真の御父母様の生涯路程 10
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真のお母様と世界女性時代

四 二世時代と真のお母様の日本訪問

カナン定着のための三年期間

 真のお父様は、四十年荒野路程を勝利的に締めくくられ、カナンの地に入っていって定着しなければならない新時代を迎え、全世界の食□たちに総動員命令を下された。これにより、一九八五年九月十三日から二十六日まで、「カナン定着の旗手になろう」という主題をもって、延べ七千五百人以上の食□が参席する中で「カナン定着のための総動員決意大会」が各教区別に行われた。故郷に行って家庭教会活動をしなければならない動員期間は、一九八五年十月一日から一九八八年十二月三十一日までだった。

 先生は、四十年間闘って勝利したのです。これを、皆さんに、三年半の間で譲ってあげようというのです。この期間はカナン福地に定着するための期間と同じなので、この期間では、エジプトの観念やすべてのものを忘れてしまわなければなりません。そして、先生の言葉を絶対視し、その命令を絶対視し、行動を絶対視してこそ、今、私たちが定めている所期の目的を一九八八年に達成することができると思うのです。

 統一教会の歴史は一九五四年からなので、今が何年目ですか。三十一年目でしょう? 三十一年目です。イエス様でいえば、今は、三十歳を超えて出発した三年路程と同じ時代を越えていく時だというのです。それで、一九八八年までの三十四年を設定するのです。三十四数は、数字で見れば、三数にもなり、四数にもなり、七数にもなるのです。

 摂理的に見るとき、アメリカの大統領選挙も一九八八年、韓国の大統領選挙も八八年、日本の首相選挙も八八年、ドイツの首相選挙も八八年、摂理の重要な責任国家は、すべて一九八八年を期して選挙をするようになっています。この一年にすべて集まっているということを皆さんは知らなければなりません。なぜこのような国がすべて一度にこのようになっているのかというのです。それは、世界的な摂理的転換期だからです。それは、偶然ではありません。そのような時を中心として、天の時とどのように交替させるのかということを、神様は考えていらっしゃったということを、私たちは摂理的に知らなければなりません。

 そのような観点から、神様が摂理の中で統一教会を中心として主流的な摂理をなさるのならば、私たちは、このような時を中心として、世界的な頂上と代置することのできる実力基盤を築かなければならないということが、摂理史的な理論による見解です。先生は、一九八八年というこの時を逃してしまえば、世界的な悲運がこの地球星に残される可能性があると思っているのです。それで、深刻だというのです。

 これは、出エジプトしてから四十年目に、カナン福地への入城出動命令をすることと同じです。荒野四十年後に入っていくことと同じです。ですから、今は、牧師たちの二世、統一教会の二世が立ち上がらなければなりません。カナンの地に入っていく時なので、二世が立ち上がらなければならないのです。イスラエル民族がカナンを復帰する時に一世が責任を果たすことができなかったように、キリスト教が責任を果たすことができなかったので、キリスト教の再臨時代には、二世を通して入っていくのです。キリスト教から見れば、再臨が二世です。


統班撃破運動出発(一九八六)

 先生が今まで過ごしてきた六十六年の六十六数は、創造数でいえば終わりの数です。六十六数、これはサタン長成完成数です。それから、六数に対するその時は、──人間は長成期完成級で堕落したでしょう──三段階のその圏に相当するのです。サタン世界は、今や統一教会を侵犯できる勢力圏がすべてふさがってしまったのです。今からは、まさしく統一教会の時代が来るのです。

 また、お母様もそうです。お母様は四十三歳ですが、この時は、新しい世界に、夫人を中心として新しいカナン世界に復帰することができ、受難時代を越える時だということを知らなければなりません。今年は、先生においても、お母様においても、新しい世界に越えていく重要な時です。今年は、四十三数、六十六数ですべてぴったり一致している年です。新しい蕩減復帰摂理史からみるとき、すべてのものが数理的にぴったり一致しているというのです。

 一九八八年を中心として、頂上に越えていくのです。ここにおいて、南北統一することのできるあらゆる内外の準備を急がなければなりません。一九八八年のオリンピックももちろん重要ですが、それよりも、南北総選挙に対する備えを急がなければならないということが私たちの責任だというのです。

 それでは、国家的に見るとき、今まで国家はカイン圏にあったのですが、今は、国家が何圏にあるのですか。次子圏に立ったというのです。統一教会が世界的長子圏の立場に立ったので、大韓民国は、統一教会に従ってこなければ生きる道がないというのです。好むと好まざるとにかかわらず、従っていかざるを得ないのです。強大国に囲まれた現在の大韓民国の環境において、貿易をしようと何をしようと、経済的にも軍事的にも、統一教会の基盤を通じなくては挙動することのできる道がないのです。

 一九八六年は歴史的な年なので、韓国を摂理のみ旨の前に立てるために、およそ八ヵ月、一年の多くを韓国で過ごしました。そのようにしながら、重要な摂理的帰結点をつくりました。韓国に、里から班までの組織を完全につくったのです。このようなことをしなければならないので、韓国のソウルですべてつくったのです。政府のできなかったことをすべてつくっておいたのです。

 先生についていえば、その統・班長をつくるまでに四十年がかかりました。四十年間努力を投入し、ようやくそれをつくったのだということを知らなければなりません。郡はいくらでもつくることができ、洞もいくらでもつくることができますが、統と班長をどのように連結して生かすか。これを生かさなければならないのです。一つは縦的代表であり、もう一つは横的代表なので、この二つが息を吹き返せば、ソウルが息を吹き返すのです。これは基地です。これは私たちの基地だというのです。


二世「三十六家庭」の祝福

 真の御父母様の主礼により、祝福家庭の子女としては初めての祝福行事である二世「三十六家庭」の合同祝福結婚式が、一九八六年四月十二日、リトル・エンジェルス芸術会館において、千五百人以上の祝賀客が祝う中で挙行された。


真のお母様のみ言

 今まで私たちの歩んできた歴史は、荒野四十年路程を過ぎてカナン定着時代を前にしており、今、準備にとても忙しい時ではないでしょうか。過ぎし日には、子女教育においても多少なりともおろそかにせざるを得ず、様々な面で不完全な点があったのですが、第二世の「三十六家庭」を祝福しながら、彼らの思想を見るときに、どれほど涙ぐましく、またけなげで、感謝したか分かりません。今まで、祝福家庭の中で、先輩家庭は主に韓国に多かったのですが、「三十六家庭」をはじめとして「百二十四家庭」まで、その家庭ごとに、ギャップがこの上なく大きかったと思います。

 今回の祝福によって完全に一つになりました。さらに奇特なことは、二世たちの思想が正統に向かっていることであり、また行こうと努力しているのを見ることができました。その多くのカップルの話をすべて話すことはできませんが、特に目立ったのは、新婦側の態度が、私が見るにとても心温まるものだったということです。皆さんがよく知っていることですが、「三十六家庭」から、主に女性のほうの年齢が高いのです。成熟期の最高潮に達する年齢において、特に女性のほうが、男性よりも考えたり判断したりするのが早いのではありませんか。その上、新郎候補の年が若く、年が若いだけでなく、ある一家庭は、新郎の現実があまりにも厳しいのです。生活環境が部屋一問しかなく、一人身となった父親に侍らなければならないそのような立場において、新婦側の父母が、自分の娘が心配になっていろいろとためらって心配したのですが、その娘が反対に母親を安心させ、「自分がします」と立ち上がったのを見たとき、本当に感激的であり、美しい情景でした。

 このような美しい話がとてもたくさんあります。それによってI世たちが二世たちの前に恥ずかしさを感じるのはもちろんですが、悔い改める心で、二世と一世が完全に一つにならなければなりません。昔、イスラエル民族は、出エジプトしたのちに一世は荒野ですべて倒れ、二世がカナンを目指して入っていきましたが、私たちの時代においては、一世が二世と完全に一つになった立場で、自分たちがより新しい世界に行くその日まで、二世の肥やしとなって粉骨砕身、一生懸命にみ旨のために行こうと決意する、そのような美しい情景を見ることができました。

 今年の目標は何ですか。「天国創建」でしょう? 天国創建において、本当に、今後私たちが行く方向がどれほど強固で心温まるものかということを、二世を祝福するこの過程を通して天の前に感謝しました。



真のお母様の日本歴訪

 真のお母様は、一九八六年五月十日から十六日まで日本を訪問された。訪問二日目である五月十一日、東京教会で開催された歓迎集会において、「神様は日本が母の立場で勝利することを願われていらっしゃる」と語られ、「忠孝烈の道理」を強調された。真のお母様は、日本滞在期間中、特に光の子幼稚園と世界日報社、原理研究会等を訪問されて激励してくださった。


東京教会歓迎集会でのみ言

 少し前に小山田副会長が「母の日」について語られ、そして「『母の日』にこのようにお母様を迎えるようになって大変うれしい」と語られました。私もまた、皆さんにお会いできてとてもうれしく思います。

 このように壇上に立つたびに、神様の前や皆さんの前に申し訳ない思いをもちます。世の中でも、父と子よりは母と子のほうがより近いと思うのですが、母が遣う言葉と子供が遣う言葉が異なっているということを考えるとき、何か過去に誤ったのではないかと思うようになります。これは、皆さんを叱責する前に、このように通訳を立てて私の意思を伝達しなければならないというもどかしい思いゆえです。

 私たち統一教会の教会員の宿命として、いずれにせよ天が願われる母国語を学ばなければならないのですが、特に、どの国よりも先に日本において母の立場を立ててくれるよう、もう少し奮発して韓国語がすべて分かるようにしてくださればもっと良いと思います。

 お父様がダンベリーの世界的な勝利以後に韓国に来られてから、今まで満五ヵ月がたちました。その間、多くの役事をなしてこられましたが、そこに対することは、皆さんがよく知っているだろうと信じています。

 お父様が摂理を始められるときの韓国の環境は、あまりにも混乱していました。第二次世界大戦直後だったからです。その時、天は、キリスト教を中心として役事することができる基盤をすべて築かれたのですが、キリスト教徒たちが従うことができなかったことにより、再びどん底から十字架の路程を出発せざるを得なかった統一教会の歴史を、皆さんはまたよく知っています。このように歴史は、人間の不信によって悲惨な過程を繰り返して流れてきているのです。

 今日において、お父様を中心とした統一教会がどん底から出発して上がってくるまで、本当に「お父様!」と言えば、痛哭が先に出てくるそのような心情を皆さんは、みな体恤したでしょう。歴史の中で数限りなく不信し、不忠であった人間たちを教化し、また正して、み旨を知って行動させるまで、その血の汗の出る路程をどのように一言で表現することができるでしょうか。心情と心情だけが通じることのできる、そのような内容があるということを皆さんはよく知っているでしょう。

 ダンベリーの十三ヵ月間というその言うに言えない苦痛は、もう一度父母の立場で世界の前に許し、愛で抱かれるという、そのような標本の生活となられたということを皆さんは知っていらっしゃいます。

 天は、愛で人間に対してこられながら、常に打たれて奪ってくる愛の作戦をなしてこられたということを知っているでしょう。歴史始まって以来、自らこのような愛の化身となって実践され、行動された方が、お父様以外にどこにいるでしょうか。ですから、天も感動せざるを得ないのであり、どれほど邪悪な人間であっても、その愛の前には溶けざるを得ないという、そのような実情を私たちはこの目で見てきました。

 帰国後、五ヵ月間、お父様がなされたことは、社会の知識層である教授たちをはじめとして、全国的に「勝共連合」の幹部から班支部長に至るまで教育をしたことです。天を中心とした真の御父母様の真の愛の理念が全国にこだましています。ただこの愛のみが人類の希望であると語られました。自分個人において心と体が真の愛を中心として一つになり、また家庭では妻と夫が真の愛を中心として一つになり、さらには氏族と国家と世界が真の愛を中心として一つになることだけが、私の生きる道だということを、五ヵ月間力説されました。

 今は、韓国はもちろんアメリカも、「レバレンド・ムーン」と言えば、真の父母だという認識ができあがっているということを私たちは見ることができます。お父様のお供をして済州島に何回か行ったことがあるのですが、初めて行ったホテルでも、そこの従業員がみな、「お父様、お母様」で通じているのです。最初、私は、その人たちは食□なのだろうかと少し疑わしく思ったのですが、あとで知ってみると、全くそうではありませんでした。それほど、一般国民に至るまで私たちの思想が広まっているということをまざまざと見ることができました。

 皆さんも知っているかもしれませんが、最近、恩進の結婚を前後して、女性雑誌に私に対する紹介が出ました。そこに題目として私の名前が出て、「聖女の母」となっていました。今は、「母」ですべて通じるようになりました。この言葉を一言で言えば、「民心は天心と通じる」という言葉があるでしょう? それと同じように、世界が、方向を失った主人のいない船のような立場から、今、主人に出会って方向をはっきりとつかみつつあるという、摂理の流れを表したものではないかと思われます。

 ここに出発してくる時、お父様にお伺いしてみました。「用があって、私は少し日本に行って来なければなりませんが、日本の食□たちに伝えるみ言があるでしょうか」とお尋ねしたところ、皆さんもすべて知っていることですが、私たちは八八年度まで目標を定めて進んでいるでしょう? 「最善を尽くして動く道だけが、私たちの生きる道だ」とおっしゃいました。

 韓国にいらっしゃる間、家で楽に休まれる日が少しもありません。お父様は、あの世に行かれるその日まで、常にこのようなテンポで忙しく走りながら生きるそのような生活をしようと、いつも語っていらっしゃいますが、自らそのように実践し、生活されるその姿の前に従っていくことが本当に忙しいです。

 皆さんにお願いしたいことがあるとすれば、最善を尽くして、歴史始まって以来、あとにも先にもいなかった真の御父母様に、地上で長くいつまでも侍ることができる皆さんになってくださればということであり、特にエバ国家の使命として、真の御父母様に侍るにおいて、忠孝烈を全うし、そのような面で先頭に立ってくださればという懇切な思いからお話しいたしました。



光の子幼稚園訪問時の激励のみ言

 私が真のお母様です。ビデオや写真で見るときよりももっときれいですか、きれいではありませんか。お母様にも、皆さんと同じ年の情進様と妍進様がいますが、知っていますか。その上にもたくさんいますが、全員で十三人もいます。上のお姉さんとお兄さんたちは結婚して、家族がたくさん増えました。

 そして、ここにいる光の子幼稚園生の皆さんは、情進様、妍進様と同じ年ごろです。特に情進様は今回韓国に来たのですが、韓国語の勉強を一生懸命にして行きました。そして、英語も一生懸命にしており、また皆さんと話したいといって日本語も一生懸命に勉強しています。

 皆さん、韓国の文字(ハングル)を書くことができますか。まだ分かりませんか。知っている人がいくらにもなりませんね。少し前に歌を歌うのを見ると、韓国の子供たちに負けないくらいとても上手に歌いました。文字の勉強も一生懸命にしてください。韓国にも皆さんのような子供たちがたくさんいます。そして、情進様、妍進様とすべて話をすることができるように、T王懸命に勉強してください。(はい!)

 このピンクのシャツを着た人たちは、全員先生方のようですが、先生の言うことをしっかり聞いて、りりしく、美しく育てば、この次には良いことがたくさんあるでしょう。早く早く大きくなってください。皆さんのお父さん、お母さんは、今後良い日々をたくさん迎えるために一生懸命に働いているので、お父さん、お母さんに負けないように、ここにいる先生の言うことをしっかり聞いて、一生懸命に勉強をしてください。

 この次に来る時には、誰が韓国語を上手に話し、文字を最も上手に書くか見て、よくできる人は、私が大きな賞をあげるかもしれません。上手に書こうという人は手を挙げてください。あー、良い子ですね。それでは、みな良い子で、健康な子供になってください。



世界日報訪問時の激励のみ言

 「世界日報」、この新聞社が創設されてから十年が過ぎたことを知っています。お父様をお迎えすることはできませんでしたが、私が代わりにこのように皆さんを訪問するようになったことを天の前にとても感謝し、皆さんの苦労に少しでも報いることができる日になればと思います。

 お父様がこれまで「ワシントン・タイムズ」に集中してこられたのに比べると、皆さんに少しだけ支援ができていれば、どこにも負けない、「世界日報」という名前のとおり、日本はもちろんアジアと世界を、言論の側面やまた善導する側面で引っ張っていくことができる、そのような新聞社になることができたはずです。そのような点で申し訳なく、難しい条件のもとでも、今日のような発展を遂げたことに対して感謝する思いです。

 小さくて狭く、いくらにもならない人員をもって世界を動かすということはそれほど簡単なことではないと思いますが、狭い所にいる時が良いのです。なぜならば、み旨の完成も個人完成から始まったように、大きく発展することができ、今後の希望をいくらでも大きくもつことができるからです。大きく発展していることよりも、今、現実のこの立場が、皆さんにとってはこの上なく天を思慕し、天にすがるにおいて誰にも引けを取らない生活をし、一日一日が信仰の標本となる立場であろうと信じています。

 記者たちの生活は、時間に追われるので、整頓ができず、よく整理されていない生活になると思います。

 それに比べると、私たちのみ旨の中の新聞社は、お父様が強調されるので、特にワシントン・タイムズに行ってみた方がいるかもしれませんが、本当にきれいです。外部の人たちもたくさん使っているのですが、食□が中心になってそのようにしているので、ワシントン・タイムズに入っていくと、なぜだか知らす神聖さを感じ、自分でも知らすにたばこを吸っていたのを減らすようになるということです。仕事をしている間は、なるべくならばたばこも吸わす、そのように一つ一つ生活からきれいに整頓していくのを見ることができます。ところで、ここに来てみると、整頓があまりよくできていないようです。もちろん、場所が狭いというそのような理由もあると思いますが、もう少しよく整頓し、もう少し環境を美化することに気を遣ってくだされば有り難いです。

 私がもっと長く話をすることができればよいのですが、皆さんの業務に支障があると思うので、話はこれくらいにして、私たちのこの新聞社「世界日報」は、天の真の愛の筆鋒をもって、国家と世界人を善導するために先頭に立ち、大きな仕事をしてくださればと思います。そして、そのような覚悟を固くしてくださることを願いながら、簡単ですがあいさつに代えたいと思います。



カープ(CARP)訪問時の激励のみ言

 日本のカープは、これまで思想討論の経験をたくさんしてきたと思いますが、韓国では、カープ(大学原理研究会)会員と左翼学生が千二百人ほど集まった中で理論討論(闘争)をして、運動圏の学生たちの鼻をへし折りました。それで、大学街において新しいブームを起こしているということです。日本のカープがとても良い手本を見せてくれて、今、韓国の大学街でもそのような動きが始まり、彼らの方向を提示して導いてあげているということです。

 ここに集まっている人たちは、全員責任者なので、三十代から四十代になりますね。働き盛りの時です。お父様は、四十歳で家庭を築かれ、偉大なことを計画して出発されたのです。皆さんの今の年齢が、一生における黄金期です。お父様がみ旨を出発される時は、すべてが反対しました。教会であれ、国民であれ、キリスト教界であれ、反対しなかった階層がありませんでした。一番下から出発して、世界的基盤を築いてきたのです。

 その昔が思い出されますが、お父様が私と出会って結婚を約束されたその時にも、今は他界している劉孝元協会長が、教会の複雑な法的問題を処理するために、行ったり来たりしていたことが思い出されます。周囲の環境も十分に整っていない立場で、天の大きな摂理を前において出発された時のその心情がどうであったか、皆さん、もう一度考えてみてください。過ぎ去った過去、統一教会が歩んできた過ぎ去った歴史を回顧してみてください。

 今年の目標は「天国創建」ではありませんか。それは、既に私たちが環境的に天国を成すことができるという言葉だと思います。皆さんは、そのような時代的な恵沢を受けています。そして、皆さんの年齢も、十分すぎるほどの経験を積んでいる年齢であり、また判断したことをいくらでも行動で実践することができる、そのような年齢なので、どれほど良い年齢かというのです。

 先程も小山田さんが、「原理研究会と(世界平和)教授アカデミーは、私たち統一教会の宝だ」と言いましたが、本当に天国創建をするための中心的、革新的役割をしてくれることを願います。日本だけの宝ではなく、世界的な宝になるように、皆さんが先頭に立ってT生懸命にしてくれることを心から願う次第です。



「一勝日」 一周年記念式(一九八六・八・二〇、ベルベディア修練所)

真のお母様のみ言

 きょう、この場に健康な姿で集まった皆さんを見ると、本当にうれしく思います。また、T年前にダンベリーの苦難を勝利して出監された時を回想しながら、きょうこのようにお父様をお迎えして皆さんと共に「一勝日」を記念する場を設け得たことに対して、神様の前に心から感謝申し上げる次第です。

 お父様のダンベリーの苦難の役事は、私自身をおいて家庭的に見るとき、家長を失ったも同然の立場だったのであり、神様の偉大なみ旨をおいて国家的、また世界的な立場から見るときも、統一教会の食□や人類が、一つの中心に正しく侍ることができなかった立場だったと思われます。

 皆さんもよく知っているように、私は多くの子女をもっています。それは、私において大きな困難ではありません。問題は、私自身が子女たちの教育とともに家庭を平和にして、お父様に心配をおかけしないことであり、さらには、妻の立場で、どのようにすればよりよく内助するかということです。

 また、これまでお父様の近くで育てられてきた多くの元老食□や幹部も、子女の立場から見るとき、一つの目標に向かっていくにおいて本当に最善を尽くしたかを考えてみて、そのようにすることができなかったならば、悔い改め、新しい心をもって出発しなければなりません。

 きょうの「一勝日」は、率直に言って、二度と思い出したくなく、できるならば取り除いてしまいたいと思う日でもあります。なぜ私がこのような例を挙げるかというと、あいさつの言葉で「この日を再び迎えるようになってうれしい」という、そのようなことを言ったのですが、それは、このように健康な姿でお父様を迎えるこの場をもつことができるようになったというその事実に対する、言葉ではすべて表現することのできない内面の表現なのです。

 お父様がダンベリーの苦難の道を行かれる間、主人に侍って従っていくことは易しくても、主人に代わる立場で仕事をすることは易しくはないということを感じました。

 お父様がダンベリーにいらっしゃったその一年間は、到底言い尽くすことができず、形容することのできない事件が私たちの内外で多く起こりました。それらの事件は、み旨から見るとき、絶対に損害になるものではありませんでした。神様の哀れみと許しと愛を人類が受けることができる、そのような道を開かれたのです。

 興進君の昇華と「愛勝日」以後に、お父様がダンベリーにおいて「開天門日」を立てられるまで、どれほど多くの内的な闘争があり、摂理的勝利として終結させるための努力と苦痛がどのようなものだったのかということを皆さんは想像することさえできないでしょう。

 私もまたダンベリー刑務所に一緒に入っていきたいという考えを数千回以上しながら、お父様が味わっていらっしゃる苦しみを推し量ることもしましたが、どれくらい理解したか自信をもって言うことはできません。

 不幸なことが重なり、皆さんもよく知っているように、その期間に朴普煕総裁の拉致事件が発生することによって、お父様を一層苦しめた私たちではなかったかと思います。朴普煕総裁は、お父様の代身者となって全体的な裁判問題の責任を負った立場に立っていたのですが、突然拉致されたので、お父様はもちろん、また私にとっても大きな衝撃だったのです。

 皆さんにすべて話すことのできない、内面的にいろいろと複雑で難しいことが一日にも数限りなくあった期間を過ごしながら、これまでお父様がどれほど多くの労苦と困難を克服してこられたかということを理解することができて、私自身、過ぎし日を振り返ってみて多くのことを新たに悟ることができました。

 誰一人相談することのできる相手がいない中で、御自身が自ら実践してみせてあげながら、全精力を尽くし、渾身の力を尽くして進んでいく道を教えてくださいました。しかし、私たちが満足に従うこともできなかった立場をおいて、表現はされませんが毎日毎日監獄でない監獄の生活をしてこられた、そのようなお父様だったということを悟りました。

 生涯をそのように生きてこられた主人の前に、短いですが、わずかの間でもお父様の代わりに責任を負った立場で困難を痛感する期間だったと思います。

 これまでの皆さんの決意と苦労と精誠が、将来において、神様の前に大きな喜びと栄光をお返しする勝利の日となることを誓う、そのようなきょうになってくれることをお願いしながら、お話を終えようと思います。



五 祝福家庭夫人の総動員と清州韓氏宗規会

世界家庭の総動員と女権時代(一九八七・一・一)

 朝、式を行いながら先生が指示したこととは何かというと、「統一教会のすべての祝福家庭は全体動員だ」ということです。総動員して、エジプトにいたイスラエルの家庭が一家庭も漏れることなく動員され、全イスラエルに告知したように、キリスト教徒であるアメリカ国民全体に告知しなければならないという指令を下したのです。世界をおいて見れば、今、世界のすべての人々がレバレンド・ムーンに反対しています。しかし、アメリカがレバレンド・ムーンに従っていけば、世界も自然に従っていくようになっているのです。

 全体が動員されなければなりません。そして、三年圏内で、全国的にこの運動を展開しなければなりません。昔、韓国においてすべての家庭を動員したのと同じように、世界の家庭をすべて動員して、アメリカの風土を変えなくてはなりません。すなわち、アメリカを救うには統一教会でなければできず、統一教会の思想でなければ自由世界を解放することができないということを、この国民に植えつけてしまわなければなりません。

 統一教会の食口も、アメリカの国民も、既成教会の教会員も、行かなければならないところはどこかといえば、新しいイスラエルの国です。すなわち、カナン福地を訪ねていかなければならないのです。解放(一九四五年)後の四十年プラス三年ならば四十三年であり、これが一九八八年です。イスラエル民族についていえば、四百三十年のカナン復帰です。統一教会は、反対するサタン世界、エジプトのような世の中で、四百三十年の代わりに四十三年を過ごし、カナン福地に行くのです。

 メシヤの思想とは何でしょうか。アダム思想なのですが、再創造されたアダムが出てこなければなりません。アダムさえ出てくれば、エバは造られるようになっているのです。エバは、アダムをまねて造ったのです。ですから、アダムが問題です。今、女権運動をしているアメリカは、第一次大戦以後の七十年の歴史圏内に入ってきているのです。一九八七年までが七十年ではありませんか。この七十年間に人間に特権を与えられ、先生がお母様を探し立て、今日、統一教会の祝福家庭の皆さんを立てて対等な権限を付与することのできる愛の基盤が築かれる時代になったのです。

 そのような時代に入ってきたので、女権運動が出てくるようになるのです。その前にはあり得ないのです。女性が堕落しました。女性が邪悪なものを出現させたのです。ですから男性たちの行く道に同参することができなかったというのです。歴史を眺めてみれば、このようなことがすべてはっきりと解かれます。


韓国祝福家庭夫人の総動員

 真のお父様によって下された動員令により、一九八七年六月一日から、全祝福家庭の夫人が摂理の一線に投入された。一九七〇年十二月に続き、全体動員としては二回目になる今回の動員は、一九八八年十二月三十二日までの一年七ヵ月間であり、実家の故郷、夫の故郷、昔の伝道任均等に配置され、祖国統一の前衛部隊として先頭に立って活動するようになった。

 今、全国に郡は何箇所ありますか。百七十二箇所になるでしょう? 面は三千三百箇所です。今回、その面まで夫人たちをすべて動員します。三千三百人は動員しなければなりませんね。そのようにして、男性を引っ張っていかなければなりません。三年伝道のように一九八八年まで動員しなければなりません。今、出発すれば、一九八八年を越えて一九八元年の中ごろまで、満二年動員されなければなりません。

 先生とお母様を中心として、今、世界的蕩減圏を見れば、先生が個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的な蕩減路程において勝利したアダムの立場に立つようになれば、お母様はカイン・アベルを抱かなければなりません。それが民主世界と共産世界なのです。母がカインとアベルを生んだのです。堕落も母が先にして、それが罪の根になったのであり、その枝を出したのも母なので、お母様の使命は何かというと、カインとアベルを抱いて長子復帰をすることです。長子復帰をするためには血統が変わらなければなりません。

 それでは、今回なぜ女性を動員したのでしょうか。お母様が、世界的に民主世界と共産世界を抱いて取り戻すことのできる条件を立ててきたので、韓国を中心として、家庭的基準でこのようなことをして実際に基盤さえ築いておけば、それがすべてのサタンを防御することのできる基盤になるのです。これが原理観です。それで、今回、祝福を受けた家庭の女性を動員したのです。

 祝福を受けた家庭は血統が異なります。根が異なっているので、サタン世界はどうすることもできません。サタン世界が勝手に引っ張っていくことはできないのです。これは別の種です。サタン世界はサタンの愛を中心とした根をもってきたので、サタンの根を切り捨て、サタンの幹を切り捨てなければなりません。そして、天の側の幹が世界的に生じたので、これに接ぎ木して天の側にしなければなりません。それは何かというと、血統が変わらなければならないということです。

 それゆえに、このように夫人たちを配置するのです。先生は世界的アダムの立場にいて、夫たちは天使長の立場にいて、皆さん女性は先生側のエバの立場、お母様の代わりの立場にいます。母が堕落してすべてを蒔いておいたので、お母様の代わりの立場で夫人たちが、お母様の立てた世界的な蕩減条件の基準を中心として、今回地方の家庭へ帰っていくのです。家庭に帰っていって夫人たちを連結させるのです。

 それゆえに、女性が行くのは、お母様の分身として先生に侍りながら行くのです。そのようにして行って、その家庭の女性と一つになるのです。レアとラケルのように、縦的な面においてこちらは天の立場であり、あちらは堕落した立場であって、お互いが相克する立場にいるのですが、祝福を受けた皆さんの家庭の前では相克するのではなく、順応していくというのです。環境的に、自然屈服することのできる条件基盤ができているのです。南北統一という目的を中心として、韓国にある家庭が、夫も妻も子供も、すべて順応することができるようになっているのです。


永遠の母を標榜した愛の道

 統一家の家庭に責任をもった師の家庭が行く道は、どれほど複雑かというのです。世界史的に複雑なのです。ですから、お母様も寂しいことがたくさんあったでしょう。今でもそうです。十二時が過ぎてから上がっていけば、英語の学習をしなければならないのです。二時、三時、ある時は机で四時、五時になってから下りてきます。ですから、寂しいこともたくさんあったでしょう。

 お母様を見れば、お母様は、平面的な一人の女性ではありません。歴史時代において、おばあさんからつづってきたあらゆる悲運の歴史の中で、前後左右をすべて整え、善の方向を代表することができ、夫のためにただ一つの正道、ただ一つの理想的道を求めていくことができる愛の相対基準に立ち、原則的な軌道に立脚して主体の前に永遠の対象的な価値をもって、その価値を永遠に主張するのに後腐れのない母の立場に立たなければならないと思うのです。そのような女性を標榜し、共に進んでいくのです。

 今まで、お母様に教育してきたことは、昔離婚した人があなたを憎むようにしてはいけないということです。お母様を憎んではいけないというのです。それが、今、お母様の十字架だというのです。その口でお母様を褒めたたえることができる立場に行かなければならないというのです。憎んではいけないのです。憎むようになれば、それが支障になるのです。

 「私は千年、万年このような立場にいても、そのお方だけは、億万年福を受けなければならないお方です」。そのような言葉が出てきてこそ、地上に、女性の恨の切り株がなくなるのです。それゆえに、お母様が聖進の母親の住む家も買ってあげ、今、生活費も送ってあげているのです。お母様がそれを斡旋しているのです。私は知らなかったのですが、今までしてきているのです。いつかその人が訪ねてきて、「本当に許されないこの悪女を処理してください」と言う時、それを許してあげ、贈り物をもたせて帰してあげなければならないのです。そのようになった時に、自分の愛する息子に見送りさせてさしあげる道が残っているというのです。

 今は基盤を築いたので、先日、お母様をお連れして聖進の母親の家に一度行きました。それは、お母様には失礼でしょう。いったい、どこにそのような男性がいますか。前の妻についての話を聞いただけでも気分が悪いはずなのに、どこに暮らしているのか、それをすべて調べて、連れていくというのです。いったい、そのようなことがあり得ますか。しかしお母様は立派なのです。それゆえに、天の立場から見るとき、どれほど無念で悔しくても、お母様に対して口を開いて反対することのできない条件が立つのです。そのように深刻なことです。

 「お母様、私と行く所があります」と言うと、「どこですか」と言うのです。それは言わざるを得ません。「聖進の母がいる家に行かなければなりません! そこに行って祈祷しなければなりません。そのようにしなければ、すべての二世の行く道がふさがってしまいます」と言ったのです。お母様は立派な方です。有り難く思うのです。「そうですか。行かなければならないでしょう!」と言って、ためらうことなく先頭に立っていくのを見ながら、私が涙を流したことをお母様は知りません。家は入りませんでしたが、家をすべてよく見てきました。


清州韓氏女性宗親会総裁推戴と韓鶴奨学会設立

 真のお母様は、一九八八年五月十日付で満州韓氏女性宗親会の総裁として推戴され、真のお母様が援助された五億の奨学基金により、一九八八年九月十五日付で韓鶴奨学学会が設立された。

 普通の個人を中心として見るとき、重大事を決定する機会が三度は訪れてくるのです。誰彼を問わず、難しい人は難しい人として、高い次元の運勢圏に接することができる時が三度は訪れてくるのです。

 家庭の時もそうです。父母に侍って多くの家族が暮らしていますが、その父母を中心とした家庭の運勢もそうです。すべての家族をまとめてその家庭が新しい世界に発展することができる時が訪れてくるのです。一氏族を中心として見ても、その氏族、宗氏なら宗氏、一族ならば一族も、同様の原則に従って一族が飛躍し、跳躍することのできる歴史時代が訪れてくるのです。それにもかかわらず、その歴史時代に歩調を合わせることができるそのような時を知らないのです。

 平壌では、韓氏を中心として役事したのです。それ以後、南韓に下ってきてからは、崔氏を中心とした役事を行ったのです。なぜそのようにしたのかというと、聖進のおばあさんが韓氏なのです。そして、聖進の母は崔氏です。それで、女性の中では、韓氏と崔氏が因縁を結ぶのです。

 それで、北韓に入っていって、平壌で最も名のある韓氏の家庭を中心として摂理していったのです。しかし、彼らがそこで反対することによって、まさしくイスカリオテのユダのようになったのです。その次には、崔奉春氏、崔昌林氏などがいましたが、結果が良くありませんでした。統一教会において主流的な役割をしましたが、我知らず横道に流れていったのです。なぜそうなのかというと、根本がそうだからです。蕩減の道を越えなければならないのですが、それを越えることができなかったのです。

 崔元福氏もそのような面を中心として見るとき、家庭的に難しい立場をすべて経てきたのではありませんか。このような責任を果たしてこそ、再び蘇生するのです。蕩減復帰だということを知らなければなりません。崔氏が誤ったことを蕩減復帰しなければならないのです。

 お母様が韓氏ということで韓氏宗親会をもったのですが、「名誉会長になった」と言って私に向かって得意げにしていました。(拍手)「文氏宗族は四十万で、韓氏宗族は六十万なので、六十万のほうがもっと多いでしょう?」と言うのです。良いのです。「六十万が国を愛するのと、四十万が国を愛するのと、どちらがより大きいですか。それは私のほうが大きいでしょう」と言ったのですが、(笑い)どちらが勝ちましたか。(笑い)いくら大きなことを言っても、私の言うことを聞かなければならないのです。そのような考えをもっているので争いません。

 お母様の韓氏宗親会の奨学基金を私が用意してあげました。統一教会の宗親たちを生かさなければならない時が来ました。一族をすべて団結させなければなりません。そのようにしてこそ、皆さんの宗親、おじいさんやおばあさんたちが、「ああ、私たちの宗長になってください」と、そのように言うのです。

 今、私は、文氏氏族の宗長ということですが、それは理にかなった話です。よくぞ宗長という言葉を作ったというのです。今、私が「釜山に行く」と言えば、文氏宗族がすべて集まります。このようにしながら、この国の半分以上が熟すようになる時は、文氏一族は、すべて私の後ろに列をつくって並びます。ああ! お母様の一族、韓氏も、その二世を一つにくくるために、五億の奨学金を出してあげました。この者たち、それを奪おうとする者は罰を受けるのです。


還故郷氏族復帰活動

 一九八八年六月一日、ソウル市、青坡洞の本部教会で行われた全国牧会者総会(四百人以上参席)において、真の御父母様は、「故郷復帰の責任を果たそう」という題目のみ言を通して、摂理的還故郷時代および本格的な氏族復帰活動の闡明とともに、全祝福家庭に動員令を下達された。故郷に動員されて活動する祝福家庭夫人の活動期間は、一九八九年六月一日までだった。

 先生が故郷に帰る前に、皆さんが先に帰らなければなりません。復帰過程においては、父母が先に入っていくのではありません。アベルが先に復帰されなければならないでしょう? 統一教会がアベルならば、一般既成教会はカインであり、一般国民もカインです。これらが一つになって故郷に帰っていくのです。故郷に帰って何をするのでしょうか。アベルとなった皆さんがカイン圏を完全に収拾しなければなりません。

 それで、今回、全員故郷に帰っていくのですが、真の御父母様のみ言を聞いて故郷に帰っていく皆さんは、昔、アダムとエバが堕落した立場と異なります! 真の御父母様が、サタンのすべての迫害を個人的に勝利し、家庭的に勝利し、氏族的に勝利し、民族的に勝利し、国家的に勝利し、世界的版図を中心として蕩減条件を立て、完全に勝利して復帰して帰ってきて、皆さんに伝授してあげるために訪ねてきたのです。

 何千年ぶり、何万年ぶりに故郷に帰ってきて、還故郷の喜びをもって細胞と骨髄が痛哭する涙とともに、血と涙でその地をぬらし、天から、血と涙でぬらした神聖な地だという名が下りてこなければなりません。そのような基台によって、統一教会の外で全民族を中心として氏族が編成され、大韓民国が一つになる時、その一つになった大韓民国を捨てて、先生が以北に行かなければなりません。

 六月最初の日からです。きょう集まったのはそのためです。出勤です! 男性も女性も出動です。祝福家庭は長成期完成級に立てたので、七年路程が残っているのです。ですから、この路程を行かなければなりません。

 今まで、先生が、長子圏世界の蕩減的特権をもってきて行ってきたことは、還故郷することです。ですから、八八年八月前に、すべて氏族復帰のために配置したのです。アメリカに行っても配置し、日本でも配置したのです。氏族復帰のために故郷へ帰っていくのです。故郷に帰っていくことによって、何になるのでしょうか。自分の故郷を復帰することは、イエス様や洗礼ヨハネが一つになって故郷に帰っていく立場です。それゆえに、皆さんは、民族的な統一圏において行動できる時代に入っていくのです。

 宗教世界において、還故郷という言葉は歴史始まって以来初めての言葉です。高次的な宗教を信仰すれば出家を教えてもらうのですが、「故郷に帰りなさい」という言葉は歴史において初めてだという、この朗報を知らなければなりません。帰るにおいては、真の父母に侍って真の御父母様の国を相続して帰っていかなければなりません。


「世界統一国開天日」宣布

 一九八八年十月三日、活齪a龍仁工場の大講堂において、韓国の幹部八百人以上と世界百二十力国の代表四百人以上など、千二百人以上が集まる中で、真の御父母様は「世界統一国開天日」を宣布された。同宣布式の集会において、韓国と世界百二十力国の代表との姉妹結縁が行われた。

 一九八八年は、一九四五年から四十三年を越える時です。四十年路程を過ぎて、七年路程の中の三年を過ぎるのです。今、三年半を越えるのです。一九八九年は、一九四五年から四十年路程を過ぎて、七年路程の中の四年目になる年です。この時に、完全に決着をつけなければなりません。

 それゆえに、一九八八年からは、摂理的にすべて合致していかなければなりません。民主主義と共産主義の冷戦体制、両極体制が生まれた時が六・二五動乱の時です。そこで分かれたので、ここで一つにならなければなりません。ですから、今回の韓国におけるオリンピック大会を中心として、ソ連とアメリカが一つにならなければならないのです。今まで、民主世界を代表したアメリカのオリンピック大会、共産世界を代表したソ連のオリンピック大会を行ったのではありませんか。分かれたのです。これが、初めて韓国を中心として一つにならなければなりません。

 一つになるのは二世たちです。一世を通して、愚かな争いをする兄弟が冷戦体制をつくってきたのですが、二世を通して統一がなされなければなりません。二世時代において、全世界各国の国民を代表する健康な二世たちが来て繰り広げた競争の版図がソウル・オリンピック大会です。ここに対して備え、先生は、百二十ヵ国の統一教会の宣教師を呼び集めて彼らと一つになるようにしたのです。

 それで、エサウとヤコブが出会う時は、ヤコブは、如才なくすべての物を「あなた、早く食べて退きなさい!」といったやり方で、二十一年にわたって精誠を込めてきたものをすべて与えようとしたのです。それで、今回統一教会がメッコールを飲ませました。大使館はもちろん、姻戚の八親等まですべてメッコールを飲ませたのです。KGBが悪口を言うでしょうか、褒めたたえるでしょうか。和解の種を植えてあげたのです。あなた方が受け取ったというのです。このようなことをしたので、先生は、九月二十七日に摂理的統一転換式を行ったのです。

 天運を動かすのはオリンピック大会ではありません。骨がなければなりません。私たちが骨の役割をして一つに抱いて踊ったのです。主体と対象が一つにならなければなりません。そのようになってこそ、天運が保護するのです。このような基盤を中心として、オリンピック後半戦を通して、九月二十七日に摂理的統一転換式を宣布したのです。ここから一つになっていくのです。そのようにして、国の基準を条件的に成立させておいたので、十月三日に「世界統一国開天日」を宣布したのです。

 それで、きょうを真の世界統一国家の出発の日として定めるのです。そして、この日は、世界万国の開天節の起源となるでしょう。 去る二十七日に、私がこのことをおいて祈祷したのです。

 「世界統一国開天日」を宣布することができる、そのようなすべての摂理観的な内縁を通じた一致点が、内外において、前後左右において、ぴったり一致したので、この日は、理論的にも体恤的にも、統一教会の歴史観点において一致するので、この日をもって私たちの希望の日が開門するという言葉に置き換えても異議がないのです。それゆえに、きょうは何かというと、世界統一天国です。世界統一国とは何ですか。地上天国です。地上天国開天節の日なのです。

 今後は、「父母の日」、「子女の日」、「万物の日」、それから「神の日」、それから「御聖誕日」、それから何ですか。きょうのこの日です。六大名節。今や解放です。今から、毎年この日を祝賀しなければなりません。六大名節です。




















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