神様の摂理から見た
  南北統一

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第六節 統一問答

問い:南北統一について一言伺います。我々は会員たちと共に、市・道支部長たちに対して「南北統一運動国民連合」の活動をするようにします。ところで、今まで我が国では、反共が国是でしたが、今は、南北統一問題が相当に深刻です。今から直接、南北統一問題を打ち上げていくので、統一に対する論理を我々が正確に診断していかなければなりません。例えば、七・四南北共同声明とか、そして、大統領の年頭談話文で「理念と体制を超越して統一しなければならない」と言ったので、それを利用しています。それで、今回の統一民主党で政綱政策を採択したので、今はこれを、問題にしています。ですから、例を挙げて「南北統一運動国民連合では、統一をどのような方式でするのか」と聞いてくれば、どのように答えればいいでしょうか。我々の理念は、共産主義を受け入れずに、完全に撃破しながら北韓を包摂するとか、解放するという方式で話せばいいでしょうか。つまり、我々としての正確な見解が必要だと思います。

答え:ですから、カイン・アベルの話をしなければなりません。伝統を受け継いできた歴史を解いてあげなければなりません。

問い:ところで、政治、経済、社会、全般的な面において話をしなければならないのに、ただ漠然と我々が一つにならなければならないと言うのは……。

答え:政治、経済が中心なのか、人が中心なのかということです。問題は人にあります。ですから、人のための政治、人のための経済だというのです。経済のための人でもないし、政治のための人でもないというのです。ところで、今日には、政治のための人もいるし、経済のための人もいます。逆になっています。皆さんが見る観点が違います。ですから今、皆さんが政治について言ったり、経済について言うのは、政治を中心にして、経済を中心にした立場で話しているのです。しかし、そうではありません。神様を中心とした、政治・経済を論じなければなりません。思想と人格を先立てて経済を語り、政治を語らなければなりません。一言で言うのです。人はどのような人にならなければならないかといえば、神様のような人にならなければなりません。そうすれば、政治問題と経済問題は、結局問題になりません。万一、それらが先だったら、神様が人よりも政治問題、経済問題をもっと中心にするでしょう。しかしそれよりも、人のみ解決をすればすべてが解決できます。

 ですから、政治を活用するし、政治を消化できる人にならなければなりません。ところで今、世の中の人々は政治を中心とした人間観、経済を中心とした人間観になっています。あのマルクス哲学が、経済のための哲学ではないでしょうか。人のための哲学ではありません。彼らの人間価値論は、相対的価値以外の何ものでもありません。ですから、人が正しくならなければなりません。

 南北を統一しようとすれば、正しくなった人同士が会わなければなりません。正しくなった人とはどのような人でしょうか。南韓にいる人たちも正しくなった人になることができるし、北韓にいる人たちもできますが、何を中心として正しくなった人にならなければならないのでしょうか。神様を中心とした、神様を担って正しい人にならなければなりません。そのような観で見る時、共産主義は天を否定します。それで、間違っているのです。

 南韓は何かといえば、ゴッディズム(神主義)です。そのゴッディズムが何でしょうか。神様のような人をつくろうとすることです。それでは、神様のような人とはどのような人でしょうか。神様を中心として生きる人です。ところで、神様に反対し、神様と似ていない人たちは、全部自分自身を中心として行く人たちです。経済観、政治観を立てれば、自分の国を中心として観点を立てるのです。それを破らなければなりません。

 神様のような人たちができる政治観、世界的な立場で見る経済観がないではないですか。大韓民国が今から実際に問題を解き、南北統一をしなければならないのですが、現在の大韓民国の経済体制が、実際的に、この世界歴史を代表した立場に立っているのかというのです。そうではないのです。

 ですから、これから神様を中心とした真の人が現れて、世界的な経済観を立て、世界的政治観を立てなければなりません。そのようにしていかなければなりません。その思想的基調は何でしょうか。父母の愛を中心とした、万民兄弟観です。ですから、お互いのための愛なのです。今まで独裁政治家がなぜ出現したのでしょうか。そのような観が間違っていたからです。神様が好まれない立場では、自分がやっても罰が当たって滅ぶのです。

 今まで自分はしないと言っても、神様がつかまえて立たせることができる人、神様がつかまえて立てて、政治を取り仕切ることができる人が現れなかったということです。そのような人は、大体どのような種類の人でしょうか。「ために生きる」人です。自分のすべてのものを与えながら、「ために生きる」人です。

 ところで、そのような観になっていないというのです。個人を通してそうであり、家庭を通してそうであり、社会がそうであり、国家がそうであり、世界がそうなのです。その世界になぜ政治の争いが必要であり、経済の争いが必要なのでしょうか。お互いが「ため」にあるのに、です。人がそのようにならなければなりません。そのようになったあとの問題だということです。

 今、経済体制主義を見てみると、資本主義の体制、共産主義の体制、この二つの体制しかありません。私有財産を保有するか、共有財産を保有するかしかないのです。ですから、理想的世界では、共有が必要なら共有体制を活用することができ、私有が必要ならば私有体制を活用することができるのです。便利なように、全体の利益になるのなら、何であれ活用することができるのです。固定させることのできない経済体制と、経済を動かす政治体制なのです。結論がすべて出ました。何のことか分かりますか。(はい)。

 それでは具体的に、今、何をしなければなりませんか。それを具体的に学びなさいというのです。教えてあげますから勉強しなさいというのです。すなわち、政治、経済を活用することができる具体的な人間になりなさい。そのような人間になるためには、それだけ知らなければなりません。

 ですから、個人的生活にも経済が必要であり、家庭的生活にも経済が必要なのです。さらに政治も必要です。それは、個人にも必要であり、家庭にも必要であり、社会にも必要であり、国家にも必要であり、世界にも必要なのです。神様を中心としても、政治をしなければなりません。そうではないですか。天の永遠の世界、霊界に行っても政治をしなければなりません。あの世に行くようになれば、政治体制があるのです。けれども、経済体制は必要ないのです。いつでも自分が必要とするものは、すべて供給を受けるようになっています。何のことか分かりますか?

 そこには、政治体制しかありませんが、その政治体制が本然のみ旨に立脚する政治体制なのです。そこには愛を主とする体制しかないのです。ですから、愛をどのように活用して、全体を楽しくし、神様の平和の基準を成就していくのかということです。それが問題なのです。

 ですから、人間というものは、愛を中心とする理想形を成さなければならないのです。愛を中心として、一組の夫婦が生活することにおいても、お互いが国の政治体制に和合しながら、経済体制に和合しながら、愛を百方に活用することができ、効果的な結果を出すことができる家庭生活をすることによって、理想的な夫婦になるのです。そうであるので、政治・経済というのは、第二次、第三次の付随的な問題であり、重要な問題ではありません。それは、取って捨てるのです。

 ですから、南北をどのように統一しなければならないのでしょうか。神主義の人、すなわち、神様を好きな人は全部統一されます。共産党の群れが統一教会に入って、完全に一つになって、統一勇士になっています。反対した既成教会の人たちが、統一教会に入ってきて、統一食口になっています。

 皆さんも、彼らの話を聞いてください。彼らの話を聞けば、知恵がわくし、家庭に利益をもたらすでしょう。目で計り、耳で計り、五感ですべて計ってみてもよいし、喜ばれるところを訪ねていくのが、知恵をもってすべてを分別できる知性をもっている人間ではないでしょうか。知能をもっている人間ではないでしょうか。知能をもっているので 比較能力があり、知性をもっているので判断力があるのです。

 人間は、五感が感じるところを訪ねていくようになっています。誰かが行けというので行くのではありません。知能を通して比較し、知性を通して判断して、自分が訪ねていくのです。そのようになっているので、誰かが、連れて行くようになってはいないのです。自立的に行くようになっています。

 そのようにできる神様の人格を中心とした、その基準に接近できる内容の理論的根拠を世の中の人たちは知らないでしょう。それを習おうとすれば、聞きなさいというのです。それが、統一思想です。統一思想は何でしょうか。南北が一つになれる人格構成をいつでも一元化できる思想なのです。

 経済的なものは付随的な問題です。霊界に行く時、弁当箱をもって行くと思いますか。何か缶をもって行くと思いますか。霊界では、食べたいと思えば、もうご飯が現れるのです。それを食べて残しても、ゼロに帰れとすれば帰るのです。そうなので、全部人格的努力をもって活用できる対象ばかりなのです。そこに、主体的な影響は何も及ばないのです。

問い:先生。今、現実的な問題において申し上げます。我々が原理的に武装して、韓国人が原理化され、まず理想的な人になって、政治、経済、社会全般的に影響を及ぼすそのような雰囲気をつくらなければならないというみ言はよく分かります。ところが今、全国民が一番関心をもっているのは、与党、野党の対決です。今、与党と野党が民主化か安保かということで対決しています。与党は与党のカードをもって、自分たちの政治日程を外的に全然明かさず、対話をすると言っています。ですから、対話が全然できないのです。こちらは国民が中心なので、あなた方は国民の世論を聞いて、国民による政治をしなければならないのに、なぜ、あなた方同士が体育館に集まって全部やってしまうのかと言います。ですから、体育館でする民主主義ではなく、本当に国民が願う政治をしようといって新しいカードを提示しているのです。しかし、彼らは、基本カードをもっているので、対話ができないのです。それで、騒ぐのです。

答え:そのような話は、各党みな同じです。

問い:ですから、先生、そのように両側が立っているので対話ができないように、南北関係も同じです。北韓は、金日成が共産党方式によって統一しようとして、外には民主化、平和と言いますが、内は共産党式でするという基本カードをもっています。反面、我々は原理で武装して、北韓を解放しなければならないというカードをもっています。それで、我々が北韓に接触する時、どのような方式によって接触しなければならないかということです。人がどのようにならなければならないし、統一の与件をいかに成熟させるかということよりも、北韓を対話の広場にいかに引っ張るのかということです。

 

答え:彼らを引っ張るためには、理論闘争しなければなりません。文化界を中心として理論を南北にかけて討論しようというのです。それで、日本共産党が全部我が統一教会に、今まで押されてきているのを見なさい。大学街でも、公開討論しましょうといえば、全部逃げていくのです。

問い:今まで、我々が接触を試みていますが、彼らは全く接触をしてこないではないですか。北韓が接触をしていません。

答え:それは、今、北韓は接触をしないようになっています。彼らは、接触しても不利だと思えば、十歩前進したとしても百歩後退をいつもすることができるのです。さらに、百歩後退しても、この百歩前進をいつでもできるのです。いつでも彼らはうそをつくって好きなようにするのです。自分たちが有利になるたびにするのです。分かりますか。(はい)。

 今、見てみなさい。北進したという言葉を、世界で誰が認めますか。けれども四十年が過ぎた今まで、金日成はそのように教えたので、北韓の若者たちは今も北進したと考えているのです。何が事実でしょうか。今、若者たちは南進が事実ではなく、北進が事実だと思っているのです。ですから、歴史をすべて明らかにしなければなりません。

 そうなので、金日成がいうことは、すべてうそです。金日成が 独裁体制を中心として、主体思想というのは全部うそではないですか。そこにはまた、うそがあるのですが、独立闘争は全部自分を中心としてしたというのです。南韓でやったのは全部偽りのもので、ソ連から来た者だけが一番だというのです。しかし、そうではないでしょう。その根源を問わなければなりません。その根源をもって明らかにしなければなりません。

 人間の根本を問わなければなりません。人間の根本が物質であるのか、神様であるのかという問題を問わなければなりません。人間の根を探さなければなりません。根が何の根かということを分かってこそ、それを全部鑑別することになるでしょう。ところが、その根がどのようになっているのかを分かっていません。人間の根を分かっていないのです。

 そして、芽がどのようになっているのか、芽を知らないのです。枝しか分からないというのです。根も分からないし、芽も分からないというのです。ですから根本を分からなければなりません。彼らは、猿が進化して人になったというでしょう。我々人間がそのようになるでしょうか。それはあり得ないことです。

問い:先生、北韓では今、統一論として、高麗連邦制というものを打ち上げてきています。

答え:それは方法的にいう話です。

問い:そして、我々南側では、民族和合、民主統一論をもって出ています。そして、我々もお父様のみ言全体とみ旨を一言で概念化して、一般国民に植え付けてあげなければならないではないですか。

答え:それが頭翼思想です。頭翼思想!

問い:頭翼思想は分かりますが、韓国統一をピッタリと規定させるものはないでしょうか。

答え:何? 南北統一?

問い:はい、南北統一のために我々がスローガンを掲げるのです。大家族統一とか、とにかく何かピッタリと規定させるものがあれば、相当に拡散すると思います。

答え:それは、家庭をいうのですよ、家庭。家庭を拡大したのが理想です。南北韓が闘うのではなく、兄弟です。兄弟の愛を全部、知らせてあげなければなりません。

問い:そうすれば、エサウとヤコブの関係を話してもいいですか。

答え:そう、そうです。ヤコブとエサウと同じです。それでは、「和解統一であると……」そうしましょう。和解統一。それがエサウとヤコブと同じです。カイン、アベル問題です。エサウとヤコブの問題は、カイン、アベル問題でしょう。ですから、南北は兄弟なので、けんかするのは結局兄弟の利益を追求するものではなく、単独の利益を追求するので闘うのです。兄弟が共同の利益を追求するところにはけんかが起こりません。そうでしょう。北韓を統一したとしても、南韓よりもっと豊かに住むようにして統一しようというのです。そうすればできます。北韓は、すべての資本主義者たちを粛正して、除去して、統一しようというのです。我々はその方式ではありません。北韓を統一することにおいて、除去ではなく、そのままおいて、消化して統一しようというのです。(先生、今が本当にいい時期です。国会でも安保問題が論議されるし、我々が南北統一国民連合の旗を揚げて行くので、国民の世論が一方に集まっています)。兄弟たちが闘うのは、自分だけの利益を追求するからでしょう。兄が弟を考え、弟の利益になることまで考えれば闘わないのです。そのような立場までいけば、統一は自然にできます。何の話か分かりますか。

問い:我々は、勝共統一ではありませんか? (笑い)

答え:勝共統一ではありません。世の中の人々に話す時、「我々は勝共統一だ」と言います。勝共統一という話は、勝共して、何かをするという話ではなく、愛を中心とした愛の統一です。愛を中心した統一をいうのです。

 勝共という言葉自体は、もちろん、共産主義に勝って統一しようというのです。しかし、統一するのには、必ず共産主義に勝つことによって統一するのではありません。勝ったあとに、いかに彼らを消化するのかといえば、愛をもってするのです。共産主義世界になかった理想の愛をもって消化することができる道が開くことによって、統一になります。

 私たちの統一は、家庭統一です。家庭統一。兄弟統一です。南北韓は兄弟です。大韓民国は一つの国です。一つの国が二つに分かれたので、兄弟が分かれ、夫と妻が分かれたのと同じです。それで家庭統一をしなければなりません。ですから、分かれた夫に対して不平を言わないで、妻に対して不平を言わないで、二人が会わなければなりません。それによって、妻は夫を自分以上に愛することができる妻になり、夫は妻を自分以上に愛することができる夫になればできます。それができないので問題です。それでは、いかにすればできるのかというと、人間としてはできません。神様を知らなければなりません。神様の愛を分からなければなりません。

 なぜ、神様の愛が必要なのでしょうか。神様の愛を知ることによって、神様のような同位圏に参席することができるのです。神様の同位圏に参席するだけでなく、神様がもっているすべてのものを受け継ぐことができる特権、相続権があるのです。それは、愛の世界だけです。権力構造の世界にはありません。それは、力の世界にはありません。ですから、愛を中心として超越しなければなりません。(勝って統一国家としてですか?)。家庭統一です。(北韓では国家の名称を高麗連邦制といいます。今、先生が言われたのは家庭を通した統一方案なので……)。家庭というのは、大家族主義をいうのです。

問い:頭翼というのは、つばさの字として漢字で書けば、翼の字ですか。

答え:つばさの「翼」というのは、翼だけではなく、左側右側をいうのです。(左の翼、右の翼といえば理解できますが、頭の翼といえばおかしいです)。頭側でしょう。(笑い)翼です。(笑い)

問い:実務的なことを一つ伺います。婦人隊員たちが出ていって、実際に活動をする時起こる問題ですが、先生は会員加入し、七千ウォンずつもらいなさいと言われましたが。

答え:それは、最初からもらうということではありません。お金を出さないでくださいと言っても出すようになるという話です。

問い:はい。それはそうですが、我々が実際、仕事を推進することにおいて一番よいことは、先生が本当に大きな犠牲を払ったということです。それは、うわさになっているので、活動するにはよいです。メンバーシップカードで入会願書は自由にサインでもらって、基金は金額に関係なく統一基金としてもらったらよいと思います。ですから、力のある限り、ある人はたくさん出すことができるし、ある人は少し出すこともできるようにして、それを統一基金とすればよいと思います。入会願書を書いてもらいながら、加入費を出しなさいというのは、相当もどかしい面があります。

答え:それは、自由にしてください。(はい)。全部集まれば、私が全部献金させますから。(はい)。ここで、忠北教区長手を挙げなさい。(はい)。そこは、郡がいくつですか。(市郡が十三あります)。面は?(面は約百五十から百七十くらいあります)。あなたは、チェー・サンホンですか。(はい)。それがどうして分かるのですか。(道の支部長です)。道の支部長ですか。(はい)。教会支部長がそれも分からないのですか。なぜ聞くの? 教会はいくつあるのですか。(教会は十八箇所にあります)。そう。どうするの? 郡がいくつ? (十三郡です)。面は?(面は百五十面です)。

 今から皆さんが面まで教会をもたなければなりません。先生が今、全部組織編成して、一時ならば一時に集中するのです。責任組織を中心として、我々の機動隊を今から全部統班に配置して、面に入っていけば完全につかむのです。

 そうするためには、その基地が必要です。定着して、三日だったら三日間活動できる基地が必要なのです。その基地が面単位にならなければなりません。今度、配置は全部しましたか。(はい。全部しました)。

 それで、今から皆さんは、一和のメッコール販売を面でしなければなりません。面には、メッコール販売基地をつくらなければなりません。一和メッコールを通して基地をつくるのが今から我々教会の基盤になります。

 そのように知って、面まで全部基地をつくらなければなりません。それで、二十万箇所の販売所を確保しなければなりません。コーラの販売所が今、全国に何箇所かといえば、十六万箇所です。今、一和は何箇所かと言えば、五万箇所しかありません。これに追いつかなければなりません。十万以上追加するためには、面所在地を中心にして、販売営業社員を全部配置しなければなりません。

 家庭たちが面責任者になって、一和の会社を動かさなければなりません。一和の会社を動かすには、そこに販売社員がいれば、その社員を全部管理しなければなりません。面にトラックは何台必要ですか。三台くらいは必要でしょう。小さなトラックですね。販売するためには、このトラック三台をもって班まで全部配達しなければなりません。そうするためには、少なくとも二人ずつにして六名が必要です。

 それで、その家庭の家族を合わせれば、六家庭だったら三名ずつとしても十八名になり、四名ずつなら二十四名になります。それで各教会体制が確立されます。そこに、勝共連合関係者、その次に国民連合関係者など、統班を中心としてそこに関係ある人を全部集めれば、教会の基盤は自然にできると思います。

 それで、面基地確保を中心として、少なくとも精鋭要員百五十名くらいが教会の食口になったとすれば、その統班組織を中心としてそれだけ掌握すれば全部できます。組織を編成して、コンピューターに入力するとすぐ全国に配給できる体制になる時には、どのような消耗品でも全部できます。穀物もできるし、衣類もできるし、日常生活の全部を我々の手を通して完全に調達することができるのです。何の話か分かりますか。そうして、経済圏を我々が完全につかまなければなりません。分かりますか、何の話か? (はい)。(一六七―五六)




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