ始めました。共産党がする方法は、スラブ民族を中心とした共産世界制覇なのです。「我々のために生きよ」ということです。分かれれば破壊する、そういうことなのです。(七七―二〇一)

 これからの世界はどのようになるのでしょうか。世界的な共産主義が国家的な共産主義へ、国家的な共産主義が民族的な共産主義へと落ちて下がっていっています。元来、一つであったものが絶えず分かれているということです。ですから、カイン型とアベル型国家に分かれたのですが、これからはカイン型である共産主義同士の戦いが起こるようになるわけです。そのようになれば、サタン側では絶対的な個人主義が起こるようになり、神側では世界主義を叫ぶようになり、結局は一つに結束するようになるのです。(一六―一九五)

2 各国の自主路線から見て
 
 共産主義はどうですか。共産主義も、今、イタリアの共産党だとか、フランスの共産党だとか、みんなソ連に反対して自主路線を宣布したでしょう。(はい)。共産主義も夢の中であえいでいましたが、今、夜明けとなり、自己を探しています。世界を共産化させることを夢見て現れましたが、それがみんな砕け散っていくようになってしまいました。なぜ、そうなのでしょうか。共産主義の内幕自体も、変わる素質があまりにも多いのです。弁証法理論自体が、そのようになっているのです。

 弁証法というそれ自体を見る時に、これは本当の宝物であるという価値基準を立てることのできない論理です。それは一時的な現象として、民主世界が自覚して自己の位置を見つけられず、自己の行くべき道を行くことができないために、神様のむちとして許諾できる一つの方便であると私は見るのです。(八五―九九)

3 所有観念から見て

 今日、民主主義は個人所有を語り、共産主義は共同所有を主張しています。彼らは、天の物として捧げなければならないにもかかわらず、天は除外しておいて人の前に捧げています。サタンに捧げているのです。これが共産主義です。個人所有を否定する立場から、真実な立場で天の前に捧げなければならないのですが、共産主義はこれと反対です。個人所有を否定することはしますが、真実な立場で否定するのではなく、偽りの立場で否定して共同所有を要求するために、共産主義は滅ぶのです。

 では、これが滅ぶようにする方法は何でしょうか。真実な立場で個人所有を否定し、世界人類のための共同所有とすることのできる人がいなければなりません。そのような人がいるようになれば、その時から天国化するのです。皆さんは、そのような立場に立たなければなりません。(二九―一六二)

 皆さん、今日、共産党式の言葉は、「お前のものは私のものであり、私のものも私のものである」、このようになっています。このような主義は滅ぶというのです。これと反対に神様の主義は何かと言えば、「私のものはあなたのものであり、あなたのものは家庭のものであり、家庭のものは氏族のものであり、氏族のものは民族のものであり、民族のものは国家のものであり、国家のものは世界のものであり、世界のものは神様のものであり、神様のものが私のものです」。これが神主義なのです。ここには人間が願うユートピアも、すべての希望も、幸福と愛と理想の顕現が可能なのです。このような世界を、今日、我々人間は全く知らなかったのです。(七七―二〇一)

4 天的な基準から見て

 国家が滅ぶのは、天心に背馳したためです。天心と良心が同行すれば生き、そうでなければ滅ぶのです。ですから、共産主義は滅ぶのです。キリスト教は不死身でした。宗教を背反する国家は結局倒れました。(一三―二四〇)

 どんなに共産党がうるさくしても、人間を中心とした世界的国家になると共産党がどんなに暴れたとしても、神様が中心になるのです。神様に勝てない限り必ず共産党も滅び、神様の前に屈服する国にならなければならないという結論が出てくるのです。結局、神様が中心となるために、民主世界も滅ぶようにし、共産世界も滅ぶようにしてしまうという結論です。(八一―一〇一)

 共産主義も自分たちの主義を中心として世界をリードすることができ、未来世界まで越えていってみんな管理できると思っていますが、違います。共産主義もこの天運の指弾を受けなければならないのです。そのような共産主義が、民主世界を消化して越えていくことができ、これから先に来る未来の天運を消化して越えていくことができ、正義の神様に代わる世界的な責任者になることができるのかというのです。できないのです。それは唯物論です。神様はいないと否定するので、あの崖から落っこちていかなければならないのです。(一六二―一九一)

 宗教は神様がいらっしゃることを明らかにして、神様の愛を占領する方法を教えます。ですから、先生が今、統一教会を立ててこの仕事をしているのです。神様の愛だけ占領する日には、世界の版図が変わるようになるのです。最近、神様の愛を抜かして理想と幸福を論じる人たちがいますが、そのような人たちはみんな滅びる群れです。

 ですから、共産党は滅ぶ群れです。もし滅びないならば、我々が滅ぶようにしなければなりません。共産主義者たちは、人間の愛を無視するために、今まで伝わってきた歴史的なすべての情的な関係を根本的に否定しています。しかし、彼らがどのように否定しても否定できないのです。(一八―三二七)

 「神の日」が宣布されたために民主世界でも共産世界でも、内部から分裂が起こるのです。今は全世界的にすべての現象が腐敗して崩壊し、最後の一つまでも追い出さなければならない時です。(一九―三三九)

 イエス様の時には、四千年の苦労の功や基盤が、神様にとって台無しになりましたが、今日我々統一教会ではそうではありません。ただ、神様を賛揚できる時代的基盤を備えたというこの驚くべき事実、これが漠然としたものではありません。原理基準の前に、すべてのものを地で拍子を合わせて全部解いてしまったために、霊界がどれほど喜ぶでしょうか。考えてみてください。

 今、これから先、このような余波が民主世界で強く起これば、アメリカは完全に天の一つの主体性をもつようになり、共産圏は自動的に崩れていくようになるのです。そうなるでしょう。共産圏は自動的に崩れます。(七九―三〇)

 我々は、過去、現在、未来の歴史に責任をもたなければなりません。過去の聖人たちの中で、今日の末世において共産党の前に占領されるそのようなアメリカとなり、民主世界となることを願う聖人が一人でもいたかと言えば、いなかったのです。民主世界で神様を信じていたキリスト教の数多くの宗教者たちが霊界に行っていますが、その霊界に行った霊人たちの中に共産党が世界を支配することを願う霊人が一人でもいると考えますか。今、以前に霊界に行ったすべての人、共産党員になっていたどのような霊人たちまでも、共産党が滅ぶことを願っているという事実を知らなければなりません。この現世に来ては逝った霊界のすべての人たちは、現世において、共産党の根を抜いてくれることを願っているのです。霊界に行った共産党の霊人たちも、共産党が滅ぶことを願っているというのです。

 ですから、今まで死んでいった霊界のすべての霊人たちはどの人でも、共産党を地上から根ごと引き抜いて抹殺してくれることを願うのです。そのことが、今までの我々の先祖たちの望みであり、恨であったことを知らなければなりません。霊界に行ったすべての人たちはそうなることを願っています。根を抜いてくれることを願っているのです。それを見れば、共産党を滅ぶようにすることは、歴史的なすべての祖先たちが願うその願いを成してあげる道なのです。(七九―三一〇)

 聖人の道理を否定し、愛国者の道理を否定する、現実的であり物質的な共産主義は、破綻するようになっているのです。必ず、宇宙の力が共産主義を除去しないではいないのです。長く存続できません。(一九八一・四・一二)

 我々が蕩減法を知れば、世界の問題がすべて解かれていくのです。分かりますか。(はい)。では、共産党は滅びますか、滅びませんか。(滅びます)。共産党は滅ぶのです。彼らは自己の政敵がいるならばみんな粛清してしまいますが、その人が千年、万年生きるのではありません。その息子、娘が残っているならば、その人が死んだ後にはその息子、娘が復讐するのです。そうやって平和の世界が来ると思いますか。不安と恐怖の雰囲気の中で平和が来ることができますか。死にながらも「感謝します」と言うことのできるその道から平和が来るのであって、「お前は私を利用したな。私をこのように犠牲にしたな」と言うのであれば、平和が来ることができません。(八〇―二三八)

 共産党が発展するでしょうか、停止するでしょうか、後退するでしょうか。このようなすべてのことはこの蕩減法から見て、判断することができます。(三二―三五)

 統一教会の思想は物質主義ではなく、神様に引き上げる主義なので、神様が引き上げることができるのです。しかし、物質主義は引き下ろす主義なので、下りるようになれば滅ぶのです。(一九八〇・一・一)




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