真の御父母様の生涯路程 10
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真のお母様と世界女性時代

第七節 「世界平和女性連合」と世界女性時代

一 「世界平和女性連合」の創設

真の御父母様の十四年ぶりの日本訪問

 一九九二年三月二十六日、「東北アジアの平和を考える国会議員の集い」の招請により、真の御父母様は、十四年ぶりに日本に入国され、三月三十一日午前、ホテル・ニューオータニ新館において中曽根康弘元首相と会談され、午後には同ホテル本館において金丸信自民党副総裁と会談されるなどの日程を送られ、四月一日、ソウルに向かわれた。

 金日成は何かというと、共産世界に現れた共産世界における再臨主です。それゆえに、民主世界の再臨主は、左翼と右翼を清算し、イスラム教まで動かして宗教を一つにし、それから金日成という偽りの父母まで屈服させなければなりません。すべて屈服させることによって、今からは怨讐がいません。完全にいなくなるのです。今回、一九九二年三月二十六日でしょう? 日本まで完全にすべて経ていったのです。

 今回、先生が日本を訪問したのは、韓国と日本のアダム国家とエバ国家を一つにし、アメリカとドイツを一つにさせるためです。それ以外の国々は、すべて地上天国における一族の王国です。今まで、長子権の王国圏というものがありませんでした。直系の長子権をもって、万人の歴史を指導して余りある伝統的基準を立てなければなりません。天の側の真の愛を中心として、植えつけ、繁殖させ、定着させることによって、一万年が過ぎても変わることのない基盤を残すことが神様の理想なのです。

 それを日本の国民に再教育しなければなりません。日本は一つの株式会社のようでしょう?日本は、真の父母と一つになって国にとどまることなく、世界に跳躍することができようになったと考えれば良いのです。日本が、経済力を祝福された基盤の上で、今から精神的な内容をもつようになれば、心身分裂の悲劇の歴史は心身統一されたアダムとエバの完成実体となるはずです。「八定式」以降、すべてのものが収拾されていくという次元に入ってきたのです。ですから、日本政府もそれを知らなければなりません。

 エバの中にカインとアベルがいたように、またリベカのおなかの中にエサウとヤコブがいたように、タマルのおなかの中にゼラとペレヅがいたように、日本の中には争う双子がいなければなりません。

 それが北朝鮮の朝総連と韓国の民団です。それを日本が消化しなければなりません。消化するには、日本だけではできません。父と一つにならなければならないのです。腹中にいるゼラとペレヅのように、一つの民族を代表した二つの国を一つにしなければなりません。

 朝総連と民団を一つにしなければ、エバ国家として立つことはできません。彼らがみな先生を大歓迎することによって一つになるのです。そのようにして、民団と朝総連が一つになることによって、南北の実体である韓国と北朝鮮が自動的に一つになれば、北朝鮮の偽りの父母と韓国の真の父母が条件的に転換されるので、エバがこれを自動的に抱いていってその伝統を韓半島に連結させれば、韓日統一圏ができるのです。

 韓半島を南北に引き裂いたのは日本です。それゆえに、根本に入っていって影響を与えることができるのです。そして先生は、左翼と右翼を統一して新郎の位置に戻ってくるのです。戻ってきて、全日成まで転換させなければなりません。

 日本にはカイン・アベルのような二人がいるのですが、一人は知性世界を代表する中曽根氏であり、もう一人は金丸氏です。今回行って、この二人を一つにしなければなりません。今回私は、日本の衆議院と参議院の国会議員三十人以上を一つにまとめました。十二弟子以上をつくったのです。


四月十日の十五万人女性大会への準備

 皆さん、十四万四千の群れという言葉を聞いたことがあるでしょう? 今年四月にオリンピック・メインスタジアムにおいて、統一教会が十五万人の大会を行いますが、それは何かというと十四万四千の決意大会です。

 聖霊は、母の責任を果たすのです。それで女性は、解放される時まで、歴史時代において人類を救済するための肥やしとなり、祭物となってきたのです。そのようにしてきたのが女性の生涯でした。ですから、それを解放してあげようというのです。誰がですか。夫となるお方、新郎となるお方が来て、手を差し伸べて救済する時が来たので、先生が父の立場で道をすべて築いておいたのです。そしてお母様の手を取って女性運動を始めていくのです。

 真の御父母様の結婚以後三十三年までは、イエス様が新婦を迎えることのできなかった三十三年に相当するのです。ですから、新婦圏世界撃破時代を迎え、イエス様の世界的な恨を解いてあげることができる時になったのです。イエス様は、新婦を迎えることができずに死んだのではありませんか。それゆえに、この宣布式は、イエス様が死なずに世界的な勝利圏に立って新婦を迎え、天国に入城するための宣布式にもなるのです。

 今回の四月十日は、四十数を象徴します。今回、先生が日本に行って一週間で話した時間が、ちょうど四十時間だったでしょう? 四十数です。これが蕩減条件になるのです。四十時間以上話をするようにはなっていませんでした。神様の復帰路程は、どんぶり勘定式にいい加減なやり方で行うものではありません。数理的にすきまなく計画した基盤の上で勝利を固めていくので、サタンがあとから讒訴することはできないのです。

 お母様はエバの代表なので、堕落の根源だけではなく、それと関連したすべてのものを発表しなければなりません。これを探し出したのは先生ですが、エバが犯したすべての内容は、お母様が世界的に直接発表しなければならないのです。

 お母様がエバの立場で、堕落圏のすべてのものを解放して宣布式を行うのが、今回の四月十日の大会です。そこには、四数と十数と四十数があるでしょう? それを行うのに、どのように行わなければならないでしょうか。これは伝授式なので、三代の女性を中心として、三代の横的基準を中心として相続しなければなりません。一つの氏族を中心としては三代です。この三代を延長すれば、三時代圏の蕩減路程となるのですが、これが旧約時代と新約時代と成約時代の三段階です。

 タマルは、本来何も願っていませんでした。神様の祝福だけを願っていたのです。それで、将来の夫となる幼い相対を無視して、売春婦に仮装して路傍で義父と関係を結んだのです。そのような血統の中から救世主が生まれました。どうしてそのようになったのでしょうか。

 エバは、神様を欺き、アダムを欺いたのでしょう? その二人を欺いたので、それを蕩減するためには、リベカは、自分の夫と義父を欺くことによってひっくり返さなければならなかったのです。

 タマルもそうであり、マリヤもそうです。マリヤも、アダムとエバが約婚した時と同じように、ヨセフと約婚をしている状態で妊娠しました。ユダヤの法では、未婚の女性が子供をはらめば石で打ち殺すようになっています。マリヤは、そのような死の境地を乗り越えながら、天のためにすべてのものを捧げたのです。それで神様は、その基台を中心として、世界の女性を復帰するための伝統を立ててこられました。それは偉大な事件です。その伝統をお母様が復帰するのです。それが今回の大会です。

 今回の四月十日は、お母様がエバの失敗を総合して蕩減復帰し、エバ国家である日本の女性を代表して蕩減を越えていく宣布の日です。それゆえに、一位二千万がその大会をビデオで見なければなりません。このように、「女性連合」というものは、日本から始めて、韓国を通じて世界的な大会に連結するのです。


世界既成家庭祝福式

 一九九二年四月十日、ソウル市、蚕室オリンピック・メインスタジアムにおいて開催された「世界平和女性連合」創設大会の直前行事として、千二百六十七組の世界既成家庭合同祝福式が行われた。この日、韓国、三百二十五組、日本、八百一組、中東九力国、四十五組、その他三十三力国、九十九組が新たな祝福家庭として誕生した。

 個人的な壁、世界的な壁をなくしているのです。それゆえに、今から世界的な問題を解かなければなりません。思想界の問題の男性が文先生であり、宗教界の問題の男性が文先生です。なぜならば、イスラム教のリーダーまでも統一教会に連れてきて祝福してあげたからです。その時は、既成家庭の祝福も同時にしてあげるのです。

 千六百年以上怨讐視してきたキリスト教とイスラム教は、互いに怨讐なので、一つになることは夢にも思うことができないでいるというのです。しかし、これを一つにしなければなりません。それで、今回先生がお母様と共に祝福してあげたのではありませんか。イエス様は、死ぬことによってエバを探し出すことができませんでした。それで、今回の祝宴とともにすべて連結したのです。

 イエス様の復活圏です。ローマから上がっていって世界的版図の上に立ったのです。そして二千年歴史を超越して勝利的版図を確立して、お母様を世界的エバ圏に立てたのです。今までは、お母様が後ろから従ってきたのでしょう? しかし、今は横に立つことのできる時になったので、女性解放時代が来るのです。


《祝祷》

 アダムとエバの堕落によって、このような歴史的な悲劇の問題が発生したということを思うたびに、神様が長い歴史を通してどれほど胸のふさがる思いで過ごしてこられたかということを思わざるを得ません。先祖たちの犯した罪を、この時間を通して許してくださるようお願いいたします。そのような歴史を新しく復帰するために、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の基準まで、真の父母は、十字架を背負って蕩減復帰の路程を開拓してきました。

 今は、世界的頂上に上がりました。万民が反対しても崩れることのない勝利圏、勝利の基台を築いた今、一九九二年四月十日を中心として、お母様が、全世界的に女性解放の宣布とともに偉大な大会を開催するようになりました。

 今は、その前の儀式として、千二百組を祝福しようと思います。宗教を超え、国境を越えて、各地から既成祝福を受けるために集まりました。その中で、特に代表的な日本の八百一組を記憶してください。この場で祝福を準備する人々を神様が直接導かれ、勝利の方向に導いてくださるようお願いいたします。

 今日、個人、家庭、氏族、民族、国家の一体圏を日本の地に成すべき使命がこの祝福家庭全員にあるということを知っています。また、そのようにしますと全員が決意しました。そのように決意して誓ったすべてのことが神様のみ意のとおりに成し遂げられますようにお願いいたします。このような家庭的な基盤を神様が継続して愛し、祝福してくださって、未来世界にまで連結され得る一つの因縁として結んでくださることを切に願いながら、この場を準備いたしました。

 神様の創造理想圏に向かって前進することを誓ったすべてのことが、自らの一生を越えて子孫にまで連結され、神様に勝利圏を連結し、それを万民解放圏にまで連結して、神様の愛を受けることができる家庭となることができるように導いてくださることを懇切にお願い申し上げます。


「世界平和女性連合」創設大会および「アジア平和女性連合」ソウル大会

 一九九二年四月十日、ソウル市、蚕室オリンピック・メインスタジアムにおいて、「世界平和女性連合」創設大会および「アジア平和女性連合」ソウル大会が、世界七十二力国の女性代表および全国の女性十五万人以上が参加する中で挙行された。同連合の役員として、「世界平和女性連合」総裁に韓鶴子女史、会長に崔元福女史が推戴された。


真のお父様の激励の辞

 私は、きょうのこの大会が、今後韓国の女性史はもちろん、全世界の女性史において重大な意味を残す偉大な集いになるであろうということを信じて疑いません。なぜならば、今までは、歴史を発展させ、導いていく主体の力量は、男性たちによって発揮されてきたのですが、きょうこの大会は、「世界女性時代の到来」を宣布する世界的転換の契機となると思うからです。

 人類始祖アダムとエバは、その犯した原罪によって偽りの父母となったので、来られるメシヤは、人類の善の始祖として全人類を再び生んでくださる真の父母として来られるようになるのです。真の父母は、空から雲に乗って再臨するのではなく、今日この時代、私たちが生きているこの地上に韓国人として来られ、平和の統一世界を主導するようになるでしょ

 私は、この七十年の生涯にわたって数多くの迫害を受けながらも、屈することなく、このような教えを全世界で実践してきました。このように見るとき、私の妻である韓鶴子総裁は、私と共にこの苦難の道に同参した全世界の女性の代表者だと言わざるを得ません。

 夫である私が、天のみ旨に従って正義の道を行く中で不義の勢力から迫害を受け、投獄されるというつらい痛みを共に味わいながら、私の妻は、良心的で正義心に満ちた女性たちによる新しい平和運動を起こす決意を固めました。それが正に、きょうのこの大会によって結実したのです。

 今まで男性たちが主導してきた戦争と暴力、抑圧と搾取、そして犯罪の世界を終結させ、今、メシヤとして来られる真の父母の前に愛と平和、そして自由にあふれた理想世界を実現する真の役事が、まさしくこの時代の女性たちです。

 今まで、正義と善を打ちながら迫害してきた男性中心の悪の勢力が、これ以上横行することができないようにしなければならないということも、女性たちの責務です。

 きょう、この場に参席した十五万人の韓国の女性は、韓鶴子総裁に従い、「世界平和女性連合」の基本理念である「頭翼思想」と「神主義」を誰よりも先に武装し、訪ねてくる世界の女性たちを教育することができる指導者とならなければなりません。


真のお母様の基調演説:世界の統一と人類の責任

 貴賓の皆様! 世界各国から韓国を訪ねてこられた「世界平和女性連合」六十ヵ国の代表の皆様!

 女性たちが主動となって、このように多くの女性が一箇所に集まったのは、初めてのことだと思います。昨年十一月三十日、私は、私の夫である文鮮明総裁と共に北朝鮮を訪問しました。一週間北朝鮮に滞在しながら、金日成主席をはじめとする各界の指導者たちと会って、様々な所を見て回りました。一般には知られていませんが、夜を明かしながら祖国統一のために精誠を尽くし、また天運と現実の世界を合わせるために血のにじむ努力をしてきた私の夫を、これまで私は、極めて近いところから見守ってきました。

 韓半島の統一は、政治協議や経済交流だけでは成し遂げられません。天運と神様の真の愛によってのみ、統一は成し遂げられるのです。

 今日の世界は、病んで死に向かううめき声で満ちており、このような環境は、過去はもちろん、未来においてもそのようにならざるを得ないというのが歴史的事実です。それは、人類始祖が失楽園したからです。すなわち、私たちの始祖が重病にかかったのであり、宗教的な用語を借りるならば堕落したということです。

 生命の中心は愛であり、血統は、夫婦の愛と生命によってつながれます。愛と生命と血統を連結しなければ、歴史はつながれないのです。堕落以後、人類は、サタンの愛とサタンの生命とサタンの血統圏の捕虜となってきました。

 人類は、偽りの父母であるサタンを中心とした偽りの愛と偽りの生命と偽りの血統を清算するために、接ぎ木の方法を通して、野生のオリーブの木を真のオリーブの木に戻さなければなりません。すなわち、人類は、神様と真の御父母様に接ぎ木され、真の愛と真の生命と真の血統を再び取り戻して、地上天国と天上天国を実現しなければならないのです。

 統一教会の創始者であられる文鮮明牧師とその妻である私、韓鶴子は、真の父母の立場で、サタン側の歴史的讒訴条件をすべて背負い、子女たちの解放のために、神様と一体となって、苦難の世界的蕩減の道を歩んできました。

 第一イスラエル圏であるイスラエルとユダヤ教が失敗したことを再蕩減するために、再臨の時には、第二イスラエル圏のアメリカとキリスト教が、カインとアベルの立場に立って世界的な蕩減復帰の版図を造成し、統一を完遂しなければならない使命があるのです。

 真の父母の世界経綸から見れば、韓国はアダム国家であり、日本はエバ国家であり、アメリカはアベル国家、そしてドイツはカイン国家として立てられました。日本は真の御父母様にとって怨讐国家だったのであり、アメリカと日本もお互いに怨讐の関係だったのであり、アメリカの前ではドイツも怨讐国だったのです。

 真の父母は、この摂理的四大中心国家を協力させ、第二次世界大戦後にキリスト教を中心としてアメリカが果たすことのできなかった責任を再び成し遂げるための二十一年の再蕩減路程を直接歩まれ、成功することによって勝利圏を探し立てたのです。

 今、個人、家庭、国家、世界、そして天宙的なゴルゴタを勝利的に越えてきた真の父母の宗教である統一教会は、アメリカに新しい方向を提示してあげ、また希望を失ってしまっているキリスト教に新しい希望を植えてあげ、さらに共産圏はもちろん、イスラム教圏まで収拾しています。また韓半島では、二十世紀のヤコブとエサウが南と北という形態で対決しています。そして、その真の父母と偽りの父母格である金日成との対決において、真の父母は、真の愛によって勝利的父母権を蕩減復帰しました。

 今から第三イスラエルの韓国は、統一世界と平和世界を願う真の父母とその子女がみ旨を成し遂げる基地となり、地上天国と天上天国の基盤を構築する中心となるのです。

 今や、世界史的勝利の伝統を立てた真の父と、歴史的な女性の代表として勝利した世界的女性の代表である真の母に従って、真の男性像はもちろん、真の母親像、真の妻像、真の娘像を定立しなけれぱなりません。

 「世界平和女性連合」の運動は、女性だけのための運動ではありせん。ます、夫と子女のために生きる真の愛の運動として、理想的な家庭を結実させなければなりません。このようにして築かれた理想的家庭が集まって、理想的国家、理想的世界を築くようになるのです。「世界平和女性連合」が「世界平和家庭連合」に発展しなければならない理由がここにあります。

 左翼と右翼を統一させ、無神論的唯物論を克服して二十一世紀以降の永遠の歴史を先導していく「頭翼思想」、「神主義」こそ、私たち「女性連合」が堅持しなければならない基本的な価値観です。

 女性として救援摂理歴史の主役を担当したリベカやタマルやマリヤのような、苦難と迫害の先烈たちを思い起こしましょう。命を懸けた冒険と逆境に勝利して、天倫の道理を立てた彼女たちのその強靭な意志を受け継ぎ、私たちの家庭を真の父母と真の夫婦と真の子女の家庭として育てていき、今日のこの罪悪世界を天国世界に変える聖業に、私たちはみな決起しましょう。真の父母を中心とした平和世界に向かって総進軍しましょう。



真のお母様の三次の講演

 真のお母様は、一九九一年九月十七日の「アジア平和女性連合」日本大会(東京ベイNKホール、七千人以上)に続き、十月三十一日の「アジア平和女性連合」韓国支部創設大会(ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館、二千人以上)と全国大会(ソウル市、オリンピック・フェンシング競技場、一万五千人以上)を主宰され、一九九二年四月十日、「世界平和女性連合」創設大会および「アジア平和女性連合」ソウル大会(ソウル市、蚕室オリンピック・メインスタジアム、十五万人以上)を成功裏に導かれることによって、名実共に世界女性時代の開幕を主導された。

 昨年の九月十七日に日本で大会を行いました。それから、ここで「アジア平和女性連合」の創設大会を行ったのは、昨年のいつですか。十月三十一日です。その時から七ヵ月以内で、世界大会まで終えなければならないのです。

 そのような大会をすることができるだろうとは、誰も信じませんでしたoそれは日本も同じでした。日本は、「アジア平和女性連合」(一九八七・三・一八創立)を中心として五年間も準備して、何万の大会を行ったのです。ですから、「そのような短い期間内で一万人を集めることができるでしょうか」と言ったのです。しかし、二十日間で一万五千人を軽く満たしてしまったのです。そして、その時から四ヵ月間で十五万人を軽く満たしてしまったのです。

 お母様は、三度講演することによって、先生の横に完全に立ったのです。天国に入っていく時は、二人で一緒に入っていかなければなりません。子女たちがそのあとに従って入っていかなければなりません。それを整えてあげなければなりません。解放してあげなければならないのです。

 今回の女性大会だけでも、軽く十五万人が来ました。間違いありません。バスが三千六百台動員されたのです。それならば、何人ですか。三千台ならば、五十人×三千で十五万人ではありませんか。六百台ならば、五十人×六百で三万人なので、総勢で十八万が動員されたことになるのです。ですから、雨が降ってきても、スタンドはすべていっぱいとなって、「わいわい、がやがや」と人の群れゆえに問題が起きたのではないですか。それを機関の人たちが見て仰天したのです。「この人たちは神がかりになって来たのか。雨が降るのに何をするために来たのか」と言って驚いているのです。(笑い)

 みな驚き、日本も「おお!」と言って驚いたのです。反対するので、雨まで降ってきました。反対してデモをしようというので、雨が降ってきたのです。どしゃ降りの雨が降ってきたので、デモを中断してみな帰っていって反対する者は一人もいないのです。私たちだけが天下を震動させました。そのようにして、無事に完成通過することによって勝利の旗を立て、アダムとエバの完成圏世界の頂上でラッパを吹きながら宣布式の行事を行ったので、女性解放時代が君臨するのです。アーメン。(拍手)

 韓国の女性と日本の女性を連結させ得る時代が来ました。それで「アジア平和女性連合」を通して、日本の女性と韓国の女性が一つになったのです。国家を越えたカイン・アベルの基準を、お母様を中心として三回目で立てたのです。今回も、日本から五千人以上が来ました。

 このようにして韓国が大きいエバとなったのですが、今、韓国の女性たちは何が何だか分かっていません。国家的な面においてカイン・アベルが一つになるのです。そのように日本がカインの立場で韓国と一つになることによって、二つの国の女性が、統一圏をもったお母様を中心として、母となることができる代表的基準に立ったので、「アジア平和女性連合」から「世界平和女性連合」の創設が可能なのです。お母様は、今まで後ろから従ってきたのですが、これを宣布することによって、先生の前に初めてエバ権が立ち、父母権が立ったのです。

 時を逃してはいけません。先生は、時を知っているので、すべてこのようにしたのです。今はもうすべて終わりました。お母様と先生が交替したのです。それで今回、激励の辞をする時、先生はできるだけ早く終えました。作戦上、「お母様が文総裁よりも優れている!」と言って激励しなければならないのです。また、雨も降っていたので、話すのが早い上に、もっと早く読んだのです。早く終えなければなりません。それに対して、お母様は、落ち着いてはっきりと、銀盤に玉を転がすようにすらすらと読んだのです。それゆえに、お母様のほうが私よりももっと立派になることができるのです

 今回の大会において、十五万の大衆の前でも堂々とした姿でした。いくら風が吹いて環境が乱れたとしても、行くべき道が正しければ堂々と行くことができるのです。聴衆が、最初から最後まですべて聞いたのです。それを見ても、お母様が真のお母様だということは間違いありません。


「世界平和女性連合」の進路

 ここに全国婦人連合会の会長がいるでしょう? 今から、全国の統一教会の女性は、全員「女性連合」の主管を受けるのです。単一化しなければなりません。統一教会の婦人会も、全国婦人連合会も、すべて「世界平和女性連合」に加入して、主体的な立場で活動しなければなりません。二股に分かれれば、副作用が生じるのです。全体を一箇所にまとめます。これを一箇所にまとめるために人事措置を行うのです。

 すべて一つの塊にならなければなりません。婦人会の活動をしなければならない期間は、婦人会に従っていくのです。「女性連合」の活動をしなければならない時は、「女性連合」の活動に従っていかなければなりません。「女性連合」自体内の婦人会というものは二次的なものです。そうだからといって、解体しなさいということではありません。「世界平和女性連合」を中心として大会を行う時にお金がなければ、婦人会からすべて寄付しなければなりません。男性たちも、ここに積極的に協助しなければなりません。

 「統一教会」、「アジア平和女性連合」、そして「世界平和女性連合」、これらが蘇生、長成、完成として先生の行く方向に完全に歩調を合わせれば、「世界平和家庭連合」が出てくるのです。

 先生を中心として、「世界平和宗教連合」と「世界平和連合」をつくり、また「世界平和女性連合」に対応して「世界平和男性連合」をつくろうと思っています。あすになれば、世界日報の調査委員千五百人が来ます。そうすれば、「男性連合」をつくろうと思っています。「男性連合」と「女性連合」を中心として教育するのが、「世界平和統一堂」です。

 私がすることは何でしょうか。「女性連合」と「男性連合」をつくって、全世界の男性と女性を一つにした堂をつくることです。それは、家庭の理想であると同時に国家の理想であり、国家の理想であると同時に世界の理想であり、世界の理想であると同時に天国の理想です。その道しかありません。

 日本では六月九日に女性党をつくりました。その女性党は、選挙で国会議員を勝ち取ろうという党ではありません。部落や家庭から、人間のできていない男性を掃討する党です。国会に遊び人が入っていくことはできません。遊び人が国会議員なることはできないのです。ですから、教育するのです。統一教会の教団の名前ですれば言うことを聞かないので、党の名前で呼んで教育するのです。


真のお母様の関連史料の記録保存

 お母様がなしたことは、特別に記録して残さなければなりません。先生には、今までなしてきたことに対するすべての世界的な材料が山のようにあり、あまりに多くて心配ですが、お母様には材料がないので、それを正しく編成しておかなければなりません。今後、一つの伝統を立てるためには、必ず家庭を中心として、氏族、民族、国家まで合わせて、国家を代表した男性と女性を中心として歴史を編成しなければなりません。しかし、今までは、女性たちに対する伝統内容がありませんでした。

 それゆえに、このような大会を通して成されるすべてのものは、今後の歴史において、国家と世界へ発展していく統一教会において、家庭倫理を中心とした夫婦、男性と女性の伝統を対等な基準でいかに設定するかという問題は、今後の子孫たちの行く道の前に限りなく必要なものです。

 お母様が女性解放の宣布をして立ち上がる時、お母様を中心とした材料がありません。ですから、すべての言論機関も、歴史編纂委員会も、材料を収集するためには、日本などの現地調査をすべて行い、あらゆる著名な人々の評価を中心として、歴史的材料つくらなければなりません。編史部や言論機関の責任者は、一度その目的のために歴訪し、そこに参加した女性たちと会って、そこに文書を与えて歴史的材料をつくらなければなりません。

 そして、「アジア平和女性連合」の創立大会から、今回の「世界平和女性連合」の創立大会まで、そこに参加したすべての人々の記録を集めて編纂すれば、それがすべて材料になるのです。そしてそれを韓国の女性たちに送ってあげれば・、私たちが伝道する必要はありません。


柳寛順烈士精神宣揚大会(日本)

 一九九二年四月十一日、日本の大阪国際交流センターにおいて、一千五百人以上の日本の女性が韓国服を着て参席する中で、柳寛順烈士精神宣揚大会が開かれた。続く十二日に広島、十三日には名古屋で開かれ、第二次大会は、五月二十五日から三十日まで、延べ九千三百人、第三次大会は、六月八日から十五日まで、延ペ一万四百人が参席する中でそれぞれ開かれた。同大会を通して、「柳寛順烈士が十六歳の少女として見せてくれた祖国観と犠牲的な愛国心、不撓不屈の精神」を褒めたたえた。

 今まで、日本は私に反対してきました。しかし、今回、門が開かれるのです。日本はエバ国家なので、韓国の女性を代表する立場に立たなければならず、アメリカの女性を代表する立場に立たなければならず、全世界の女性を代表する立場に立たなければなりません。

 今まで日本が行ってきたエバの立場は、天国の伝統に接ぎ木されていません。何の関係もない立場で実を結んでいるのです。それで、日本と反対の立場である十六歳の柳寛順をエバと同じ立場に立たせたのです。

 この伝統と、この思想に、日本の女性たちを接ぎ木しなければなりません。この大会が昨年二二・九)から始まり、今現在は、柳寛順烈士精神宣揚会がつくられ、日本全国で統一教会の教会員が主動となって行われているのです。

 十六歳で殉国した柳寛順烈士は、堕落していないエバと同じ立場にいました。アダム国家におけるエバです。そのエバの立場にいた柳寛順烈士の体を、サタンが六つに引き裂いてしまいました。六数はサタン数です。柳寛順烈士は、国家に忠誠を尽くし、一身を犠牲にして解放運動を行ったのです。

 独立運動が最も盛り上がった一九一九年に、先生は母の腹中にいました。独立していない地に、そのままでは生まれることができなかったのです。そのような闘いが先生の生命を中心として行われていました。その時から十ヵ月後である一九二〇年に先生が生まれたのです。

 堕落したエバの罪を蕩減するために、天の心情圏をもち、この地上のすべての女性たちを代表して韓国の地を守りながら死んでいった人が柳寛順です。ですから、神様から受け継いだ韓国の伝統的精神を柳寛順烈士を中心として、日本が受け継がなければなりません。そうしなければ、日本がエバ国家となることはできません。

 そのようなことを、久保木氏も、小山田氏も知りません。先生が二年前に金明大氏を送り、「日本人の底辺に入っていきなさい」と言いました。日帝時代に、柳寛順烈士が犠牲の道を行ったのと同じように、「低い所に行きなさい」と言ったのです。日本に行くと、そこで歓迎する人はいませんでした。そのようなことを先生に報告した時、「口を閉じなさい! 自然屈服させて上がってきなさい」と言いました。

 「柳寛順烈士精神宣揚会」がつくられ、日本の女性たちが韓国のチマチョゴリを着て、韓国旗を持って柳寛順烈士精神宣揚大会を行うのです。このような大会を行えば、右翼団体から爆弾を受ける可能性もあります。しかし、ホテル・ニューオータニにおいて、三千人の日本の女性たちが集会を開きました。この人たちはすべて高官の夫人です。

 今現在、日本社会に影響を及ぼし得る柳寛順宣揚活動を中心として、活動のブームが起きています。それで、朝総連と民団と日本人の三つが一つになることができる基盤ができました。ですから、日本の食口たちも「この運動でなければならない」と言って、完全に火がつきました。

 この体はすべてなくなっても、精神は生きているのです。ですから、お姉さんの精神を日本が手本とし、死なずに接ぎ木しなければなりません。長子権のお姉さんの思想を尋ねていき、それを受け継ぐことによって、相対的に日本の女性の長子権復帰がなされるのです。このような基準のもとで、日本と韓国は一つの国となるのです。そのような条件をもって一つの国として結ばれるのです。これは誰も反対することができません。


根本的韓日一体化の課題

 女性が男性側の大陸に訪ねてこなければなりません。それで、西洋文明は日本を通じて韓半島に上陸し、大陸へ連結されるのです。そして太平洋文化圏が形成されるのです。イエス様はアジアを失ってしまったので、アジアで世界的に蕩減しなければなりません。そのようにしなければ、サタン世界に対して完全に勝利したと言うことはできません。

 島は女性を象徴します。半島は男性型です。男性の性器と似ています。イタリア半島の周囲は女性の体と同じです。地中海がそのようになっています。女性の性器と同じです。その位置でぴったり一つになっているように見えます。ところで、いまだにそこは滅びていないでしょう?なぜでしょうか。男性を代表するので、生命力をもつからです。

 それで、それが東洋へ回ってくるのです。それが韓半島は男性の象徴です。日本は女性を象徴します。それが結合するのです。それでは、今、誰がそれをするのですか。先生が宣言したのです。韓国と日本は一つの国です。二つの国ではありません。

 日本の使命はエバ国家の使命です。エバは母を象徴しているので、日本は外的には民主主義を標榜していても、共産主義を包容してそれを消化しなければなりません。それゆえに、神様は、日本に世界的な経済圏を付与しているのです。堕落によって、エバを中心として万物と子女がサタン世界に落ちてしまいました。それゆえに、エバの使命とは、神様の心情をもって息子、娘と万物を抱いて戻ってこなければならないということです。しかし、エバには神様の心情圏がありません。来られる主である完成したアダムにそれがあるのです。それゆえに、一つにならなければなりません。それがアダム国家とエバ国家です。

 血統を転換し、所有権を転換し、神様の真の愛を中心として心情圏を転換しなければなりません。エバがすべて奪っていったこの三大目標を、今、先生を中心として転換しなければなりません。そして、この九月までに、韓国と日本が一つになるようにしなければなりません。

 昔は天使長がエバを堕落させましたが、今回は、日本の老人から若い祝福家庭まで、すべて善なる天使長の立場に立ち、エバが神側に戻っていくことができるように後押しするのです。それが原理観であり、摂理観です。


安重根義士旅順殉国遺跡の聖域化事業

 真のお父様の指示により、世界日報社(社長:朴普煕)は、各界著名人による「安重根義士旅順殉国遺跡聖域化事業推進委員会」を構成し、「安重根義士旅順殉国遺跡聖域化事業」に着手した。一九九二年九月二十七日、旅順において、安義士の遺跡の聖域化事業と交流協力方案を幅広く論議し、九月二十九日には、旅順人民政府から「安重根公園造成事業委託書」を受け、本格的な資料発掘および聖域化事業を推進している。

 柳寛順の思想は「女性連合」の思想です。(拍手)また、安重根の思想は男性たちの思想です。(拍手)それで、朝、私は安重根に関する内容を指示しました。「『安重根義士精神宣揚会』というものをつくって、その事業の一分野として、遺跡地建設事業を支援しなさい」と言ったのです。

 安重根はどのような人かというと、アジア平和主義者です。日本がアジアを籠絡しました。日本の伊藤博文は、日露戦争と日清戦争に勝ってから、韓日併合を正当化させるために現れた男です。中国も嫌い、モンゴルも嫌い、ソ連も嫌うその国を、勇猛な英雄、安重根義士が現れて激しくたたいたのです。これは、世界の既成家庭の代表として、カイン的な伝統思想を正そうという意味をもっています。彼はアベル的な男性の役割を果たしたのです。ですから、カインは、忠臣の道理をもって女性たちの後ろに従っていく準備をしなければなりません。

 今先生は、日帝時代の秘密資料をもって中国の旅順に、安重根の墓をつくろうとしています。彼の愛国心をアジアの青少年の精神教育における象徴とするためです。それで今、募金運動を行っています。韓国の「世界日報」がその運動を行っているのですが、その記事が毎日出ています。そのように毎日連載しながら、「安重根義士旅順遺跡聖域化事業」のための募金運動を行っています。これを柳寛順事業と併せて行っています。

 柳寛順は女性の象徴であり、安重根は男性の象徴です。その時は、安重根が三十二歳になる時期でした。イエス様と近い年齢で、サタン的な女性の国である敵国にやられたのです。しかし、サタンは韓国で成就する再臨の時代を知っていたので、サタン的な女性の国の立場では、いかなることをしてでも韓国を滅亡させなければなりませんでした。

 四千年の歴史を四十年で終わらせようとしたのです。柳寛順や安重根はそれを防御しようとしたのです。


二 真の父母宣布と「世界平和女性連合」全国大会

「真の家庭復活」と「世界解放の日」宣布

 真の御父母様は、一九九二年四月十八日(陰暦三月十六日)、第三十三四聖婚記念日を期して、ニューヨーク雨のベルベディア修練所において、「真の家庭復活」と「世界解放の日」を宣布された。

 真の家庭とは、神様のみ旨のとおりに理想を成し遂げた、そのような家庭を真の家庭といいます。ですから、完成したアダム家庭が真の家庭だというのです。

 それでは、真の父母とは、どこから来られたお方でしょうか。神様からです。神様に連結されているのです。そこから、第一に神様の愛、第二に神様の生命、第三に神様の血統が生じなければなりません。それならば、それはどういうことかというと、すべての世界も、神様の愛と神様の生命と神様の血統を受けなければならないということです。

 本然的な神様の愛によって、宗教を超越し、人種を超越し、一つの世界になるのです。今、私たちは、そのような新しい世界に到達しています。ですから、人類の歴史は、本然の世界に帰っていくのです。「神主義」とアダム・エバ主義の理想的家庭主義に帰っていくのです。それが家庭復活です。

 きのうは、先生が結婚してから三十三年になる日でした。三十三年目の誕生日です。(拍手)イエス様は、三十三歳で結婚していれば死にませんでした。三十三歳で結婚していれば、世界はすべてイエス様の一族になるようになっていたのです。ですから、先生が三十三回の聖婚式を迎えることによって、イエス様の嘆きが解怨されるとともに、天の一族が地上に現れることができるので、イエス様も相対を迎えて地上で暮らすことができ、また天上世界に行って暮らすことができる時が来るのです。世界が一つになるのです。

 それで、今回の三十三回を中心として、家庭的にすべて蕩減しました。イエス様の復活節は、本来四月十七日ではありませんか。それで、今回の復活節と、きのうの先生の三十三回になる聖婚を中心として、復活節兼「真の家庭復活の日」として宣布するのです。四月十八日の四数はサタン数です。十八は六数の三倍です! すべてのものを蕩減する十八日だというとき、四月十八日を中心として、きょうを「家庭復活の日」として宣布するのです。また、「世界解放の日」として宣布するのです。

 一九四五年に七年を加えた一九五二年から四十年を蕩減することによって、連結されるのです。キリスト教と一つになり、世界を一つにすることが先生のみ旨です。四十年の歳月を経て、一九九二年ですべて終えるのです。

 この時間を中心として、「真の家庭復活と世界解放」を宣布することができる驚くべき日になったのです。すべての地上世界と心霊世界では、天地が祝賀することのできる喜びの日であり、また四月は、春となってすべての新しい花が咲く季節なので、今年の四月は、統一教会において歴史的な春に相当する時だというのです。すべての天運は、きょうから歓喜の世界に入っていくでしょう。

 その努力の収穫は何かというと天国の民です。ここで収穫して導いて入っていくことが、皆さんがあの世に行ってからの栄光です。そのようにして、氏族的メシヤの使命をすべて平定した世界へ入っていくのです。


「女性解放時代」宣布

 一九九二年五月十日、ソウル市の青坡洞の本部教会で行われた聖日早朝集会(午前六時三十分)において、真のお父様は、「世界女性解放時代宣布」という題目でみ言を語られた。

 文総裁が七十年生涯の受難の道を経てすべてを備えたので、アダムとエバによって分けられ、怨讐になったすべてのものが天地を中心として一つになります。心と体が絶対愛を中心として一つになった本然的な男性と女性が、横的夫婦として一つになったのです。それゆえに、先生の直系を主流とし、復帰された家庭を傍系としてそのまま入っていけば、天国開門が起きるようになっているのです。

 イエス様も楽園に行っていて、天国に入ることができていないということを知っていますか。しかし、今、このようになることによって、創造理想の原則に一致し得る完成圏が展開し、すべての迫害圏を解放圏へ展開させて、天国の門が開きます。文総裁夫婦に対して天国の門がすーっと開くのです。そのような時が来ました。(拍手)

 「世界平和女性連合」を設定し、「世界平和連合」をその相対的基準において「世界女性解放時代宣布」を行うのです。そのようにしなくては、悪魔が世界の至る所どこにでも陰をつくって隠れることができるのです。この宣布は、統一教会の旗が掲げられているすべての国に一時に宣布されるので、悪魔は、この宣布を聞いて後退方向を取らざるを得ない時代が到来するのです。それゆえに、今からは妨害となるものがない統一教会の世界になるのです。

 先生が女性時代を宣布しました。また、それは先生が宣布をしてあげなければならないのです。お母様が宣布することはできません。なぜでしょうか。アダムが主管性を復帰しなければならないのです。そしてエバがサタンの支配を受けたことをすべて蕩減してあげなければなりません。そのようにして愛で裏切った妻を再び妻として迎え入れる位置に立つのです。

 文総裁がお母様を先頭に立たせることによってエバが復帰され、そのあとを天使長が従っていくのです。男性たちは従順に「ごもっともです。そのとおりです」と言っているのです。とてつもない運勢がお母様に訪れてきます。天使長は、真の父母の血肉と関係がありません。それゆえに、再び生んであげなければなりません。生んであげる時には、誰が生んであげるのかというのです。お母様が独りですべて生むことができますか。できません。ですから、お母様の分身として、全世界の女性を動員するのです。そのようにすることによって、この時代が女性時代へ入ってくるのです。


「女性連合」の全国二十一の市・道大会および四十の市・郡・区大会

 「世界平和女性連合」全国二十一の市・道大会が、一九九二年五月十一日、仁川室内体育館で開かれた仁川大会(一万二千人以上参加)を皮切りに、六月二日まで、全国二十一都市において、十八万人以上の全国の女性会員が参加する中で開かれた。続いて、全国的な基盤造成のための全国市・郡・区大会が、六月十日から三十日まで、四十の市・郡・区において、延ペ一万五千人以上の女性会員が参席する中で開かれた。同大会において、真のお母様は基調演説を行い、またソウル市の十八の区大会は、真の御子女様方が代理された。


真のお母様の基調演説:理想世界の主役となる女性

 きょうこのように、各界の女性指導者の皆様が会場全体を埋め尽くす中で、世界平和のための私の所信のいったんをお話しできるようになったことを限りなく光栄に思います。

 これまで、私の夫である文鮮明総裁が主張してきた「神主義」の理念は、過去、力だけを土台とした男性たちの激しい反対と迫害を克服し、脱冷戦時代の門を開くにおいて決定的な役割を果たしました。今、和解と協力を指向するこの歴史的転換時代において、私は、「神主義」を基本とする永遠の平和世界建設のための大原則を提示するにおいて、未来世界を開拓する女性たちの表題とするために、文総裁が発表した「頭翼思想」を再度、皆様にお伝え申し上げようと思う次第です。

 気づいてみれば、男性は女性のために生まれ、女性は男性のために生まれました。すべて「ため」に生きようとする真の愛から生まれたのです。男女が陰陽の調和によって愛の理想を成すようにするために、神様がそのように創造されたのです。真の男女を通してのみ、統一的真の愛を見つけることができるのであり、神様と人間も、真の愛を中心として統一が成立するのです。

 「女性は弱いが、母は強い」という言葉があります。女性自体はこの上なく、か弱いのですが、もし女性が母として愛の主体的立場に立ち、また妻や娘として愛の中心的役割を行うときには、女性はこの上なく強くなるのです。なぜならば、女性が、母や妻や娘として、愛の主体的立場に立って相手のために一〇〇パーセント与えれば、その空白を神様の愛が満たしてくれるからです。神様の愛の能力が発動し始めるのです。

 愛というものは、より大きいもののために犠牲になるほどその愛の等級が高まるというのが原理です。より大きいもののために犠牲になれば、それに吸収されるのではなく、その大きいものの中心の立場に立って、新しい次元を迎えるようになるのです。

 昨年十一月三十日、私が私の夫と共に北朝鮮を訪問して、金日成主席やほかの様々な指導者と会ったということも、考えてみれば、命を懸けた冒険でした。皆様もよく御存じのとおり、文鮮明総裁は、彼ら北朝鮮指導者が最も恩讐視してきた宗教指導者であり、勝共指導者だったので、彼らは、私の夫を除去するために、国内外においてあらゆる工作を尽くしてきた立場でした。そのような所に、ただ神様だけを頼って入っていき、「主体思想では統一はできない。『神主義』によってのみ統一は可能だ」と主張することができたのは、ひたすら彼らを本当に生かしてあげたいという思いと、「ために生きたい」と思う愛の心、そして祖国統一の門を開くためにはいかなる犠牲も甘受しようという殉教者的精神をもっていたからです。「生きんとする者は死に、死なんとする者は生きん」というみ言を実践したのです。

 父母は、犠牲になることによって、親不孝者を悔い改めさせる道を行くのです。神様は、天理の公道を立てるために自らサタンを訪ねていかれ、「主人が来れば、このようにしてあのようにしなさい」と教えてくださいました。しかし、歴史的に見れば、教えてあげようとして行った主人が逆に打たれてきたのです。しかし、打たれればどのようになるか御存じですか。損害賠償まで受け取ってくるのです。

 神様は、私と私の夫にも、そのような体験をたくさんさせてくださいました。迫害を受けることは、怨讐の所有権を相続するまた一つの秘法です。このようにして、神様が愛する人は、常に天運の保護を受けるのです。

 神様は縦的な真の愛の父母であふれ、アダムとエバは横的な真の愛を中心とした父母なので、このような二つの父母の愛と生命と血統を受け継いで生まれた私の心は、縦的な私となり、体は、横的な私となって、この縦的な「私」と横的な「私」が統一体となるとき、人間は、永遠なる神様の真の愛の同伴者となるのです。

 人間において、真の愛と真の生命と真の血統の根源地とは、ほかならぬ愛の器官です。堕落によって、こめ神聖であるべき愛の器官は、天理を破壊した凶悪な官殿となってしまいました。悪の本拠地となったのです。ここに偽りの愛と偽りの生命と偽りの血統が植えつけられたのです。

 メシヤとは、真の父母として来られ、偽りの父母から生まれて植えつけられた偽りの根を抜いてしまい、本然の形態を復帰し、サタンを追放して、すべての人が歓迎することのできる自由解放の天国世界を創建しなければならないという重大な責任を担って来られるお方です。

 皆様、皆様が、神様の愛と神様の生命と神様の血統、そして真の御父母様の愛と真の御父母様の生命と真の御父母様の血統を受け継いだ息子、娘となれば、神様のように、皆様にも心と体が争うことのない真の統一の起源が生まれるでしょう。そして、自らの体と心が統一されるところから、永遠の平和の世界が始まっていくのです。

 「世界平和女性連合」は、遠からず世界万民の参与する「世界平和家庭連合」に昇華され、五色人種が永生を謳歌し、子々孫々にわたって「ため」に生き、また「ため」に生きる真の愛の世界を建設するでしょう。この歴史的な聖業に、私たちは、みな決起して先頭に立つことを誓いましょう。



真のお母様の全国大会の意義

 今回、お母様が二十一箇所で行ったので、あと四十箇所で行わなければなりません。六数プラス一で、七数に相当する場所で講演を行うのです。六数完成を成すことができずに恨が残っているので、六千年歴史を蕩減し、七千年の安息期間へ越えていくのです。そうでなければ完全ではありません。ノアも、審判後に着陸した日が六月一日です。七数です。それゆえに、お母様も二十一箇所で終わったので、四十数を加えて、すべてを合わせて六十一箇所を越えなければならないので、その準備をさせています。六月十日から行うのです。四月十日から六十日目です。

 長女と次女もお母様と共にするのです。長女と次女には争いがありません。長女も天利であり、次女も天側なので、お母様を中心として譽進お姉さんと仁進が三大型として、縦的な基台を中心として、東西でも合わせることができ、南北でも合わせることができるのです。お母様を中心としてどこにでもすべて合わせることができるのです。お母様を中心として、姉が東ならば妹は西であり、姉が南ならば妹は北であり、前後でも左右でもすべて合わせることができるのです。このようにして、統一数会で「世界平和家庭連合」をつくるのです。「家庭連合」を通して父と母の伝統を立て、息子、娘の伝統を立てるのです。

 お母様は、天使長の目には美の対象です。天使長がエペについていったように、男性たちが反対することができない位置に入っていくのです。それゆえに、二十一都市から六十都市を巡回するようになる時、男性たちの中でお母様に反対する人はいません。そしてお母様を歓迎することができる立場に立ったならば、天側の天使長、反対しない天使長圏の自然的環境に連なることができるようになるのです。

 お母様に対するとても素晴らしいうわさが立ったのです。そして、壇上に立つと、互いに称賛をするのです。私が激励の辞において、お母様をこの世にない女性として紹介したのであり、また世界七十二ヵ国の十五万人の女性がオリンピック・メインスタジアムに集まり、「世界平和女性連合」をつくってお母様を総裁に任命したということは、お母様が全世界的に覇権を握った女性の代表として登場したということです。

 そのようになることによって、霊界にいるすべての女性や、地上にいるすべての女性や、地獄に行っている女性までも、お母様を女王様として侍る運動が起きるのです。彼女が旗を掲げる時に、それに併せて喚声をあげなければならないので、郡ごとに十二歳から八十代のおばあさんまで、すべて動員されるのです。十二歳から八十歳のおばあさんまで、七十代です。

 それは何かというと、先生がお母様を策定する時に百二十人を中心としたように、全くそれと同じ現象の風が吹くのです。先生を中心として互いに真の母になろうと、命を懸けて決闘した時の現象と同じように、お母様を中心として、霊界と肉界が一つになろうとするのです。そして長女と次女が一つになる役事が起きるので、先に加入した人々が先祖の位置に立つのです。

 今回のことで、文総裁が素晴らしいということがすべて分かりました。今も、男性たちは激しく反対しているのですが、お母様のことは誰も知らなかったのです。しかし、お母様を前に立てて一度講演をさせてみると、絶世の美女であり、その声は億千万金を与えても買うことができない声だというのです。近ごろでは、「歌の上手な人たちが声を保険にかけているように、なぜお母様の声を保険にかけないのか文総裁に尋ねてみなさい」としばしば尋ねてくる人もいるというのです。

 お母様の服はどのようなものですか。よく染めあげた苧布です。細かく織った苧布の翡翠色のチマ(スカート)です。それは、魅力的な言葉ではありませんか。翡翠色のチマは本当に美しいのです。そのような服を着てさーっと現れたので、誰もが驚くのです。私は、お母様が美人だということを知らなかったのですが、国民たちが「美人だ」と言うので、私も美人として見ることにしました。(笑い。拍手)

 素晴らしい妻が自動的にできたのでしょうか、それとも私が素晴らしい妻をつくったのでしょうか。三十年以上教育してきたのです。「私の言うことを聞きなさい。女性解放の基盤をつくるためには、今後あなたが理論を徹底的に教育して、実戦的な舞台において勝利した覇権をつかまなければなりません。実戦のない人は、覇権をつかむことができません」と言ったのです。夫に当たる人が、先生の中でこれほど恐ろしい先生はなく、王の中でそのような独裁者はいないというほど、厳しく訓練したのです。


真のお母様の大会のための真のお父様の精誠

 神様が「文総裁を中心として女性解放運動を行いなさい」と言われ、文総裁がお母様に侍って歩いたのです。考えてみてください。私はアメリカから帰ってきて非常に疲れていたのですが、家に入ると十一時になっていました。それで、食口たちを集めて少し話をして、御飯を食べると十二時二十分になっていました。そして、夜中の十二時二十分に出発して、夜中の三時半に裡里に到着しました。それは主人の行く道ですか。僕の行く道でしょう。お母様が何ですか。お母様一人がいるということで、大の男が長い道のりを夜も寝ないで行かなければならないのですか。休んで朝になってから行っても十分間に合うのに、なぜ夜中に行ったのでしょうか。車の事故が起きて転げ落ちそうにもなったのです。

 車でうとうとしていたのですが、汽車が見えたのです。このような話はしないでおこうとしましたが話します。(笑い)京釜線で一番早い列車は何ですか。(セマウル号です)。車が北側に向かって走っていたのですが、列車が横切って、車の行く道がぱっとふさがれたのです。それで、私が大声を出してみると、どういうわけかぶつからないで列車はひゅーっと通り過ぎたのです。「いやあ、ここには事故になる何かがあるなあ」と思いました。果たして、今回の期間中、教区長がトラックに正面からぶつかって急死して霊界に行った事件がありました。ですから、ゆっくり行かなければならないのですが、夜中の二時、三時になっているのに「ゆっくり行こう」と言うことができますか。「おい! 速く走りなさい! 四時前に到着しなければならない!」と言って行ったのです。何の利益があってそのようなことをするのでしょうか。

 統一教会の文教主がお母様に対して僕として振る舞うのです。私が僕として振る舞ったので、世界の男性たちにも「自分の妻に侍りなさい」と教えてあげることができるのです。夜を明かして行って、そこであらかじめ座って待ちながら「しっかり講義しなさい」と、祈祷してあげるのが僕の立場なのです。今後は、女性たちが定着しなければならない時が来るので、その伝統を立てるためにこのようにしているのだということを肝に銘じなければなりません。


統一グループ内での再臨主宣布

 一九九二年七月三日、ソウル市龍山の世界日報社内にある国際研修院で開催された統一グループ指導者会議において、真のお父様は、初めて再臨主の宣布をされた。

 偽りの父母の偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統をもち、そこからこの原罪の根が繁殖して五十億人類がその根にぶら下がっているのです。人間が堕落して野生のオリーブの木の畑になりました。野生のオリーブの木はいくらたくさんあったとしても、その主人には誇るべきものは一つもありません。

 神様がこの野生のオリーブの木を真のオリーブの木にするためには、どのようにしなければなりませんか。再創造の歴史において投入して、犠牲になりながら、そのことを忘れてしまい、また投入しなければなりません。そのようにして、神側の野生のオリーブの木がサタン側の野生のオリーブの木よりも多くなるのです。そのようになれば、それが世界に知られるようになるので、すべての人々は、神側に管理されている野性のオリーブの木の主人が真なる主人だということを一遍に知るのです。

 その時には、神様のみ名によって、いつでも一遍に、一瞬の内に接ぎ木することができます。それで、宗教にはすべて再臨思想があります。キリスト教にも再臨思想があり、仏教、儒教もそうです。すべて、自分の宗教の宗主が来て世の中を救ってくれると考えているのです。それは何でしょうか。真の主人である真の父が来られ、神様のみ旨と一体となって、野生のオリーブの木を接ぎ木することによって真のオリーブの木の畑に転換させ、三代を聖別しなければならないということです。

 韓国を復帰しなければなりません。韓国は何ですか。韓国は再臨主が来られる所です。その再臨主が文先生です。(拍手)きょう、初めてこのような話をするのです。再臨主は誰だと言いましたか。きょう、初めて字で書いて、再臨主が誰かということをはっきりとさせました。何と書きましたか。「文鮮明」と初めて書いたのです。はっきりと知らなければなりません。今はもう、天下にはっきりとすべてを公開するのです。(拍手)


全国四大都市で再臨主宣布

 一九九二年七月六日から九日まで、全国四大都市(満州、釜山、光州、ソウル)で開催された「世界平和女性連合」全国指導者大会において、真の御父母様は、真の父母であり、メシヤであり、再臨主であるということを自ら宣布された。真のお母様は、「理想世界の主役になる女性」という題目の基調演説をされ、真のお父様は、「真の御父母様の再現と理想的家庭」という題目のみ言を通して、再臨主の宣布をされた。


真のお母様の基調演説:理想世界の主役になる女性

 私は、夫に侍って暮らす中で、その方の教えだけでなく、神様と人類を愛するために実践躬行する生活から、あまりにも多くの感化と感動を受けました。

 妻が夫に侍って暮らしながら、真理に対する深い悟りを得て、夫の人格と生活から絶え間ない感化と感動を受けたとすれば、それは世の中に広く知らせるべきことだと思います。なぜならば、今日のこの世界が、淫乱と犯罪と闘争と退廃が流布する悪の世の中となってしまった根本原因は、ほかならぬ夫と妻の根本的な関係の破綻と不和に起因しているからです。

 皆様! 神様が人間始祖アダムとエバに「取って食べてはならない」とおっしゃった善悪の実とは何だと思いますか。それは木の実ではありません。人間は、天地の大主宰者であられる天の父の前で性犯罪を犯し、人間始祖の時から不倫の愛によって子孫を生み、悪の世の中をつくってきたのです。

 すなわち、サタンを中心として結婚し、愛と生命と血統を植えつけて、悪の先祖となったのです。堕落した人間始祖アダムとエバは、人類の永遠なる善の先祖として、真の父母の立場を確定しなければならなかったのですが、悪の血統を残した偽りの父母に転落するようになったのです。これがまさしく、すべての人類が抱いている不幸と悲劇の第一原因でした。

 神様は、アダムとエバが堕落してサタンの血統を中心とした人類を繁殖すると同時に、善と悪の血統を分立する役事を直ちに行われました。アダム家庭の時から、神様の相対的立場にいる次子アベルとサタンの相対的立場にいる長子カインを分立させて、カインがアベルの前に自然屈服することによって創造本然の秩序を回復しようとされたのですが、カインがアベルを殺害することによって、長い期間にわたって、善悪分立の闘争歴史が延長されるようになったのです。

 ノア、アブラハム、イサクを経て、ヤコブの代になって、母リベカの協助により双子の兄エサウを自然屈服させることによって、ヤコブは、イスラエル選民を立てるための決定的役割を果たすようになりました。ヤコブの息子ユダは、その嫁タマルからペレヅとゼラという双子の兄弟を得ました。ペレヅは、タマルの腹中にいる時からゼラと闘い、先に生まれようとしたゼラを押しのけ、自らが兄として生まれた息子です。善悪闘争である長子と次子の闘いは、腹中において弟が兄に勝利し、長子として生まれる腹中復帰を成就させたのです。

 腹中復帰によって生まれたペレヅの血統に沿って、四十代目に生まれたお方がメシヤとして来られたイエス・キリストでした。イエス様を身ごもって分娩する時には、母マリヤの命を懸けた冒険と精誠がありました。

 したがって、イエス様は、堕落によって偽りの父の立場に落ちたアダムに代わって、善悪分立闘争の復帰路程を経て、人類の真の父、すなわち第二の善なる人類始祖として来られたのです。それゆえに、イエス様は、その相対格であるエバの立場にいる女性を復帰して夫婦となり、子女を生んで、万物を主管する位置にまで進んでいかなければなりませんでした。

 人類が真の父母、真の夫婦、真の子女の道を喪失することによってもつれてしまった罪悪歴史を清算する道を教えることが、救世主メシヤの使命です。

 きょう私は、この場を通じて、私の夫、文鮮明総裁は一生を懸けてこのメシヤ、真の父母の道を開拓してこられたお方だということを満天下に宣布します。皆様がよく御存じのとおり、これまで、私の夫、文鮮明総裁は、悪の世の中の激しい迫害と反対の中でも、神様の創造目的を明らかにし、人間始祖の犯した原罪を完全に糾明することによって、人類の未来を開拓してこられたお方です。

 韓半島の南と北は、人類始祖の堕落によってアベルとカインに分立されて蒔かれた善悪の種が、世界的な結実となって現れた結実体です。

 私は、私の夫に従って全世界を歴訪し、各国指導者の方々と何度も会ってきましたが、先回の平壌訪問の時は、本当に悲壮な覚悟と深刻な決意をせざるを得ませんでした。私たち夫婦は、ちょうど聖書に出てくるヤコブが、自らを殺そうとした兄エサウを、千辛万苦の苦難と知恵と精誠によって感動させ、最後はその心を動かし、ついにお互いが和合したのと同じように、北朝鮮の金日成との談判を成功裏に成就させました。私の夫、文総裁は、今も全世界的な基盤を動員して、神様が願われるみ旨のとおりに南北統一を成就させ、淫乱と退廃のない理想的平和世界を建設するために、昼夜を分かたすに努力しています。

 真の御父母様によって明らかにされた新しい真理は、南北を統一し、平和の世界を建設する人類のともしびとなるでしょう。私たちは、みなこの新しい真理を知って、有史以来私たちを苦しめてきたこの罪悪世界を終結させ、自由と平和と幸福のあふれた統一の世界を建設する女性勇士となるために、総決起しましょう。



真のお父様のみ言:真の御父母様の再現と理想的家庭

 第二次大戦後に世界のキリスト教文化圏を統一しなくてはなりませんでした。イギリスは島国のエバ国家です。アメリカはアベル国家です。イギリスがアメリカを生みました。フランスはカイン国家です。地獄に向かう母と二人の息子、娘を神様が蕩減復帰して、世界的な結実として刈り入れたものが連合国です。その反対に、サタン世界にも枢軸国があります。日本もイギリスと同様に島国ですが、サタン側に立っていました。ドイツはユダヤ人を六百万人虐殺しました。ユダヤ人の虐殺を図った無謀な独裁者がヒトラーです。イタリアも同じです。枢軸国は神様の怨讐です。連合国が枢軸国と闘って消化して自由世界を統一した時に、すべての自由世界が再臨主である文総裁を訪ねてこなければなりませんでした。再臨主とはどのような方かというと、真の愛をもって来られるお方であり、真なる愛の生命の種をもってこられるお方です。(拍手)

 そして神様の圏内にある野生のオリーブの木がすべて再臨主と一体となれば、一瞬のうちに接ぎ木されて、本然の真のオリーブの木に変わっていくのです。そのようにして、堕落していない本然の位置で家庭編成を成し、氏族編成、国家編成、世界編成を完成したのです。数千年の歴史過程を経て成立した国家と世界を、堕落していない位置へ完全に整理させていれば、文総裁は四十代で天下を主管していたはずです。

 そのように、アダム完成者として来た文総裁を、個人的に、家庭的に殺そうとし、民族が殺そうとし、国家が殺そうとし、全世界が殺そうとしたのですが、すべて切り抜けたので、既に闘いはすべて終わりました。

 今回、このように女性運動が起きたのは、人間の力で起きたのではありません。天運が奥深くしみ込み、霊界にいる先祖の霊がすべて動員され、皆さんの心を、我知らずここに来るようにさせたのです。背後のこのような働きは、歴史始まって以来誰もすることができませんでした。文総裁が不信されている代表の立場でこのようなことをしたという事実は、人間の力でできたと考えることはできません。神様が保護されたことによるのです。

 それゆえに、真の父母の名を宣布しなければなりません。文総裁は再臨主であり、文総裁はメシヤであり、文総裁は真の父であり、文総裁は救世主です! (歓呼、拍手)それを認めない人は反対してみなさい! 一族を動員し、歴史を動員して研究しなければならない時が来ました。研究すればするほど、文総裁が再臨主だという事実を否定する人はいなくなるはずです。知恵があればあるほど、学者であればあるほど、より明確に知るのです。

 私は再臨主として、救世主として、真の父母としてその使命を果たしてきました。時になったので、この場で明らかにする次第です。聞く者に福があります。この民族が私の言うことを聞くならば、この国にどれほど福となることでしょうか。為政者が私の言うことを聞けば、どれほど良いでしょうか。聞く、聞かないは各自の責任ですが、最終的には万民が私の言うことを聞く時が来るのです。


再臨メシヤ宣布の意義

 七月三日から九日まで、メシヤ宣布をしました。先生の口で初めてそのような宣布をしました。初めて宣布をした日は七月三日です。私はソウルに住んでいるので、ソウルにいる人々に先に話さなければなりません。統一教会の教会員に内的に発表しなければなりません。それから、全国的に約八万人の前で発表したのです。「統一旗を配ってあげ、統一旗を掲げさせなさい」と言いました。私は気の狂った人ではありません。その旗を分けてあげるのに、お金が約三億ウォン飛んでいきました。

 なぜ統一旗を掲げるのか分かりますか。自分たちが福を受けなさいということです。昔、モーセがエジプトから出てくる時に、羊の血を家の門の柱に塗って長子が死ぬのを免れたことと全く同じです。その旗を一度掲げてみなさいというのです。善霊たちが自分の一族を保護することができる時代が来たのです。

 三六〇度の闘争過程で正道の定着地をつかみ、苦難の道においてすべてのものを清算し、平坦な道の根源である第一出発基地を完成した基準に戻ってきたので、そこで宣布してしまわなければなりません。真の父母、メシヤは誰かということを宣布し、新しい世界と新しい理想がここから出発するということを公然と発表しなければ、哀れな存在になるのです。これを発表することによって、地上と天上に組織が編成されるのです。

 この宣言は、先生の教えに従うすべての人々に、「神様をお迎えして、真なる父母の道理を尽くしながら、私たち夫婦と共にこの世を救援する犠牲と奉仕の道を行こう」と勧告し、告知するメッセージだったのです。


面・里・統・班大会と氏族的メシヤ活動

 全国大会から道大会、郡大会を終え、今、面大会を行っているでしょう? 面大会から、里・統・班大会を経て、家庭まで下りていくのです。家庭に入っていけば、そこには、お父さん、お母さん、息子、娘がいるのです。

 それと同じく、先生の家庭をモデルとして、その完全なプラス家庭の前に絶対的に一つになるとき、すなわち先生の家庭を中心として主体と対象の立場で一つになることによって、そこから氏族の王が出てくるのです。

 その勝利圏をどこからつくらなければならないでしょうか。韓国からつくらなければなりません。それゆえに、先生がお母様に命じてなさなければならないことは、道大会、郡大会、面大会、里大会、家庭大会までいかなければならないということです。そのことを指示したのです。ですから、十月まで、お母様を代表する女性たちを家庭に立てなければならず、氏族に立てなければならず、民族に立てなければならず、国家に立てなければならず、世界にまで立てなければなりません。今は復帰時代であり、韓国が先祖なので、国家基準において、上から下まで縦的な面ですべて蕩減していかなければなりません。

 そのようにさえなれば、三千里半島で、私たちの力が及ばない所はないことでしょう。すべての村々に及ぶはずです。それゆえに、氏族的メシヤの使命が自動的に成されるのです。氏族が一つになれば、民族は自動的に一つになるのではあ力ませんか。それゆえに、氏族的メシヤをパスし、万端の準備をなして家庭に訪ねていきなさいというのです。それで、三十四万家庭大会を行いなさいと指示したのです。


『救世教本』と『原理講論』の奉読講義

 お母様の講演集(『救世教本』)を中心として、家庭に訪ねていくのです。そこにはアダム家庭復帰と天使長を解放させる復帰路程が入っています。これさえ知れば、新約と旧約の核心がすべて分かるようになるのです。お母様の第一次四十日大会の時の講演内容は、キリスト教の本質的な歴史を中心として、すべての方向が新しく変えられなければならないという内容でした。上に向かっていたものは下に行かなければならず、下に向かっていたものは上に行かなければならず、右側は左側へと、その方向が変わらなければならないと言いました。血統転換を中心としてメシヤが来るということをはっきりと提示したのです。

 原理講義するにおいて、全体を講義することができなければ、ただそのまま読んであげなさい。人々を集め、各家庭に行って『原理』の本を読んであげるのです。北韓の読報会と同じです。読んであげるのです。そして、感動を受ければ、感動を受けた内容を中心として話をしてあげ、良く分からなければ本を読んでから「質問しなさい」と言えば、お互いに問答しながら徐々に良くなるのです。このように勉強しながら進んでいくのです。班常会のようにしなければなりません。一度大会をしたからといって、そこで終わるのではありません。連れてきて座らせ、『原理』の本を何度でも読んであげなければなりません。

 今から統一教会では、講義する方法と伝道する方法が根本的に変わっていきます。今は家庭の伝道時代です。先生の家庭を中心として公式的な中心が現れ、これと連結する時なので、家庭を中心とした伝道時代に入っていくのです。家庭単位のセンターは何かというと、女性です。母です。母が二人の子女を抱いていかなければなりません。

 創造原理を三時間で話す必要はありません。いかにして}時間半でするかと考え、色を決めて、同じ色の所を連結していくのです。そして、その色の所だけを話せば一時間半でも語ることができるようになります。そのようにして色違いにして作っておけば、二回目には四十五分ですることができ、三回目には二十三分ですることができ、四回目には十三分でもすることができ、五回目には五分でもすることができるのです。このように一回、二回、三回と色を変えながら講義をすれば、いくらでもすることができます。最終的には五分以内にみ言を語ることができるように訓練ができてこそ、電車やバスの中で座って話しながら「家庭問題や社会問題をどのように考えていますか」と言って、すべて紹介することができるのです。


世界的真の父母の宣布

 一九九二年八月二十四日、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館で開催された第一回「世界文化体育大典」の祝賀晩餐会において、真のお父様は「私と私の妻、韓鶴子総裁は、人類の真の父母であり、救世主、再臨主、メシヤであると宣言しました」と発表された。この日、晩餐会には、「世界平和頂上会議」「世界言論人会議」「世界平和教授アカデミー」「科学の統一に関する国際会議」「世界宗教議会」「世界平和女性連合」などの国際会議への参加者、来韓した海外著名人、国内の与野党議員を含め、七百人以上が参席した。

 一世と二世がすべて一つの道へ進んでいけば、その国の運命は、未来であろうと現在であろうと、一つの方向へ従っていくのです。ですから、今統一教会に反対すれば、統一教会はなくなるだろうと思うかもしれませんが、なくなりはしません。先生がこのようなことをしていることを世の中は知らないでしょう? 今やそれが実質的に表に現れる時になったので、反対をしていた者たちは、ほらを吹いていた立場になるのです。

 韓国にしてもそうです。韓国では「統一教会の文なにがしはどうということのない者だ」と言ってきたでしょう? しかし、去る七月にメシヤ宣布をし、「世界文化体育大典」で公式的に「真の父母」を宣布しました。

 今や、一九九二年八月を中心としてすべてのことを終え、「真の父母」を宣布することによって、真の御父母様が設定され、地上に着陸時代が到来しました。イスラエルの国とユダヤ教が失ってしまったものと、アメリカとキリスト教が責任を果たすことができなかったすべてのものが蘇生され、定着する時代に入っていくのです。

 私がこの地に来た「再臨主」であり、「救世主」であり、「真の父母」であるということを世界に知らせなければなりません。知らせて事実を明らかにしてあげなければなりません。今回、「真の父母」を発表したでしょう? 「世界文化体育大典」を中心として、口八丁手八丁の人々をリトル・エンジェルス芸術会館に呼んでおいて、二十四日に発表しました。発表した時は、驚いて顔色が変わって気絶しそうになった人々が、その次の日に三万双が祝福を受けるのを見てからは「なるほど、メシヤだからあのようにできるのだろう! もうしばらく見てみなければならない」と言ったはずです。そのような者たちがたくさんいたはずです。

 なぜそのようなことをしたのでしょうか。しなければ、大統領選挙で勝利しても、その就任式をしなかったことと同じになるからです。そのようになれば事務処理ができません。サタン世界と地上世界を清算する手続きを踏むことができません。引き継ぎができないのです。先生が発表することによって、天上世界や地上世界で相続が起きるのです。霊界で相続が起きれば、地上が従うのです。ですから、仏教、儒教、キリスト教が怨讐でしたが、今はもう怨讐にはなり得ません。一つになるのです。霊界の統一が起きるのです。


「世界平和統一堂」の創堂の提唱

 一九九二年八月二十四日、ソウル市、リトル・エンジェルス芸術会館で、七百人以上が参席する中で挙行された第一回「世界文化体育大典」祝賀晩餐会において、真のお父様は「世界平和統一堂」(The House of Unification for World Peace)の創堂を提唱された。

 誤解がないように、「世界平和統一堂」の「堂」は、「家」という意味の「堂」であり、「群れ」という意味の「党」ではないことを明らかにしておきます。言い換えれば、私が提唱する「世界平和統一堂」は、一国の政権を勝ち取るための通常の政党機能を意味するものではなく、世界平和のために、世界各国が統一された基盤と努力を増進させることができる連帯活動を強化する殿堂、すなわちハウス(house:家)の意味をもつものです。

 男性を天とすれば、女性は地と表示することができます。家は女性の生涯の舞台です。母は家族全体の愛の巣の中心であり、母を中心とした家庭は国家と世界を結ぶ単位です。

 「堂」という字には、母を中心として地を高めるという意味があり、教育するという意味があるので「堂」を使用します。すなわち、「女性を中心として教育する家」という意味になります。

 ですから、「世界平和統一堂」は母堂であり、世の中の党は兄弟党です。母の前のカイン・アベルです。これを一つにして、世界平和統一のための家庭堂をつくるのです。ですから、母を中心として兄弟を抱かなければなりません。

 政党をつくって大統領を立てようというのではありません。平和の基準をつくってあげ、その基盤の上で主体を立てなければなりません。再創造の役事です。エバがカイン・アベルを抱いて堕落したので、この母なる統一堂が、今息子、娘の立場で争っている国の党を抱いて正しく導いてあげなければなりません。

 真の愛をもった母が真の愛を植えつけるところが統一堂です。今までは、真の愛を植えつけてあげるところがありませんでした。この世の中には、堕落した愛を植えつけておき、自分のために一銭でも多くむしり取り、損害を与えようとする人はたくさんいるのですが、神様の代わりに、心から自分を犠牲にしようとする人はいませんでした。しかし、この家は、母の心情を身代わりした位置で、真なる神様を身代わりし、愛がどのようなものかということを心と体に植えつけてあげることができるところなのです。

 母の家で、真の夫婦と真の家庭を教えてあげなければなりません。それでは、どのようにして真の夫婦と真の家庭を教えるのでしょうか。それは、真の父母の家庭を教えてあげるのです。「真の父母とはこうでなければならず、真の夫婦とはこうでなければならない」ということを教えてあげなければなりません。自らの夫婦の内容を中心として、「皆さんが御覧になっている父と母のような幸福な家庭となり、幸福な夫婦となりなさい」ということです。そのように見せてあげて教育しなければならないのです。


「世界平和女性連合」世界大会

 「世界平和女性連合」世界大会が、第一回「世界文化体育大典」期間中の一九九二年八月二十六日、ソウル市、シェラトン・ウォーカーヒル・ホテルにおいて、六十二力国の世界の女性指導者五百人以上が参席する中で開かれた。同世界大会において、真のお母様は「世界平和と女性の役割」という主題で基調演説をされた。


真のお母様基調演説:世界平和と女性の役割

 世界各国から韓国を訪ねてこられた「世界平和女性連合」の指導者の皆様!

 私は、この歴史的な場において、儀礼的なあいさつの言葉を述べようとは思いません。過去と現在、そして未来の意味を歴史の前に宣布するお話をさせていただこうと思います。

 理解と協力を指向するこの歴史的転換時代において、私は、「神主義」を基本とする永遠の平和世界建設のための大原則を提示しようと思います。

 神様が人間を創造されたのは、愛することのできる対象が絶対的に必要だったからです。人間世界の父母たちが、自分の子供が自分よりももっと立派になってくれることを願う思いは、まさしく神様が人間を造られた時に抱かれた真の愛の心情にその根をおいています。

 本来、真の愛とは、神様の絶対愛を意味しています。そして、愛には相続権があり、一体になることによって永生の論理が成立するので、真の愛を実践する家庭と社会は、滅亡することなく永遠に発展していくのです。

 しかし、人間始祖の堕落によって、私たち人間は、そのような真の愛を完全に相続することができませんでした。不幸にも人類は、神様の真の愛の相対者として完成することができなかったので、神様に代わって真の愛の実体として立たなければならない真の父母の位置を失ってしまったのです。

 それでは、人間始祖の堕落の起源とは何でしょうか。聖書には、善悪の実を取って食べたからだと書かれています。それでは、その善悪の実を取って食べてから、どこを覆ったのでしょうか。□と手を覆わなければなりませんでした。しかし、下部を覆ったのです。それは、サタンを中心とした誤った結婚を意味しています。これが悪の血統を繁殖する起源となったのです。

 今日のアメリカ、ヨーロッパ、日本などの世界の先進国を見てください。東西四方から押し寄せてくるフリーセックスと淫乱の波を誰が防ぐことができるでしょうか。堕落してサタン側になった人類は、野生のオリーブの木に例えることができます。その中で、幸いにも神様が分立して探し出された人類が、すなわち宗教圏という野生のオリーブの木です。それは、神様の所有権の中にある野生のオリーブの木です。

 ですからそれは、神様が自由に主管することができるのです。再臨主が来られれば、一度に切って接ぎ木しやすいように準備してこられたのです。その時に、初めて野生のオリーブの木が真のオリーブの木になって、本然の状態に帰っていくのです。それゆえに、宗教を信じる人も、本来の真の父を訪ねていかなければなりません。本来の真の父の生命の種を受けることができずに生まれているからです。

 本来の真の愛を中心として、神様の血統に連結された真の息子、娘としての一体理想を成すことができなかったのです。それゆえに、メシヤが来なければなりません。したがって、メシヤは真の父母として来られるお方です。今や、世界史的勝利の伝統を立てた真の父と、歴史的な女性代表として勝利した世界的女性の代表である真の母を迎えて、真の男性像はもちろん、真の母像、真の妻像、真の娘像を定立しなければなりません。

 今、私たちは、到来した女性時代とともに、夫を抱いて子女を正しく養育する真の愛の模範的な実践運動を全世界的に展開しなければなりません。そのようにして、夫と子供たちの積極的な同調を得て、「世界平和家庭連合」に発展していかなければなりません。



















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