神様の摂理から見た
  南北統一

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二.統一思想で武装さえすれば南北統一は問題ない

 皆さんが一つ知っておかなければならないのは、韓国という国が独自的な立場においてその命脈を維持することができない時代に入ってきたということです。これだけは確かなことです。北韓の金日成を打倒しようと、我々が救国世界大会を行いましたが、北韓の金日成が問題ではないのです。三千万の民族が一つにさえなれば南北統一はなされるのです。南北統一ができないのは大韓民国に責任があると見るのです。天意によって見てもそうなっているのです。

 もし統一教会の思想で武装するなら、南北統一は問題がありますか。(ありません)。あっという間、水たまりに行って雑魚を取る網で「ざっ」と持ち上げれば、そこにいる魚は一匹も飛び出すことができず、完全に一網打尽になるのです。北韓では、トンネルを掘って何かと企んでいますが……。南韓の人口は北韓の何倍ですか。二倍以上にもなる国民を抱えているのに何が弱いのでしょう。南韓の人たちには知恵がないというのです。知恵のない連中は低い扱いを受け、侮辱を受けなければならなくなるでしょう。(七九―一三〇)

 南韓が神様を中心として一つになって、統一思想をもって完全武装するなら、北韓共産党は自動的に屈服するようになります。(三一―一四四)

 キリスト教が我々と一つになって統一思想で武装するようになれば、北韓の金日成は問題ではありません。金日成を霊界で連れていくのです。

 一つの国家において政治も問題ですし、経済発展も大きな問題です。しかし最も大きな問題は思想的な武装をどのように行うかということです。どのような思想をもって武装するにしても、万民が願う最高の希望的な思想をもって武装させようとするのが統一思想です。(二〇―一三九)

 この地に共産党とは、いったい何の話ですか。我々の統一理念をもって数十万の精兵が武装さえするなら、共産主義はあっという間に壊れていくようになっています。ですから今日我々に課された使命と、我々が行かなければならないこの路程に対する責任がいかに重いかということを知らなければなりません。(一五―三四五)

 内外の祝福家庭が一つとなり、我々と既成教会が一つになれば、大韓民国は簡単に復帰されるのです。そして六十万国軍と二百五十万郷土予備軍が統一思想で武装されるなら、金日成は問題ではありません。問題にもならないというのです。このようになればアベル的な立場である統一教会と、カイン的な立場である既成教会が一つとなって内的な基盤を成して、外的な立場にいる国家と一つになるのです。また大韓民国が内的な国家の立場になり、北韓が外的な立場になるのです。それゆえ問題は今からだというのです。(二九―三四三)

 現在は以北の共産党のやからが戦争に血眼になっている切迫した時点に立っていますが、国民全体が統一教会の思想をもって武装するならば、彼らと衝突した時に果たして後退するでしょうか、前進するでしょうか。(前進します)。前進しなくてはなりません。そうして前方の七十万名を統一思想で武装させ、後方の二百五十万名を統一思想で武装させれば、干ばつで乾いた貯水池で網をもって魚の群れをそっとすくい上げるように、共産主義者たちはもう問題ないのです。韓国の戦争はそのままアジアの戦争になるのです。(二二―三四三)

 将来は統一教会の思想を中心に全軍を武装させなければなりません。そのように行いさえすれば、日照りに網で魚をすくい上げるのと同じことなのです。過去にはサタン側である以北が南韓の二倍でしたが、今日では天の側である南韓が以北の二倍になるのです。ところで現在精神的な武装、思想武装をすることができないでいます。それで今、思想武装を行うのです。思想武装を行わせることのできる思想がすぐ横にあるにもかかわらず、よそ見をしてきたと言う時が来るのです。(二三―二九八)

 今日人間が哲学の問題から見るならば、人間の意識観念というものは必ず相対的な関係をもっているのですが、そこにおいて、どれが主体なのかという問題をもって論じてきました。しかしながら統一思想で語るなら、我々はそのような次元を越えて、神様までもどのように認識するのかということを哲学で論ずることができる段階まで開拓したのです。これは言葉で語ることができないほど驚くべき事実なのです。この新しい次元の、立体的な哲学とも言える統一思想を我々は学んでいるのです。

 皆さんがここで武装をするならば、ノーベル賞を受賞した世界的に有名な博士がいるといっても、そのようなことは全く問題にならないのです。彼らは特定の、一定の一分野を研究して、その基準でノーベル賞をもらいましたが、我々は全体の分野においてどこの誰もついてくることのできない基準に上がっていくのだという信念をもたなければならないのです。そのためにここで勉強するならば、どこででも語ることのできる資格を備えた人物になるのです。(七〇―二九六)

 我々は理論をもたなければなりません。世界観をもたなければなりません。その社会を批判することのできる正当な内容を身につけなければなりません。指導するに当たって正当な内容を備えなければなりません。統一思想の中には目的観が、世界観が、いかなる神学、いかなる思想体系よりも驚くほどよく確立されています。このようなことまで考える人がいないのです。

 ここでは世界のいかなる図書館においても探し出すことのできない、何十年、何百年研究しても分からないようなことを教えているのですが、これは小学校で博士課程を教える、そのような計画を立てるようなものなのです。これはどのような図書館でも探し出すことができません。そのようなものを皆さんが知っているというのです。

 だからこれによって武装されるなら共産党をも打ち捕らえ、民主世界の何とかいう哲学博士も答えることのできないことを我々は解釈し、彼らを指導できるというのです。結局なぜ反対するのですか。怖いから反対するのです、(八〇―三九)




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