真の御父母様天宙勝利祝賀宣布
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第二章 永遠の道

一、一生と永生の問題

 皆さんは何歳まで生きて死にますか。神様の命令ですぐに死ぬことになったならばどうしますか。そうなれば、何かを残さなければならないでしょう。天が私を褒めうる何かを残さなくてはなりません。自信がありますか。そのためには、寝る時間が惜しく、食べる時間が惜しく思われるのです。心配しようにも心配する時間がないのです。

 一生と永遠の問題なのですが、その一生を短いものとするほど価値があるのです。ですから、どれだけ個人を愛し、どれだけ個人を愛する人となり、その次には、どれだけ家庭を愛したか、どれだけ氏族を愛したか。このように個人を愛し、家庭を愛し、氏族を愛するということは何なのでしょうか。すべての人類を愛するための教材なのです。それらを愛することは、全体を愛するための教材を愛することです。

 このようなことがある一時に全宇宙へ、時間と空間を超越したあの世界へ行き、私がすべての人をこのように愛するための準備なのです。分かりますか。皆さんは何歳まで生きますか。これは深刻な問題です。これは私たちの一生において絶対に損にはならないことです。極めて賢い考えなのです。

 ですから、二年が過ぎ、師走の大晦日になって新しい年になるとき、私が死んではいないことを思って、二年後に新しく迎える元旦はどれほど希望的だろうか考えてみてください。

 一生は短いのです。先生は一生がどれほど短いかをよく知っています。行く道は急がれています。行く道は急がれているということを知らなければなりません。皆さんは妻を愛さなければならず、夫を愛さなければならず、息子をも愛さなければならず、次には父母を愛さなければならず、その次に食口を愛さなければなりません。道はとても遠いのです。罪を犯した人は、蕩減の道を克服しなければなりません。明日死ぬとするならば「神様、一日だけ生かしてください」といわなければなりません。このように行く道がどれほど深刻であるか考えてみてください。実感が湧きますか。(はい)。

 そのようにすればこれが何かの利益になるでしょうか。私の知らない間に天国の愛の階段が作られるのです。私たちが宗教を信じるということはどういうことでしょうか。死を克服するために、死に勝つためのものです。永遠の世界における理想郷を目指していくことです。

 皆さんが先生に向かって、東洋人、西洋人、五色人種がみな来て「先生愛しています」といいますが、何が良くてそういうのでしょうか。愛があるのです。そのように愛するならば、自分に戻ってくるのです。愛してくれなどという必要がないのです。

 神様が創造してから、あの天国に座して安心しているのは、このように平等な愛の公式を提示したからなのです。ですから、神様は讒訴されることがないということを知らなければなりません。同様の公式が適用されるのです。誰が愛の教材ですか。(私自身です)。皆さんは父親として、夫として、息子として、指導者として、皆さん自身が標本です。

 ですから、代わりにこのような教育を、私の母親、父親を中心として、その次には食口を中心として、国家を中心として訓練します。天国に行って生きるための訓練をするのです。それを個人、家庭、社会、国家、世界的に連結します。私がお母さんであるならば、赤ん坊に向かって「愛している。愛している」という必要はないのです。目くばせだけですぐに分かるのです。

 本質的な問題は、その基盤の上ですべて通じるのです。父母様を愛することなくしては、父母の愛の標本になることはできません。妻を愛することができなくては、夫婦の愛の標本になれません。父母が息子を愛することができなければ、愛の標本になれないのです。このように、愛を世界的に横的に展開させる訓練を受けさえすれば霊界のどこにでも通じます。天国は別の世界ではありません。そのような所なのです。(一〇二―一二三、七八・一一・二七)


二、万世一系の皇族

 アダムとエバが堕落しなかったならば、神様を中心としたアダムの直系の長子たる子女たちが生まれたことでしょう。アダムが誰かといえば、長子であり、真の父であり、王です。どこの国の王でしょうか。地上世界と天上世界の王です。また地上の国と天上世界の真の父母であり、地上の国と天上世界の真の長子です。それゆえに、アダム家庭は天国の王室です。

 では、アダム家庭のおじいさんは誰でしょうか。アダムに息子、娘ができたならば、おじいさんは神様です。神様がおじいさんです。次にお母さん、お父さんはアダムとエバです。そしてアダムとエバは王であり、真の父母です。人類の王です。過去の立場を代表する観点から見れば、おじいさん、おばあさんは神様の代わりであり、また神様は父母の代わりです。

 縦的に見れば、神様が一代圏、二代圏、三代圏を中心として家庭に着陸するようになるのですが、一代圏が横的に展開したものがおじいさんであり、二代圏がお父さんであり、三代圏が私です。それで息子・娘を中心として万世一系の皇室を受け継ぐのです。

 ですから、自分の息子・娘、すなわち孫は誰かというと、王権を伝授することのできる王子、王女です。また、真の父母の後継者です。永遠なる長子を中心として学び、自らの長孫に侍ることができるように心情的訓練を受けた人々です。そして彼らが横的に広がって民となるのです。このように見るとき、復帰路程で選ばれたアダム家庭は、真の愛を中心とした皇族です。

 では、家庭のおじいさんは誰でしょうか。神様の代わりに私たちの家庭の歴史を収拾し、歴史を代弁するために現れた王です。天上と地上に神様の代わりに王権を教育するために私たちの家庭に臨在する王です。ですから、歴史的な代表者です。

 そしてお母さん、お父さんは誰でしょうか。数多くの家庭がありますが、お母さん、お父さんはこの家庭を代表する王権の代表者です。私たちの家庭の王です。アダムは元来家庭を代表する王でした。アダム家庭がそのようにならなければなりませんでした。そのようになったならば、その息子・娘は、王子、王女です。未来に王権を受け継ぐことのできる息子と娘なのです。

 そのようなアダム家庭となるとき、これが天国の軸を立てるための型となるのであり、これがそのまま行けば霊界の主人となるのです。これが地上の王権・父母権・長子権を中心として霊界に行けば、永遠なる王権・父母権・長子権を中心として一つの軸になるのです。これは絶対に動かすことはできません。これを中心として数多くの人類がみな合わさって天国の膨大な国民、天国の民となるのです。

 縦的な基準は繁殖できません。一つの点となっているために繁殖ができません。なぜ神様はアダムとエバを創ったのでしょうか。繁殖は体を通し、横的な基盤で行われるのです。縦横をつなぐ球形的な基台は空間です。ここに膨大な天国の国民を生産できる基地として体をもったアダムとエバを創りました。(二一八―二五六、九一・八・一九)

 では、一番初めの長子は誰でしょうか。一番初めの長子はアダムです。イエス様ではありません。そして最初の父母は誰でしょうか。アダムとエバです。アダムとエバが最初の父母でした。ところが、聖書を通じて分かるようにアダムが堕落しました。堕落したというのは、アダムが善の父母になれなかったということです。始めに神様が願ったのは善の父母でした。善の父母から出発することが、本然の歴史の行くべき道でした。ところが、人間の出発がそれとは反対になってしまいました。悪の父母につながったのです。

 では、善の父母はどのようにして現れるのでしょうか。愛を中心として現れなければなりません。愛なしには、父母という概念が現れることができません。父母という名前は愛に連結しています。愛がなければ父母が現れることはできません。父母の出発は愛です。悪なる父母に悪なる愛が連結すれば、悪なる息子・娘が出てくるのであり、善なる父母に善なる愛が連結すれば、善なる息子・娘が生まれるのです。

 本然のエデンの園で、善なる父母に善なる愛が連結し、善なる息子・娘が生まれなければなりませんでしたが、悪なる父母に悪なる愛が連結し、悪なる息子と娘が生まれるようになりました。誰を中心としてそのようになったのでしょうか。サタンによる愛が連結して、サタンの息子・娘が生まれました。したがって、私たちの体は、サタンの愛、サタンの生命、サタンの血統に連結されています。これを否定できません。すべての人類がサタンの愛、サタンの生命、サタンの血統に連結され、サタンと完全に一つになっています。(二一八―一八六、九一・七・二八)

 人間の最初の先祖であるアダムとエバが堕落することによって、王権、父母権、長子権を失いました。それで、どんな悲惨なことが起こったでしょうか。家庭を失いました。真の個人の基盤、真の家庭の基盤、真の氏族の基盤、真の民族の基盤、真の国家の基盤、真の世界の基盤、真の天宙の基盤をすべて失いました。それを誰がみな持ち去りましたか。サタンが持っていきました。サタンがすべてを占領しています。本然の主人は神様です。

 元来はすべてが神様に属するものだったのですが、堕落によってサタンのものになってしまいました。今まで神様は一度も主人になることができませんでした。一度も所有権を持ったことがありませんでした。ですから、すべてを神様の所有権に復帰しなければなりません。

 それゆえ、歴史は個人を越え、家庭を越え、氏族を越え、民族を越え、国家を越え、世界を越えて今は世界的な歴史圏時代です。政治圏も同じです。次には、この横的な世界だけではありません。縦的な世界でも上下と前後、左右を連結してこそ球形世界になります。

 それが真の愛を中心とした理想型です。球形体には必ず軸がなければなりません。回れば、そこには縦的な軸が生じるものです。そしてそこには平等圏があり、真の愛を中心としたそのような軸の位置は永遠に存続するのです。

 今まで、人間の世界にはこのような縦的な愛はありませんでした。はじめから誤っていました。ですから、本然の国がありません。故郷も本然の故郷ではありません。本然の理想的な故郷がないのです。ですから、誤ったものをすべて取り除いて、本然の世界へ戻らなければなりません。このような運動を繰り広げているのが統一運動です。

 統一運動の絶対の中心は愛です。その愛は自動的に神様の体を連結し、神様の心をも連結します。神様の理想的なすべてを連結するのです。神様の体と心を一つに結ぶことができ、一つに結んだその場をセンターとして神様が臨在するのです。永遠に神様と切り離すことはできません。したがって、そこには真の愛があり、真の生命があり、真の血統があります。

 本然の人間の先祖はどこから始まったのでしょうか。目でもなく、鼻でもなく、口でもなく、手でもありません。それは生殖器です。そこに血統が連結しています。それゆえ、救うということは容易ではありません。

 ゆえに、どんな困難があっても、真の愛を中心として正面から突破しなければなりません。ですから先生は真の愛を中心として家庭の頂上を越え、氏族の頂上を越え、民族の頂上を越え、民主世界の頂上を越え、共産世界の頂上を越え、あらゆる頂上をみな越えました。(二一八―一八〇、九一・七・二八)


三、天国入籍の資格者

  〈祈祷〉

 愛するお父様、今日は一九九八年十一月十九日、天地が注目する第三十九回子女の日を迎え、このニューヨーカーホテルで聖なる式典を迎えさせてくださいました恩賜に感謝申し上げます。

 天の祝福家庭と地上の祝福家庭を情的な因縁で結び、天の父母と地の父母をお迎えした中で、あなたの理想であった家庭の秩序と、万民、万国が神様の心情と一体となり、愛と生命と血統の一体理想圏において、全世界があなたの血族であり、あなたの心情的結実であったにもかかわらず、この被造世界がサタンを父母として侍り、人類はサタンの子女の立場に落ちたことを私たちは知っております。

 全宇宙を抱き、家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙では聖子の道理を完成すべき本然的な使命を果たしえなかった人類始祖のアダムとエバの瞬間の失敗を越え、億千万世に神様の心情に釘を打ち込み、このみ旨を解怨成就していない摂理の路程を、私たちの先祖たちが受難の血を流し、分立せざるをえない、怨めしい心情世界の恨の峠を越えるために苦労される天の父母を私たちは知っております。

 こうして摂理というみ旨において、それほどまでに耐えらえたお父様の驚くべき人格の前に、それほどまでに受難を受けながらも、為になし、また為になしては忘れてしまわれるお父様の深い愛の前に、復帰の恨の峠を従い越えてきた人類は、あなたの心情深く、今までの恨の道は、すべて払いのけ、あなたの愛、全人類の前にもっとなしたいという、このような心を持つことができるように血の祭壇を捧げてこられた摂理史の主流宗教をご覧になられ、お受け下さいますよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 第三十九回子女の日を迎え、記念するこの場を祝福してくださり、万民解放のために家庭を失い、天の父母様の血族の因縁を失った歴史の中で、統一家が天の全体の全般全権の権限をもってこの地上に現れ、この悪なる世界に残ったすべてのサタン世界の血統を断絶させております。

 汚れたこの世界が、あなたの心情を中心として、心で体で恨の歴史を清算していくようにしてくださった恩賜に心より感謝申し上げます。天の父母に従いつつ、地の父母が顕現するのを望んだ創世の数千万年の永き歴史を耐えられたお父様のその御心の前に、痛々しい痕跡は何ものによっても代えられないということを知っております。

 そのような本然の心情の奥深くで、その傷を喜び、本然の子女の道であるとお考えの神様の怨めしい事実を、統一家が現れ、事を始めて参りました。人類が深く悔い改めるべき谷を乗り越えるようにしてくださった恩賜に感謝申し上げます。

 その谷間を越え、平地を作らなければならないという事実を考えるとき、個人的な体と心が一つとならねばならず、家庭的な体と心、夫婦一心一体とならねばならず、父母と子女が一心一体となり、家庭を中心として氏族を越え、民族と天宙まで一心一体の愛する生命体として、神様の血族と血統を永遠に不変なる価値の存在、歴史を越えに越えて、その光を遮ることのないように、完成された心情的光を持つべき私たちの子孫となり得ていないことを深く悔い改め、天の父母と地の父母にすがって、千世万世に悲しかった恨を解いてさしあげるための真の孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を果たすことのできる統一家の群れとなれるようにしてください。

 天は為に生きる愛の道をお立てになり、子女の為に、地の為に、人類と天国の為に生きると同時に、投入しては忘れるという為に生きる役事をどれほど、どれほど、またどれほど続けに続けたかを私たちが深く知り、私たち個人から体と心を合わせ、家庭で夫婦が一心一体となり、氏族に投入し、氏族、民族、国家、世界、天宙を神様に投入し、私たちの真の家庭に再びあなたの恩賜をお返しし、全体を投入することのできるお父様の心の前に不忠不孝の群れとなることなく、真なる孝子、真なる忠臣の息子・娘となれるようにしてくださらんことを、お父様、切にお願い申し上げます。

 父母様が来られ、子女の日を迎えましたので、子女の涙がいかなる価値を持つべきかを知り、心身一体となってすべての万物を抱き、天の前に帰らなければならないという復帰の観点があるがゆえ、自らの体と心が一つとなり、祝福を受けた夫婦が子女とともに万物を抱いて天の前に因縁を結ぶためには、多くの歴史を通して耐えてこられたお父様の心情を押し戴き、自らの血肉を削り、生きた供え物として復活の役事を天上世界と地上世界に宣布すべき私たちの家庭となるべきことを心に刻まなければなりません。

 一切が天から来て、一切が天の方向と一体となり、結果の一切が神様の目的と合うように、すべてを捧げることのできるこのような群れとならなければなりません。

 このような私たち子女として義務を悟り、前を見ても、後を振り返っても、前後左右、上下を見回す度に天のイエス様を知り、四方に整えるための日々の訓練と日々のさらなる努力して、天の願う最高の家庭の姿を整えて、アダム家庭に残ったサタンの血の跡をすべてきれいに清算し、神様が喜びの心で感じることのできる孝子、忠臣、聖人、聖子の姿を備え、神様いわく、「おまえは私の息子、娘であり、私たちの家庭を受け継ぐことのできる千年万年の孫」だ、と祝福を受けるべき祝福家庭であることが分かるようにしてください。

 そこでは、「私」というものはありえず、私の主張というものはありえないのであり、どのような存在も絶対信仰、絶対愛、絶対服従に順応する道理しかないということを悟れるようにして下さい。

 前を見ても、後を見ても、順応する道理しかないということを悟れるようにしてください。前を見ても、後を振り返っても、前後左右の生活を照らしてみるとき、天の家庭だと称することができ、神様がそうだと応じて宣布することのできる私の家庭を求めておられるということを知る祝福家庭と全人類とならしめてくださいますことを切にお願い申し上げます。

 このようにしてサタンの血統断絶のために活動を始めることができる大解放の開門をしてくださったお父様の恩賜の前に感謝いたします。神様が先頭に立て、真の父母が先頭に立てて、国家的メシア、氏族的メシア、氏族的メシアが率先して、人類の手本となり、天の父母をお支えし、天国を抱き、天国到来と天国統一のための心身一体の世界を必ずや築かんとする、燃える統一家の祝福家庭となれるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。

 今や祝福家庭が子女を中心とし、家庭祝福を中心とした四・四節を宣布したように、アダム家庭の四位基台を造成することができず、その子女が四位基台を造れなかったものを再び整え、天の家庭の姿を完備させ、天国へ直行するためのこれらすべてのものを、統一家の祝福家庭はもちろんのこと、全人類が奉り、精誠をもって侍り、この道に従っていくために千年の恨と万年の恨を解いて、願いが成就されることを知り、すべて新しい世界に祭物を捧げても越えていくことのできる祝福家庭となれるようにしてくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。

 今回の子女の日は特別な日です。歴史を清算し、復帰しようという宣言をして、今や天国の正門を目指して、個人から家庭を捨て、民族、国家、世界の行く一つの標準の前に、一つの人類として、お父様の心情と、真の父母の心情と、自分の家庭の心情と、その国と世界が一体となることのできる事情を備え、天が動ずれば動じ、静ずれば静ずることのできる神様の愛の血族的祝福の一つの生きた祭物となる家庭を築いてさしあげるべきであり、解放の王座と王権をもって天国に入っていくことのできる家庭時代に私たちが精誠を尽くすことができますよう、お父様、お守りくださいますことを切にお願い申し上げます。

 この日もまた神様が歴史時代に摂理の為に歩み来られた伝統であり、この伝統を奉じ、真の父母の道理に従って、天の父母と地の父母に従い、そのすべて全体の内外の背景を、心身一体となり、家庭一体となった環境を経て、国を地上天国にまで連結させるべき愛の平面的版図、直線的版図を中心として、いつでも天が、天の父母と地の父母が顕現し、万民の家庭すべてがその中心となる家庭を中心として歓喜し、授け受けることができ、永遠に天国の手本となる中心的家庭となることができるように決意する今日となさしめてくださいますことを切にお願い申し上げます。

 天上世界の私たちの先祖たちを祝福いたしました。聖人はもちろん、悪なる群れにも解放の機会を与えました。だからといって悪なる人が横的な立場に立つことができたのではなく、縦的な立場で歴史的な恨の心情を再び開き、天の父母と地の父母、宗教歴史に私たちの先祖たちが血を流したすべての心情的基準とその心情を体恤し、天の教育を受けて段階的に聖子たちが祝福を受けるその基準まで戻ることのできる道が開かれておりますので、むしろ知性を尽くし、忠誠を尽くすところには早い期間の内に恨の峠を越えることができるようにしてください。

 真の父母が実を結んだ天国の門が閉まることのないよう、恨めしい立場に立つことのないようにしてください。毎日、忠孝の道理を誓い、聖者聖人の道理を誓いつつ、その日に霊界で修練の過程を経て、地上の子孫にまで協助できるこのような時代となりました。先祖たちがこの地上に任命、派遣されましたので、天の父母とともに、この地上に地上家庭を中心として、新しい出発が霊肉一体圏を作り上げることのできるような光明なる世界が、いち早く築かれることをお願い申し上げます。

 神様の愛が芸術的に統一された世界を、生きている間に心からこの地上に迎えることのできる輝く光栄の真の家庭の姿を築き上げるために、いつも忠誠を尽くさんと努力することができますよう切にお願い申し上げます。習慣的な家庭の群れとなることなく、伝統的な家庭の行列となり、責任、さらに責任に向かって前進的発展とともに、より高い次元に向かって進むことのできる手本となる祝福家庭にならなければならないという決意をし、天の前に家庭的誓いを新たに設けて、家庭を越え、氏族と一体化して国と世界を取り戻すための前進将兵として恥ずかしくない、神様の恩恵に報いることのできる祝福された家庭とならしめてくださらんことを、お父様、切にお願い申し上げます。

 このような心を持つ祝福家庭には、天上世界の国境を越え、民族、氏族を越え、天の伝統がこの地上に百パーセント完結されるために、一つの家庭を中心として、天上世界の先祖たちと、天使天群と、神様ご自身が地上に来ることのできる、このような伝統的な動きが、天地が一体圏、父母様が行かれる道を追ってこれが現れ、成就されるように祝福、さらなる祝福、さらなる祝福を受けることのできる家庭とならしめてくださいますことを切にお願い申し上げます。

 第三十九回、この子女の日が誇らしい姿となれなかったことを私たちは知り、責任を為すにあたって恥ずかしくない家庭の姿を備え、天の前に忠孝の道理に従っていけるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名によって宣布致します。アーメン、アーメン、アーメン。(一九九八・一一・一九、ニューヨーカー・ホテル)

 皆さんは、家庭盟誓を完成しないうちは天国に行くことはできません。キリスト教徒はイエス様を信じれば天国に行くといいますが、天国はそう簡単なものではありません。今、全世界がキリスト教文化圏ですが、天国でしょうか。地獄の中の地獄になったのです。どちらですか。地獄に近いでしょうか、天国に近いでしょうか。境界線でいうならば、境界線を越えましたか、越えていませんか。自分がどの位置にいるのかみな知っているのです。どの位置なのか、みな分かるようになっているのです。

 ですから家庭盟誓が出てくるのです。そのような基盤ができたので出てくるということを知らなければなりません。ゆえに「私たちの家庭は真の愛を中心として」すべてに「真の愛」が入っています。真の愛を中心として個人、家庭、息子・娘を一つにし、父母として来られたということを知らなければなりません。

 では、神様は体と心が闘うでしょうか、一つとなっているでしょうか。闘うでしょうか。ノー(no)。皆さんはどうですか。イエス(yes)です。どのようにして「イエス」を「ノー」に変えるのでしょうか。それは簡単ですか、難しいですか。世界をひっくり返すことよりも難しいのです。自己完成というものは世界を勝利することよりも難しいのです。いかにして体と心を一つにするかということなのですが、それは簡単ではありません。

 確かに難しいけれども、そうすべきでしょうか、そうすべきではないでしょうか。「しなければなりません。」それほど難しいのですが先生はハイウェイをつくりました。橋を架け、山にトンネルを掘ってハイウェイをつくっておいたのです。皆さんはハイウェイを建設する先生に協助しましたか、反対しましたか。しっかりしなさい。反対した奴に死ねといって捨てることなく、それを救ってやろうと今まで苦労してきているのに、ボーッとして自分とは開係のないことのように考えているのですから困ったものです。

 先生自身は、先生のためならばこのように苦労する必要はありません。すべては世の中の人、皆さんの世界を救うために苦労したのであって、自分を救うために苦労したのではないのです。

 先生が教えてあげた内容のすべてが、天国に行くための鍵です。ここに合わなければどこも開けることができません。私のあげるキー(key)で開けて初めて天国が開くのであり、他に何をしても無駄なのです。いくらアメリカの誰々だといってもだめなのです。

 先生のキーは本質的なキーです。金で作るなり、銀で作るなり、いくら作ってみたところで到底開かないのですが、これは真鋳作りで何のことがないようでも、ガチャッと開くのです。誰にもそのようなキーは作れません。ムーニーを愚かな人といいますが、貴いキーなのです。(一九九四・五・八)


四、ジャルジンの六大宣言


 第一宣言:ニュー・ホープ・ファーム(New Hope Farm)宣言

 神様が人間と万物を創造されるとき、絶対信仰、絶対愛、絶対服従によって造られた。神様の対象体である私たちも、神様に絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければならない。(一九九五・四・三、ジャルジン・ニュー・ホープ・ファーム)


 第二宣言:絶対・唯一・不変・永遠なる理想家庭

 神様は絶対、唯一、永遠、不変であられる。私たちは神様の子女であるので、神様の属性に似て絶対子女、唯一子女、永遠子女、不変の子女となるべきであり、絶対夫婦、唯一夫婦、永遠夫婦、不変の夫婦として生きるべきであり、絶対父母、唯一父母、永遠父母、不変の父母となり、絶対家庭、唯一家庭、永遠家庭、不変の家庭として完成しなければならない。(一九九八・八・七、ジャルジン・ニュー・ホープ・ファーム)


 第三宣言:第一・第二・第三の創造主宣言

 神様は第一創造主としてアダムとエバを創造され、アダムとエバは第二創造主として私たちを創造した。したがって、私たちは第三の創造主となる。神様は、息子と娘(アダムとエバ)を失った悲しみも大きいが、孫がいないという恨もある。三代が第一創造主(神様)と同じ心情をもって、一つの家の中で一緒に暮らすべきである。(一九九八・八・二一、ジャルジン・ニュー・ホープ・ファーム)


 第四宣言:宿命的提案解怨宣言

 神様と私たちは親子の関係だ。親子関係は宿命である。父母のすべての恨と問題は、子どもだけが解いてさしあげることのできるものである。それが子女の道理というものである。

 入籍した家庭は再び不信や背信することはありえない。神様と私たちは親子の間柄として共鳴、統一されなければならない。(一九九八・八・二八〔陰暦七・八節〕、ジャルジン・ニュー・ホープ・ファーム)


 第五宣言:家庭的四・四節宣布

 地上世界の完全で完璧な摂理完了時代を迎えた。

 @霊界にも四位基台が造られ、地上にも四位基台が造られた。

 A父母と子女が四位基台を取り戻し、理想家庭の種をまいた。

 B一世代と二世代が一つとなった。

 C南(パンタナール)と北(アラスカ)が一つになった。(天と地が一つになる)

 Dサタンの血統が断絶され、神側で血統が転換された。
 (一九九八・九・八〔四・四節〕、アラスカ・コディアック)


 第六宣言:総霊界霊人解放式(全体解放統一式)

 すべての霊人たちは何の功績もなく祝福を受けたので、地上の子孫を助け、地上天国の建設に協力しなければならない。(一九九八・一〇・五〔陰八・一五〕、ブラジル・サンパウロ)













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