真の御父母様の生涯路程 9
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環故郷活動と真の父母宣布

第三節 一九九一年 ネナラ(私の国の)統一(二)

一 一九九一年の出発と摂理的意義(一九九一・一・一、本部教会)

元旦の祝祷

 新年を迎える元旦の新しい朝、その瞬間でございます。歴史時代を回顧する時、この息子がこの地上に生まれて満七十歳を越え、新しく七十一歳に向かうこの瞬間は、摂理史において七千年歴史を蕩減し、清算し、罪悪と死亡がこの地上にこれほどの曲折の事情を残してきたサタン世界のすべての主権を除去して、天が新しく勝利の基台を用意し、天の主権世界を建設できる新しい八十歳代への再出発時代の冒頭を迎えました。

 八十歳代に輝く統一教会の誇るべき時期が訪れたがゆえに、あらゆる精誠を尽くして、汗は地のために、涙は人類のために、血は天のためにまこうという標語のもとで順応してきたすべてが、今勝利の覇権を中心として、天国の栄光を取り戻すために、すべての面において本心から心と体が一つになり、そして、天の前に捧げてさしあげる所有圏のために、再びこの地のために汗を、人類のために涙を、天のために血をまくことがあるとしても、国のものとして、神様のものとして、私たちのものとして残さなければなりません。

 このようなとてつもない時代が追っていますので、各自が自ら準備しているもの、自分自身、自分たち夫婦、一切を天のものとして再び付与することによって、地上を中心として天国の万物の所有権、子女の所有権、父母の所有権、神様の全権的所有権を決定して、神様がすべてを直接主管することができる主人権の行使を縦横に活動できるように、能力を発揮できるように主導してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 五十億人類は、神様に抱かれることのできる眷属であることをこの時間宣布いたしますので、悪の権限、悪魔の権限を踏んで、復活の新しい興隆がこの地球上の万民たちをして成功させるよう許諾してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 今、長子権が成立して、父母権復帰と王権復帰の実践的舞踏場が、今日のこの地上にできるように許諾してくださることを懇切にお願い申し上げます。統一の群れがこの仕事のために旗手となり、前進的な誓いをすることができる天の精兵となるようにしてください。新しく迎える一九九一年、この息子においては、八十歳代を迎えて出発する、光栄の第一歩を新しく踏み出すように許諾してください。

 すべてのものをお父様が引き受けてくださり、子女たちはお父様に従い、そのすべてのものを収拾することを誓いながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名によ’って新年の冒頭に祝願いたします。アーメン。アーメン。アーメン。


年頭標語:私の国の統一(二)

 今年の標語は何ですか。私の国の統一です。ところが、私の国に心がありません。国を愛する心がありません。心を身代わりしなければなりません。先生は、家庭復帰することが難しかったのであり、氏族復帰することが難しかったのです。そこで世界にイエス様を中心とした開放的な氏族基盤を編成しておいたのです。今ではもう、この国が南北統一される日には、世界が私の懐にすべて引き継がれるのです。

 先生の八十歳代を出発する日、世界を再収拾して統一天下に向かって前進するこの時点において、皆さんが命令を受けているこの瞬間が、どれほど厳粛な時間であるかということを知らなければなりません。「私の国の統一というこの課題は、歴史始まって以来の摂理史を中心として、何万年、何億万年の期間を中心として待ち焦がれた、神様の願いが着地できる息詰まる瞬間であることを知らなければなりません。

 また、数多くの宗教人が無念の血を流しながら、「私たちの悔しい恨を解いてください」と天に両手を合わせて祈り、所願成就の一日を願った、そのすべてのことが地上に成されなかったのです。それを地上に成し遂げることができる息詰まる時間が、目前に現れたこの瞬間であることを知らなければなりません。ここでいう「私の国の統ことは、今日の韓半島だけを中心としたものではありません。世界の国家を代表している世界国家です。これは、本来、「私の国の統一と私の世界の統一ということであり、「私の世界」を入れなければなりませんが、それを略したのです。

 この世界の人が、それぞれ自分の国を統一して韓国に接ぎ木すれば世界になるのです。ここに来た人々は、そのことを知らなければなりません。「私の国の統一のために最善を尽くし、今までのいかなる愛国者やいかなる忠臣よりも、もっと最善を尽くして、行く歩みを速めながら、涙とともに「また行かなければならない」と拍車をかける日々の生活を誇ることができなければなりません。

 疲れた足を引きずりながらも、倒れることができないのです! あの山を越えて、もう一つの峠を越え、さらに一つの峠を越えて、歴史的資料を残さなければならないというのです。天の伝統を記録する時、私が動いたことが一筋の歴史として登場することができる、そのような歴史的資料を残さなくてはなりません。伝統として残り得る資料を、私の涙と血の汗と自分の一身を投入して残そうという、精誠に満ち、至誠に満ちた心を尽くしたところにおいてのみ、天の祝福の福地が皆さんの行く道に連結するということを知らなければなりません。

 それで、今年度、再び私の国の統一のために、私の四肢、手足が疲れきり、体がつらくて背を丸くして寝ることがあるとしても、この歴史的な目的を粛然な使命として、前進、前進の隊列に加わることを誇らしく思って出動しなければならない、そのような新年冒頭のこの時間であることを知らなければなりません。再び、再び私の国の統一をより輝くようにしなければなりません。

 私のあらゆる精誠を尽くして、これを撃破させて余りあるという決意を新たにして、総出動、総進軍しましょう! ここに加担することを誓う人々は、新年の冒頭に神様の前に宣誓しましょう。


一九九一年の時と摂理的課題
(一九九一・一・二、漢南洞公館、世界指導者会議の指示事項)

 標語の内容は、それぞれの国も私の国です。私の国を復帰するのは世界のためです。韓国と皆さんの国だけ復帰すれば世界が自然に復帰されるのです。それゆえに、今後早いうちに、百二十ヵ国にそれぞれ百二十人を送り、一万四千四百人が動くようになる時には、国の基盤がつかめるのです。

 第一に摂理的意義です。摂理的に見れば、長子権復帰のために神様が闘争してこられましたし、父母権、王権復帰のためのすべての存在が、真の父母によって蕩減復帰された勝利の権限内にあるために、万国のいかなるものにも、サタン世界の権限はあり得ないということです。長子権、父母権、王権復帰したのですから、サタンがどこにいますか。ですから、皆さんは大胆にしなさいというのです。

 次に摂理史的意義です。摂理史的意義とは歴史的意義ということですが、それは何かというと、歴史は同時代圏を中心として蕩減していくので、七千年歴史を先生が七十年間で総蕩減したというのです。六千年に安息年を入れれば七千年になるのです。ですから、七十年間で七千年歴史をすべて蕩減し、ゼロの位置に立ったので、サタンが所有権を主張できる何らの内容もなくなったというのです。

 次には、真の御父母様の勝利圏とはどのようなものかという問題です。第一は個人、第二は家庭、第三は国家、第四は世界、第五は天宙、第六は神様の真の愛です。一体理想の実現によって、このすべてのものが真の愛において一つになります。神様が真の愛の主人ですが、この真の愛によってすべてが連結されるのです。

 次は、真の父母帰郷時代です。帰郷するので、逆に世界から降りてくるのです。世界から国家、その次には国家から氏族、氏族から家庭、家庭から個人時代に訪ねていくというのです。父母様が訪ねていくこの故郷は、皆さんの故郷も代表して行く道であるがゆえに、皆さんが枝ならば、大きな枝である皆さんの故郷は、皆さんが取り戻さなければならないというのです。

 次は、南北統一です。南北統一時代においてしなければならないことの一番目は統班撃破です。二番目は家庭を一八〇度転換するのです。その家庭が公的な家庭にならなければなりません。三番目は、父母様の写真を各家庭に掲揚するのです。霊界・肉界を連結させるために、地上に条件的に必要なのが真の御父母様の写真なのです。四番目は、北の傀儡浸透全掃です。完全に清掃してしまうべきだというのです。五番目は、韓国の一体化した力が北朝鮮の一体化を凌駕しなければなりません。共産世界よりも、私たちが団結して一つになったものが強くなければならないというのです。

 現在、帰郷時代を迎えながら、先生において一番の問題になることは何かというと、南北を統一することです。それから、第二には何かといえば、アダム国家とエバ国家を一つにすることです。その第一は経済問題支援です! 二番目は南北統一主導です! 韓国と日本が一つになり、北朝鮮を動かして南北統一を主導しなければなりません。これさえ展開すれば、アジア圏は自動的です。

 その次に、アメリカは、日本と韓国が一つになれば、自動的についてこざるを得ないのです。キリスト教の天使長国家であるがゆえに、ついてくるようになっています。そして韓国、日本、アメリカさえ一つになれば、中国と一つになることは問題ありません。同じアジア圏だからです。このように一つになれば、ソ連と一つになることは問題ありません。それで、アメリカを中心として、今から教育するのです。中国の人々を連れていってアメリカの人々が教育し、それから、日本に連れていってまた教育しようと思うのです。そのようにすれば、ソ連と中国は消化されます。

 アジア大陸を中心として、ソ連と連合して全体を神様の前に奉献する時代に入っていくのです。元に戻さなければなりません。

 それで、真の父母を中心として、相続がなされなければならないというのです。そして、それから、第一に再分配時代が訪れるのです。永遠の天国になるのです。第二に創造理想生活が可能です。第三は何かというと、真の愛のための天上天国と地上天国が実現されるのです。それから、結論は、すべて神様の名によって、真の父母の名によって、私たちの名によって、永々世々、栄光を享受しなければなりません! アーメン!

 このようなすべてのことを中心として、これから十年間進んでいくのです。


二 全国の対内外活動の刷新

ソウル市の四教区を二十二に分割し人事措置
(一九九一・一・一六、漢南洞公館、ソウル市内の牧会者会議)

 真の御父母様は、一九九一年一月六日、ソウル市の漢南洞公館において、ソウル市内牧会者会議を主宰されながら、ソウル市の既存東西南北四教区を二十二教区体制に分割するようにされた。

 新体制に変えなければならないというのです。全体を動員するためには、そのままでは支障が多いのです。先生が指示したとおりにきちんと動かない傾向があるので、全体的に措置をしなければなりません。また、時がそのような時です。

 今回、祝福家庭の二世、大学を出た人々の中で巡伝(巡回伝道)団出身は八十四人でしょうか。その人々は、全員配置されていますか。全員、その人々に交代するのが良いのです。これからは、教会も新しい人を中心として刷新、革新をしなければなりません。

 悪魔が霊的世界の代表なのです。それが、今では逆さまになることによって、長子権復帰が終わったというのです。三十一回の「子女の日」を中心として、一九九〇年度にすべてこれを清算して、クリスマスに全般的な解消をしながら「神様が地上に再臨され、これからは、直接その氏族の長たちが来て氏族を統治できるようになったので、ここに反対するすべての悪魔の勢力は退いていかなければなりません!」と、根本的な祈祷をすべてしておいたのです。ですから、今韓国では、家庭を訪ねていって主人の役割をしなければなりません。そのような時が来たというのです。

 それでは、誰が入っていかなければなりませんか。二世が入っていかなければなりません。イスラエル民族が、カナン福地に入っていって滅びたのは何のためですか。二世が悪に染まったからです。それで、今回二世を配置するのです。教育をして交代しなさいというのです。全員、先頭に立てなければなりません。それで、連合会長制度をつくったのです。協会長が三家庭です。これは、アダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭として、ヤコブの十二人の息子を中心とした地上の平面的な寄着地です。三家庭を協会長にしたのも、すべてそのような意味からです。

 二ヵ月に一度ずつ実績を見てチェンジします。講義も講義ですが、教会活動を中心として実績がいくらなのかという数を把握して比較し、平均的な数の比率より低い時は、容赦なく人事措置をするのです。実力中心にいくのです。問題は、サタン世界の国民をどれだけ天の国民に転換させたのかということです。これが、教会責任者たちの使命であり、家庭撃破においての中枢核心要員がしなければならない責任です。

 全員に講義させて、それを審査して配置していきます。このようにして、斬新な二世を中心として真剣に取り組まなければならないというのです。皆さんは、二世に負けないように努力しなければなりません。そうしなければ落ちていきます。


南北総選挙準備全国大会(一九九〇・一一〜一九九万六)

 一九九〇年十一月から始まった「南北総選挙に備える指導者大会」が継続して行われ、一九九一年六月まで全国で開催された。一九九〇年に引き続いて一九九一年一月十三日から二十七日までは、三泊四日ずつ四次にわたって洞責任者教育(九里中央修練院、五百七十一人)を行い、各機関、企業体の責任者と傘下機関団体の理事長級の幹部に対する教育(二十一〜二日、百二十四人)、各区指導者大会、以北五道指導者団結大会(五月七日)、全国市郡区指導者団結大会(四月十九日〜六月三十日、全国二百六十箇所、延べ三万人以上)などを通して、南北総選挙に備える活動要員として新たに決意した。

 先生がこれほどの基盤を築いたのは、帆を掛けてただ順風に成されたものではありません。激しい暴風雨が吹き荒れる台風圏内でこの基盤を築きました。ですから、この厳粛な家庭の伝統、教会の伝統基盤を中心として、より価値ある国を解放するための立場に立ち、「南北総選挙準備全国大会」という名称をもって、それこそ解放の旗を掲げて、解放の勇士として精兵として一線に立ったということは驚きであり、誇らなくてはなりません。私の目の前に見える家々は、私が焦土のように踏んでしまわなければなりません。

 地方自治体が決定して発表した年に南北総選挙準備全国大会をすれば、先生がしがない存在の中の王になるのです。勝共連合の二十四年の歴史が南無阿弥陀仏になるのです。国民連合とは何が良いのでしょうか。それは、あらかじめなしておいたがゆえに、私たちが活動することが選挙法に引っ掛からないのです。いくら大衆を動員して、お金を使って「来なさい、来なさい」と言って集まるようにしても、南北総選挙の準備をする時には、選挙法に引っ掛かりません。その代わり、今回、地方自治体の選挙に出る人々を支援するためには、そのようにするなというのです。国民大動員のためならかまいません。

 私が、お金をいくら使っても選挙法に引っ掛かりません。なぜですか。それは、昔からしてきたことだからです。文総裁と統一教会を選挙法に引っ掛けることはできません。統一教会の道、市、郡の組織は必要ありません。先生の命令一下の面、洞組織です。それゆえ、すべての長たちは、全員面と洞に行って定着しなければなりません。食事をしてから出ていって講義するのです。統班撃破というものは、家庭をすべて回れ右するようにすることです。


洞単位三百人四十日修練と定着教育

 南北を統一するにおいて、その秘訣とは何でしょうか。今一つの洞を中心として、二十五の統、二百五十の班から優秀な人を三百人だけ選んで四十日教育をして、その人たちを配置する時には、私たちの闘いはすべて終わるのです。家庭蕩減復帰して定着する目的は達成されます。

 ですから、一週間、三週間修練できる責任者を立てるのです。そして、三百人ずつ教育して、洞、統、班の責任者にするのです。その次には、統長を中心とした二百五十の班の要員を中心として、その町内にいる人をみな教育するのです。

 教育は、長くする必要はありません。統班を中心として、一週間ずつ教育するようになれば、すべて終わります。それを可能にするためにはどのようにするのですか。洞、統、班の要員全員に四十日修練を受けさせればよいのです。その次に、その人々を通して住民たちを集めるようにして、一週間ずつ講義するのです。

 それゆえに、定着教育をしなければならないのです。移動教育や集中選抜教育をしていては、全体で何万にもなる統・班のすべてを収拾する道理がありません。統班全体の会員教育を完了することによって、撃破が可能だというのです。

 それを誰が早くするのかということが、これからの実績です。何ヵ月でなしたかということが実績です。協会長は、全ソウルの四百九十八の洞に対して、現況板をつくり、そこで早く三百人教育を突破する人を四十人選ぶのです。

 統班撃破とは何をするのですか。三百人を四十日修練するのです。四十日を一度にできなければ、二十日修練を二度ずつしなさいというのです。四十日の教育プログラムをそのまま二十日ずつ行えば四十日になるのです。六ヵ月あれば、すべて行うことができるではないですか。このようにして、そこに暮らす住民たちを一週間修練すれば、統班撃破完了として扱うというのです。


郡所在地の郷土学校と主婦大学の活性化

 教授も先生の側の人たちが多いのです。有名な教授三百人を選んで、その教授が今後、すべての新聞社と地方組織と関係を結ぶのです。このような教授を中心として、今何をしなければならないかといえば、二百五十の郡所在地で郷土学校を始めるのです。即刻するのです。基地はどこかといえば教会です。統一教会であろうが、どこであろうが、始めればみな来るようになっているのです。

 それに加えて、五千人にもなるモニター、見習い記者を教育しているのです。それで、文章を書くことを中心として、教授を中心にCARP組織を活性化させるのです。それとともに、その地方の人々をすべて一つにします。その次には、大学を出た夫人たち、中流以上の主婦がすべて連結されます。勝共連合と国民連合がすべて連結しているのです。

 教会を何に使うのかといえば、郷土学校として活用するというのです。先生が郷土学校で御飯も食べ、寝床に使ったりするのです。教育もしなければなりませんが、生活もするというのです。教会指導者、教区長、連合会長は、全員先生になるのです。郡庁所在地だけは、優先してしなければなりません。郡庁所在地を中心として、そこに教会長として暮らす人が責任者にならなければなりません。

 それから「主婦(夫)」大学です! 「婦」という字の主婦大学と「夫」という字の主夫大学です。そこに教授を動員しなければなりません。それから何をするのですか。「あなた、昔、誰から学んだのですか」と言って、「ソウル大学の教授から学んだ」と言えば、ソウル大学の教授を連れてきます。また高麗大学、延世大学の先生を連れてきます。私たちの教授たちをいくらでも動かすことができるのです。

 すべてのことは、新聞拡大をするところに目的があるので、新聞に対する教育をしなさいというのです。郷土学校も、教育が終われば、「時事会だ」と言って、その人々に必ず「世界日報」を一度読んであげます。良いものを選んで、その日の新聞の世界批評をすべて示唆してあげなければなりません。五分もかかりません。毎日一緒にすれば、皆さんがその分、時事に対する知識が増えるようになり、今後、科学者たちの集いにおいても、ひけをとらない優秀な人材になることができるのです。絶対、損害にならないというのです。


「世界日報」組織の活性化

 言論機関の目的とは何でしょうか。言論機関とは、何をしなければならないのかというのです。誰かが世界平和のために自分自身を投入して犠牲になったという材料が必要なのです。教材が必要だというのです。それが世界的な実績となるのです。実績になる時には、世界的に反対した人々が私の前に膝を屈します。そうでなくては、平和の基地に着地できないので、このようなことをしているのです。

 これからは、新聞社の闘いです。他のすべての新聞社は、アメリカで出版したものをすべて書き写して送り出します。それは、一種の読者無視です。私たちの「世界日報」は、すべて再編成、再編集しているのです。そのようにすれば、お金がたくさんかかります。しかしお金が必要でも、原則的な道を行かなければなりません。

 今後、私たちが力をつけなければなりません。その準備ができていなければ、闘いで負けるのです。それで、私が二年間もかけて調査局を準備して資料を収集し、それを今、入力して使うことができるようにしたのです。全国の二百四十四の市・郡・区の支部を組織するように、今後皆さんは調査局を組織します。そして、行政部署の情報関係のベテラン、その分野で引退した人々を立てて外的再編成を完全になして、他社のすべてにブレーキをかけるのです。

 各大学基地から三人以上の審議委員を出すには、どのようにするのですか。全教授会の後援のもとでするのです。教授の中には、我々のアメリカ研修に行った人々が多くいるのです。また原理研究会の責任者を各大学の学科別に配置します。原理研究会は、今までのように郊外の周辺に動かさず、今からは定着地を確定しなければならないというのです。定着基地を各学級、各班ですべて定めなければなりません。その半分の学生たちが「世界日報」を見れば、その先生も間違いなく「世界日報」を見るようになります。

 そして、モニター要員が必要です。これから五年、十年後に、この新聞社を動かすことができる人を、誰がたくさん育てるかというのです。ですから、モニター要員の活性化です! 荷物をかばんにまとめなさいというのです。そして、今後、「新聞記者たちは、学校の先生よりも高い位置に上がっていく!」というような思想を入れます。新聞と道義教育です! 社会浄化問題やすべての人倫道徳問題を扱う新聞を作らなければなりません。

 今まで共産党は、新聞を作ってきたのです。今からは、カープを中心として新聞を作らなければなりません。日刊新聞、週刊新聞をすべてつかまなければなりません。

 訪米研修団員を教育して、調査委員をつくるというのです。地方有志を構築するのですが、与党と野党に私たちの有志を構築しなければなりません。それで、善なる人が出馬するときには支援し、悪なる者は切り捨てなくてはなりません。そのために教育するのです。今後、社会教育をします。郷土学校も教育ですが、最後には、さらに教育しなければならないというのです。

 正しく教育して、その次にしなければならないことは宣伝です。宣伝とは広告のことをいうのです。そして「社会悪除去」をしなければなりません。社会悪を除去して、社会性を高揚するのです。


学校長を中心とした条件活用

 中高等学校の校長たちがアメリカに行ってきたでしょう。今回、アメリカに研修に行ったすべての中高等学校の校長たちは特別教育です。中高等学校の校長、先生たちを教育した人は手を挙げてみてください。この人たちをさらに教育しなくてはなりません。それさえすれば、一和や新聞社なども、なすべきことは終わるのです。

 校長先生を中心として、教職員を活用することは問題ありません。三千八百の学校の中から、二千五百人以上をアメリカに連れていって教育しました。その人たちは、文総裁を支持します。その人たちは、良心的です。

 そのような伝統を自分の学生、自分の部下、自分の教職員に伝授することによって、国が生き、教職員が生き、自分が生きる道が出てくるのです。理論的に可能なのです。これを逃すことはできないのです。必ず支えなければなりません。

 父兄たちは、先生が「来なさい」と言えばきちんと来るでしょう。そのようになれば、父兄たちがすべて連結されるのです。子供たちのためにじっとしていられないというのです。ですから、学生の父兄を活用しようというのです。

 教育を忘れてはならないというのです。学生たちにも教育を忘れてはならないと言い、父兄にも教育を忘れてはならないと言いなさいというのです。そうです、四大条件です。審議委員、郷土学校、調査委員、中高等学校の校長先生です!


消費者組合の形成

 消費組合があるでしょう。これはものすごいことです。今から七年間で、爆発的に発展します。移動商品の起点をもって、天下をそのまま瞬間的に占領できます。包囲します。そのような胆力をもった若い青年たちは、世界のどこに行っても、すぐに経済自立体制、販売組織をもてます。今からは、そのような時代になっていくのです。

 市、郡を中心として、個別的な消費者組合のための募金運動をするのです。モニター要員、カープ要員がいるでしょう。その人たちに月給を与えれば残ります。それで、地方において、一つの消費者組合を中心として見る時、その地方の人々が米だけ食べるとしても、何百釜、何千釜が出ます。メッコールもそのまま、すべて出ていくのです。そして消費者組合で理想の四大分野の発展を即刻実行しようというのです。

 「全要員の経済利益のために、一和製品を含んだ消費者組合を形成する」、つまり消費者組合をつくろうというのです。一人が百万ウォンずつ出して、七千万ウォンにさえなれば、消費者組合は、市、郡を中心として自主的に単一で形成することができるのです。

 その人々が利益を得れば、春夏秋冬、「走るな」と言っても走るのです。ですから、消費者組合をつくるべきだというのです。この基盤さえ築くようになる時には、すべてのことが終わるのです。そして、消費者組合で分配する家庭をくまなく巡回します。家ごとにすべて穴を開けていくのです。

 世界宣教本部を建てようとして、父母様が精誠の血と汗を絞ってつくった宣教資金でメッコール工場を造ったのです。後代において本部を建てる時、国民が挙国的にメッコールを何本ずつか買ってくれれば、世界教会本部を建てることができます。大韓民国の四千万が挙国的に本部の殿堂を建てたという条件を夢見て造ったのです。

 先生が数十年努力して投入したすべての精誠と、全世界ですべての宣教師が血を流して死の境地で生き残り、援助したその高いお金を投入したことを忘れてはならないのです。そのことを夜も昼も、先生以上に思わなければなりません。新聞も同じです。私がこの海上事業、統一産業を開発する時に、夜も昼も明け方から走ったのと同じように走らなければなりません。


世界へ跳躍しなければならない世一旅行社

 「世一」という名前を誰がつくったのでしょうか。私がつくりました。なぜ「世一」にしたのですか。世界で一番の旅行社になりなさいというのです。お金をたくさんもうけることを言うのではありません。奉仕する態度をもって、旅行社に来る人々を自分の父と母のように、自分の先生のように、自分の主人のように侍りなさいというのです。別の言い方をすれば、愛の心情をもって侍りなさいというのです。

 旅行する人はどれほど疲れますか。そのような自分たちを喜んで迎えてくれるその顔は、自らの愛する妻に会うことより、もっと懐かしいというのです。ここで「ああ、韓国の女性はこうで、韓国の男性はこうなのだな!」と思うのです。それで、一日接してみて、二日接してみて、一週間共に過ごして、帰るときに抱き合って涙を流しながらまた会おうと惜別できる、そのようなところにおいて一番の会社になることを願うのです。先生はそうです。「ため」に生きるにおいて、愛の繁殖をするにおいて一番の会社になることを願うのです。

 大韓民国で一等になることができる基準を備えながら、世界へ伸びていかなければなりません。そのようにしようとすれば、世界の人が大韓民国に来てみて、みな韓国を誇らしく思わなければならないのであって、世界の人が来て「ぷっ!」というようになっていいのでしょうか。観光会社は、あのように美しく、国際人が交流できる一つの和動の場所であり、一つの交流の舞踏場だと称賛できるように、奉仕的生活において世界一の皆さんになれば良いのです。結論は簡単です。三点を中心として、人の和が最も重要なのです。

 人工衛星が基地から飛んでいくのと同じように跳躍をして、そして、大空世界を飛んで、とてつもなく大きなこの天上世界を探索する人工衛星の姿と同じように、今後、世一旅行社も一致協力し、一つになって二十世紀のすべての科学をここに集中させて跳躍できる、そのような未来を迎えることができなければなりません。一九九一年から十年間は、統一教会が世界を消化しなければならない時です。


三 世界の主要国家の摂理促進化

日本の経済復帰の責任

 今、南北統一を日本の国が後援しなければなりません。摂理的な観がそうなっています。日本をエバ国家に選んだのは先生です。摂理国家において、フランスとイギリスを抜いて代わりにドイツと日本を立てたのです。ですから、世界の経済圏は、エバ国家である日本に来るのです。エバが堕落することによって、サタン世界にもっていったすべての所有圏を、復帰時代においてすべて復帰してくるのです。

 エバが神様の所有圏をすべてサタン世界に渡してしまった代表者なので、復帰時代において、世界のすべてのお金が日本を中心として集まるのです。皆さんが責任を果たすことができなければ、他の国が刈り入れます。日本が責任を果たすことができなければ、他の国が収めるのです。ですから、皆さんは、座ってすべて奪われているのです。

 経済さえ引き寄せれば、日本の人々はついてきます。日本の国民がついてくれば、民主世界もついてくることができます。先生が精神的な活動をすれば、霊的な現象が起きるのと同じように、日本において霊的な現象が起きれば、日本全国にある統一教会の基盤は、先生の相対圏として霊的な総合管轄のもとにおくというのです。それも、自分勝手にするのではなく、先生の復帰世界が完了する時まで、アダムの指揮下でしなければならないというのです。そのことをはっきりと知らなければなりません。

 考えてみてください。今まで、皆さんが出すべき実績を、三年間私一人で抱えてきました。日本が責任を果たせないことによって、三年間、摂理を延長してきたというのです。ですから必要のない小言は言わずに責任を果たしなさいというのです。決死の闘争もしなければならず、祈祷もしなければなりません。


アメリカ先導のための総力投入

 蘇生と長成の基盤がユダヤ教とキリスト教の世界です。それを失ってしまいました。それは、三次アダムが立つ位置を完全に失ってしまったというのです。そのような位置から、再びアメリカを探し立てるのです。

 アメリカ一国を救うために、怨讐の七ヵ国が投入されました。神様がアメリカをみ旨の前に立てるために闘争したのが十六年間であり、それが、アメリカで闘った先生の実績だったということを知らなければなりません。七ヵ国の反対を受けながら、アメリカを生かしてあげるために、アメリカの大統領とアメリカのキリスト教を復活させて、新しい希望的な世界へと向きを変えて動かしたがゆえに、今アメリカに希望があるのであって、そうでなければアメリカはめちゃくちゃに滅んでいたというのです。

 先生(韓国)と日本とアメリカとドイツは、すべて怨讐です。この四大怨讐国が一つになり、その国の愛国の志士以上の忠誠と伝統を立てて、怨讐の国アメリカを再びアベルの立場に選ばなくてはなりません。天が再びアメリカをアベルに選ぶためには、私が蕩減復帰してあげなければならないというのです。

 なぜレバレンド・ムーンが新聞社をつくったのですか。アメリカを救うためです。世界を救うためなのです。新聞社を通してアメリカに影響を与えて、世界へ送り出すのです。これが神様の観念です。世界的な言論をつくって教育するのです。世界が行くべき方向は、平和の世界の方向は一つです。アメリカにおいて、キリスト教文化圏を中心として収拾するのが最も早い道です。それゆえに、アメリカ内においてキリスト教再復興ではなく、再復活運動をするのです。

 怨讐であるアメリカを生かそうと、「ワシントン・タイムズ」をつくり、AFC(アメリカ自由協会)をつくり、ALC(アメリカ指導者会議)をつくり、ICC(世界聖職者会)をつくったのですが、そのような団体を、監獄にいるときにすべてつくりました。それができていなかったならば、一九八〇年代にレーガン行政府はあり得なかったのであり、ブッシュ行政府はなかったというのです。

 どうして、キリスト教的な文化背景をもっているアメリカで家庭が崩れているのでしょうか。どうしてヒッピーやイッピーのような者たちが生じて、フリーセックスが盛んに行われるようになったのでしょうか。先生がここに来て八年間、彼らを正そうとしました。

 多くの教授が先生と一つになり、CARP運動によって多くの若者たちが先生と一つになり、宣教師を通じて様々な宗派の大学校の校牧(宗教教育を担当する牧師)と連結しながら正しい道を教えてあげています。

 それで今、五十州の二百五十箇所を中心として、各教区長たちを二人ずつ編成します。そして、デン・シルスが世界宗教自由協議会の会長になっているのです。その地方の有志や牧師を中心として大会をする時、できれば有名な牧師を前に立てて復興会をするのです。


ペルシア湾事態対処の背後調整

 イスラム教圏とキリスト教圏は歴史的な怨讐の関係にあります。十一世紀末から、二世紀にわたった十字軍戦争を中心として、抜け出すことができない血を流した怨讐の関係なのです。今、これを利用しているのがフセインとシリア大統領です。彼らは、テロ集団の魁首です。

 霊的共産党がフセインです。完全に悪魔です。悪魔の中の大悪魔です。自分の参謀総長からがつんと何かを言われれば、首を切ります。この前も、多国籍軍に爆撃されて負けたとして、連隊長か師団長かを銃殺させてしまったではないですか。正に悪魔です。そのようにして、何が何でも自分の版図を広げようとするサタンの最後の計略を画策しているフセインの戦略に巻き込まれてはならないというのです。

 ブッシュとその秘書室長と国防担当秘書責任者の三人が座って話をしている途中で、私に問い合わせてきたのです。この戦争に対して、今後どのように対処しなければならないかという問題に対してです。それで、私が「これこれこのようにしなさい」と言ったのです。それをCIAに研究させたのです。ところが、その会議の途中にソ連から電話がきて受けてみると、その内容は何かといえば、文総裁が提示した内容と同じだったのです。それだから、「ああ! 文総裁はゴルバチョフまで動かすのだなあ!」と思って自分たち同士で耳打ちをしたというのです。

 湾岸戦争において、アメリカが先頭に立つようになれば、アメリカが責任をもたなければなりません。絶対、先頭にアラブ圏を立て、その次には米軍が立ちなさいというのです。イスラエルは、一番あとで、これ以上戦えなくなってから立ち上がれというのです。もし、化学武器が使われるようになる時は、原子爆弾の洗礼を浴びせるのです。それこそ、主が来られる時、火の審判を受けるというその言葉が成就されるだろう、私はそのように思っています。


世界宗教指導者教育

 摂理から見るとき、これは最後の戦争です。まかり間違えば、悪辣な者がたくさん死ぬことでしょう。それで、回れ右してまっすぐに行かなければなりません。この愛の道理に従っていく道理、この道を蕩減してきた文総裁が、すべて率いて連結させることのできる勝利の覇権を握ったというのです。

 数多くの宗教は、方向を変えるときにどこに変えればよいのか分からないのです。分からないので、私が連れていってあげなければなりません。ですから、宗教圏を連合して、私のあとについてきなさいというのです。

 今、イスラム教圏、仏教圏、東方ギリシャ正教、WCC(世界教会協議会)の責任者を中心として、インドで教育することになっています。世界教会協議会を共産党がコントロールしたのです。私はすべてよく知っています。そこの世界的責任者を抜いて、教育することを約束して来たのです。

 ギリシャ正教とロシア正教には連絡中です。自然に飛び込んでくるようになっています。それでは、今まで反対した歴史的なローマ教皇庁の代表を、約四十人だけ教育すればすべて終わるのです。新教国家であるアメリカでは、既に文総裁を歓迎できる段階に、すべて方向が設定されているのです。このように思うとき、宗教圏あるいは政治圏が、今、目の前で収拾段階に前進していることを知らなければならないということです。

 イスラム教圏は、いつも共産圏と一つになってきました。それで、アメリカに連れていって四十日教育をさせ、完全にイスラム教から共産主義を分離させながら天的基盤をつくっています。宗教連合圏を結束させたのも、そのためです。


米ソ国会議員結縁教育
(一九九万二・一四〜一六、アメリカ、ワシントン・ゲートウェイ・マリオット・ホテル、五百余人)

 一九九一年二月十四日から十六日まで、アメリカのワシントン・ゲートウェイ マリオット・ホテルにて開催された第二十三回アメリカ政治指導者会議において、アメリカ、ソ連、東ヨーロッパなど、全世界の政治指導者五百人以上が参席する中で、議員結縁教育が行われた。真のお父様は、二月十七日、ソ連と東ヨーロッパ圏の指導者をイースト・ガーデンに招待して晩餐を施され、二時間のみ言を語ってくださった。この晩餐会で、各国の代表たちは、各自真の御父母様に尊敬と感謝の意を表して贈り物を贈呈した。

 イエス様を中心として考えてみるとき、アジア大陸から出発して西洋を統治しなければなりません。東方で成し遂げて、西の方に帰らなければなりません。アジア大陸から蕩減して原状に復帰し、世界へ帰って全体を復帰しなければなりません。それゆえに、中東の問題、中国の問題、ソ連の問題、すべてが連結しているのです。先生は、ソ連と中国を解放させなければならない責任があります。それで、そのために準備をしてきました。

 世界が身動きできないようにしておいて、先生が真の父母になることができる基盤を、すべて築いたのちに真の父母を宣布したのです。再臨主が人間として再臨するならば、文総裁以外に再臨主になる人は誰かというのです。なぜですか。共産党を解放して、全世界を死亡から解放した実績をもち、現在君臨している方が文総裁なので、人としてはそれ以上の人がいないというのです。

 三十一回の「子女の日」を中心として、霊界と肉界が逆さまになったのです。今まで、霊界がこの人間世界を利用してきたのですが、今先生が発表することによって、利用することができなくなるのです。

 統一的な天下世界が訪れるので、何が展開するのかといえば、左側にあった共産世界が右側に来ます。先の者があとになり、あとの者が先になるという、そのような時代が来るというのです。キリスト教が世界的福を受けるはずだったにもかかわらず、かえって共産世界が福を受けることができる時が来たというのです。なぜですか。それは父母を打ったからです。

 それで、滅びないように、今回、一つにするようにして帰ってきたのです。それは、今年の終わりまでにソ連の国会議員たちとアメリカの国会議員を中心として教育するために、二月十四日から十六日まで、陰暦正月一日、先生の誕生日の前にすべて清算するためなのです。


連邦政府の核心要員思想教育

 ソ連人は、七年くらい前から「頭翼思想」を学んできたのです。私がモスクワを訪問した時、KGB要員、政治局員、大統領等、彼らのほとんどが、レバレンド・ムーンの思想をはっきり理解していて、それゆえに私を招請したと言ったのです。彼らは、私が共産主義世界にとって最も恐ろしい存在だと思って、私に反対して闘ってきたのですが、どうして、そのように変わって私を歓迎するようになったのでしょうか。彼らは、研究を通して、レバレンド・ムーンが共産主義世界の敵ではないということを知るようになったというのです。

 CIAの局長級、KGBの局長級を三百人ほど教育しなければなりません。ソ連の十五の共和国の幹部百九十七人が来るようになっています。彼らが来れば、すぐに原理講義です。CIA、KGBが協助しているので彼らが来るのです。先回、ゴルビーの秘書が帰る時に私たちに約束して、「文先生が、ソ連のためにそのように多くのお金を使って教育してくださって、どうもありがとうございます」と言うのです。今後はソ連の核心メンバーを選抜して教育させるのです。彼らはこの教育の効果がどれほど大きいかを知っているので、帰ってKGBを動かして人々を選抜して送るのです。

 今、ソ連において、最も深刻なことは何ですか。思想的コンプレックスを消してあげることです。この思想的充足基盤に、私が責任をもとうと急いで教育して、既に四千人が終わりました。ソ連の連邦政府の核心要員たちも、六百人が教育を受けたのです。五千人に近い人々が教育を受けたのです。今でも続けているというのです。

 このような教育をすることによって、ソ連の解体段階に置かれた転換期において、レバレンド・ムーンの名前を千年、万年、その歴史からはずすことができない称賛の条件が立つようになるのです。


ソ連大学生の本格教育とCARP結成

 すべての問題は、大学街の若い青年男女を中心として展開します。それゆえに、即刻ソ連の学生たちを連れてきて教育したのです。既に千二百人の教育が終わりました。今、二月十五日から本格的に教育するのです。

 国家的な再復興をしようとするこのような空白時代において、原理教育は何よりも貴い贈り物なのです。それでは、なぜ大学の学生を中心としてそのようにするのですか。二世が問題なのです。大学生がソ連を救わなければならないのです。それにはゴルバチョフとソ連政府が反対する何らの理由もありません。

 悪魔の行動圏がどこなのかを知らなければなりません。白分節一主義を中心としたところです。のちに神様が訪れて、心の世界と体の世界を統一し、その上に、天国の愛を中心とした衝撃的な真の喜びを感じることができる基台ができることを知っているので、悪魔は神様と一八○度反対の立場で中毒圏をつくるのです。

 私がこれと闘おうとしています。大学校を占領して教育しなければならないので、今ソ連の先端大学校を私がすべて占領したのです。百二十の大学に私たちのCARP、大学原理研究会が生まれました、大韓民国の人々は、そのようなことを知りません。真の愛を中心として、中毒にならなければならないのです。

 モスクワの学生たちをアメリカに連れていって教育したように、アメリカ・アイビーリーグ(Ivy League:アメリカ東北部の名門大学の学生たち)をモスクワに連れていって教育するプログラムのためにここに来ているのです。

 以前にアメリカ国務長官をしたヘイグが来たではないですか。私が五分間で掌握してしまいました。その時、何を提案したのかというと、「ソ連の若者たち四千人がアメリカに来て、原理学習をしたのですが、これから、アメリカ・アイビーリーグの有名な学生たちをすべてモスクワに連れていって勉強させ、ソ連の天才とアメリカの天才とを一つにして世界的な青年組織をつくろうと思うのですが、どうですか」と言ったのです。

 そのようにすることによって、ソ連を生かしてあげることに、アメリカが協約したという基盤を築いてあげるのです。そのために自由世界に平和連合をつくり、それを後援しようと思うのです。


放送協定とイズベスチヤ紙の原理連載

 今、私たちの「世界日報」とアメリカの「ワシントン・タイムズ」とが共同して、ソ連と放送協定を結ぼうとしています。そして、ワシントンD・Cには、ワシントン・テレビセンターがあるのですが、これは、全世界的な電子通信社です。映像通信社も造ります。なぜこのような施設を造るのかといえば、これまで共産主義者が世界の放送局をすべて利用してきたからです。ですから、それをすべて掌握しなければなりません。

 そのようにすることによって、方向性を一つに定めるのです。しかし、そのプレスクラブ放送局を握るために、千辛万苦努力したのです。ただ、お金だけでそのようにしたと思いますか。そのためにどれほど裁判をしましたか。アメリカの言論界全体が一つになって私と闘いました。結局は、仕方なく彼らが完全に手を挙げたのではないですか。法的条件をあらかじめ備えて、万全の準備をしてさっと引っ掛けてつり上げたのです。

 そして、ソ連の日刊新聞の代表格であるイズベスチヤ紙の編集長および総支配人等、三人の代表が、最近こちらに私を訪ねてきて、「ロシア語に翻訳された『原理講論』を読んだのですが、何箇所かを校正してもかまわないでしょうか」と尋ねるので、「してもかまわない」と言うと、「私たちは、『原理』を新聞に記載して、ソ連の全地域に宣伝することを願います」と言うのです。この新聞は、約七千万人の購読者数をもったソ連で最も強力な人民の新聞なので、宣伝は問題ないというのです。

 教理が非希望的なロシア正教は、ソ連で再び中断されるようになったのであり、ソ連内のすべての宗教教理の中で最も奨励されているものが統一教会の『原理講論』です。イズベスチヤの編集人が報告したところによれば、ソ連内の宗教を比較検討した結果、「原理」以外の他の宗教は推奨対象から外れていったのです。

 ソ連のようなところでも、ナンバーワンが存在するのですか。存在するのです。ナンバーワンに選ばれる「原理」が、新聞に記載されることは問題ないというのです。


『インクィジション』の役割

 記者出身としては唯一ピュリッツァー賞とピーボディ賞を受賞したアメリカの有名なジャーナリスト、カールトン・シャーウッド(Carlton Sherwood)氏が、五年余りをかけて完成した七百五ページにもなる書籍『インクィジション(Inquisition:異端尋問)』が、レグネリー・ゲートウェイ出版社の発行で、アメリカ国内の主要書店で市販された。この本は、八〇年代初め、文鮮明牧師を脱税容疑で投獄した連邦政府の行為は、宗教の自由および寛容を建前としながらも、宗教差別の歴史がアメリカの中に今もなお存在していることを示してくれる証拠だと暴露し、一九七〇年代中盤に起きたコリア・ゲート事件から一九八四年に真のお父様が投獄されるまで、連邦法務部国税庁(IRS)、そして、司法部が三拍子そろって憲法の第一修正条項まで無視して、少数民族であり小さな宗教グループの指導者である一人の弱者に、制度的に無実の罪をかぷせた事実を一つ一つ解き明かしている。

 今ではもう、民主世界が悟りました。共産世界も、目が覚めました。ソビエト連邦の十五ヵ国の代表がここに参加しました。そして百七十人に近い人々がほとんど「ウェルカム、レバレンド・ムーン! 私たちは、レバレンド・ムーンをアメリカの人々のようには考えません。ウェルカム、レバレンド・ムーン!」と言ったのです。考えてみなさいというのです。それは、サタン側の長子権を復帰して、完全に本来の状態にひっくり返したからです。正反対です。

 レバレンド・ムーンがソ連を押し倒したのです。それは事実です。高位層がレバレンド・ムーンに感謝すると敬拝するのです。今までその基盤を築いてきました。神様の観点からこの道を克服してきたのです。神様が「おお! レバレンド・ムーン、私の息子よ、よくやった! 最高だ!」と言われるのです。いくらアメリカが誇って騒ぎ、世界が私を屈服させるために努めても、今、分岐点が設定されました。それが『インクィジション』という本の役割です。完全に割いてしまいました。神様の戦略がどれほど偉大ですか。

 レバレンド・ムーンが「復興会をする」と言えば、昔のように何度もたたくようにはなっていません。メディアの世界は、過去にすべて誤っていたのです。今、『インクィジション』という宗教関連の本が出てきて、過去とは違う立場で統一教会を明らかにしなければならなくなっているのです。それをしなければ、大衆が悪口を言うようになっています。事実です。『インクィジション』とともに、アメリカを救おうとしてきた統一教会の先生に反対したアメリカの恥を悔い改めなければならないというのです。


アメリカの活動の新しい方向
(一九九一・四・一六、イースト・ガーデン、全米指導者会議指示事項)

 第一、高位層伝道連合時代。今からは、下を伝道するのではありません。高位層、高いレベル、高位層を連合させるのです。個人的にもするのですが、団体を連結させる運動を大々的にしなければならないというのです。

 第二、教育重点時代。何の教育かといえば、それは原理教育です。原理を知ることによって、方向を見いだすことができ、神様を知るようになっています。神様が分からなければ、方向が分からないのです。それゆえに、誰でも原理講義ができるように準備しなければなりません。

 第三、経済と文化的伝統確立。七年の公的生活をしなければならないというこの原則は残っているのです。経済活動しなかったら困るようになるのです。それを伝統として立てておいてこそ、皆さんの子孫がすべての一族の前に堂々と立つことができるのです。

 第四、実践実績時代。神様を身代わりした誰々代身者として一家を代表し、一国を代表して頭を下げることができる実践過程を経るところには、血のにじむ闘争がなければならないというのです。生きるか死ぬかという深刻な立場で実践することによって、そこに準備された実績が自然に現れるのです。

 第五、天運の受け入れ態勢確立。天運を受け入れようとするなら、実績がなくてはなりません。

 第六、超国家のための超宗教連合時代。連合して統一するのです。良心的基準があれば、良心に従って体がその意思に従わなければならないでしょう? 今回の南米訪問もそのような目的の一面があるためにするのです。

 第七、伝統的経済団再編成。ファンダレイジングをするのです。これは、教会内の、特別に統一教会の信者を中心とした訓練です。きょう参加した各州の責任者は、少なくとも一つの州で平均五人ないし十人を経済団に入れるように指示をします。そのようにして、世界のために使うのです。

 第八、伝統的伝道再編成。父母として子女を取り戻す運動です。失ってしまった子女を再び取り戻して集めるのです。父母というものが分からないので、教育して再び知らせてあげるのです。父母は、自分の子女だと思っているのですが、子女がそのことを分からない場合には、涙を流しながら何ヵ月でも尋ね歩いて、消化しなければならないというのです。

 第九、メシヤの定着と環境収拾。メシヤの定着とは、父母様を身代わりした心情基準のことをいうのです。そして一族を治めた場合には、その周辺の人々を自らの一族のように、それ以上の心情をもって環境を拡大させなければならないというのです。

 第十、天国と地獄観の設定。確立ではなく設定です。氏族的メシヤの使命を果たすことによって、天国と地獄観を設定させて、それを分別できる結果を定めて、「下に行ってはならない」と言うのです。それで、氏族がそのようになった場合には、その周辺の多くの氏族、部落もすべて追いかけてこざるを得ないというのです。

 第十一、永生と地上生活の重要性。地上生活と永生生活は、それぞれ別のものではありません。地上生活も重要であり、永生生活も重要です。永生の生活は、地上生活から連結するということです。お互いが向かい合って動くのです。上がっていけば上がり、下がっていけば下がるのです。ですから、現世において、それを実感して永生にプラスさせる生活をしなさいというのです。


南米大陸歴訪
(一九九一・四・一七〜二四、ブラジル、四・二四〜二七、ウルグアイ)

 真の御父母様は、一九九一年四月十七日から二十四日まで南米のブラジルを訪問され、引き続いて二十四日から二十七日までは、ウルグアイを訪問された。ブラジルでは、世界平和に貢献した功労により、ブラジル勲章学会から勲章と宣言書を授与され、ルイス・ラカレ・ウルグアイ大統領との一時間余りの会談、ビクトリア・プラザ・ホテル新館新築起工式、一千人以上の圭要人士を招待したレセプションを主宰、南米指導者会議の主管、主要機関訪問など、忙しい日程を過ごして帰米された。

 一九九一年度の春は、二〇〇〇年度までの十年間における初春と同じです。最も重要だというのです。それゆえに、四月には先生が南米に行こうと思うのです。行くことができなかった所にこれから出発しようと思うのです。今、世界のトップクラスを連結して教育する時が来ました。これから国を連結しようとするなら、それをしなければなりません。

 それで、すべての大統領に会うのです。彼らが「会おう」と言ったのです。私は責任を全うしたのです。そして今南米に、最高の頂上の位置で種を蒔く計画をしているというのです。

 今回、南米に行って、様々な対応作戦として、必要な場合には、大きなものを記念として残してこなければなりません。それで、できれば、南米連合国家を形成する運動をすればよいのではないかと考えています。AULA(中南米統合機構)という組織をもっています。そのようにすることができる人は先生しかいません。

 アメリカは、私を殺そうとするのですが、ブラジルは、文化勲章のような功労勲章を与えようとするのです。国家の王たちが受ける勲章を、私は、ブラジルで二つも受けました。ウルグアイのような国は、今まで私が投資してきたので完全にひっくり返りました。

 ウルグアイは、南米において地政学的にも、政治的にも、重要な役割をする国だと判断したのです。短い旅行になるかもしれませんが、ウルグアイに関してよく学び、また皆さんの国のための重要な計画をうまく進行させようと思います。


四 世界の重点事業の推進

科学技術の平準化

 今、なぜ先生が産業問題、事業問題、文化問題等、様々な分野に手をつけるのかといえば、基盤が必要だからです。現代科学、機械技術が国家の中枢です。機械技術がなければ、何もできないというのです。機械技術があることによって、重工業や様々な産業分野が可能になるのです。機械を製造できなくて輸入してくる場合には、修理が大きな問題になるのです。外国の技術者が来て、それを世話してあげなければならないというのです。

 事業というものは世界的な競争をしているでしょう? 技術を提携して甲という国から入れた機械が故障したとすれば、できるだけ修理する期間を延長させるのです。なぜですか。修理を早くしてあげれば、そこで生産されるものが国際市場においてライバルになるのです。ですから、様々な方面で妨害してくるのです。修理しにくいといって延長させるというのです。先進国と後進国の差がそこにあります。それで、後進国が先進国に発展するのは、とても難しいのです。そのような歴史的な矛盾が反復されています。

 これをどのように打開するのかということが、先生の考えていることです。技術の平準化です。これは、先進国家において恐ろしい宣言です。先生が、技術分野のすべてのものを中共に連結すれば、アメリカのあらゆる分野の機械、日本のあらゆる分野の機械がすぐに直結するのです。そして中進国家がなくなり、後進国家が先進国家と連結されます。二階、三階に上がっていこうとすれば、はしごを使えばいいでしょう? はしごに乗れば、上がっていくことができるのです。それと全く同じです。

 技術は、ある一つの国のものにすることはできません。それは、神様から全人類に与えられた贈り物です。神様は、それを平準化させることを願っていらっしゃるということを先生が知ったのです。それで、先生は、技術の平準化を主張しました。アメリカが今、南米をコントロールするには、軍事力、経済力、そして技術力が必要です! 経済は資源をどのようにコントロールするかにかかっています。そして技術がなければなりません。


核心技術確保と販売組織

 私は、ドイツの最高の科学技術をもっています。ベンツとBMWのライン生産ができるすべての根本技術をもっている人です。私たちの会社で部品をつくってあげなければ、車を造ることができないのです。この者たち、私が工場を買ったからといって三年間デモをしたのです。どれ、私たちのつくったラインが故障を起こすでしょうか。二年が過ぎると、「ああ、間違っていました! 文総裁、どうか許してください」と言って反対は消えていくというのです。

 日本の電子産業において、私が最高の科学技術をもっています。この前の湾岸戦争で活躍した、多国籍軍のジェット機の重要な電子システムには、私たちの技術が入っているのです。

 世界に行って先頭に立つためには、機械技術が必要です。機械技術をもっていないと歓迎されません。おもちゃのたぐいをその国に行ってつくるといえば、すぐに税金問題で倒れてしまうのです。しかし、最高の技術をもって行けば歓迎されます。それは、先端の工業機械技術です。それで、ドイツの工業技術と私たちの統一産業を中心として、総合的な販売の構想を立てるのです。ビジネスセンスの総合体とは何かというと、セイロの組織です。

 日本でも、都市で販売する必要はありません。田舎でもよいのです。販売する場所が必要です。私たちのメンバーが十人ずつ組をつくって巡回しながら注文を受けていきます。それが有名になれば、先に他の工場には絶対に行きません。他の工場に行っても、誰も自分の兄弟のように、先生のように詳細に教えてくれないというのです。

 セイロの展示販売場にはないものがありません。一台売れば、その次には何十台も売ることができるのがセイロの組織です。修理もするので今後心配がないというのです。

 先生が今、成和大学に工科大学をつくりました、セイロを世界的に発展させるためです。それで、日本の原理研究会会員の中から、その方面の専門要員を統一産業に送って、一年か二年ほど訓練させて世界へ派遣しようと思っているのです。

 生産時代は過ぎて、将来は市場圏時代が来ます。マーケットを誰が占領するのか、これが問題になります。市場では取り扱わない物がありません。先生はそのことを知っているので、「日本に工場を建ててはならない。生産が問題ではない。原資材も分配する時が来たので、今からは市場圏を完全に争奪しなさい!」というのです。アメリカも、今そのことをしているのです。生産分野は、すべて譲り渡しても、市場を占領すれば、世界の経済圏が入り込んでくるようになっています。

 それで、先生が市場圏占領のために、九年目にして開発したのが私たちのホーム・チャーチ組織を中心とした、ハッピー・マインドという配達組織です。ここに注文さえすれば、十五分以内に配達をしてくれます。すべて電子施設を用いて、番号さえ押せばあっという間にすべて出てくるのです。どこか間違えば、間違ったことも表示され、税金が上がったり下がったりすることも、コンピューターが電話機のように話してくれます。


海洋産業とアラスカ開発

 漁夫たちは、きょう何匹くらい釣れたのかということが目的ですが、私はそうではありません。私は、魚を釣るのが目的ではないのです。人類のためです。先生がブルーフィッシュ (アジ類)を釣るにおいて記録を出したのです。一晩で四百数十匹を捕まえたのです。一隻の船にぎっしりです。私には、記録係が必要です。なぜ、記録が必要なのですか。神様がすべてチェックさせるのです。一緒に釣り竿を入れても、私の釣り竿に食いつくのであって、他の釣り竿には食いつきません。なぜですか。それは、魚が知っているからです。「歴史始まって以来、数多くの漁師があなた方を食べるために捕まえたが、私があなた方を捕まえるのは人類を復帰する一つの象徴としてである!」。これは、どれほど素晴らしいことですか。

 今、世界的に最後に残ることができる恐るべき勢力基盤は、レバレンド・ムーンの海洋事業基盤だということを知らなければなりません。水産世界において、涙を流したとするなら誰よりもたくさん流し、祈祷をしたとするなら誰よりも多く祈祷し、多く考えたとするなら、海を中心として、人類とともに、神様の摂理とともに考えた人は、歴史始まって以来、私が代表者であることに間違いないという事実を、誰が考えてみたのかというのです。

 真の御父母様が地上に来て、飢え死にする人々に対して無関心なはずがありません。私が海洋産業をするのは、これを通して全員を生かしてあげるためなのです。それで、アラスカを中心として、ツンドラ平原、シベリア平原、北極の水に囲まれたこの世界において、今後の人類の食糧をどのように供給するのかというのです。

 トロール漁船がなければ、水産事業という名目に入っていくことはできません。他の人々はみなトロール漁船をもっています。ですから、海洋事業をしようとするなら、それが必要です。一興に、赤字が出ても大型船舶を買ってあげるのは、そのためです。軸に加わらなければならないというのです!


共産国家に工場を建設する構想

 今、自由世界では、工場を運営しているすべての会社が、毎年七〇パーセントを税金として払っているのです。この税金を十年分だけ集めれば、いくつかの工場を建てても残ります。ですから、今から工場を移動させなければなりません。工場の土地を値踏みして、それを銀行で担保にすれば、工場を移動する費用は引き出してくることができるのです。工場を売り飛ばすことと同じです。そのようになれば、工場の技術者が自分の技術をそのままもって入ってくるので、生産量は高まります。

 今私が提案したこのことが問題になりました。三千の工場のうち、ソ連に千、中国に千、衛星国家に百ずつ、それから、金日成の北韓にまで三百を預けるようにしておき、特定地区に指定した経済的ユートピア世界をつくるのです。

 その次には、飢え死にしていく人々が問題です。今、全世界で一年に二千万人が飢え死にします。一日に六万人が死んでいくのです。それゆえに、先生がこのような所にも、ネクタイを結ぱずに出てくるのです。私は、お金を使うことを自粛しています。

 私が北朝鮮に提示したことは何ですか。三十八度線を中心として、最も近い所がどこかといえば、愛妓峰がある所です。そこから北朝鮮までの距離は何キロにもなりません。そこを中心として、開城地区とソウル地区を結ぶ所に何千万坪を中心に模範的な工業地区をつくろうというのです。

 韓国にいる北の故郷に帰れない民が、お金をたくさん集めたというのです。そこに数千の分工場をつくるのです。そこから自分の故郷の地に工場を移して十倍、二十倍つくればよいのです。そのようにすれば、自動的にうまくいくようになっています。それを一つ二つ移していけば、北朝鮮の人たちは、その恩恵を受けるのです。


五 「七・一節」の制定と還故郷活動の強化

神様祝福永遠宣布式−「七・一節」制定
(一九九一・七・一・七:〇〇、漢南洞公館)

 真の御父母様は、一九九一年七月一日午前七時、ソウル市の漢南洞公館において、二百人以上の中心指導者たちが参席する中で、「神様祝福永遠宣布式」を行われた。真の御父母様は、この日を名節として記念しなさいと語られ、名称を「七・一節」と定めてくださった。

 今年の七月初日は、偶然にある年の七月初日ではありません。摂理史から見る時、これは、三年路程の中心となるのであり、歴史的な転換期なのです。すべての情勢もそうであり、歴史の流れも、今からは変わらなければなりません。

 復帰摂理や救援摂理という観点から見るとき、結実がいくつもあるのではないというのです。宗教が求めていく結実というものは一つだというのです。

 このような観点から見るとき、神様は何を願われるのでしょうか。どのような宗教の結実を願われるのでしょうか。天の血族という結実を取り戻すことです。血筋を立てるためには、神様を中心として、愛の因縁を経ることができる伝統を連結させなければなりません。

 宗教は、多くの血を流しました。血を流したその代価が、どこに行って実を結ぶのかということを知らずにいます。それが真の父母です。真の父母によって宗教圏と政治圏、そして民主世界圏と共産圏が統一されるのです。それを八月にすべて終えてしまおうと思うのです。それで宣布式をするのです。宣布式をすれば、天ではすべてそのように編成されるのです。今まで闘っていた共産世界と民主世界は、すべて霊界で怨讐になっていましたが、これからは連合運動が展開されるのです。

 その次には何ですか。長子権復帰です。長子権が引っ掛かり、宗教圏と非宗教圏、天国と地獄が分かれたのです。これをすべて復帰することによって、霊界が変わり、地上世界が変わります。アダムを中心として、天使長が略奪した長子権を復帰することによって、天使世界がアダムを育てて成熟できる時まで養育した、その本然の世界へ入っていきます。ですから、これからは霊界が人間世界を利用できないというのです。

 それで、これを統合しようと思うのです。そうすることによって、自分たちが勝手に振る舞うことができる権限がなくなります。上に上がっていくことができるのは、真の父母と天の権限しかありません。ですから、この宣布式をしなければならないというのです。先生を中心として、処理しておかなければなりません。

 今まで、自分勝手に霊界と肉界を行ったり来たりしたのです。しかし、今ではもう霊界と肉界が一つの道を行きます。正統還元時代が来るというのです。サタンを許してあげたので、サタンはいなくなり、神様が主管する時代に入っていくということなのです。霊界と肉界は、完全に正統、正道の道に還元し、神様の世界に入っていくというのです。

 このようなすべての内容を備えたので、神様の勝利と真の御父母様の栄光の時代が到来することを宣布したのです。宇宙の前に、万有世界の前に宣布したので、それが一つの法になり、それを中心として霊界を統治するのです。

 完全解放です。愛を中心として全権を発表してしまったのです。民主世界と共産世界だけでなく、宇宙の前に、永遠の愛を中心として永遠の祝福を宣布してしまったのです。

 アダムとエバを祝福しましたが、責任分担を全うすることができず、愛の理想を成すことができずにすべて崩れていきました。今、先生が愛を中心として、三大祝福の愛を再起させ、永遠祝福を宣布するということは、今から、すべての人間が蕩減圏から抜け出すということです。


氏族的メシヤ登録申請書提出(一九九一・七・一から)

 真の御父母様は、一九九一年七月一日、「七・一節」を期してすべての祝福家庭は、氏族的メシヤ申請書を提出し、氏族復帰活動に邁進することを指示され、世界の各教会の食□たちは、それぞれ氏族的メシヤ登録申請書を協会に提出して氏族復帰のための活動に入っていった。

 イエス様はメシヤ宣布式ができなかったでしょう? ユダヤ教を中心として、イスラエルを中心としてできなかったではないですか。メシヤ宣布というのは何ですか。自分の家庭を中心として一族がいてこそ宣布できるのです。しかし、私、レバレンド・ムーンは、その道をすべて経てきました。真の父母宣布をすることができる民族的精気があり、自由世界、民主世界においても、レバレンド・ムーンのことをこの世代においての世界的な英雄だと話しています。

 そのような伝統を、皆さんが皆さんの一家で輝かせることができなければなりません。先生の茎から東西南北に芽が出てきます。その茎の芽の代わりに枝の芽を植えれば同じ茎になるのです。

 きょう七月一日、この式典がどれほど重要でしょうか。先生がこのような式典を願い、神様もこの式典を願い、すべての宗教と国家が願ったこのような宣布式をしたので、これからは、すべての問題がこの基準を中心として収拾されていきます。

 皆さんは、本部で氏族的メシヤとして登録をしなければなりません。皆さんは、どのような道を選ぶのですか。皆さん自身の道ですか、原理の道ですか。(原理の道を選びます)。家庭へ帰らなくてはなりません。そこが神様の真の愛のセンターです。それでこそ解放されるのです。これが、生きていく目的です。帰るという人は、両手を挙げてみましょう。その次の結論は、私たちが皇族になるということです。

 全員還故郷して、独立軍のように自分の故郷の先祖となり、その地をすべて我々の版図、私たちの国土にしておかなければなりません。そして、独立軍が勝利したのちに、天国の組織編成に入っていくのです。入籍時代に入っていくのです。


九月初日還故郷総動員
(一九九一・八・二九、国際研修院、統一グループ指導者特別集会、千五百余人)

 二世を除外したすべての祝福家庭は、一九九一年九月一日を期して、一斉に故郷に帰り、氏族的メシヤの使命を完成しなさいという真の御父母様の特別指示に従い、祝福家庭の本格的な還故郷が始まった。このような動員今は、八月二十九日、「世界日報」内の国際研修院にて、全国の牧会者、機関企業体の食□役員と職員など、千五百人以上が参席する中で開催された「統一グループ指導者特別集会」において、「故郷に向かって」というみ言の中で下達されたものである。

 九月初日から総動員です! 機関長たちは、故郷を訪ねていったのちには、社会に訪ねていかなければならないでしょう? 再び帰ってきて取り戻そうとするので、公義によって最小限だけ残ります。それも外部の人です。九月一日、氏族的メシヤになると申請した人、手を挙げてください。全員しましたね。

 そして、連合会の会長たち、きょうから全員故郷に発令です。自分の故郷に行くにおいて、今配置しているところの郡責任者もなく、道責任者もなく、中央に協会長もいません。協会長は、中央で総務がすることをすべて理解して、六ヵ月間、中間連絡をするだけであって、ここには誰もいないのです。今、乱時に一線に行くのに何が電話ですか。行かないでいる人には悪口を言いなさいというのです。残る人は、何ヵ月間か政府と折衝しなければならないために必要で残るのです。ですから、総務の代わりに賢い善男善女の二世だけ残すのです。

 すべて自分の村に行って根を下ろし、その根から大きくなっていかなければなりません。では、統一教会は、なぜ面から始めるのですか。郡でいえば、班が蘇生であり、里が長成であり、面が完成です。市でいえば、班が蘇生であり、統が長成であり、洞が完成です。統一教会の組織には、いつも三段階がついて回るのです。蘇生・長成・完成です。

 以北の人々は、まだ故郷に行くことができないので、どこかで活動するのです。それで、主に巡回師、あるいは講師をさせようと思います。やがて以北に行って、講義をしなければならないのです。


還故郷活動の三つの基本指針

 世界の習慣性を打ち倒して、国家の習慣性と闘って勝ち、これを家庭に連結するのです。家庭で堕落したでしょう? それで、家庭において復帰するために、文総裁、真の御父母様の写真に侍りなさいというのです。写真は象徴的なものです。実体の影です。過去・現在・未来の統一がなされることによって、霊界にいる先祖は、その子孫が目覚める前に、三時になると来て敬礼式をするというのです。地上にいる自分の一族を見守りながら、地で共に暮らすのです。今からは、真の父母を中心とした心情圏的条件が成立することによって、先祖が霊界から来て、その家庭に協助するのです。

 今までは、アベルがカインのために犠牲になる蕩減的時代圏内にありました。それゆえに、天使圏を代表した霊界が、アダム圏を代表する地上世界を利用してきたというのです。それが、父母様が出てきて長子権を復帰し、地上世界と天上世界の秩序を備えておくことによって、地上世界のアダム圏の前に霊界の天使長が屈服するようになったのです。天使長圏は、アダム圏の前に弟のように順応しなければならない段階に入ったというのです。それゆえに、父母様の写真をかけておくようにすれば、天使圏が侍らなくてはなりません。

 三つのことをしなければなりません。まず協会への入会願書を書き、次に真の御父母様の写真をかけ、そして教会旗を掲げなければなりません。その三つのことをすれば、すべてできるというのです。旗は統一教会を代表するものであり、写真は真の父母を代表するものです。それから、協会願書は何ですか。入籍です。入籍できる国が生まれるということです。そこから出発がなされるのです。

 真の父母に侍るということは、真の父母と私たちの家が一つになったということです。それでは、旗は何ですか。世界的統一教会員を意味する環境的代表です。旗は、私個人を代表し、夫婦を代表するものです。私たちの家庭も代表し、私たちの氏族も代表し、私たちの国も代表するというのです。統一教会全体、全人類を代表したものです。

 天上世界の王が通りすがりに、ここに来て休んでいこうとすれば、悪党の群れが反対するとしても、ここは道を守る番人となり、尊敬して侍るというのです。ですから、早く回っていって百二十家庭から入会願書をもらいなさい。次には何ですか。真の御父母様の写真と旗です。その次には、「あなたの息子、娘たちは私に任せなさい」と言うのです。


氏族的真の父母の使命遂行

 真の父母は、何から出発しましたか。真の愛から始まったでしょう? 結局は、愛が問題になります。真の愛を中心として行く家庭、氏族、民族、国家、世界は、一つに通じます。歴史の方向性は、真の愛の道一つだけでなければならないのです。今まではジグザグででたらめになっていました。それを真の父母が来て、完全に元に戻しておかなければなりません。個人を越えて、家庭を越えて、氏族を越えて、国を越えて、個人完成を成すようになれば、メシヤ圏に入っていくようになっているのです。そして氏族的メシヤとして真の父母になるのです。

 それで、先生は、国家の中心として蕩減の基準を立てたのです。個人は蘇生であり、家庭が長成であり、氏族が完成です。神様の心情圏まで行くのです。そのような心情はどこでも通じます。そして最後の思想は「頭翼思想」です。

 氏族的メシヤの位置は、第二父母の位置、イエス様の位置です。先生から祝福を受ける皆さんの位置は、イエス様以上の位置です。今この時に、先生が横的に定着するのです。もちろん、縦的なセンターも先生です。そして先生と一つになって血統を広めていくのです。

 氏族的メシヤの責任とは何かというと、失敗したことを真の父母の立場で蕩減してあげるために行くのです。第一の目的とは何ですか。悪魔が父母を殺した罪、協助したすべての罪を蕩減しなければならない宿命的な道を行くということが、氏族的メシヤの道を行く第一の目的です。二番目は、私たちの父母が私を生んでくれた所が悪魔の故郷だったので、父母が完成したアダムとエバの位置に帰り、完成した父母の位置に立てられることによって、私たちが生まれたその故郷が、天国の故郷になることができるのです。

 皆さんが全員、先生の故郷に行くのではありません。そのようなことはできないので、先生の還故郷の前に、子女が故郷に行って定着できる基盤を築くことを許したのが氏族的メシヤの道だということを知らなければなりません。

 神様を中心として、長子権、父母権、王権を復帰しなければなりません。これが、アダム家庭の使命です。天国における長子権、父母権、王権を復帰してこそ、天国が初めて立てられるというのです。完成したアダムを中心として、天国の長子権、父母権、王権復帰が可能になったのです。

 皆さん、ソウルの家を売って出発しましたか。それをしなければなりません。還故郷です。ヤコブとエサウのように、さっと還故郷です。自分の財産、自分の牛と馬と白分の僕、自分の妻、自分までも、この境界線を越えて天の所有として納付できるようになる時、神様がその基盤に入ることができるというのです。先生のみ言を聞いて、皆さんが故郷に帰るようになれば、皆さんのあとから先生が一緒に行き、神様が一緒に行かれて、そこが天国になるのです。


連合活動組織

 故郷に帰って、原理観的な組織をつくらなくてはなりません。天国の組織は三段階に連結した組織になるのです。三段階は一つの運命圏にあるのです。今後、もし面・里・班のどれ一つでも誤れば、全体が損害を被る結果になるというのです。三段階が同じ効果を備えることができる内容を中心として、班で活動しなさいということです。そのようにしてこそ連結します。

 面・里・班と洞・統・班が基準になったとすれば、その上の基準は、面、郡、道です。蘇生、長成、完成の原理的関係で見れば、班、里、面と上がっていくのです。班、里、面、そして班、統、洞、それから面、郡、道だというのです。

 今回、氏族的メシヤとして行くようになれば、一人で基盤を築くのは難しいので、四人が四兄弟姉妹のようになって、東、西、南、北の中でどの方向が先に撃破されるのかという問題を中心として、そこを重点的に教育するのです。

 それでも不足な時、十二人でやりなさいというのです。十二人が一つになり、一つ一つ基盤を築いてこれを広げていくのです。

 その次には、百二十氏族まで連合運動をしなければなりません。集中撃破運動をして、四人基盤完成、十二基盤完成、百二十基盤を完成したとすれば、素晴らしい基盤になるのです。郡ではなく、道を動かすことができます。ですから、完全に食□化されるのです。

 教域長の場所というものは、今の教域長の活動場所ではありません。これは、修練場所として使うのです。寝る所がなかったら、避難民の部隊が教会に行って住んだのと同じように、そこに入っていって眠りながら、基盤を築くのです。

 今年末まで、できるだけ面まで、原理大復興会を終えなければなりません。今、私たちの教会は二重組織です。連合会長がいなければ、故郷に帰った人々を連合会長に任命しなさいというのです。













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