神様の摂理と日本
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第三章 日本教会と日本食口

  一 韓日交叉結婚

 韓国人は、みな日本人を怨讐と思っています。日本人にやられて血を流した人が大勢いるのです。そのような日本民族、そのような日本の者たちを、文先生が代表して韓国の青年男女と相対を結んで結婚させてあげたということは大変なことです。大変なことになるはずですが、結果的には、韓国も驚き、日本も驚いています。

 このようなことをするにおいては、日本の久保木会長を中心として、小山田氏と古田氏の三大指導者がいます。三年前から教えたのです。「交叉結婚させるので準備しなさい!」と言いました。交叉結婚とは何かという、それを説明しなければなりません。「交叉結婚」という言葉は初めて聞くのです。そのような結婚はないので、それを説明すると、「いくら先生が素晴らしくても、日本の歴史において考えてもみなかったことを、実際にできるそのような先生にはなれないだろう!」と思ったのです。それには、援助のようなものは考えません。ですから、日本の指導者たちは決断しませんでした。先生が決断して皆さんの交叉結婚を成し遂げたのです。(二一八−二九六、一九九一・八・二二)

 先日指示したことは何かというと、日本と韓国の一体化です。それに先立って南北を統一しなければなりません。それゆえに、一九八八年から交叉結婚を行ったのです。韓日一体化です。

 エバ国家である日本を中国がのみ込もうとし、ソ連ものみ込もうとし、アメリカも食べたいと思うのです。なぜでしょうか。美人が嫁ぐために裸になって座っているので、みな強奪しようとするのです。それを誰が防御したのでしょうか。先生が交叉結婚をさせることにより、すべて終わったのです。

 その時、指導者たちが、「日本が反対し、韓国が反対するので、交叉結婚をすれば大変なことになります」と言って大騒ぎしました。「この者たち、何か大変なのですか。大変なことになるかどうか見ていなさい!」と、このようにして一週間で何万人を動員する闘いが展開し、日本の大使館と韓国の大使館が組んで、自分たちの家族まで動員し、ビザは見もせずに夜を明かしながら判を押したのです。これは歴史的な記録です。

 日本の国家が反対することはできません。八十カ国が集まって行う合同結婚式です。そこに日本自体が反対すれば、日本は野蛮な民族になるのです。反対してみなさいというのです。反対すればするほど統一教会が宣伝され、ますますレバレンド・ムーンが有名になるのです。

 「いやあ、日本人二千五百人が韓国人と交叉結婚するのか」、このようにして、歴史においていかなる首領もできず、共産世界の命令でもできなかったことを、自らの意思によってやったというその事実を評価するようになれば、気球のように天にふわりと浮かび上がるようになっているのです。(二一三−一〇四、一九九一・一・一六)

 エバ国の使命を考えてみてください。これは歴史にないことです。一体化させなければなりません。日本の祝福家庭だからといって、将来二世たちをみな日本人と結婚させるのではありません。先生は、日本人と見るのではなく、アジア人と考えています。それを嫌う人は、天国に入ってアジア城で暮らすことができません。(二二七−七、一九九二・二・一〇)

 これは、日本の一億二千四百万が渡ってくることができる橋です。韓国人が反対してはならず、日本人も反対してはなりません。日本人と韓国人が一つになって歓迎するので、堂々と渡っていかなければなりません。サタンの讒訴も何もないのです。それは、日本人を救う近道です。

 自分の周囲に交叉結婚した人がいれば、皆さんの親戚よりも親しく交わらなければなりません。皆さんが責任をもって彼らの生活の面倒を見なければなりません。

 日本人同士で結婚した人は、彼らに侍らなければなりません。日本を見れば、どちらがお兄さん家庭かというと、交叉結婚した側が、今までの祝福家庭全体のお兄さんになるのです。摂理観において、日本人と韓国人が結婚することが最高の理想です。そして、祝福家庭が先生の側近と結婚することが最高の理想です。日本の国を救うことは理想ではありません。それは、根の近くに立つということです。韓国の近くに立てば彼になるのです。

 今回、皆さんは、交叉結婚ゆえに歴史的に貢献したところが大きいのです。歴史的です。先生が皆さんをこのように結び合わせる時も、日本の男性の中には、「あー、韓国の女性とは結婚したくない!」と言って帰っていった人もいるでしょう? ありとあらゆる人がいました。それは、霊界に行けば大変なことになります。歴史をひっくり返しました。失敗したことをエクスチェンジしたのです! これは入れ替えなければなりません。善なるものは上に、悪なるものは下に行かなければなりません。悪なるものが上に立ち、善なるものが下に立っているので、これを交差しなければなりません。悪なるものは下がっていき、善なるものは上がっていって、ここから戻っていかなければなりません。

 交差する時は、自分をすべて否定しなければなりません。水面から見て自分が上側に立っていると考えてはいけません。完全に変えなければなりません。ですから、日本人であれば、「先進国だ、アジアのトップだ!」、そのように考えるのではありません。交差時代には一番びりです。そのように考えなければ中間にとどまります。中間にとどまれば、着陸が不可能です。これは、いつも上下すべてサタンになるのです。着陸した場合には、上側はサタンになりません。下側もサタンになることはありません。そのような位置です。ですから、結局交替しなければなりません。日本と韓国の二世を中心として、愛を中心として交差するのです。

 ですから、日本のメンバー、韓国のメンバーで、このように交叉結婚して生きた人は、過去の宮中歴史と同じです。王の歴史において、敵国の王女など、その女性を連れてきて自分の一族と結び合わせるという悲惨な交叉結婚がありました。圧力に押されて仕方なく交差を行ったのです。しかし、今このように先生かやるものは、そのようなものではありません。喜びで国を超え、文化を超え、民族を超えて……。これにはそのような恨がありません。むしろ希望的です。韓国も、かえってこのように希望的に結び合わせるのです。

 この群れはどのようになるのというと、これが主流になります。このように交差する点は、平面歴史の方向性にあるこの一点の上に連結されます。ですから、祝福後、久保木会長や小山田氏に向かって、「あなたたちが中心ではなく、彼らが中心になるのです」と言いました。

 ここには国がありません。国に先立つ愛しかありません。代わりに生まれ得るアダムの直系の子女の立場に立ったという条件になります。国を超える愛です! 神様とお父様を中心としてです! 皆さんには、神様と真の御父母様を中心として、初めて国を超えて結婚したという基準をつけることができます。

 皆さんは歴史的な夫婦です。ですから、今からは、交叉結婚した人たちに特に大きな関心があります。(一九二−二〇七、一九八九・七・九)


  二 韓日一体

 日本人の口から韓国語が出てくれば、それは歴史的な事件ではありませんか。顔を見れば、大部分が韓国系です。純粋な日本人はいません。すべて韓国系の人々です。そうでしょう? 考えてみてください。七十人のイスラエル民族がエジプトに入っていったのですが、四百三十年後には六十万にもなったのです。

 豊臣秀吉が韓国を侵略し、韓国の優秀な陶工をはじめとする四万の人を引っ張っていきました。四万人です。拉致していったのでしょう。彼らがどれくらいに増えたのでしょうか。賤民が迫害を受けながらやることができたのは子孫の繁殖しかありません。女性を抱いて寝転ぶ楽しみ以外には、楽しみがなかったからです。そのようにして増えた子孫がどれくらいになるか考えてみてください。

 九州と対馬の向かい側にある沖縄のような所で暮らしている人々も、日本人ではありません。彼らは、中国を含む韓国系に似ています。

 そのような伝統をもってアジア大陸を支配したという歴史的な権威をもっています。ですから、どこに行ってもすべての人が頭を下げるのです。平和の民族です。東方にいる民族、東夷なので、弓と矢をもちました。ですから、今回のオリンピック大会でも、アーチェリーで一等、二等、三等をすべて取りました。それは何を意味しているのかというと、標的をねらう目がとても発達しているということです。見学するために来たので、韓国のこのような歴史的な内容を聞いてみるのも悪くはありません。(一九二−一一一、一九八九・七三)

 一番目には、韓国と日本を一つにするのです。韓日両国一体を成し遂げるのです。二つはありません。韓国と日本は、アダム国家とエバ国家だからです。二つになってはならないのです。

 二つになろうとする群れが多ければ多いほど、その国家と家庭は滅んでいきます。いくら日本が反対しようとも、それを克服できる日本食口にならなければなりません。そのような日本食口にならなければ、女性としての、相対的な妻としての資格はありません。それを自分なりにきれいに清算して、夫を助けなければならないのがエバ国家の使命です。一つにならなければなりません。

 二番目は、言語も一つにならなければなりません。今回日本に帰ったなら、それを徹底的に教育しなければなりません。韓国食口が来れば差別し、韓国食口は教育したくないという従来の日本の考えは通じません。そのようにすれば、国が滅びます。

 ですから、教育する時は、自分の家で誕生日や何かの良いことがあれば、飲み物でもよく、食事でもよいので、おにぎりや弁当でも持っていって、さっとあげるのです。食口が千人ならば、食べ物を準備できないでしょう? そのときは、外に行って昼食でも分けてあげるのです。これ以上の宣伝はありません。

 韓国と日本は一体です。一つの国だというのです。皆さんは、そのように考えないでしょう?「言葉が違うので口のきけない人と同じだ。横で何を話しているのか分からないのに、どうやって夫婦が一つになることができるのか。言葉が通じないので一つになることはできない」、そのように考えるでしょう? 先生は、言葉が通じなければ、一つになるのは、より簡単だ思います。心情が良くて集まった人々なので、より簡単だというのです。韓国人でも日本人でも、心情が良ければ通じるのです。

 三番日は、日本と同胞の一体化です。「僑胞」と言えば、韓国の人だけを考え、韓国と連結された人のことだけを意味していて、朝総連は入らないのです。しかし、「同胞」と言えば朝総連も入ります。

 今回、「柳寛順同胞大会」を行った時、「同胞大会と言った」とぶつぶつ言う人がいたでしょう? それは、何も知らずに言っている話です。「同胞大会」と言ったからといって問題になるものではありません。しかし、「同胞」でなければ南北を包容することができません。南北の僑胞をみな合わせて「同胞」と言うのです。

 皆さんは、韓国同胞と言います。愛を中心として同胞愛を感じることができるように、一つにならなければなりません。居留民団や韓国人が日本の中でいじめられるのは、もうこれ以上耐えられないことです。

 昔は、日本人が韓国を軽く見て大騒ぎしながら訪ねてきたのですが、今からは反対にならなければなりません。日本は、四十年間韓国民族を迫害し、最後には徴兵、徴用によってすべて引っ張っていきました。それにもかかわらず、今、日本は、それさえも「責任を負わない」と言ってほうり投げています。

 スターリンがやった方法と全く同じです。ハバロフスクの韓国同胞を、何も与えずに中央アジアの砂漠にほうり出したのです。それは死になさいということです。これが今回エリツィンと初めて話した問題です。そのような所で生き残るために、どれほど苦労したか分かりますか。それは、天の側から見れば許すことができないことです。ですから、日本と韓国同胞を一体化させようとするのです。

 四番目は、南北統一は日本の責任だというのです。南北統一は、日本のおなかの中にいる双子をどのようにして一つにするかというのです。それを一つにしたのちに、一体となって南北統一をしなければなりません。誰がやらなければならないのでしょうか。ソ連でもなく、アメリカでもありません。日本が韓国を占領したので、日本がやらなければなりません。

 その責任を日本が負わなければなりません。日帝治下の四十年間で、多くの韓国の愛国者が犠牲になりました。日本は、自分たちが起こした戦争に韓国の人々を引っ張っていって防波堤にしました。

 それをどのようにするのですか。先生には、それを解かなければならない使命があります。それがあるので、人類復帰の希望をもって韓国と日本を交叉結婚させているのです。それにもかかわらず、‘日本では、「それは、文先生が韓国の民族権を取り戻すために日本を崩壊させようとしているのだ」と言って反対しています。しかし、それは違います。そのような先生の志を知っているので、知識層だけではなく、学者世界のすべての教授が先生を保護しているのです。

 文先生は、日本民族を崩壊させようとしてそれをするのではなく、それは世界を救済するためのものだと理解しているからです。ですから、じっとしているのです。

 日本人が韓国人と結婚するのを嫌うよりも、韓国人が日本人と結婚するのを嫌うほうが、数十倍以上も嫌うのです。韓国にとって日本は、歴史的に忘れることができない国です。今まで、韓国がほかの国を侵略したことは一度もないのですが、ほかの国からは九百三十回以上も侵略されました。そのうちの七百回以上は日本が侵略しました。日本は、韓国を侵略して、多くの財物と女性を略奪していきました。そのような日本だということを歴史的に知っている韓国人は、「日本」という言葉を聞いただけも身の毛がよだつのです。

 韓国人である先生が、そのような日本をエバ国家として選んだということは、神様の立場から見ても感嘆せざるを得ない内容です。それは、怨讐である日本を解放するために、公式的な路程を通過しようとしたものとしか考えることができないというのです。それ以外の理由はあり得ません。

 日本は、日帝時代に先生を殺そうと、ありとあらゆる拷問をしました。拷問した者たちは怨讐です。彼らは、戦争が終わったのち、先生が二百言えばみな捕らえられて消えていました。消えてしまうというのです。しかし、先生が全員日本に帰らせました。韓国の事情をよく知っているので、夜、こっそりと彼らを助けて送り出したのです。そのような恩を受けたので、日本の若者は、先生にその恩を返さなければなりません。

 ですから、日本の食口たちが命を懸けてこのように活動しているのです。これを少し考えてみれば、歴史の循環運動に歩調を合わせることにより、より大きなところに帰っていくことができるという希望が生じるのです。ですから、先生と一体となっていかなければなりません。そのためには、国家を超えた思想をもち、背後のすべてのものを完全に跳び越えて飛躍しなければなりません。

 皆さんを含むすべての日本人は、先生にとって怨讐です。そのような心情圏に立っています。しかし、神様の前で勝利しようとすれば、サタンまでも克服しなければなりません。そのような姿勢をもたなければなりません。ですから、南北統一は日本がしなければならないのです。エバ国家として、韓国と北朝鮮を一つにしなければなりません。そのようにしなければ日本の未来はありません。過去の過ちを蕩減しなければならないので、エバが南北統一をしなければならないのです。

 南北統一をするためには、まず経済において先頭に立たなければなりません。先頭に立って、お金と技術を送らなければなりません。理想世界をつくるにおいて必要となるものは、科学技術と思想です。それを植えなければなりません。

 五番目は、南北統一は日本とアメリカの責任です。原理的に見れば、エバと天使長がアダムを堕落させてしまったのです。アダム国家を復帰するためには、日本とアメリカが一つにならなければなりません。それをアメリカは知りません。先生がどのようにして統一しようとしたのでしょうか。ブッシユ大統領が私の言うことを聞いていれば、摂理は戻ってきていたはずです。しかし、け飛ばしてしまったのです。

 先日、金丸氏に、「統一教会にあまり接近しないように」とクリントンが話したということでしょう? 二つを引き離そうとしたのです。そのようになれば、この国の未来は暗いのです。金丸氏も同じです。「統一教会を拒否して会わない」と話したそうです。それは、自ら進んで天運を切ってしまったということです。それは、私たちとは何の関係もありません。今から、アメリカにおいても、日本においても、新しい舞台が近づいてくるでしょう。

 今まで、日本教会は、民団と夫人たちを中心として活動してきましたが、これは外的です。日本を中心として内的な統一とは何でしょうか。韓国人は外的です。摂理上では内的になっていますが、外的な基準と内的な基準に分離されています。女性たちを中心として、「世界平和女性連合」と「日本女性連合」があります。

 女性連合が一つにならなければなりません。夫婦が一つになって「韓国と日本の一体化」を成し遂げなければなりません。女性たちは、女性としての組織をもってアメリカと日本を収拾しなければなりません。そのためには、「世界平和女性連合」と「日本女性連合」が一つにならなければなりません。(二三八−一〇六〜一〇、一九九二・一一・二一)

 皆さん、韓国人と日本人の性格は根本的に違うでしょう? 自分が生活してみてください。根本から違っています。日本人は、韓国人についていくことができません。韓国人は大陸的です。日本人ならば闘ってけりをつけますが、韓国人は笑いながら「そうですね!」と言います。怨讐であっても、後ろから抱き込んでやめさせて仲裁するのです。韓国人はそうです。

 今回、四月十日の「世界平和女性連合」の創設大会を通して、涙しながら互いに喜び合ったではないですか。日本を「怨讐だ」と言って、自分の息子や夫を殺した敵国の女性として、日本人に復讐するところなのに、涙する心情で出会い、互いに泣きながら、「さあ、すべて許してあげるので泣かないでください、泣かないでください」、そのようになるのです。

 日本人は、復讐すべき相手が泣いているからといって、それでけりがつくでしょうか。そのようにはなりません。しかし、大陸的な愛は違います。そのように考えれば、子供を生む時に、大陸的な男の子を生みたいと思いますか、島国のような女の子を生みたいと思いますか。どちらですか。(大陸的な男の子を生みたいと思います)。ですから、皆さんが日本の女性として嫌われているということを先生は知っているので、「こちらに来なさい、こちらに来なさい」と言ったのです。それで来たのでしょう。(二三〇−二六五、一九九二・五・八)

 それが北朝鮮と韓国の朝総連と民団です。それを日本が消化しなければなりません。消化するには、日本だけではできません。お父様と一つにならなければならないのです。何の話か分かりますか。腹中にいるペレヅとゼラのように、一つの民族を代表する二つの国を一つにしなければなりません。

 朝総連と民団を一つにしなければ、エバ国家が立つことはできないのです。彼ら全員が先生を大歓迎することによって先生と一つになるのです。それでアダムとエバが一つになるのです。民団と朝総連が一つになることにより、南北の実体である韓国と北朝鮮が自動的に一つになれば、北朝鮮の偽りの父母と韓国の真の父母が条件的に転換されるので、エバが自動的にこれを抱いていき、その伝統を韓半島に連結させれば、韓日統一圏ができるというのです。(二二八−一三三、一九九二・〇四・〇三)

 日本はエバ国家なので、そこにカインとアベルのような朝総連と民団があります。これを消化できなければ、日本が天のエバ国家に上がっていくことができないのです。それが原理です。これは、先生が立てておいたものですか。なぜ民団ができたと思いますか。なぜ朝総連と怨讐になると思いますか。ペレヅとゼラと同じであり、ヤコブとエサウと同じです。ヤコブとエサウは敵同士になるのですか。母が一つにしなければなりません。それでは、母が誰を先頭に立てなければなりませんか。自分よりも民団がアベルです。民団が次子なので、民団を立てて長子を復帰しなければなりません。(二二二−二八二、一九九二・〇七・一〇)

 日本がエバ国家の立場なので、日本の中にはカインとアベルが入っています。それが朝総連と民団です。これが入っていなければ、日本がエバ国家にはなりません。日本がエバ国家なのですが、そこに日本人だけがいるのではありません。韓国人が入っているというのです。韓国人は選民です。選民の種が入っているというのです。リベカのおなかの中でも、選民であるアブラハムの民族が入っていって二人が闘いました。

 ですから、世界の母もそのようにならなければなりません。この二人が一つにならなければならないのです。キリスト教文化圏を中心として、ユダヤ教とキリスト教がお母様の腹中で母を中心として一つにならなければなりません。同じ道理です。日本がエバ国家なのですから、お互いに怨讐になって闘う朝総連と民団を一つにしなければなりません。成約時代になったので、彼らを統一するために今から教育するのです。(二四四−一四五、一九九三・〇二・〇一)

 どこから消化するのかというと、二世です。どこの二世でしょうか。民団と朝総連の二世です。日本の中のカインとアベルです。お母様と一つになれば、先生と一つになります。先生とお母様は一つになっているのです。日本もお母様の分身になっているので一つになっているというのです。

 ここで朝総連と民団を一つにすれば、それは堕落していくエバではなく復帰していくエバです。堕落した時は、カインとアベルを抱いて堕落したアダムとサタンの後ろに従っていきましたが、蕩減復帰時代には、女性が子女を抱いて、勝利した真の夫であるお父様の後ろに従って神側に戻るようになっているのです。蕩減復帰です。(二五七−一九〇、一九九四・〇三・一五)

 日本のおなかの中には、カイン・アベル、双子が入っているのです。それが朝総連と民団です。日本の女性は、朝総連をもっと愛さなければなりません。朝総連をもっと愛さなければなりませんか、民団をもっと愛さなければなりませんか。統一教会では朝総連をもっと愛さなければなりません。それは長兄です。長兄を失ってしまったのです。本夫を失ってしまいました。めかけの子になりました。本先祖を失ってしまい、父母を失ってしまい、本国の王を失ってしまったのです。(二九六−一二四、万九九八・一丁o三)

 今から僑胞全体に対して責任をもち、日本の組織活動において核心的な位置に立てなければなりません。僑胞をあきらめてはいけません。日本のメンバーが僑胞六十万人を伝道するのです。日本の人々は僑胞には関心がありません。

 日本から韓国に帰ってくるためには、六十万のイスラエル民族と同じ六十万の僑胞を復帰しなければなりません。それをまず立てて迎えるようにするのです。日本にいるすべての僑胞を日本人以上に貴重に思わなければ、摂理の方向に逆らうことになるのです。(二二七−一九六、一九九二・〇二・一一)


  三 日本の祝福家庭の使命

 皆さんは、今までこの世の中で習慣的に生きてきました。

 日本の女性にしても、貞節が固くありません。しかし、韓国の女性は違います。日本の政治家のような人々は、ほとんどが公然とめかけをもっているでしょう? 韓国はそうではありません。それを隠れてやる者はいるかもしれません。そのようにして国がめちゃくちゃになって転落していきました。世界がひっくり返っています。伝統的なものが何もありません。すべてめちゃくちゃです。老人も若者もめちゃくちゃです。

 父母も何もありません。フリーセックスです!男性と女性が三代で結ばれます。そのように完全に崩壊した状態です。蘇生、長成、完成圏を外れた血統の蹂躙です。愛情蹂躙の世界になってしまいました。なぜそのようになったのでしょうか。第一アダムの子孫、第二アダムであるイエス様の子孫、第三アダムの子孫はみな違います。それを統合しなければなりません。そのような時代なので、これをすべてきれいに清算しなければなりません。先生が立ててあげるからです。

 「私」は世界を代表しています。その当時、アダムもそうでした。世界を中心として、天国を代表していました。国が二つあるのではありません。日本もなく、金日成もいなければ、一つになるのです。一つの国です。ですから、故郷の地に帰らなければなりません。先生の故郷はどこですか。先生の故郷の地に行ってみたいと思いますか。(はい)。日本人がどうしてですか。

 韓国人たちは、訳も分からないまま、ぽーっとしています。「わー」と笑う、それは習慣性です。それは、堕落性を脱皮できていないという証拠になります。これは原理的な話です。

 日本がもっている財産は、日本の財産ではありません。アメリカがもっている財産も、アメリカの財産ではありません。それは、アダムとエバの財産です。創造理想から見れば、天宙のすべての存在は、神様の愛を中心とする関係をもてば、アダムの所有になり、神様の所有になるのです。

 復帰された立場から見れば、今、私たちは宇宙を代表しています。世界を代表しています。この天宙を代表したものは地獄と結びます。地獄と関係を結びます。今まで、霊界を無視し、世界を無視し、国を無視してきました。

 天宙、世界、国家、氏族、家庭、このようにすべてを代表して反対に統一され、すべてが絶対的に一つになる立場に立つことにより、アダムが世界的な基盤の上で堕落していない基準を再び立て、そこに立つのと同じ基準に立つようになるのです。先生のみ言の内容を知れば、みな解放です。

 自分の国の国民ではありません。今までの霊界も、その霊界ではありません。今まで考えていたような、そのような霊界ではありません。そのように考える世界には、霊界がありません。先祖たちが、みな私たちの後ろにつくのです! そのようにして、今みな地上と交流しているのです。今から世界は、急速に回っていきます。

 この地上には、日本もなく、韓国もありません。世界という世界国一つです。地球村です。私たちの村です。それは、アダムの村であると同時に世界村でしょう? 地球村です。そこから始まっています。地球村の地球家族です。そのような言葉が出てくるようになっています。

 村と家族は違うでしょう? 私たちは、地球家族を目標として歩んでいるのでしょう? 地球村を代表するのが地球家族です。村と言えば、家族がたくさんいるでしょう? たくさんいるのですが、地球家族の夫婦、初めて生まれた夫婦、子女がいるのです。そのようなことを考えて、これをすべて清算しなければなりません。分かるでしょう? 深刻なみ言です。いつかは、これを交差して清算しなければなりません。

 では、日本に帰っていくのですが、どの国の人として帰っていくのですか。(韓国人として帰っていきます)。韓国人ならば、悪い人たちも大勢いるではないですか。ですから、「天国人として帰っていきます」と言わなければなりません。何を中心として天国ですか。韓国を中心としてです。そのように点検を受ける観念をもたなければなりません。韓国と言えば、先生を中心として韓国でしょう? ですから、歴史は先生からです。日本が先ですか、先生が先ですか。(先生が先です)。

 イエス様がおっしゃったでしょう? 「アブラハムの生れる前から私はいるのである」とおっしゃいました。父母だからです。真の父母だからです。アブラハムも、真の父母の血統を通しては生まれることができなかったでしょう? 再び戻って入っていき、接ぎ木されて生まれてこなければなりません。ですから、先生も日本ができる前からいたということになります。皆さんが、先生の子女として選ばれたということは無限の栄光です。

 生命よりも価値あるものが先生です。皆さんは、先生を中心として生まれた新しい韓国人です。韓国にも古い韓国人が大勢いますが、皆さんは新しい韓国人です。そのように整理しておかなければ、新しい血統圏が国を超えて世界に連結され得る代表的な人間が、どのようにして生まれることができるでしょうか。

 そのように考えれば、交叉結婚は偉大なことでしょう? 新郎に目が二つなくてもよいのです。どうだったとしてもよいではないですか。それは流れていくのに……。ロープは、どのようなロープでもよいのです。自分が握るときは、それが怨讐のロープであってもよく、どのようなものでもよいのです。そのロープ自体が貴いのです。ですから、アジアにおいて初めて韓国人と日本人が国を超えて互いに結ばれたのです。韓国人同士で結婚するよりも、こちらのほうがもっと素晴らしいのです。

 実際は、皆さんをこのようにして韓国にとどまらせようとしたのですが、そのようにすれば、日本自体が責任を果たせません。反対していた皆さんの家庭も早く救わなければなりません。誰がこれを救わなければならないのでしょうか。皆さんがやらなければなりません。蘇生を国とすれば、長成は皆さんの家庭です。完成は皆さん自身です。

 二番目が常に犠牲になってきました。皆さんが一番目とすれば、皆さんの家庭は二番目です。二番目がいつも十字架にかかるようになります。この場合には氏族的メシヤです。一族を愛して、みな救わなければなりません。その一族をもって、神様に対して忠孝の道理を果たさなければならないのです。

 日本の国は知りません。知らない中で皆さんの父母が歓迎し、皆さんがすべてのものを韓国に捧げたように、皆さんの一族も韓国にすべてのものを捧げることができなければなりません。家庭が一つになることは、日本が一つになることです。そのために、メシヤの使命を与えて再び日本に送るのです。(一九二−三一五〜三一七、一九八九・七・九)

 原理を見れば、長子権復帰において「母子協助」という言葉があります。それと同じように、今日の世界では、母が子女たちを守らなければなりません。男性は天使長の立場です。ですから、アメリカでは、自分の娘と自分の母親までも犯すようなことが起きています。親族による近親相姦問題が三〇パーセントを超えます。サタンが、おばあさんから、自分の母親、自分の妹、自分の娘まで撹乱させるのです。それゆえに先生は、そのようなサタン圏を全滅させるために、地獄全体を包囲する作戦を立てているのです。

 したがって、地獄行きの宣告を受けたエバの立場から祝福を受け、天国行きの立場に立っている日本が、エバ国家として祝福を受けた栄光に報いるためには、アジアを抱かなければなりません。女性たちが天使長によって汚されているので、世界の女性たちが自分の子女と一つになり、自分の家族と一つにならなければなりません。(二二七−七一、一九九二・二・一〇)

 この宇宙は、そのような原則でできています。太陽系を見れば、太陽を中心として惑星が一つになっていますが、この太陽系自体が、より大きな銀河系と対応関係をもっているのです。同じように人間も、対応関係をもって生きています。

 人間を小宇宙と言うでしょう? 宇宙の影響とすべて関係をもっているのです。ですから、このように発展していくのです。対応圏の主体と対象が一つになっても誇ってはいけません。それが一つになれば、家族は氏族に、氏族は民族に、民族は国家へと発展していくのです。この公式を覚えておかなければなりません。

 ですから、統一教会も同じです。日本と一つになり、アジアに向かわなければなりません。アジアの対応圏と一つになり、アジアを救済しなければなりません。また、アジアと一つになったのちには西洋を救済しなければならず、西洋を救済したのちには天宙、霊界を解放しなければなりません。

 霊界が解放されれば、神様を解放しなければなりません。神様を解放しなければならないのです。このようになって神様の直系の子孫にならなければならないのですが、悪魔、姦夫の血を受けた怨讐の直系になったのです。それを御覧になる神様の苦痛を考えてみてください。

 しかし、神様は、堕落したアダムとエバを御自身の実子として復帰するために、過去のすべてのことを忘れ、新しいアダムとエバの理想を見つめ、希望をもってこられたのです。そのような心情をもち、万民救済のために、創世以後今まで苦労してこられた神様を発見するようになるとき、痛哭の祈祷が出てこざるを得ません。そのような神様の前に堕落以前の姿に帰ってきて立たなければ、復帰することはできません。(二二七−一〇七、一九九二・二・一〇)

 日本の食口は、韓国の指導者たちに対して論ずることはできません。また、アメリカの食口も、日本の食口たちに対して論ずることはできません。同じ道理です。これからは、東洋の指導者について話してはいけません。話せばサタンの立場に立つのです。

 アメリカの男性と女性は、日本の男性と女性と結婚することを願わなければなりません。そのようにしてこそ神様の愛に近づくからです。そのような世界が創造理想世界です。その道が、創造理想世界に最も近づくことができる道です。

 私が何年間か英語を学んでいれば、本当に上手に話したでしょう。しかし、私が英語を話せば、皆さんは韓国語を学びません。私が皆さんに韓国語で講演するのを聞いて「はははっ」と笑えば、どれほど歴史が喜ぶでしょうか、どれほど天地が喜ぶでしょうか。皆さんの息子、娘の時代には必ずそのようにしようと考えています。

 そのようなすべてのことが摂理の中で成し遂げられていくことを知る時、怨讐の世界に天国の伝統を立てなければならない復帰摂理の主体であられる神様は、どれほど哀れだったでしょうか。これを知りませんでした。これを知ったイエス様は、十字架上で亡くなりながらも、怨讐の大国であるローマに対して「愛で許しなさい!」と言いました。なぜでしょうか。その世界が個人的な怨讐世界ではなく、今後未来の世界においては国家的怨讐となり、天国の伝統を築かなければならない世界だということを知っていたイエス様なので、そのような話をするまいとしても、せざるを得なかったのです。その悲しい心情を誰が知っていたでしょうか。レバレンド・ムーンが現れなければ、どれほどイエス様は悲惨だったでしょうか。(一二三−二七一、一九八三・一・二)

 南北に分断されたその原因が日本にあるということを自覚し、先生と一心一体となり、主体的な立場で相対的な対象と心身万作化すれば、その基準においてアジア統一世界が生まれるようになるのです。新しい建国精神が生まれるようになるのです。先生が指示したことを他人事のように考えるのは大きな間違いです。

 日本は、負債を早く返さなければなりません。そうでなければ、利子だけでも使って余りあるほどになります。先生が知らない間にこのように負債を負い、天に対して恥ずかしいことをしてしまったのです。先生がこのようなことを皆さんに話すのも恥ずかしいことです。よく分かっていると思いますが、体面を考える時期は既に過ぎ去りました。痛哭の宣言をしなければなりません。

 今から帰っていくここに集った五百四十人は、日本の親戚関係にいる人たちを十倍以上動員して、日本がエバ国家としての天的な召命を全うすることに協助させることができるように、各自努力しなければなりません。「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」と東郷元帥が海戦で叫んだように、それ以上の深刻な闘いが目前にあるということを忘れてはなりません。彼が言ったように、皆さんも努力して勝利しなければなりません。

 そのような悲壮な覚悟をもち、日本民族を飛躍的次元でスタートさせることができるように激励したいのが先生の心です。その一つの心を一千万の心で迎えてこそ、日本の将来が保証されるのです。これに反対するものは何もありません。先生が話したとおりにできるという人、手を挙げてください。熱意はあるのですが、まだ火がついていません。スパーク、点火がなされていません。しかし、この花火に一度火がつけば、誰も遮ることはできません。天から下りてきた雷のようにスパークを起こして一つになれば、それを分離させる人はいません。皆さんがそのように一体となり、帰っていってくれることを願います。

 そのようにして、神様に主人権をお返しするのです。これは先生の宣言ではありません。しかし、共産党がそれを先に宣言し、国家のすべてのものが共産党に入っていきました。悪は、神様の理想においてその背後に立っています。その渦中で先生をたたきつぶそうとする計画がたくさん発見されています。「レバレンド・ムーンはこのような悪辣な人だ」と言って、全世界的に宣伝しています。しかし、先生よりも理想が高い人はいません。

 統一教会のメンバーがこのようにたくさんいても、先生とキスした人は一人もいません。アメリカに行けば、一メートルの境界線を設けています。アメリカ人はみなキスのチャンピオンなので、「一メートル以内には来てはいけない!」、そのように言わなければなりません。このように言っても、効果があるかどうか分からないのです。(二二七−一〇三、一九九二・二・一〇)


  四 経済基盤

 日本は、片方の足だけではいけません。韓国に与えられたその相続権を日本に接ぎ木し、皆さんがそれを相続するために来たと考えるようになれば、母の心情、父母の心情をもつようになるのです。ですから、そのような面から見れば、日本人として祝福されてここに来ている人たちは、神様の心情圏と通じる最も近い位置にいるのではないかと思います。

 歴史を通して、今まで「神様は生きている」、「神様は死んでしまった」と言って互いに騒ぎ立ててデモをしてきましたが、そのような様々な環境を見つめてこられた神様の心情が、どれほどつらいものだったかということを知らなければなりません。本来は、栄光の神様、万年の父母という勝利圏に立たなければならず、万民の王として、主として、それを指導すべき私たちの伝統的なセンターでなければならなかったにもかかわらず、それを悪辣な悪魔によって奪われ、反対の犠牲を掲げながら、「神様は死んでしまった」、「神様はいない」と言って騒ぎ立てて否定しているのを見つめていらっしゃる神様の悲惨な心情を、はっきりと知らなければなりません。

 日本人である皆さんも、今の環境から否定されているでしょう? 韓国に来て、どこに行っても「こいつ!」と、みなそのように言われるでしょう? そのような悲惨な環境と接することにより、今までの歴史を通して神様の心情圏に最も近い場所に立つ息子、娘になることができるのです。そのような面から見れば、皆さんは、より幸福な人になると思います。

 日本で暮らしている人は、そのようなことがないでしょう? 経済活動で大変ではありますが。しかし、経済活動は何の関係もありません。私たちにとって、食べることは何の問題にもなりません。水だけ飲みながら一週間も断食したではないですか。また、三日間に一食で十分です。服は何でもかまいません。ナイロンの足袋でもかまいません。ナイロンは、一ヵ月以上履くことができます。それがパンツだとしても、下着だとしても、一年以上は着ることができるのです。

 先生が日本にいる時、ある日本の女性が、七年間もそのようなパンツや下着を洗って着ながら活動したという話を聞いて、先生はぽろぽろと涙を流したことがあります。そのようなことを見れば、文先生は罪の王です。名門の家柄の素直なお嬢さんたちを誘惑し、すべてのものを道にほうり投げさせ、苦労の道を行かせるという、そのような涙の出るようなことをしているので、平面的平等の基準から見れば、犯罪の王だというのです。

 しかし、先生は、そのお金を一銭も使いません。アメリカや日本など、世界各地から送ってくるお金を一銭も使わずにいます。それゆえに、CIA(米中央情報局)やFBI(米連邦捜査局)でも、「文先生は正しい人だ。勝利の人だ。正義の人だ」という、そのような報告をしています。彼らが調べ尽くしたのちに下した結論は何かというと、「文先生は正義の指導者だ」ということです。彼らの背後には、ひそかに先生を尊敬している人がいます。そのようなことを電話で聞いたり、しばしば報告を受けたりしています。迫害されながらこのような生涯の道に従ってきたのですが、十年後に見てみると、それが十倍、百倍、千倍の大きさで山積みされていたという結果を見る時、それは神様が自分に命じてお金を稼がせたことだったということや、投資して多くの結果を得るためだったということを知るようになるのです。そのように考えれば、たとえその時代には悲惨だったとしても、何年かのちには感謝するようになるのです。

 それゆえに、今皆さんに苦労させているのです。先生の苦労と皆さんの苦労を比較すれば、皆さんは、先生の命令を一方的なものと理解して受け入れなければなりません。ユダヤ教の失敗、キリスト教の歴史の失敗、そして、統一教会四十年の失敗を、すべて先生一身において再蕩減しなければならないそのような蕩減復帰の問題を先生は負っているのです。

 皆さんが果たせず、日本人が果たせなかった場合は、先生が責任を負わなければなりません。命令した人が先生であり、それが神様の代身者として命令したものであるがゆえにそのようになるのです。神様の創造のみ言、創造本然の原則によれば、その結実体として、実体は相対者として現れなければならないにもかかわらず、相対圏が成立しなかったので、命令した人が責任を負わなければならないのです。

 ですから、統一教会の四十五年史を見れば、先生の家庭には様々な不幸な事件があったでしょう? 興進様を霊界に送った事件や、様々な背後関係の事件によって、統一教会の失敗と成し遂げることができなかった未完成の実務を、先生の一家を中心として蕩減しなければならなかったがゆえに、先生の家庭において悲惨な蕩減の痕跡が残されてきたのです。(二一三−二三三〜二三五、一九九一・一・二一)

 先生は二つを世界的に収拾するのですが、それが「世界平和宗教連合」と「世界平和連合」です。

 日本は、経済だけ引き寄せれば日本人も従ってきます。日本の国民が従ってくれば、民主世界も従ってくることができます。それを誰が命令するのかいうと、久保木氏が命令するのではありません。先生が命令するのです。世界的な摂理がこのようになっているので、久保木氏を中心としてするものにおいては、世界的な経済基準の後ろにつきなさいというのです! ですから、日本においては、経済活動をする中で霊的な現象が起きなければなりません。

 精神的なものと同じでしょう? 先生が精神的な活動をすれば霊的な現象が起きるのと同じように、日本において霊的な現象が起きれば、日本全国にある統一教会の基盤は、先生の相対圏として霊的な総合管轄下に置かれるのです。

 日本から来たお金は、韓国のために使っていません。世界のために使っています。世界のために使わなければなりません。世界のために使うので、サタンは讒訴することができません。

 そのお金を韓国のために使ってはいけません。莫大な資金をアメリカのために、自由世界のために使っています。ですから、日本的な立場ではないのです。


  五 日本の女性食口

 今まで、日本の女性たちは貞操観念が強くありませんでした。日本がそのような立場にいるのですが、韓国は、アダム国家とエバ国家という関係から、地理学的な立場から見ても、韓国の女性の貞操観念は本当に強いのです。ですから、韓国のすべての人々、韓国の女性たちは、日本の女性をそれほど高く見ていません。そのように見ているのです。そのような立場から見るとき、サタンが日本を最も多く蹂躙したと思うのです。

 キリスト教が反対することにより、日本がエバ国家になりました。エバは何かというと、アダムを屈服させました。主管性を転倒したのです。エバは天使長と一つになり、それからアダムと一つになってカインとアベルを産みました。

 それでは、エバがしなければならないことは何でしょうか。サタンを追放し、カインとアベルを復帰しなければなりません。このアジアにおいて、アダム国家は韓国であり、エバ国家は日本であり、それから天使長国家はどこかというと、中国だというのです。それゆえに、中国は龍をあがめ、日本は天照大神という女性神を崇拝するのです。

 それでは、西洋社会はどのようになっているのでしょうか。このアメリカがイギリスの息子として生まれたのです。再臨主も女性から生まれたように、イギリスから生まれたものがアメリカなので、このアメリカがアダム国家になるのです。アメリカがなぜ近世二百年間でそのように発展したのかというと、摂理的に発展せざるを得なかったというのです。また、西洋社会において、エバの国はどこかというと、イギリスです。イギリスも島国だからです。その次に何かというと、フランスがあります。このフランスは行ったり来たりするのです。

 しかし、キリスト教が反対することにより、アジアにおいて日本がエバ国家になりました。本来は、キリスト教が歓迎することにより、イギリスがエバ国家にならなければならないのです。キリスト教が統一教会を歓迎していれば、共産党はすべてなくなっていました。

 キリスト教が侍ることができなかったので、サタン側の国である日本が、キリスト教国家ではないにもかかわらずエバ国家にジャンプしたということを知らなければなりません。そのようになることによって、ドイツがこの恵沢圏内に入り、イタリアがこの恵沢圏内に入ってくるのです。

 今、イギリスやアメリカが、日本とドイツとイタリア圏内よりも劣るようになれば、その時が終わりの日だというのです。日本とイタリアとドイツは民主世界の怨讐でした。サタン側だったのです。そのサタン側が、イギリスやフランスやアメリカよりも高くなれば、世界はすべて終わるのです。キリスト教文化時代が交差しなければなりません。

 韓国と日本はこのような関係なのですが、それでは、このドイツはどのようになるのかというと、エバ圏を中心として、日本を中心として見れば、アベル国家はアメリカであり、カイン国家はドイツだというのです。

 エバは、堕落することによって二人の息子を産んだのですが、これが一つにならなければならないというのです。今から、このエバがアダムのところに訪ねていこうとすれば、この二人の息子をみなアダムの息子のようにしなければ訪ねていくことができません。それがエバの使命です。エバが堕落することにより、すべての万物を失ってしまい、この世の中をすべて失ってしまったのです。

 ですから、復帰時代において、日本はこの上ない経済的な祝福を受けるのです。物質がすべて日本に向かうのです。物質がエバのほうに行くようになれば、天使長は従っていくようになっています。天使長はそのようになっています。

 そのようなエバが息子、娘に二つのお乳を飲ませるのですが、その息子、娘が懐で互いに争うのです。座って互いに足でけ飛ばしているのです。互いに譲歩し、外でも愛し合い、おなかの中に入れてもひたすら愛し合わなければなりません。昔のヤコブとエサウのように争ってはいけません。天の愛の圏内で争わずに一つになることができる息子、娘にならなければなりません。

 それゆえに、エバ国家日本は、アダム国家に入っていく前に、このアメリカに来て教育しなければなりません。ですから、日本の食口がこのアメリカにも来て、それからイギリスにも行くのです。それは何かというと、西洋社会がエバの使命を果たすことができなかったことを代わりに立ててあげるためです。失敗したことを代わりに蕩減してあげるために来たというのです。アメリカも、天に反対すれば蕩減する道がありません。

 ですから、日本人をここに連れてきて苦労させ、イギリスに連れていって苦労させるのです。この日本人が、イギリス人よりも苦労しなければならず、このアメリカ人よりも苦労しなければなりません。蕩減するためにです。

 このようにして三年半の間蕩減し、その次にはドイツに行くのです。今は、ドイツに行って苦労しています。なぜでしょうか。西欧において、サタン側から見ればドイツがアダムだからです。

 それゆえに、天の国のエバは、ドイツに行って伝統をひっくり返さなければなりません。このように考えるのです。そして、今から日本人とドイツ人は一つにならなければなりません。

 全世界から見れば、カイン国家は西ドイツであり、それからアベル国家は日本であり、これはアダム国家です。それゆえに、カイン国家のこちら側はサタンに属しており、アダム国家のこちら側も何かというと、真の父母の代わりに、偽りの父母であるサタンに属しているというのです。

 ですから、日本の食口は、日本がエバの国なのでアメリカの国に伝統を教えてあげ、ドイツに伝統を教えてあげて一つにさえすれば、この世界は一つになるのです。それゆえに、日本とアメリカとドイツが全世界の経済圏をもっているということを知らなければなりません。ですから、ここに神山氏を連れてきて、十年間、お金の問題、経済問題のすべての責任をもたせているのです。

 それでは、統一するにおいてはどこに行って統一しなければならないのでしょうか。日本に行って統一しなければならないのでしょうか。この統一する場所は、アメリカが最も理想的です。ここにすべて集まっています。ここにレバレンド・ムーンも来ていて、日本人も来ていて、それからアメリカ人もいて、ドイツ人も来ていて、すべているのです。これが機動隊活動です。

 それでは、誰が来るのでしょうか。アダム国家が来て、エバ国家も来て、カイン国家も来て、アベル国家も来て、四つの国が来るというのです。四つの国がここに来て一つになるのです。(一二三−三四〜三七、一九八二・二・一)

 今から、日本の統一教会は、どこに向かって行くのですか。何をやるのですか。日本の統一教会に先生が必要ですか、必要ではありませんか。(必要です)。それではいけません。先生が必要でなければ良いのですが……。先生が必要ならば、日本人が自分たちで日本を救うということは不可能です。自分たちの国を自分たちで救うことができません。そのようにして先生によって救援される場合には、日本の将来が問題になります。なぜかというと、エバ国家は、エバ国家としての使命があり、その限界があるのです。

 女性が嫁いでいって愛を受けるのは良いのですが、その反面、息子、娘を産まなければなりません。一家のすべての経済問題、教育問題を解決し、心情圏を立てなければなりません。先祖代々受け継いできた内容が誤っているときには、本然の心情圏に転換して教育しなければならない使命が、日本のエバ国家を代表する女性たちにあるということを忘れてはなりません。(二二八−一六七、一九九二・三・二七)

 復帰路程は、エバが先頭に立たなければなりません。日本の食口をアメリカに派遣しなければなりません。それが原理的です。その基盤を中心として、韓国にも行き、中国にも行くのです。そのようにすれば、ここに問題があっても良いのです。アメリカが日本と相談することなく中共と会ったので、日本も回れ右してソ連と手を結ぶようになれば大変なことです。

 今、日本の共産党は、ソ連側に立っているのかもしれません。もし台湾が対ソ政策を変更して中共が動いてきて、台湾がソ連を引き込むようになれば、日本の将来は大変なことになります。先生は、既にこのような問題に対して話してきました。ソ連も中共も、南進政策と東進政策の二通りを使い、インドネシアに経済援助をするようになるということを話してきたにもかかわらず、それに耳を傾けて聴こうとしませんでした。

 東南アジアを防御する道が開かれずにふさがれた場合には、非常に重大なことになります。そのようになっています。今回のインドとパキスタンの紛争において、ソ連はそのようにしました。今、インド洋に、ソ連の艦隊が出征する機会をねらっています。

 ここにおいて台湾は、どのようになるのでしょうか。台湾がソ連と手を握る場合には、ウラジオストックから日本と東シナ海を通って南太平洋のアジア沿岸とインド洋が連結されます。そのようになれば、ウラジオストックのソ連艦隊はますます増加します。

 今日本は、急いで多くの武器を整えなければなりません。そのようになればどのようになるでしょうか。その時には、再び台湾が……。しかし、台湾だけではできません。もう少したてば分かるようになるでしょう。台湾において、以前は蒋経国の夫人(ロシア人)は表面に出てこなかったのですが、今回は彼女が放送に顔を出しています。ソ連が台湾に影響力を行使できる背後関係ができています。内的にそのような運勢に陥っています。このようになれば、日本の将来は暗喩となります。

 アジアにおいて、ソ連が日本を手に入れさえすれば、アジア赤化の主導権を握るようになります。そのようになれば大変なことです。したがって、近い将来、日本は軍備を拡張しなければなりません。そのようにしなければ、戦略戦術においてマイナスになります。(五五−八四、一九七二・四・二二)

 日本はエバ国家なので、今、世界百六十カ国において、日本の女性が国際結婚して行っていない所がありません。今から、日本を中心として日本の女性たちを動員するのです。欧州も各国にいるので、ドイツ女性連合、イギリス女性連合、フランス女性連合、イタリア女性連合……。各国別につくることができます。アフリカにもつくることができ、南・北アメリカも同じです。日本の女性を動員してやれば全世界の女性を動員できるので、六大州で平和女性連合を結成することは問題ではありません。(二二二−二三二、一九九一・一一・三)

 よく見てみると、日本の女性は韓国に来て苦労していますが、男性は適当にやっているようです。女性はとてもまじめにやっているのですが、男性は適当にやっています。しかし、女性たちは、韓国に来て、この国で五千年の歴史過程にあった苦労以上の苦労をしても不平を言ってはいけません。

 韓国の女性たちの中で、五千年歴史の上で恨を抱き、ありとあらゆる困難があっても耐えて生きていった人々がいたということを知るならば、日本は、ここに来て韓国を助け、韓国のためにエバ圏から新しい種を蒔いて伝統を立てなければならない立場だというのです。

 それゆえに、どれほど困難であっても、韓国の女性たちのその体の中から、植えられた日本の種が出てこなければなりません。それはどういうことかというと、どれほど困難であっても不平を言うことなく、「彼らや彼女たちをみな自分のお兄さん、お姉さんとして侍ることができる」と言うことができるようにならなければならないということです。

 皆さん、韓国の人々が、今まで日本人ゆえにさまよい、どれほど通りで涙を流したか、知っていますか。夜も昼も、過去四十年間どれほど蹂躙されたでしょうか。通りごとに血を流さなかった所がありません。そのようなことを考えるとき、今日本の皆さんがみ旨の道に来てこのようにしているということは、有り難いことです。先生を知り、真の御父母様がいらっしゃる祖国の地を創建するという偉大な名誉が伴っているという事実です。分かりますか。不平を言ってはならないのです。(二二二−二三五、一九九一・一一・三)

 日本の女性を世界へ送り出すことは、日本の将来にとって絶対に悪いことではありません。何千人の大使を送るよりも素晴らしい基盤が築かれるのです。自分の国を愛する以上の愛の心情を残していけば、エバ国家としての使命が世界の果てを越えて完成してくるはずです。ですから、黒人と結婚させても、先生は悪くないと考えるようになりました。

 今からでも、この中に黒人と結婚したい人がいれば、切り替えて結婚させてあげることができる能力があるのです。あー、自分の妻はそこに該当しないと考えれば愚か者です。皆さんにほれ込んだ天下一品の男性が、死んでもそのようにしようと言えば、手続きをして横に抜き出すことができます。日本では活動できなかったとしても、そこに行って活動できるならば、そのようにしてあげるのが賢明な男性です。(二二四−一二三、一九九二・八・四)


  六 日本復帰

 最高に完全なものは、最高に不完全な所に行っても占領することができます。したがって、私たちは、日本の一番下に入っていって廃品回収をすることはもちろん、何千万、何億をもっている財閥の前に行って「新聞一枚下さい!」と言うとしても、堂々とした心情で「下さい」と言わなければなりません。そのようにすれば、一年が経過し、二年が経過しても、時の経過とともに反対方向には副作用が起きます。最下級での現象が最上級で副作用を起こすというのです。

 それでは、日本はどのようになるのでしょうか。日本を復帰しようとすれば、どのようにしなければならないのでしょうか。日本を復帰しようとすれば、世界を復帰しなければなりません。日本を復帰するまでは、日本の統一教会を必要とします。日本が復帰されれば、日本の統一教会は必要ありません。したがって、世界を復帰すれば、統一教会は必要ありません。神様は、より大きなものを必要とされるので、小さなものを立てられるのです。立てるにおいては完全なものを立てられます。この位置の使命を果たすためには、完全なものへの苦痛の道が必要です。したがって、不完全なものは必要ありません。完全なものが必要です。

 私たちの思想は、日本だけが対象ではありません。世界復帰のために、私たちは生活においてぶつからなければなりません。審判の権威をもって自分を打つのです。例を挙げれば、「あっちに行かないのか」と思えば、「行きなさい」と一言で命令して、自分で自分を打ってしまうのです。全世界を泣かせることができる英雄をつくるにおいては、先生は真剣な立場で行います。

 それゆえに先生は、監獄に入っていったとしても、それは普通だと考え、むちで打たれたとしても、それは普通だと考えます。「打ちなさい。打つお前の手が痛いか、むちで打たれる私のすねが痛いか見てみよう。皮膚の皮が破れるか打ってみなさい!」と考えます。過去において何度もそのようなことをしました。

 「その立場以上の孝行者、それ以上に全世界を泣かせることができる孝行者、それ以上に天に認められる孝行者がどこにいるでしょうか」と言って天に感謝する孝行者は、神様を泣かせ、世界を泣かせます。世界を泣かせる者は、すべてのものを動かします。すべてのものを動かす者は、すべてのものを得るのです。

 それゆえに、統一教会は、今まで心情の基礎を積み重ねてきました。個人がそのような生活をすれば、個人の審判を完成するのです。家庭がそのような生活をすれば、家庭の審判が終わるのです。統一教会がそのような生活をすれば、この日本では統一教会が先祖になるです。日本全国ができないことをすれば、日本を救うことができるのです。世界人類全体ができないことを日本の国民が率先して行えば、日本の国民が世界をリードする国民になるのです。そのような人格にふさわしく、そのような理念と、そのような完成の基台ができている神様の心情に染まった人は、神様の国に残ることができる天国の民です。

 まず日本を復帰しなければなりません。先生以上に愛さなければなりません。世界を先生が愛する以上に愛さなければなりません。天のお父様を先生が愛する以上に愛さなければなりません。もしあなた方の前で先生が倒れれば、先生の遺体にすがって泣いてはいけません。先生が愛する神様を誰が愛するのですか。先生が愛する人類を誰が愛するのですか。先生が愛する天宙を誰が愛するのですか。先生の負った責任を誰が負うのですか。そのように愛することができない立場で、神様に嘆息してはなりません。これが、先生が皆さんに残したい言葉です。(一五−三九、一九六五・一・三一)



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