祝福家庭と理想天国
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  序  文

 半世紀以上にわたって文鮮明先生は、いかにして神のみ旨が真の家庭を通して成就されるかについて教えてこられました。文先生はただ教えてこられただけではありません。教えることのすべての内容を御自身で実践され、また御夫妻の模範的生活を通して世界の祝福家庭を指導してこられました。

 文先生の教えは社会学や心理学よりも深く、広範囲な影響力をもっています。それは聖書の奥義を解明し、神の最も中心的なみ旨を明らかにしています。文先生は、堕落した子女たちを御覧になる神の悲しみの心情を初めて明らかにされました。さらには、人間始祖アダムとエバの堕落以来、神は復帰摂理をなし、歴史は神が人類を救済されようとしてきた復帰の歴史であることも教えておられます。

 文先生は、神の復帰歴史の目的は、地上において真の父母と真の家庭を築くという、神の本然の創造理想と同じであることを発見されました。アダムとエバが真の父母になれなかったので、イエス様が第二のアダムとして、真の父として来られたのです。しかしながら人々の不信仰により、イエス様は花嫁のいない花婿として、十字架の犠牲の道を行かれました。

 今日イエス様は、御自身の果たせなかった使命を完遂するために文先生を呼ばれました。文先生は召命にこたえて立ち上がり、苦難の路程の中から、一九六〇年に文先生の令夫人であられる韓鶴子女史と御聖婚されることを通して、真の父母の立場を打ち立てられました。

 私たちは今日までの文先生御夫妻の人生の中から、真の父母の価値を知るようになるのはもちろんですが、み言を通し、その方の真の価値をさらに深く知ることができます。文先生は神様と人間、世界、歴史、霊界の問題に至るまで、あらゆるものを解明され、既に出版された二三三冊の『マルスム選集』に収録されたみ言の中で、私たちに明らかにしてくださっています。

 文先生は復帰摂理の唯一の作戦は「打たれて奪ってくる」作戦であると語られました。一生涯打たれる人生、苦難の蕩減路程を歩まれ、ついに失われた天の長子権、父母権、王圏をサタンから奪ってこられ、「天地父母天宙安息圏」時代(宣布日一九九七.陰七.七)を開かれました。

 既に神様の善主権世界がこの地上に定着する新しい時代を迎えて、その主人となる祝福家庭は、天の父母と地の父母が安息できる真の家庭の理想を実現すべきであり、み言と心情の源泉にならなければりません。そこで文先生はそのことを悟らせてくださるとともに、「訓読会」を制定してくださり(一九九七.一〇.一三制定)、み言を毎日訓読することによって、天に侍る真の家庭の伝統を立ててくださいました。

 本書は先生の数多い珠玉のようなみ言の中から、成約時代宣布後に下さったみ言(「真の父母と成約時代」「真の家庭と私」「救援摂理史の原理観」「宇宙の根本を探して」「真の愛を中心とした真の家庭と宇宙」)と『御旨の道』、そして『祝福と理想家庭』をまとめて一冊にしたものです。本書を通し、私たちは天の父母と地の父母を安息させ、真なる幸福と平和が定着する家庭、社会、国家と世界に対する解答を得ることができると考えます。

「真理はあなたがたに自由を得させるであろう」(ヨハネ八・三二)という新約の約束が、この本の、すなわち成約のみ言の中で成就されることを念願します。

一九九八年十月二日
















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