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三 思春期の心と体の状態

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皆さん、思春期時代をよく見てみると、異性に対する目が開かれれば、すべての思いがそこに皆集中するでしょう? すべての細胞作用がそこに全部集まるというのですね。(一〇八\二三三)

今日、堕落した世界にある人間たちですが、思春期においては、霊肉の細胞が愛に変わる平行線上に生きているのです。そういうことが分からないのですね。分からないまますっかり年を取ったんでしょう。それでそのときに男も女も成長するのです。「やあ、宇宙はこのようだなあ!」と言うのです。「詩的に、文学的に、天下のすべてが私の愛の雰囲気に踊りを踊って遊びだすのだなあ、ハハハ」と、こうなのですね。そうして霊と肉、細胞の門、あらゆる門がすっかり開いて「歓迎いたします!」と言うのです。「愛を持ってきてください!」と言うのです。

ところで神様の愛を中心として、こうした思春期時代を作ったならば、人間世界には悲惨というものは無く、堕落というものは無く、愛を中心として神様と完全に一つになってしまうのです。(一三〇\一二一)

男も女も、思春期になると完全に青春を迎え、若者となり、あらゆる器具が完成します。器具というのは物に対して言う言葉でしょう。すべての気管が百パーセント完成に至るようになれば、そのときは静止状態になるのです。そうじゃありませんか? あらゆるものが飽和状態になるのです。運動というのは、必ず飽和線を経るのです。そうしてから静止するなり回るなりします。そうでしょう? 必ずそうなのです。飽和状態になって静止するのです。

そういう飽和状態になる前の段階が何かというと、思春期です、思春期。分かりましたか? そのように言えば理解できるでしょう。思春期とは何でしょうか? 自分の肉体発育においてすべての細胞とすべての気管が完成する時なのですね。器具に例えるなら、ぺしゃんこの器具だったのに、空気をぷうっと入れて破裂寸前にまでなったのです。破裂寸前にまでなったというのです。もう少し空気を入れれば、「パン」とはじけるのです。それを考えるとき、破裂とは何でしょうか? それが愛ならば、どれほどよいでしょうか?

同じことで人間も十八ころになると、息を吹き込んだ何ですか? ゴム風船のようにぷうっと膨らみ、くるくる回るようになるのです。そして破裂寸前の状態になるのです。回りながら、この宇宙とともに生活して…。

皆さんの子供たちやどこかの小学生たちに、「君は大韓民国を旅行したいか、世界一周したいか?」と聞けば、「もちろん世界一周だ」と答えます。皆さんも私に似たのでそう答えますね。私はそう答えます。皆さんもそうでしょう?(はい)。それなら、私に似たのですね。(一一〇\八四)

本来は、心を中心として、愛を中心として成熟したならば、自動的に和合するのです。体が感じたことを心が感じ、心が感じたことを体が感じるのです。共鳴とうのがありますね? 音叉というのがあるでしょう、音叉? 同じ周波数を持ったものはプラスが鳴れば、つまり一方で振動を起こせば、もう一方でも自然に共鳴作用が起きるでしょう? 共鳴作用が起きるのに、プラス・マイナスが相対的位置、同じ周波数の状態になると鳴るようになるのです。

それはいつ起きるのでしょうか? 思春期、このように成熟した時には…。成熟すると、どうなるのかと言えばですね、世の中の道理を知るのです。(一一八\三〇九)

皆さん、思春期を迎えた青少年たちを見なさい。女性を見ると、目をぱちくりさせて、五色の服をまとって、お尻をくくって歩きまわります。お尻が大きいと大変なことになりますから。目立たないようにひたすら小さくして外出するのです。

皆さん、人間において、知恵とすべての肉的作用を百パーセント活用することのできる時が思春期です。細胞全部が作用するのが百パーセントなのです。その時だけは百パーセント活用するのです。

女性たちは、かわいらしいものや模様のついたのを、なぜ着ようとするのですか? それは全部皆信号と同じなのです。(一四四\二〇二)














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