真の御父母様天宙勝利祝賀宣布
(全面表示) 戻る INDEXへ


五、真の御父母様天宙勝利祝賀宣布式
    (一九九九年六月十四日 蚕室体操競技場)

   一)宣布式の背景に関する郭錠煥会長の経過報告

 世界一八五か国の指導者の皆さん、各界からのご来賓、摂理機関の代表、そして愛する世界平和統一家庭連合の会員の皆さん、第三十七回真の万物の日を記念する今日、「真の御父母様天宙勝利祝賀宣布式」というこの天宙史的な式典に、神様と天地御父母様をお迎えし、そしてまた真の家庭の兄、姉である方々をお迎えした中で、さらには天上世界の興進様をはじめとした歴代の聖人と、祝福を受けた霊人たちが臨席するこの場に、私たちが万民と万相を代表して参列するという栄光にあずかっております。唯一真の御父母様だけがなしうるこの歴史的な儀式に対して正しく理解していただくために、私が真の御父母様の語られたみ言を中心として要約して説明をさせていただきます。

 人類が堕落することによってサタンの血統を受け継ぎ、サタンの主管下に落ちた罪愕の歴史は、神様に言葉にはできないような恨と悲しみを与えました。この恨を抱き、人間が本然の神様の子女の価値を取り戻すということは、完成したアダムとしてこられる真の御父母様によってのみ、真の御父母様の祝福の恩賜によってのみ可能なものです。

 神様がこのために、すなわち来るべき真の御父母様のために準備された、第二次世界大戦直後の世界キリスト教の基盤が、真の御父母様のものとなることなく、不信へとばかり流れていくもどかしさの中で、真の御父母様はただひたすら真の愛の道を一貫して行かれ、万難を屈伏し、地上に祝福の勝利的基盤を広げて来られました。同時に天上世界までをも解放するために、苦労し犠牲になってこられました。

 誰一人知る者のない天上世界の秘密を明らかにし、数十年間、無知なる人間に天上の秘密を教育し、特別に霊界に関する多くのみ言を根本原理と合わせて私たちに教示してくださいました。

 その多くのみ言の中で最も中心となるみ言は「成約時代と理想世界」という訓読教本の中に要約して収録されていますので、この場にお越しの皆さんのみならず、多くの方の必読の書であるこの貴いみ言の教本を、深く学ぶべきであることと思います。

 真の御父母様が、地上の勝利版図に比例して天上世界までも解放する条件を立てられることによって、四億双祝福のためのその第一段階としての一億二千万双祝福の行事を前にして、これまで築かれてきた勝利的な基台の上に、真の御父母様の特権を通して一代の冒険を決行される最後の三日間の精誠期間を昨年(一九九八)五月十三、十四、十五日の三日間、ブラジルのパンタナール・アメリカーナ・ホテルで立てられ、天上の善なる聖人と、地獄の殺人魔、悪霊人をともに解放し、祝福することによって、全霊界を解放しうる決定的な転機とされました。

 この四億双祝福がなぜそれほどまでに重要なのでしょうか。四億双は八億人であり、その両家の八億家庭が平均して四人家族として計算しても、三十二億が祝福圏内に入ることになります。この三十二億は人類の過半数を越えるものであるがゆえに、地上のこの決定的な条件を通してサタンの権勢を追い払い、地上と関連した天上の解放もなすことができるので、四億双がそれほどまでに重要なのです。

 四億双祝福は、その前に祝福された数と合わせて四億双祝福として帰結するので、今年二月七日に行った三億六千万双の祝福の恵みが地上のすべての人類は言うまでもなく、天上の霊人全体にとってもどれほど生命的な祝賀の行事であることか知れません。

 サタンの完全主管下に置かれた地獄の霊たちを許し、祝福へと導かれる真の御父母様の、歴史が始まって以来のこのような冒険と決断を通して、天上の霊たちが解放される道が開かれ、それまで地獄の霊を見つめては言葉には表しがたい憐憫の情で、切ない思いをされてきた神様の心情の痛みを解怨してさしあげようとなさる真の御父母様の孝誠きわまる内容が、その驚くべき冒険の動機となり、基底となっているということを私たちは感じなければなりません。

 真の御父母様であられるがゆえ、真の御父母様だけが通過し、蕩減条件を立てられるという背後における驚くべき困難と、崇高なる真の愛の歴程があったということを私たちは知らなければなりません。

 昨年(一九九八年)六月十三日、一億二千万双、ニューヨークでの祝福行事の際に解放されて祝福を受けた霊は神様と真の御父母様の前にいかばかりか感謝することでしょうか。興進様と大母様の指導と教育を受けたこれらの霊は、サタンを讒訴し、サタンの命令に服従するのではなく、その命令に抵抗し拒否するようになるのです。

 今後展開される四億双祝福によって、すでに地上で、既成家庭ではありますが、中流層以上の地上人もみな真の御父母様に仕え、神様に仕える生命圏に移されるようになり、天上の霊たちもすべて先祖解怨とこのような真の御父母様による根本的な解放の役事によって、自分から離れていくということを知ったサタンは自分が最後まで神様に敵対することはできないということを自覚するようになり、一方ではいかにしてでも許しを受けて再び生きる道を探そうという心が働くようになったのです。

 これを見抜いた神様は命令、指示されて、李相軒先生を通して神様の命令をサタンに通告するに至り、サタンは自分の罪状を認め、本来の位置に戻ることを諭されるに至ったのです。

 李相軒先生から送られたメッセージを通してそのような天上の事実に接した真の御父母様は、霊界の解放の歴史的な決断を下された昨年の五月十四日から一周年目となる今年五月十四日に、中南米の国家メシアを召集して全摂理の中心人物の代表として立て、神様と真の御父母様のみ名によってサタンが天と地から完全に撤収して自然屈伏するように命じるという歴史的な儀式を挙げられました。

 これは人類歴史が始まって以来初めての大摂理的事件として、サタンが天と真の御父母様と人類の前に自然屈伏することによって神様の解放が可能となるのです。

 言い換えれば、万物の解放も、人間の解放も、真の御父母様の解放も、神様の解放も、サタンが自然屈伏して撤収して初めて可能であるがゆえ、去る五月十四日、真の御父母様がサタンの自然屈伏を命じた儀式は、神様の解放式であると同時に、天地父母様の解放式であり、万物の解放式であるがゆえに、総体的に天宙解放式であると語られました。

 考えてみれば、三億六千万双祝福行事は本来日本で行うべき摂理の要請があったのですが、韓国と日本、全世界が、そして摂理に責任を持っている私たち個々人が責任を果たせなかったことによって、日本において初めの計画どおりに行えなかったという歴史的な過ちを犯してしまいました。

 もしこのままで終結するならば、恐るべき摂理的問題が起こるのです。真の御父母様はこの地の責任を果たせなかった国と、摂理のみ旨を担っていた私たちを哀れんでくださり、必ずや神の摂理を成し遂げなければならないという切迫した心情を抱かれ、個人と機関と国と世界の過ちを代わりに総体的に担われ、真の御父母様だけの責任として背負われて、摂理の先頭に立って主導し次の摂理へと連結されるのです。

 すべてを担われた真の御父母様は、三億六千万双のその歴史的祝福の場を韓国に移され、内的にはあらゆる精誠の限りと犠牲の条件を立てられ、外的には冒険をされながら三億六千万双祝福の勝利を収められました。

 去る二月七日の祝福の以前から、お父様は、このような歴史的な過ちを蕩減復帰するために真の御父母様が先頭に立ち、世界を歴訪して条件を立てることを内定され、発表もされないまま一月十七日から全世界的な蕩減摂理の基台を構築するための「真の家庭世界化前進大会」を韓国から始められたのです。

 私たちはその内容すら悟れずに、その大会を催すのにやっとの思いでしたが、全体を主管しておられる真の御父母様の切ない焦燥の心情は、歴史的な摂理の基台を蕩減復帰するところに焦点を合わせておられたのです。

 真のお父様が韓国において八か所、直接に大会を主管されてこの勝利の基台の根をしっかりと下ろされ、それから真のお母様がそのすべてを伝授されて日本で十六か所、アメリカで二十四か所、その他の世界の三十二か国の合計八十の大会を勝利されました。

 日本は母の国として2×8で十六か所、長子の国であるアメリカは、3×8で二十四か所、その他の世界を代表する次子圏を代表した国は、4×8で三十二か国のこれらを合わせた八十か所を選ばれたのです。

 愛する家庭連合の会員の皆さん。

 真のお母様が今回世界を巡回で、どの国でもその国で招待しうる最高の貴賓と、質的に優秀な聴衆を集められ、また、その国で最も良い会場で言葉では表しようのない尊敬を受けられ、空港から国賓の礼遇に準ずる接待を受け、そのような礼遇の中で驚くべき勝利をもって飾られました。

 真のお母様がこの間に受けられた感謝の牌は数えきれないほどであり、多くの国で、また多くの都市で真のお母様のお訪ねになった日を「真の家庭の日」や「父母の日」として宣布するという驚くべきことが展開されました。

 誰一人として否定することはできず、逆らうことのできないこの時代の万民が普遍の真理であり、最高の真理のみ言として納得して受け入れるべき貴いみ言の内容をもって、地球全体を感動させる真のお母様の巡回路程において、すでにいくつもの国の名門大学で博士号を受けられ、また、その国の主権者と国会議長、総理、首相などの特別な歓迎晩餐会に招かれて、天の威容と天的なみ旨を打ち立てる歩みとして大会を勝利されました。

 また、真のお母様はそれぞれの国で、真の家庭と真の愛の実践のために特別な功労を立てた人を表彰するということもなされ、マレーシアの首相を表彰され、また、ウガンダの大統領には「平和賞」を授与されたように、頂上に立つ人物を天の威容をもって表彰なさりました。また、ドミニカ共和国では大統領にお会いになったときに、独身の大統領に感謝の牌よりも貴い祝福を勧め、祝福に帰結されもしました。

 実に今回の真のお母様のこの巡回講演における全体的な真の家庭のみ言の伝播は、アメリカのメディアを始めとして世界各国のメディアでとても重要に扱われ、特にモンゴルでは国営テレビで十分間の特別放送として二回も放映され、中国ではCCテレビ(官営の中央放送)と北京中央放送で真のお母様の講演と集会を何度か紹介され、また聞くところによると、中国ではいまだに宗教指導者の写真放映は公的にされないそうですが、真のお母様をそれは貴く報道したという事実は、今回いかに天運が共にあり、訪問する所々で勝利的な結実を結ばれたかを証しすることだと考えることができます。

 今回、真のお母様は「祝勝会」という特別な統一文化の一面を創設なさり、み言の公式的なプログラムが終わった直後、真のお父様のおられる所と連結され、インターネットで結ばれた映像を通して新しい心情文化を全世界に公開し、真の家庭の理想がどのようなものであり、真の御父母様がどれほど切なる心情でこの真の家庭運動を通して人類を救おうと尽力しておられるかを見せてくださいました。

 このような天運と霊的な役事によって、最高の貴賓が壇上に出てきて歌に拍子を合わせて踊り、陶酔し、新しい心情文化に感激するということもありました。

 映像を通して映し出される真のお父様のお姿を見て、一か所として例外なく感嘆の声とともに大きな拍手で歓呼するのを聞いて、直接真のお父様をお迎えはできなかったとはいえ、各国の代表やつめかけた聴衆が心情的に真のお父様をも迎えているということを感じました。

 今回真のお父様は、先ほども申し上げましたが、真の御父母様が責任を負って世界的に勝利を取り戻すための蕩減を兼ねた復帰の巡回路程であったがゆえに、完全に一体となられる心情をもってお父様がどれほど支援され、霊力で協助しておられるかということを巡回を通して強く感じることができました。

 多くの奇跡が続けざまに起きましたが、奇跡中の奇跡が中国での集会だと思われますので最後に紹介いたします。皆さんもご存知のように、中国はいまだに思想と宗教的な面ではこの地球上でも代表的に閉鎖的な立場をとっており、いかなる思想、宗教的なものを許さないという立場にあります。

 外国人が集会を開くことを許さないという情況のみならず、はからずも天安門事件十周年と重なるという困難な周辺の環境であってそのような集会を開くことのできない条件にもかかわらず、それまでお父様の指示による「国際教育財団」を通して、修士、博士を中心として築かれた基盤の上で、今回の奇跡的な集会ができたのです。

 中国の空の下、それも人民大会堂でその国の本当に重要な方々、たとえば前全国人民代表者大会副委員長であるとか、共産党青年団中央常任委員の将軍であるとか、人民解放軍前総副司令官といった実に驚くべき国家指導者が壇下にいる中で、真のお母様は神様と霊界と真の御父母様と貴い真の愛の真理のみ言を歴史的に証しされたのです。

 このような真の御父母様の世界前進大会は、直接的に各国に新しい次元の家庭連合と真の家庭運動に火をつけました。たとえば、ウガンダでは二人の長官がお母様に侍り、精誠を尽くして大会の準備をしたのですが、彼らがお母様が出国されてから大統領に会ってお母様のみ旨を大統領に伝え、真の御父母様が気遣っておられる四億双の若い青年の祝福の行事を国家の行事として政府が先に立って青年を教育し、予備約婚をするようにお父様の許しを得るようにしました。四億双のうち、この国の責任数は五百万双なのですが、その五百万双をすべて政府次元で推進することに決定したという連絡がきのう来ました。

 何よりも今回の真の御父母様の巡回は摂理史的に、摂理の内的な意味においては、真の御父母様がすべてを、私たちの過ち、わが国の過ち、世界中の過ちを実体として責任を両肩に負われ、一線に立って世界勝利の基台を造成することによってサタンを追放し、サタンを自然屈伏させるという歴史的な勝利のための巡回であり、これは神様にはできないことであると語られました。心と体の対決、個人と個人、カインとアベル、国と国、世界と世界、地上と天上、分かれて闘ってきたすべてのものを神様も解決できず、サタンも解決できず、真の御父母様だけが、完成したアダムであられる真の御父母様にしか解決できないこのことのために、世界的に巡回することによって、心を砕き苦労され天宙的な勝利を勝ち取ってこられた真の御父母様に、皆さん感謝と栄光の、尊敬の拍手を送ってさしあげてください。

 今日この場に、原理的な理解や霊界に関する理解が不足している方もおられるかと思います。

 今日私たちは真の御父母様をお迎えしこの場に参加しているわけですが、御父母様は地上におられながらも地上世界と天上世界、二つの世界を生命的に総括し管轄なさります。今日だけでなく人類歴史全体を通しても最も尊い御父母様であられるということを知り、私たちがどれほど恵まれた場にいるかということを自覚してくださいますよう重ねて申し上げます。

 このように勝利された真の御父母様は、サタンを追放し自然屈伏させたという根本勝利の基台の上で私たちに切に願われました。未婚者四億双祝福をしてこそ全体的に完全自由、完全解放、完全全体的勝利が訪れるのです。

 この八億人の未婚者がどうしてそれほど重要なのでしょうか。第二次世界大戦に真の御父母様のために準備されていた神様の全世界キリスト教の基盤がまさに八億のキリスト教徒の救援復帰祝福なのです。

 彼らを段階的に祝福すべきみ旨を担っていた真の御父母様は、曲折と受難の中で巡ってはまた巡る蕩減の道を経て、今神様の準備された基盤を真の御父母様が自ら造られて、その原点に帰ってきた立場となるので未婚者を祝福すれば、これを通してすでに霊界にいる結婚していない子供と、結婚適齢期にある霊まですでに祝福なさり、天上の祝福した未婚者たちと、地上の私たちが、今年中に必ずや達成すべき天命の四億双祝福を完成しようという高らかな決意をもって、今日私たちが仕えている御父母様が霊界ではどんな位置におられるかを霊界におられる方からのメッセージを通して、ここにおられる御父母様の尊さを、このみ言を訓読しながら今一度自覚し、誓う時間といたします。

 今日のこのみ言は、『人類の犯罪者ルーシェル』という出版物で、今日ここに来られた方々にすべて配布できず、来賓の方々のみにお渡しいたしましたが、これからすべての方々は、このみ言を奉読し、熟知すべき内容としなければなりません。今日は短い時間の中で第四章「罪の根と人類の行くべき道」という章から読ませていただきます。(この後郭錠煥会長を中心に『人類の犯罪者ルーシェル』第四章、第五章の訓読があった。)


   二)真の御父母様天宙勝利祝賀宣布式のみ言

 〈み言〉

 あまり時関がありません。大体十五分か二十分以内で話さなければならないので、要約して骨子だけ少しお話しします。内容は既に郭錠煥世界会長が内容を訓読したので、だいたい分かることと思います。


霊界の実相を知るべき私たち

 皆さんが本を手にして読めば、霊界から伝えられたルーシェルに関する様々な内容や、霊界に関する内容が分かります。深い内容を詳しく知るためには、「成約時代と理想天国」という本を読めばいいでしょう。この本には「真の父母」という内容や、霊界に関するすべての内容があります。これは「文鮮明先生み言選集」から選別して十二巻にまとめたものですが、十一巻と十二巻では霊界に関して詳しい説明がなされています。

 ところで霊界がどのようになっているかということは、これまで五十年の間に時を異にして語ってきましたが、覚えている人はいません。これらすべてを選集として一つに集め、二巻にまとめたので、これを読めば霊界についての内容、すなわち本質的な内容がどうなっているかということ、また、具体的な内容がどのように発展してきたかが分かります。そのような内容は李相軒氏も地上で暮らす間に見てきたのですが、霊界の事実を信じることはできませんでした。

 さあ、先生がお話しする内容、すなわち右手では霊界をつかみ、左手は地上世界をつかんで堕落した悪なる世界で外側に回っていくのを、正しく回さなければならないということが信じられますか。歴史的な神様の摂理観や、堕落から今までに歴史路程において、聖人たちが歩んできた内容についてすべて明らかにしましたが、それを理論的な体制として解説できなかったために信じることができませんでした。

 しかし霊界に行ってみると、先生が発表した内容はすべて一から十まで一つも間違いのない事実だということが分かり、驚いて、地上で多くの知性のある人が自分が信じていたように信じていることに対し責任感を感じて、霊界で神様の命を受けて、上から全体の組織構造について伝えてきました。それが李相軒氏の「霊界の実相と地上生活」という一次伝達であり、今回の二次伝達はサタン・ルーシェルを屈伏させるまでの残りの内容となっています。

 今日の地上世界を見ると、地上世界の人は霊界を知りません。霊界は未知の事実でしたが、今や霊界は未知の事実ではなく、霊界がいかなるものであるかということを誰もがはっきりと分かるようになってきました。ところで、どのような動機から霊界の構成が変遷してきたかという事実は、神様の秘密とサタンの秘密を知らなければ解くことができません。

 ところが統一教会の原理を通して神様の秘密とサタンの秘密を詳しく明らかにしたのです。李相軒氏が霊界に行ったところ、その内容がそっくりそのまま一致していることを知って驚き、四十日間神様からこの霊界の事実を伝達するようにとの特命を受け、伝えてきたのがこの内容です。これは観念といったものではありません。実際のことであり、事実なのです。皆さんはそれを知らなければなりません。きょう初めてこのように驚くべき、信じられないような、とてつもない内容が発表されたのを聞いて驚かないでください。


蕩減と犠牲の歴史

 私は一生の間、蕩減復帰をするために、個人蕩減復帰、個人の峠を越え、家庭の峠を越え、氏族の峠を越え、民族・国家・世界の八段階の峠を越えてきました。これはConcept(コンセプト:概念)といったものではありません。This is reality.(これは事実だ)事実だというのです。そういうわけです。もっともっと頭のいい方々、思想界におけるliberal(リベラル)な問題、人本主義を中心とし、肉体派を中心として、愛の理想を根本から破綻させるfree sex(フリーセックス)、ホモ、レズビアン、こういった輩はこれを知らなければなりません。

 これが分かれば、すなわち霊界があるということをはっきりと知り、文総裁が説明した内容によって今日この地上に全体的な解決点が連結されるということが分かれば、世の中は二つに分かれるのです。未知の霊界がはっきり分かりますね。また、統一教会の原理を見れば、それが理論的になっています。妄想ではありません。今日この世界、科学世界、科学文明は、公式的発展によって成立したものです。理論に当てはまらなければなりません。理論に当てはまるということは事実に当てはまらなければなりません。

 また、事実に当てはまるということは、自分の生活に利益をもたらすものでなければなりません。生死の圏外にいる人類に、永遠に生きるという確信を持たせ得るその功は偉大なものです。

 文総裁が語る霊界に関してのはっきりとした事実を知らなかったとしても、今日、一生の間のことは誰がするのでしょうか。個人の次元で世界全体が個人としての文総裁を打倒しようとしてきました。その峠、すべての峠を越えるときにサタンは勝つことができず、家庭をもって文総裁を打倒しようとしたのですが、家庭をもっても文総裁を打倒できませんでした。なぜでしょうか。理論的に合っている道を行くので除去することはできないのです。

 家庭的にサタンが全面的に攻撃してきました。そうではないですか。宗教家として歴史上私ほど迫害を受けた人物はいないので、アメリカのクイズにも頻繁に出るのです。家庭的な生涯をすべて動員しても文総裁を除去することはできませんでした。

 それゆえ親が反対しました。歴史上、親が子を拉致するということは、統一教会の歴史によって始まりました。さらには氏族、民族、国家が、国家を越えて世界、共産主義、民主世界、キリスト教、カトリック、すべての宗派がみな反対しました。しかしながら文総裁を除去することはできませんでした。今に至っては攻撃してきた側はすべて、神様の前に従わなかったという立場に立つために、落ちていきます。すべて落ちるのです。


神様の戦略戦術

 大韓民国を見ても、八代の大統領の時代を通して反対しなかった大統領はいたでしょうか。結局は国をこんなざまにしたのです。八代をどのように越えるかというのが問題です。今や世界、世界だけではなく、地上地獄にいるサタンと、天上世界にいるサタンがすべて動員されています。そうして文総裁を除去しようとしたのですが、文総裁の思想は理論に合っているのです。内外が合い、神様が公認しているのです。神様はご存じです。神様がご存じのことはサタンも否定できないのです。みな攻撃しても除去することができないので屈伏するのです。

 それでは、文総裁は闘ったでしょうか、闘わなかったでしょうか。私は闘いませんでした。神様の戦略戦術は打たれて奪ってくるというものです。神様の創造理想には打つという論理はありません。創造理想の中にはすべてを怨讐視して鞭を打つというような理論はありません。ですから神様も、愛する子女を率いていくときに打たれて奪ってくる作戦をとられるのです。

 神様とサタンの戦略の違いは、神様は打たれて奪ってくるということです。これが分からなければなりません。サタンの戦略とは、打った上に損害賠償まで要求して辨償しろというものです。それゆえ文総裁は世界的な迫害を受けても神様の戦略戦術に従い、打たれて発展してきたのです。分かりますか。打たれて発展したのです。

 今まで統一教会の謎が何であったかというと、文総裁が世界的に反対されながらも、どうしてこのような世界的な伝統の基盤、世界が驚くような基盤を築いてこれたのかということです。これが謎なのです。それは神様の戦略戦術に従ってきたからです。善なる立場で打たれれば必ず損害賠償を求めるのです。世の中がそうではありませんか。サタンの戦略は打って、打って奪っていくものです。

 たとえば、愛する父母の前に二人の兄弟がいたとします。兄は国の長官か出世した博士であり、弟の方は無知で教養のない人です。極端な例として植物人間のような弟だとします。こういった中で、兄が父母を愛するという立場で弟に向かって「おい、おまえも親孝行したいのならば、おまえの植物人間としての人生をはやく解決した方がいいのだが、そのためにやはりおまえの命を処理したほうがいい」と言ったとすれば、その兄は父母の前に怨讐となります。

 罪のない弟を打つようであれば、いくら父母の愛する長子だとしても父母は長子の側に立つのではなく、打たれた弟の側に立つのです。人間世界の生活もこのようになるのと同様に、神様の戦略戦術もこのようになるということを知るべきです。


真の御父母様の犠牲とご苦労

 このような立場で統一教会ができてから迫害を受けてきたのです。キリスト教ゆえに迫害を受けました。もしキリスト教が文総裁と一つとなっていたならば、一九四五年から一九五二年までの七年路程で、七年間で世界を完全に祝福してサタンの血統を断絶し、神側に戻すことができました。キリスト教が反対することによって、五十四年間犠牲になってきたことがどれほど悔しいことか考えてみてください。

 五十億人類が百年を一生として死んでいくとしても、一年に五千万人が地獄に行くことになります。四十年ならば四かける五で二十、その息子・娘を含めて数十億の人をキリスト教が地獄に行かせたのです。そんなキリスト教がうまく行くと思いますか。若い青年男女、四十、六十前の人は完全にみな失ってしまいました。七十、八十の老人が共同墓地の前で神様に向かって、やれ再臨主だの祝福を下さいだの…。滅びてしまいました。

 しかしこのだめになったキリスト教を救うことのできる原理と原則、摂理歴史の主流思想を知るのは文総裁だけであり、主流のキリスト教にはいません。それゆえアメリカで数千人もの偉いと自負する白人を率いる教会の代表が列をつくって原理を学ぶのに血眼になっているということを知らなければなりません。

 数万人のキリスト教信者をみな教育して超教派連合運動をしているというのに、韓国は何をしているのですか。自分が勉強した神学校の総長が統一教会員となって、韓国で牧師をしている卒業生たちを呼んで勧告する時が目の前に近づいているというのに、昼と夜を分別できないようでは主が来られたのを知ることができるでしょうか。

 このような警告をしているのです。警告を。今日はこのような警告をするために話しているのではありません。結論は簡単です。今日、この真の父母の天宙的勝利…何でしたか? 勝利祝賀宣布の日。もう文総裁のすることはないということです。終わったのです。


人類歴史の堕落の起源

 人類の願いは何かというと、堕落の仮面を脱ぐことです。堕落の仮面とは何でしょうか? 血統が変わることです。血統が。堕落とは何か? 男と女が性関係において誤ったことです。誰を中心として? サタンを中心としてです。

 アダムとエバが息子・娘を生んだのは堕落する前かと聞かれて堕落する前だと答える人はいません。堕落した後で息子・娘を生みました。息子・娘を生むことができるように誰が結婚式に責任をもったでしょうか。神様が追い出したので、神様は責任を持つことができません。悪魔サタンを中心として結婚式をしたに違いありません。

 すなわち神様がアダムの心に入り、夫婦となるべきところをサタンが占領してサタンの血、血統を植えつけたのです。堕落することによって下半身を隠しましたね。口から食べたならば口と手を隠したであろうに、口と手は隠しませんでした。血統的怨恨の根拠地となったのです。

 神様が人間をつくるとき、最も苦労してつくったところはどこでしょうか。目でしょうか、口でしょうか、鼻でしょうか、手でしょうか。人は考えもしないのです。それは愛の根拠地です。愛の根拠地。愛の根拠地とは男性と女性のそれのことです。それが愛の本宮だということです。

 そこから男性が愛を知り、女性が愛を知り、それなしには愛がわかりません。愛の主人が現れることができません。男性の愛の主人は女性であり、女性の愛の主人は男性です。それがあることによって、主人となる資格を持たせるのが愛の器官です。

 ところがこれが主人の立場に神様を迎える愛ではなく、悪魔を迎える愛の基盤となったので、愛の器官は最も憎むべきものとなったのです。怨讐になったのです。今まで悪いものとして取り扱ってきたのです。その器官を通して愛が結ばれますね。愛が結ばれれば母親と父親の血が合わさりますね。どこで合わされますか。口づけすることで合わさりますか。愛することによってその器官で命が結ばれるのです。どんな愛によってでしょうか。神様的な愛で命が結託するところから生まれた息子・娘は間違いなく神様の息子・娘なのです。

 ところがアダムとエバが、エバが堕落することで天使長と、僕と結ばれました。僕と。王子となるはずのアダムが神様の体となって、天の国の王子、王女となるべきその体が僕ごときものと結ばれたのです。

 そのようにして神様の願いであった王子、王女の資格を破綻させ、王子、王女の家庭的愛を破綻させ、王子、王女に続く王の子孫を破綻させ、神様が理想とされた家庭、氏族・民族・国家・世界、天、地上天国、天上天国を破綻させた元凶が悪魔サタンだということを皆さんは知らなければなりません。

 この元凶が誰にとっての怨讐かというと、神様だけの怨讐ではなく、われわれ人類の怨讐です。言い換えれば、国と国との戦いの中で、その国の王宮にいた王族、王族の王子、王女が怨讐の賊将に連れ去られ、僕としてその僕の世界の子を繁栄させるようなものです。王子、王女を中心とした王権の下で繁殖すべきところを、悪なる悪魔の王権の下で繁殖した群れのようなものが、堕落した人類だということができます。

 それゆえ神様は干渉することができません。堕落するとき干渉することができませんでした。なぜでしょうか。血統が変わったからです。数日すれば神様を中心として結婚しようとしていたのに、前の晩に二人ともサタンと性的関係を結んだのですから神様はタッチすることができるでしょうか。このような怨恨の根拠がアダム家庭から性的非行によって始まったので、そこから種がまかれたのです。それがエデンの園が堕落した世界の春でした。

 その春の頃、アダムとエバは青少年でした。十五歳か十六歳の青少年でした。もう少しで結婚できる年だというのに堕落したのです。堕落して血統が汚されたのですから、愛によって汚れた体を神様が将来ご自身の体として使うことができると考えたでしょうか。見捨てたのです。

 これが人類歴史の堕落の起源です。誤って結婚式を挙げたのです。偽りの父母を中心として誤った結婚式をしたのです。いつですか。青少年のときにです。それによってアダムの家庭と、アダムの理想のすべて、神様の理想のすべてが完全に崩れてしまいました。そのようにして植えられたものが、そのようにまかれたものがどんどん大きくなり、終わりの日にはこのように実を結ぶ時が来るのです。世界的な青少年の淪落を防ぐ者がいないのです。アメリカ自体で防ぐことができますか。できません。フリーセックス、ホモ、レズビアンに陥っているのです。めちゃめちゃです。アメリカの教育が、アメリカの宗教が防ぐことができますか。アメリカの政治や経済の力で防ぐことができますか。軍事力で防ぐことができますか。できません。完全に降参しました。

 それでは誰がこれを解決できるのでしょうか。唯一神様が、神様だけが解決することができます。偽りの父母が植えたので、その罪を犯した動機は愛でした。偽りの父母であるアダムが誤ってこうなったので、アダムが無知の中で堕落したので、アダムはこの地で完全に知らなければなりません。神様の秘密や、神様の完成の基準や目的が何であり、悪魔がどんな過ちを犯したのかを詳しく知ることによって、サタンを屈伏させるのです。たとえ人殺しをしたとしても、その罪状が知られていない限りは隠れて生きることができます。しかし統一教会の世界的な祝福家庭が現れた今、サタンのことを知らない家庭は一家庭もありません。そして神様を知らずに堕落したということを完全に知っているのです。

 それゆえ今まで堕落した世界の宗教はすべて出発がはっきりしていません。神様の全貌、神様とは何か、神様が人格的な神であることを発見することができません。仏教では法を説いています。それ以外のことは語ることはできないと。人格的な神であることが分からずにいるのです。ところがキリスト教だけは父なる神だといいます。

 それは驚くべきことです。ひとり子、新郎新婦、兄弟といった言葉は何を意味するのでしょうか。堕落していない本然の世界のアダムとエバを中心として神様の直系血族となることのできる父子の関係、夫婦の関係、子女の関係をはっきりと示したがゆえに、キリスト教だけが世界を動かすことのできる中心宗教となったのです。そして今まで滅びずに来たということを知らなければなりません。

 キリスト教では霊的救いだけが可能です。イエス様は体を失ったため、霊的な体を中心として…。イエス様が結婚してイエス様の血統が残ることはありませんでした。今日再び来られて、霊的な救いの摂理の恨をキリスト教文化圏の実体を中心として、霊肉共に完成するための家庭的実体圏を築かなければなりません。そのためには神様の息子と神様の孫の三代が神様の血統につながれなければなりません。神様が一代で、アダムが二代です。三代目の孫を見ることができなかったのが神様の恨です。イエス様が雲に乗って来るでしょうか。雲に乗ってきてサタンから完全に奪って来ることができないとすれば、雲に乗ってきて何をどうするというのでしょうか。質問をすれば分からないので屁っぴり腰で逃げていくくせに、自分の信じていることが一番だというのですか。霊界に行ってみなさいというのです。

 統一教会では霊界の実相をすべて事細かに記録し、教えているにもかかわらず、何だかよく分からないまま、伝統的キリスト教がどうのこうの、空中に吊られてそうなったとか。


神様を慰労してさしあげるには

 植えた通りに取り入れるというように、エデンの園でアダムとエバが青少年期に淪落し、アダム家庭を破綻させ、世界的に完全に家庭を一つずつ破綻させてきました。その時が終わりの日です。その時というのが今の現実なのです。

 アメリカの人たちは世界観を持っていますか? 世界観を持っていません。国家観がありますか? ありません。国家観も社会観もありません。また、氏族観、民族観がありますか? ありません。家庭観がありますか? 自分の母親、父親を否定するのです。すべてが個人主義です。個人主義。個人主義が何かというと、悪魔となった天使長の位置を振り向いてみることです。男が女を否定し、女が男を否定することです。終わりの日となったので、サタンはサタンなりに正体を最後に現さなければなりません。

 そのような面で青少年問題、家庭の破綻を完全に収拾する道がありません。サタンも収拾することができず、神様も収拾することができません。神様が収拾できるものならば、エデンの園のアダム家庭で収拾したことでしょう。エデンの園で手をつけることのできなかった神様が、今滅ぴていくこの世に手をつけるでしょうか。誰がこれに責任を持たなければならないかというと、偽りの父母がこのように植えて、無知によって堕落させたので、真の父母がすべてを知って、神様の秘密、サタンの秘密を知って、秘密とされていたサタンを神様の前に告訴しなければなりません。「こいつ、こうしてみるとおまえは殺人魔じゃないか」と証拠を挙げれば、隠れて生きていた殺人犯だとしても、法廷に出て自分の罪状を告白し、判定が下されれば永遠に人間世界に流れていくではないですか。それと同じです。全く同じなのです。

 もし文総裁が悪魔サタンを讒訴しようとするならば、その基盤が、家庭基盤が半分を超えなければなりません。分かりますか。もしもキリスト教が一つとなっていたならば、三年半で今の世界人類を祝福し、四十年前には既に天の眷属として神様を解放して余りあったことでしょう。反対してこの文総裁を荒野へ追い出したのです。神様の本来の心情、堕落によって恨に満ちた神様を慰労しなければなりません。分かりましたか。堕落したアダムとエバが堕落したという大きな悲しみの釘が打ち込まれた神様を慰めることのできる立場から出発しなければなりません。

 そのためには神様が求めた悲しみのすべてを慰めることのできる孝子となり、家庭を代表した孝子、国家を代表した忠臣、世界を代表した聖人、天地を代表した聖者の道理を果たして慰めてさしあげなければならないのです。それだけではありません。自分がなすべき事を探して、必ずや新しい青少年を動員して新しく祝福し、アダムが破綻させた要素をすべて根絶しなければなりません。


堕落による神様の恨

 神様とサタンが戦うとき、止められる人はいますか。そのままにしておけば戦いは終わるでしょうか。神様の前に孝子がなく、神様の前に忠臣の道理、神様の前に聖人の道理、神様の前に聖者の道理、国を守る主流の愛の体制がなくなったので、神様は足を下ろすことができないのです。今でも囹圄の身として軟禁状態になっている神様なのです。天国は完全に廃虚となり、がらんとしています。イエス様は楽園にいますね。楽園に行くのではなく天国に行かなければならないのです。イエス様がどこにいるのか死んでみれば分かります。知りもしないで、何が伝統ですか。千万個の目を持っていながら見ることができずに、いくら頑張っても一日ともたずに自分のすることもできずに倒されてしまうのです。神様が創造した世界に中間霊界とか、地獄とは一体どういうことですか。堕落ゆえに痛みを味わっておられる神様です。

 アダムとエバは神様の万代の一人息子、一人娘です。分かりますか。七代目の一人息子一人娘が死んだならば、国からも贈り物をして慰労するのです。万代の息子・娘を失った神様を慰める人はどこにいますか。唯一レバレンド・ムーンだけがアダム以前の堕落した悲しみを抱く神様を慰めることができるのです。私の後について、私の行く道について来てくださいと、開拓し、平和の天国基地まで地獄の門を打破し、天国の門を開くのです。神様が自由自在に往来するためには、地上世界、霊界、地獄の間の扉は要らないのです。そのようなものはみな取り壊しておかなければならないのです。それを取り除いておかなければなりません。それを誰が知っているでしょうか。ですから神様が人類の前に立って導くことができないということを知らなければなりません。完成したアダムが偽りの父母のサタンがうち立てたものを完全に清算して平地とした後に地上に君臨し、万世、万王の王としての権限をもって愛の王権時代の主体となるべきであったのに、アダムとエバが愛する孝子女となれなかったのですから、神様はどれほど悲しまれていることでしょうか。その神様を解放しなければなりません。


真の御父母様の恩賜―地上と霊界の平準化

 さあ、それでは文総裁のしたことは何でしょうか。個人的門を、地上世界と天上世界地獄まで、塞がっているものを完全に取り除くのです。ハイウエーを造らなければなりません。それも地上だけではなく、霊界まですべて平準化されなければなりません。家庭的平準化、氏族的平準化、民族的標準化、国家的標準化、世界、天宙的標準化がどのようになされるかというと、男と女が家庭を形成することでできるようになっています。世界の困難な問題の原因が何かというと二人、すなわち男性と女性です。男性と女性との関係がもつれたことが世界のあらゆる問題となっています。天と地の問題となっています。この男性と女性の愛の問題、愛の問題で誤ったのです。

 それゆえエデンで偽りの父母によって青少年が淪落し、アダム家庭をばらばらに破綻させたのを、真の父母が来られて神様の愛の血統を伝授して愛を中心とした生命体となり、野のオリーブではない真のオリーブとなるのです。血筋が変わるのです。血筋が。文総裁は神様が血筋と血筋をつなぐことのできる理論的な体制を備えている人物です。その道を行けばそれが証拠的な事実です。

 それでは今この時に文総裁がすることは何でしょうか。青少年問題でアメリカ、ソ連、中共はすべて手を上げ、先進国、世界の代表的な国家がすべて手を上げました。宗教界までもが手を上げました。その特権、特権を与えられたのが誰かというと、唯一、文総裁しかいません。愛の論理を知らないのです。神様が好まれる愛の心情圏世界が分からないのです。サタンの悪なる心情圏が分からないのです。内と外が分別できないので自分の立つべき位置が分からないのです。ですから彷徨するしかないのです。しかし文総裁は、サタンの心情圏、天の心情圏、人類が堕落した怨恨の心情圏を知っているので、どこへ行くべきなのかきちんと根拠を掴むことができるのです。

 ですから個人的な恨の峠、家庭的な恨の峠、氏族、民族の峠といった十二の峠を、御父母様の聖婚式を通して四十年間祝福することによって越えるのです。十二の峠を。韓国の歌があるでしょう。アリラン、アリラン、何ですか。十二の峠です。十二の峠を、人間世界と天上世界をすべて通り越すようになっています。

 ですから十二の峠をすべて越えなければなりません。皆さん考えてもみてください。四億双、三億六千万双を祝福できますか。一人で百年間してもできないのです。毎日のようにしたとしても。それは可能なことですか。文総裁が。キリスト教ではみな「文総裁がいったいどういうつもりなのか四億双、三億六千万双祝福だって。どこかおかしくなったのではないか」といいました。できると考えた人は一人もいませんでした。これを知るのは神様と文総裁とサタンの三者しかいません。

 しかし、神様が絶対的に信じているレバレンド・ムーンの前に立って反対するものを処断するのです。今やキリスト教はみな滅びました。息子・娘をすべて失いました。私がみな連れてきたので再び孝子の道理を教えてやる息子を抱くことができないのです。プライバシー(私生活)、インディビジュアリスト(個人主義者)、すべて滅びたのです。

 これらをすべて整理して個人から家庭的、氏族的天国まで垣根をすべて取り払いハイウエーを敷設したのです。分かりますか。そこに自動車まで造ってあげました。原理のみ言という自動車まで造ってあげました。どこにですか。この自動車に乗ると最高速度で走ることができます。愛の自動車。その速度は太陽の光よりも速いのです。一秒間に三億里も走るのです。これはそれ以上に速いというのです。宇宙のあちらの端からあちらの端まで飛ぶことができるのです。神様の行かれるところにはどこでも飛んでついていくことができる速度を持っています。その速度は愛の、真の愛の速度なのです。

 それゆえレバレンド・ムーンを捕らえようとアメリカのCIA(アメリカ中央情報局)やFBI(アメリカ連邦捜査局)、ソ連のKGB(ロシア国家安保委員会)が様々な手を尽くしましたが今は屈伏しました。KGBの世界にも統一教会員がたくさんいますし、CIAやFBIの世界にも統一教会員がたくさんいます。いつそのような基盤を築いたのでしょうか。それは私が築いたのではなく、天が築いてくれたのです。分かりますか。


天宙解放式(一九九八年五月十四日)の意義

 ですからこれをすべて清算しようとすると悪魔を屈伏させ、サタンを屈伏させなければなりません。「神様、サタンはもう自分の行く道をすべて委ねたのでこれを清算しなければなりません」というのを神様はよく知っています。四億双です、四億三千万双以上でなければなりません。四億双というとこれは八億家庭です。八億家庭ということは先ほど言ったように一家庭に四人とすると4×8=32です。五十五億から三十二億を引くと二十三億です。

 神様を中心として祝福圏内に入り、血筋の清められた家庭が神様を取り囲むその数が人類の半数を越えるのです。そして毎日のように数多くの人がここに付き従い、反対せずに歓迎するので、国がいっぺんに押し入ってきて、氏族、国家が引き込まれてくるのです。あっという間にそうなるのです。サタンは知っています。ですから神様は言われます。「進む道がはっきりとしたのだから、おまえは今、国を築く前に真の父母の前に屈伏しなさい」と神様が通告するのです。そうせずに国が築かれたとすれば行く場所がないのです。公権力を使って判定すれば底無しの穴の中に消えてしまうのです。永遠に刑罰を受けなければなりません。それを知ってサタンも急いで降伏、強制屈伏ではなく自然屈伏することでサタン世界の人類全体が神様の祝福家庭圏内に入ることになります。

 現在のことを考えるとそうではないですか。この世界の家庭を見ると、自分勝手に結婚する家庭もあり、法的な契約結婚をする者たちもいるではないですか。契約結婚を。家庭は嫌だ。息子と娘を扶養する責任は取らない、妻にも責任は持たない。このように家庭を嫌う人を霊界と合わせるのです。ホモやレズピアンは「結婚してどうするのか」と言いますが、愛はすべて自分のものではないのです。趣味的な愛、そのように生きては死ぬ動物のくずのようなものをすべて引き受けたのです。既成家庭、契約家庭、そして未婚男女。

 未婚男女というのは、昔のキリスト教の人すべてと、カトリックの神父と修道女、仏教の僧と尼まで含まれます。

 百歳だとしても、もう死んでいくような年齢の人も、まだ生きているのなら、独身で生きるよりも、連れてきて祝福してあげなければなりません。祝福を受けて初めて真の神様と真の父母様の血統を受け継いで、神様の血統が葉と枝と幹と根までつながれるように、血統が同じでこそ一本の木となるのと同じです。

 それで今年の統一教会の標語は「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」なのです。三億六千万双を中心として、神様と真の父母を中心として進行しなければならないのです。そして完成したのです。それはサタンがすべて屈伏したので…。それを神様ご自身が宣布することはできません。堕落の元凶は神様ではなくアダムなのです。未完成のアダムが失敗したので、完成したアダムがこれを神様の前に報告し、これを宇宙的な一つの法としてくいを打ってこそ神様が来られるのです。サタンも退くのです。そのような式を今年の五月十四日にパンタナールで行いました。


女性解放は真のお母様から

 これまで統一教会なり国なり国家はすべて失敗しました。三億六千万双の大転換の時期を中心として再び御父母様が責任を持つのです。女性が神様の前に責任を負うのではなく先生が全体に責任を持つのです。再びサタン世界の最高の階級を中心として、それを基盤としてお母様が八十の都市で勝利の覇権を得て帰ってきたので、お母様はお母様としての責任をついに果たし、神様の認める位置に、サタンの認める位置に、真の父母と人類が公認する位置に立つのです。キリスト教がつくった人類の氏族圏を越える勝利の版図圏に立ち、アダムの前で過ちを犯したエバが復帰された価値としての位置に入籍し、行動することのできる資格を与え、天と地に宣布するために、この場で文総裁がお母様を、韓鶴子氏を表彰するのです。今や対等な位置に立つのです。

 男女平等圏の時代になるのです。愛を中心とした男女平等権時代。それゆえこれからは女性たちが結束して男性を教育する時が来ました。大統領をはじめとして男性というのはみな放蕩者です。金大中のことを言っているのではなく世界がそうなのです。世界が。私の知っている大統領はみなそうなのです。なにかにつけ女性の心情に釘を打つのです。神様の心情にエバが釘を打ち込んだため…。男性も天使長によってエバの心情に多くの釘を打って傷つけるのです。

 それを取り除いてくれるのが誰かというとお母様です。お母様の釘を取り除く人は誰でしょうか。文総裁です。分かりますか。エバはアダムを殺し、イエス様を殺し、再臨主を追放しました。エバは三代の夫を失いました。その罪は許されません。その罪を脱がせるために文総裁がお母様を育ててきたのです。お母様を育てるのにどれほど非難を受けたか知れません。あることないこと、最高の悪魔とか、色魔とか、様々なことを言われました。知らなかったのです。そのような作戦を取ってきたので倒れずにきたのです。

 それらすべてを完成し、お母様を天と地の前に堂々と男性と対等な立場に私が公認し、アダムが公認するので、アダムがエバを否定していたすべてのことを肯定し、神様までが公認するので女性の解放がなされるのです。アーメン!(アーメン)。

 誰がそれをするのでしょうか。来るべき主が。キリスト教信者の七十五パーセントは女性です、女性。それを知らなければなりません。女性が新婦なのです。お母様がすべてのこと、天理の道理を解き、今後その妹と娘たちを教育する材料が揃っているので、お母様から教育を受けた女性を、夫として世界の善なる王の子孫が迎えにくる日が来ることでしょう。

 それで鮮文大学で純潔女性大学を始めたのです。分かりますか? お母様のように美しいと同時に、謙虚で、謙虚でありながらも威厳があり、内外の、霊肉の実力を持ち、どこででも、数億の人の前で壇上に立たせても自信満々に夜も昼も人々を感動させる力を持った母を輩出するのです。分かりますか?

 そのように女性、女性を解放し、その女性が自国の夫たちを教育しようと旗を掲げるようになるのです。分かりますか。それゆえ女性で優秀な人がいるならば、大統領に推せば韓国に女性の大統領が生まれる時なのです。分かりますか。女性の国会議員がたくさん出る時です。統一教会では今政治活動をしていません。一番目、二番目、三番目を越えなければなりません。分かりましたか? ですから教育、教育しかありません。統一教会がアメリカで今問題になっています。統一教会の基盤がどれほど大きいか、野党や与党よりも大きいのです。調べてみてください。CIAやFBIに聞いてみてください、嘘かどうか。


真の御父母様天宙勝利祝賀宣布

 そのような基盤を築いたので、天国へ行っても引っ掛かることはなく、地上の国へ行っても引っ掛かることのない真の父母が、天宙真の父母勝利…何ですか、祝賀宣布をすればそれがOK、OK、神様OK、人類OK、サタン世界OK、それを知らなければなりません。それを宣言するのが今日一九九九年六月十四日、今一時十五分です。文総裁の話が終わりにこれを宣布する祈祷をしなければなりません。

 神様と真の父母に代わって勝利した父母の名をもって、神様解放、天上解放、地上万民解放、統一教会解放、反対してきたサタンまでも解放して、堕落というもののなかった本然の愛の理想の主権を立てることのできる平和の天国の統一世界が来るのである。アーメン!(アーメン)。

 さあ、それを歓迎する人はそれを宣布する祈祷をしますからみな立ってください。したい人は諸手を挙げて歓迎してみてください。皆さんだけではありません。

 霊界の数千億の祝福を受けた家庭と統一教会の数億の祝福を受けた家庭がこの場で諸手を挙げて、文総裁の宣布の内容を、諸手を挙げて万代の子女たちも同じく歓迎するという宣誓をしてから、神様の祝福があることを願って手を下ろしてください。さあ、祈祷しましょう。


 〈祝祷〉

 お父様…、今日一九九九年六月十四日午後一時十五分を期して、ここに立っている真の父の名と真の父母の名を代表してパンタナールで勝利の天宙解放を宣布し、五月三十日には「真の御父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布をしたその基盤の上に、今日は天と地を代表した真の父母の勝利圏を中心として勝利歓迎宣布をすることのできる大いなる歴史的な時点を迎えました。お父様…。

 これまで天の前に人類の祖先が罪を犯し、悲しみの歴史を残してきたすべてを神様の胸に埋めたまま、誰も願いを叶えることのできない恨の心情を抱いてこられたお父様であられることを私は知っております。サタンは愛することのできない、その前で讒訴し、呪いつつ嘲弄するサタンを見つめる神様の心には曲折がどれほど多かったことか私は知っております。これを解怨成事するために、神様は本然の堕落していない完成したアダム家庭を中心として神様の血筋が連結された愛の氏族圏を編成し、家庭と民族、国家と世界、国を経て世界の地の上に地上天上天国の出発を見ようとされたお父様の理想は、完全に水泡と帰してしまいました。

 これに代わってサタン側の国々は闘争を通して分裂し、多くの国が怨讐、怨讐、怨讐となり、自国第一主義によって、中心の歴史が多くの地を流してきた神様の悲しく恨めしい歴史過程であったことを知っております。そうしてキリスト教文化圏を、宗教圏を中心として血を流し犠牲となる血筋の因縁を通した絶対信仰、絶対愛、絶対服従の群れを通して個人主義時代、家庭主義時代、氏族・民族・国家・世界主義時代を越えて、終わりの日にエデンで植えられた種、青少年が愛の倫理を失ったその種による家庭破綻や、エデンで植えられた種が結実する万世万障の終末時代を迎え、どの国でも腐敗した成年の青年の蛮行は家庭倫理をすべて破綻させてしまいました。

 この世の終わりに神様が探し求めるエデンにおいて、堕落せずに築くべきであったアダムとエバの本然の家庭倫理を失い、家庭基盤が破綻してなくなったこの時に、真の父母の名を受け継ぐために来たレバレノド・ムーンは、少年から壮年時代にわたって受難の歳月を経ながら、神様の家庭的青少年倫理基盤を中心として、この破綻した家庭を育成し、育成し、祝福して、神様の愛の血統を連結する世界化祝福結婚を通して、血縁的関係が五色人種を越え、兄弟の絆の心情を結ぶことのできる版図を拡大し、四億双を越えることのできるこの段階まで来たことにより、人類の三分の二に近い勝利の版図を中心として、サタン的愛によって血統を結ぶ地獄が編成されたその世界で、サタンが絶対的に主管するその世界で、神様はとらわれの身となり、孤独であられましたが、統一教会の真の父母によって祝福的血縁的因縁の関係が、四億双以上三十二億以上の群れをなし、天を擁護することによって人類地球星のサタン世界を凌駕し、神様が心情圏を中心として来られる時代が来ることで、エホバの名によってサタンを屈伏するよう指示することのできる慈悲の因縁を通して神様の前に自然屈伏させ、父母によって築かれた勝利の覇権の前にサタンは立つことができないので、許しを乞うことで自然屈伏、万民が真の父母の道理に従って真の家庭の祝福の血縁を持ったことを干渉し主管することができないと同時に、自己の秘密として隠してきた神様の心の中にあり、サタンの中に手配しておいたすべてをあからさまにすることによって、統一教会の原理を知る人は誰でもすぐにこれが分かる時代となりました。

 今はインターネットを通して世界万民がこれを知ることのできる、教えることのできる時代となったので、サタンが足を下ろすことができないということをご存じの神様、サタンまでも哀れみ、慈悲の心をもって許そうとされ、サタンが自然屈伏を宣言することによって、神様の前に屈伏し、真の父母の前に屈伏し、人類の前に屈伏し、自ら屈伏、服従することにより、初めて神様の全権的代行をすることのできる真の父母がこれを引き継いで、偽りの父母が立てた破倫的な滅亡の地獄の限界線を蹴散らして、神様の心情的愛の血統の権限をもって愛の眷属、真の愛の眷属を中心として神様の血族であるアダム家庭を中心とした祝福家庭が、これまで十二次を越え、四億双以上の基盤を中心とした人類の半分にあたる影響圏を越えて、自由な環境の中で反対を受けることなく祝福をどこにおいてでも行うことのできる自由環境を迎えさせてくださり、この環境的勝利圏をくださったことに感謝申し上げます。

 サタンが屈伏することによって、サタンの立場のすべてを、自由自在に神様の創造の権限をもって再び収拾するために主体的に能動行使することのできる時代が来たことを宣布し、地球星解放圏を宣布し、今日を迎えて真の御父母様の地球星天宙勝利祝賀宣布の日を基盤として、縦的、横的な基盤の上に、縦的な基盤としての天宙真の父母勝利祝賀宣布の時間を迎えさせてくださった恵みに、お父様、心から感謝申し上げます。

 お父様、これからはサタンが強制的に刑場に連れていき、脅迫恐喝によって首を取り、地獄へ行くような時代とは反対に、霊界で祝福を受けた家庭が自分の子孫のところへ行って、※強制的に薬をやっては病気にさせて地獄に連れていくのではなく、お父様の教えの下に、天国に連れていくことのできる自由解放圏の時代を迎えましたので、全世界に彷徨するすべての一族、民族をつないで、国家を収拾し、お父様の愛の血縁を中心として、永遠な愛の主権の前にお父様の血族となることのできる眷属を超国家的に形成して、万民解放とともに、天上世界の解放と、真の父母の解放、人類解放、神様がサタンまでを哀れんで僕の位置を再び定めることによって、本然の創造理想のすべてを解放することのできる時代を、真の父母様が父の権限の前にお捧げいたしますので、その実権的な覇権を通して正義の判断を中心として、地上再臨、天上昇天して自主的な主管の全なる愛の王権を立て、万王の愛の永遠なる永生を相続させてくださる愛の永遠なる王となり給わんことを。

 真のご父母様が天の前に孝子の道理、忠臣の道理、聖人聖者の道理を行く道を示して、万民をお父様の血族と眷属の位置に立たせ、万代に祝福された天国を主管し、地上天国、天上天国を相続する後継者として育てますので、この特権的な富貴栄華をお受けくださり、宣布の日を定め、※万事享通、自主的な全の王権を行使することを真の御父母様の前に勧告、勧告、勧告宣布、宣言申し上げます。アーメン。アーメン。アーメン。

  ※強制的に薬をやっては病気にさせ‥良かれと思ってしたことが逆に害となること
  ※万事享通:万事が都合よく運ぶこと



  三)真の御父母様天宙勝利祝賀宣布に対する総評
   (一九九九年六月十四日、漢南洞公館)

 総評に対して一つ明確に付け加えることは、先生の生涯というのはみ旨の解放のために生きてきたということです。

総結論はアダム完成

 メシアの使命というのは、み旨の解放のために生まれ、み旨を中心として生涯を通してみ旨の完成をすることです。その解放圏というのは天国の解放であると同時に神様を解放することです。その次には、堕落した父母によってサタンの血統から監獄に、とらわれの身となったのをこのサタンの監獄世界で解放することです。

 その次は、嘆息している万物まですべて解放することです。そのため、パンタナールにやって来て、先生が今まで釣りをし、山を訪ね回るのは、そのような心情的なつながりを自然とともに結ぶためなのです。

 神様を愛する心、人類を愛する心、万物を愛する終着点にこれを結束させ、すべての蕩減の歴史と経済復帰をしなければならないみ旨を中心として、今までやってきました。パンタナールを中心として、一番どん底に来て一番高い所に神様のみ旨を連結させることができるようにするために、一九九八年五月十三日から十五日まで特別な精誠を捧げたことがあり、その基盤の上に今年において五月十四日の天宙解放宣布がありました。

 その次に、父母様がアメリカに帰ってこられた日を中心として、五月三十日ベルベディアで「真の御父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布日」を制定することで、横的な場がみな準備されたのです。それゆえに、縦的なこの宣布(真の御父母様天宙勝利祝賀宣布)というのは、神様がこれから創造した世界の前に、心配を逃れエデンの園の家庭からその自然世界を再びどこに行っても歓迎を受けることのできる蕩減をみな成し遂げておいたということを意味するのです。

 これからここで一つ問題になることは、先生が神様に再び地上を紹介してあげなければならないということです。それが何の話なのか分かりましたか? 解放してあげなければなりません。神様を捨てておくことができません。これがあなたの地であり、あなたの国であり、あなたの家庭であり、あなたの氏族であり、あなたの民族であり、あなたの国だということを紹介してあげなければならないのですが、その国が成されていません。

 その国の基準を次に渡すためには、これから四億双を成し遂げなければなりません。ここで世界的な一番の問題が何かといえば、青少年問題です。その次には家庭の破綻問題です。ここに天罰のようなエイズにかかることがあるために早く防御しなければなりません。

 このような立場で見るとき、今、父母様が一番心配することは、どのような家庭を紹介するべきかという問題です。私たちの先生の家庭から紹介しなければなりません。今回、先生が韓国に帰ってくる前に譽進と孝進が一つの部屋に集まり、父母様の行く道に全的に忠誠するという誓いの条件を立てたのです。(一九九九年六月九日)

 父母様が責任を果たしたことを中心として、このようにいちいちこれから長子、長女が本格的な立場をつかみ行くので、統一家の二世たちの行く道が完全に容易になるということです。そしてサタン世界と私たちの家庭が違うということを確実に知りうる、そのような時代だということです。

 それでは、総結論は何でしょうか? 総結論はアダム完成です。アダム完成とは何ですか? アダムが責任分担を完成できなかったのです。責任分担は何ですか? 世界の伝統的、礎石的基準が、家庭的礎石であり、氏族的礎石であり、民族的礎石であり、国家的礎石であり、地上天国の礎石であり、天上天国の礎石になることのできるすべてのものの礎石が汚されました。それを清算しなければなりません。ですから、霊界の清掃、地上の清掃、すべてをみなしなければなりません。


主管性転倒の結果

 アダムが責任を果たせなかったことが何かといえば、主管性を転倒したことです。サタンが主管性を転倒し、エバを主管しました。エバが主管性を転倒し、アダムを主管したのです。アダムとエバが主管性を転倒したために神様まで引き抜いて打ち込んだというのです。それゆえに、神様を解放することのできる時は、アダム完成がなされなければなりません。アダムを完成しようとすれば、これをすべてひっくり返して打ち込まなければなりません。

 堕落した世界が偽りの血統によって転倒した事実を、真の血統で復帰しなければなりません。今まで男女の複雑なすべての問題から、死んだ子供の霊まであの世に絡んでいます。李相軒氏も、ルーシェルによって病気が生じるという、そのようなあの世に行って地獄の現象を紹介した内容が出てくるでしょう?(はい)。

 そのすべてが男女が自らの行く道において、自分が基準になったからです。

 男女の行くべき道を誤らせたのは誰かといえばアダムです。アダムが責任を果たせなかったためです。主管性を転倒したために本然の主管性を回復しなければこれを正すことができません。主管性転倒を通して血筋を主管したのです。

 天使長がエバを主管性転倒させたのも偽りの愛ゆえであり、エバがアダムを主管性転倒させたのも血筋を汚したからです。この血筋を汚した人類を子供として持っている神様は、父母の立場であるので宿命的な立場であるにもかかわらず、不可避的に反対の立場です。神様が逆さに立っているのです。逆さに立っている神様は行くところがありません。とらわれの身の上になったという事実を考えてみなさい。神様が人間の世の中に入っていくことができない事実を誰が知っているかというのです。

 先生はそれを知ったその日から毎日のように号泣したのです。どうしたら神様がこうすることができるのかというのです。それゆえに、太陽を眺めることができないほど、涙を流したそのような時期から、その心情を知ったその神様が人類の父になるべきなのに…。

 誰の父にならなければなりませんか? アダムとエバの父にならなければなりません。千年万年の歴史がひっくり返っても、最後に二つが一つになりうるものを、そのすべての困難が妨害となってそれを分けておいたというのです。その分けておいたものを一つにするための神様の受難の道が、どれほど苦痛であったかというのです。

 神様の息子・娘のアダムとエバは、億万代の一人子、一人娘です。億万代の一人子、一人娘を失ったので神様はどれほど悲しいでしょうか。それだけではなく、愛の伝統として立てることのできる愛の道を失いました。愛することができないのです。愛することのできる息子と娘を見ても愛することのできない、愛の道が途絶えてしまった、そのような十字架の上に立っている神様の悲しさを誰が解怨してあげられるかというのです。アダムがそれを解怨してあげなければなりません。


メシアの後継者として行かなければならない道

 それで神様が歴史的なすべてのキリスト教や宗教の世界で殉教を通して血を流して続いてくるのではありませんか? 旧約時代は祭物を通して血を流させ、神様がすべての主人となるべきなのですが、すべてを奪われ、十分の一献金という条件を掛けて、絶対信仰、絶対愛、絶対服従をなすことのできるイスラエル圏を立ててきたのです。イスラエルの家庭が神様の家庭ということができます。絶対信仰、絶対愛、絶対服従をなすことのできる家庭は一家庭だとしても、全体世界の家庭を渡して変えることのできない価値で認めたのです。

 ヤコブ時代に初めて勝利圏を中心としたイスラエル圏が出てくることによって、十二兄弟が着地できるようになりました。十二兄弟は十二支派とこのような聖地の代わりをし、十二の国にある万物をすべて掛けることができることよりも、サタン世界の何よりも価値のある、輝くものとして神様が認定なさったということを私たちは知らなければならないのです。

 これから本物の戦いの時が来るときには、祈祷ができません。なぜですか? そこで私のみ旨を、私がすることを確実に知るようになれば祈祷することがありません。誰に対して祈祷しますか? 自分独りで生命を尽くす前には、祈祷せずにあらゆる精誠の峠を尽くし、その精誠の峠が神様が考えもしなかった堕落から復帰されたアダムにおいてのサタン世界の蕩減の新しい道を作ってあげて、神様の心情にふさがっている壁を壊そうというそのような生活をすることが、完成の道を探すアダムがメシアの後継者として行くべき道です。それゆえに先生は難しい峠に出会えば「私を生かして下さい」という祈祷はしませんでした。世の中の人々は、少しの困難があっても神様に対して任せますが…。

 それゆえお母様は知っていますが、二十余年間アメリカに来て仕事をするまでは、世界の舞台に立って本物の戦いをするようになるとき、その場面では祈祷しません。座って祈祷するようにはしませんでした。祈祷しなくても霊的に知ったその事実が、体と心が一つになるべき一体的理想が地上に拡張勝利の蕩減をせずには神様の前に戻ることのできない罪なる心を知っているために、難しいときは祈祷せずに二十年の歳月が過ぎました。昨年八月一日から再び祈祷し始めました。今では私がお父様をつかんで案内する時がきたということを知っているからです。

 それで純潔の体をもって体を制裁し、体を心の世界に一体化させることをしなければなりません。これはアダムがこのようにしたのでアダムがしなければなりません。その前には数多くの誘惑があるのです。お金に対する誘惑、自らの名誉に対する誘惑、自らの才質に対する欲望とかいうそのような誘惑、その次には女性に対する誘惑、直接天が数多くの試験をすべてなさり、サタンがあらゆることをします。

 このような誘惑が多かったのですが、先生は霊的、良心的、神様の心情基準を知っているために心情的基準を中心として体についているサタンを、体自体が整備しなければならないこのような立場にいるために、アメリカに行っても、もっと祈祷はしなかったのです。

 経済問題、何でも忙しくて難しい問題があるとき、お金が必要なとき、金をくれということを一言も言いませんでした。私が責任を負うのです。このような戦いをして、体でサタンを屈伏させる道まで完成させたのです。

 それを越えてから心の世界――その心の世界はサタン世界に属しているそのような心ではありません。――まできて、肉的世界までもサタンと戦って勝利的基盤として神様が地上着陸をしなければならないのが先生の生涯の目標であったことを皆さんは知らなければなりません。


聖者の責任まで

 新しい孝心の道理、国を代表する忠臣の道理、世界を勝利して聖子の道理と心を合わせて、天上世界の孤独、永遠なる神様に侍り、地上世界に体のために汚すことのない勝利の覇権の基盤を通して、地上まで定着させなければならない選民的責任を築いてきたのです。身もだえしたその理由は神様だけが知っています。

 ある人々が文総裁は誰かと祈祷すれば、神様が痛哭させる内容を見てそれが分かります。先生の前にアダムを創造なさった神様が、神様自身が恥ずかしさを感じ、神様自身が申し訳ないということのできる、神様自身が玉座の頂上に座って私が霊界に入っていくとき、「私は帰ってきました」というとき、その過程に無数の階段があっても、一気にあなたがその階段を降りてきてその神様が私にどのように対するかということを考えるとき、恨みがないでしょう。

 億万年の長子と長女の責任、死んでいくことを所願成就して会える日が迫るときは、神様が自分の威信が恥ずかしくて首を抱え、痛哭しうるその前に、私が神様を慰労する孝子の責任、忠臣の責任、聖人、聖子の責任があるということを、そのような道を行った先生なのです。

 地上世界に永遠に一家庭で孝子の道だとしても、一つの国で忠臣の道だとしても、一つの世界において聖人の道だとしても、神様の前に統治されるあの一つの天上地上統一天国世界の前に立ち、神様の前に相続権を受けなければならない父母様であることを知らなければなりません。

 また、父母様の相続権を再び相続すべき皆さんの家庭が行かなければならない道がどうであるということを、この時間骨身に染みて、神様の解放、真の父母の解放、万物の解放とともに残りうるこのような最後の決心をしなければなりません。

 皆さんにおいて、今はこれ以上の苦労がありません。蕩減がありません。ただ一つ、絶対信仰を持たなければなりません。神様が天地を創造するときの出発が絶対信仰です。絶対信仰を立てておいた基盤の上に、未来の絶対愛の体を作って、愛の完成体を成し遂げることができるために絶対信仰を持ちながら絶対愛を投入します。

 その価値の愛は、自分よりも億千万倍も立派であることを願うこのような立場であるために、投入して忘れ、投入して忘れてしまう歴史の蕩減復帰を繰り返しながら、数千万年アダム完成の家庭を探してこられた神様の愛です。その神様のご苦労を知って、その苦労された神様を解放すべき誇らしい家庭とならなければなりません。

 その家庭が氏族を代表して誇らしい代表となり、民族を代表し、国家、世界、天宙を代表して誇らしい家庭となって、その場で神様がすべての創造理想を、創造したすべてを失い、悲しかった創造の欲望と悲しみの苦痛を越えて、一度に補って越え、アダムが良く成したということのできる解放的心情を持たない人は、定着できないという事実を皆さんは知らなければなりません。

 そのような目標を持って昼も夜も一つの心です。死ぬとき、神様の前に行くとき、「神様が私にどのように対するか?」と考えているのです。解放された神様に侍り、親子の因縁を地上に定着させようと歩んできた生涯が八十歳です。


真の御父母様の心

 今日、これが真の御父母様の天宙勝利祝賀宣布ができたという事実を見ても、勝利の祝賀を宣布できるこの事実は、神様と父母様の前に、天地のすべての前に感謝することができるこのような条件を立て、その感謝の心が創造し願った希望の神様の心をすべて越えに越えて、内外に完成したアダムの理想の立場を固めたというその世界を、ページを別にするところにおいて第四次アダム権の地上天上天国をすべて――家庭ではありません。――相続したこの立場で、新しい家庭が勝利的基盤を相続したその場で新たなる四次アダムと出発を願うのが真の勝利の立場に立った神様の心と父母の心であるということを、真の父母の心であるということを記憶しなければなりません。

 したがって、アダムの責任が神様を解放し、神様の愛の理想のすべての心情と精誠の心からアダムの何十倍、何百倍の完成の道を越えたその場で、家庭を中心として孝子、国を中心とする忠臣、世界と聖人、聖者の立場に立ち、神様の前に全体相続を受けなければならないのが父母様の生涯路程です。

 そのためにはすべてをみな捧げなければなりません。これを捧げて神様がそのような立場で勝利、万世の勝利、永遠なる勝利、永遠なる永存した神様がそれ以上の勝利を願うことのできない立場に立って、相続してくださるとき、堕落の恨をはるかに越えた新しい世界の勝利の神様の権限を行使することができると見るのが総結論です。そして汚したサタンの血族は痕跡も傷もなく、きれいに整理しなければなりません。

 それでは、どのように純潔の血筋を千年万年守ってゆくのですか? 神様の解放とともに地上に純潔なる解放が行われなければなりません。神様が尋ねるときに、神様が喜びで尋ねてくることのできる家庭と氏族と、民族の前に再び堕落の悲しみの歴史があってはならないというのです。

 それで今の統一教会の祝福儀式というのは教会の祝福式です。国がなくて国の祝福ができませんでした。国を見いだせば、世界的祝福時代に行かなければなりません。三段階の祝福数を越えなければなりません。

 なぜそのようなことをするのですか? 今までの私たちの生活がサタン世界の権限の物を、サタンの物を食べ、サタンの生活圏内で、サタンの愛の環境に生きるここにおいて、昔神様の息子と娘を堕落させうる、十六歳に堕落したのと同様な環境にいることによって、堕落しうる可能性が七十パーセント? 蘇生、長成…。

 国さえ見いだせば、法、国家の力をもって何でもすることができる基準になるために、そこで一体化させて教会祝福が国の祝福として展開するときは法で治めることができるのです。このような心情問題に抵触するものを完全に清算しうるこのような時が来るので、今はどのような人でも国家の公職に就く人は家庭がなければならないのです。

 既にアメリカでその仕事をすべて実践してきました。先生がアメリカにすべてUTS(統一神学大学院)を立てたのは、アメリカで長子権を復帰する責任を果たすためでした。ところが彼らが責任を果たしませんでした。それでUTSの卒業生に新しく決心をさせて、これからキリスト教で未婚の男女が結婚することのできる責任を先生がすべて…。汚れたアダムとエバを祝福してあげて、神様が干渉しなかったアダムとエバの家庭よりもっと悪いそのような家庭を探してきて祝福をしてあげた先生です。

 それは先生の責任分担なのです。せざるを得ません。やむを得ずそれをしなければなりませんでした。彼らを生かすための基盤が崩れていました。堕落したアダムを干渉できなかった、それ以上の人々を探し出して祝福しなければならない悲しい神様の心情を既成祝福家庭たちは知らなければなりません。

 神様がすることができたとすれば、神様がエデンの園で既に祝福してあげたのです。神様はすることができません。それはどれほどあきれることでしょう。それで神様が捨てたものをすべて探し、私が放蕩息子の立場で、帰ってきた立場で、長子権の立場に代わりに立ち、神様に代身してその役割を果たしたのです。その次には法的契約結婚をし、完全に壊れてしまった人々です。契約結婚した人を探して行くことができますか? 霊界に行っているその霊人を訪ねて行くことはできません。それは息子と娘たちの責任です。


痛哭して迎える

 それを祝福家庭たちが責任を果たせなかったことによって、父母様が、エデンで一つの家庭が堕落することによって地獄を覆し、天下を覆したそれを父母様が十字架を背負って彼らを生かしてあげるために、堕落した家庭を訪ね歩いて祝福でつづろうとするその神様のみ旨を成し遂げようと、手を動かし祝福の手をさしのべた恥ずかしさを皆さんは知りません。アダムの行く道のために天が涙を流したことを皆さんは知らないでしょう。

 一つの家庭を捨てた神様が、アダムが責任を果たせずに地獄に入っていくしかないこれを、神様の体と同じ立場に立ち、逆に立ち、羞恥と謀略と恨の心情をもって、再び生命の道を開拓しなければならない道がどれほど悲惨なのかを誰も知らないのです。神様が知って、霊界に通じる人が文総裁が誰なのかというとき、痛哭でしか答えられない天の心情を聞くたぴに、「お父様、大丈夫です…」。そうすることができたならば、ありがたく思って涙をどれほど流すことでしょうか。

 これが法的世界へ入っていくことだということを世の中は知りません。フリーセックスになり、ホモ、レズビアンになったそのようなことを中心として忘れ、蹴飛ばして行かなければならない神様の前に立って、これにしがみついて生きようと身もだえしたその自らがどれほど恥ずかしいか分かりません。

 祈祷することができません。殴られ、蹴られて、神様の前に恥を食い止めることさえできるならば、どんな条件でも心でふろ敷包を解いても皆さんにはその心が分かりません。そのような心情を持ってきてこのような解放的なことを宣布しますが、神様がとらわれの身から解放され、私が霊界に帰ってくるとき、神様がアダムの千倍万倍の価値的存在として私を迎えてくださり、何千倍の喜びをもって私を歓迎してくださることを希望するお父様の心をどのように誘導しておくかということが先生の生涯の目標だったということを皆さんは知らなければなりません。

 万物を見るに恥ずかしいアダムの姿の生涯路程が、この四十歳により、お母様の祝福の四十歳により、お母様もそのような立場に立ってすべて苦労させるその道についてこいと命令する悲惨な路程がいくらでもあったということを知らなければなりません。そうするたびにすべての女性の心をよく知る先生は、千回万回許して、抱いて、率いてあげるためのことをしますが。それはお母様も知らないのです。

 それゆえに、どこの誰でも、優れた人、劣った人、神様も私に対し負債を負ったと考えうるこのような道を歩もうとしたのが先生の一生に、み旨に対する行路だったのです。

 皆さんが心に銘じなければならないことは、この時間のすべてを清算した後に遺言として残るということです。過ぎた遺言の言葉で、千秋万代の子孫の前に、歴史の起源として礎石を開くことができるようになった皆さんだということを、地上で天上世界の復帰というすべての勝利の版図を踏んで、四次アダム時代は万宇宙の新しい地上天上天国を所有できる後継者になることができるということを先生は知り、その道の先祖になり、その道の先生になり、その道の主人になって後継者を養育し導いてくれることを願うのです。これが総評です。

 今や私が恥を免れることができる時が来ました。そうでなければ万物が嘆息するではないですか? 釣りで魚を釣れば、初めて釣った魚があれば、初めての魚は神様の前に捧げて、このようにして世の中に今まで神様の息子と娘が飢え死に、蕩減の歴史として一年に千五百万から二千万名が死んでいくのに、それに誰が責任を負いますか? アダムの堕落とともに悲運の歴史をつづったのをアダムの、先祖の過ちを子孫たちが蕩減し、昼も夜もそれを探しゆくために数十年間船を作って海洋摂理を率いてきました。


天国完了時まで

パンタナールという聖地を統一教会員たちは訪ねてゆかなければなりません。家庭を率いて訪ねてゆかなければならず、一族が天国に向かうことのできる出発の起源地となったために、自分の一族全体が国を建て、先祖が統一教会において祝福された家族だと言いながら、すべてそこに来て天の前に子孫たちと天上の先祖と未来の自らの子孫たち、自分の国の人民まで天の祝福がこのようなものであるので、自分たちによって継続するように精誠を尽くすべきことが、これから地上天国を完了化する時まで祝福された家庭たちが行くべき路程であるということを知らなければなりません。

 そのような観点で自分の生活を再び批判しなければなりません。批判しなかったならば知ることはできません。すべては父母様が責任を負わなければなりません。では、解放以後の祝福家庭を中心として本当に神様が愛することのできる家庭は誰でしょう? そのような家庭を立てることが、先生が教育機関を立てて教え、すべて統一教会の忠孝の道を行くようになった人々をまず前面に押し出すしかないというのです。

 では、これから新しい教会制度を中心として責任者を誰にすべきかということが問題になります。それで千余名になるUTSの卒業生を立てて、長子権国のアメリカにすべてUTS出身の人々を今回来させて、六月四日から六月六日までの三日間修練をして、三日のうちにすべて新しい決心をさせなければなりません。

 先生が今まで一九七五年から三年間、UTSを立てて、毎日のように出勤したのです。その期間に教えてあげた資料を中心として悔い改めをして…。二世のキリスト教の文化圏をアメリカが壊しました。アメリカゆえに滅ぴました。

 今、世界は国がありません。アメリカの国もなく、イギリスの国もなく、フランスの国もなく、ソ連という国もありません。すべてリベラルな連中しかいません。リベラルは自由ということです。自由がどこにありえますか? どこが自由ですか? 天地を失って自由がありますか?

 若い人々に国がありません。社会がありません。プライバシーとか何とか、個人主義とか、このような話をしてみな失ったのです。ですから、そこにおける心の世界は無限な欲望があるのに、私たちが立っている環境は一人なのであきれるのです。

 そのようにして、ヒッピー、イッピーとなって家を出て行くので、家がありません。家に歓迎する人がいなくなっているのです。排斥するのです。離反的な歴史はすべてが離反で終わるのが原則です。どこの誰も歓迎する人がいません。自分を考える人は、歓迎する人が一人もいません。そのようにして分かれ、すべて悪魔の個人王宮になっており、プライバシーを尊重する自分中心の第一主義となったそこには、神様との関係がないのです。

 それをつかんで、救ってあげなければなりません。真の父母として。アダムとエバの一家庭を探すためのこのような悲惨な事実をすべて甘受しなければなりません。その向きを変えるためにアメリカに行って昼夜を寝ないで独りで…。それを誰も知らないのです。

 私たちの家庭を見なさい。二番目はすべて客死です。おじいさんの時代、伯父の時代、そのようになっています。我々統一教会でも二番目は客死です。劉孝元が二番目でしょう? 喜進が二番目でしょう? 興進が二番目でしょう?

 蕩減法則は、因果原則は変わることがありません。それが三時代の歴史を分け、歴史を成し遂げて出てこなければなりません。そうかといって、彼らが死んだからといって私が生きて本心の心から湧き出る涙を流してはならないのです。代わって神様を慰労してさしあげ、神様の前に栄光をお返し申し上げることのできる、そのような日を持つことができなかったので、息子に対してまで涙を流せないのです。

 それで興進が亡くなった後に、三日間すべてそこに愛勝日を決定したのです。死に勝つことができる、生死の道において愛を持って愛の父母の旗を掲げて、天上天下をどれほどひっくり返したか分かりません。それゆえ、興進君がイエス様のお兄さんとして霊界に行き、来られた主と同様に、五旬節に聖霊が降臨するのと同様に、イエス様と霊界の霊人がこの地上で生活的基盤を連結させることができるということが起きるのです。

 しかし、そのイエス様はいくら基準ができていても、国家的基準を越えていけませんでした。国家的基準を越えていくまで待たなければならないのです。

 文総裁は一九七三年一月三日、イエス様を祝福してあげましたが、共に生活できませんでした。国家的基準、国を見いだすことができないために。けれども、先生はその基準を越えていくことができる時まで、今は世界の舞台に越えていくことができる時になったので、初めてイエス様を落ち着かせてあげて、聖賢を落ち着かせてあげるのです。地上に再臨し、真の父母に侍ることのできる家庭的形態の基準を立てることによって、霊界に行き、序列に従って解放圏の家庭を中心として天国生活をすることができます。

 そのような複雑な内容を誰が知っていますか? その複雑な内容を、すべてこのように分かれたものを、体系を作って摂理を率いてきました。また、アダム家庭から今まで、摂理史に伝統がありませんでした。それをすべて取り戻し、連結しておいてこそ、あのアダムから今まで再臨時代まで再び上がったり下がったり、その勝利の踏み台となったので、彼ら息子を愛する時まで神様が橋を渡し、上がったり下がったりしうるのです。それゆえに、先生の責任、アダム完成の責任は、堕落がなかった解放された天宙的な愛の王子の王の立場を復帰しなければならないということです。



2004.08.06









SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送