祝福と入籍
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3.入籍条件

 (1)入籍のための内的条件

 @動機がなくては

 今後、統一教会が国に歓迎される時になれば、入籍時代が来るのです。皆さんは入籍しなければなりません。36家庭が入籍しようとすれば、イエス様に勝る入籍の動機の基準を持たなければなりません。そうでなければ入籍することができません。この原則にかなわなければ、72家庭も入籍することができないのです。みなこの原則をわきまえずには、入籍することができません。驚くようなことが起きるのです。(58−258)


 A七日断食

 私たち統一教会には、40日断食をした人が多いでしょう? それを知っていますか? 一週間断食は皆がするものです。嫌でもしなければなりません。しなければ天国に行ってから、入籍することができません。ご飯をただで食べて暮らしてきました。ご飯の価値を知っていますか? 学校に通うからといって、お母さんにお弁当のおかずのことで不平を言いましたか、言いませんでしたか? 釜の中のご飯に「この野郎!」と怒られましたか、「お坊ちゃま」と言われましたか? どちらでしょうか? ご飯がまずいと不平を言いませんでしたか? おかずがないと不平を言いませんでしたか? みな不平を言ったのです。では、ご飯様が見るときに、紳士淑女(両班)と言うでしょうか、無礼者と言うでしょうか? 無礼者と言うのです。ご飯様が見て「無礼な息子!」と言い、「無礼な娘!」と言うのです。(298−290)


 B三つの転換と血統転換

 父子の関係は宿命です。父母と息子の関係を変え得る何ものもありません。人類と神様(の関係)を変え得る何ものもありません。そのような宿命的な運命解放の道が、復帰路程であり、摂理路程であるということを知らなければなりません。

 話はこれくらいにして…、これから日本の家族全体を収拾して天、国に入籍させるためには、その処理方法を完璧に整理していかなければなりません。そうしなければその道がふさがってしまいます。これは先生の命令ではありません。原理の教えであり、創造理想の帰結です。創造理想の帰一的な結論なのです。これを知って、それを断行することができる決意を新たにして帰らなければなりません。それを断行すると決意した人は、立ち上がってみなさい。

 歴史を整備するために、万物を整備したのが旧約時代です。子女を整備したのが新約時代です。そして、父母を整備しなければならないのが成約時代です。私たち自身が父母と子女と万物を、生きた供え物として捧げなければなりません。先生が教えてあげることはできません。先生の子女を通して、お母様を通して、先生と全世界を一つにまとめ、神様に返していかなければなりません。C所有権が神様のもとに返らなければなりません。○心情圈も神様のもとに返らなければなりません。E実体圈も神様のもとに返らなければなりません。所有権転換、心情圈転換、実体圈転換です。実体とは、家庭と世界を意味します。(295−232)

 今まで女性たちが男性の陰になり、男性から東西南北すべての面で抑圧されたそのすべてが、堂々と立ち直るようになるのです。家族基準において、氏族基準において、国家から世界、世界から天宙に至るまで、男性と女性が、夫婦の愛の理想を中心として愛の一体圈を成すと共に、神様を占領する一体圈を得て元の位置に帰り、世界の王権と女王権によって、王族圈を包括して命令するという時代が目前に現れるのです。そのような時代になりました。これは偉大なことです。

 そのような王族、皇族を中心として入籍する時代が来たのです。そのためには、まず血統転換をしなければなりません。アダムとエバによって、原理型の悪魔の愛によって、サタン側に渡ってしまったすべての所有権を、返還しなければなりません。

 サタン世界の所有権がなくなれば、共産党は自然に滅亡するのです。金日成も滅亡します。アメリカも滅亡し、最後にはキリスト教が統一教会に吸収され、すぺての宗教が統一教会に吸収され、すべての国が先生の理想に吸収され、天地のすべての国を一つの大家族のように編成するようになるのです。そうして、天国を所有し、地上を所有する王子・王女の権限を持って、永遠なる天国の主人として帰っていくのです。それが人生最大の希望であり、目的となるのです。(229−254)


 C怨讐を愛する

 今後皆さんは、カインを愛さなければなりませんか、アベルを愛さなければなりませんか? 誰を愛するべきでしょうか? 男性たちも聞きなさい。誰を愛さなければなりませんか? アベルですか、カインですか? カインです。カインを自分の息子よりも愛しなさいというのです。神様はそのことを願って、カインを悔しい立場に立てました。神様はそのような心情で、先に愛すべき立場にカインを立てたというのです。

 ですから皆さんは、今まで皆さんのことを反対してきた怨讐を、自分の息子・娘以上に愛することができるかが問題です。このことが、皆さんが神様の前に新しく入籍できるか、できないかを決定するのです。これからは家庭として入籍するのです。もう統一教会も祝福を終えなければなりません。この問題を完全に解決して、完全に蕩減したという基準に立たなければなりません。原理がそのようになっています。それゆえに先生も、その道を歩んでいるのです。すべてを捨てていくのです。皆さんが、そのようなことをしないで生きたならば、仕方がありません。皆さん、それをしますか、しませんか? 祝福家庭たち、それをしますか、しませんか? そのようにしなければなりません。(27−253)



 (2)入籍のための実体的条件

 @三時代完成

 アジア圈が統一圈内に入ってくるようになれば、選民思想がすべてを清算しなければなりません。イエス様はアジアの地を復帰しようとしながら死んだのです。ですから、アジア帝国の一体化時代は、旧約時代・新約時代・成約時代の神様に仕えることを終えてこそ、成されるのです。

 ですからまず第一に、旧約時代完成! それはこの宇宙の物質を象徴するのです。第二に、新約時代は人間を象徴します。第三は成約時代で、夫婦・父母を象徴します。第四は何かというと、全体奉献復帰です。

 ここで言う旧約時代・新約時代・成約時代は何かというと、アジア大陸を中心として、ソ連とすべてを連合し、全体を神様の前に奉献する時代に入っていくということです。元に戻さなければなりません。すべての蕩減条件をもってして、天国のアジア圏、天国圏を築けば…、アメリカとすべてが一つになっているでしょう? 統一圏が成されれば、すべてを天の前に返さなければなりません。神様の所有権が決定されていません。堕落することによって神様の所有権が奪われたすぺてを、真の父母の名と、真の父母の家庭と、真の父母の氏族と、真の父母の国と、真の父母の世界が、サタン世界から奪い返して神様の前に返してさしあげなければなりません。

 旧約時代は物質を象徴し、新約時代は子女を象徴し、成約時代はそれぞれの夫婦を象徴しているゆえに、ここに勝利した先生が築いてあげたあらゆる世界的版図の蕩減条件をすべて連結させて、皆さんの先祖までもいっぺんに神様に捧げなければなりません。

 これから入籍時代になれば、入籍する前に何をしなけれぱならないかというと、旧約時代の完成、新約時代の完成、成約時代の完成をしなければなりません。これは何かといえば、旧約時代は物質を象徴し、新約時代は子女ですね? 旧約時代には物質を犠牲にして、息子・娘が来る道を築き、新約時代には息子・娘を犠牲にして、真の御父母様が来られる道を築き、成約時代には真の御父母様が犠牲となって、地上に神様が来られる道を築くのです。神様が地上に君臨しなければならないのです。(212−141)


 A真の父母の直系と一体にならねば

 天国に入っていって何をするのでしょうか? 天国に入って誰に仕えなければならないのでしょうか? 地上の王と天国の王に仕えなければなりません。

 堕落しなかったならば、アダムが一族の王になるのです。アダムが九百歳まで生きたので、人の数が多くなって東西南北に広がっていったならば、その一族のすべては、神様に代わって王権を受け継ぐことのできる主人になるのです。そうして地上王権とともに、天上王権が連結するのです。王権を受け継ぐことのできる主流圏があるのです。長子、その中でも本家の長子権を中心として、その傍系の兄弟たちを中心にすべて連結しなければなりません。

 父母権復帰の基盤を必要とするのは何ゆえでしょうか? 王権復帰の基盤を、自分の故郷から出発して自分の住む国にまで、いたるところに築かなければなりません。現在の世界において、地上世界の王権に仕えて生活をしてこそ、天国に入って入籍することができるのです。どういう意味かというと、先生の家庭を中心として先生の直系がありますが、先生の直系と皆さんの直系が一つにならなければならないのです。これが一つならなければなりません。

 なぜ一つにならなければならないのでしょうか? 個人的な王権基盤、家庭的な王権基盤、氏族的な王権基盤、国家的な王権基盤、世界的な王権基盤を代表して、先生の家庭が世界的基準まで落城したために、これを中心として連結させることによって、天上世界、地上世界の王権に対することができるのです。(199−211)


 B氏族的メシアの使命完遂

 (イ)一族を率いる理由

 霊界では繁殖することができません。地上に男女をつくったのは、繁殖させるためです。それは、天国という膨大な国の国民を生産する工場なのです。堕落によって、今まで神様の愛と理想に一致した人が生まれなかったために、愛の天国世界の国民がいないのです。それゆえ、たくさん生んで、サタン世界からたくさん接ぎ木して、そこに連れていった比率に応じて、自らの財産が生じるのです。地上で伝道しなければ、そこに行って先生に会っても、何もすることができません。先生を呼んで、先生が「何だ?」と返事をしたとしても、自分の位置からただ見上げるばかりで、先生に近づくことはできません。

 天国に行く条件があるのです。自分なりの家庭を持たなければ行くことができません。神様の息子・娘である以上は、息子・娘として使命があるのです。色々な使命をすべて果たした上で、永遠の世界で真の父母と会えるようになっています。そのような公式の内容を完成させなければ、出会うことができません。祝福を受けた場合には、天国に行く門は開きますが、歩いて入って行くことができません。先生が話した通りに行い、氏族のメシアを完成した立場で入籍をしなければなりません。

 皆さんには出生届けというものがあるでしょう? それが入籍なのです。日本のどこどこに生まれた日本人として登録するのです。今までは神様の国がありませんでした。本物の真の父母を中心として現れた家庭がなかったので、氏族もなく、国もあるはずがありません。ですから、サタン世界、サタンの国からすべてを蕩減して、家庭から氏族・民族・国家・世界を再び探し出さなければならないのです。宗教圈を中心として、宗教圈でない世界を一つ作って、サタンが持っていたものすべてを、神側に完全に還元しなければならないのです。そうしなければ、霊界に行って平安な生活をすることができません。霊界で地上と関係を持って、なしていこうとすれば、何十倍、何百倍、何千倍も難しいのです。(250−112)


 (ロ)160数の完成(付録参照221ページ)

 統一教会に通いながら、20年間に何人を伝道したかを中心として等級を付けるようになるとき、その間に一人も伝道することができなかった人は、寄生虫と同じです。今後入籍するときは、その数を重要視するのです。入籍時代に入っていくのです。自分の家庭を中心として一族が成されなければなりません。アダム家庭はアダムの一族でしょう? アダム家庭を中心として見るならば、アダム家庭の息子・娘がいて、一族があれば、国が形成されるのです。そのようになれば、じっとしていても国は形成されます。

 自分の家庭(夫婦)を中心として息子・娘がいて、父と母がいますから、家庭に三代がみなありますね? 自らの縦的な基盤を中心として、横的な面において、平衡的に家庭の理想をすべて受け継ぐことができる、数百・数干の家庭があるのです。それを連結すれば国になるのです。そのままにしておいても国になるのです。世界は複雑で難しいものではありません。

 氏族的メシアとは何だと思いますか? 横的な平衡線を代表することのできるあらゆる位置に、アダム家庭のモデルを立てておいたものです。アダム家庭に代わって、初愛の実を新たに植え直す立場に立つことのできる家庭を求めたのは、繁殖させるという目的があったからだということを知らなければなりません。それを混同してはなりません。

 そのように言えば、直ちに尋ねてくるはずです。誰かが「どうして縦的なことを横的に展開したのですか?」と聞いてきたら、皆さんは何と答えますか? アダム自身が、霊肉を中心として二つの世界を引き継いで息子・娘を生むことができるように、そのようになっているのです。そうなれば、息子と娘は横的に同じ価値になります。それを失敗したために、私たちは再びその心情圈をたずね求めて行って、それを埋め合わせてこなければなりません。

 そうして皆さんの息子・娘の時代には、神様がアダムの息子・娘に願うことのできなかった、神様の孫権を引き継がなければなりません。そうすることによって、横的に展開したすべての家庭が、堕落していないアダム家庭を中心として、同一の価値を形成するようにならなければならないのです。そのための目的として、四大心情圈と三大王権は不回避なのです。

 そのような結論が出てきます。それゆえに、初愛は同じだというのです。初愛が同じなので、初愛の実も同じであり、初愛の子孫も同じなのです。ですから、天に対して不平を言うことができません。そのような天国が、統一された天国です。

 初愛の絆に結ぱれた人は、不平を言うことがありません。自l然と自分の行くべき道が分かります。例えば、栗の実を植えるとき、「さあ、君は栗の木になって花を咲かすのだよ!」と教えてあげるでしょうか? そのまま放っておいても栗の木になって、枝を伸ばし、花を咲かせ、実を結ぶのです。そのようにしておけば、その実は天が摘んで持っていくのです。そのように入っていく所が霊界なのです。霊界に入っていくことは、そのような実と異なりません。実です。これが、すべての愛の理想を中心とした教材であり、教本なのです。(240−27)

 それでは、ここに数多くのアダムの息子・娘でもある先祖がいますが、これは全部父子の関係です。父子の関係なのです。勝利した父親のものは息子が受け継ぐために、縦にこのようにさえなれば、数千代がいっぺんに皆、平面で蕩減されるのです。これが縦横の父子の関係です。父母の所有は息子が相続するのです。ですからサインだけすれば、数千代が、わあっと、いっぺんにすべて蕩減されるのです。アダムのすべての子孫が再臨するのです。霊界と肉界が一つになって再臨するのです。

 ですから、霊界にいるのは天使長ですが、天使長の立場でアダムを完成させなければなりません。祝福を受けた二世はアダム世代です。はじめに天使長世界がアダムに協助したのと同じように、地上世界に協助することによって、彼らを完成の世界へと駆り立てていくのです。ですから、このようになることによって、結婚(祝福)さえすれば一日にして復帰されるのです。全世界が祝福を受けるのです。堕落は結婚式を誤ったことです。堕落は結婚を誤ったのです。何の話か分かりますか?

 今までに結婚した世界中の人は、みんな誤って結婚した息子・娘たちです。ですから、ここで祝福さえしてあげれば、真の父母によってすべて復帰されるのです。その人たちは当代の立場で、何千代でなく一代にしかすぎませんが、それは入籍として展開されていくのです。入籍。ここで160家庭をしてこそ入籍するのです。一代ですが数千代の入籍が行われるのです。一度に何万双が祝福結婚したとすれば、何万代に広がって出てくるのです。(265−302)

 世界が先生の言うことさえ聞いていたならば、1952年から地上に平和世界が、天国が築かれていたのです。今日皆さんに教えてあげている氏族的メシアを派遣したのです。そうしていたならば、全世界のキリスト教徒が8億です。8億の世界人類が先生の側にあるので、氏族的メシアは二つの町、一つの家庭内の三代がみな氏族的メシアになることができたのです。そうすれば、完全にサタン世界は退いたのです。憲法を制定して、今後の世界をいかに治めるかということを、憲法を中心に治めていくようになっていたのです。

 今後家庭を中心として、どのように進むべきかということは、まだ教えていません。ただ一つ知らなければならないことは、大移動時代が来るということを知らなければなりません。先生が話した氏族的メシアになって、160家庭を祝福させた家庭は入籍が可能です。先生が一代ならば二代、三代、四代と先祖を設定しなければなりません。先祖を立てれば王権が生じるのです。王権血族をつくらなけれぱなりません。

 このような順序でなされるために、全世界の統一教会の信徒たちは兄弟になるのです。祝福を受けた家庭はみな同じように見なされるのです。同じ家庭であるために、全世界の氏族復帰をした一族たちは、すべて天国の氏族になるのです。先生は160か国です。160か国と連結しようとすれば、神様と先生を中心として、160家庭を連結しなければなりません。それによって、160か国が連結されるのです。それが蘇生・長成・完成になるのです。

 それゆえこれは絶対的に必要です。これをしなければ入籍をすることができません。天国に入籍することができません。婚姻届けと同様に、一族が天国の氏族として加入するのです。それは、真の父母と神様の指示によって蕩減復帰した実績として、勝利的基準の条件となるために入籍するのです。今まで皆さんが反対したことを、先生はすべて許してあげましたが今後はそうしません。とんでもないことです。まちがいなくそのような時が来るのです。(273−46)


 (ハ)氏族的メシアの使命の価値

 今アメリカのホワイトハウスの主人は天側でしょうか、サタン側でしょうか? サタン側です。誰が天側ですか? 今韓国が最も反対しており、日本が大騒ぎしていますが、先生は問題にしません。ぺちゃんこになっていくのです。この地上に平和の世界をつくらなければなりません。お父様はこのような決意をしているのに、皆さんはどうですか? お父様と完全に一つになっていますか? お父様のような決心をしましたか、あるいは今からしますか?

 皆さんは最終目的地に到達したのですか、到達する過程にあるのですか? 到達する過程にあります。40年荒野路程をまだ越えることができていないのです。先生を中心として、故郷の地を訪ねて行かなければならないのです。国を探さなければなりません。国を建てたならば入籍をしなければなりません。皆さん個人の位置を入籍させなければなりません。私たちには、そのような本然の国がまだありません。そのような国の基盤の上に入籍をしなければなりません。入籍しようとすれば、どうしなければならないでしょうか? 氏族的メシアを完成しなければなりません。そうでなくては入籍をすることができません。12支派の地、所有権を受け継ぐことができません。私たちがそのような支派圈を持つのです。(248−128)

 氏族的メシアがしなけれぱならないことは何でしょうか? アダムが失敗したことを全部復帰しなければなりません。真の父母が来てイエス様の失敗したことを復帰し、アダムの失敗したことを復帰したのです。アダムは家庭的基準ですが、その家庭的な根がアダムとエバから連結されませんでした。ですから、氏族的メシアの立場に立って、それを逆につかんで、自分の父母と氏族を復帰しなければなりません。それは祖父母・父母・自分・子女の四代です。この四代を連結させて、今までになかった根を、自分の父母を中心として代置するのです。

 このようにして、自分の父母が氏族的メシア圈を完成することによって、皆さんの氏族を完成することによって、皆さんの家庭にアダム家庭と同じ基準が築かれるのです。家庭から氏族に連結され、国に連結され、世界が連結され、天上天下に心情圈が広がることによって、地上天国・天上天国が顕現するということをはっきりと知らなければなりません。

 なぜ氏族的メシアが必要なのでしょうか? 氏族的メシアがいなければ、家庭の基準を中心として全部が連結されません。そのようにならなければ、皆さんの故郷はありえないのです。先生の故郷はありますが、皆さんの故郷はありません。家庭をすべて復帰しておけば、今後入籍時代が来るのです。入籍時代が来るようになれば、支派の編成が行われて、入籍する順序に並ぶようになるのです。先に入籍する人たちがお兄さんとなり、彼らを先祖のように仕える新しい体制になります。全世界をすべてそのようにつくってこそ、地上天国の完成となるのです。(210−273)

 氏族的メシアとは、父母の立場に立っていくことです。父母の立場で息子・娘を結ぶのです。それは宿命的です。避ける道がありません。これができなければ、天国に行っても入籍ができません。立つ場がないのです。自分の位置を与えてもらえることをありがたく思いなさい。先生が与え得る最高の贈り物であり、先生が自分の家族の前にできなかった歴史的な恨を、皆さんを代わりに立てて解こうとしているのです。こうすることによって、先生の父母が解放されると同時に、皆さんの父母まで恩恵を受けるようになるのです。皆さんの父母が、堕落していない父母として登場するのです。(220−39)

 自分と関係のある氏族を復帰しなければなりません。ところで氏族的メシアを中心として復帰するのは、人だけではありません。所有権と血統まで復帰しなければなりません。一族の所有権と親族が、神側に帰らなければなりません。それを成し遂げるのが氏族的メシアです。氏族的メシアの使命は宿命的な使命であるために、死んでも成し遂げなければなりません。

 イエス様も、氏族的メシアから国家的メシアヘと上がっていかなければならなかったのです。ところが氏族基準で失敗したのです。そのイエス様、つまり第二の先祖の失敗を復帰してあげなければなりません。イエス様の120数と、40年の40数を合わせて、160家庭なのです。そうすることによって、氏族が神の国に帰ることができるのです。氏族を中心として、おじいさんとお父さんと自分たち夫婦と子供の四大圏グループを中心にして、登録をしなければなりません。入籍時代が来るのです。(259−85)

 見てごらんなさい。枝から芽がちゃんと出てくれば、自然と育つようになっています。それと同じように、国家と世界の運勢が、全部そこに行くようになっています。それは皆さん自身にかかっているのであって、先生が手伝ってあげるのではありません。はっきりと知るべきです。枝が多ければ蕩減が難しいのです。枝は自ら伸びていかなければなりません。氏族的メシアの枝が多ければ、その国を動かすことができる主流になるのです。それで氏族的メシアがあるのです。

 第一に、自分の家庭を通して、自分の一族の上に神様を迎え、神様が意のままに往来できる高速道路をつくるのです。こうしておけば天地に通じる高速道路が、国と世界に自然とできるようになっています。そうしなければ神様がこの地に、皆さん自身の一族と子女を訪ねてくることができないのです。氏族的メシアがその門を開かなければなりません。

 国と世界全体が行くことのできる道を先生がすべて築いておいたので、自分の家庭と氏族という二つの基盤に通じるようになれば、国家の行くべき道、世界の行くべき道、天の行くべき道がすべて連結されるのです。ですから皆さんは、自分の町で一日も早く基盤を築きなさいというのです。そうすれば、天がその個人を通してどこにでも行くことができるのです。

 第二に、すべてが入籍をしなければなりません。入籍は自分ではすることができません。(勝利的)イエス様の基準で、国家的基準で入籍するのです。入籍をするようになれば、氏族的基準を中心として出発するようになります。それを勝利してこそ氏族的な入籍が行われるのです。これが氏族的メシアの二番目の責任です。

 氏族的メシアにならなければ入籍することができません。それは何でしょうか? イエス様の12弟子と72門徒と120門徒を中心として、地上に祝福家庭の120か国代表と72民族代表と12家庭の氏族代表です。そういう基台がなければならないのです。

 イエス様が十字架に架かったとき、ペテロ、ヤコプ、ヨハネが全部逃げたのです。弟子も大きなことは言えません。しかし血族は違います。息子と娘が死ぬのに、父母が逃げることができるでしょうか? 他の人はみな逃げることができますが、兄や叔父や甥のように、血縁関係で結ばれた人たちは逃げることができません。そうすれば血盟(血判を押して固く誓うこと)が行われるのです。イエス様は血盟がなかったために孤独だったのです。そうして死んだのです。

 そのようになったために、死んでから入籍をしなければならなかったのです。しかし入籍は一人ではすることができません。イエス様の氏族的メシア圏において、ザカリヤ家庭(カイン家庭)とヨセフ家庭(アベル家庭)が一つになれませんでした。それと同様に、皆さんのカインとアベルが一つにならなければならないのです。氏族的メシアは、勝利的氏族圏を立てたイエス様と同じ立場です。皆さんの対象圏(カイン圏)はザカリヤ家庭なのです。この二つの家庭が一つになれば、すべての家庭がみな救われるのです。

 ですから氏族的メシアにならなければなりません。氏族的メシアにならなければ、祝福を受けて入籍されるまで、垣根の向こうで待たなければなりません。待ってみなさい。(そうすれば)皆さんの氏族までみんな入籍してその数を満たし、そこでばっさりカットされれば、ぴりになるのです。協会長だとか誰だとか言うまでもなく、氏族的メシアが一番なのです。本部教会ではこのような話はしないでしょう? そのように氏族的メシアが素晴らしいのです。このようにしなければ、一番目の公式を通過することができません。公式になっているのです、公式。神様が往来できる高速道路をつくらなけれぱなりません。

 一番目の公式は何ですか? 氏族圏まで神様が来臨することのできる高速道路を築かなければなりません。自分の一族を通じ、自分の家庭を通じ、自分の父母を通じて氏族が一つになれば、そこに天が共にあるのです。二番目は何ですか? 入籍です! 入籍のためには息子・娘を生まなければなりません。入籍というのは息子・娘を生まなけれぱならないということです。息子・娘を生んでこそ入籍が始まるでしょう? この二通りなのです。(236−113)


 C所有権を捧げなければ

 世の中のすべての物が、堕落した父母から全部サタンの前に流れていきました。今後、真の御父母様を中心としてすべての家庭を復帰するためには、自分の所有物に固執する心があってはなりません。個人の所有物に固執する心があってはならないのです。自分の体も自分のものではなく、息子・娘も自分のものではなく、夫も自分のものではありません。全部天の所有として決定されなければなりません。エバの所有になってはなりません。個人の所有として決定してはならないのです。

 天の所有として決定され、それから神様の前に戻して神様のものとして認められ、その後で再び、天を通して返してもらってこそ、個人所有権の時代が来るのです。天国に入っていって入籍が終わることによって、そのようなことが行われるのです。そうしてこそ皆さんは地上においてはじめて、エデンの園で堕落せずに万物を所有して生きた主人の立場を復帰することができるのです。そのようになってこそ、地上天国に入っていくのです。(165−284)

 自分の持っている物は、すべて自分のものではありません。戻して天の前に持っていって接ぎ木をしなければなりません。それゆえに自分のものではありません。自分という所有権はありません。真の愛を中心とした主人はアダムではありません。天が中心であるために、天を中心として主人とみなし、私自身はそこに相対的な存在、対象的な立場に立つということを考えなければなりません。それゆえ、所有権がまず誰のものかというならば、神様に戻らなければならないというのです。

 天国が今後地上に建設されれば、このようになるのです。憲法がそうなるのです。すべてを天国に帰化させなければなりません。ですから、統一されまいとしても統一されるしかありません。これは強制ではありません。志願しなければなりません。それによって入籍する日が始まるのです。そのような氏族から入籍できる順番になるので、先に入籍すればその人が先祖になるのです。残りの人は、その人に頭を下げなければなりません。

 個人の所有権で天国に入ることはできません。天に捧げて天国に入り、それから再び相続を受けてこそ自分の所有となるのです。自らの5パーセントを完成することによって、天のすべての相続権を受けることのできる、天国の足掛かりと基盤になっていかなければならないのです。神様を中心とし、父母を中心とし、息子を中心として、足掛かりになることができませんでした。三代の基盤を備えて、新たなる相続が伝授されるのです。おじいさんが死なずに生きているのに、(おじいさんを無視して)相続してくださいと言ってはいけないのです。(219−214)

 もしも国家が独立するようになれば、その時にまた三分の一を捧げなさいというのです。その次に世界が一つになれば、また三分の一を捧げなさいというのです。それで一銭もない状態で方向転換をしなければならないのです。所有権があってはなりません。私は今一文無しです。一銭もありません。借金をしながら摂理を進めてきました。今も借金をして仕事をしています。

 ですから、自分の家さえも処理する心情を持って天に入籍してこそ、180度の方向転換になるのです。氏族的メシアとして、160家庭を天の国に入籍してこそ方向転換になるのです。方向転換するのにそのままでは方向転換できません。自分たち夫婦の家庭が、完全に方向転換しなければなりません。アダム家庭でなくしたものを再び取り戻して、天の前に捧げることによって夫婦が整理され、天国に向かって入っていくことができるのです。これが公式です。

 それゆえイエス様の時代にも、すべて家を売って捧げなければならなかったのです。それで霊界に行ってからも、みなそのように役事したのです。なぜそうすべきかという理論的な内容がなかったために、うまくいかなかったのです。このような原則をすべてキリスト教が、イエス様が教えてくれなかったのです。イエス様はそのようなことを知らなかったのです。教えてあげたならば、今日キリスト教がこのようにはならなかったのです。統一教会は今後、キリスト教のようにはなりません。あいまいなまま流されません。詳しく教えてあげるのです。(272−239)

 財産を自発的に捧げるという心情が必要なのです。ところが、そのように捧げる人がいません。自分の家、自分の所有を持って、天の願いに応えられない人たちは困ります。今こういう話を聞いている人たちが、後で入籍するとき、自分の家などに執着する心があれぱひっかかるのです。先生は何もありません。先生はお金をたくさん儲けても、世界のためにお金を儲けるのです。それはどこの誰のためでもありません。万民を救うためには国家をすべて溶かして、水のようにまいて使わなければなりません。

 そのような緊急な時にあって、そのように溶けまいとする人は、天の怨讐、反逆者です。日本が国を失ってしまった場合に、王権を復興すべき問題が提起されれば、家ばかりか命までも捧げるのが忠臣です。これは日本だけの問題ではありません。天宙を建設するのに、何もかも天のために捧げるという決心をしていかなければならないのです。(286−238)

















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