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宗族的メシヤ
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五 故郷ですること

P272
1 宴会を開け

 昨年の秋夕(注:日本でいうお盆。旧暦八月十五日)に私が、宴会をせよともち代を与えたでしょう? (はい)。もちをたくさんもらって食べたはずです。ですから、「今回は、あなたたちが宴会を一度しなさい」というのです。宴会するお金を与えて文総裁がしたことに感謝して、互いにお金を出し合い、借金をしてでもしますと、国の宴会をするとき、そのような人たちは崇め慕われるのです。

 国の宴会をする時が来そうですか、来そうではないですか? (来ます)。南北が統一される時、宴会をしなければなりませんか、してはいけませんか? (しなければなりません)。牛、何千頭をほふらなければなりませんか? (約三万頭ほふらなければなりません)。一家庭に一頭ずつはみな、ほふらなければなりません。ああ、歴史的なそのようなことが起こるのに一頭ずつほふらないのですか? 昔、旧約時代に祭祀をささげる時はいつでも牛一頭はほふって祭祀をしたのです。その時、牛肉を食べ、汁まで食べた人たちは、サタンが引っ張っていけなかったといいますし、先生が祈祷すれば引っ張っていけないのです。それは、福を与えるのです。(一九八九・一・三、漢南洞公館)

 この前、先生がもち代を与えたでしょう? (はい)。もち代を与えて宴会をしましたか? (はい)。私たち統一教会の信徒たちは、与えませんでしたか? (私たちは、何にももらいませんでした)。もらって食べたのでしょう?

 私が昨年、もち代として与えたのが二十二億ウォンなのです。二十二億ウォンが飛んでいきました、お金が。故郷に行って宴会せよというのです。今や全国で統一教会のもちをもらって食べたはずです。四〇〇〇万を中心として見るならば、二十二億ウォンであるならば、一人にいくらずつ回りましたか? 計算してみなさい。(五十五ウォンです)。間違いありませんか? 五十ウォン。五十ウォンならば、もち何個ですか? 一個? 半個? (一つ一〇〇ウォンです)。何が? (二個一〇〇ウォンです)。二個で一〇〇ウォンですから、一個に五十ウォンではないですか? それで四〇〇〇万が全部、一個ずつはもらって食べたというのです。

 それで、食べてから唾を吐いたでしょうか? 「ああ、これはうまい。もっと食べたい」とそう思ったでしょうか? 「一個くれるとは何ですか。三個ぐらいはくれなければ」と思ったはずです。今や、私がそのように一個与えましたから、二個は皆さんが与えなければならないのです。そうしてこそ三数を合わせるのですね? 三数は完成数ではありませんか? それ、するのですか、しないのですか? (します)。もち代を出すのですか、出さないのですか? (出します)。

 先生がそうですから、今回故郷に帰った皆さん、錦を飾って還故郷したので宴会をしてあげなければならないのではありませんか? そうではありませんか? 宴会をしたのです。(一九八九・一・一、本部教会)

 宗教には、断食、奉仕、犠牲がありますが、今やそのような時代は過ぎ去ったのです。統一教会もたくさん断食したのですね? 夜眠らず徹夜して。皆さん、故郷に行って家を売ってでも、その一族とその一門を生かすために宴会をするのです。みな、売り飛ばしてもかまいません。分かりますか? 今後は、世界が食べさせ、生かします。文総裁がアメリカだとか全世界を生かすために苦労するので、万国が先生の前に朝貢をささげる時が来るのです。

 それで今、東亜日報が恐れています。世界日報を恐れているのですね? (はい)。すべての政党が恐れるのです。恐ろしくてぶるぶる震えるようになっています。その震えるのを見るとき、気持ちが良いですか? (はい)。ぶるぶる震えて、ひっくり返って死んではいけません。ひっくり返ろうとするならば、つかまってあげ、昼食を食べられなかったならば、昼食をおごってあげたりしなさい。なぜ、ぶるぶる震えるのかというのです。そういうときは、「あなたは、震えずにあなたの父や先祖たちと一緒に来なさい。私が宴会してあげるときは、よく食べ、気持ち良く踊るならば、あなたたちはみな救いを受けるから、そうしますか?」と聞いて、「はい」と言えば、それが氏族復帰になるのです。(一九八九・二・五、本部教会)

2 家庭的歓迎大会を行え

 統一教会は、恐ろしい団体です。それでは、何にとって恐ろしいのでしょうか? 悪魔にとって恐ろしく、罪悪にとって恐ろしいのです。悪にとって恐ろしいのです。そうであってこそ、希望が訪れてくるのです。結論は簡単です。転換時期を迎えて、民族の前に真の父母の歓迎大会を宣布しました。ですから、皆さんも故郷に帰らなければなりません。錦を飾って還故郷しなければなりません。大韓民国がこのごろは、先生を歓迎するではありませんか? そうでしょう? (はい)。皆さんは、一族に歓迎されなければなりません。そうすれば、大韓民国が転換するのです。天の国のために生きる王子、王女になりますように! (アーメン)。そのような皇太子夫婦になりますように! (アーメン)。姫様の夫婦になりますように!(一九九〇・五・二〇、本部教会)

 今、大韓民国が転換時期から回っていこうとするならば、真の父母を中心としなければなりません。根本が違います。自分のためにする伝統の、堕落の歴史に置いてきた根を抜いてしまい、全体のためにする歴史に根を下ろし、回さなければならない時代が戻ってくるのです。ですから、大歴史的転換時期を迎えるというのです。

 真の父母歓迎大会を通じて発表したように、真の子女、真の家庭歓迎大会をしなければならないのですが、それは誰がしなければならないのかといえば、皆さんの一族がしなければなりません。統一教会全体と国民全体がしましたが、今や皆さんの一族に戻っていって私たちの祖先たちを訪ねようと褒めたたえることのできる、真の血族を中心とした、一族を中心としたそのような歓迎大会が終わらなければならないのです。それが氏族的メシヤ宣布なのです。このようになるならば、国は自然に生ずるのです。国を考える必要はありません。大韓民国一つしかありません。それが拡大されて大きくなっていくならば今後、天地のどこにもっていって合わせても、どのような人が対するとしても問題ではないのです。文化が異なるのが問題ではないのです。本質的基準が一つになることによって和合することができるし、すべての付随的な存在を治めることができるこのような真の愛を中心とした統一の世界になるというのです。そのことのために新しく真の御父母様歓迎大会宣布とともに、一族歓迎大会宣布を皆さん自身がしなければならないのです。それをしなければならない責任が皆さんにあります。(一九九〇・五・二〇、本部教会)

3 お父様の伝統に従い伝統を立てよ

 今から先生は何をすることができるのでしょうか? 先生が家族と共におもしろく生きるとしても、皆さんは不平を言うことができないというのです。先生が立てた伝統を、皆さんも伝授されなければなりません。今までは復帰するためにカイン、アベルが分かれ、父母がみな分かれましたが、今からは伝道をするとしても一つの家がみな動くのです。飢えても一緒に飢え、悪口を言われながら働く時が来たのです。

 それでは、皆さんの願いとは何ですか? 家庭が私に請い願うことがあるならば、その願いとは何でしょうか? どのような願いなのでしょうか? 「ああ、私に神様が、御父母様が、どこどこに行って祝福を受けることのできる土地を下さい」とお願いするのです。どこへ行くのですか? 皆の考えが、「私たちの故郷へ送ってください」とこう考えたのです。今や故郷へ行くのですが、家庭的メシヤとして行かなければなりません。家庭的メシヤとして行かなければならないということを知らなければなりません。家庭的メシヤとして。

 さあ、それでは、故郷に行ってどのようにしなければならないのでしょうか? 皆さんと一つになるようにつくらなければなりません。その方法は簡単です。息子は出ていって天の伝統を伝授する教師になって、「このようにしてこそ天国が成されます」という手本を見せてあげ、父母は、その町内の父母たちに、「このようにするならば、天国部落になります」ということを見せてあげなければなりません。そのようにすればよいのです。簡単なのです。夫は妻を、妻は夫を互いに愛し、父母は子供を、子供は父母を愛する愛の家庭を成し、それを全部、伝授してあげるならばよいのです。(一九八五・八・二〇、ベルベディア修練所)

 今から不平を言わず、どんな自分の息子、娘であれ何であれ、眼中においてはなりません。先生は、みな捨てた人なのです。皆さんも新しく決意をして、伝統を受け継ぐことのできる第二の後継者になるためには、先生が行った道を一緒に行かなければならないと固く決意しなければなりません。先生は、父母として、天の父母として、真の父母としてすることのできる歴史的な蕩減を、みな経てきたのです。

 先生は、世界的祖先の位置に立つためにこのような業をしましたが、皆さんは、自分なりに氏族的祖先になるためのその伝統、その自分なりの分野に該当する伝統を受け継ぐために、皆さん自身もそのような道を行かなければならないという事実を知らなければなりません。今から十二支派が編成されていくのです。ですから、伝統が必要だというのです。自分のことを考える人はここから抜けるのです。(一九八四・四・一、アメリカ)

 きょうこの時間以降に故郷に帰って、真に満ちた神様の伝統、御父母様の伝統を継ぎ、植えて、その地を愛の涙で満たし、苦労の血でもって贖罪の祭祀をささげて、許しを受けることのできる天国の位置になるように精誠を尽くす群れはみな、そうなることを願いながら、このすべてのみ言を真の父母のみ名によって祝願いたします。(アーメン)。(一九八八・五・一一、清州教会)

4 心情圏を植えよ

 今や皆さんは、故郷に帰って真の父母の心情圏を植えなければなりません。それで皆さんを故郷に今回全部、配置するのです。全部故郷に帰るのですね? 故郷に帰れという話を聞きましたか? (はい)。皆さんの故郷、南韓の地の故郷の心情的版図が、先生が世界的蕩減基準を中心として立てた心情的基準と、相対的に平面基準にならなければなりません。本然の心情をすべてどこに植えますか? 故郷の地に植えようというのです。(一九八八・五・一五、本部教会)

 真なる心情を本郷の地に植えなければなりません。これを植えられなかったのが堕落でした。そして、皆さんは、皆さんの宗(注:ここで宗とは、文氏ならば文氏という全体の氏族を意味する)中の宗長家庭にならなければなりません。(一九八八・五・一五、本部教会)

5 氏族復帰

@ 一族救援

 先生が故郷に帰る前に、皆さんが先に帰らなければなりません。復帰過程では父母が先に入るのではないのです。アベルが先に復帰されなければなりません。統一教会がアベルならば、既成教会はカインであり、一般国民もカインなのです。これらが一つになって故郷に帰るのです。故郷に帰って何をするのですか? アベルになった皆さんが、カイン圏を完全に収拾しなければなりません。

 それで今回、故郷にすべて帰りますけれども、御父母様のみ言を聞いて故郷に帰る皆さんは、昔、アダム・エバが堕落した位置とは違います。御父母様がサタンのすべての迫害を個人的に勝利し、家庭的に勝利し、氏族的に勝利し、民族的に勝利し、国家的に勝利し、世界的版図を中心として蕩減条件を完全に勝利し、復帰して戻ってきて、皆さんに伝授するために先生が探し求めてきたのです。

 皆さんがこれを受け取り故郷へ帰るならば、浮き草ではありません。今までは浮き草でした。風の吹くままに動き回ったのです。けれども、今からは千年万年不動であり得る、神様が訪ねてくることができる故郷の地に、真の愛の立て札を立てるのです。誰の名前で? (神様の名前で)。縦的な父母である神様の名前と、横的な父母である真の御父母様の名前で。そうすることによって今や私たちの民族、私たちの氏族は、滅びる民族、氏族ではないというのです。御父母様が勝利した基盤を通じてここに差し込まれるすべての愛の種は、悪魔が手を出すことができないのです。

 故郷に行くのは、皆さんの一族を生かしてあげるためなのです。また、そのような迫害と反対は、今からはみな消え去っていくようになるのです。文総裁に反対し、統一教会に反対しては、この国に、この世界に利益になり得ないと知性世界の人たちであるならば判断を下すことができる時代に来たのです。ですから、今や故郷に帰って仕事をしなければなりません。(一九八八・五・二〇、大邱教会)

 今や時が来たのです。他の所に行かずに、氏族を訪ねていきなさい。氏族的メシヤになれと私が送りました。皆さんの氏族を中心として、外的なカイン氏族を復帰せよというのです。

 氏族復帰をしなければならないのです。それは何かといえば、北朝イスラエルと南朝ユダとに分かれたのを、エリヤを通じて一つにつくろうとしたのと同じです。それで、エリヤが奇跡を起こしてアシラの預言者とバアルの預言者八五〇名を全部、焼き捨てたのです。こうすれば全部、生きた神を崇めると思ったのに、むしろエリヤを殺そうとしたのです。それで逃げていったではありませんか? 逃げていって恨み嘆いて神様に自分の生命を召してほしいと言うと、神様は、イスラエルにはまだバアルに屈しない七千余の群れがいると語りました。それは何かといえば、南朝ユダと北朝イスラエルが彼を中心として一つになる可能性があることを物語っているのです。

 韓国が今、アベルであり、南朝であるならば、世界の人はみな北朝です。それで七〇〇〇名、外的七〇〇〇名が一つになったならば、イエス様がなぜ死にますか? 氏族復帰、ヨセフの家庭とザカリヤの家庭が一つになれなかったのです。一つになれなくてイエス様が死んだのです。その二つが、カイン、アベルが一つになってこそ中心者が立つのです。アダム、エバは、アベルを通じて救いを受けます。アベルが責任を果たしてカインを屈伏させ、完全に一つになってこそ父母が現れることができるのであって、そうでなければみ旨の進展がなされません。進展がされないのです。

 神様の前に出ていくには、人間個人において心が体を完全に征服して、心の人をつくってこそ神様の前に出ていけるのです。家庭を中心としても同じなのです。妻と二人、完全に一つになってこそ家庭が神様の前に出ていくのです。息子、娘を中心として一つになってこそ家庭全体が天の前に出ていくのです。その家庭を中心として氏族が一つになり、氏族圏周辺を一つにつくってこそ全部が神様の前に出ていくことができるのです。民族圏内に出で立つのです。そうして神様を探し求めていくのです。(一九八九・一・二七、漢南洞公館)

A 氏族復帰の方法

 イエス様が来てしなければならないことは何でしょうか? 氏族的なメシヤの使命を連結することでした。ところがそれができずに亡くなったので、国家的なメシヤの基準を自動的に失ってしまったのです。それゆえに皆さんを、氏族が多いですから、氏族的なメシヤ十二支派の代表とすることのできる氏族的なメシヤと同じ使命を背負わせ、この三千里半島にみな派遣するのです。

 そのように派遣する位置がどのような位置なのかといえば、長成期完成級に立てられた位置ではないのです。完成期完成級で神の日に侍ることのできる心情の因縁を中心として、サタン世界の夫婦がお出ましになる位置に行ったので、皆さんが信仰をもって夫婦が一心団結さえするならば、嫁ぎ先の舅、何の誰それと区別することなく、全部バタバタと巻き込まれていくのです。皆さんはそのような信仰をもたなければなりません。そうしながらアベルの使命を十分に成し遂げなければならないのです。家庭的なアベルの使命を果たそうというのです。

 もちろん祭物も神様のみ旨に合うようにささげなければなりませんが、アベル自体がカインを屈伏させることのできる作戦をしなければならないというのです。そのためには、お兄さんに対してアベルが、「お父さんが私だけを愛するから、お兄さんに申し訳ありません」と一言だけ言ったならばどうだったでしょうか? 「お兄さん。神様が私の祭物を受け取り、お兄さんの祭物は受け取りませんでしたから、よわりましたね」と言ったならば、条件になるのではありませんか? こういう立場に立って、今や天の家庭的なアベルの基準を中心として、カイン的な家庭の前にアベルの権限を自慢する前に、カイン家庭を屈伏させることのできる戦略を使わなければなりません。戦法を使わなければなりません。戦法を使わなければならないのです。

 ここで、「神様は宇宙のアベルであり、この世界の人類は神様の前にカインの立場にありますが、神様は、僕の僕の体を着て、養子、子女の体まで着て今まで復帰の役事をしてきたので、私たちはその伝統を受けて、自分の氏族に行って、そのような伝統を再び提示して屈伏させる役事をしよう!」と言うのです。これが長くかからないのです。三年、長くとも三年なのです。それで十年と見るのです。(一九六八・三・三、大田教会)

 皆さんは、アベルです。皆さんの家庭がアベルの立場で、皆さんが一族を一つにさえするならば、二つが一つになるならば、ここにお母さんが来ることができるし、お父さんが来ることができます。この父母が一つになり、父母が勝利したので、カイン、アベルはこれを中心として一つになり、祝福を受けた家庭が自分の氏族を一つにさえするならば、それで終わりだというのです。

 それで、皆さんを氏族的メシヤとして皆さんの故郷へ送り返すのです。皆さんは故郷へ帰って一つにならなければなりません。これをすることによってイエス様が願っていたことが成され、再臨主の願うことが成されるのです。

 また、再臨時代の願いなのです。それゆえにイエス時代に失敗したことを、再臨時代にすべて清算したという条件としてみなしてくれるのです。そうすることによって、御父母様が行く所はどこであっても従っていくことができるというのです。

 それでは今や皆さんは、どこへ行かなければなりませんか? (生まれた所へ行かなければなりません)。皆さんは、カインの親族を復帰しなければなりません。祝福家庭は、アベルの位置にいます。アベル家庭がカイン家庭を救援しなければなりません。カイン家庭というのは、周囲の親族たちを言うのです。それゆえにすべての親族を一つにすることによって、自動的に父の国家、世界、天宙的勝利に連結されるのです。ですから、親族を一つにしなければならないのです。これが最後の使命です。(一九八九・三・一九、世界宣教本部)

 皆さんはどのようにしなければならないのでしょうか? 皆さんが今、一番先にしなければならないことは何でしょうか? 出ていって伝道することも必要ですが、今や皆さんは家庭を救わなければならないというのです。皆さんの氏族を救わなければならないというのです。民族が上から連結されますから、皆さんは氏族を救うことのできる時になったのです。今からは苦労せず、皆さんが氏族を一挙に追い詰めることができる時になったというのです。

 ただ一つ知らなければならないことは、皆さんが外部に出ていって働き、精誠を尽くしてきた三分の一ほど努力せよというのです。三分の一努力するならば、父母は直ちに回っていくのです。

 統一教会の版図において、今後文化活動をしなければなりません。それで映画みたいなものを作って皆さんが持っていってお父さん、お母さんに一回だけでも回してあげるならば、「わあ、知らなかったね」と言って回っていくのです。こうして、皆さんの家庭と皆さんの父母は、皆さんが責任を負わなければなりません。

 カイン、アベルが復帰されたのちにはどこへ入っていくのでしょうか? 父母を復帰するのです。世の中のカイン、アベルを復帰して自分の兄弟を復帰するのが原則です。それゆえに、今日、外的な舞台に立って私たちが築いておいた基盤が、国家と連結することのできる基盤になっているならば、今からは皆さんの内的な兄弟を復帰しなければならず、父母を復帰する責任があります。今からはそのような面に主力を尽くせというのが、先生が皆さんに語りたいことなのです。分かりますか? (はい)。

 それで、父母に孝行せよというのです。父母に孝行し、町内で手本になり、父母が喜ぶ息子、娘にならなければならないのです。ですから、皆さんが外地に出ていって講義をしていたように、自分の故郷に帰って講義できなければなりません。もし、それが駄目ならば皆さんの代わりに、皆さんより素晴らしいアベル的な存在を送って、皆さんの家庭のために犠牲になるようにします。代わりに苦労し犠牲になり、互いがこのような相対的関係を結んで自分の家庭を復帰するのに主力を尽くすようになるならば、相当な数が復帰されると見ています。ここで自分の父母が復帰されていない人たち、手を挙げてみなさい。全部復帰しなければならないのです。

(一九七四・四・二九、中央修練院)

B 氏族復興会

 今後は、家庭復興会をしなければなりません。これは、世界全体を代表した家庭復興会なのです。

 家庭復興会は、皆さんの一族を中心としてするものですが、その復興会は、全体の氏族たちを代表した復興会なのです。互いがそのように思うのです。それは韓国のみならず、世界の数多くの祝福家庭が氏族を連結させた、その氏族を代表した復興会だと思いなさいというのです。

 このようになることによって、そのような復興会に世界の人がみな同参するのです。今日、私たちの統一教会、韓国にある統一教会は、韓国が基地になることによって、氏族基盤を中心として世界を代表して復興会をすることができるのです。これがどれだけ幸いか分からないというのです。

 ですから、この復興会の宴会に牛をほふってもかまいません。それは、皆さんの思うとおりにしなさい。鶏をつぶすならば鶏をつぶした分だけ福を受けるのです。牛をほふれば牛をほふった分だけ、牛一〇〇頭をほふるならば牛一〇〇頭ほふった分だけ福を受けるのです。ためにするその心情、自分の努力のいかんに比例して全部左右されるのです。そこに比例して皆さんの先祖の解放圏が展開されていくのです。(一九八九・一・三、漢南洞公館)

 今や韓国統一が可能な時に入ってきたのです。すべてのことが。

 今や故郷を訪れて氏族復興会をするならば、それは歴史的な復興会となるのです。これは国を探し求めようと三・一運動、万歳を叫んでいた以上の驚くべき事件なのです。歓迎を受けることのできる立場で天理が動いていくことのできる、このような環境をもったのです。このような舞台で自分の氏族を動かせないならば、みな死ななければなりません。(一九八九・二・五、漢南洞公館)

 悪霊たちが今まで薬を与え、病気を与えたのです。今からは、善霊たちが薬を与えます。病気を与えるのではないのです。薬を与え天国に送るのです。私たちの先祖たちを、薬を与え、生きるようにつくるのです。サタンは、薬を与え、地獄へ連れていきましたが、私たちは薬を与え天国に送るのです。

 皆さんの先祖たちが天国に行くようにするために激しく打ったり、病気を与えたりするのです。「この者! なぜ行かないのか? 行かなければ病気になるぞ!」と言うのです。祖先たちがそのような行動を始めるのです。今に見ていなさい。そのような行動が始まるのです。ですから、行くまいとしても行かざるを得ないというのです。このようになるならば、道知事だと偉ぶり、お出ましになっていては、祖先たちが首をつかんで、「この者、こっちに来い!」と統一教会の門前に連れてきて、「啓拝していけ!」という、そのようなことが起こるのです。その祖先たちの中で、霊界において怨讐になって罪を犯したならば謝らなければならないのですから、自分の責任者、代表者を送って許しを請わなければならないのです。ですから、そのようなことが起こるのです。

 今までサタンが病気を与え、薬を与えたのですね? そうして、地獄に連れていったのです。薬は、みな嫌がるのですね。薬が何なのかといえば、棍棒なのです。苦労なのです。分からないうちにほうり込むのです。

 今や復興会をしなければなりませんか、してはいけませんか? (しなければなりません)。本当に皆さんがメシヤになるのです。そうして皆さんがさっと祈祷さえする日には、メシヤの権限をもっていくのです。今までメシヤ、氏族的メシヤをしたのですね? メシヤの道理を果たさなければなりません。それで復興会をしなければならないのです。(一九八九・一・三、漢南洞公館)

 きょう、ここに集まりなさいと言ったのはなぜでしょうか? 氏族的復興会、これを命懸けでせよというのです。今後、教域長たちは全部、修練させることのできる能力がなければなりません。なくともそのようにするのです。

 今や故郷に帰るならば、生きる道がどうこう言うことがないのです。原理のみ言で行って生きます。原理のみ言さえ彼らの前で上手に語るならば、「あなたの家庭は、私たちが食べさせてあげます」と言うようになっているのです。祭司長を誰が飢えさせますか? そのようになっています。(一九八九・二・五、漢南洞公館)

6 統班撃破

 それでは、私たちの目標とは何でしょうか? 今までしてきた統班撃破です。統班撃破は、私たちの目標なのです。自分の郷里において親族たちを中心として、一門を中心とした統班基準の前に、サタンの侵犯は、絶対に許すことができません。根を抜いてしまうのです。雑草を抜いてしまわなければなりません。雑草を。(一九八八・六・一、本部教会)

 氏族の中には家庭があります。民族を中心としては数多くの氏族があり、氏族が連結されて民族が編成されるのです。国家は今後、統一教会を信ぜずしては駄目なのです。

 氏族的基盤さえ解決されるならば、民族は自動的に編成されるのです。また、氏族と統班撃破は連結されています。統班撃破は、氏族圏で展開されるのです。部落といえば部落、統班が全部、氏族圏内にあるのですね? それで、先生が今まで統班撃破という言葉を使ってきたということを分からなければなりません。

 今や氏族的メシヤになるならば、統班撃破が完了されますか、されませんか? 完了されるのです。(一九八九・二・五、本部教会)

7 聖殿建築

 全国に一五〇〇の教会を買おうと思ったのですが、今どれだけになりますか? 五百何十ですか? (五三〇個です)。五三〇個の基地を立てました。

 皆さんは、今から聖地の代わりにその基地で祈祷しなければなりません。きょうから。分かりますか? その買った土地を中心として精誠を尽くし、天の前に私たちが建てることのできる新しい聖殿、この地はキリスト教はじめ宗教が多いのですが、天の父母に侍り、天の心情の根を下ろすことのできる宗教がなかったことを皆さんが知り、皆さんを通じた新しい根が、心情的根が下ろされ得る精誠を込めた基台の教会になるようにしなければなりません。

 霊界が私たちに協助する時代に入ってきたので、皆さんは、故郷を収拾して族長にならなければなりません。族長になって自分の村に聖所をつくり、祭壇を築き、贖罪の羊のような祭壇を作らなければなりません。教会を造らなければならないというのです。今まで堕落した歴史時代を経てきながら悲しんだその故郷の地! イスラエル民族がバビロンに捕らえられていって何百年もあとに戻ってきて、散らばった聖殿を復旧して神様を崇尚してきたのと同じく、聖殿を建てなければならないのです。

 面単位の教会、それは私が建てるのではないのです。皆さんの一族を集めて皆さんが建てなければなりません。

 皆さんの一族たちが、カインたちが蕩減復帰するためには、精誠を尽くして皆さんを長として侍ることのできる、祭司長として侍ることのできる地方教会を建てなければなりません。皆さんの一門が建てなければなりません。皆さんが建てるのではないのです。神様のゆえに教会を建てなければならないし、その次には学校を建てなければなりません。その次に皆さんの家を建てなければならないのです。今や皆さんの家があるならば売ってでも教会を建てなければなりません。売ってでも学校を建てなければなりません。それはなぜでしょうか。イスラエル民族の二世がカナン復帰をしました。全世界の二世は、私たちの味方なのです。二世を自分以上の忠臣、功臣につくりますというそのような教育基盤をつくっておき、天の前に、「あなたが活動することのできる現在の基盤と未来の基盤がここから広がっていくはずです、私たちの一族は……」という、このような祈祷をしなければなりません。

 最初に何を建てなければならないのですか? 神様に侍ることのできる聖殿を建てなければなりません。その次には? 息子、娘のために、皆さんが全部、教師をすることのできる氏族的メシヤになって、私がこのように神様に侍り、人類を愛したということを教材として残してあげることのできる学校を造らなければなりません。先生も同じなのです。それで教会を建てるために働きましたし、その次には学校を建てるために働いたのですが、大韓民国で、学校認可を出しませんでした。

 今回、私たちの成和神学校(成和大学)を建てましたね? 一棟建てるのに、家を十二軒以上建てることのできるお金を費やしたのです。一〇〇〇年歴史に残る家なのです。

 そのような家を建てるのですが、それは先生の息子、娘のためのものですか、皆さんの息子、娘のためのものなのですか? 皆さんの息子、娘のためのものです。皆さんが献金してその学校を建てなければならないのです。献金しましたか? また、教会まで建てなさいと言ったので、全部先生がするものと思っているのです。それは滅びます。皆さんができないならば、日本の食口たちにでも建てさせるのです。何の話か分かりますか? 皆さんが故郷で責任を果たせないならば、日本の食口たちを通じて、血を売ってでも教会を建てるのに主力を尽くせと言うのです。

 それで、今後は、夫とか妻がどの故郷、面であるならばその面に入っていって、その教会に入っていって住むのです。教会を建てるのに血の汗を流さなければなりません。

 ですから、そのようなことを中心として、どこどこ教会というものを中心として皆さんが帰っていって祈祷場所をつくらなければなりません。聖殿で祈祷しなければならないのですが、祈祷する所がないならば、皆さんが先祖から受け継いだ田を中心として、土地だとか田んぼを売ってでもつくっておき、一族会議をして策定しておかなければなりません。その祈祷場所は、皆さんがつくらなければなりません。そのことが分からなければなりません。

 その次には、その祖先の中で良い暮らしをしている家があるならば、良い暮らしをしている家を教会にしなければなりません。良い暮らしをしている家を全部壊してでも、教会に出さなければならないのです。

 祖先になるためには教会を造らなければならないし、その次には学校を造らなければなりません。伝統を死守することができるように、新しい歴史を開拓しなければなりません。何の朴氏、文氏、いかなる一族であっても特別にその伝統がありますね? これをする前にはみな、止めておきなさい。天を父母として侍り、真の父母に侍り、そこに血族が永遠に定住することのできる理想的福地をつくらなければならないのです。

 皆さん、今や氏族的メシヤの基盤を築くならば、皆さんの氏族から国に朝貢をささげなければなりません。そのような時が来るのです。皆さんがかせいで、思いどおりに食べて生きましたね? 今後は全部、三〇パーセント、十一条ではなくて十の三条をささげなければなりません。十の三条。一つは何ですか? 今まで私たち統一の食口たちは、一つは何ですか? 皆さんは、十一条をささげますか、十の三条をささげますか? 先生は何条ささげますか。(十の十条です)。十の十条ではなくして十の二十条なのです。借金してします。一生の間借金してこの業をするのです。

 復帰路程に借金したと、神様は追及しません。み旨のために負債を負う者が福を受けるのです。分かりますか? 保護されるのです。お金が生ずるならば、皆さんは貯金通帳を持って皆さんの息子、娘の学費を考えるのですね? 私は、お金が生ずるならば世界を考えるのです。ですから、神様が保護するのです。分かりますか? 福を受ける道がそうなのです。先生が何パーセントですって? (二十条)。二十条。何百条なのですね。何百条。 お金があっても、私は出歩きながら昼食も買って食べないし、腹がすいても、どこかで夕食を食べようともしません。ですから、指導者は負債を負ってはいけないのです。私は、統一教会の信徒に負債を負いませんでした。大韓民国の前に負債を負いませんでした。アメリカの前に負債を負いませんでした。ドイツの前に負債を負いませんでした。私が経てきた国は全部、私の世話になりました。

 負債をなくする者は滅びません。それはみな、真になるように与えたので真になるように納めなければなりません。ですから、その話は何かといえば、朝貢がささげられて入ってくるというのです。日本人たちが今、先生のために命を懸けてここに訪れてくるのは、私が日帝時代、怨讐たちを全部、秘密裏に送ってあげたからです。荷物をまとめて。一言あれば、みな銃殺なのです。

 アメリカ人たちが今、そうです。韓国人も、言うまでもありませんね。皆さんはよく分からなければなりません。ですから、十の何条をしますか? 一条は教会のために。二条は国のために、三条は世界のために。税金をささげなければなりません。そのことを知らなければなりません。

 ですから、私がこの次に行って見て、その町内で教会より大きい家をもっている人が統一教会の信徒であるならば、雷が落ちるのです。私たち統一教会のそのような人たちは、今後、祝福を受けられないのです。分かりますか? 天の国の一族に入っていけません。

 そのようなことを知って、皆さんの故郷に帰って、今や先生が聖地策定を一五〇〇個宣布したことを、どのようにしてでもつくっておかなければなりません。

 ピルグリム・ファーザーズ(Pilgrim Fathers:清教徒)というセットラー(Settler:開拓者、移住者)たちがアメリカに行って天幕生活をしながらヨーロッパよりもっと良い教会、ヨーロッパよりもっと良い学校を建てておき、自分の家を建てたではありませんか? それと同じようにしなければなりません。そのようにした上に独立国家を建てる、それ以上にならなければなりません。何をするにせよ、先生の設計をみな分けてあげなければなりません。分かりますか?

 設計を全部分けてあげ、精誠を尽くしながら私たちの一族が、私たちの民族が誰にも負けない聖殿に侍らなければならないのではないですか? そうでしょう? そうしてこそ福を受けます。分かりますか? きょう、そのことを宣布しますから、間違いなくそのように収穫することを願います。(一九八八・六・一五、イースト・ガーデン。一九八八・七・二二、漢南洞公館。一九八九・二・五、漢南洞公館。一九八九・二・五、本部教会)

8 灯台設立

 故郷に帰って、今からは灯台を建てなさい。分かりますか? 灯台、灯台とは何ですか? 夜に、暗い所を明るくするものなのです。それ、何の灯台なのですか? 南北統一、東西統一の灯台の火をともせというのです。今からは、聖地のその火を消さないように火をともさなければなりません。(一九八八・一〇・三、一和龍仁工場)














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