神様の摂理から見た
  南北統一

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二.国民が執るべき姿勢

 皆さんはすべて故郷を愛していますが、そのために国を台無しにするようなことがあってはなりません。殊に地域的な葛藤に束縛されてはいけないのです。「全羅道だ、慶尚道だ」と言って国を分裂させるような感情を捨てなければならないということです。故郷や出身地域を犠牲にして国家を発展させ、南北統一を成し遂げるために力を合わせなければならないということです。当局も地域的な偏見や偏愛を離れて、均等な発展をもたらすことができるように政策を展開していかなければなりません。

 今日韓国の地域的問題は、全羅道が疎外されたということから問題が生じているということもよく分かっています。そうかといって、全羅道が反国家的な場所になってはなりません。北韓の金日成がそのような弱点をねらっているという事実を忘れてはなりません。我々の本来の意図が純粋だとしても、それを対南戦略に利用するためにありとあらゆる手を尽くす北韓共産党の術策を警戒しなければならないというのです。

 皆さんは地域的な問題を解決することはできないでしょうが、地域感情を解消することはできるのです。自分の故郷に行って愛と犠牲を通して、共産党の実態を知らせ、統一運動を行うことによって、国民たちを一つに和合させていかなければなりません。左傾勢力が地域感情を利用して国を分裂させることのないようにしなければならないのです。共産党に浸透の機会を与えてはならないのです。(一九八八・一・七)

 皆さんがこれから故郷に行くことになれば、今までのあらゆる関係を覆さなければなりません。今の韓国は、国民が地域的に分裂していて一つにまとまることが難しくなっているので、既存の秩序のあらゆることを覆して初めて一つになることができるのです。先回の大統領選挙によって地域的な感情がより深まり、問題が大変深刻になったというのです。慶尚道、全羅道、忠清道と四分五裂になったために、それを治癒させなければ南北総選挙に当たって、絶対に北韓共産党に打ち勝つことができないでしょう。

 今は天使世界と霊界が地上に下りてきて協助してくれるようになっているので、皆さんが出ていく道の前に誰も立ちはだかる者がいないということを信じ、分裂した国論を一つにまとめてください。正面きって妨害する者がいるならば先祖たちの霊を動員して打つようにすれば、引き下がらざるを得ないのです。

 南韓さえ一つにまとまって動くようにすれば、北韓との総選挙に当たって絶対勝利するようになっています。南韓が一つに動くようになれば、以北が故郷でありながらも共産党に追われて南韓に来て暮らしているあらゆる人々と、金日成の共産党に家族を虐殺されたあらゆる南韓の人々を北韓に送るのです。そうなれば、北韓の金日成は毎晩金縛りにかかって眠ることができなくなり、夜ごとに現れる霊たちに責めさいなまれて降伏してしまうのです。(一九八八・一・七)

 民族は一つの主権を守護するために犠牲となりなさい。今日あのように北韓のやからが南韓をねらっている限り、その怨讐どもを防ぐために南韓は、民族全体が犠牲になっても主権を保護しなければならないのです。これは当然のことです。

 それで南北が統一されれば、統一された大韓民国は堂々と世界の先頭に立って、世界のために犠牲になることのできる伝統的な思想を残す国家とならなければなりません。そのようになればこの大韓民国がなくなり、主権がなくなるといっても、その民族思想は今後二十世紀を越えて三十世紀以後いつまでも残ることとなり、必ず世界を指導できる民族として残ることでしょう。皆さんはそのことをよく知らなければなりません。(五六―二七三)

 今日大韓民国を中心に見れば、この国が将来いかに発展できるかという、その発展の強度も、どこか地方の谷間に暮らす民百姓がどれほど主権者に対して関心をもっているかを見て測定することができるのです。一般の国民が主権者に対して関心をもつか、政策について関心をもつか、その二つのうち一つの分野にでも関心をもたなければなりません。これがその国の繁栄か滅亡かを決定します。(四二―一一一)

 大韓民国が今南北に分かれていますが、「南北が分かれたからといって、それがどうしたと言うんだ? 分かれていたっていいじゃないか。我々は関心をもたないでおこう」と、こうなったらいけないのです。大韓民国の人々は分断された以北のすべての力よりも、もっと強い力を投入する姿勢を確立せよと言うのです。力に余裕がなければなりません。団結しなければなりません。一つにならなければなりません。こうして誰かが挑戦してきた時、相手が十万の兵力であっても彼らが自ら消耗して下降の道をたどるその日を視野に置いて、彼らを牽制することのできる強い自体力を保有せよというのです。これが大韓民国の国民が今現在準備しなければならないことなのです。(七一―九四)

 我が民族は団合しなければならないのです。高いとか、低いとかいうことは関係ありません。おじいさんとか若者とかいうことは関係ないのです。一つの目的だけを見つめなければなりません。

 国民(人口)を見ても(北の)倍以上あり、軍備を見ても不足なものがありません。彼らは今トンネルを掘りながら麦飯を食べて暮らしていますが、我々が麦飯を食べて暮らしているでしょうか。米のご飯を食べて暮らしているのです。肥えた腹をしていながらなぜ怖れるのでしょうか。取るに足りないためにそうなのです。常識もなく、世の中を知らないためにそうなのです。(七八―八一)

 
 将来既成教会と一つとならなければならず、それから大韓民国と一つとならなければなりません。三千万民族がキリスト教圏を中心に、神様のみ旨を中心にした思想をもって武装をして団結するなら、北韓は問題ないのです。我々が完全に内外ともに整備したあかつきには、北韓の金日成とは言葉で戦わなければなりません。すべてをさらけ出して白黒をはっきりつける問題が最後に残されているのです。金日成が嫌でも手を握らざるを得ない時がやって来るのです。世界情勢がそのように展開するのです。すなわち、自分の位置を譲歩せざるを得ない時が来るのです。共産党は、その時までこの世界に残ることでしょう。(三〇―三〇八)

 今日の韓国情勢は民主化の過程において陣痛を体験しています。自由民主主義は韓国が発展させていかなければならない政治制度です。このために与党と野党が党利党略を離れて民族のために尽くし、国家のために尽くすという次元において、相互理解と対話を通じて合意に達しなければなりません。今日の韓国が置かれている状況を上手に克服できれば、希望に満ちた未来となることでしょう。それゆえ各宗教団体や国民すべてが傍観者にならずに主人意識をもって感謝し、激励して、自由民主主義体制が確立されるようにしなければなりません。(一九八六・一〇・二一)




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