真の御父母様の生涯路程 8
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統班撃破と南北統一運動

五 金榮輝会長総括体制と大学街の統一運動

教会と勝共連合

 今回帰ってきたのち、最初に教会を訪問したのではありません。帰国歓迎大会も、勝共連合を前に立てて聞かせました。ここにいる協会長は後ろに立て、勝共連合の崔容碩理事長を前に立てて歓迎大会をするようにさせたのです。そのようにして勝共連合を中心として活動したのです。

 統一教会から見れば、彼らはカインです。内的、外的に見るとき、内的なものが教会であれば、勝共連合は外にあるのでカインの立場に立つのです。それゆえに、世界的カイン復帰の基準を立てて韓国に帰ってきたのち、先生はアベルの位置にいる統一教会に先に対してあげることができませんでした。なぜならば、外にいる人々が庶子のように感じるからです。

 「あー、『我のすべての組織を全国的に展開して国を生かす運動をしよう』と言ったのに、あの文先生は我々勝共連合の総裁ではなくて、結局統一教会の教主なのだなあ」と思うのです。

 それで、今回帰ってきて、庶子のような立場にいる勝共連合をまず訪ねていったのです。真の御父母様の前では庶子が先に生まれた息子です。ですから、全く同じように愛したという条件を立てなくては内外がすべて収拾されません。それは勝共連合と統一教会を一つにするためです。

 復帰原理から堕落したあらゆるものを見れば、勝共連合はカインの立場であり、統一教会はアベルの立場です。世界的基準においては、今統一教会がカイン的立場を復帰して長子の立場に立ちました。

 しかし、国家的基準から見れば、統一教会はアベルの立場であり、勝共連合はカインの立場です。したがって、カインとアベルが一つにならなければなりません。これを一つにすれば、大韓民国は自然に統一教会を協助する道を選ぶようになり、カイン圏の復帰基盤が確定されることによって南北統一の霊的基盤が形成されると考えるのです。

 これまでは、勝共連合と統一教会が共にあろうとしてもそのようにすることができませんでした。勝共連合と統一教会は一つになることができませんでした。なぜでしょうか。勝共連合が国家基準まで上がっていかなければならないからです。そして、国家基準まで上がっていけば、その次には世界基準を中心として連結されなければなりません。

 今、日本の勝共連合とアメリカの勝共連合とドイツの勝共連合の最高の基準が、すべて世界的基準に上がってきているのです。統一教会もそこに比例して全世界百数十国家の反対をすべて打ち負かしました。すべての反対勢力を打ち負かしたのです。

 それで、勝共連合の郡支部長は、統一教会の郡教会長と一つにならなければなりません。一つにならなくては上がっていく道がありません。統一教会の教会員も一つになることができなければ上がっていくことはできません。また、勝共連合の郡支部長たちも一つになることができなければ上がっていくことができません。

 それが天に昇っていくはしごです。両側から天に向かって棒を架け、そこに横木を架ければはしごになるのです。そこを上がっていくのです。大韓民国もそうです。神様の祝福を受けようとするならば、与党と野党が完全に一つになって「神様、降りてきてください!」と言って侍ることができなければなりません。闘ってどうなるというのですか。サタン側になって滅びるしかありません。鉄槌が下るのです。

 勝共連合全体が教会の世話になれば、それ以上の影響を教会に返すことができるようにしなさい。また、教会が助けてもらったならば、それ以上に助けてあげなさい。相乗作用です。そのように心情の紐帯関係は発展していくのです。

 雪の塊が山から転がっていけばどんどん大きくなっていきますが、それは家を押しつぶすほどの大きな雪崩を起こすようになります。それと同じ運動が起きなければなりません。ところで、そこには自分があってはなりません。縦と横が完全に一つになるには、自らが無我の立場に入っていかなければなりません。そのようにすれば、その球は大きくなっていくのです。


金榮輝会長が摂理機関を総括
(一九八六・五・一〇:会長就任、二・一:協会長兼任)

 一九八六年五月十日、青坡洞の本部教会で、主要機関を総括することになる金榮輝会長就任式が、国際勝共連合崔容碩理事長および食□など、三百名以上が参席する中で行われた。金会長は、国際勝共連合、大学機関等のすべての業務を総管掌することになり、同年十一月一日からは、李載錫協会長が離任し、金榮輝会長が協会長も兼任するようになった。

 今から統支部長を消化できなければ、十二万を消化することはできません。ゆえに、勝共連合や教会や学生会は、すべて統支部長の一元化運動をしなければなりません! 思想を中心として一元化運動をしなければなりません! この思想的な一元化運動をした基盤の上で行動を一元化する運動をしなければなりません! これをどのように引き出しますか。思想基盤が一元化できなくては行動基盤が一元化されません。問題はそこにあります。

 今後、教会の発展は別のところにあるのではありません。教会を一元化させてこそ、それができるのです。今回、勝共連合と協会に総責任者を立てたのは、そのような時だからです。李載錫氏が協会長ではありません。金榮輝氏が協会長です。勝共連合の総責任者も崔容碩氏ではありません。すべて金榮輝氏が責任をもたなければなりません。全体の責任を金榮輝氏が背負わなければなりません。

 なぜそのようにしなければならないのでしょうか。今からは分立して活動するのではなく、すべて一つに集中して活動していかなければなりません。撃破運動をする時、全体が一つの目的をぱっと定めれば、すべての焦点をそこに合わせなければなりません。そのようにしようとすれば、責任者が二人になってはいけないのです。

 李載錫氏ならば、李載錫氏は協会に利益になることだけをしようするのであって、全体の利益になることを考えません。また、勝共連合ならば、勝共連合の活動を中心として勝共連合の基盤だけを拡大しようとするのであって、全体の利益は考えないのです。

 そのような意味で、責任者を一人にしたのです。絶対的権限をもち、内外に手足となり、両手となって一つの物を持ち上げなければなりません。この国を持ち上げなければなりません。国を持ち上げるためには、教会は右手となり勝共連合は左手とならなければなりません。カイン・アベルから見ればそのようになります。そのようにできなければいけません。そのためには、頭が二つあってはいけないのです。命令のもとですべて一つにならなければなりません。

 今まで副作用が多かったということは、それ自体が間違っていることです。それは、組織社会で活動できる経験ができていないということであり、組織体系の思想的概念が立っていないということです。

 組織は責任者の命令に絶対服従しなければなりません。組織は組職長が動かすのです。組織の長が組織を通じて指示すれば、その組織の要員たちはその責任者の指示した目的のために動かなければなりません。ある部署があるとすれば、その部署は組織長の責任目標に向かって存在しなければなりません。したがって、その目標を否定する部署というものはあり得ません。すべてのものがそのようになっているのです。

 今、金榮輝氏は何をしなければならないのでしょうか。金榮輝氏は統一教会と勝共連合の会長になっているので、その名前のとおりになったのです。金榮輝氏。栄光をとどろかすことができる位置に立っているのに何をしているのですか。天下に号令することができる立場に立っているのにどうしたのですか。

 今回、なぜ金榮輝氏を立てたのでしょうか。金榮輝氏は三十六家庭の三人の息子の中の代表です。金榮輝氏は三人の息子の中でも三番目です。三時代が来る新しい時代に対して門を開くべき立場にいるのです。それゆえに、鍵をよく管理しておいて、今後天に入っていって天国を建設することができなければなりません。

 ところで、金榮輝氏は年齢が六十でしょう? 年が多くて若い人と食い違ってはいけないので、ここにおいて譲り渡す仕事をしなければなりません。それはどういうことかというと、新しい教育をしなさいということです。新しい伝統を立てなければなりません。率先して正義を行い、明哲であり、サタンが喜ぶ痕跡を残す環境を整備し、天がどこに行っても手足を大きく広げて、喜びをもって安息所にとどまることができる、そのような環境の天国をつくらなければなりません。

 それゆえに、今金榮輝氏がそうなのです。愛の心をもち、それが何であっても愛さなければなりません。今まで皆さんは先生ほどに神様を愛することができず、先生ほどに国を愛することができず、先生ほどに教会を愛することができなかったのです。したがって、先生を中心として、その伝統を学ばなければなりません。

 今、時が世界的カナン復帰の四十年路程とぴたっと一致しています。この地球星において、統一教会が既にカナン復帰圏内に入ったということです。世界基準で変えるようになる時、誰が先頭に立たなければなりませんか。一世ではなく二世です。今回、人事措置をする時は、古くなった者はすべて地方に追い出すのです。縦的に見れば、先輩は兄の立場であり、後輩は弟の立場です。先輩はカインの立場であり、弟はアベルの立場なのです。


「南北統一全国学生総連合」(統学連)発足
(一九八六・五・一五、ソウル高麗大学校、民主の広場、七百名以上)

 一九八六年五月十五日、ソウル、高麗大学の民主の広場に全国から大学生七百名以上が集まる中で、「南北統・一全国学生総連合」(統学連)結成および、その傘下機構である南北統一国民思想運動大学生自願奉仕隊(統民隊)と郷土学校自願奉仕隊(郷自隊)発足式が行われた。

 今、時は二世の時代です。二世を収拾する時です。誰もそれを収拾して新しい指導理念を教育することができません。それは現実的に現れた事実であり、歴史的に表れた事実です。それゆえに、皆さんが大学街において見事にラッパを吹かなければなりません。

 大学は教授さえつかめば終わりです。大学の理事会と教職員と学生さえつかめば、この国を生かすことができます。それだけに、この統学連の使命は大きいのです。ゆえに、度胸をもって息を大きく吸い、ドン、ドンと一気に放つのです。この統学連という名前は素晴らしい名前です。学生と教授が「南北統一をしよう」と立ち上がったという事実には、十分に革命的な内容が含まれています。誰が何と言おうと、今からはできるのです。その名前は大変な名前なのです。

 それで、今からは全体の組織を統一します。上下を完全に組織し、左右の編成をして若い二世を先頭に立てるための国民運動をしようというのです。

 一世の皆さんだけで、どのようにして北韓を主管することができるというのですか。ですから、大学街を中心としてするのです。二世を中心としてしなければなりません。そして、大学街の二世とお兄さんたちを一つにしなければなりません。

 縦的な立場から見れば、教授はカインの立場、学生はアベルの立場でしょう? これが一つにならなければなりません。それで、今までの歴史にはなかった教学統連をつくるのです。それで、今発起大会をしているのです。


「全国大学教授学生南北統一運動連合」(教学統連)発足
(一九八六・一〇・一一、ロッテ・ホテル)

 一九八六年十月十一日、真のお父様は、ソウル、ロッテ ホテルで、「全国大学教授学生南北統一運動連合」(教学統連)を発足させ、「私たちは本当に共に生きたい」という題目のみ言を下さった。

 今回、教授学生統一運動連合を全国的につくるのです。このようにしてすべて組織編成をするのですが、それは、ソウル大学を強化するためではありません。地方の大学基地を強化するためなのです。目的はすべて地方組織です。天国のための家庭、統・班長の組織です。統・班長を組織すれば、その次には区組織、その次には市長組織を経ていくのです。

 去る一月二十四日、漢南洞に教授が集まり、新しい決意をして対社会活動を始めました。そして、二月十七日から十八日までは、対社会講演という驚くべき歴史的一ページを記録しました。また、それから五ヵ月後には、世界の碩学を中心として、日本の教授と皆さん韓国の教授が協力して韓国の地において、この韓国の天地において歴史的な新しいみ言の火ぶたを切ったという事実、これは世界を越えて歴史的に記念すべき一つの記録になるはずです。

 さらにそこに高名な学者が動員されたという事実、その背後とその因縁となった内容はどうであったにしろ、学者たちが先頭に立ったという事実は驚くべきことです。そのような意味で、きょうを期して皆さんに感謝を申し上げます。

 「全国大学教授学生南北統一運動連合」、このタイトルはとても長いのです。これは字にすると十六字にもなります。今後これを何と略して呼ぶべきかということについては、ここにいる教授の皆さんがその専門分野にいるので、簡単かつ分かりやすい代表的な字を選んで、この運動を提起していくだろうと思っています。それに対して、私はとても希望をもっています。

 皆さんの中に家庭をもっていない人はいません。家庭をもてば、父母に侍り、それから妻子を率いていく生活をします。私たちは、そのような家庭を中心として生きています。しかし、真の意味で「私の家庭と共に暮らしたい」と言うことができる人がどのくらいいるのかというのです。

 さらに、我が大韓民国ならば大韓民国を中心として見るとき、父母に代わって代表となることができる一人の主権者を中心として、その国の民が「私たちは本当に彼と共に暮らしたい」と言うことができる国家指導者がどれくらいいたでしょうか。そのように問いかけるとすれば、さらにこの範囲を広め、これを世界的に拡大させるのです。この世界を中心として、ある一つの中心存在を決定し、その中心存在と共に「私たちは本当に共に暮らしたい」と言うことができる世界となることはできるのでしょうか。それが問題です。

 さらに、この大宇宙を創造された大主宰であり、主人であられる神様がいらっしゃるとすれば、そこには神様とこの被造世界はもちろんのこと、すべての人間が入っていきます。すなわち過去の人間、現在の人間、未来の人間がすべて入っていくのです。そのような立場で「私たちは共に暮らしたい」と言うことができる神様と人間と宇宙となることができるのでしょうか。それがなぞです。

 「南北統一運動連合」という名前は良い名前です。その名前は雄大であり、対社会的な名分をもつことができる名前です。そのようなタイトルをもって私たちは出発しました。ところで、皆さんは本当に北韓に行って彼らと共に暮らしたいのかというのです。解放後、四十年という歳月が過ぎていきましたが、雨が降ろうと雪が降ろうと、その間北韓のことをどれくらい思ってみたのかというのです。そのようにすることは簡単なことではありません。私のような人は北韓に故郷があるのでそのようにするのですが、北韓とは反対に位置する慶尚南北道や全羅南北道の人は、北韓を遠い国のように、過ぎ去っていく一つの国のように思いやすい立場にいるのです。

 「本当に私たちは共に暮らしたい」と言うことができる心をよみがえらせることができなければ、うわべだけを飾った団体をまた別につくって歴史の批判を受ける分別のない者になるのでないか、私はこのようなことを主張する創始者として、このことを心配するのみです。

 皆さんは、心は韓国の地で暮らしていますが、北韓に暮らしている彼らと共に暮らすことができるという自分を発見するならば、北韓がこのように貧しく厳しい所なので、金日成の独裁政権を知れば知るほど、その支配下にいる人はどれほど悲惨かという事実を知るのです。私たちは韓国の地に暮らしてはいますが、北韓の地を見つめながら御飯を食べることができずにのどがつまり、哀れに暮らしている我が同胞のために涙を流し、「あなたの困難とともに私は生きている。あなたが生体ならば私が対象の立場であり、またこの地上に主体がなければ、私が主体の立場で、ある一日に現れるだろう」と思うことができる生活をする運動がここで展開するならば、北韓の復帰は遠くありません。


六 南・北米CAUSA運動と世界的影響力の増大

南・北米CAUSA運動

 私たちはカイン的立場の長子権を復帰したので、今から整理をしなければなりません。今は共和党にも希望がなく、民主党にも希望がありません。それでは、どのようにするのでしょうか。

 滅びてしまってはいけないので、CAUSAをつくって南米から救援するのです。ラテン文化もアングロサクソン文化もすべてを救援して、南・北米の救援運動をするのです。ここにひもをうけてカトリックとプロテスタントを一つにしてアメリカを収拾するのです。今まで私たちは、CAUSA運動を中心として、牧師教育から軍隊教育まで準備し、その次には州責任者、州の上院議員と下院議員、中央の上院議員と下院議員の教育を中心とした基盤を築くために急いできたのではないかというのです。

 南米はカトリックを代表しているのです。そして、北米のアングロサクソンは新約時代を代表しているのです。それで、それを連結させて旧約時代から新約時代を収拾しようとするので、CAUSA運動を中心として南米と北米を連結するのです。旧教はフランスを経てきたのでその恵沢圏内にフランスが入り、フランスが恩恵を受けるのです。フランスは、ラテン文化の中心です。ラテン文化の中心はドイツではありません。それを通じながらアメリカを連結させたのです。

 ですから、旧約と新約のように、年を取った人を中心として、青年まで連結させるのです。年を取ったキリスト教の教会の責任者と、若い牧師を収拾しなければなりません。またアメリカの反対した一世たちの代わりに二世を収拾しなければなりません。それはすべて原理的です。

 アメリカは、キリスト教徒を中心として団結し、世界のキリスト教の総団結を主唱して連合的世界党をつくり、共産党を追い出さなければなりません。それから、ヒューマニスト(humanist:人間主義者)も追い出し、黄金万能主義者も追い出さなければなりません。国家中心の国連が生まれる前に、キリスト教の国連(世界機構)が生まれなければならないということを知らなければなりません。クリスチャンの国連が先に生まれなければなりません。それをつくることができなかったのでアメリカが滅んでいくのです。

 先生と一つになってクリスチャンの国連をつくったのちに、世界の国連をつくるのです。そのようにしていれば、今日の国連は共産党の足場になることはありませんでした。アメリカが滅びることはないのです。そのことをキリスト教徒たちが知らず、アメリカの指導者たちが知らなかったのです。先生が現れてから初めて知ったのです。

 ですから、キリスト教と皆さんが一つになれば、キリスト教を生かし、キリスト教基盤が完全に息を吹き返すのです。そして、そのキリスト教を中心としたアメリカを生かすことができるのです。それが原理の道ではありませんか。国際共産党は国を中心としたものではありません。彼らは「国境を越え、人種を超越して世界を一つにしよう」と言っているのです。それなのに天の側では何をしているのですか。人種を超越し、国を超越して一つになる運動をすることを通してサタンを追い出さなければなりません。

 レバレンド・ムーンの責任は何でしょうか。この世に来てキリスト教徒を教育し、世界のキリスト教の統合運動をすることができるすべての内的組織をつくり、外的世界まで包括することができる伝統的基盤を築くことです。それがレバレンド・ムーンのなさなければからないことです。

 CAUSA運動は超教派的、超宗教的です。ですから、イスラム教も入ってきているのです。また超民族的、超人種的です。ところで、自由世界は唯心史観を中心とした世界ではありませんか。心を中心とした唯心史観の世界が自由世界ではありませんか。ところが、唯物史観は体を中心としているのです。そのように心と体が分離しているのです。しかし、心的基準が体を支配しなければなりません。つまり唯心史観世界は、最終的には唯物史観世界を支配しなければなりません。したがって、唯心史観の中心であるキリスト教が唯物史観の世界までも支配しなければならないのです。それが原理です。


アメリカの牧師七万名の教育

 先生がダンベリーに入っていくことによって初めてアメリカが新しい方向を向くようになりました。アメリカのキリスト教の方向を転換させたのです。私が獄中にいる時、三十万以上の牧師たちに統一教会の「原理」、「勝共理論」、「統一思想」とその他の書物を配布しました。そのようにして、アメリカのすべての聖職者に配布したことが問題になりました。今でも問題になっています。

 牧師といえば、大抵大学院を出ていなければなりません。なぜなら、神学大学は大学を卒業したのちに行くようになっているからです。ここには四年制の神学大学というものがありません。ですから、牧師は学問的に見ても水準があるので人はその話を信じるのです。また、彼らの学んだ経綸から見るとき、書物からその骨子を抜粋するにおいては、彼らは本当にチャンピオンです。今、そのような人々が原理を学んでいるのです。今、CAUSA運動を中心に七万名の教育が進行しています。その過程が三分の二の段階を越えました。この七万名の教育さえ完全に終われば、アメリカのキリスト教を一つの方向に完全に統合させることができます。

 ここではお互いが教派を超越するのです。そして、超教派的な運動を中心としてアメリカの宗教界が一つの所で調和するのです。今からはそのようになるのです。今後、政治家も「統一思想」を研究しなければなりません。そのような段階になりました。根本をいえば、今はアメリカのキリスト教とアメリカ自体が、統一教会と同じ方向をとるようになっています。レバレンド・ムーンが行くがままに従ってきているのです。

 「国を生かそう」ということで一つになるのです。それで、今七万名の牧師にほとんど連絡がなされて、彼らがすべて教育を受けた段階にいるということは驚くべき事実です。エリヤがバアル神を屈服させたのち、七千名の群れを収拾したことと同じです。

 神様のみ旨を中心として、キリスト教を中心として七千名が氏族的基盤さえ築けば死ぬことはありません。それを蕩減復帰するために私が監獄に入っていき、そこでキリスト教の七千名をすべて収拾しておいたのです。七千名を教育しました。その基盤は国家的基準なので、そこでイエス様の立場を蕩減してあげなければなりません。また、エリヤの立場を蕩減してあげなければなりません。その次には、監獄から出てくると同時に、その基盤の上で「百二十日以内に、世界基盤を代表できる蕩減基盤として、その十倍の七万名を連結しなさい」と先生が指示したということを知らなければなりません。そのようにしなければ、蕩減復帰をすることができません。そのために、洗礼ヨハネがエリヤとして来たのです。世界的代表です。

 それは北朝十部族のイスラエルと南朝二部族のユダが一つになるのと同じです。カインとアベルが一つになるのと同じ立場です。統一教会の二部族の霊と、今反対している北朝十部族の霊が連結されるのです。お互いが怨讐です。そのように立てられたこの国が統一教会と一つになってアベル圏に立ち、在郷軍人と国防総省さえ完全に連結すればよいのです。国防総省は一遍に連結されるはずです。国務省はカイン側です。カインとアベルをそのように復帰していくのです。


アメリカ在郷軍人と国会議員の教育

 現在、アメリカ軍において、退役将軍、陸海空軍の大将がすべてCAUSA教育を受けています。三月には、五十州の多くの将軍たちが、みな在郷軍人の顧問となって在郷軍人を教育できるのです。そのような体制をつくっておきました。

 今、アメリカにおいて、一月の七日と八日の二日間に、アメリカ五十州の退役将軍、すなわち長という名前、ゼネラル(general:将軍)という名前をもったすべての人々が集まり、CAUSA教育を受けました。すべて合わせると約二千名になるはずです。三月の末からは、在郷軍人協議会のもとで教育段階に入っていくのです。今、在郷軍人会長団をしている人々、大佐出身の人々が出てきています。この人たちを顧問団にして、五十州ならば五十州において陸海空軍の退役将軍を集めて「自分の故郷を中心として郷土防衛のための強化運動をしなさい」と言うのです。

 彼らは政治的に教育を受けた人々です。彼らは自分の故郷に戻っている在郷軍人ですが、大部分が第一次大戦の時の将軍です。数百万に上るそれら在郷軍人たちは、すべて名のある将軍クラスの人々です。大将や中将もいます。そのような人々をすべて連結してあげるのです。今彼らは、先生がいなければアメリカを生かすことができないということを知っています。今後、ここに来る時には、それら陸海空軍の大将たちを私が連れてくるかもしれません。学者の中にも、先生が「しよう」と言えば、すぐに行動に移す人たちがたくさんいます。このように組織編成をして、今は在郷軍人を結束できる基盤を築きました。また、これをしただけではいけません。

 その次には何をしなければならないのでしょうか。五十州の上院と下院の議員を連結しなければなりません。七千名以上になる議員のうちの三千五百名以上を四月が過ぎる前に教育するのです。その半分以上は優秀な人々です。三千五百名のうちの大部分は、今後中央政府の首都ワシントンD・Cの国会に連出していく人々です。上院クラスで活動することができる部類に属する人々です。

 彼らはすべて選挙区の基盤を通じて、州の上院議員になるのです。彼らは、地方選挙区の組織責任者です。そして、ここで優勢な人は自然に中央に行くのです。ゆえに、半分以上の教育を四月までに終えなければなりません。今年は国会議員の選挙をする年ではありませんか。総選挙に二年先立って国会議員選挙が行われるのです。

 それで今、上下両院の議員七千名のうちの三千五百名を今回の選挙が終わる時までに教育しようとしています。第一次としてアリゾナ州で行いました。そして、三月二十七日と二十八日に第二次に入っていきます。全員をする必要はありません。優秀な人たちだけを選んで糾合するのです。今後中央情報部や国会議事堂に進出することができる組織をもった人たちだけを糾合するのです。このような編成をして、組織的な体制を整えなければなりません。今までは個人的な闘いをしてきましたが、今はもう個人の闘争時代は過ぎ去りました。


「インサイト」と「ワシントン・タイムズ」の威信

 情報戦において落伍した民族は生き残ることができません。利益となる方向を見つけることができません。今からの二十一世紀は電子文化の時代です。転換の時代が来ます。今からは情報において落伍しては何もできません。それで、「ワシントン・ポスト」や「ニューヨーク・タイムズ」がいくら「情報を下さい」と言ってきてもあげません。「ワシントン・タイムズ」の情報は正にリアルタイムです。ソ連に悪いことが起きれば即座に分かります。世界の奥深い情報は「ワシントン・タイムズ」に押し寄せてくるのです。

 それに現在、「インサイト」(Insight)という雑誌が三ヵ月で三十五万部を突破しました。八五年の十一月から八六年の一月の三ヵ月で三十五万部を突破しました。「ワシントン・ポスト」がつくる「ニューズ・ウィーク」誌や「ニューヨーク・タイムズ」がつくる「タイム」誌を読んでいた人々がそれらをほうり投げて、レバレンド・ムーンがつくる雑誌に切り替えて読んでいるのです。そのような運動が展開しているのは事実です。二年以内で二百七十万部を突破することでしょう。このようにしてアメリカを指導するすべての思想的な方向を正しい方向に導いてあげようとしているのです。

 「ワシントン・タイムズ」は有名です。来週の水曜日に大統領夫妻が「ワシントン・タイムズ」の編集局長の家を訪問するということで、今その準備をしています。それだけホワイトハウスが私の世話になっているのです。「ため」に生きてきてみると、どこまで「ため」に生きるようになったのでしょうか。レーガン大統領も私の世話になりました。私が反対すれば大統領になることができなかったということを彼自身が知っています。今は自分の位置が安定し、そこに実用主義者や共産主義者など、様々な人々がつながってきているので、先生に対しては知らんぷりをしているのです。本当は知らないわけではありません。それで、そのようなことを表示でもしなければならないので編集局長の家を訪問するのです。警備要員が保安問題のためにその家に来てチェックし、「これはいけない。これは良い」とやっているのです。アメリカの大統領がそこまでしても来なければならない立場に立ったのは誰のゆえにでしょうか。ボルシュグラーヴのゆえにではありません。レバレンド・ムーンのゆえにです。

 その威力のことを言えば大変なものです。レーガン政権の首脳部といえば、閣僚を中心としたその背後のすべてのものが連結されているのです。権力世界においてすべてのものを左右するものはFBIとCIAです。FBIとCIAの局長は一日に三回連絡をしなければなりません。なぜそのようにするのかというと、政策方向を報告しなければならないからです。全世界の莫大な情報をすべて収拾しなければなりません。そのFBIやCIAに入ってくる情報がすべて「ワシントン・タイムズ」にも入ってくるのです。

 ところで、この情報の中から必要なものを選択しなければなりません。選択するのですが、FBIが選ぶものとCIAが選ぶものと「ワシントン・タイムズ」が選ぶものは違います。新聞社の中では、政策面で社会を代表して答弁してあげることができる機関はただ一つしかありません。現在、アメリカの言論機関は千七百五十社を越えます。その数は大変なものです。しかし、それらの言論機関はすべてリベラル系統です。ゆえに、彼らとは相談できないということをよく知っているのです。

 私たちの新聞社である「ワシントン・タイムズ」は、アメリカのCIAが知り得ない世界の奥深い情報まで探り出しています。また全世界の国、がアメリカのCIAよりも「ワシントン・タイムズ」のほうを信じて、すべての情報を「ワシントン・タイムズ」に教えるのです。なぜなら、彼らはその情報を世界的な言論機関である「ワシントン・タイムズ」に発表してもらうほうが政策遂行に有益だということを知っているからです。「ワシントン・ポスト」や「ニューヨーク・タイムズ」のような新聞は左傾的な新聞なので、民主世界の先進国がいくら共産世界の秘密を発表してくれることを望んでも、それらをすべて握りつぶしてしまうのです。

 しかし、「ワシントン・タイムズ」はそれとは正反対です。世界的な事件であれば、ソ連が不利になり共産世界が不利になる話であれば即座に発表してあげています。それで、世界の情報発信源ではどのようなことをしているのでしょうか。「ワシントン・タイムズ」の中には、一般記者と統一教会の記者がいますが、情報を報告する時に、統一教会の記者あてに報告をすれば、すぐに発表されるようになっているのです。ですから、ソ連に対する今後の自国の外交政策の秘密をすべて統一教会の記者に報告しているのです。

 それゆえに、CIAやFBIが情報を総合してレーガン行政府に報告する時は、必ず「ワシントン・タイムズ」の編集局長の検閲を受けるようになっているのです。ですから、情報世界の先端に立っている立場を維持しなくては世界的な組織活動をすることができないということを、このことが物語っているのです。

 最近アメリカのトップクラスでは、レバレンド・ムーンが韓国に行ってしまうのではないかと案じているのです。「ワシントン・タイムズ」の編集局長だけを見ても、先生が行って二週間もすれば「ああ、もう帰ってこないのではないだろうか。いつ帰ってこられるのだろうか」と言いながら毎日毎日問い合わせてくるのです。なぜでしょうか。自分が困るからです。世界の問題や共産党の問題の処理方法が分からないのです。私に聞けば、さっさっさっと三分以内ですべて答えてあげるのです。そのように話してあげれば、それがあとからはそのまま一つ一つぴったり的中していくのです。ですから、有名になるのです。


国際安全保障会議(一九八六・四・一三〜一五、日本、東京)

 一九八六年四月十三日から十五日まで、日本の東京で、国際安全保障会議が開催された。

 今回おもしろいことに、国際安保大会をする時、アメリカの国務次官と国防次官補が参加したのです。SDI(戦略防衛構想)問題において、日本が「ノー」と言えば、今後戦略的な面において大きな問題となるので、これをコントロールするために私が背後にいるのです。

 それで、国防次官補と国務次官をすべて引っ張ってきて、日本の首脳部と協定させるのです。最初、私たちが会議をするということを日本の外務省にも通知しました。しかし、彼らは「フン」とあざけったのです。それで今度は、駐日アメリカ大使館の人たちに「あなた方が次官を迎えて体面を立てなければならないのではないですか」と言ったところ、全員「フフン」と鼻でせせら笑ったのです。

 それで彼らは「ああ、勝共連合さん、どうか、うちの責任者と会うように取り計らってください」と言ってきたのです。会ってどうするというのですか。それに対して次官たちは「私たちは会議のために来たので、日本の外務省や大使館のことは知らない。会いたければ、あなた方が会議場に来なさい」とだけ答えたのです。そのようにして彼らがそこに訪ねてきて会ったのです。今、世界はそれくらい転換しているのです。


米言論人の東アジア事実調査旅行(一九八六・八・一〜二〇、四十二名)

 一九八六年八月一日から二十日まで、アメリカの言論人四十二名が参加する中で、「世界言論人協会」主管の東アジア事実調査旅行が、ソウル、東京、北京、マニラ、台湾などの地で実施された。同旅行に参与した言論人たちは、関係人士たちと会い、ブリーフィングおよび招請講演を聴くなどの日程を送った。

 今、言論人たちが中共に行っています。ザ・ファクト・ファインディング・ツアー(The Fact Finding Tour)を中心として北京に行っているのです。そこではレセプションが開かれています。最近ではソ連のモスクワにも行ってきたりしています。皆さんは知りませんが、今世界を動かすための会議を続けているのです。

 「実態調査団」というものを聞いたことがあるでしょう? 私たちが言論界における四十名の有名な人を選抜したのです。全員アメリカ言論界の指導者クラスの人々です。皆さんが直接その名簿を見れば、恐れをなしていたことでしょう。驚くのではなく恐れるのです。そのような人たちを連れて、私たちが北京政府を訪問したのです。「どうか一度来てください! どのようなことでもすべてしてあげます」という約束のもとで、私たちがそこを訪問したのです。すると政府のスポークスマンが「今後すべてのものを開放する」という発表をしたのです。

 中共は、このような組織の背後にレバレンド・ムーンがいるということを知って、今レバレンド・ムーンに対して研究をしているのです。レバレンド・ムーンは反共指導者としてはナンバーワンですが、彼らもそのような事実をよく知っています。また、彼らが非妥協的な集団であるということも、世の中ではよく知られた事実です。しかし、今となっては、彼らも共産主義では希望をもつことができないということを知っているのです。ですから、彼らの現体制を変えるしかないのです。

 今、彼らはレバレンド・ムーンだけが唯一の希望の男であるということに気がついたのです。彼らはアメリカのものはそれほど好みません。アメリカはあまりにも腐敗しているというのです。彼らもそのような事実を知っています。役人の間ではひそかにわいろが行き来していることを、彼らもよく知っています。そのようなものは好みません。しかし、現実的には「いかにすれば自由世界の経済圏と手を結ぶことができるか」ということを考えざるを得なくなっているのです。また、それが彼らの唯一の希望であり、願いなのです。

 彼らの国家は社会主義国家です。社会主義国家ということは、国家がすべての財産を統制するということを意味します。これが問題です。自由世界の国がそこに投資する計画を推進し、中共もそれを歓迎して迎え入れたのですが、十五年後にはすべての企業を引き渡して故郷に帰ってしまったのです。自由世界の大部分の富裕な人々は、そのような中共の体制を願っていません。これが実際の現状です。

 先生はそのような彼らの立場をよく知っています。そこでここに投資をして道を開くのです。最初は何の条件もつけずに投資をします。数十万、数百万ドルまで投資しても問題ありません。捨てるものだと思って投資するのです。そのようにして餌を投げるのです。そして、それに食いついた時に釣り上げればいいのです。そのようにすれば、一時に十億の人民がかかってきます。自由世界の人で、そのように考えて百万ドルだけでも投資しようという人は誰もいません。レバレンド・ムーンはそれができます。

 そのようにして、その政府の輸出入関連の高位官吏がその実態調査回に対して最も経済性のある投資地域に関する報告をしてきました。また、公式的には高位官吏が中国駐在のアメリカ大使を訪問しました。彼らはそのようにしてアメリカのマッカーサー(元大使)を訪問し、ひそかにレバレンド・ムーンに関して尋ねてきたのです。その人は、私たちの活動をよく知っているので、彼らに一つ一つ説明してあげたのです。そのようなことがあったので、マッカーサーは「中共がそこまでレバレンド・ムーンに対して至大な関心をもっているとは思わなかった」と言って驚いたのです。

 今回、ウオーカ、のような者も、仕方なく自ら私たちのことを紹介しました。それくらい私たちが上がってきました。マッカーサー団長が二時間半の間そのような報告をすべて聞き、それに対して何と答弁したのかというと「あなた方には、ほかになすすべはありません。あなた方が生きようとすれば、レバレンド・ムーンをつかむ以外にはありません。その人の思想は技術の平準化です。彼は、アメリカがもち得ない基盤をもっているし、日本がもち得ない基盤をもっています。また、その背後には世界の学者がつながっていて、言論機関の最高クラスの人々もつながっています。これ以上の基盤はありません」と言ったというのです。そして、すべての報告を受け、帰ってくる時に、最後に朴普煕氏に要請しました。すなわち、中共の経済復興のための新しい案を私に依頼してきたのです。

 これは内緒の話です。(笑い)大韓民国の政府も知りません。アメリカ政府も知りません。今、アメリカを中心として、大学の経済学者たちが中心となって案を作成し、中共に派遣する計画が進行しています。


世界的な政治的影響力

 今回、もしニカラグアのモスキート・インディアンを迫害して追い出したことを記録した映画をPBS放送局を通して先生が全国放送させていなければ、ニカラグアに一億ドルを支援する投票は失敗していました。PBS放送局は機関放送局ですが、国立の放送局と同じです。その政府の放送局が「レバレンド・ムーンとCAUSAが一つになってこのようなことをしている」と言って反対をしたとしても、私たちの実績だけは否定することはできないので屈服するのです。

 その次は南米です。そこにある国、が今後ずっと健在であるとは言い切れません。将来に内紛が起きるかもしれないという障壁を崩すことができる方案がないのです。それをできる人がいません。ただ一人いるとすれば、その人こそ正にレバレンド・ムーンです。

 それで、そこの高位層の人々が先生を歓迎するのです。ブラジルを例に挙げれば、次の総選挙ではCAUSAの活動によって、百五十名の国会議員を当選させることができる段階に入ってきています。先生は、南米にそのようなブームをつくり、アメリカのような組織をつくろうと思っています。今、そのような準備をしています。

 それで、研究チームに拍車をかけています。南米全体をそのようにすれば、その次には希望をもってまた進んでいくのです。遠からずそのような日が来ることでしょう。そのような準備段階に来ています。そこにいるプロジェクト・メンバーたちが、「難しいことは何もない」と言っているのです。そのような状況です。

 南米では「南米にはレバレンド・ムーンが必要だ! アメリカはどうして長いことそのようにしているのか」と思っているのです。今、コロンビアは大統領選挙の期間ですが、先生は、ある一人の食口に「二つの政党の指導者をすべて先生に連結させなさい」と命令しました。アルゼンチンも同様です。何のために先生はそのようなことをするのでしょうか。それは、神様のみ旨が生きて残らなければならないからです。アメリカがいくら反対をしても神様のみ旨は生きて残ります。今、先生が死んだとしても神様のみ旨は永遠です。先生は常に基盤を築いてきました。

 最近私は、ソ連の衛星国家にある私たちの情報組織を通じて「クレムリン宮殿に統一教会の調査局ができた」という報告を受けました。既にレバレンド・ムーンに対して指令が下っているのです。そのようなことを恐れる私だと思いますか。私が彼らに拍子を合わせるように見えますか。最後までやってみなさい。やればやるだけ彼らの終わりの日が近づいてくるのです。

 ヨーロッパのフランスにルペンという人がいます。この人は、右翼の中で最も恐ろしい人物です。そのルペンという人を私が操縦しているのです。ミッテラン政権をそのままにしておいてはいけないので、既に何年か前から私が工作をしてきているのです。先日、その人がイースト・ガーデンに自分の一団を連れてきました。そこで「君はこれこれこのようにしなさい」と訓示してあげました。そして「手を挙げて宣誓しなさい」と言ってそれを宣誓をさせてから帰したのです。

 そのようなことをするので、世界が問題です。私が「フランス大統領のために私が後押ししてあげるのではない。ヨーロッパの大統領になるのだ。そのために新党の代表をすべて連結し、その指揮下にキリスト教青年党をつくって、これこれこのようにしなさい! やりますか、やりませんか」と言いました。そのように言えば、「イエス」と言うようになっているのです。「ノー」とは言いません。

 そのようにしているのです。先生は素晴らしいでしょう? その部下たちが来て私の話を聞いてみると、アジア情勢や世界情勢を、どこの政党の党首も語ることができないような話でさーっと解いていくので、圧倒されてものも言えないようになるのです。それだけ先生に能力があります。


アメリカのCAUSA一千万会員の確保
(一九八六・九・一、活動開始〜二・二四、目標達成)

 真のお父様の命に従い、一九八六年九月一日からアメリカのCAUSA会員一千万名確保活動を開始し、十一月二十四日現在で一千四万八千名を完了することによって、目標を超過達成した。

 日本人とアメリカ人が主体と対象の立場に立つのです。そして、ある国会議員を応援する場合は、日本人とアメリカ人が団結して応援してあげられるように計画を立てなければなりません。私たちは、今誰と誰を支援しなければならないということを決定しています。

 今回、私たちの推薦する人たちのうちの百七十名だけでも国会に入っていけば、天の側に影響圏を転換することができる段階に入っていきます。その次に、一九八八年までに三百五十名を国会議員に当選させることができれば、国会は神様が願う方向へ向かっていくだろうと思います。

 多くの団体を動員して活動するのです。そして、すべての政治的見地から批判し分析した上で、誰かを選抜すれば、レバレンド・ムーンの指示のもとにあるすべての団体は、その一人を当選させることができるように応援しなければなりません。

 ですから、この選挙期間という激戦期間は完全体制に入り、命令をすれば五百三十五名を全員当選させるためにすべての力を集中させなければなりません。今、その準備をするのです。そのようにするために組織を編成していきます。ですから、今回戻れば、その五百三十五名に対してきちっと人員の配置をしなさい。そこで指名された人を押し上げてあげなければなりません。ゆえに、今までCAUSA運動を通じて連結した牧師たちを今後先発隊として活用しなければなりません。

 そして、CAUSA会員を大、的に募集しなければなりません。約一千万名の会員をいかにしてつくるのかというのです。一千万といってもアメリカ国民全体の二十四分の一にしかなりません。ゆえに、それは問題にもなりません。国民の四パーセントから五パーセントです。私たちが教育した七万名の牧師を中心として、彼らを先発隊として先頭に立て、訪問して一千万の会員を募集しなければなりません。

 アメリカでは勝共連合のことをCAUSAといいます。九月一日を期して、CAUSA会員一千万名の募集運動が始まりました。この運動が始まることによって、今アメリカに台風が吹き始めました。今から問題になるはずです。今年、一千万が選定されれば、三年以内でアメリカのすべてのキリスト教を連合させることができる運動の嵐が起きるはずです。

 今回、アメリカで一千万の会員を募集する時にサインした人たちは、自分たちでも分からないままサインをしたのです。なぜそのようになるのか分からないのですが、何となくサインしてあげたくなるのです。サインをしないで背を向けて百メートルも行けば、なぜかしきりに不安な気持ちがわいてきて「ああ、してあげればよかったのに」という思いになるのです。ですから、また戻ってきてサインをする人が本当にたくさんいたのです。それは霊界が協助してくれているからです。

 私がアメリカに到着した十一月二十四日の夕方に、その一千万名の募集がちょうど終わりました。日にちもぴったり合いました。そのポイントになったので先生が帰ってきたのです。それでは、今後この一千万をどのように消化するのでしょうか。私たちは、これを何としてでも消化しなければなりません。それで、先生はこれを消化するために、既に全国にいる三十五万名の牧師を中心として連合運動をさせ、今その牧師たちを韓国に連れて行こうとしています。それで、今「韓国に行こう」という運動を展開しています。七千名だけやればすべて終わると思っています。


アメリカ統一神学大学院の認可(一九八六・二・二一、ニューヨーク州評議院)

 アメリカで、統一神学大学院の認可を受けるために裁判もするなどの紆余曲折の末、一九八六年十一月二十一日、ニューヨーク州評議院の認可を受けた。これによって、神学科と神学教育科の二つの科で修士学位を与えることができるようになった。

 では、一つニュースを伝えましょう。ベリータウンの神学大学がきのう二十一日の夕方に認可されました。そのために十一年間闘ってきました。ニューヨーク州の教育委員会を相手に、なぜ認可してくれないのかと、行政訴訟をかけたのです。学校設立の規定に基づき、施設から先生、学生に至るまで、すべてのものを整えているのです。ですから認可しないという法はありません。先生がどれほどアメリカから憎まれていたかを考えてみてください。

 それで、訴訟をかけて私たちが勝ちました。一審で勝ちました。控訴で二審に上がっていきましたが、二審でも勝ったのです。その次には、最後の三審にまで上がっていきました。三審まで負ければ、国としての格好がつきません。ですから、そこで棄却させました。それで、何と言ったかというと、「お互いに争わないで、ニューヨーク州の教育委員会と統一神学大学院が話し合って良い方向に解決しなさい」と言ったのです。そのようにして棄却させてしまいました。棄却させてから四年目です。

 ところが、理事会を開かなければならないのに「人が足りない」と言って、すぐに解決せずにしり込みをしたのです。人が足りないわけはありません。既に誰と誰が参加したのか、すべて分かっているのです。あれやこれやと言い訳をしながらうそをつくのです。それで、これではいけないということで、再度告訴状を書いて突き出しました。問題の群れは何かというと、ユダヤ人やアングロサクソンの白人といった、いわゆるアメリカのスーザリン(suzerain:属国に対する宗主)という者たちです。レバレンド・ムーンが神学校をつくれば大変なことになるというのです。

 なぜそうなのでしょうか。神学校の認可さえ下りれば、アメリカ人がその神学校に入って勉強する期間は政府がお金を援助してあげなければなりません。「神学校で勉強する」と言えば、政府の保証のもとで銀行からお金を援助してあげるようになっているのです。そのようにして、卒業をしてからそのお金をいくらずつ返していくのです。また、返す能力がなければ、特別な学校であれば、二年から四年の間公職で忠誠を尽くすことによって、いくらかずつ控除してもらえます。蕩減してしまうのです。

 ですから、アメリカの若者を神学校に連れていって勉強させようとするのは分かりきっているのです。それだけなく、アメリカで完全に認可さえ下りれば、その認可された学校では、世界中の多くの学生を連れてくることができます。「この者は我が校に入学した」という入学承認書さえ出してあげれば、それをアメリカ大使館に持っていって「ビザを出してください」と言えば、ビザが出るようになっているのです。大使館が「ノー」と言うことはできません。そのようになれば、全世界に広がっている五色人種がすべてベリータウンに押し寄せてくることは分かりきっているのです。

 また、その学校を卒業すればどのようになるのでしょうか。どこの教会に行っても牧師をすることができます。ただし、その教会が望まなくてはなりません。軍牧(注:軍部隊付きの牧師)のようなものは、儀礼的に配置するようになっています。軍牧たちの中にも、教派を代表する牧師がいるのです。統一教会もその中に加わるようになります。(拍手)

 それだけでなく、アメリカの各重要機関にも必ず牧師がいます。各州の上院や下院にも牧師がいます。また、大きな大学や州立大学にもすべて牧師がいます。それ以外の公館や行政組織の機関の背後にもすべて牧師がいます。私たちの神学校を卒業すれば、そのような所にも行くことができる資格をもつのです。「あなたは来ることができない」と言うことはできません。そうすると、どのようなことが起きるのでしょうか。統一教会の思想に圧倒されない人はいません。それを彼らはすべて知っているのです。

 それで、文先生を何が何でも政治的な反逆者に仕立て上げ、捕まえてさっさと処理してしまおうとしたのです。その当時は、私の翼が体にぴったりくっついて動くことができませんでした。しかし、ダンベリーに入り、そこから出てきたのちには翼が開き始め、今は自由に飛んでいるのです。彼らはそれを知っています。ですから、激しく反対したのです。決死的な反対です。

 それで、十一年の間闘ってきたのです。アカデミーの力が強いのです。彼らに激しく抗議させたのです。「誰、という有名な博士や優秀だという人たちの所にたくさんのプラカードを持っていってまくし立てなさい」と言ったのです。手紙を書き、電話をして抗議しました。そのような嵐が起きました。今まではそのようなことをしませんでした。力比べをして勝ってはいけないからです。ゆえに今まで彼らは、彼らのしたいことをそのまますべてしてきました。ですから、今からは私のする番です。

 教育委員会の理事は十五名です。アメリカは民主主義方式なので、教育省だからといって自分勝手にすることはできません。その地方の有力者であり権威ある人たちが代表となり、その人たちが集まって決定をするのです。もちろんそこには機関の代表も、社会の代表も何名かいます。それらの人たちが理事会を開催し、投票によって決定をするのです。そのようにして、アメリカの歴史において最も長い期間を通して神学校の認可を勝ち取ったのです。今からはすべての門が四方に開きます。


七 世界の重点事業の促進

一和メッコール事業の拡張

 今回、一和に何の話をしたかというと、全国にいる勝共連合の面支部長の数は三千四百人です。一和のメッコールの車を起亜産業に三千四百台注文しなさいと語りました。統一教会の活動が統一教会の活動だけで終わってはいけません。愛国運動をするのですが、愛国運動をする人が一文なしになってはいけません。金日成がお金をもって韓国に下りてくることに備えるために、経済的な面において利益となる環境体制を強化しなければなりません。

 皆さんが一度メッコールを飲めばやみつきになります。マンモクタ(注:やたらに飲む)ということでメッコールとしたのです。(笑い)メッコール旋風を巻き起こすのです。では、どのようにするのでしょうか。六ヵ月間は代理店の力量に従ってすべて無料で配給してあげるのです。そのように配ってあげ、七ヵ月目からは、月初めに配給してあげた数量以上を現金で本社に注文するようにさせるのです。代理店は六ヵ月の間小売店からお金を受け取ったのちは、本社に現金で注文しなさいというのです。

 そのようにすれば、自分たちだけではお金を引き出すことはできません。そのようにしておいて、すべて売れば相当なものになります。

 ここで利益を得てどうするのでしょうか。今年、韓国では、清涼飲料水の販売額が約六千億に達するはずです。そして、二年から三年以内で、約八千億から一兆ウォンまで売れる段階に入っていくと考えています。ですから、この清涼飲料水の市場を掌握するのです。

 そして、この面支部長は、下においては里支部長や班長とも通じ、また郡に所属している統や、道に所属している洞や統とも、すべて関係を結ぶことができる中間の立場にぴったり位置しているのです。ですから、これさえしっかりつかんで組織して連結すれば問題はありません。

 きのう私は一和のメッコールを作る工場に行ってきました。土地を購入しなければなりませんが、それをどこに買うのでしょうか。メッコールは清涼飲料水ですが、これはまた健康飲料水です。

 なぜでしょうか。薬水(注:薬効があるという鉱泉水)で作るからです。椒井薬水です。板井薬水で作ったので健康飲料水としても売ることができます。ですから、普通のサイダ、とは違います。ゆえに、できれば椒井里の薬水が出る土地に拡大しなければなりません。それで、きのう一和に行って工場策定の基本形をすべて組んで、何と何をどのようにしなさいという背後の指示をしてきました。

 それで、何を作るのでしょうか。メッコールも作り、生水も作り、人参茶も作ります。それからメッコール・ジュースも作らなければなりません。オレンジ・ジュースやパイナップル・ジュースのようなものも作ります。甘くてさっぱりして、ちょっと苦みの効いたものです。(笑い)

 OBビールは金もうけをしてこの国を滅ぼすようなことをしています。斗山もコーラを中心としてそのようなものをたくさん売るので問題です。ロッテも金をもうけては、すべて自分の一族のためばかりに使って国のことは考えません。私たちは、国を生かし、南北を統一し、アジアを統一し、世界を統一するためにするのです。


統一産業の機械技術と世界技術平準化

 ドイツにも工場が三つあります。科学技術分野において、私たちが先端を走っています。日本の電子分野の大会社が私たちの研究室にいる研究員に対して「自分たちのすべての秘密研究室の門をすべて開いてあげるので、早く来て教えてほしい」と頼んできているのです。そのようにして彼らを迎え入れようとしています。

 皆さん、今ここで開催されている博覧会に行きましたか。統一産業の機械がそこに展示されています。行ってみましたか。江南の三成洞で行われている工作機械の展示会に一度行ってみてください。そこに展示されたものは皆さんが初めて目にするものですが、その背後には血と汗のにじむ闘争の歴史があり、悲惨な歴史があるのです。

 そのようなことを準備したので中共を釣り上げることができるのです。中共は私の力を絶対的に必要としています。南米もそうですし、今後アフリカがそのようになっていくはずです。私は、技術平準化運動を主張しているのです。南米にそのようにすれば、アメリカが私に反対するということも知っています。

 私がアフリカを育てれば、ヨーロッパ諸国がすべて私に反対することでしょう。先進国の文明を支えている原資材の補給をすべて断ってしまうようなことをするのがこの文なにがしです。「お前たちはそのようにしてすべてを搾取してしまおうとしているが、そのようにはさせない」というのです。平準化です!

 ですから、思想的平準化、科学技術における平準化、経済問題の平準化、それから情報の平準化運動をしなければなりません。

 先進国の者たちが座ったままで、後進国家の人々を自分たちの思いどおりに殺したり生かしたりしてきたのです。私は、そのようなことを許すことはできません。私にはこの世界を守るべき責任があります。それをしようとすれば、それだけの基盤を築かなければなりません。夜が来ようと、雪が降ろうと私は準備をしなければならないのです。そのようにして先生は、死ぬ前に、生きている間にこれら多くの基盤を築いたのです。

 江南KOEX展示館において、機械類では統一産業が最も多く展示しています。統一産業は、今から三十数年前に青坡洞の前本部教会の路地裏で始めたのです。その畳四畳半ほどの空き地で、機械一台をもって始めたのです。それも日本人が使ってほっておいた旋盤だったのですが、その時のお金で七十二万ウォンを出して買ったのです。それが統一産業の始まりです。その機械は一心石材でまだ使っています。

 そのような話を誰が信じますか。話だけで、すべて流れていくものだと思っていたはずです。そのような話を本当に信じていれば、統一産業で仕事をした人たちが今日離れるようなことはなかったはずです。出ていかなかったはずです。しかし、三十数年が過ぎた今、その時に先生が言ったことがすべて成就しています。ドイツの技術も掌握したのです。ドイツ政府も驚くほどの基盤を、完全につかみました。

 そのようにしたので、今は統一産業を中心として中共の開発が可能なのです。現代科学技術において中共が必要とするものをもっているのです。彼らが先生の言うことさえ聞けば、二十年ないし三十年は飛び越えるのです。自分たちだけでいくらやったところで、ついていくことはできません。それで、中共に対する投資問題を計画しています。

 統一産業の技術は、すべて十五年前から着手しました。製品は二年前か三年前に出しましたが、研究は既に十五年前から着手していたのです。それをするために日本やドイツ、アメリカなどの先進国家に食口を動員し、有名な会社に入れて技術を習得させたのです。そのようにしたのちに再び呼び集めてその技術を集約し、その上で跳躍したのです。飛躍しなければなりません。

 そのような基盤を築いてきたので、現在ではレバレンド・ムーンの産業観などを大学で学び、修士や博士過程で学んでいる人たちが問題視する段階に入ってきました。思想はもちろんのこと、政治観、経済観、工業観など、すべてのことを問題視する段階に入ってきたのです。それで、既にアメリカでは、私のことを研究して博士学位をもらった人が数十人に達します。


水産産業とアメリカ全域に日本食堂の拡張

 太平洋でのツナ釣り、千三百ポンドにもなるツナがかかってくるそのおもしろさは何物にもたとえようがありません。千三百ポンドといえば、私の体重の七倍です。そのようなものがこの細い釣り糸にかかって釣れるそのおもしろさというものは、男性として死んでも買うことができないものです。ああ! それは考えただけでも、多血質のレバレンド・ムーンの気が狂うほどなのです。何と表現すればいいのでしょうか。とても刺激的なのです。

 そのツナ釣りの世界チャンピオンは誰かというと、この私です。それでは、どのようにすればそのようになるのでしょうか。研究をしたのです。人が十年かけてするものを、私は三ヵ月以内でそのこつをつかむのです。

 今、南米の大西洋を中心としたツナ釣りの船は、すべて五大洋でツナを獲っています。南米だけでも八十数隻です。海老部隊は、私たちの工場で造った船で獲っているのです。

 私はアメリカの水産業についても二十年間の計画をしています。二十年間は、赤字を出しながらも投資しなければなりません。そのようにして基盤を築いて利益が出てくれば、そこにはもう誰もついてくることはできません。先生がそのような考えをもっているので、今は悪口を言われたりしているのです。そのようにしながら、魚の養殖のようなことも準備しています。今、陸地で鶏を飼ったり、牧場をしたりするのが問題ではありません。今後は地球の汚染問題のために、煙を出さず、においを出さないように魚を生で食べなければならない時が来るのです。

 それから、日本の食口を中心として、水産業の基盤を完全に定着させようと思っています。食堂と水産業を定着させ、広大な基盤をつくらなければなりません。アメリカの青年やアメリカの政府は、この水産業に対しては関心がありません。

 アメリカ人とアメリカ政府は、魚が好きではありません。ですから、アメリカ人はアメリカで魚を販売する組織が出てくることを願っています。今、私たちがそれをしているのです。そのことを政府も知っていて、気分を良くしているのです。「あー、あの人たちが希望だ!」と言って間接的に後押ししてくれています。そして、全国各地に水産業をしている日本の食口がいます。彼らが一番になりました。アメリカ政府や水産業の関係当局などのすべての人々がそのことを知っています。彼らは、それを心の中では歓迎しています。日本人だけがこの事業を米国の地に定着させることができる唯一の希望だ、と思っているのです。

 食口は、このオーシャン・チャーチ(Ocean church:海洋教会)が好きではありません。「水産業をしなさい」と言えば、みな逃げていくのです。それで、今先生の計画は、アメリカ中に早く一千軒の日本食堂をつくることです。現在の二倍以上が必要です。それで、緊急に資金調達をして百軒をつくる運動をしているのです。百軒つくれば三百軒はすぐにできます。三百軒できれば、その三倍である一千軒にすることは問題ありません。

 一つの食堂に三名を配置するのです。しかし、考えてみてください。少なくとも一つの日本食堂には八人が必要です。では、三人でどのようにして経営していくのでしょうか。アメリカの若者をそこに連結すればよいのです。それは難しくありません。簡単なことです。食堂に連結して私たちの要員にするのです。

 それで、日本の食口はそれを「食堂教会」と言っています。(笑い)水産事業教会、オーシャン・チャーチは魚を釣る教会であって、魚を売る教会ではありません。しかし、これは魚を売る教会です。そのような概念をもっています。私たちはどのような所でも伝道するのです。これは、私たちの義務です。


日本の活動と霊的役事

 神様は、正しい神様です。統一教会の文先生の教えは、正しい道です。日本統一教会を例に挙げてみれば、今日本が経済大国として誇るようになったのは、統一教会の食口たちが食べるものも食べず、着るものも着ないで文先生を助けようとしたからです。そのようにしたので、日本が祝福を受ける国になったということを私は知っています。最近、私は「日本の財閥が統一教会のために投資をしなければ日本は滅びる」と言いました。国を代表して天倫の行く道を協助する群れや教団があれば、その群れや教団によってその国は恩恵を受けるのです。

 私は、「お金を集めよう」と考えてみたこともありません。み旨のために生き、み旨に狂ってお金を使っているとお金ができていたのです。

 自分の先祖が前の晩に夢に現れて「あしたの朝、物を売りに来る人がいれば、その人の言うがままに買わなければならない。絶対に交渉をしてはならない」という命令が下りたというのです。それで、私たちの要員がその家に行けば、入るや否や門を開けて歓迎したのです。また、ある所に行くと敬拝をしたというのです。それで「どうしてこのようなことをするのですか」と聞くと、「昨晩、私の父母が夢に現れて『我が国の王よりも貴いお客様が来られるので、お前はあらゆる精誠を尽くしてそのお方を迎えなさい』と告げたのです。ですから、敬拝するのは当然です」と言って迎え入れたというのです。

 そのような意味で統一教会のことを恐ろしいというのです。組織編成において、私たちは専門家です。

 しかし、今共産党の組織がすべて四方を取り囲んでいます。日本においてはそのように共産党組織があり、また国粋主義的伝統思想を基盤にして組織をつくっています。そのような状況の中で、私たちはそのすき間を見つけながら大きくなっているのです。しかし、要員を一箇所に入れ込むことはしません。ゆえに、いつでも整理できるのです。三時間以内にぱっと整理できる訓練をしているのです。

 昔は「鬼がお金をつくる」と言ったでしょう? 二十世紀の統一教会にそのような鬼の梶棒があるのです(注:鬼の棍棒でたたくと金銀が出てくるという、韓国版打ち出の小槌のような民話が韓国にある)。それは、目にも見えず、お金をもった人々を動かして物を買うように仕向けるのです。そのようにして一度接触した人々は、私たちを絶対的に保護するのです。

 「(日本語で)ありがとう、ありがとう!」と言いますが、「あり」とは何ですか。蟻のことでしょう。蟻のように腰がくびれるほどに仕事をするのですが、死んで「ありがとう」と言ってどうするのですか。(笑い)日本人は腰が曲がるまで仕事をして、穴を掘って掘って掘りまくって仕事をします。そのようにしてエバの恨みを解いてあげなければなりません。そのようにしてこそ経済圏を握ることができるのです。












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