E-listBBSSearchRankingMusicHall-HornGo to Top


四 真の御父母様の再現と理想的家庭


 この講演文は1992年7月6日から7月9日まで、韓国全土を四地域に分けて実施された「世界平和女性連合」大会でのみ言です。


1 韓鶴子総裁! 御来賓、そして満場の女性指導者の皆様!

2 きょう私は、韓総裁のお話を通じて大いに慰められました。天命に従い一筋の道を走ってきた私の生涯は、波瀾万丈の苦難の道でした。

  ◆ 天道を立てる道はみ旨のみのための寂しい道

3 天道を立てる道は、妥協のないまっすぐな道です。人間的な面目や人間的な威信を表面に立たせることのできない道であり、ただ神のみ旨のみのための寂しい道でした。

4 個人に運というものがあるように、家庭や国家にも家運と国運があり、さらには世界の運、そして天地全体には天運というものがあります。しかし、どんなに良い運勢をもって生まれた人であっても、家運が傾く時は、共に苦難を受けるようになり、個人運、家庭運の良い人であっても、より大きな国運が傾く時は、共に没落せざるを得ません。

5 さらにはすべてを包括し、あらゆるものの上にある天運の方向と進行によって、国家や世界の方向も決まるのです。ですから、この世で天道を立てるということは、すなわち個人や国家の行く道を天運に合わせることなのです。

6 今日、韓国の病弊や世界の問題を考えてみてください。経済不況、環境汚染、政治的な不条理、人種および宗教間の紛争、倫理道徳の退廃、価値観の崩壊など、様々な病弊や問題に対して、いったい誰が根本的に解決することができるのでしょうか。人間の知恵や努力のみではできないことです。お金の力や権力を集めても解決できません。むしろ、人類の病弊はだんだんと深まる一方なのです。

7 今や人間は、謙虚に天の声に耳を傾け、神が提示される解決の道を探さなければなりません。

8 この国と人類は私の教えを受け入れなければなりません。これは自分自らを誇るためのものではありません。神のみ意がそうなっているのです。神様は私を通して天道を明かしてこられましたし、また人類の根本問題に対する解答を与えてくださいました。

  ◆ 苦難と逆境の中で築かれた驚くべき道

9 私は過去におきまして、歴代の政権による迫害によって悔しくも牢獄生活をしてきました。そして一部のキリスト教の人たちの偏見と悪意に満ちた反対は様々なうわさを作り出し、本当に私の行く道が妨げられてきました。

10 しかし神様の守りがあって、私は世界的に奇跡的な勝利の基盤を築き上げてきました。これは、歴史始まって以来前例のない驚くべき基盤なのです。

11 特に、全世界のキリスト教を代表した国として準備されてきたアメリカの地において、かつて有色人種がもつことのできなかった記録的な基盤をもつことができました。もちろん私は、アメリカにおいて人種差別や宗教的な偏見による多くの苦難を受けたし、悔しくも監獄生活にまで耐えなければなりませんでした。

12 しかし私は、根こそぎ揺れるキリスト教の再建と、麻薬や不倫で重病を患っている青少年たちを教育訓練し、アメリカに希望を与えてきました。今やアメリカの政界において、誰も私の基盤を無視できないようになりました。

13 日本やヨーロッパにおいても同様です。既に、世界百六十カ国の宣教部は、それぞれの国において、信仰運動と共に倫理と道徳再建運動の表象となって発展しています。

14 私は一九八〇年代の初めから、ソ連帝国の滅亡をテーマとして世界的な学術会議を開くようにと提案してきました。一九八五年に発行された学術研究誌は、ソ連共産帝国の滅亡を最初に予言した世界的な資料となりました。

15 このような基盤の上でソ連を訪問してゴルバチョフと会いましたが、今はソ連の十五共和国の中で三共和国が統一教会を国教にしようという動きを見せています。

16 また、既に数万名の大学生たちが私の思想を勉強し、七百の大学で原理研究会という大学生の会が組織されました。高校の教師と生徒たち数万名も、今年に入って原理修練を受けています。

17 このようなことは、人間の力のみでできた結果でしょうか。これこそ、生きていらっしゃる神様のみ業が共にあった証拠なのです。徹底した無神論者たちが四泊五日の修練教育を通して、神様を中心とした人生観、宇宙観をもった人格者へと変わっていく奇跡が起こっているのです。

18 中国においても大きな基盤を築いてきました。重要な工業都市建設などが数十年前から準備されてきました。

19 また、昨年(一九九一年)十一月三十日、平壌を訪問して金日成主席と会ったのも、すべてが天命によるものなのです。

20 今まで南北統一のために誠を尽くしたのは、神様のみが知っていらっしゃることです。南北統一は可視的な南北の統一だけではなく、神様が中心となられた摂理的な統一なのです。南北統一は私が立てた基盤を通さなくては成し遂げられません。

21 摂理が要求する統一は統一自体が問題ではなく、統一の基盤の上に永遠な自由と平和と幸福と理想を咲かせるためなのです。ですから、力による統一や相手を不幸にさせる統一などではありません。相手のために尽くし、また尽くす真の愛による統一でなければなりません。

22 それゆえに、祖国統一は一個人や政党、政権の利益のために利用されてはなりません。私たちすべての愛の心の実践が北の地の同胞たちに届く時、真なる統一が訪れることでしょう。

  ◆ 世界平和を実現するために創設された「世界平和宗教連合」

23 女性指導者の皆様! 私は「ため」に生きる神様の真の愛を中心として、今日まで超教派、超宗派の和合運動を全世界的に展開してきました。

24 宗教間の和解や交流なくして、どうして世界平和が訪れるというのでしょうか! 今も中東、アイルランド、インドなどでは凄惨極まる宗教戦争が繰り広げられているではありませんか。

25 私は昨年(一九九一年)八月二十七日、世界のあらゆる宗教の最高指導者たちを集めて「世界平和宗教連合」を創設し、和合と協力で世界平和を実現できるように、宗教人たちの衆知を集めました。本当に意味深い団体なのです。

26 宗教はそれぞれの個別性も重要ですが、それに劣らずお互いに共通点も多いし、絶対者を追究する同じ目的をもっているのです。

27 すべての宗教は、神様がその全体摂理の目的下に立てたということが重要なのです。ですから、お互いに和合しなければなりません。

  ◆ 神様の救援摂理は原状を回復する復帰摂理

28 韓総裁の基調講演で言及されたように、キリスト教では「人間が善悪を知る木の実を取って食べ、すなわち不信の罪を犯して堕落した」と教えています。人間始祖は、堕落しなかったならば神様の貴い息子、娘、すなわち神様の王子、王女として神様の血統を受け継ぐようになるのです。また、彼らは父なる神の所有、万有も相続するようになります。

29 そして、彼らは成長して理想的な愛の夫婦となり、完成するようになります。しかし彼らは堕落することによって、神様の血統から逸脱し、神様の所有が奪われ、神様の心情を失いました。

30 神様の救いの摂理は原状へと帰る復帰摂理なので、人間は血統復帰、所有権復帰、心情圏転換の使命を担当しなければなりません。

31 結果的に人間は堕落することによってサタンと一体となり、アダムとエバはサタンについて地獄へ行くようになったのです。エバのあとには長子カインが、そのあとには次子アベルがついて行ったのです。

32 そこで神様の復帰摂理は、あとに出発した善側の象徴である次子を立てて、先に出発した悪側の象徴である長子を屈服させることにより、サタン分立の条件を立てつつ進めてこられました。

33 復帰摂理の根本は、血統と所有と心情を転換する復帰されたアダム、すなわちメシヤを送るところにあるのです。しかし本然の息子の心情的な立場を一遍に復帰することはできません。
34 僕の僕の立場から出発してだんだんと復帰していかなければなりません。サタンが権勢を振るっているこの世において、善側のアベルが僕の僕の立場から、真の愛をもってカインのために生きることにより、サタンも讒訴することができず公認するしかないように、その使命を果たさなければなりません。

35 そのようにして、僕の使命、養子の使命、庶子の使命、直系子女の使命を果たし、愛と情の秩序が復帰されていくのです。すべての段階においてサタンが讒訴できないように、真の愛をもってカインのために生きてこそ復帰が可能になるのです。

36 直系子女の立場からアベルがカインを屈服させて一つとなれば、その基台の上に母のエバが立ち、そのエバがすべての責任を果たした時、アダムが立てられます。こうして初めて神様がその基台の上に臨在することができるのです。そこに、八段階の縦的で必然的な復帰摂理の過程があるのです。

37 復帰摂理を横的な面から見ると、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、そして神様に至るまで八段階があります。

  ◆ 頭翼思想と神主義

38 イエス様は第二のアダム、メシヤとして来られたのですが、不幸にも選民イスラエルがイエス様のことを悟らずに、十字架上で亡くなるようにしてしまったのです。しかし再び来られる再臨主は、聖書の文字どおりに空中から雲に乗って来られるのではありません。今年(一九九二年)の十月二十八日に信じる者は空中に引き上げられるなどと宣伝している人がいますが、そのようにはなりません。私の言うことを信じなさい。絶対にそのようなことは起きません。十字架で行かれた主は十字架を通して再び来られるのです。

39 イエス様が十字架で亡くなられる時、十字架を中心として三種類の人々がいました。自ら罪を悔い改めてイエス様のことを証した右側の強盗がその一番目です。二番目は、罪人でありながらその罪を悔い改めずにイエス様を誹謗した左側の強盗です。そして三番目がバラバです。すなわち、彼は当然十字架につけられ死ぬべき罪人でしたが、ユダヤ人たちがイエス様を憎み十字架につけたことにより、代わりに恩赦を受けた者です。

40 再臨の時に、この三つの型が世界的に大きく拡大されて現れるのです。西欧キリスト教圏は、第一の型である右側の強盗の立場です。原罪はあるものの、主を信じる善なる立場なのです。無神論の唯物思想である共産圏は、第二の型の左側の強盗の立場です。中東のイスラム教圏は、第三の型のバラバの立場なのです。イスラエルがイエス様を十字架につけたことによって、神様が十二支派に分けてあげた中東地域を占めるようになったのです。

41 イエス様が亡くなられたことによって生じたこの三つの型の世界的な結実を、イエス様が復活された立場で来られる再臨主は、すべて収拾しなければなりません。

42 西欧キリスト教の収拾のために新しい宗教改革を起こし、また共産主義の無神論思想を克服して全共産圏を神側に取り戻さなければなりません。そのように左翼と右翼を克服して統一調和させる思想が、すなわち私が提唱した「頭翼思想」と「神主義」です。

43 既にお話ししたように、もはや頭翼思想によって左翼と右翼世界を収拾しているのです。また、偏狭で独断的であるイスラム教も歴史始まって以来初めて和解し協力し合えるようになり、去る四月には、中東の八カ国の代表が統一教会の合同結婚式にも参加するという奇跡が起きたのです。

44 堕落人間の罪悪を清算する祝福式を主催し、左右両陣営を収拾して歴史的な[藤を解消し、さらにイスラム教圏とも和解する奇跡をつくり出したのです。これは人間の能力や計画などでできるものではありません。

  ◆ 再臨主であり、救世主であり、真の御父母様であることを言明

45 神様が私をメシヤとして立てられて、今日まで救いの摂理をされてこられたからです。私は再臨主であり、救い主であり、真の父母として使命を果たしてきたのです。時が来たので、このことをこの場で宣布するのです。

46 私の言うことに耳を傾ける者には幸福があります。この民族が私の言うことを聞けばこの国はどんなに良くなることでしょうか。為政者たちが私の話を聞けばどれほどいいでしょうか。聞くか聞かないかは各自の責任ですが、世界万民が私の話を聞くようになる時が来るのです。

47 多くの人々は、救い主は審判の権能をもって来られる方であり、また栄光の主であると言っていますが、それは間違いです。神様はこの罪悪世界を見たくなく、一瞬も早く審判をしてしまいたいとも思われます。

48 しかし、真の愛の神は、人間の永遠な生命のために常に心配されているのです。長い年月をかけて忍耐されながら、真の愛をもって自然屈服させる神様の心情を知らなければなりません。

49 堕落人間の側からは救い主ですが、神側から見れば天地創造の時に失ってしまった真の愛の創造理想を成す真の息子であり、真の父母となるのです。救い主は、堕落によってもたらされた神様の恨を晴らすために、生涯を懸けて犠牲の道を開拓してこられた方です。栄光の中にのみいらっしゃる方ではありません。常に神様の心情と共に痛哭し、サタンを屈服させるために心を痛められるお方です。

50 神様の創造目的を成し遂げるために心血を注ぎ、気をもんでいらっしゃいます。救世主は、失った子女を探してサタン世界をさまよいつつ、僕の僕の姿をもって悲しんでいらっしゃる神様のことを誰よりも知っているので、神様の心情がそのような恨から完全に解放されない限り、栄光の立場に立つことができないのです。

51 世界平和女性連合の指導者の皆様! 皆さんの中には連日の大会で苦しみを感じ、十日余りも待たず、またこのような大会を開くということで不平を言ったりする者がいるかもしれません。しかし、私と共に毎日誠を尽くせば、神様の善なるみ旨が成し遂げられるのです。

  ◆ 真の愛で真なる家庭理想を完成してこそ

52 私は皆さんを利用するつもりはありません。むしろ皆さんが私を必要とすることでしょう。韓総裁と一体となり、その分身となって、皆さんの家庭から子女を正しく教育し、夫を正しく導かなければなりません。そうして、皆さん一人一人が真の愛の理想のもとに、神様の祝福を受けることができるようにと願うのです。

53 私の最大の関心事は、皆さんの各家庭が真の愛で一つになり、真の家庭理想の完成を成すことです。

54 「世界平和女性連合」を中心として、各国において、市、郡、面、里、そして洞、統の指導者によって、道義が再建され、真の愛の実践運動が展開されるならば、それ以上の愛国運動がどこにあるというのでしょうか。麻薬追放、禁酒禁煙運動、歓楽街の撤廃、指導者たちの不道徳の一掃、青少年の脱線防止、正しい道徳運動の展開など、私たちのやるべきことは山ほどあります。

55 各国社会が女性指導者の皆さんによって浄化され、真の愛により和平を成した時に、初めて世界統一の宿願も成就されるのです。そればかりでなく、女性が世界を指導し、また平和な世界が成されることでしょう。
 効果的な女性連合運動にするためには
56 女性指導者の皆様。私は今日まで、自分が実践していないことを弟子たちに指示したことはありません。ですから皆さんが、私の百分の一でも真の愛を実践して大いなる救いの運動を広げるようにお願いします。

57 一番効果的な女性連合運動の単位は面と洞、そして里と統です。このような基本単位から、真の愛の運動が班を越えて家庭にまで定着するようになるのです。このようにして、本来堕落しなかった本郷に帰ってきて、神様と分立された家庭を取り戻して永遠定着をするようになります。

58 今日まで神様は多くの御苦労をしてこられました。完成したアダムを育てるために、ありとあらゆる御苦労をしてこられました。そのようにして真の父が生まれたのです。真の天の男性が生まれたのです。

59 サタン世界の男性たちは、その人が真の新郎であり、主人であり、地上と天上天国の王として来られる方であることが分かるので、世界を代表した個人、家庭、国家、世界、天宙を合わせて滅ぼそうとするのです。

60 その方はサタンの迫害、謀略、中傷を歴史的に受ける立場から、個人、家庭、国家、世界、天宙的勝利を収めて神様と一体となり、歴史上で初めて勝利者となって、サタン世界の個人、家庭、国家、世界、天宙を取り戻してくるようになりました。

61 さらに、真の父のあとに従ってくる立場にいた真の母も、歴史上初めて対等な立場に立たれて、全世界に女性解放を宣布することによって、真の父と母が子女を率いて神様の前に出て、天の全権と全能を相続して、本然の家庭を出発し、氏族と民族、国家、世界、天宙を取り戻してみ旨の完成世界を再編成するのです。

62 すべての男性は天使長の立場にいるので、すべての女性を返さなければならない立場に立つようになります。完成したエバである真の母の分身の立場に立った全女性は、真の母と一体となった条件でもって、真の父と一体となった条件を取り戻すことにより、真の父母の思想で息子、娘を教育しなければなりません。

  ◆ 真の父母の家庭と一体となって、創造理想の家庭を復帰しよう

63 このような教育を通して息子、娘が真の息子、娘となり、母と子が一体となることによって世の中の父を再教育し、再び真の父母の祝福を受けて接ぎ木する立場で、真の父母の家庭的道理を体得するようになるのです。

64 アダムとエバは家庭において堕落したので、復帰も家庭から成さなければなりません。

65 里、統、班を越えて家庭に定着しなければならないのです。ゆえに家庭で真の父母と出会わなければなりません。真の父母は個人の峠、国家の峠、世界の峠、天宙の峠を勝利的に越え、再び天宙から世界、国家を経て、家庭を救うために来られるのです。そのために準備されたのが今回の大会なのです。

66 去る四月十日の大会は、真の御父母様の世界大会であり、国家、道、市、郡大会、続いて面、里、班大会を経て、家庭にまで至らなければなりません。

67 「世界平和女性連合」の組織の責任者は、真の御父母様の家庭と一体となることで家庭復帰が可能になり、完成した勝利者となります。

68 そうして、それを氏族に連結させなければなりません。既に真の父母が全国と世界に氏族的メシヤを配置したので、彼らの教育を受けて一体となれば国家復帰も自然に可能になるのです。このようにして南北統一はもちろん、地上と天上の統一を成してこそ神様も解放され、初めて神様を中心とした太平の代を迎えるようになるのです。

69 新郎として来られた真の父のみ前に、真の母と全女性が共に新婦の立場に立ち、創造理想的家庭を成しましょう。

70 ぜひ、「世界平和連合」の会員となって祝福を受ける家庭となりますようにお願いいたします。ありがとうございました。




















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送