祖国光復と入籍
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三、為に生き、犠牲奉仕しなければ

天国の民として入籍するには

 今後私たちが行く所は霊界です。霊界を訪ねていくのです。霊界の民として入っていくのです。それを知らなければなりません。アメリカの市民は霊界の市民でしょうか? 違います。統一教会では為に生きようとするのですが、為に生きるというのは楽しいでしょうか? どうですか? 楽しくありません。それなのに、なぜそうしなければならないのでしょうか? そのように生きる世界には、サタンが入ることができません。サタンが入ることができないというのです。それはサタンを防御する、いわば鋼鉄のような囲いとなるのです。囲い。そこにサタンが入ったとしても、いることができずに出て行くのです。

 なぜそのように生きなければならないのでしょうか? 霊界がそのようになっているのです。霊界がそのようになっているので、そのように生きる人々にはサタンはないのです。

 人の為に生き、次には犠牲奉仕しなさいというのですが、犠牲奉仕するならば、サタンの地域から完全に除かれるのです。サタンが自分の国の系図から外してしまうのです。ですからどこに入籍されるかというと、サタン世界の戸籍から外されたので、天国に入籍されることになります。そうなのです。為に生きる人は天国の環境に入っていくことができ、犠牲奉仕する人は天国に入籍することができるというのです。天国の民になるのです。天国の民として入籍するのです。

 犠牲奉仕をして、そこに生命をかけてこそ入籍できるのです。入籍というのは、自らの生命が生まれてこそ、初めてなされるものです。同じことです。生命をかけてこそ、天国に入籍されるのです。同じことです。死ねば新しい人として生まれ変るのです。そのように生きていけば、天国の民として生まれるというのです。そこでは互いに為に生きようと努力するのです。(一一九−三五、八二年七月三日)


為に生き、犠牲奉仕をして、愛の実体にならなければ

 神様のためには、常に自分の生命も何もかも犠牲にしなければなりません。自分勝手にはできないのです。そうすれば、どのようになるのでしょうか? 愛の化身へと発展するのです。それを知らなければなりません。愛の化身へと発展していくことが目的なのです。愛の化身とは何でしょうか? そのようになることによって、全体が私の統率圏に入るのです、上がりながら。それゆえ、私はどこへでも行くことができるのです。

 ですから、皆さんも今後こういう過程をたどれば、死んだ後に天の国に行って、昇華された愛の実体となります。神様のごとく体を持たない、愛の化身体となりうる境地にまで発展していかなければならないのです。なぜそのような無形が必要なのでしょうか。無形ならば、相手の所に自由に行くことができるのです。どこへでも思い通りに行くことができるというのです。体がなければ千人の中にでも入っていくことができます。しかし、肉体があれば一人の所にしか行けないのです。先生のように東洋人で、目が黒く、髪の黒い人にだけ入っていくのであって、白人のように目が青く、頭が金髪の人には入っていくことができないのです。

 そのような位置にまで行かなければなりません。ですからそのような位置に達する道を行くためには、互いがこのような公式的過程を完全に経なければならないのです。皆さんは統一教会式だというかもしれませんが、これは統一教会式ではないのです。永遠世界式であるということを知らなければならないのです。

 ですから、為に生きよというのはどういうことかというと、私は君にも入っていくことができるし、万事のすべてに入っていくことができるということです。そのための訓練なのです。自分を歓迎する所にはだれにでも入っていくのです、だれにでも。これが今後無形の愛を実体化するための基本訓練となるため、不可避的に、このような論理的公式が必要とならざるをえないという事実を知らなければならないのです。(一一九−三七、八二年七月三日)


為に生き、犠牲奉仕をすることが天国の鍵

 犠牲奉仕をすることは、入籍するための点が付くのと同じです。そのように生き、そのような考えを持っている人には、神様がいつでも入って来ることができます。神様がいつでも入って来るのです。はっきりと知らなければなりません。ですからこのように言っているのです。ですからこの道を行けと指示しているのです。

 それができていないということは、米国に来たのにグリーンカード(労働許可証)や市民証がないのと同じです。なければ追い出されるのです。「労働許可証はあるか? 市民証はあるか? あれば見せなさい。どこにあるのだ?」と言われたときに、「ありません」と言えば、「出て行け!」ということになるのです。ですから、世界に向かって、世界の為に生き、世界の為に犠牲奉仕をしなさいというのです。先生は今そのようにしているのです。私がアメリカに来て、アメリカが知らないことを教えて、アメリカのために犠牲奉仕をしているのです。

 何か他の概念でもって世界を一つにすることができ、霊界と一つになることのできる方法があるかどうか、皆さん研究してごらんなさい。皆さんがいくら研究したところで見つかりません。先生はそれを知っています。それゆえ、先生が、そして私たちが教えてあげるこの思想は、永遠な世界、永遠な歴史路程になくてはならない、一つの主流思想であるということを知らなければなりません。

 黒人と白人が結婚したとします。神経質な白人とのんびり屋の黒人が結婚して生活するときに、相手のためを思うことなく、ただ自分を中心として生活するならば、一日ももちません。何時間か後には「一体何だ?」と言って壊れてしまうのです。しかし、私たちの思想には、為に生きるという思想があるので、うまくいくのです。犠牲奉仕の思想があるので維持できるのです。黒人はちょっと鈍いのです。

 為に生きてこそ天の国と拍子が合い、犠牲奉仕してこそ天の国に入籍できるという、この驚くべき事実を知ったのですから、天の国に行けばどれほど価値あるか、それが分かるのです。どれほど価値があるか知っているので可能なのです。それゆえに、より為に生き、より犠牲奉仕したという結論が出てくるのです。

 それはどういうことかというと、天の国を理想郷にするために、この道を行っているという事実に間違いないということです。したがって、為に生き、犠牲奉仕をすることが、困難なこの世界、天の国と地上を、天国にするために、どれほど必要なことかということを知らなければなりません。それがどれほど素晴らしいことかという事実を知らなければならないのです。

 このように考えると、これ以外のもので地上に天国をもたらすことができるでしょうか? 知識でできるでしょうか? お金でできるでしょうか? 権力でできるでしょうか? ムーニーは最も重要なものを持っています。サタンもそのように思っているということを知っていますか? サタンも「ムーニーは偉大なものを持っているなあ!」というのです。それは事実です。私は皆さんよりも賢い人物です。なぜこういう概念を毎回強調するのでしょうか? 先生は、それが何よりも貴いということを知っているので、常にこのように強調するのです。

 皆さんは、正直言って、「私は州の責任者だからアベルだ。だから、私のために行いなさい」と言っていますね? そのような人は地獄に行かなければなりません。州の責任者は州のためにあってこそリーダーなのです。座っていてリーダーになれますか? リーダーになったと思っているのですか、リーダーになる過程にあるのですか? リーダーになるために来ているという事実を知らなければなりません。リーダーになったと考えてはならないのです。

 それゆえ結論は、その州のだれよりも為に生き、だれよりも犠牲奉仕をしなければならないのです。州のために犠牲奉仕をしなさいというのです。犠牲奉仕をして為に生きてきましたか? 食口たちを利用して、少ししか苦労しないというのではならないのです。為に生き、犠牲奉仕する州の責任者になれば、だれが不平を言うでしょうか? そうなれば絶対に不平を言うことはできません。これは真でしょうか、偽りでしょうか? 真です。ですから、不平を言うことができないのです。これが天国にいく鍵です、鍵。この鍵さえあれば、国の門はもちろんのこと、天国の門もガシャリと開くのです。(一一九−三八、八二年七月三日)


賢い人は準備する人

 こういう人は、霊界に初めて入っても、数千年、数万年前の老人クラブに入ってもすべてみな歓迎します。どこへ行っても歓迎されるのです。アメリカ人クラブがあり、ドイツ人クラブがあり、アフリカ人クラブがあったとしても、万事OKです。それで統一という言葉が出てきたのです。

 行ってごらんなさい。死んでごらんなさい。ただちにその世界に連結されるのです。ここで訓練しなければ大変なことになるのです。今晩帰って死ぬということもありうるのです。早く訓練をしなければなりません。一度行ったら帰ってくることができますか?「先生は地上にいるのに、私はここに来てしまった。地上に帰って先生のみ言通りにしてから来ます」ということができますか? 一度行ったならば、帰ってくることができないのです。先生もそのようなことを知っているので、このように生きているのです。監獄を入って、いくら苦労をしたとしても、私の行く道はますます広がり、私たちに反対すれば、ますます滅びていくのです。これをはっきりと知らなければなりません。今回全世界の宣教師とか、ここいる責任を負った人たちは、この原則を徹底的に教えてあげなければならないのです。

 皆さんは、自分で自分自身を知っています。自分はどんなレベルなのか、自分がよく知っているというのです。よく知っているのです。天国のこの原則から見て、自分がどのレベルに行くのかが分かるのです。夫婦喧嘩をするときも、自分のどこが悪くて、どこが悪くないかみな分かっているのです。口では反対しながらも、「天国に行くときは、夫について行かなければ」と考えながら、反対するというのです。すべて分かっているのです。自分がいちばん良く知っているのです。夫がどんな夫で、自分はどんな人かということがすべて分かっているのです。このような原則を考えると、どうですか? 偉大なのです。

 これがあるので、統一教会のこの武器で世界が一つになるのです。皆さんが国際結婚をして、話の通じない相手と結ばれたとしても、この原則をもって生きていけるというのです。それがそのまま天の国に行って実験されるのですが、それが百年以内に実験されるのです。百年もすればみな死ぬのですから。その時になれば先生が嘘をついたどうか分かります。

 その時になって「どうしよう!」ということになれば大変です。ですから、賢い人は準備する人です。そのような意味で、レバレンド・ムーンはバカではなくて賢明な人物です。完全に準備をしているのです。もう終えたのです。先生がアメリカから去っても、霊界やアメリカ国民、西洋社会、自由世界が歴史を通して讒訴できないようになっているのです。先生がなすべき責任はすべて果たしたのです。

 神様は今までに、何千年もかけて先生一人を教育したのですが、先生は一〇年どころか、七、■年間に何百人、何千人をすべて教育したのです。先生がいなくても、先生が皆さんを忘れたとしても、皆さんの足が折れ、水溜まりに落ちても進み続けようとする、そのような人になったのです。なりましたね? 皆さんは、先生がいなくても、もうこの道に背くことなく、ふらつきながらも行こうという人になりましたね。そうですね? 先生かいなくても、皆さんをみな捨てて行っても、先生が教えてあげた道をふらつきながらも行こうとするのであって、後退しようとはしないのです。それがどれほどすごいことかを知らなければなりません。

 したがって時を争って、今、アメリカは滅びつつあるのですから、死ぬ前に注射を打たなければならないのです。私たちが注射を打たなければならないのです。そのような公式が必要だということが分かりましたね? それはなぜでしょうか? 霊界がそうだからです。(一一九−四〇、八二年七月三日)


ホームチャーチを通さずしては天国に行けない

 皆さんは「奉仕をして犠牲になって為に生きるには世界的に、そして霊界と肉界のすべてのために生きなければならないのに…、自分はいつ死ぬのかも分からないし、一体いつそれをなせるというのか?」と言うかもしれません。それが心配なことでしょう。どのようにするかということです。世界を歩き回りますか? 歩き回るための費用、お金はありますか? 皆さん自身が世界のために生き、米国のために生き、霊界のために生き、全体のために犠牲奉仕することを、いかになすかというのです。霊界に行くことができますか? 皆さんは世界中をくまなく回ることができますか? それが問題なのです。

 だれにでもそれができるわけではありません。皆さんは私と同じ道を行かなければならないのです。いかに外国に行って為に生き、いかに五色人種のために生きるのでしょうか? ですから、この全世界を縮小した一つの代表的なモデルが必要だということを知らなければならないのです。そのようなものが必要ですね? すべての焦点となる要素を集約したものが必要だというのです。そのようなものが必要です。そのようなものが。

 皆さんは、いつ世界をために、いつ世界のために奉仕犠牲をしたかというのです。また、いつ霊界のために何かをしたでしょうか? せいぜいアメリカやこの地域でしている程度です。過去と現在・未来まで連絡しなければならないのです。

 ホームチャーチ! ホームチャーチは宇宙を縮小したものです。世界を縮小したものです。そこにはイギリスもあり、アメリカもあり、ソ連もあり、霊界もあるというように、すべてが含まれているのです。また旧約時代・新約時代・成約時代が含まれており、不信者・良心者・宗教人がみな含まれており、さらには宗教というものを考えると、回教、そして仏教、キリスト教が、すべて入っているというのです、それを代表した縮小体、サタンもが一つにならざるをえない、全宇宙を代表した、一つの表象としての縮小体なのです。それを知らなければならないのです。

 ではだれがそのようにしたのでしょうか? 自然にそうなったのではありません。先生がサタン世界のエッセンスをみな集約させておいたのです。そこで為に生きるということは、皆さんの家庭からはじまって、民族・国家・世界・天宙的な次元で、為に生きるという条件になるのであり、そこで犠牲奉仕することは、全世界のために一生の間、何らかの犠牲奉仕をしたという条件の基盤になるのです。このような事実を知らなければなりません。

 ですから皆さん夫妻がこの過程を経なければなりません。行かなければ絶対に天国入ることはできません。先生は脅迫するためにそのようにしたのではありません。皆さんをこき使い、搾取するために作ったのではありません。皆さんにさせておいて、私がお金を儲けようとでもいうのでしょうか? 皆さんが良いというのです。皆さんがメシヤになるというのです。宗族的メシヤになるのです。私はもうこれ以上なる必要がないのです。必要ないというのです。(一一九−四二、八二年七月三日)

 自分たち一族の中で結婚するのはみな止めろというのです。神様が愛する全世界の善なる人類の中で、み旨があって祝福を受けたので、祝福を受けた人は神様が保護し、み旨のために熱心に励むようになっています。自分個人の利益を求めるのではなく、犠牲になろうとするのです。そのような家庭は、天の保護の下で入籍できる道に案内されるのです。ですから、ただじっと座って韓国人だということを自慢していてはなりません。実績が問題なのです。(三〇二−四二、九九年五月十八日)


四、家庭を中心として入籍しなければ

 アダムとエバが家庭的に堕落することによって、サタンの前にすべての入籍手続きをしたように、今回は皆さんの家庭を中心として、皆さんの国と全体が入って、天の前に入籍して帰ってこなければなりません。それが原理です。堕落するときに、家庭を中心として堕落しました。ですから、それを落城しなければなりません。その原理があるために、この世の大統領がいたとすれば、その国を率いて天の前に登録しなければなりません。登録する日には全体が、その国全体が救われるのです。(一八四−九六、八八年十二月二十日)

 全世界がアダム家庭型、ノア家庭型、ヤコブ家庭型になっています。全世界を見ると、堕落したアダムとエバのような姿になっていて、イエス様も婚約段階で結婚をしませんでした。これが定着しなければなりません。このすべての歴史的な内外において、三段階基準がすべて噛み合うというのです。再臨主はヤコブと同じです。全世界において、天の族属の地上天国を中心として、神様の選民権、神様の血統を中心として、平和と統一圏を成していくのがヤコブ定着時代です。地上天国を築く時代へと進むのです。

 結局、結婚を誤ってこのような問題が起きました。アダム家庭において、このような結婚を考えることすらできず、イエス様は結婚するために来ても結婚することができず、再臨主が来て、ヤコブと同じ立場に立って初めて定着したのです。すべての過去の出来事、アダム時代・イエス様時代の失敗を全部整理し、家庭を編成することによって、神様の血族圏ができるのです。そうして入籍が行われます。真の父母を中心として生まれた一族になるのです。

 家庭的基盤でなければ、入籍することができません。真の父母というのは、家庭を中心として祝福の基盤を代表した世界的家庭であるため、真の父母と相対圏を成して入籍しなければならないということを知るべきです。家庭的な出生を申告しなければならないのです。

 真の父母の御名を中心として、神様のみ旨の平和境が築かれ、統一圏が築かれ今、家庭的に入籍するという事実は、国家が一瞬のうちに復帰されるということです。宗族的メシヤが、十二家庭だけ入籍したと考えてみてください。その国はどうなるでしょうか? 一瞬のうちに復帰されるのです。日本も、どんな国も問題ではありません。完全にいっぺんに復帰されるのです。それはどういうことかといえば、神様を中心として、アダム家庭以降の堕落したすべてを、愛で許して抱いていこうという意味なのです。(二六九−五五、九五年四月七日)

 愛の恨は個人から解いていかなければなりません。したがって、自分の家庭に入ったならば、妹を愛してみ旨を知らせなければなりません。なぜならば、アダムがエデンの園で妹の立場にあるエバを、兄の立場で百パーセント愛してあげることができなかったので、愛を受けることができなかったエバの恨を解いてあげなければならないからです。したがって、妹を愛することのできる兄にならなければなりません。

 次には、夫に愛されなかった妻の恨を解いてあげるためには、妻を完全に愛する夫にならなければなりません。女性として生まれたのは、妻として夫の愛を受けるためなのですが、皆さんは夫として百八Iセントの愛を与えることができませんでした。その恨を解いてあげなければならないのです。また、父母を中心として見るとき、神様の愛を中心として孝行できなかったので、孝誠の道理を尽くして孝子になろうというのです。

 この愛の恨を解いて、父に代わり、兄に代わり、弟に代わる姿となって、蘇生・長成・完成の形を備えなければなりません。その次に新郎の立場に立つようになるのです。このようにして、相対的関係を中心として四位基台になるのです。

 また女性は、母に代わり、姉に代わり、妹に代わり、妻に代わる姿にならなければなりません。そして、本然の世界において神様が愛してみたかった本然の立場、すなわち四位基台が完成した立場で愛さなければなりません。そうしてこそ、天国に直属の家庭として入籍されるのです。(三五−一一三、七〇年十月四日)

 今までの歴史は、横的な基準ではありませんでした。これからは、家庭を中心として出発していく時となりました。家庭において、ありとあらゆることがすべて成されるというのです。こういうことを皆さんが知って、今回の期間に先生が祝福してあげた家庭として、天の前に入籍するかどうかという問題が起こるのです。入籍するときは、夫だけ入籍しても、妻だけ入籍してもいけません。夫と妻が一緒に入籍しなければなりません。統一教会は、いまだに戸籍がありません。戸籍というのは、主権があってこそありえるのです。ですから、皆さんはかわいそうな人たちです。それで、先生が戸籍を持てるようにするために、その道に向かって無慈悲に打って追い立てるのです。これは正当な指導です。(三六−三〇、七〇年十一月八日)

 家庭とは、死んでから天国と平和の王宮に入籍することのできる、手続き権をもらうための愛の教科書です。家庭は愛の修練所です。これを拡大したのが世界です。祖父のような世界があり、祖母のような世界があり、父親、母親のような世界があり、夫のような世界があり、妻のような世界があり、息子、娘のような世界があるのです。これを拡大すれば世界になるのです。(一四2−二四二、八六年三月十一日)

 家庭的に堕落したので、復帰も家庭的にしなければなりません。入籍です、入籍。入籍するのです。「ああ、私は相対者が嫌いだからだめだ」と言う人もいますが、そういう者は統一教会から出て行けというのです。永遠にこの世界から出て行けというのです。第二の堕落が起きるのです。家を出て行くと言うならば、しがみつきながら「私を殺してから行きなさい! 天国に入るために殺してみなさい! あなたは行けない、あなたは決して行くことができない!」と言わなければなりません。皆さんは、死よりも強い愛を持っていますか? 天国に行きたいのなら、そうでなければなりません。遥かな歴史以来、一度しかないそのような時に私が生まれ、そのような立場で活動し、そのような立場で先生とともに闘うことができるというのは、どれほど偉大なことでしょうか? 二〇九−七八、八〇年十月四日)

 入籍は、家庭を中心として、しなければなりません。一二〇家庭です。イエス様自身も独身のまま、再臨時代を残して死んだのです。祝福家庭を見てください。三人の弟子がいます。三家庭を含めた三六家庭があるのです。アダム家庭・ノア家庭・ヤコブ家庭を通して、二〇〇〇年の軸が螺旋状に延長されてきたのです。その次のイエス様までが四千年です。一代先祖、二代先祖が失敗したのを延長して蕩減するのです。イエス様が来たのは、地上天国の世界をつくるためです。イエス様が、国家的基準の上で祝福を受けて、家庭を持ったならば、全世界の家庭を結んで、解放世界、地上天国の編成がなされたはずでした。それが延長されて先生の時まで来たのです。(二五八―二一〇、九四年三月十七日)

 今は神の国がないので、入籍の本来の地がないのです。イエス様は国を探し求めながら死んだので、サタン的な国家基準以上を求めるには、イエス様の基準を解除しなければなりません。一二〇家庭を祝福し、イエス様を一代として、一二〇代の先祖から続いた数千代の人類を解放する圏に入れることによって、神様の国籍に属するようになり、初めて神様の国民になるのです。イエス様は死んだのでそれができませんでした。(二五八−二〇八、九四年三月十七日)

 国を作って入籍するのです。堕落したことによって真の国がないので、国をつくって入籍をするのです。ヤコブのときには一二家族、モーセのときには七十二長老、イエス様のときには一二〇門徒がありました。それが失敗したのです。再臨主が一六○国家をなすことで、イエス様が失敗した宗族圏の蕩減復帰が可能なのです。イエス様が入籍をすることができずに死んだのを、宗族的メシヤが、イエス様の代わりに蕩減復帰しなければならないのです。(二五九−一六九、九四年四月二日)

 皆さんは家庭を中心として入籍をしなければなりません。ところが皆さんは、まだ入籍していませんね? これから恐ろしい時が来るのです。それに関しては、具体的に説明しません。万一引っかかる場合には、切り落とさなければならないのです。それが原理の法度なのです。(二八−三三三、七〇年二月十一日)

 皆さんは天を愛するように父母を愛するべきであり、天と父母を愛するように兄弟を愛さなければなりません。私の家庭と兄弟を愛するように万民を愛する人は、天国民の資格者として登場できるのです。入籍できるというのです。二九〇−一二二、八九年六月十八日)

 いつかはみな死んで町の裏山に葬られるのです。気力が衰えて、家の中から外を眺めては「もう年だから……」と言っていますが、老いても伝道しなければなりません。自分の両親をみな天の前に入籍させてあげた後に霊界に行かなければ、大変なことになります。両親の前に、歴史時代の先祖たちの前に、兄弟たちの前に、親戚を中心として、歴史的に偉大なことができるこの時代、この時を迎えたのが、統一教会の祝福家庭なのです。(一八六−一六五、八九年二月一日)

 他の宗教は個人の救いです。統一教会は家庭の救いを説いています。次は家庭的救いの基盤の上に、親族の救いです。親族連合、その次に親族連合の上に国家の救いです。国家の救いの上に世界の救いを説いています。国が大統領を中心として一度に祝福を受ければ、天国に入籍することができるのです。そのような恵みがどこにあるでしょうか? (二八三−一九三、九七年四月十二日)

 天の国に行ってからも、家庭が一つにならなければだめだというのです。先生を中心としてその子孫まで、三代が一つにならなければ天の国に入籍することができないのです。三代を経て初めて四位基台が完成するのであり、その四位基台原則を通して行く所が、理想世界なのです。(三三一四一、七〇年八月十一日)


絶対的な愛を中心とした理想家庭はどこにでも通じる

 悪魔、サタンとはいったい何でしょうか? 神様とアダムとエバとはいったい何でしょうか? アダムとは何で、エバとは何でしょうか? 堕落しなければアダムとエバは何だったかというのです。アダムが完成すれば、神様がアダムの中に入り、次にエバが完成すれば、神様はエバの中に入ります。神様の二性性相が分立した実体相に入り、分かれたものを再び合わせることになるのです。何を中心として合わせるのでしょうか? 力によって合わせるのではありません。愛によって合わせるのです。そこから刺激が生じて、そこから繁殖が始まるのです。理想世界の繁殖が行われるのです。

 皆さん、塩水と淡水があれば、淡水の魚は、塩水に行って塩水の味を味わってこそ、初めて繁殖するのであり、塩水の魚は、淡水の味を味わってこそ、初めて繁殖します。ですから晩秋になると、カニが現れ、魚が現れ、淡水や海に入って行くのです。そのようになっています。すべてのものは、端と端を経て、初めて繁殖するようになっているのです。

 では、神様の愛と人間の愛が一つになりうる所はどこでしょうか? どこですか? 家庭です。家庭のどこでしょうか? 堕落しなかったとすれば、神様の愛と人間の愛が一つになる、そこはどこですか?祝福家庭です。では祝福家庭のどこでしょうか? 祝福家庭のトイレか何かですか? 鍋がある所ですか? かまどですか? どこですか? それを知らなければなりません。

 それは何かといえば、男性と女性が愛し合うための生殖器なのです。女性は、女性の持っているものは、女性のものではありません。だれのものでしょうか? 男性のものです。男性が持っているものは、女性のものです。神様は知恵があるので、取り替えておいたのです。離れようとしても離れられないように、離れても再び戻ってきて、それを探し当てなければ、行く所がないのです。行って安息する所がないのです。それを持っていってこそ、天下のどこへ行ってもすべてが和合し、歓迎するようになっています。

 ですから理想的な家庭は、どの社会でも歓迎するのです。アメリカであろうと、ドイツであろうと、どの国に行っても通じない所がありません。夫婦が一つになって深く愛し合う家庭は、全宇宙のどこへ行っても和合し、どこに行ってもその家庭を中心として動くのです。豆腐、豆腐とはどのようなものでしょうか? にがりを入れると固まるように、夫婦が互いに一つになって完全に愛するようになれば、それを中心として固まるのです。そのように生きる夫婦は滅びません。お金がついて回って、宇宙が動いてくるのです。昼も夜もなくケンカをしているから、すべてが逃げていくのです。皆さんはそういうことを知らなければなりません。

 堕落しなかったならば、皆さんの持つ愛の器官はすべてが至聖所なのです。このような話をするのは、先生が初めてです。堕落したために、いちばん素晴らしきものが、いちばん悪いものとなって、卑劣な話になってしまったのです。今後は、それが極めて神聖であるがゆえに、むやみやたらに話してはならないのです。

 統一教会の信徒たちは、絶対に自分勝手に生きることができません。自分勝手に生きるならば、大変なことになるのです。自分の心はあざむくことができませんね。自分の心をあざむくことができますか?自分の心を欺くことができない限り、天国の戸籍を欺くこともできません。すべてのことが入籍されるのです。私が今この手を一度上げると、ビデオテープにすべてが記録されますね。人間世界もこのように記録されるのですから、天国に記録されないということがありうるでしょうか? ボタンを押しさえすれば、幼いころから…さらにはその先祖までがすべて出てくるのです。あっという間に出てきます。長くもありません。ここは時間観念がありますが、天国では一瞬にして終わるのです。

 そのような世界に向かって前進している私たち自身が、その基準の前に合格すべき運命の道を残しているのです。これはどれほど深刻な事実でしょうか。それにパスするためのパスポートは何でしょうか?それは愛です。真の愛にパスしなければなりません。真の愛に。

 皆さん、そのようなパスポートを持っていますか? そのパスポートのは何といいましょうか、白くて青いのです。一色ではありません。一つは女性の色であり、一つは男性の色です。そのような愛のパスポートを神様は持っているとは思いませんか? モデルがあったとは思いませんか? 天国のものかどうかを見分けるためには、そのモデルがあるのではないでしょうか? モデルがあるというのです。そのモデルを中心として照らし合わせてみたときに、合わなければ全部落第です。

 ですから、夫が病気になれば、妻は貴いダイアモンドを売り払ってでも、夫さえ助かればそれでいいというのです。そうでしょう? また、心から愛する妻が病気になったならば、夫はその妻を救うために、宝物の壷をすべて売り払ってでも、妻の病気を直そうとします。なぜでしょうか? なぜそうしなければならないかというのです。すべてを犠牲にしても、妻がいなければならず、夫がなければならないという、それは何でしょうか? それは愛です。愛。絶対的な愛がそこに入っているので、貴く思うのです。(一四八−二九〇、八六年十月二十五日)

 今日四千年歴史を考えると、イエス様が来る前の数多くの人類は、すべて偽りの子女です。養子の手続きをして、やっと養子になることのできる者たちです。しかし、この養子の手続きをしようとしても、手続きをする方法がないのです。息子をまだ入籍させていないのに、養子を入籍させることができるでしょうか? 天道はそのようなものではないのです。神様の直系の息子と娘が、まだ天国に入籍していないのに、養子を入籍させるということかありうるでしょうか?

 天は、この地上の人間がそのまま滅びるのを、黙って見放すわけにはいきません。救わなければなりません。それが神様の本然の責任です。「私のつくった息子・娘たちは、本来、私と一つとなって、永遠無窮に私の理念世界で、私の愛を受けて生きる子女となるはずだったのに…、父母たる私の失敗によって、このような曲折が生じてしまった。彼らに罪はない。私がつくってこのような結果をもたらしたのだから、これは創造主としての私の責任だ……」と、神様はこのように考えるのです。そのような神様は、人間を復帰して救うために、だれを送ったでしょうか? 次子の立場を経て、相続の道を築かせるために、神のひとり子を送りました。そうなるとイエス様は、天国の国籍を初めて相続して現れなければならないのです。天道がそうなっているのです。(一五五―二九七、六五年十一月一日)

 イエス様はこの地上に来てみ旨を果たすことができませんでしたが、(イエス様は本来)時代的な新婦の名を立てて、真の父母の因縁を決定して、真の息子を立てて、この平面地上で相続権を、入籍権を、天国の権限を入籍させることのできる権限を、ある基準において準備してから逝かなければなりませんでした。しかし、それをなすことができないままに亡くなったのです。

 入籍させるにあたってどのようにしますか? 僕として入籍させますか? 直系の息子でなければ、養子として名前だけでも入籍させておいてこそ、神様の前に相続を受けることができます。相続権内に共に参与できるというのです。

 お祝いがあれば、祝いの餅を食べることができるのです。このようなことも知らずに、「主が雲に乗ってくれば、私はこんなにも何十年間、教会の牧師を努めてきたのだから、主は私を呼んで天国に連れて行ってくれるだろう……」と、このように考えているのです。そのように愚かだというのです。(一五五−三〇八、六五年十一月一日)


天的な家法を中心として生きたという基準を通過しなければ

 祝福というのは、我々の復帰原理から見れば、必ず僕の時代を通過しなければなりません。僕の時代においては、僕として忠誠を尽くさなければなりません。神様の悲しみとは何でしょうか? 神様は、天使長を立てて忠臣にしようとしましたが、忠臣を持つことができませんでした。忠臣を失ったことが堕落です。今日皆さんは、天使長の後裔として生まれ、堕落した血統を受け継いで生まれてきたのですから、神様の前に公認されるためには、天使長から受けた血を無視できる立場において、忠誠の基台をもって、僕として忠誠を捧げた基準を通過しなければなりません。

 その僕の時代を経るにあたっては、必ずそこに礼式があります。礼式があります。式があるのです。僕から養子に越えていく式を経て初めて、僕の子を養子として入籍させることができるのです。世の中にも何らかの手続きがあるように、皆さんも僕の時代を経て養子の時代に入っていくためには。必ず天の忠臣であるという名を持つための式を経なければならないのです。養子の立場から直系の息子・娘の名で呼ばれる立場になるためにも、やはりとてつもない式を経ていくのです。養子から直系の息子・娘となり、息子・娘の個体個体が、男性ならば男性、女性ならば女性が、家族の一員として兄や姉と呼ばれるようになるにも、必ず天の厳格な試験と批判基準を中心として、何らかの式を経なければなりません。そうしてこそ連結していくのです。

 家族の一人として育つときにも、天的な家庭的内容を中心とし、家法を中心として、皆さんが育ったという基準を通過し、心情を見ても、生活を見ても、それまで自分の息子・娘を育ててきた父母の心においても…、そして生活的な面においても、あるいは内的な心情面においても、父母のすべてを相続するのに相応しいと言われることのできる、そのような内外の内容をすべて備えた後に、初めてその息子・娘として、血統的な因縁を連結させる父母との絆を、結ぶことができるのです。これが創造の原則なのです

 では、皆さんは今までに一度でも僕として天の前に忠誠を尽くしたという、認定を受けたことがありますか? 一度でも養子として忠誠を尽くしたという、認定を受けたことがあるでしょうか? 一度でも息子・娘として忠誠を尽くしたという、認定を受けたことがあるでしょうか? 息子・娘として認められた後に、一度でも家庭的な家法を中心として、生活の規範を守って生きたという内容と、実際的な事実、実績を持ったその何か、公認されうるその何かがあるでしょうか? これを考えるときに、皆さんが「はい! あります」ということのできる何か、どの分野にも掲げられるものはないのです。

 地方でこのような集会があると、「誰々は行かせてくれるのに、誰々は行かせてくれない……」というような話をよく耳にしますが、そのようなことは言えないのです。皆さんはぞんざいに扱われたとしても、悔しいということはないはずです。皆さんはそういうすべての内容と典礼と手続きを経ていないのですから、僕として扱われても何も言えないのであり、養子として扱われても何も言えないのです。「あなたは今までこのような者だったゆえに、このような結果に立て!」と天から命じられたとしても、それに反抗できるような自らの内容を持ち合わせていない、自分であるということを考えなければなりません。先生が皆さんを呼んであげ、皆さんのために苦労してあげているだけでも恐縮に思わなければならないのです。そうですか、そうではないですか?

 そのような基準を知らないままでやって来て、何もせずにそのまま帰り、泣いたりわめいたりするような人がいてはならないのです。たぶんそのような人はいないことでしょう。運命の決定は、自分一人でなすものではありません。自分には必ず因縁の世界があるのです。自分が存在しているということは、四方性を備え、前後・左右・上下関係を持っているということです。それゆえ、関係と因縁の世界において、皆さんの位置を決定するためには、このような天的な内容と、このような歴史的な背後を無視してはならないのです。ですから皆さんは、このような立場に立ち、このような立場に立つために歩んだということのできる、過去とは異なるそのような原則を提示しなければならないのです。しかし、皆さんにはそのように提示できるものが何もないということを、先生は知っています。それゆえに、先生は皆さんを苦労の道に追いやるのです。ご飯は恵んでもらえ、非難される者となれというのです。(一五二−二三二、六三年五月二十五日)

 カインとアベルが一つにならなければ、父母の立場がないということを知らなければなりません。それゆえ、神様が死んだ神様となり、メシヤが死んだメシヤとなってきたのです。ですから、今皆さんは、帰ってから宗族復帰をしなければなりません。すでに祝福を受けた家庭は、男性と女性、子女たちと完全に一つにならなければなりません。皆さんの息子・娘たちが勝手なことをするようであれば、襟首をつかんで勉強させなければなりません。父母の言うことを聞かなければ、追放してしまうべきなのです。家庭的に連合し、家庭で会議を開いて処断しなければなりません。

 サタン世界のように、息子たちから糾弾される父親や母親にはならないようにしなければなりません。家庭が四位基台の基盤になってこそ、そこに真の御父母様が臨在しますね? 家庭基盤というのは、エデンの園でアダムとエバを中心としてカインとアベル…、アダムとエバも誤りましたが、カインとアベルの過ちによってすべてが壊れてしまいましたから、父母が一体となり、子女と一つになって、四位基台をつくらなければなりません。これが家庭ではないでしょうか? その基盤が一つとなった基盤の上に立ってこそ、天国の家庭的心情圏がつくられるのです。そのようになれば、サタンが侵犯できないのです。これが公式です。

 ですから皆さんにホームチャーチをせよというのです。ホームチャーチ。あらゆる人々に非難されなさいというのです。蔑まれろというのです。自分が蔑まれるのは、ただ蔑まれるのではありません。蔑まれ、非難されるのはなぜかというと、女性たちを救うため、息子・娘を救うためなのです。その息子・娘に取りすがって、妻子に取りすがって、とめどなく涙を流さなければなりません。夜を明かしてです。「一体どうしてですか? この道を行くのに、こんなに反対するなんて……」と言いながら涙を流すのは、悲惨なことではありません。この世で涙を流すいかなる悲痛な人よりも、天の価値のためにもっと切なる涙を流す立場に立ってこそ、それが谷となって世界に流れ込んでいくのです。それでこそ同情されて、一つにからまって現れるのです。

 家庭の次は何でしょうか? 宗族も同じです。宗族は自分の家庭を中心として一族、門中の一族、一族には姻戚の 親等までが入ります。 親等までが、すべて一つにならなければなりません。その 親等までの宗族圏内に、真の御父母様と神様が基台となって、すべてが一つになれば、それが心情の基盤となって、サタンを分別し、天国の宗族圏に入籍することができるのです。(一八一−二八六、八八年十月三日)


真の愛を実践する前衛隊になろう

 世界平和に向かっていくための礎石となるのは家庭であり、世界平和への道を破壊するのも家庭です。人類の希望と幸福の礎が破壊されたのは、アダム家庭においてでした。

 したがって、今日このように「世界平和家庭連合」を創設し、皆さんの家庭は、今やサタン世界と一八〇度異なる角度へと進むことができるようになりました。このような道を開けるようになったことを、天の前に感謝申し上げる次第です。この道なくしては、自由も幸福も理想もありません。皆さんは今後、絶対純潔の生殖器、唯一の生殖器、不変の生殖器、永遠の生殖器を中心とし、これを基盤として神様を求めていくことを願います。この基盤が愛の基盤、生命の基盤、血統の基盤、良心の基盤とならなければなりませんし、まさしくそこに地上天国と天上天国ができるということを知らなければなりません。

 すべての男女が、自らの生殖器が自分のものではなく、実は自分の相対のものであるということに気づくようになれば、私たちは皆頭を下げて、謙虚な姿勢で愛を受け入れるようになるはずです。愛は相手がなければ訪れません。

 相手からやって来るゆえに、為に生きないところには愛はありえないのです。絶対的に為に生きるところに、絶対的な愛を見出すことができるということを肝に銘じ、皆さんもこれから帰ったならば、サタン世界との一戦を覚悟してください。どこに行っても、テレビやその他の言論機関を通して、先生のみ言を伝えてください。絶対に滅びません。地獄となったこの世界を、果たして何の力で変えることができるのでしょうか? 神様の愛、すなわち絶対・唯一・不変・永遠なる神様の愛を中心として、私たちの生殖器を、絶対・唯一・不変・永遠の基準に立てて生きていかなければ、それは不可能です。私たちの生殖器の本来の主人は、神様でいらっしゃいます。

 これからは私たちは、この目的のために共に前進しましょう。神様の真の愛を実践する前衛隊となりましょう。家に帰ったならば、夫人や夫の前に、自分の生殖器が絶対・唯一・不変・永遠なる器官であることを確認し合い、それが自分のものではなく相手のものであり、相手が今まで保管してきたものが私のものであると宣言し、互いのために永遠に奉仕し、感謝して生きると誓いましょう。そのような家庭となってこそ、永遠に神様が共にあられ、そのような家庭を中心として、世界的な家庭編成がなされるのです。皆さんがすべて次期三六〇万双の祝福結婚式に参加して、地上天国に入籍する真の家庭となることを願います。(二七九−二五九、九六年九月十五日)


五、祝福家庭婦人を動員した理由

 今活動している統一教会の家庭たちは、まだ天に入籍されていません。先生の家庭すらも、そのような過程をまだ経ていません。なぜならば、イエス様を中心とした宗族的基盤の上に、家庭的な基盤が完全に築かれなかったからであり、教会と民族を救うための蕩減条件を提示できなかったからです。しかし今は、外的にその条件を提示することのできる環境になっているため、入籍できる時代圏内に入った、と言うことができます。祝福家庭が、今後二年間の闘いをしさえすれば、三年路程を終えることになりますが、もしもこの路程に同参しない家庭があれば、無慈悲に切って捨てるのです。ですから、絶対に動員しなければならないのです。そのようになっているのです。

 この動員が終わって、既成教会を抱き込むようになれば、イエス様のみ旨を果たすことのできるイスラエル圏ができ、自由な環境において入籍圏が生まれ、十二支派の編成が行われるようになります。

 祝福家庭は今、どんな支派に属していますか? 属していますか、属していませんか? どこにも属していません。こういう内容を知れば、み旨の時がどこまでに至ったかということが分かるのです。このような観点から、三周年を迎えるこの一九七一年の「神の日」は、極めて意味ある日です。一九七一年度を新しく出発する最初の日であり、神の日なので、意義が深いのです。このようなことを皆さんが知って、胸中深くこの日を祝う心をもって、この日を過ごすよう願います。(三八−四七、七一年一月一日)

 これからは家庭が責任を持って、越えていく時になったのです。このように越えていってこそ入籍が行われるのです。したがって、妻を送り出さない人は引っかかります。もしも引っかかったならば、いくら先生に頼んでもどうすることもできません。先生にもどうすることもできません。(三七−二六四、七〇年十二月二十七日)

 皆さんの家庭を動員するにあたって、動員されない家庭は入籍することができないということが、ここで決定されるのです。先生が命令したのにもかかわらず、それに応じずに動かない人は、先生とは関係がないという結論になるのです。ですから、上下が一つにならなければならないのです。私たちが一つにならなければならないというのです。一つになって押したり引いたりし合いながら、地に落ちて死ぬわけにはいきませんから、上がっていかなければなりません。(六五−一五六、七二年十一月五日)

 皆さんが故郷に帰らない場合には、祝福家庭も今後困ることになるのです。ここに加担しなければ、今後、支派編成をするなかで、入籍が不可能だという事実を知らなければなりません。なぜでしょうか? 霊界からだれを後援するかというと、一線に行った人々を後援するからです。(一八六−二二七、八九年二月五日)

 皆さん各自が「み旨は私によってなされる」という自負心を持たなければなりません。そのために、私たちは一線で強力に団結しなければなりません。北朝鮮は三十 度線を中心として、一線に人民軍を押し出して団結しています。彼らは男性の軍人たちです。しかし統一教会は彼らとは反対に、女性の軍人を一線に押し出して団結します。彼らと反対です。

 人間の堕落はアダムによってなされたのではなく、エバが天使長を引き込むことによってなされたので、エバが天使長を屈服させたという立場に立たなければなりません。したがって、韓国の女性たちを前面に押し出して、北側の人民軍隊を掃討しなければなりません。今までの歴史を振り返ってみると、女性が革命に加担して国を建てたことがあるでしょうか? ただの一度もありません。女性は、国を滅ぼす肥料の役割を果たしたことはありますが、国を創建する開拓者の使命は果たすことができませんでした。したがって、この重要な時代において、イスラエルの代わりに天国を復帰するには、女性たちが一線に立ってカイン的世界、天使長的世界、サタン世界に該当する人民軍を、天側に屈服させなければなりません。そうしなければ天国を築くことができません。

 ですから、今後も何度か動員しなければなりません。まず教会のために動員しなければならず、その後は宗族を一致させ、民族を一致させるために動員しなければなりません。私たち自体内においては、宗族基盤をつくるために、宗族を一致させる動員をしなければならず、既成教団の前には、既成教団を屈服させて一致化させる動員をしなければなりません。また、その次には、国家のために動員をしなければならないのです。その時には三十八度線の北側、カイン国家を一致化させる動員の責任が残っています。その時には、皆さんが鉄刀を持って勇み立たなければなりません。女性たちも前面に押し出します。その時には、私が司令官になるかもしれません。北朝鮮に進軍せよと命令をし、女性たちを送り出すかもしれません。

 天使長が一人であるのに対して、アダムとエバは二人でした。ですからそれに相応するように、多くの人を送り出すしかありません。それで男性よりも数的に多い女性たちを送り出すのです。そのように一致しなければなりません。ところで、なぜ韓国の人口は北朝鮮人口の二倍になったのでしょうか? 北朝鮮にいた人々が、なぜみな韓国に逃げてきたのでしょうか? その原因は、たくさん出産するためです。笑いごとではありません。ですから、今後女性たちを中心として、強力な統一思想を注入すれば、統一はまちがいなくなされます。そのためには、皆さんがタンクも運転しなければならないし、曲射砲も射つことができなければなりません。人には三年間かかることも、私たちは三か月でできます。先生はわざわざこのように言うのではありません。そのようになる時が必ず来るのです。(三八−四七、七一年一月一日)

 統一教会が女性たちを動員するのはこれで二度目です。最初は一九六〇年代に動員して一線に立てました。先生はそのときにも、三年間女性たちが一線に立たなければならないという話をしましたね? 今回も三年間の動員となりました。その次にまた、三年間女性たちを動員しなければなりません。ですから九年の過程を苦労しなければならないのです。それゆえ皆さんは覚悟を新たにしなければなりません。

 今後このように考えることができます。一九七二年から三年間動員すれば一九七四年になります。第二次七年路程が無事に終わるまで女性たちを動員して、活動するようになれば、まちがいなく目的が達成するはずです。先生はそのように考えています。第二次七年路程は、イエス様の行くべき七年路程に該当するものであり、統一教会の息子・娘の家庭が生まれる第二次の年度に該当する期間です。(三八−四七、七一年一月一日)

 これからは、皆さんの一族がすべて天に入籍をしなければなりません。今回動かなければ入籍がなされないのです。ですから祝福を受けた家庭の皆さんは、動員されなければなりませんか、動員されてはいけませんか? 既成家庭は? 既成家庭の皆さんはどうですか? 既成家庭は動員されたければ動員され、動員されたくなければ動員されず、自由です。また、皆さん以外の人たちも、それは同様です……。しかし、お互いが動員されたくなるのです。今やそのような時が来たのです。(一六四−二九二、八七年五月十七日)

 先生は皆さんよりも劣っているので苦労したのでしょうか? 神様が先生の家庭を何の意味もなく苦労させたのでしょうか? 何ためにそうしたのでしょうか? 皆さんの家庭のためです。ですから、先生の家庭と皆さんの家庭が一つにならなければなりません。一つになるには、どこから一つにならなければならないでしょうか? サタンがついてくる立場で一つになるのでしょうか? サタンが離れた立場で一つにならなければなりません。人のために犠牲になる立場でサタンは離れるのです。

 それゆえ、皆さん家庭の女性たちをすべて、この国、この民族のために犠牲になる立場に立たせるのです。先生が宗族復帰をするために北朝鮮を訪ねていったように、皆さんもそのようなことをするのです。すべて分かれなければなりません。分かれてから合わせされなければ、天国に入籍することができないのです。悲痛なる大韓民国の歴史において、南北統一がなされる時まで、その役事をしなければならないのです。(四七−一八六、七一年八月二十八日)

 エバによってすべての因縁が結ばれて、家庭としての責任が果たせませんでしたから、夫が家庭の責任を果たせなければ、息子と娘が、息子と娘が果たせなければ、妻たちが家庭の責任を果たさなければならないのです。聖霊が生みの苦労をすることによって道を開きますね。三六家庭、七二家庭、二一四家庭、四三〇家庭が責任を果たせなかったことを、今回一つの礎を中心として蕩減するために、三年の期間があるのです。この期間はまさに、イエス様が三年期間に家庭的十字架を背負って国家を築けなかった恨を解く、そのような立場に該当する期間にもなるのです。このような期間がなければ、先生は前に出て皆さんに話をしてあげる必要もないのです。とんでもないことです。一体どうして会わなければならないというのでしょうか? ですから、今という時がどれほど深刻な時かを知らなければなりません。この前、ある女性が煉炭ガスで死んで霊界に行ってみたところ、この三年期間がどれほど驚くべきものであり、私たちの前に唯一の生きる道を与えてくれる期間であることが分かった、という報告がありました。それは先生がすでにすべて話したことなのです。今回のこの期間に参加することができず、この期間に責任を果たせなかった人々は、みな除籍されます。名簿に入籍がなされません。そのような時が来るのです。(六二−二六〇、七二年九月二十五日)


女性たちを通しての入籍の道

 皆さんは今まで息子・娘を誇り、夫を誇ってきました。これからは母の使命を果たし、妻の使命を果たさなければならないのです。その次には兄弟の使命を果たさなければなりません。それでこそ神様の息子・娘として、愛を中心に完成した者となり、天国に入籍して、天上世界の永遠なる血族になるのです。はっきりとすべてが分かりましたね? ですから家庭を訪ねていって、早く植えなさいというのです。周囲から反対されてもしなければならないのです。(二三五−一二六、九二年八月二十九日)

 真の御父母様が行く道において、最小単位でも基盤をつくらなければ、真の御父母様の行く世界的な隊列の中に参加することができません。先生が教えてあげなければ話をすることもできません。統班撃破とか、ホームチャーチがどのようになるかということを教えてあげたのです。解放圏をもたらすということです。天国に直行することのできる道、天国に入籍できる道をすべて教えてあげました。教えてあげたか、あげなかったか、み言を聞いてみなさいというのです。今はやむを得ず女性たちを通して再度復活されなければ道がないのです。(二三五−一二四、九二年八月二十九日)


六、家庭教会運動と入籍の道

一九七八年十一月二日以降はホームチャーチ運動をしなければ

 さて、新しい時代は何が違うのでしょうか? 今まで霊界には、それぞれのグループを中心とした壁がありました。これをすべて崩すのです。そのために一九七 年十一月二日に韓国に帰ってきたのです。英国と米国は相対的な関係にあります。そのような米国と英国の基盤と連結させることによって、世界的な霊界統一をするのです。宗族とか、すべての霊界の壁を完全に崩すのです。完全に解放するのです。私たちがこの日を宣布すれば、宗教を中心としたすべての霊界が解放されます。宗教圏が解放されるのです。それゆえ、仏教や儒教といったすべての宗教の連合圏ができるのです。

 宗教を信じない圏内では、いまだに宗族圏がすべて分かれているのです。国ごとに分かれています。ですから、先生の先祖をはじめとして、あらゆる韓国の先祖たちの中で、宗族解放運動が始まるようにするためには、この道を開かなければなりません。この宗教解放圏の基台の上でなされて初めて可能なのです。そのためには、先生の一族の解放運動と、世界の数多くの宗族の解放運動が行われなければなりません。今や宗教の門が開かれ、すべての宗族の門が開かれたので、霊界は完全に一つの世界圏に入っていくのです。第三次七年路程が終われば、統一教会に対する反対がなくなり、既成教会の門が開くようになることでしょう。

 これがすべて開かれたので、何が始まるのでしょうか? ホームチャーチです。私たちの地球星を中心として、どこに行ってもホームチャーチがつくられるのです。どこでも三六〇軒ホームチャーチ運動をしなければなりません。それは氏族です。特定氏族です。氏族を解放しなければ特定氏族が生じることはないのです。これは本来、第三次七年路程が終わってからすることです。それを、第三次七年の中でしているということを知らなければなりません。皆さんには夢のような話かもしれませんが、事実なのです。

 ですからこれからは、天国の版図を世界のどこへ行っても築くことができます。国境を越えてどこへ行っても、私たちのホームチャーチさえすれば、そこは地上天国の基盤となって、再臨が必要ない世の中になるのです。メシヤが必要ない地となります。その族長を中心として父母に仕えることによって救いを受けるのです。そのホームチャーチの責任者は、三代を連結させるのです。

 アダム時代に神様、アダム、息子・娘の三代を連結できなかったのを、私たちの時代に来て、神様を代身した実体である、平面時代の宗族的メシヤを中心として、自分の両親、その次にその息子・娘を連結させるのです。ですから宗族的メシヤというのです。それが神様の摂理です。ここに入籍する人は、天国に入籍できるということを知らなければなりません。天の善の版図は、このように悪と対決しながら、終りの日まで来ました。そのように今まで来たのです。(一〇五−一五八、七九年十月十四日)


家庭教会を通さずしては天国の族譜編成はできない

 私たちは一生の間苦労をしても、天の前に面目が立ちません。真の御父母様に出会い、このような恩恵の時代にいることに感謝し、涙を流して感謝する生活を続けるべき、統一敏会員であるということを知らなければなりません。自身の本然の姿を探し求めるために聖別された生活をして、あらん限りの忠誠を尽くしながらも顔を上げることのできない、罪人の後継者だということを忘れてはならないのです。

 ですから、真の父母の行く道を協助しなければなりません。真の父母がなすべきことはもう終わりました。あなたたちがしなければならないのです。大韓民国に関する問題は、今後あなたたちがしなければならないのです。二世時代と言う言葉がありますが、あまりにも多くの人がいます。団結して「やるぞ!」と言えば、できないことはありません。

 入籍時代に入って名簿を作るときに、いいかげんに作ることができるでしょうか? ホームチャーチを通さずしては、名簿に記入されないのです。天国の族譜編成ができないのです。祝福を受けた家庭でも外されるのです。除かれます。それを知って、天が提示するすべてのことを急いでしなければなりません。だれかがするからといってするのではありません。しなければならないのです。せずに霊界に行けば、霊界に行ってから永遠にしなければならないのです。地上で解決できずに行くとすれば、大変なことになるのです。(一四三−一一八、八六年三月十六日)


ホームチャーチは天国へ行くためのパスポート

 ホームチャーチは何であると言いましたか? 天国へ行くためのパスポートです。それがなければなりません。行くことができないのです。天国に行くことができないのです。霊界に行ってからどうやってホームチャーチをするというのですか? どうやってするのですか? 皆さんの次に知らずに来た人々、後からホームチャーチの中に入ってきた人々ならば、みなついて行くことができますが、皆さんのようにホームチャーチの先頭に立って、なすべき責任を果たせずに行くことになればだめなのです。行くことができないのです。先の者が後になり、後の者が先になります。

 統一教会内でもそうなるということを知らなければなりません。いっそうのこと統一教会を信じなかったほうがましです。先に来たことが怨讐になるのです。信じなかったほうが良かったのです。後に来たほうが良いことになるのです。なぜでしょうか? 他の人たちは、後について入ることができますが、皆さんはそれをつくってから入る立場にあるからです。これからはホームチャーチが終わってこそ、そこで登録が行われるのです。入籍が行われるようになるのです。なぜでしょうか? 原理が、地上天国で生きなければならないようになっているからです。(一四六−三四四、八六年八月十日)

 皆さんがホームチャーチの道をたどらなければ、先生の主張する天国への入籍は不可能です。いくら勉強が良くできても、受け入れてもらえません。神様を知り、先生を知らなければならないのです。これが統一教会で言うところの「私の蕩減」なのです。(一〇八−一七四、八〇年九月二十八日)

 ホームチャーチがなければ、故郷にジャンピングできず、故郷にジャンピングできなければ、祖国にジャンピングできず、祖国にジャンピングできなければ、やはり天国にジャンピングできないということを、はっきりと知らなければならないのです。そうして故郷をつくれば、それは何でしょうか? ホームチャーチです。ホームチャーチができれば故郷ができ、祖国ができ、世界ができ、天国ができるのです。(一〇二−二六六、七九年一月十四日)

 皆さんは基盤をつくらなければなりません。自分が自由化の行動を取ることのできる、何をしても引っかからないという父母の立場を継承して、基盤をつくらなければならないのです。それで還故郷の命令をしました。還故郷しなければ、定住した立場ではありませんから、流れ者です。一〇年に一〇回も引っ越しすることもあるのです。そうなればすべての基盤が崩れるのです。しかし、還故郷すれば一〇回移動することがありません。移動せずにいれば、そこに基盤として残るのです。ですから、還故郷の措置というのは福音の中の福音です。一〇年努力したこと、一生努力したことが、すべてそこに残るのです。転々とすれば残らないのです。

 還故郷の宣布をして集めることのできる一族を、協会で管理しなければなりません。みんな行って、今後その運動をしなければなりません。宗族的メシヤ宣布をして、基盤さえできたならば、一六〇家庭以上連結されたならば、協会長が行ってそれを収拾しなければなりません。入籍した一族として主管しなければならないのです。協会長が行って歓迎するようであれば、先生に紹介し、その一族を訪ねていくことができるようであれば、先生が訪問するのです。(二六七−二八八、九五年一月二十日)


七、統一教会員の特権

 三次七年路程の中でみ旨を歩んだと認められるのは、きわめて偉大なことです。きわめて偉大なことなのです。この期間に、宗族的メシヤの立場でホームチャーチを勝利して立ち上がるならば、それこそ皆さんは万世に誇ることのできる先祖になることでしょう。もしも第三次七年路程が終わって、勝利することのできる時になり、新しい国籍への入籍が始まれば、皆さんはそのまま先生の後について行くのです。国境を超越し、すべての宗族民族を超越して、そのまま先生について行くことのできる特権が付与されるというのです。(一〇三−六九、七九年二月二日)

 家庭というのは、とてつもないものです。祝福家庭がどれほどとてつもないものかという事実を知るべきです。「イエス様の当代では新郎新婦の立場に立つことができず、イエス様が二〇〇〇年間、数多くのキリスト教徒を犠牲にしても新郎新婦の立場に立つことができなかったのに、何の功績もない私のような者が、祝福の位置に立つなんて!」と抱き合って号泣しても、報いる道がないということを知らなければなりません。皆さんはイエス様よりも良い立場に立っているのです。私の生んだ息子・娘が祝福を受けて、神様の息子・娘として入籍されるのです。神様の生命録に記録されるのです。天国に入籍がなされるというのです。皆さんにそのような資格がありますか? そのような資格がありますか? そのような資格があるのかというのです。

 神様が六〇〇〇年間、歴史以来数多くの修道者たちが、今までに犠牲の代価を払ったとしてもできなかったことを、皆さんはただで得たのに、何もせずに受けようというのですか? 先生も六十年の生涯を通して築いたものなのに、皆さんは何の苦労もなしに受けるのですか? 共に拍手をしたり、共に歌を歌ったり、後援もしなければなりません。そのように皆さんが報いるための一つの方法が、ホームチャーチなのです。自分のためならばしなくてもいいのですが、ホームチャーチに行って、自分や神様に対するように、そこの人々のために生きなさいというのです。

 個人は、カイン個人を探し求めていかなければならないし、家庭もカイン家庭を、宗族もカイン宗族を、民族もカイン民族を、国家もカイン国家、世界もカイン世界を探し求めていかなければなりません。共産世界と民主世界を完全に一つにするためには、個人力インにおいて勝利しなければならないし、家庭カイン、宗族カイン、民族カイン、国家カインにおいて勝利しなければなりません。そうして初めて、その立場に立つことができるのです。皆さんはそのような立場にあるのに、ありかたいとも思わずに、何かをさせればできないと大騒ぎをしているのです。するのが嫌ですか? それは七年間でなすのです。人類歴史は七千年ですが、七年あればできるのです。六年、七年を歩めないことがあるでしょうか?(一一六−一五五、八一年十二月二十七日)

 私たち統一教会では、一六〇家庭を中心として一六○か国…、四千年歴史を四〇年間にして勝利した内容を連結するのです。そうです、世界化です! 家庭を世界に連結しなければなりません。家庭は、氏族・民族・国家・世界まで行って戻ってこなければならないのです。世界の一六○の国家は、真の御父母様の勝利ですから…、子女の立場にこれを引き継いであげて、接ぎ木をしてあげることによって、真の御父母様が勝利した地上天国を相続することができるのです。そうしなくては入籍できません。天国に入籍できないのです。(二六五−二九九、九四年十一月二十七日)


私たちは同じ姓をもった天の民

 皆さんの姓は何ですか? どこの家系ですか? 私たちは統一家です。今後は私が宗族を選出して「天家」、あるいは一の字を用いて「一家」として宗族を作れば、一つの子孫になるのです。今は金○○、李○○というように、いろいろと異なっているのです。まだ入籍されていないのです。(三九−一一一、七一年一月十日)

 日帝時代、サタンが先に創氏改名する運動をして、我々民族にそのような教育をしました。とすれば、今後姓を変えるというのは難しいでしょうか? 日帝時代にも変えたではありませんか。私は姓を変えるために来た人物です。族譜を掘り起こすために来た人物だというのです。気分が悪いですか、良いですか? 僕の族譜を掘り起こして、王宮の王女・王子の族譜に入籍させてあげるというのに、嫌だと言う人がいるでしょうか? 嫌ならしなくてもいいです。そのような者は滅びます。ですから良いと言うしかないのです。(三九−一一一、七一年一月十日)















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