祖国光復と入籍
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第一章 祝福と入籍

一、入籍についての最初のみ言
 一九五九年十一月二十二日、全本部教会で

 神様は六〇〇〇年という長い歳月の間、摂理してこられましたが、いまだに慕わしき人間を抱いて生活したことがありません。私たちは「神様、私たちは父の息子、父の娘です。私たちに恵みを下さって感謝いたします! いつも共にあってくださって感謝いたします!」と言いますが、それは極めて理不尽なことです。神様は有史以来、慕わしき息子・娘を集めて暮らしたことがないのです。それゆえ、その心に曲折を抱きながらも息子・娘を探し求め、その息子・娘を中心に天地万物がうれしくて動くことのできる、そのような時を望みながら耐えてこられた、神様の六〇〇〇年の摂理歴史なのです

 皆さん、祈祷してみてください。祈祷をすればするほど、涙で前が見えなくなるのです。お父様の前に近づいていけばいくほど、悲しみと号泣が始まるのです。そのような段階を越えて、お父様を考えただけでも踊りたくなるようにならなければならないのに、まだそのようになっていないのですから皆さんは、いまだに神様が慕い求めなければならないという、歴史的な条件に引っかかっており、時代的な条件に引っかかっています。ですから、神様の所願の条件を持っていない皆さんは、これからは、天と自分の間にある、慕わしさの条件を清算すべき時が来るということを知らなければなりません。その後は、何をしなければならないのでしょうか? 天の食口として入籍できるその日を慕い求めなければなりません。慕い求めるにあたっては、皆さんひとりだけで慕い求めてはなりません。全世界人類が慕い求めなければなりません。全世界人類が慕い求めなければならないのです。(八−一一四、五九年十一月二十二日)


二、真の御父母様家庭の入籍

 一九七一年は「神の日」三周年になる年ですから、例年とは違い大きな意義があります。ですから先生の家庭を中心として、神様の前に新しい入籍式をするつもりです。そして、イエス様がこの地上で解くことのできなかった、その恨を解いてあげる内容の儀式もなければなりませんが、それは祈祷でしてあげようと思います。(三八−四三、七一年一月一日)

 今朝、「神の日」を祝う儀式を持ちました。その前に何をしたかというと、奉献式をしました。今まで先生の家庭自体も、神様の前に入籍することができませんでした。入籍をするためには、カイン的家庭を屈服させることのできる立場に立たなければならないのです。今回先生が、皆さんのいちぱん愛する、心情的な基盤の妻を引っ張りだして動員したにもかかわらず、皆さんの中に反対やデモがなかったという事実は、極めて栄光なことです。

 それゆえ、先生の家庭を中心として全体が第一線に行って対面することのできる、家庭的一致の基台が連結され、勝利の基盤が築かれたという条件を備えるようになりました。そのようにして、先生の家庭が初めて神様の前に奉献できるという、勝利的条件を立てることができたのです。ですから「神の日」を祝う式も行い、二階では先生の家庭奉献式も行ったのです。それゆえ先生の子供たちにも祝福をしてあげたのです

 ところで、奉献をするにあたっては、秩序を守っていかなければなりません。天の家庭がある前に天使世界があったため、先生の家庭を奉献すると同時に、イエス様の恨を解怨し、地上の願いも解いてあげなければなりません。そのために今後は、イエス様の相対格、あるいは亡くなった使徒たちの相対格を、私たち統一教会で準備するようになるかもしれません。このような内的な因縁を中心として、横的な立場にある霊界の霊人をみな地上に再臨させ、活動することのできる基準を連結させてこそ、初めて地上に天国の家庭が立てられるのです。(三七−三〇五、七一年一月一日)

 家庭が金城鉄壁のように一体となった日には、いかなる国家にも見られない、神様だけが前後・左右・四方を統率し管理することのできる、完全な一つの中心家庭となり、その家庭は国家を持ち上げるようになります。そのように国家が完全に動きうる圏が生まれた日には、その家庭を中心として世界の運勢が新しく動きはじめるのです。これが、原理を中心とした、この時代を見る観です。(三七−三○五、七一年一月一日)

 今日の統一教会が記念する「父母の日」、「子女の日」、「神の日」、「万物の日」といった名節は、本来別々にあるのではなく、一つの日とならなければなりません。アダムとエバが神様の愛を中心として祝福を受け、家庭を築き、神様の愛を中心とした血統的な直系子女の圏内に入籍するその時間に、それらのすべてが完成するのです。その完成の基台というのは、個人的でなく宇宙史的です、世界史的なのです。(八七−一七七、七六年六月二日)


真のお母様の勝利

 一九九九年の統一教会の標語が「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」です。三億六千万双を中心として、神様と真の父母を中心としてびっくり返らなければならないのです。すべてが成就したのです。それでサタンがすべて屈服したために、これを宣布しなければなりませんが、神様自身が宣布することができません。堕落の元凶は神様ではありません。アダム、未完成のアダム、失敗したアダムがしたがゆえに、完成したアダムがこれを神様の前に通告し、宇宙的な一つの法で杭を打ってこそ、神様が顕現できるのです。サタンも退くのです。そのような式を今年五月十四日、パンタナールでしました。

 それを基盤としながら、今までお母様が世界的に責任を負ってきたのです。統一教会とか国家とか全部失敗しました。再び三億六千万双の大転換時期を中心として、再度、真の御父母様が責任を負うのです。これからは神様の前に責任を負わせないのです。私が責任を負うのです。全体の責任を負うのです。

 それでお母様がサタン世界の最高階級を中心として、八十か都市で巡回講演を通じて勝利の覇権を持って入ったために、お母様は母としての責任を初めて神様が公認した立場に、サタンが公認した立場に、人類が公認した立場に立つようになったのです。キリスト教をはじめとする、人類の宗教圏を越えて勝利の版図圏に立ったために、アダムの前に失敗したエバが復帰された価値をもって、同じ立場に入籍して行動できるこういう資格を持つために、これを天地に宣布するのです。それでこの場をもって文総裁がお母様に対して、韓鶴子氏に対して表彰をするのです。

 それでこれからは対等な立場に立つのです。男女平等権時代が来るのです。愛を中心として男女平等権時代なのです。それゆえ、これからは女性を結束させて、男性を教育する時が来ました。男たちはみんな流れ者です。世界中の男という男はみなそうなのです。

 口八丁手八丁の者たちは、すべてみな女性の心情に釘を打ち込んだのです。神様の心情にエバが釘を打ち込んだために、男性、つまり天使長がエバの心情に釘を打ち込んだのです。それを抜くことのできる人がだれかというと、お母様です。お母様の釘を抜くことのできる人はだれかというと、文総裁です。エバはアダムを殺して、イエス様を殺して、再臨主を追放しました。エバは三代の夫を喪失しました。その罪を許すことができないのです。その罪を拭うために文総裁がお母様を育ててきたのです。お母様を育てるのに、どれほど非難をたくさん浴びたことでしょうか? あることないこと、いちばんの悪魔だとか、色魔だとか、ありとあらゆるレッテルをはったのです。知らなかったでしょう?しかし、そのように育ててくる作戦を立ててきたがゆえに、生き残ってきたのです。

 そのようなすべてを完成して、お母様を天地の前に、堂々と男性と対等な立場に立てるのです。私が公認するのです。アダムが公認するがゆえに、アダムがエバを否定したことを肯定し、神様まで公認するがゆえに、女性解放が行われるのです! アーメン!(「アーメン!」)(三〇二−二三一、九九年六月十四日)


興進様の入籍

 人は死ぬと霊界に行くようになりますが、霊界に行くとどのようになるか知っていますか? 霊界は、愛を中心として生きることのできる世界が拡大されたものです。平面的に愛をもって生きるのではなく、縦的な愛をもって生きるのです。原形的な愛です。膨大な世界です。

 ですから統一教会は死を克服した教会です。死を恐れません。先生は死に対するすべての恐怖を超越した人です。それゆえ統一教会の葬式では、絶対泣くことがないようにします。

 先生自身もそうです。何年経ちましたか? 一九八三年ならば何年になりましたか? 五年になりましたか? 二番目の息子が交通事故で死んだのに、先生は涙一つも流さなかったのです。息子は道を急がなければなりません。道をえり分けてあげなければなりません。行く道を準備してあげなければなりません。行く道を準備してあげなければならないのです。先生の霊が先立って案内してあげ、入籍させて帰ってこなければなりません。それゆえに、どれほど深刻な立場ですか? ですから、来る時間がありますか?

 嫁に行く自分の娘を、突然見知らぬ家において、そのまま戻ってくることはできません。入籍をすべて済ませておいて、愛を受けることのできる、そこに対応することのできる婚礼家具をすっかり揃え、安着することができるようにして帰ってきたいのが親心というものです。それと同じです。

 昨日、お母様の母親(大母様)も亡くなりましたが、統一教会は葬式とは言いません。何と言いますか? 昇華式と言います。昇華するのです。横的な世界で暮らしてから、縦的な世界の活動舞台へ、無限な世界へと行くのです。サタン世界では泣きわめいて悪霊たちがやって来たりしますが、そのような場(昇華式)には悪霊がやって来ることができません。(一九五−一六〇、八九年十一月十五日)


三、入籍とは何か

 国を探し得たときには、皆さんはすべて入籍しなければなりません。入籍が何かを知っていますか?族譜を作らなければなりません、族譜。分かりましたか? 今後統一教会を中心として国に入籍するときには、族譜を作らなければなりません。族譜を作るときは、必ずすべてを天の前に返すのです。多いにせよ少ないにせよ精誠を込めて、自分の生涯のすべてのものを、命にかわるすべてを国に捧げるのです。近ごろ、税金がどうしてあんなに高くなったか知っていますか? 全部かき集めていくのです。九八パーセントまでかき集めていくのです。どうしてでしょうか。国に捧げるべき時が訪れるゆえにです。全世界がそのようになっていくのです。そのことが分かっていないのです。そのようになることによって、そのような伝統を受け継いで世界が一つになるとき、祝福を受けるとき、世界のすべてを天の前に返さなければならないのです。(一〇一−二八九、七八年十一月七日)

 天国に新しい族譜が編成される時に入籍が行われるのです。一六〇国家を中心として、一六〇家庭が一つになることによって入籍時代が始まるのです。皆さんが生まれたならば出生届けをしなければならず、結婚すれば婚姻届けをしなければならず、死んだならば死亡届けをしなければならないのと同じです。国が設定されことによって、憲法を中心として戸籍やそれに対する体系を築き、管理することのできる基本法が生まれなければなりません。

 その国に入籍するためには、一六〇家庭が完全に一つになって入籍しなければならないのです。入籍するとき、母国語を知らなければ入籍ができません。言葉と文化と生活環境において、完全に真の御父母様の文化圏を相続し、心情文化世界を代表した家庭として同じ型を備えることなしには、天国に入籍できる資格が剥奪されるのです。(二七六−二一六、九六年二月二十四日)

 アダムー家庭で失ったことを世界大家庭圏で蕩減することによって、アダム家庭で完成すべき「真の長子圏」、「真の父母圏」、「真の王権」を取り戻し、神様の主管する地上天国に転換して天上天国に入籍をするのです。そうして、神様を中心とした地上・天上王権時代に進入して、勝利と自由と幸福と統一の世界を取り戻し、神様の創造理想の地上天国、天上天国を迎えるようになるのです。これが救援摂理歴史の原理観です。(二七七−二一一、九六年四月十六日)

 入籍とは何でしょうか? お嫁に行く新婦が新郎について行くには、籍を移さなければなりません。自分が生まれた本然の籍を取り消して、他の地に移らなければならないのです。(一七七−三〇二、八八年五月二十二日)

 女性は、お嫁に行けば何をしなければならないでしょうか? 婚姻届けをするだけではありません。その家に入籍しなければなりません。入籍です。女性は結婚したら夫の所に入籍しますね? 西洋や日本の場合は、姓はどのようになりますか? 姓が変わるのです。何も根本がないために、井上なら井上、山岡なら山岡、木下なら木下というように、夫の姓に従って一つになっていくのです。それは、愛の関係を結ぶことを条件として一つになります。愛の力が生命の根源よりも強いゆえに、そのことを悲しく思うことなく当然と思い、希望を持って笑って行くのです。(二五八−二四四、九四年三月二十日)

 お嫁に行けば、よその家に引っ越しをするので戸籍が変わるのです。戸籍が変わるのです。全部みな入籍して、赤ん坊を生んで暮らしてから(離婚して)出て行くようになれば、子供たちを生んでおきながら、背を向けながらそのまま置いて出て行くようになります。入籍は何でしょうか? 真の愛の根源を中心として結ばれる証票なのです。(一七八−一〇七、八八年六月四日)

 信仰世界の女性たちは、どんな女性でしょうか? 普通、今日のサタン世界の男性は絶対について行くことができません。男性はみな落ちます。そうなれば、自分万人だけ残るのです。一人残って何をするのでしょうか? その後王女として入籍をして、王子に仕える聖なる身となっていかなければならないのです。それゆえに、聖女にならなければならないのです。

 では、エデンの園に聖女がいましたか、いませんでしたか? いませんでした。本来エバは聖女です。聖女なのに堕落したために、聖女がいなくなったのです。この聖女たちとは、大韓民国を代表した女性として、神様の前にいちばん初めに差し上げられる美女たちだというのです。エデンの園で失われたエバ…、そのエバの恨を克服し、神様に歓迎される女性とならなければなりません。(一七八−二○七、八八年六月四日)


すべての始まりは真の父母

 皆さんの家庭の中心は真の父母です。エデンの園で真の父母と一緒に暮らす家庭を築くことができませんでした。皆さんがそれを復帰しなければなりません。そのためには、真の父母の命令に絶対的に従わなければなりません。真の父母の前には、皆さんの意見というものはありえません。

 皆さんの個人的な概念がなくなることによって、初めて真の父母の御名が皆さんの家庭に定着し始めるのです。そうでなければ、理想的な家庭を復帰することができません。これは先生の考えでなく、本然的な神様の創造の概念です。

 すべての始まりは真の父母からです。すべての出発、始まりは皆さんでなく、真の父母です。生きるのもそうであり、行動するのもそうであり、愛の家庭を連結するにあたってもそうなのです。出発、始まりは真の父母なのです。これは先生の話ではなく、私たちの初代の先祖に対する、神様の公式的な概念だったのです。いかにしたら、自分の家庭を真の御父母様の家庭のように築いていけるか? そのことを考えていかなければなりません。

 皆さんは真の父母の家庭的な内容に対する公式を相続しましたが、先生についてこなければ天国に入っていくことができません。そのような家庭になってこそ、天国に入っていくのです。このような中心家庭が、カイン家庭を再創造するのです。アベル家庭が、カイン家庭を再創造するのです。そのためには愛を投入しなければなりません。そのようにして周囲の一六〇家庭をまとめなければならないのです。そこにおいて皆さんは入籍することができるのです。それは、生まれる時、結婚する時、死ぬ時の三回の申告をするのと同じです。

 ところが、私たちには国がありません。祝福家庭の息子・娘たちはたくさんいますが、神様の願いである理想国家を建てることができずにいます。ですから、皆さんの息子・娘の名前を入籍する所がなく、今後結婚したり、昇華したりしても登録する所がありません。国がなければ定着することができません。とどまって暮らすべき所がないというのです。

 皆さんはパスポートを持っていなければ、どの国でも認定されません。一国家の国民として認められないのです。それと同じです。私たちも自分の国がないため、パスポートがないのです。統一教会のメンバーたちは、どこに所属していますか? アメリカですか、どこか他の国ですか? 神の国なのです。どこから来たのですか? 堕落した世界で「どこから来たのですか?」と聞かれたときには、アメリカとかドイツとか日本とか国の名前を挙げますね? その中で最高の国が天国なのです。最も貴い国が地上天国、神の国なのです。皆さんは「どこの所属ですか?」と聞かれたら、「私は神の国の所属です」と答えなければなりません。そこから天国が始まるのです。(二七七−二五〇、九六年四月十八日)


堕落人間の願いは真の父母

 堕落することによって、真の父母になる赤ん坊の願い、兄弟の願い、夫婦の願い、父母の願いが、すべて崩れてしまいました。これを探し求めるために数千万年神様が苦労したのです。歴史的なその犠牲の範囲が拡大したことが、どれほど途方もないかというのです。世界人類の前にこの版図が拡大したという蕩減の内容を、恨を抱いて峠を越えて、解消しなければならないのです。それは神様もできませんし、悪魔もできません。人間自体がしなければならないのです。ですから、苦行であるしかないのです。安らかではありえないというのです。

 それはどういうことかと言うと、父母の前に愛される赤ん坊にならなければならないのです。神様の前にそうなのです。アダムの立場がそうです。神様の前に愛される赤ん坊にならなければなりません。赤ん坊の時代があり、神様の前に愛される兄弟の時代があり、天の前に夫婦の時代があり、天の前に父の時代がなければならないのに、すべてを失ってしまったのです。それゆえに、神様が願われ、神様が望まれる息子・娘として代を継いでいくことが、完全になくなってしまったのです。途方もない事が起こったのです。一度の愛の失敗によって、すべてが崩れていったのです。

 では、皆さんはどのようにしなければならないのでしょうか? サタンによってなったために、来るべき主によって、これを復帰しなければなりません。先生に会えば先生の懐に抱かれて、赤ん坊のようになってみたくなるのです。他の所は願いません。赤ん坊のように、その次には兄弟のように、どこに行っても先生について行きたくなるのです。さらには男性でなく女性の場合には、まちがいなくそのようになります。公式がそうなのです。先生が行く所に行きたいのです

 その次は、その過程を過ぎれば新郎新婦時代です。そのような体験をします。皆さんが先生と一緒に眠ることもあるのです。アダムとエバが一緒にどれほど寝たことでしょうか? 夢うつつで夢のみ告げ中でそのようなことを経験するのです。かと言ってそんなに悪く考えてはなりません。心情的に失った内容を、再び蕩減条件によって回復しなければなりません。赤ん坊の心情、本然の心情を汚したことを解いて、真の神様の対象…、真のお父様を中心として、真の赤ん坊から、真の兄弟から始めなければならないのです。その次に真の夫婦です。アダムとエバが結婚しなければならないのです。真の夫婦の心情、真の父の心情です。これをすべてみな感じなければなりません。四大心情圏をなくしたために、これを復帰しなければ、真の父母の道を行くことができません。

 赤ん坊の願いも真の父母、兄弟の願いも真の父母、夫婦の願いも真の父母、父母の願いも真の父母です。父母となった後に、「真の父母」となって、天上世界・地上世界の統一された天国で暮らしてから、そのままの状態で永遠な天国に入籍して入っていくのです。それが故郷へ帰るということなのです。それがなされていないのです。

 一人によって失ったことを、一人でもって回復しなければなりません。先生を中心として、統一教会にはその事ができるのです。女性というすべての存在は、先生を思慕するようになっています。先生を息子のように、先生を兄さんのように、先生を夫のように、先生を父親のように思慕するのです。ですから世の中にいる男性の中で、その国の王よりも、その国のおじいさんよりも、父親よりも、夫よりも、兄さんよりも、だれよりも先生を愛さなければなりません。そのような心を持たずしては、このサタン世界を乗り越えていくことができません。

 それゆえに、統一教会のうわさが悪いのです。お母様を策定するまでは、すべてが真の母の候補者です。一〇代から八〇代の女性たちまでがそうなのです。その上、霊的な体験する人々は百パーセントそうなのです。みなそのように教えられるのです。世界歴史を代表した、七千年歴史を代表した歴史的な女性に対して、そのような体験をさせるのです。そのように準備させるのです。三代がそうなのです。祖母・母・娘の三代が一つならなければなりません。それゆえ、来られるメシヤを背信させたことを蕩減復帰しなければなりません。(二八四−二一二、九七年四月十七日)


修道における最終目的は、真の父母を探し求めること

 私たちは、何になることが最高の善でしょうか? 堕落した立場において良心を通じて神様を知り、神様を求める神の僕の身となって、そこから歩んでいかなければなりません。しかし皆さんは、神の僕にもなれません。サタンの僕にもなれません。そして、サタンの息子・娘でもありません。もしもサタンの息子と娘ならば、サタンは皆さんを愛さなければなりません。愛するとなったならば、自由を与えなければなりませんが、自由を与えるようになれば、人々がみな神様の下に戻ってしまいます。神様のところに戻ってしまいますから、サタンは皆さんに首輪をくくりつけておきます。皆さんはそれをはめて歩いているのです。サタンは父母にもならないのです。サタンが人間を愛して運行するようになれば、自由を与えなければなりません。自由さえ与えれば、神様のところに戻るのです。それゆえにサタンは、押し倒し、強奪し、今まで人間を蹂躙してきました。私たちは、サタンがそのような怨讐であるということを知らなければなりません。

 今地上で暮らしている堕落人間たちは、サタンの僕にもなれません。残念ですが、実際そうなのです。サタンの僕にもなれません。サタンに心情があるならば、今日人類がこんなにも惨めに苦労することはないのです。サタンの僕にもなれていないために、苦労するのです。サタンの僕にもなれていないし、サタンの息子・娘には、なおさらなれていなかったのです。そのような者たちを立てて、天は僕として入籍させます。その僕として入籍させるための手続きを、数多くの宗教を通し、僕たちを通じて、今までなしてきたのです。僕の中にも階級があります。その階級階級を分担させて、僕を募集する運動をすることが、今までの宗教の使命なのです。それを知らなければなりません。

 それゆえ僕をつくって、そこで特出した群れを引っ張り出し、優秀な人々を集め、その次に養子をつくるのです。養子をつくるのです。落ちてしまいましたから、そのように上がってこなければなりませんね? 養子をつくった後には、どのようにしなければならないのでしょうか? イスラエル民族は養子です。養子をつくっておいて、何をどのようにしなければならないのでしょうか? 神様が愛であるならば、私たち人間を探し求めるのが神様の目的であるならば、神様は、養子から直系の息子と娘に押し上げなければなりません。

 この直系の息子・娘として、相続的な因縁を結んでくれるために来られた方がイエス様です。神様のひとり子です。神様がいちばん愛する息子ですから、その息子と、堕落した人間として養子の立場に上がった人と一つになるのです。一つは野性のオリーブの木であり、一つは真のオリーブの木ですね? 聖書でそのように語ったというのです、一つは野性のオリーブの木であり、一つは真のオリーブの木だと。ですから、野性のオリーブの木をさっと切って、真のオリーブの木の芽で接ぎ木をしなさいというのです。昔の人は殺して、そこに真のオリーブの木の芽を当てて接ぎ木をすることによって、野性のオリーブの木は何のオリーブの木になりますか? 真のオリーブの木になるのです。

 いちばんどん底から逆に上がるのです。民を集めて僕を集め、僕を集めて養子を集め、養子を通じて息子を送って接ぎ木をし、息子のレベルに上がらせるのです。それから、その後では、人類が本来迎えるべき真の父母、堕落しない人類の先祖なる二方をお迎えし、その二方から心情的な因縁の公認を受けてこそ初めて、堕落せずに生まれた本来の息子・娘の立場に戻ることができるのです。これが神様の救いの摂理です。ですから、今日修道を通して歩む、最後の窮極的な目的とは何でしょうか? 失った真の父母、天地父母を探し求めることです。このように継ぎはぎをして上がるのです。逆から復帰して上がるのです。(一五一−二〇〇、六二年十二月十五日)


神様の民として入籍してこそ

 女性や男性として生まれたからといって、自慢することは一つもありません。皆さんは自分の思い通りに生まれてきたわけではありません。女性たちは、指輪やイヤリングや首飾りをして、きれいに首飾りながら、マンハッタン・アベニューに行ったとしても、「ファンファーレ」を吹きながら自慢することができません。自慢することが何もないというのです。

 良い夫に恵まれて豊かに暮らしていたとしても、神様を知らなければ○点です。地獄に行くのです。神様の民として入籍をしなければなりません。いくら有名なハーバード大学の総長でも、神の国の民として登録されなければ地獄に行くのです。

 どんなに世の中から見捨てられたような人でも、米国市民権がありさえすれば、どこへ行っても自慢することができます。米国市民権を持っていれば問題がないのです。私はれっきとした米国市民権だといって、自慢することができるのです。いくらアメリカに住んでいる人でも、米国市民権がなければ意味がないのです。価値がないというのです。

 パスポートは、登録したという証拠です。パスポートは、登録したという結果なのです。生まれたときに登録しますね? そして結婚するときに登録しますね? 死ぬときには、解除してこそ霊界に行くのです。それでこそ米国国民なのです。それがなければ無効です。

 皆さんは統一教会に登録しました。皆さんはみな統一教会に入籍したのです、入籍。入ったのです。出生したのです。

 皆さんは霊の親がいますね? 独り身の天使長が親代わりをするように、皆さんも万人の霊の親を持つのです。それで霊の親が二人でなく一人なのです。天使長のように。

 天使長は相対概念がないのです。相手がなく、所有がなく、宗族基盤がないというのです。統一教会に入って、その次には入籍しなければなりません。それで天国に行くときは、全部がみなOKをして、神様の真なる父母と、真なる家庭と、その国の歓迎を受けなければなりません。

 家庭・社会・国家・世界・人類の歓迎を受けた後で、天国に入っていくのです。三回登録をしなければならないのです。嫁に行ったり妻をめとったりすれば、みな同じ一族になります。そこは米国もなく、日本もありません。すべてがみな神様の民なのです。(二七八−二六三、九六年五月二十六日)


四、祝福と入籍

 統一教会の原理を中心として見るならば、今日堕落した人間は、生むやいなや地獄行きだと言うのです。そうでしょう? 生むやいなや地獄に入籍するのです。間違いないのです。

 堕落して以来、偽りの血統によって因縁づけられた子孫たちは、すべてサタンに入籍するのです。サタンの国、サタンの世界を再び奪い返すために、宗教が生まれてきたのです。宗教は、心身を一つにさせ、分裂したものを一つにさせるためにあるのです。(二七二−八三、九五年八月三十日)

 神様は、霊界と肉界を自由自在に往来できるので、地上天国の主人でもあり、天上天国の主人でもあります。また、愛を中心として神様と一つになったならば、アダムとエバも、地上で実体を持った体の王となり、霊界に行っても体の王になるのです。神様が心の王ならば、人間は体の王なのです。

 神様と一体となった王子王女の、愛と生命と血筋を受け継いだ血族が入っていく所が、天国なのです。ところで、人間が堕落することによって、その世界をなくしたものを、来られる再臨主が、真の父母が、再び立てて、真の家庭を築いていくことが、神様の創造目的です。

 結婚を誤ったがゆえに、偽りの父母の下で結婚しましたから、真の父母の下で再び結婚し直さなければなりません。それによって新しい入籍が行われます。それが終わる前には、寝ることができません。終わっていないのに寝てはいけません。(二五四−二八二、九四年二月十五日)

 神様の創造の目的というもの、その目的が何かといえば、真の父母になることです。皆さんも真の父母になれば、神様と一体となります。神様と同等の列に立つのです。ですから、皆さんが赤ん坊を抱くときには、相対的な愛のパートナーを望んでおられる神様の前に、入籍することのできる息子を育てているというのです。厳粛な問題なのです。神様のように、そして神様よりも貴く感じなければなりません。兄弟の間において一つになりなさいというのです。夫婦は、絶対的な神様の体と心のように一つになれというのです。神様も体と心が分かれて闘うでしょうか? どうですか? 皆さんは絶対的な概念がありませんが、神様は絶対的に一つとなっています。ですから、私たちも心と体が一つにならなければなりません。そうでなければ真の愛と関係ありません。(二八三−一五九、九七年四月十二日)

 皆さん、メシヤとは何か知っていますか? 救世主とは何かご存じですか? 日本語ではメシヤは、食堂の飯屋と発音が似ていますが、その飯屋ではありません。メシヤとは、愛の道理を明らかにするために、誤って植えた生命の種を、真の生命の種に再び植え直すために来られる方です。統一教会の合同結婚式とは何か知っていますか? 接ぎ木をする役事です。接ぎ木をする役事なのです。そのようにすることによって、天国に入籍できる道を分けてあげるのです。天理の大道を明らかにし、世界の亡国の種を、天国の平和の王子に連結させるための役事をしなければならないのが、統一教会の使命であることを知らなければなりません。(二〇九−二二四、九〇年十一月二十九日)

 堕落によって、偽りの父母から、偽りの愛・偽りの生命・偽りの血統を受け、偽りの結婚式をした、そのような家庭から始まった汚れたものを、完全に清算して、復帰しなければなりません。真の神様と真の父母の愛を中心として、私たち夫婦が、外的には頭翼思想をうち立てて左翼と右翼を克服し、内的には真の愛を通じて、良心世界と霊的世界を克服し、真の父母になることにより、「神人愛」が一体となった真の愛の種、真の生命の種、真の血統の種を、接ぎ木してあげなければなりません。そのような大きな祝福を伝授してあげる復活の礼式が、まさに国際合同結婚式なのです。すなわち、真なる新たな家庭へと進んでいく道を切り開いてあげる礼式なのです。世界全人類が、大きな祝福を受けて天国家庭に転換し、地上天国に入籍することを願ってやみません。(二七五−五八、九五年十月三十一日)

 祝福を受けることによって天国に入籍が可能なのです。初めて人間が天国を持つようになります。天の家庭を持つようになり、天の宗族、天の民族、天の国家、天の世界、天宙を経て、国を持つようになるのです。そうしてその国に入籍することによって、天国の国民になるのです。

 真の父母の血族が入籍をするはずでしたが、堕落することによって、数多くの歴史を経て、世界の中から取り出さなければならないのです。それゆえここにおいて宗族的メシヤの責任を果たすことで、イエス様が失敗したことを蕩減復帰しなければなりませんが、そうするには世界各国に対して責任を持ち、その国を天国に捧げなければならないのです。(二六九−三〇三、九五年五月一日)

 今や祝福を受けた場合には、一族の責任を負わなければなりません。押したりつついたりして、強制的にでも祝福を受ければ、天国に入籍をすることによってチケットを受け取るのです。(二八三−二九五、九七年四月十三日)

 再臨主は、イエス様が果たすことのできなかった、神様の復帰摂理の根本を完成するために来られます。すなわち、創造理想を完成する真の本然の赤ん坊の種として来られて、神様の真の愛・真の生命・真の血統の根源になる、真の父母理想を完成するために来られます。再臨主は、既にイエス様の時まで神側が勝利した根本摂理の基台の上に臨在されます。すなわち、イエス様の長成期的勝利の基盤の上にしっかりと立って、イエス様が果たすことのできなかった新婦を得て、真の父母となられ、万民を救ってくださるのです。

 真の父母は、血統を伝授する新しい結婚の行事を通して、全人類が神様の真の愛、真の生命、真の血統につながるように接ぎ木をして、真の人になるように救い、さらには真の家庭を築いて地上天国を建設なさるのです。したがって、再臨主は肉身を持った姿で来られて、新しい血統関係を編成しようとされます。これが国際合同結婚式なのです。

 アダム一家庭でなくしたことを世界大家庭圏で蕩減することによって、アダム家庭で完成すべき「真の長子圏」、「真の父母圏」、「真の王権」を取り戻して、神様の主管する地上天国に転換して天上天国に入籍をし、神様を中心とした地上・天上王権時代に進入し、勝利と自由と幸福と統一の世界を取り戻して、神様の創造理想の地上天国、天上天国を迎えるようになるのです。これが救援摂理歴史の原理観です。(二八二−二二四、九七年三月十三日)


神様の息子と娘がなる所有権は祝福

 今日人類はサタンの血統を受けたのです。それゆえ悔い改めなければなりません。天地の大主人の前に、顔も上げることのできない恥辱があるのです。尻さえも隠して岩陰に隠れて、「神様!」と呼ぶことのできない恥ずかしき息子であることを知らなければなりません。愛の怨讐の血を受けました。それゆえに涙と鼻水で這いながら進み、命を失ったとしても「わたくしは、罰を受けて当然です」と言うことのできる、死んでも感謝の叫び声が腹からあふれ出る、そんな自らを発見することができなければなりません。そのようにならなければ、愛を受けることのできない、怨恨のわなに埋もれた自らであることを知らずに生きている哀れな者たちなのです。

 だれも知らないこの道を探し求めるために、私がどれほど骨を析ったことか分かりません。人生問題の根本を解決するためには、歴史を解決しなければならず、宇宙を解決しなければならず、神様の苦衷までも解決しなければならないということに気づいたとき…、私が暗中摸索したその若い時期の苦痛を、皆さんは知らないでしょう。しかし、そのようなことができる組織をすべて作って、言葉だけでなく実戦の途上において、それが証しとなり得る世界の版図をすべて備えました。今やだれでも、走ってきて(勝利の)旗を授かって回れ右さえすれば、天国に入っていくことのできる時代が来たのです。

 所有権を持った人が主人なりますね? ビルディングでいかなることをしても所有権…、紙一枚に私が主人というそれだけで、どこに行っても自分が主人になるのです。それゆえ神様の息子・娘になった所有権がなければなりません。それが祝福です。血統を転換しなければなりません。それゆえに新しい芽を出さなければならないのです。

 歴史はアダムとエバと天使長からまかれたゆえに、第二次世界大戦のどきに、三つの枢軸国と三つの連合国が戦いました。一つは島国の英国、それから米国、米国は英国の息子です。それからフランス。フランスは天使長なので怨讐です。戦った国です。これが母とカイン・アベルの立場です。

 枢軸国を中心として見ると、日本も島国です。天照大御神は女神ですね? 悪魔の代表です。その次にドイツ。ドイツはヒットラーが太陽で、神様の代わりであるといいます。ゲルマン民族の偉大性を中心としてゲルマン民族が世界の中心であり、ヒットラーだけが太陽であるといい、すべての宗教を抹殺しました。ユダヤ人六百万人とキリスト教徒を虐殺したのです。悪魔の母から生まれた長男です。その次にイタリアは天使長なので、ふらふらしています。いつもふらふらしていますね? 連合国の天使長のフランスもふらふらしていますね? そのようにまかれたというのです。エバが、堕落することによって本然の夫を外に出し、悪魔の息子・娘を植えたので、それが大きくなって世界へと実を結んで戦い、サタン側が勝つことによってサタンの統一天下になったのです。

 これを、天側の母と天側のカインアベルを中心とした、天側の統一天下にしなければならないのです。統一天下とは何でしょうか? サタンがいない世界です。エデンの園で言うならば、堕落のなかった基準です。堕落した父母の立場に立っても、アダムとエバが天の父を迎えなければなりません。世界一周をして太平洋文明圏時代に入って、そこに天の父を迎えなければならないのです。そうして何をしなければならないのでしょうか? 新しい血を受け継がなければなりません。新しい愛を通じて、新しい生命と新しい血統を受け継いで一つになるとき、初めて統一天下が成されるのです。

 その次にはアダムとエバという息子・娘を中心として、世界全体が神様に離反したのを、神側に転換させなければなりません。今日この世の所有主は悪魔であって、神様ではありませんでした。神様が真の愛を中心として所有権を決定し、すべての民に分割してあげるべきなのに、悪魔が主人になって全部みな壊してしまいました。このようにしたのを再び収拾しなければなりません。エバが世界を収拾し、来るべきアダムとともに完全に一つになって、本然のアダム家庭を成していかなければなりません。もしも堕落しなかったならば、アダム家庭が、神様の愛を中心として天地のすべてを相続し、天下統一の起源となりえたように、この父母の家庭を中心として、来られる主と神様の前に、再び入籍をしなければならないのです。

 それゆえに、この世界歴史における所有権は、個人主義の所有権時代から社会主義の所有権時代、全体主義の所有権時代へと移行していくのです。共産党がそのようなことをしました。大韓民国も同じです。社会主義と個人主義が合わさった制度です。税金をみな出すのです。土地を買ったとしても、資本主義社会なのに土地を奪われることがあるのです。国が勝手にする場合があるのです。

 今後、理想世界はどのようになるのでしょうか? 全体主義のような体制です。国の所有と同時に、グループ的に一つの村が単位になるのです。宗族が単位です。一つの村が単位になるのです。そこが私の家族になります。そのような時代が来ます。共産党が行う協同農場のような、そのような形態なのです。しかし悪魔たちが行ったのは、自分たちの党を中心としたものであって、神様を中心としなかったのです。悪魔を中心としたそれは結果が絶望的ですが、私たちは神様を中心として行ったために、希望的なのです。

 神主義は自分のために生きる主義ではありません。他のために生きる投入主義です。為に生きるという主義です。悪魔は悪魔自身のために生きよという主義ですが、神様は他の為に生きようという主義です。ですから、投入して投入して投入するほど、永遠なる世界の所有権が大きくなるのです。共産世界では、投入するほど損をするので仕事をしません。しかし、私たちの世界では、だれが恵みをたくさん受けるかというと、自分の村のために夜も寝ずに血の汗を流す人々です。神様のように投入する人が、恵みを受けるようになるのです。(二〇九−二九二、九〇年十一月三十日)


数理的な統一教会の祝福の役事

 統一教会の祝福は、三家庭を天使長の代表として立てたところから出発しました。それで三家庭を約婚させておいて、結婚式は先生がしたのです。そのようになっていますね? 条件を立てておいて祝福をするのです。天の祝福はアダムがするようになっていて、天使長がするようにはなっていません。祝福してから、三家庭を中心として三六家庭を祝福し、整備するのです。天使長圏の条件を立てておき、その次には先生の家庭を保護しなければならないのです。先生は息子・娘を育てることができませんが、先生の息子・娘を育てるべき、三時代を代表した後継者を立てて、王権を伝授できる準備をしなければならないのです。

 この三大天使長とは何でしょうか? この三大天使長は、アダム家庭(十二)、ノア家庭(十二)、アブラハム家庭(十二)に該当する代表者(三六家庭)です。ノアはイエス様の象徴なのです。縦的基準において、ノアは霊的救いのためのイエス様です。イエス様がこの地に来て、着地ができなかったのです。家庭に着地をすることができなかったのです。ノアも着地をすることができなかったのです。まったく同じなのです。初めてヤコブの時に着地しました。この再臨時代に着地するのです。縦的な失敗を、横的に世界舞台において蕩減するのです。

 これを復活させなくては、世界的舞台において復帰摂理をすることができないのです。先祖を正さなければなりません。先祖たる三六家庭を中心として、カインアベルが一つにならなければなりません。それで七二家庭が出てきたのです。これは三十六数の倍数です。

 この七二家庭は何かというならば、モーセ時代において、ヤコブを中心とした民族圏に該当するのです。モーセ時代には七二長老でしょう? その次にはイエス様時代になって、国家的な基準において、家庭を中心として十二支派から七二支派、一二〇門徒を編成しなければなりません。イエス様時代には一二〇門徒、世界において一二○家庭を探し立てなければなりません。それが立てられずに死ぬことによって、すべてが失敗したので、霊的に四〇日整備して、再度イエス様が来られ、それを探し求めなければなりません。二一〇門徒という世界の国家代表を探し求めなければならないのです。

 それで世界の国家代表として新しく出発して、キリスト教文化圏が世界の国連を中心として一二〇国家が成立する時は、再臨時代の時が来るというのです。その時がまさに、統一教会において一二四家庭の祝福をした時であり、一二〇国家が国連に加入した年なのです。それらがみな合わなければなりません。縦的横的に数理的に合わなければならないのです。

 こうすることによって、宗族的な基盤が取り戻されるのです。そのようにできなかったことが恨なので、これを落城しなければなりません。洗礼ヨハネのせいで、イエス様が洗礼ヨハネの身代わりになって、蕩減してきたのです。洗礼ヨハネが絶対的に信じたならば、どのようになったでしょうか? 洗礼ヨハネとユダヤ教は、アベルとカインだったのです。

 割礼法を守ったユダヤの法を無視して、洗礼の法を行いましたが、それは何でしょうか? 割礼法は、アダム家庭で堕落した汚れた血筋をすべて抜き取ることです。洗礼は何かといえば、ノア時代です。水の洗礼です。体を洗礼によって清めなければなりません。ですから、統一教会の信徒たちは体を清めなければなりません。それが洗礼です。ノアの時には、救いのための洗礼として洪水の審判をしましたが、その世界の条件を抜け出たのです。水に入ってから出てくることによって、死なずにノアの後継者の立場に立つようになるのです。(二八一−四〇、九七年一月二日)


三六〇万双は世界の版図を越えていく祝福

 ではヤコブの時は何ですか? 愛を定着させるのです。割礼と洗礼、その次は何ですか? 聖酒式です。天と愛の関係を条件的にでも結ぶのです。そこから愛の血族が家庭を中心として編成されるのです。これが統一教会の祝福家庭です。そのような国家的基盤、そのようなイエス様の築いた基台を、すべて蕩減復帰できる歴史的基盤を築きました。ですから、アダムからノアの時、ノアからヤコブの時、ヤコブの時からモーセを経てイエス様に至るまで、すべてがそこにあります。十二支派があって、七二家庭があって、一二〇門徒があるのです。

 そうしてイエス様時代を越えて、その次はどのようになるのでしょうか? 第三イスラエル民族、第二イスラエル民族、すべての氏族が天国に入っていくことのできる門が開かなかったのです。いかなる民族も天国に入っていかなければなりません。いかなる民族もイエス様を王として仕え、一つにならなければならないのです。

 そのことをしなければならない、つまり韓国・第三イスラエル圏を開門しなければならないのが何かと言うならば、四三〇家庭です、四三〇家庭。四千三百年の四三〇家庭です。いかなる姓氏であろうと…、韓国の姓氏はもちろん、これからは異邦人たちが来ても入籍して入っていけるように門を開けるのが、四三〇家庭というのです。これは四数と三数、地の数と天の数であり、天と地の解放の門が開き始めるのです。第三イスラエル民族の行く道は、地上・天上天国がいつもみな連結されるというのです。四千三百年です。それを知らなければなりません。四千三百年の四三〇家庭すべてが、天国に行くことのできる開門をするというのです。

 このように展開してから、その次にはこれを世界へと拡張しなければなりません。七七七家庭です。七七七家庭を一九七〇年一〇月二十一日に祝福しました。これが七七七家庭です。その時、十か国の人々が祝福を受けました。七七七家庭は世界と連結しなければならないのです。スリーセブンです。そこには民族の区別がありません。日本人もアメリカ人もありません。全部一つにしなければならないのです。そうすることによって、全世界の国家が韓国に続いて天国に入っていくことができるのです

 その次には何ですか? 一八〇〇家庭ですね? これは、三かける六は十八(三×六=一八)です。サタン世界の三数ですから、サタン世界の終結数です。三かける六は十八、一八〇〇家庭です。サタン世界まで、世界の門を開けたので、怨讐世界まで門を開けたのです。私たち統一教会の祝福は、世界の門を開けたのが一八○○家庭です。それと同じく皆さんが世界の代表宗族的基準に入籍するためには、一六〇家庭をしなければならないのです。これは四数の四倍ですから、サタンの理想数です。価値、内容では同じく取り扱います。本来は一八〇家庭を探し立てなければならないのです。しかし、一六〇家庭を認めてあげるのです。それで、サタン世界のすべての家庭も加入できるのです。

 その次に何ですか? 六〇〇〇家庭です。監獄にある、地獄にある家庭もみな集まるというのです。カイン世界だけなく、地獄、天上世界、地上世界に対して門を開けてあげる六千数です。六〇〇〇家庭が門を開けてあげます。すべてを開けましたから、世界的にすべて知られるようになりました。すべて知られるようになりましたから、天国に入っていく門をどんな人にも、地獄にいる人にも、すべて開けておいたので、公開するのです。

 それで公開的に国際的な結婚をするのです。それが三万双の結婚です。六五〇〇家庭の次に、三万双ですが、同じ係数なのです。三万双です。三数をいつも越えていかなければならないため、三数を中心として越えていきます。世界に同じ価値的存在として公開をすることによって、祝福してあげたのです。この三万双を蘇生として、その次には、縦的な世界的家庭基準の長成が三六万双です。この三六数は、四かける九で三十六(四×九=三六日)です。九数もサタン数なのです。■■■トゥジョンパン(韓国の賭博の一種)では九数がいちばんですね? 四数に五数を足した数ですが、これが問題になります。サタン数の九数を中心として四方をすべて完成する、そのような数である三六数を中心とした三六〇万数、三六数で出発した三六〇万数に、世界的版図が連結するのです。

 三六万双は世界長成基準で国家基準を越えるのです。それで国家的メシヤが出て行って世界版図を収拾するのです。三六〇万双は世界の版図を越えていくのです。その次には天地開放です。祝福は統一教会以外にする所がありません。これから三千六百万、四千六百万も問題ない環境で越えて行くのです。・それで統一天下となるには、家庭を中心とした血統転換、神様の一族を中心としたこういう連帯関係を結んで、国境を越え、世界版図を越えて、地獄解放・天上解放圏が行われるのです。(二八一−四二、九七年一月二日)















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