成約人への道
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 四 民主世界と共産世界の未来

  1.民主世界と共産世界を一つに

 神主義とは何ですか。先祖主義です。第一先祖主義、その次には頭翼思想です。共産主義と民主主義が闘うのをやめさせる、父母主義のようなものです。父母主義です。頭翼思想とは何かと言えば、それは真の父母主義です。愛を中心とした父母を知るようになるときは、この手も闘っていたのがすべて解かれ、一つになるのです。座る位置、立つ位置、方位を備えて、誰も指導しなくても天理の大道を守って生きることができる人をつくれば、すべて終わるのではありませんか。人が問題です。お金はいくらでもあり、国はいくらでもあります。何が問題ですか。人なのです。
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 原理がなかったならば共産主義の克服はもちろん、代案提示も不可能だったというのです。それは、何をもってするのですか。神主義をもってするのです。神主義とは何ですか。真の愛主義です。生命を投入しても、また投入しようとし、何度も投入しようとするのです。そうしてみると、宇宙を包括しても余りある、神様の愛があふれる宇宙になるのです。
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 現在、世界で起こっている最後の難しい問題とは何ですか。東西文化の分立の問題です。東洋と西洋をどのように一つにするかという問題です。それは人間の力ではできないのです。左翼と右翼が一つになるには左翼でもできないし、右翼でもできないのです。ここに頭翼が出てこなければなりません。それで頭翼思想の顕現を語っているのです。
 人間が優れているというあの人本主義思想、唯物主義をもってもできません。物本主義思想と人本主義思想では駄目なのです。天意による本然の心情を中心とした、神本主義思想に帰らなければなりません。このような問題を提示して、東西に分立されたこのすべての文化背景を、どのように連結させるのかというのです。アメリカの国民が私に反対しましたが、私に従わざるを得ない段階に入りました。西洋社会も同じです。
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 人類の真の平和は右翼でもできないし、左翼でもできません。その理由は右翼も左翼もその根本的動機が利己主義を抜け出ていないからです。自分を中心として自国の利益を中心とするとき、そこには永遠になくならない利害の相衝があり、統一もあり得ず、平和もありません。
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 共産主義や民主主義は左右思想です。左右思想とは何かと言えば、カイン、アベルの兄弟思想ですが、東洋から出てくる新しい思想は、父母の思想だというのです。父母を中心とし、アジアを中心として左右が統一されなければならないというのです。これを頭翼思想と言うのです。それで両者に「これ、間違っているぞ」と言えば「そうです」と言い、「私の言うことを聞け」と言えば「はい」と言うのです。それですべて終わるのです。簡単なのです。「お前たちが主張することよりも、父母様が主張することがもっといいので、従わなければならない」と言うときは、「はい」と言うのです。
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 私たちが共産主義の本質が無神論にあることを看破するとき、これを克服するイデオロギーが神様を認め、神様を中心とする理念でなければならないことは言うまでもありません。私たちはこのイデオロギーを「神主義」または「頭翼思想」と呼びます。絶対的な神様中心の世界観こそ、共産主義から人間を解放することのできる最も効果的な武器なのです。それは「神様がいらっしゃる」という真の真理のみが、「神様がいない」という偽りを一掃できるからです。
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 復帰の道はそんなに簡単ではないのです。今は左右の終末時代です。左右と共に死んでいったイエス様は、父母の恨を残して逝きました。それで父母の思想をもって頭翼思想と神様を中心として、左翼の讒訴圏を離れた立場で統一圏を論議し、反対に回れ右をして無限に進んでいける環境をつくらなければ天国ができません。そのような時です。そのような意味で、先生が神主義と頭翼思想を掲げて兄弟主義をなだめるようなことをするのです。
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 現在統一教会で言う統一思想とは何ですか。神主義はあとです。統一思想とは何ですか。左翼と右翼が闘うのは、頭がないので闘うのではないですか。ですから頭があれば、頭翼思想、左翼思想、右翼思想、三つの思想が合わさって連合思想が出てくるのではありませんか。その連合思想の主体とは誰ですか。どんなに考えてみても頭の上がすべての神経系統の中枢神経の根なので、そこを通過しなければ出ることができないのです。それでは、その根の中の根とは何ですか。それを知らないでいるのです。根の中の根は、神様です。神様から出てくる頭翼思想です。
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 左翼、右翼がいつも双子のように一つの懐に抱かれてお互いに足でけったりしないで、乳を分かち合って飲みながら、取り替えてもいいと言える双子にならなければなりません。アダムとエバがそのように神様の懐で愛することができる立場に立たなければ、天国は出てこないのです。ですから私がアメリカに行って怨讐を合わせ、怨讐の国で天の国の伝統基盤を立てて、天国の出帆を宣言したのです。聖書で言う怨讐は、個人ではありません。国です、国。
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 皆さんには、神様と真の父母以外にはいないというのです。そうでなければ、サタン世界に伝統的基盤を立てることはできないのです。これを立てずしては。サタンはこれ以下のものなので、それ以上上がれないのです。このような時が来るので、金日成も、ソ連も、アメリカも長くないというのです。ただ文総裁の思想だけが世界に頭翼思想として残るのです。頭翼です。右側の右翼を中心として、左側の左翼を中心として、頭が治めることのできる水平線上に置いておいて一回りだけすればいいのです。左側が右になり、右側が左になる日にはすべてが終わるのです。
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 韓国はもちろん、全世界は今、価値観の没落によって大混乱に置かれるようになりました。本人は、このような世界に向かって今まで世界的な碩学たちを対象に、愛を中心とした絶対価値を主張し、頭翼思想を宣布して、左翼・右翼の間違いを正し、新しい世界へと進んでいくことができるように指導してきました。そうして我が祖国、韓国の地から世界的な指導者たちを排出して、統一の世界、平和の世界である地上の楽園を成就しなければなりません。我が祖国の統一はもちろん、東西の文化的な違いと南北の貧富の格差を神主義と頭翼思想によって解消し、愛を中心とした人類大家族社会である平和の世界を建設していかなければいけません。
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 南北が引き裂かれて南北の貧富の格差が開いたのを一つにしなければなりません。東西の文化を一つにしなければなりません。人種差別、文化の差別をなくして一つにしなければなりません。何によって一つになり得るのでしょうか。これが絶対的な一つの愛から出発できなかったので、この絶対的な愛によって宇宙版図の上にしっかりとしておけば、統一教会に反対する喚声がなくなるのです。そのようになるとき、世界はこの愛のふろしきに老若男女を問わず一つに包まれるだけでなく、霊界にいるすべての霊人もこのふろしきに包まれることを願うことでしょう。ですから頭翼思想を中心とした天宙統一という言葉が、妥当な言葉なのです。アーメン!
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 社会主義、共産主義は絶対的な一つの国を指向しているのです。これから神様の理想を中心とした所有権復帰の時代が来るので、サタンは先に知って、共産主義を通じて世界的な神様の所有権をなくしてしまおうと計画したのです。それでサタンとしてはできることをみなやりました。先生は神様の側にすべてを復帰しました。それで理論的にも思想的にもみな手を挙げたのです。今は文先生の前に、神様の前には反対するものが何もありません。
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 今も所有権が問題になっているでしょう。共産主義、社会主義は国家が所有主になっています。民主主義は個人が所有主になっています。それを移行して誰の所有でしょうか。全世界の所有は神様のものであり、全世界はその子女たちのものであり、その子女は家庭のものなので、その移行する過程において、一箇所に集めなければなりません。そのような主人には、ただ神様がならなければなりません。神様が主人になり、神様の所有権をもつ主人となって、真の父母に伝受され、真の父母によって子女に伝受されてこそ、その所有決定権は神様の世界のものになるのです。
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 自分の物、自分の息子、自分の夫婦自体が自分のものではありません。天使長の立場にいるので、絶対否定の立場、所有権を否定する時代を超えなければなりません。そのような時代に行くので、社会主義や共産主義というものは個人の所有がありません。国家の所有、社会の所有を言っているのです。大韓民国もそのようになるでしょう。お金をもうけてもみな取られるではありませんか。そうでしょう。そのような時代に入るのです。


  2.宗教と哲学を収拾する頭翼思想

 哲学において観が違い、物質が先だとすることによって共産主義が生じ、心が先だとした観から民主世界ができたのです。唯心史観と唯物史観が起こったのです。このようにして歴史が変わり、目的が変わったのですが、それが正しくないので全部壊してしまわなければなりません。心と体というのが主体と対象の関係になっていることを知らなかったのです。これを別々に切り離して考えたので、行く道がないのです。そのような意味で今、文総裁が主張する神主義や頭翼思想というこのようなものが問題になるのです。主体自体が生じるとき、主体自体のためにできたのではなかったのです。
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 頭翼思想とは何かと言えば、完成したアダム主義です。アダムが堕落することによって完成したアダムになれなかったので、アダムを育てあげるためにサタン側の息子、神側の息子を育てていったのです。それで、左右が互いに主人になろうとして闘ったのです。そのような歴史です。頭翼思想は何を中心とした思想でしょうか。原理で見れば、間接主管圏と直接主管圏が統一されていません。アダムが責任分担を果たすことによって間接主管圏、直接主管圏が一つになる思想です。どこで一つになるのでしょうか。十段階を越えてです。
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 統一をどのようにするのですか。強制的に殴ってできますか。そのようにしては絶対いけません。たたいては一人も統一できません。どのようにしますか。「ため」に生きるのです。一番貴い愛と生命と血を投入するのです。それをするやからが統一教会です。統一教会とは何ですか。どのように統一するのですか。それでは、それはどんな主義ですか。それは神主義であり、真の父母主義です。真の父母主義とは何かと言えば、頭翼思想です。
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 今までの数多くの「主義」は、不変の方向を取ることができませんでした。アメリカはアメリカだけを中心として、ソ連はソ連だけを中心として、民主主義は民主主義だけを中心として、共産主義は共産主義だけを中心としてきたのです。宗教もそれと同じでした。それは、神様が願われる方向ではありません。一時も同じ方向を取ることができず、すべて東西南北にそれぞれ分かれました。今まではどんな組織、どんな責任者、どんな国家も神様が願われる方向をつかむことができませんでした。ですからこれからは、個人、家庭、社会、国家、世界、宇宙、天宙などすべてのものは、永遠不変の方向性をつかまなければならないのです。そのようなものを代表したのが頭翼思想、神主義だというのです。
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 今、東西問題を中心として見たとき、民主主義が勝ったと思わないでください。民主主義は何もありません。民主主義というのは政治形態の一つの解説方法です。思想的基礎は何もありません。今、思想の空白期に入ったのです。これから私たちの思想を教育しなければなりません。神主義、頭翼思想を掲げていかなければなりません。それをもって、制度化して引っ張っていく機関が必要なのです。統一教会をもってしては駄目なのです。
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 皆さんはここに何のために来たのでしょうか。世界のために来たのです。世界のために闘っているのです。すべてが世界のために投入し、また投入する人たちです。このような原則から見れば、理論的に神様の創造原則と一致するので、統一教会は後退しないのです。発展、発展、発展するのです。今は頭翼思想を中心としています。これは右翼と左翼のすべてを包容するのです。また、これは神主義を中心として霊界までも収拾することができるのです。霊界と地上界を収拾して、真の愛による世界を出現させることが、神様の創造理想であり、原理にかなったことなのです。
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 見てみなさい。民主世界は右翼を代表し、共産世界は左翼を代表します。これらは今崩れつつあります。アメリカも同じです。両世界ともセンターがありません。これから必要なものは統一思想と神主義だと、レバレンド・ムーンが宣布しました。いかなるヒューマニズムも神様の前に出ることはできません。神主義しかあり得ません。神様だけが絶対的であり、永遠のセンターです。頭翼思想だけが全人類のセンターになることができます。真の意味の霊界と肉界のセンターになるのが真の父母主義です。
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 聖書でも「終わりの日には自分の家の家族が怨讐だ」と言っています。終わりの日には家族が怨讐になるというのです。このような逆説的な論理がどうして設定されたのでしょうか。これは一度反対にならなければなりません。左右が一八〇度回ればどうなるかということです。大変なことになります。方向が変わるというのです。それで主体思想、頭翼思想が必要だというのです。それでは頭翼思想とは何でしょうか。神主義を求めていくことです。神主義を求めて何をするのでしょうか。平和主義として再度出発するのです。神主義は神様と出会って愛を中心として一つとなり、平和主義として再度出発することによって、この世界で本然的な地上天国の出発基地ができるというのです。そこで一生涯生きた人は間違いなく永遠の世界にそのまま入っていきます。手続きもせずにそのまま入っていきます。鑑定がありません。簡単でしょう。
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 聖人たちも道端に立ち止まっています。自分が行くべき道を行くことができません。根本を知らないからです。しかし統一教会の文総裁は直行するのです。み前に直行して、み前で報告するのです。その道が真の父母が提示した基準であることを知り、頭翼思想、神主義の思想に従って花咲けというのです。これが心身一体理想です。アーメン。
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 イエス様が死ぬことによって左翼と右翼が生じ、バラバ圏が生じました。願わない死でした。生きて統一すべきでしたが、死ぬことよって今まで個人、家庭、氏族、イスラエルが戦ってきたというのです。ですから、このようなすべてのことが統一されなければならないのです。頭翼思想を中心として、神主義を中心として、完全に統一されなければならないのです。バラバ圏の前にサタンが立っています。それでイエス様が行こうとするとき、イスラエルの国の前に怨讐であるイスラム教圏が生じたのです。




















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