祝福家庭
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第二章 真の父母と祝福の歴史

一 真の父母と第三選民圏

1.祝福家庭は真の父母の新しい氏族圏

 先生の家庭を中心として結合した祝福家庭は、新しい氏族です。これが日に日に発展していくと、新しい民族になります。そこから少し発展すると、国家・世界圏を成すようになります。すなわち、新しい民族、第三イスラエル民族が形成されるのです。日本人であっても、今までの日本の歴史過程に現れた先祖から血統を受け継いだ子女ではなく、新しく神様による血統圏を受けた子女になり得るのが統一教会です。

 霊的な第一・第二イスラエルを連結して、第三イスラエル圏を地上に成さなければなりません。そのために再臨主は、第一イスラエルの代わりの第一家庭(アダム家庭)と、第二イスラエルの代わりの第二家庭(ノア家庭)と、第三家庭(ヤコブ家庭)を探し出して立てなければなりません。それで三十六家庭は、人類の先祖とならなければなりません。

 これから統一教会を中心として第三イスラエルの民になるためには、祝福を受けなければなりません。その昔、アブラハムの時代には、イスラエルの民になるためには割礼をしなければなりませんでした。またイエス様の時代には、洗礼を受けなければなりませんでした。同じなのです。統一教会では、祝福を受けなければ第三イスラエルの民になることができません。しかし、祝福を受けるための条件は簡単ではありません。先生もその条件ゆえに、今までの四十年の生涯を捧げてきました。それゆえに、一生をみな捧げてきたのです。

 祝福家庭の版図が広がるというのはどういうことかといえば、神様を中心とした主流の家庭圏が拡大されたということであり、神様の氏族が形成されたということです。このように真の父母の因縁と天倫の内的な心情を受けた家庭が生まれて横的に拡大されたのは、神様を中心として氏族が形成されたということであり、民族、国家が形成されたということです。さらに一国家の形成で終わるのではなく、神様を中心として世界を形成することなのです。

 本来、統一教会の祝福家庭は、一国家の形成を目標として始めたものではありません。神様を中心として善の世界を目標として出発したものです。ですから統一教会の祝福家庭は、全民族的であり、全国家的なのです。
 神様のみ旨を中心として出発したので、皆さんの家庭がたとえたった一つの家庭であり、皆さんが金なにがし、朴なにがしという個人だとしても、統一教会の祝福家庭は、個人のみを代表とした家庭ではありません。全世界の人類を代表した家庭です。言い換えれば、国家を超越し、民族を超越し、氏族を超越し、全体を代表した家庭だというのです。

 統一教会は、他人同士が集まって新しい家庭を形成し、今までの氏族観を超越した新しい氏族を形成しなければなりません。また様々な氏族を合わせて単一民族を形成しなければならず、様々な民族を合わせて自分の民族を愛する以上に愛することができなければなりません。これが統一教会と統一教会員が行く道です。

 祝福の基点の上に現れた責任者、すなわち中心存在は、その時代という制限された環境のみに処している存在ではありません。世界史的な内容をもった中心人物だというのです。ですから祝福は、夫婦の因縁をもつことだけで終わるのではありません。その祝福によって新しい家庭を形成しなければならず、新しい氏族、新しい民族、新しい国家が形成されなければなりません。そのすべてのものがここから出発しなければならないのです。
 このような観点から見る時に、一九六〇年代から新しい歴史時代に入ったということを知らなければなりません。新しい歴史時代に入ることによって、新しい氏族がここに顕現するでしょうし、新しい国家、新しい世界の形成がここに現れるようになるのです。今まで、このような基点を中心として統一教会では祝福行事を挙行してきたのです。


2.祝福家庭を通した第三イスラエル圏の編成

 神様の側では祝福家庭を誕生させることによって、新しいイスラエル圏を編成しなければなりません。それで一九六〇年からは神様の側の運勢が高まるのです。そこから家庭・氏族・民族時代を経て、世界時代に向かうのです。ヤコブのような先生が家庭を中心として、エサウのような皆さんと一つになって氏族と民族を編成しなければなりません。

 第三イスラエルの先祖にならなければならない終わりの日に処した皆さんは、最後のみ言は神様の愛のみ言だということを知らなければなりません。神様の愛に基づいたみ言……。神様のみ言の見える実体にならなければなりません。神様の内的心情が皆さんの内的心情にならなければなりません。すなわち、本心の実体にならなければなりません。

 皆さんは、神様のみ言を繁殖させ得る第二創造主の使命を果たさなければなりません。すなわち、み言の繁殖体にならなければならず、生命の繁殖体にならなければなりません。そして愛を中心として一つになってこそ、神様に永遠に侍ることができるのです。このような基準が第三イスラエルの基準です。このようにしてこそみ言を植えつけることができ、実体を植えつけることができ、生命を植えつけることができるのです。
 神様に侍り、み言を読んで感じることのできるみ言の実体、生命の実体、六千年の心情に代わった実体になり、第二イスラエルを再創造する使命を完遂しなければなりません。そうしてこそ神様の内的な心情が完全に通じた息子、娘になることができ、そのような神様の真の子女になってこそ、神様の愛を中心とした永遠なる栄光の中に生きることができるということを心に刻まなければなりません。

 第三イスラエルは、悲しみから復活した民族です。喜びの場から復活したのではなく、悲しみの場から復活したのです。悲しみの世界でサタンを屈服したということが違うのです。前にも龍媒島事件のことを話しましたが、そのようにするのは難しいことなのです。しかし避難の道をたどる時も、この三千万の民族の中で最も困難な避難の道をたどろうと心に決めました。そして「死ぬ時までこの道をたどる! 私の脈拍が止まる時まで行く! まだ息をしているのだから行かなければならない!」という決心をして行ったのです。

 世界が一つの心情によって一つの形態をもち、天の心情とイエス様の悲運な死を通して歴史が流れてきたのですが、今日この実を結ぶことのできる一つの実体が皆さん自身であることを知らなければなりません。皆さんがイエス・キリストの悔しい心情と喜びの心情を所有する相対者になってこそ、第三イスラエルとして残ることができるのです。イエス様がそのような心情を抱いて祭物になられ、第二イスラエルをつくったので、今日私たちがこのような覚悟をしてこそ、第三イスラエルの先祖になることができます。また、いわゆる地上天国、すなわちエデンの園の本然の子女になることができるのです。

 統一教会の祝福家庭は、その昔イスラエルを中心としてユダヤ教を通してメシヤを待ち望んだ立場ではなく、メシヤに出会って新しい氏族編成をした一段階前進した立場に立っているのです。

 韓国を見る時に、神様を不信した人たちは第一イスラエルであり、既成教会は第二イスラエル、統一教会は第三イスラエルに該当します。そしてサタンがこの摂理の中心を攻撃するのです。


3.第三イスラエル入籍は祝福によって

 アブラハムは祭物としてイスラエルを形成しましたが、統一教会では祝福によってイスラエルを形成しました。それで第三イスラエル入籍は、祝福によってのみ可能なのです。

 統一教会は、アダムとイエス様がサタンに侵入されて立てることのできなかった、その絶対基準を立ててきました。聖婚式は一九六〇年、先生の家庭を中心として始まりました。そののちには家庭園編成を超えて氏族圏を編成しなければなりません。氏族圏を成すためには、イエス様を中心として弟子たちが一つになった立場に立たなければなりません。イエス様が弟子たちと相対基準を結んで家庭を築いたなら、その弟子たちも相対基準を結んで家庭を築かなければなりません。そうしてユダヤ教内で新しい氏族圏を編成するのです。

 イエス様が聖婚式を挙げるなら、聖婚式を挙げない立場でまずイエス様の家庭と十二弟子が完全に一つにならなければなりません。その次に、イエス様の家庭を中心として祝福を受け、霊肉共にサタンが侵入できない勝利圏をつくらなければなりません。祝福を受けて新しく編成された氏族というのは、堕落によって復帰された養子圏とは全く違います。それは、初めて神様の息子から始まった氏族圏が出現することを意味するのです。

 キリスト教が霊と肉を中心として完全な立場に立つことができなかったので、すなわち肉的基準を除いた霊的基準だけを中心として第二イスラエル圏を成したので、私たちが肉的基準までも成さなければならないのです。この肉的基準を成す日が再臨の日なのです。この一日を願ってきたキリスト教徒たちは、第二イスラエルの霊的基準の上で再び来られる主に出会い、第三イスラエルの世界的な選民圏を成さなければなりません。

 イエス様は霊的には勝利されましたが、地上にイスラエル圏を成すことができなかったので、霊界のイスラエル圏を立てることも、個人から始まるのです。

 今日、全世界を見る時、二千年前の国家のように腐敗しつつあります。このような国の中からイスラエルの立場の国家として韓国を、またローマの立場の国家としてアメリカを立てて摂理をされているのです。この二つの国家さえ一つになれば、世界を一つにし得る基盤が成されるのです。霊的なキリスト教の世界的基盤の上に、共産世界を吸収して地上天国を完成するのです。ですから再臨主には、共産世界と民主世界を一つにしなければならない責任があります。
 では今、どこまで来たのかといえば、既に世界的基盤を越えたというのです。統一教会は、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の完成基盤をつくり終えたのです。ですから五色の人種が一つの家族になっているのです。第三イスラエル民族は、世界的な国の基盤の上に霊界と肉界を中心とした天の国をもち得る民族なのです。それで私たちは、新しい第三イスラエル民族になることができるのです。

 第三イスラエルは、神様の心情を相続した群れです。再臨主によって心情的実体基台が世界的に拡大されなければならず、その基台を通して蕩減復帰していかなければなりません。そして復帰した家庭の基準をつくらなければなりません。

 イエス様は、人類の真の父母になられるはずのお方でした。それで、真の父母として来られたイエス様がサタンに侵害されたことは、真の父母によって生まれ変わらなければならない全人類がサタンに侵害されたことになるのです。父母が侵害されたので、父母から生まれたすべての子孫たちは、その父母の基準を凌駕することはできません。それで神様とみ旨のみを思って出発することができなくなった人間は、イエス様の十字架のもとに集まらざるを得なくなり、それが今、世界的に広がって信仰しているキリスト教徒たちなのです。




























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