天総官 文興進様
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四 興進様の霊界祝福と祝福の平準化

1 祝福の平準化と真の愛で霊界解放

 神様の全権、全体、全般の行使は何かというと、結婚を思いどおりにできるということです。家庭さえ祝福してあげれば、氏族の編成も問題なく、国の編成も問題なく、地上天国の編成もすべて問題ありません。アダムは、家庭の長兄であり、家庭の真の父であり、家庭の王であり、氏族の長兄であり、氏族の父であり、氏族の王であり、国の長兄であり、国の父であり、国の王であり、世界の長兄であり、世界の父であり、世界の王であり、地上・天上天国の長兄であり、父だというのです。ですから、アダムが見えない神様と一つになることにより、これをすべてもっていって、今まで空いていた天上世界を一度に満たすのです。

 ですから、皆さんの家庭においては、自分が長男であり、家長であり、絶対父母であり、絶対王だというのです。ですから、皆さんは、みなアベル的王に侍らなければならず、氏族的アベル王に侍らなければならず、民族的アベル王に侍らなければならず、国家的アベル王、世界的アベル王に侍らなければなりません。先生一人が全体をすべて完成させたので、すべての家庭や氏族、八段階のすべての国は、絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければなりません。そのようにしてこそ、統一世界と平和の世界が成し遂げられるのです。アーメンです。

 なぜ皆さんがそのようにしなければならないのかというと、先生が架け橋だからです。家庭的架け橋、氏族的架け橋、民族的架け橋、国家的架け橋を上がっていって解放圏に行き、アダム家庭から世界家庭まで思いどおりに通じ得る道が先生に会う道です。先生の言うことに絶対信仰、絶対愛、絶対服従して、アダム家庭において個人的に失敗したことを、家庭から八段階を経てすべて完成したという条件に立ってこそ、そこにおいて初めて相続権の解放が起きるのです。解放です。

 七年前に始めたことが、七年後にすべて世界的に成し遂げられるのです。では、そのようなブームが起きると思いますか、起きないと思いますか。天の全権をもっていくので、誰であろうと心が喜ぶというのです。ですから、「よくぞいらっしゃいました」と言うのです。(二八六−四六、一九九七・七・一)

 今、国連には基準がありません。政治的な基準を中心として、サタンの体を総合して和合することしかできません。体なので、心の世界である宗教国連が入っていかなければならず、エバ圏がなければならないので、女性国連が入っていかなければならず、カインである青年国連が入っていかなければならず、アベルである学生国連が入っていかなければなりません。

 これを加入させようとしないので、先生が国連をつくろうと万端の準備を整えているのです。ですから、ワシントン・タイムズの特派員が入っています。APやUPIをコントロールしています。私たちが一番中央にいるではないですか。その背後の歴史として、スパイ工作をしていた人たちが入ってきていました。お母様がつい二時間前に講演していたみ言を、新聞に載せようとして広げておいたのですが、この者たちがそれを隠してしまったのです。しかし、力に押されて、お母様の講演を許諾せざるを得ませんでした。

 今、大韓民国の主権者が何をしようとも、私の力に押されます。既にそのようなことが態度に現れているではないですか。思想的な面と宗教的な面を糾合して経済的な分野に……。今後は簡単です。思想統一、宗教統一を成したのちは、市場を独占すればよいのです。生産が問題ではありません。今までは、生産国が、世界やマーケット(市場)を支配していました。原料国がもっているので、原料国にも分け与えなければならない時が来ました。しかし、マーケットが問題です〇誰が市場を掌握するのかということです。先生は、それを準備してきたのです。(二九〇−二六一、一九九八・三・二)

 歴史を通じた自分に対する全般的な根本問題を解決する道は、先生の教え以外にはありません。永遠にありません。先生がうそをついているかどうか、霊界に行ってみてください。先生は、知ってから教えるのではなく、すべて成し、勝利してから教えるのです。良心はそれを知っています。

 それゆえに、真の父母と成約時代を宣布したということは、それを成したということです。サタンと対決して屈服させ、先生が向かう世界、展望する世界には、サタンがその姿を現すことはできません。それを平面圏において、個人、家庭、氏族、民族、国家、天宙、霊界の天国まで平面化させています。それを平面化して連結すれば、地上天国です。地上天国で生きた人間とその一族が、そのまま天上天国に移行するようになっているのです。天上天国は何かというと、本家です。(二五六−二四)

 堕落した人間は、神様がつくられた霊界には暮らしません。その霊界では、完成した祝福家庭だけが暮らせるのです。そこは、アダムが完成したのちに生活する天国のような環境です。ですから、世の中の小さなものから大きなものまで、神様が全権をもち、すべて思いどおりにできるのです。

 祝福されて、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」です。粉砕するのです。ですから、二〇〇〇年に入っていき、すべての地上の一族は、みな天国行きです。出エジプトのように、地上世界の出発が始まるのです。モーセが八十歳で出エジプトしたのと同じように、今からは、真の父母、家庭王として、世界地球星の出発をするのです。(二〇〇−三〇五)

 第一次アダムが失敗し、第二次アダムが失敗し、第三次父母も失敗して、これをすべて荒野路程で蕩減し、解放され、第四次アダム圏祝福時代が、地上天国の出発時代です。これはすべて理論が合わなければなりません。大ざっぱな計算ではいけません。霊界でも地上でも、先生が原理を中心として解明した結果的基準で評価するとき、右手と左手がぴったり合わなければなりません。ぴったり合ってこそ、音が出るでしょう? それを合わせるものが愛です。絶対愛を中心として合わせるのです。

 地上世界と天上世界がカイン・アベルに分かれていたのですが、初めて兄弟の因縁、真の父母の愛、真の血統の因縁によって一つになれるので、同じ祝福を中心として、死んでも共に死に、生きても共に生きようというのです。ですから、死のうとする者は生き、生きようとする者はどうなるのですか。(死にます)。違います。真の父母がいる時に生きようとする者は生きるのです。真の父母に従って生きようとする者は生きるのであり、真の父母がいないので、すべて反対にしなければならなかったのです。逆説的に死のうとしなければ、真の父母の行く道、真の父母に侍る位置を探すことはできないのです。霊界も解放であり、地上も解放です。

 アダムとエバの堕落以来、神様の胸に打ち込まれた太い釘を抜く者はいませんでした。そして、歴史時代の善の先祖は、みな血を流してきました。彼らの恨を解くことができませんでした。(三〇一−一六六)

 真の御父母様は、実体世界において、超民族的な祝福の因縁を中心として祝福しています。これが連結されることにより、地上において、個人解放、家庭解放、氏族解放、民族解放、国家の解放圏が成されます。その解放圏は、霊界において成されるのではありません。

 このように、天国愛の国、天宙愛の国まで連結させ得る基盤は地上にあるので、真の父母を中心とする霊界と肉界がすべて一つになり、統括的な面において総清算し、個人祝福、家庭祝福、氏族祝福、民族祝福、国家祝福、世界祝福、天宙まで、祝福の完成を成し遂げなければなりません。そのようにして、霊界と肉界の祝福家庭一体化圏が展開することにより、堕落していないアダムを中心とする天国理念の基盤が、歴史始まって以来のすべての家庭を中心として同一的な価値の位置において成立し、地上天国と天上天国が顕現することにより、神様が臨在されるのです。

 神様は縦的な父母であり、真の父母は地上を平準化できる横的な父母です。ですから、「七・八節」を中心として、天地父母天宙安息圏を宣布して新しい時代が出発し、「九・九節」を中心として完全に越えていかなければなりません。(三〇三−二五七)

 先生は、聖人と殺人鬼まで許してあげたでしょう? それならば、自分の息子、娘が罪を犯したことは、許してあげることができますか、できませんか。スターリンとヒトラーは、何千万人もの人を殺しました。そのような悪魔の中の悪魔までも許して祝福してあげました。それをしてあげなければ、地獄の門を開くことができません。それをしたことは、正しいことですか、正しくないことですか。

 どれほど悪いことか、仏教では、「ああ、私たちの釈迦牟尼を連れていって結婚させる。そのようにすることができるのか」。そして、「ああ、イエス様を結婚させてあげるというのか」、そのように言っています。霊界に行ってみれば、みな楽園です。中間霊界にいます。彼らに、「あなた方の願うものは何ですか」と聞くと、「地獄の門が開かず、天国に行ける道がありません。私たちには、世界を反対に一つにしようとしていたことの十倍以上努力できる力があり、自信があります。聖人たちを引っ張っていきます」と言うのです。

 このような決心をして自信満々に転換すれば、反対していた使徒パウロも転換させてキリスト教の忠臣として立てた神様が、反対する悪党が霊界に行ったとしても、それを転換させ、よく用いることのできる忠臣の王にすることができるのです。(二九九−二六)

 聖人と殺人鬼を解放してあげたので、そのような原則において、統一教会に猛反対していた夫であろうと、地獄にいる人であろうと、自分の願う人を引っ張ってきて、解放し、祝福することができるのです。そのようなことが起きています。聖人と悪人をみな一つにするという原則があるので、このようなことが可能なのです。そして、霊肉祝福一体圏を成して三日行事までするようになっているので、地上で生きることができず、結婚もできずに死んでいった哀れな魂たちや、十六歳以上のすべての人々まで、今残らず解放してあげるのです。そのような人々まで祝福してあげるのです。地獄の門を開き、霊界に行ったすべての人々を祝福し、神様の血族的権限を認めることにより、サタンは完全に後退せざるを得ないのです。これを知らなければなりません。

 これは革命です。革命の中でも、このような革命はありません。堕落によって死んだすべての人が天国に行ける環境をつくっておいたのです。アダムとエバが堕落して以来、結婚できずに死んだ子供たちも、結婚して天国に入っていって暮らせる基盤と、すべての先祖が祝福された圏内から霊界に入っていける環境をつくり、天国に行ける高速道路を築いておいたのです。そのような基盤をすべて蕩減復帰したのです。(三〇〇−三〇五)

 地上世界と天上世界の地獄まで標準化しなければなりません。その道を開拓して平和の天国に行くまで、地獄の門を打破し、天国の門を開門することができなければなりません。神様が自由自在に往来できるようにしなければなりません。地上世界と霊界をすべて往来できるようにするのです。

 地獄という恨の入り口は、神様には必要ありません。それを壊してしまわなければなりません。そのことを誰が知っていますか。それでは、文総裁がしたことは何でしょうか。地上世界と天上世界の地獄までふさがっていたのですが、キックして壊してしまったのです。そのようにして、ハイウェイを築いておかなければなりません。平準化しなければなりません。地上だけではなく、霊界まですべて平準化しなければなりません。そのようにして、家庭的平準化、氏族的平準化、民族的平準化、国家的平準化、世界的平準化、天宙的平準化がなされなければなりません。それは何によってなされるのでしょうか。男性と女性の家庭形成によってなされるようになっています。(三〇二−二二六)

 今は祝福が可能なので、いくらでも祝福するのです。一人も残さずにみな祝福してあげなければなりません。先生が行くまでに、霊界においては祝福していない人がいないようにしなければなりません。祝福がなかったのですが、生まれたのです。先生が行くまでに、地上も霊界も祝福された人でいっぱいに満ちていなければなりません。

 そのようにしなくては、今までアダムがまいておいた堕落のすべての血統が根絶されないのです。それゆえに、今年の標語は何でしょうか。「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」です。霊界を完全に祝福してあげなければなりません。先生が行く時まで、それを残しておいてはいけません。霊界をすべて清算しておかなければなりません。そのようにしてから霊界に行かなければなりません。サタンを根絶しようという考えを少しでももっているのですか。先生は、既に霊界を整備しました。皆さんは知りませんが、それをすべてしているのです。

 霊界をすべて祝福してあげ、先祖たちを解怨成就して祝福できる段階に入っていき、赤ん坊で死んだり、結婚できずに霊界に行った人々などをみな解怨成就してあげるのです。そのようにして、みな祝福圏内に入っていくのです。

 このようにして、サタンの根を根絶するのです。ですから、肉界においてみな三日行事をするのと同じように、二十日前、ここに帰ってくる前に、私は、霊界の霊人たちもみな三日行事をするように指示したのです。それは複雑です。地上のものと同じです。ここで青少年を中心として結婚するので、霊界でも未婚の男女を中心として、同じ立場で祝福してあげるのです。(三〇一−二一二)

 霊界とは何でしょうか。霊界は天使長世界であり、地上はアダム世界です。息子の世界と僕の世界は違います。それでは、霊界が一生懸命にしなければなりませんか、この地上が一生懸命にしなければなりませんか。そのようにしようとすれば、この地上の四万双というものが……。今、祝福家庭が四万双出てきました。約四万五千双になります。いえ、四億を超えます。

 それゆえに、一家庭が善男善女を一双ずつ引っ張ってくればよいのです。そのためには、霊界も同じです。霊界にいる霊人たちはみなアダムの子孫ですが、堕落することにより、天使長の血統圏が霊界に行っています。これはあり得ない事実です。カインの形態が展開した霊界をそのままにしておいてはいけません。みな祝福してあげなければなりません。それゆえに、結婚できずに死んだ霊をすべて集めて祝福させたのです。

 また、生まれて赤ん坊で死んだ霊たちは、成長するのです。十六歳以上で、結婚することができずに霊界に行った人々は、みな祝福してあげるのです。それが全部で数千億にはなるでしょう。ですから、今、祝福をしています。(三〇一−二〇九)

 今は、霊界の解放圏まで成しました。今、霊界と地上の平準化運動をしているのです。春が訪れてきます。天国の春、地上の春が訪れてくるのです。今までは、天国に春が来ましたが、地上は夏だったのです。しかし、今、地上において夏が過ぎ、冬が過ぎ、永遠に続く天国の幸福の理想、すべてを消化して新しい生命を復活させ得る春の季節が地上に訪れてくるので、平和が地上に訪れてくるのです。ですから、今、統一教会の先生が夢中になっていることとは何でしょうか。世界平和統一家庭連合をはじめとして、すべての組織の名前に「平和」という文字が入っていったのです。(三〇一−二八八)

 霊界は何があるのでしょうか。地上においてもそうです。地上において私たちが祝福したのは四億双です。四数を中心として四億双の祝福ですが、サタン世界のすべての家庭は、完成したアダム家庭に入っていくのです。祝福圏内に入っていくのです。祝福を受けていない人々は、アダム家庭の堕落していないアダムとエバと同じ子女だったというのです。

 真の父母を通して結婚させてあげられる位置に彼らが超えていくことにより、堕落した父母たちは、今後……。「この祝福時代ののちに第四次アダム圏時代が来る」と言ったでしょう? その位置に超えて、堕落していない本然の血統的因縁を自分の直系の息子に伝授できるようにすることを、縦的な真の父母である神様と、横的な真の父母である真の御父母様が初めて承諾するのです。

 そのようにすることにより、堕落していないアダムの本然の基準を世界的舞台で連結できるのです。そのようにして、地上世界と天上世界に地上・天上天国が完結することにより、アダム以後空いていた天国を一度に、すべてその基準に合わせることができるのです。天国も地獄も、すべてなくなります。ですから、先生が霊界に行く時は、ここに堕落の痕跡がないように、これを清算していかなければなりません。

 嘆息していたすべての万物は、初めて真の父母を褒めたたえなければなりません。偽りの父母がこのようにしておいたので、勝利を褒めたたえ、天地のあらゆるもの、サタン、また神様までも真の父母を褒めたたえなければなりません。なぜでしょうか。偽りの父母が神様まで引っ掛けていったのです。

 これを完全に根絶して解放するためには、神様も、すべての宗教圏も、第三世界圏であるサタン世界も、それから霊界にいる聖人賢哲、またその子孫も褒めたたえなければなりません。それはアダムの子孫、イエス様の子孫、再臨主の子孫であり、三時代の子孫と同じです。アダムを完成した再臨主は、イエス様の完成であり、家庭の完成なので、その息子、娘までも解放できる権限があるのです。

 そのようにして全体解放を宣布したので、今、残された問題は、霊界がすべて祝福家庭の霊界に入っていくことです。ですから、祝福家庭の皆さんを中心として、氏族的メシヤを中心として、最初は四代まで祝福してあげるのですが、七代まで延長しました。今、七代まで延長して先祖解怨成就をなし、祝福の道を開いてあげるのです。真の父母の時代、成約時代は、百二十代ではありません。百八十代まですることによって、すべての人類が解放されるのです。先祖がみな解放されるのです。

 今は世界的摂理が分からないからであって、ラジオやテレビ、またインターネットを通じて一刻も早くこれを伝播することにより、地上・天上天国になり、一つになり得る道が短縮されることを知らなければなりません。そのために、言論機関をつくっているということを知らなければならないのです。これを完全に統合できる総決算をなし、総合して、真の父母の一族が天国に入っていく時に、妨害とならないようにしなければなりません。また、霊界に行っている祝福家庭が、霊界からいなくなったと考えるのです。(三〇二−二〇、一九九九・五・一四)

 今回来て、私は新たに決心し、これを再び収拾すべき道を考えているのです。それゆえに、このような集いを催して焦点を転換するのです。絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなさいという先生のみ言を聞いた人は、中心を立てれば、乳児であろうと、八十歳の老人であろうと、みな神様に侍るように先生に侍り得る、伝統的流れと思想を育てていかなければなりません。水と同じです。澄んだ水は、流れれば流れるほど澄んだ水にはなりません。汚水に従っていくのです。澄んだ水が少ないのです。澄んだ水が汚水よりも多くなってこそ、初めて汚水が澄んだ水に吸収されるのです。しかし、これが反対になっているのです。

 統一教会員の数はどれくらいになりますか。三億六千万双をするようになれば、これが八億、四億六千万の中流以上の人がいるので、これを結合して動かせば、世界を新たにひっくり返すだけではなく、新たに転換させて定着させることができ、内外のすべてのものが一箇所に動いていくことが可能だと先生は考えているのです。(三〇〇−一八九、一九九九・三・三)


2 地上・天上世界の解放は王権の解放によって

 天のすべての内的なものに先生が責任をもつのです。殺人鬼を祝福するのも先生の責任です。神様は、アダムとエバが堕落することを願われたでしょうか。アダムとエバは、カインとアベルが争うことを願ったでしょうか。殺戮戦のようなことは、アダムとエバも願わなかったのであり、神様も願われなかったのです。 一つになることをどれほど願われたかというのです。

 このような堕落の頂上が生じたので、復帰時代においては、真の御父母様の頂上の基準を超える準備をしなければなりません。個人の怨讐を愛し、家庭の怨讐を愛し、氏族の怨讐を愛し、民族の怨讐を愛さなければなりません。愛するにおいては、個人を愛するのではありません。この天地のサタン圏を愛さなければならないという途方もない内容があるのです。

 今も、それと同じです。天地転換時代に一つの条約を立てていく、このような過程において、興進君が祭物となってこの条約基準を解体しなくては、彼らを解放することができません。できることだとしても、皆さんが愛することのできる相対的基準となることはできません。これをすべてなし、神様が思いどおりに往来できるようにしておけば、霊界の皆さんの先祖もみな降りてきます。降りてきて、皆さんを後援する立場で、このような祝福された人のように、祝福の恩恵によって地上で後援するのです。皆さん祝福家庭を中心とした氏族編成、民族、国家、世界編成を成し、国を探し立てることができるのです。ですから、先生が誰なのかと彼らに聞けば、「地獄に行く堕落した世界のすべての家庭を転換させた大将です。司令官です。全世界の理想的家庭を中心とした大王陛下です」と答えるのです。

 皆さんがどれほど良い生活をし、どれほど一族を中心としていたとしても、先生が「すべて売ってしまいなさい」と命令すれば売らなければならず、「荷物をまとめて北極に行きなさい」と言えば北極に行かなければならず、「地獄に行きなさい」と言えば地獄に行かなければなりません。

 皆さんが地獄に行けば、そこは地獄になりません。皆さんが地獄に行けば地獄が変わり、地がすべて上がってきて平地となり得る、そのような時代になるのです。(二九八−一九八、一九九九・一・一)

 統一的祭物を献納することにより、神様を全体の主人として侍るのです。神様がこの地上の私たちの家庭から私たちの氏族、民族、国家に君臨されることにより、自由に往来され、上下関係、前後関係、左右関係を自由に回ることができるようになります。それによって、神様が主管される世界となり、一時に全体が等しくなるのです。いくらサタン世界に全体、全権の権能があったとしても、神様の全能時代が来るのです。神様が思いどおりにできる時代が来るというのです。そのようにすることができる時代になって、初めて地上天国になるのです!

 神様を解放しなければなりません。それも四数です。旧約時代、新約時代、成約時代、それから解怨時代です。解怨時代には全体を捧げなければなりません。そのようにして全体をお受けになれば、神様がそのままもっていらっしゃるのではありません。

 神様が全体を受けて、アダムに譲り渡すのです。アダムは、受けたものを再び神様にお返しするのです。神様がアダムである真の父母に譲り渡すことにより、ここにおいて所有圏の分配が始まらなければなりません。そのようにしなければ、地上天国というものは成し遂げられません。これを返していただき、統一的王権時代を迎えなければ、地上に天国が成し遂げられないということを知らなければなりません。はっきりと知らなければなりません。いずれ帰っていかなければならないのです。

 ですから、北側のコディアックに行き、「四・四節」を立てました。二世たちを前に立てて宣布したのです。南側には国家的メシヤがいて、北側には母の国のメシヤ、カイン的メシヤがいます。これが分かれたのですが、心情を中心として連結するのです。その前には二世が立つのです。プラスがありマイナスがあるのですが、一つになって再びプラスになれば、そこにマイナスをくっつけなければなりません。北側に入っていき、長子と二世たちがプラスとマイナスとして連結されてこれと一つになり、そこにおいて「四・四節」を宣布することによって、アダム家庭の四位基台の着地、息子、娘の四位基台の着地、二つの四位基台が初めて着地できるのです。そのことによって、天上世界の門を開いてあげるのです。

 それゆえに、これを準備するために、六月十三日に聖人と殺人鬼を祝福してあげたのです。兄弟です。サタンを取り除いてしまったので、神様が思いどおりにされるのです。(二九八−六三、一九九九・一・一)

 今、私たちは世界的な時代に入ってきたので、皆さんは、個人的な立場にいるとしても、世界の最高の聖人と連結されているので、そのような心性をもって、そのような心的な生活をした人には、必要とすれば、どこであろうと縦横無尽に協肋し得る基盤が霊的にできてくるのです。

 ですから、今、統一教会の活動を中心として、全世界の各国の愛国者たちがみな、統一教会の基盤を中心として、背後で垣根を張り、この地上に再臨して定住しています。それは部隊で言えば、その国の民族の何十倍、何百倍になる人々が死んでいったのではありませんか。その人々が来て陣を張り、拡大工作を待っているのです。それゆえに、すべての宣教師が国家的な運動をして総動員し、霊界と共に全体を代表して犠牲を覚悟しながら総進軍の命令を下せば、その霊たちが協肋するようになっています。

 今後の世の中を見れば、物尊(物本)主義や人本主義のような主義はすべて終わり、後世の人々はみな、新しい時代を望むようになるのです。それと同じように、霊的世界においても、個人再臨、家庭再臨、氏族再臨、民族再臨、国家再臨の形態をすべて経て、世界が一つになり得る次元に入っていくようになるのです。

 統一教会を中心として、既に霊的には一つになっています。ここにいるデニスならばデニスが、いくつの人種と世界の何カ国の人を動員できる活動をするのかということが問題です。それゆえに、国境を超越しなさい、人種を超越しなさい、教派を超越しなさい、主義を超越しなさいというのです。

 何の話か分かりますか。宗教人が協肋し、白人の霊が協肋し、黒人の霊が協肋し、韓国の霊が協助するので、すべての国家を超えて協肋できる基盤が広がっていくのです。白人だけを好めば、白人の聖人には誰がいますか。自分の家だけを愛すれば、自分の一派の何人かの者だけが好むのでしょう。そのような時代に入っていくのです。(一六二−一〇八、一九八七・三・三〇)

 解放的地上・天上天国になったというのです。皆さんの一族がこれをすべて献納すれば、百二十代の先祖まで解放することができるのです。そのようにすれば、霊界において、すぐに興進君が祝福してあげるはずです。ですから、霊界解放圏であり、地上解放圏です。

 それゆえに、真の御父母様に侍らなければなりません。真の父母が霊界で暮らすことはできないので、霊界に行った人々は、地上で皆さんのあとについていきながら、皆さんが兄になり、家庭的に兄の家庭になり、王の中における兄の王になるのです。ですから、アダムの立場である地上にいる皆さんの家庭を中心として、霊界は、天使長家庭の体を受け継いだのと同じ立場なので弟の位置に入っていき、絶対信仰、絶対愛、絶対服従で完全に一つになることにより、初めて兄の後ろに従って真の御父母様と共に天上世界に入っていくことができるのです。解放のアーメンが展開するのです。ですから、皆さんの家庭が問題です。一族の核になることができる家庭、統一的基準を成すことができる家庭です。これは深刻な問題です。

 今まで、どれほど自分勝手に生きてきましたか。自分たちが知っているではないですか。体と心が本当に一つになりましたか。クリスタルが四方から見えるように、すべて照らしてみなさいというのです。自分たちがもっとよく知っているのです。夫婦げんかをしてはいけません。引っ掛かってはならないというのです。(二九八−六三、一九九九・一・一)

 先生のすることはすべて終わりました。堕落がなければ、本来霊界は、地上世界のどこにでも再臨して活動することができました。それが堕落によってすべてふさがってしまいました。先生は、障壁をすべて壊してしまいました。最も怨讐の国家である四つの国を経ていきなさいということは、サタン世界の国境をすべて壊してしまいなさいということです。愛の種を蒔くことにより、偽りの愛によってふさがっていた霊界の群がすべてなくなるのです。今後は、反対しようとして「ムーニー」と口を開こうとすれば……。「ムー」と言って言葉が出てこない、そのような役事が起きます。

 人間が主体ですか、霊界が主体ですか。地上が主体ですか、霊界が主体ですか。人間が主体です。皆さんは、打つことができる基盤を備えなければなりません。

 政界や経済界や学界など、アメリカのあらゆる分野において築いた先生の基盤は、アメリカ政府とCIAがどれほど力を尽くしても除去することはできません。数多くの霊人は自由世界に再臨しなさいというのです。ですから、興進君を送り、その橋をすべて……。テープを切るのです。その国の国王を先頭に立て、聖人賢哲がテープを切り、彼らをみな地上に連結させるのです。韓国の一番の王と王妃が現れて、統一教会の人と相談をするのです。祝福された人、祝福されたカップルとなるようにお願いします。

 そのようにして霊界に行けば、逆になります。皆さんが霊界に入っていけば、その一族を代表し、スペイン人ならばスペイン一族を代表した王子になって管理するようになるのです。教区長のような責任を負い、霊界の総組織の編成に連結されるのです。今は混乱しています。組織編成がなされていません。そうではありませんか。

 原理的に見れば、真の父母を中心としてなされるようになっているのであって、真の父母なくして組織することができますか。ですから、皆さん統一教会の責任者を中心として、各氏族、各民族に対する霊界の編成基準が連結されていくという事実を知らなければなりません。(一六二−一〇八、一九八七・三・三〇)

 どうやって解放することができるのですか。誰が解放することができるのですか。ただメシヤだけができるのです。神様がそれをすることはできません。サタンと神様が闘っています。誰がその闘いをやめさせることができるのでしょうか。神様もできず、サタンもできません。なぜでしょうか。誰がそのようにしましたか。偽りの父母がそのようにしたのです。偽りの父母が本然の主人をそのようにしたので、責任を負わなければなりません。偽りの父母がそのような結果をつくってしまいました。そのようにして完成した真の父母が現れるので、サタンが認めるのです。「あなたが真の父母です」と言うのです。神様もそのようにお考えになります。

 神様が、「あなたは完成した再臨主、完成した真のアダムですか」とお尋ねになれば、「そうです!」と答えるのです。「そうです!」と答えれば、サタンも「私はあなたのものです」と言って絶対服従できる、そのような基盤が築かれるのです。(三〇三−一〇五、一九九九・八・八)

 本来の創造理想では、神様がすべてのものを主管されるようになっていません。アダムが完成すれば、アダムがすべてのものを主管するようになっています。ですから、再びお返ししなければなりません。堕落せずにすべてのものを解怨成就し、天地父母解放を完成したので、これを返してもらわなければなりません。

 返してもらったその日からは、天地の王権を誰もが受け継ぎ、天地父母の権限、天地のすべての長子権の権限が平面的に成し遂げられるのです。それゆえに、長子権、その上には父母権、その上には王権です。このようなものが世界化され、皆さんの家庭においても、長子権、父母権、王権を完成するのです。皆さんがそのような基盤の上に立ってこそ、地上・天上世界の完全解放がなされるのです! 神様も解放されたので、解放された主人に侍り、地上・天上天国で永遠に生きるのです! 永遠の世界になるというのです。(三〇三−九七、一九九九・八・八)

 今まで、アダム家庭の子孫であるユダヤ教徒、イエス様の子孫であるキリスト教徒、それから外部のカイン世界が、みな一つになって先生に反対しました。サタンを中心として反対してきたのですが、みな完全に屈服しました。そのようにしてサタンが屈服し、これがすべて解体されることにより、真の父母を中心とした三時代の再臨主を中心として、旧約完成、新約完成、成約完成の時代になるのです。解放圏に超えていくことを宣布したという事実は驚くべきことです。歴史時代のすべての宗教圏が願っていた祝福を皆さんの家庭に付与したので、いかに主人の役割を果たすべきか、という責任が残っていることを知らなければなりません。その次には、天宙史的な再臨主が完成したことをすべて祝福されるために、天地の讒訴条件を超えて平準化させ、神様の解放圏、真の父母の解放圏をすべて宣布できる基準に立った家庭になり得ているのかという問題があるのです。その問題は深刻だというのです。(三〇二−一八六、一九九九・六・二六)

 神様と真の御父母様の全体解怨解放完結時代です。この地の真の父母と神様における、すべての恨みの内容を解怨しなければなりません。それゆえに、神様と真の御父母様の全体解怨解放完結時代です。完成ではなく完結時代です。終えるのです。完成ではなく完結時代です。

 天地の真の愛を中心として、すべてのものが完成する時代です。これは、神様や真の父母に恨がなく、サタンの影がどこにもない解放された時代になるということです。天宙統一真の愛の理想完成時代です。

 心情圏を知っているでしょう? 主体が中心となって動く時代です。知識や政治や外交など、そのようなものではなく、皆さんの心情を通して越えていける時代だというのです。霊界がそうです。心情圏主体完成時代です。神様を中心として連結された霊界は、すべて通じるのです。話さなくても、すべて通じるというのです。皆さんは、そのような位置に越えていかなければなりません。神様の解放圏が起きたので、すべてのものが通じ得る時代に入っていかなければならないのです。これが心情圏主体完成時代です。(二八九−二〇六、一九九八・一・二)


五 天国入籍と一体圏統一祝福

1 興進様は天上霊界世界の中心軸

 皆さん、「入籍式」がどれほど恐ろしい言葉か分かりますか。先生が責任を負い、興進君が責任を負ったのです。そのような責任を負ったすべての人が、神様のみ前で、「私の願うこのようなことをしたいと思います」と言えば、「どうぞしなさい!」とおっしやることができる条件になると考えるのです。すべてに責任を負うのです。何の話か分かりますか。怨讐であるサタンの息子を自分の息子にしようという心をもって現れたのと同じように、「全体理想に責任を負います」と言ったのが入籍式です。

 地上の真の父母と興進君が……。興進君が一人でできなければ、四人の息子、娘に責任を分配するのです。(漢南国際研修院、二〇〇〇・一二・二八)

 地上は真の父母によって祝福されたのであり、天上は興進君によって祝福されたのですが、父と息子、娘が霊界と肉界に分かれて祝福したものを一つにしなければなりません。

 地上の真の御父母様を中心として、息子が霊界で行ったことを引っ張ってきて、真の御父母様が祝福した基盤と、霊界で祝福された基盤を連結して一つにしなければなりません。真の御父母様が地上で息子、娘を祝福した代わりに、霊界は天使長の立場で地上のアダム完成をすることができる祝福基準に順応しなければならないので、興進君が地上に降りてきて、父と息子が一つになった立場で祝福した条件を立ててあげ、「真の御父母様がしたことを興進君もまた一緒にした」と言うことができる価値を認めるのです。

 それゆえに、天使長圏であった今までの長子圏が次子圏にならなければならない立場です。長子圏の天使世界は、長子の位置を求めてきたのですが、地上の兄が祝福されれば、弟の位置に来て立つのです。霊界に行けば、父が兄になり、息子が弟になるという原則において、天上世界に行った息子が父の前に来て、息子にもなると同時に弟の位置に立つのです。

 両面の価値を連結して一体圏をつくり、一つにしなければなりません。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・九・二四)

 今後、祝福は、地上で先生がしてあげなくてもかまいません。お父様がしてあげなくてもかまわないというのです。お兄さんがたくさんいるので、お父様が老いて死んだりすれば、お兄さんが祝福してあげることができるように、今後、長子圏の立場にいる興進君がお父様の祝福を地上でも行うことができ、霊界でも行うことができるというのです。

 お父様が地上でも祝福し、霊界でもしてあげることができるのと同じように、価値を同等に、一体化させるために、地上のお父様が霊界の息子に伝授式をしてあげるのです。霊界にいる息子が父の家に自由に行くことができ、地上の真の父母も天の父の家に自由に行くことができるのです。

 天地父母であられる縦的な神様と横的な神様が分かれ、サタンの一族で満たされていた中間霊界をすべて連結することにより、父と息子が一つになった家庭的一体圏が霊界と肉界に定着していくので、今後は、真の御父母様が祝福してあげなくてもよいというのです。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・九・二四)

 天上世界の祝福と地上世界の祝福が相対的立場に立てられることにより、父母が主体なので、主体である立場から息子の前に平面的に連結させるのです。真の御父母様が縦的に八段階を連結させて完成できるようにしておいたことを、霊界の司令官である興進君が家庭的司令官になってこれを管理し、相対的基準、世界の境界線を合わせることができる時代が来たので、呼吸を合わせて祝福を委譲することができるのです。

 それゆえに、ルーシェルの手下が服従しなければ、宗教圏を中心として追い立てるのです。蘇生、長成、完成、三三・三三三パーセント、三分の一は天の圏なので、天の圏を中心として、逆に一〇〇パーセントまで……。イエス様と聖霊を中心として、孔子、釈迦、ソクラテスを祝福したのです。ですから三三パーセントの功労のある人々を自分たちが祝福したのです。

 それ以下のすべての人は、旧約時代と新約時代にアダム家庭とイエス様の家庭が失敗したことを完成的位置に立って総責任蕩減してあげたので、祝福を同じ位置で受け、一つの先祖の位置を満たしていくことができるのです。そのようにして、縦的、横的に先祖の責任を継承することにより、どこでも祝福の自由化圏を相続され、伝授される統一的時代になったのです! アーメン! (天宙清平修錬苑、二〇〇〇・九・二四)


2 三時代大転換四位基台入籍祝福

 三時代大転換四位基台入籍統一祝福式、これが何の祝福式か、よく分からないと思います。霊界が分からず、霊界の伝統が分からず、神様が分からず、また天国がどうだということが分からなくては、何のことだか分からないと思います。

 皆さんがこの内容をすべて理解するためには、多くの精誠を尽くさなければなりません。このような日が来るまで、神様がどれほど精誠を尽くされたかという事実を知らなければなりません。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・九・二六)

 霊界を見れば、今まで先生が教えてあげた理想天国の内容はありません。天国に祝福された家庭がないというのです。神様の近くで侍って暮らす家庭がないのです。イエス様でさえも楽園にいます。楽園は何かというと、天国に入っていくための待合室です。天国に入っていく待合室ですが、そこに行って暮らす人は、男性ならば男性に分かれて暮らすようになっています。夫婦というものがありません。

 なぜでしょうか。神様の血統を中心として神様と一体となり、夫婦の関係を結んで息子、娘を生んでいたならば、神様の血族となるので、天国にアダム家庭から一代先祖、二代先祖、三代先祖を経て、今まで数多くの先祖を通して生まれた人類が、天国に定着して占領していたはずです。しかし、堕落することによって逆さまになっているので、天国は完全に空いているのです。

 楽園を中心としてすべて保留にしておいたのですが、真の父母が来て地上を整備した基盤を通して地上が完成すれば、そこで初めて霊界が完成するのです。地上の個人完成、地上の家庭完成、地上の氏族、民族、国家、世界、天宙まで完成した基盤ができてこそ、神様の理想天国が成されるのです。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・九・二六)

 三時代とは何でしょうか。三時代とは、旧約時代、新約時代、成約時代です。その三時代が失敗してきましたか、成功してきましたか。旧約時代にイスラエル民族が旧約を中心として信仰生活を出発したその時代から、いつしか四千年が過ぎました。四千年が過ぎながら約束したことは何かというと、メシヤを送ってあげるということです。

 結論を話さなければなりませんが、三時代大転換四位基台入籍統一祝福式です。それは何の話でしょうか。三時代とは何かというと、旧約時代、新約時代、成約時代です。それが四位基台になっていないので出てきたのです。旧約時代に宗教が現れる前の時代、神様だけが御存じのその時代において、人類先祖が夫婦になって真の父母となることが神様の創造された目的でした。

 では、アダムは真の父母になりましたか、なれませんでしたか。真の父母の家庭に父母が現れなかったので、国を相続して神様の国を建設できる氏族がなくなり、宗族がなくなったのです。氏族がなくなったので、宗族と民族と国民がなくなったという話です。

 これは神様の願われなかったことであり、その願われない結果をつくったものは何かというと、アダムとエバが時ならぬ時に火遊びをしたのです。「火遊び」という言葉を知っているでしょう? 男性と女性が火遊びすることを何と言いますか。愛は、火よりも恐ろしいですか、恐ろしくないですか。愛を誤れば、血族が狂っていきます。みな壊れていきます。どれほど素晴らしい国であっても、国の伝統がすべて崩れていくのです。

 ですから、神様が立てられた伝統、真の父母の伝統、真の家庭と真の血族の伝統が崩れたのです。三時代大転換四位基台入籍祝福統一式です。旧約時代に真の父母はいませんでした。新約時代に真の父母はいませんでした。成約時代に真の父母はいませんでした。すべて失敗したことを収拾して三時代を転換するのです。ひっくり返すのです。転換四位基台入籍祝福統一式です。統一です。

 天地統一、夫婦統一、心と体の統一、民族統一、神様と真の父母の統一です。これが最後です。アダムとエバが入籍する時は、一家庭を中心として入籍しましたが、今は、数千万年の歴史時代でもつれて失ってしまった天国のすべてのものを一度に取り戻すのです。一代、二代、三代の先祖から縦的に失ってしまったものを取り戻していき、横的に合わせるのです。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・九・二六)

 地獄と楽園を撤廃して天上世界と地上世界の統一圏を成し遂げ、真の父母が指示するときに絶対信仰、絶対愛、絶対服従する人は、誰でも天国に入っていくのです。

 ですから、統一的な世界が展開したので、救援摂理の終わりと第四次アダム圏時代を中心として、三時代の何ですか。三時代? (大転換)。大転換四位基台? (入籍統一祝福式)。入籍総祝福式です。その一言にすべてが入っていくのです。

 皆さん祝福された人たちは、真の父母の血統が連結されているので、祝福されて神様の血統が連結されている限り、サタンは接近することもできません。本然の基準に立ったがゆえにそうなのです。ですから、今、霊界において祝福されたすべての先祖は、霊界にいることができません。地上に降りてきて祝福された家庭と一つになり、すべて整備してあげなければなりません。天使長が失敗したので、先祖(天使長家庭)たちが、祝福された家庭と一緒になって地上の祝福された家庭をすべて一つにし、天国に連れて入っていかなければなりません。それゆえに、先祖たちが来て、病を与えたり薬を与えたりできる時が来たのです。

 今まで、サタン世界の血統をもった先祖たちは、人類が滅びるように、病を与えたり薬を与えたりして地獄に連れていきましたが、今は、真の父母の血族になり、神様の血族になって病を与えたり薬を与えたりするのです。今は、地獄に送らずに天国に連れていかなければなりません。そのままにしておけば落ちていってしまうので、即座に処断し、その部分だけ先祖が補ってあげ、自分たちが影響を受けないように処理する時が来たというのです。(アメリカ、イースト・ガーデン、二〇〇〇・一二・七)

 神様の愛と神様の生命圏と神様の血統圏を伝授させるのが統一教会の祝福です。堕落した万民は、祝福を受けなければ入籍できません。ここにいる人を含めて、誰もがみなそのようにしなければなりません。それでは、入籍するにはどのようにしなければならないのでしょうか。本来は、出生時代から入籍しなければなりません。

 今日、皆さんは、大韓民国に生まれて大韓民国に入籍しているでしょう? いつ、どこで、父誰々と母誰々の息子、娘として生まれ、長女ならば長女、次女ならば次女、長男ならば長男で、みな名前をもって入籍をします。そのようにすれば、永遠に大韓民国の民になるのです。皆さんは、天国の民になりましたか。なりましたか、なりませんでしたか。はるかに及ばないのです。(二一一−一〇九)

 今まで、天国に入籍がありませんでした。天国に国がありませんでした。家庭もなく、国もありませんでした。霊界に行けば、父母であれ何であれ、家族が十人いれば十人がみな分かれていました。しかし、今からはそうではありません。本来堕落していなければ、父母と一族が共に入るようになっている所が天国だということを知らなければなりません。

 真の愛を中心として、祖父母から、父母、自分たち夫婦、息子、娘が一つになり、「ため」に生きる神様の真の愛をもつようになれば、そこには神様も絶対服従されるのです。そのような愛の伝統に服従しながら、「ため」に生きる愛だけをもって動くその世界、「ため」に生きようとするその世界には、平和の基地が生じまいとしても生じざるを得ないというのです。(二一〇−三五四)

 真の父母権を皆さんもみな相続しなければなりません。そうであれば、真の子女権、真の父母権、真の王権を中心として、真の父母権と一体化される天地にならなければなりません。そこでは、第一に地上天国、第二に天上天国、第三には王権と皇族圏です。皇族圏とは何でしょうか。カイン世界が残っています。カイン世界の長子権を復帰し、地獄に行くのを、絶対服従する次子にして天国に連れていくのです。皇族圏が展開するのです。堕落していなければ、カインまでも皇族になるはずだったのです。しかし、これが地獄に行くようになったので、天に行くことができるようにしなければなりません。

 それゆえに、皇族圏が出てきたのです。その次には何でしょうか。侍義、侍る家庭生活を完成しなければなりません。天上と地上、それから王権と皇族圏を中心とした勝利の基盤の上で何をしなければならないのかというと、真の父母に侍り、神様に侍る家庭を完成しなければなりません。

 天と縦的な関係を結んでみな入籍しなければならない、すなわち先祖の位置に入っていかなければならないというのです。(二七四−一八三)

 真の父母を中心として入籍する人は、今後、先祖になります。あの世の先祖となって、それが、主流氏族を中心として、そこにすべての傍系的な人々を中心として、これを編成するようになっています。ですから、入籍しなければなりません。入籍は、ただするようにはなっていません。百六十家庭、あるいは百八十家庭を完了しなければなりません。これができなかった人は脱落するのです。三十六家庭であれ何であれ、それを主張する時代は過ぎ去りました。平等化時代に入ってきたので、ここにおいては誰がその数に先に入っていくのかが問題です。(二八六−二四七)

 真の父母の恩恵は、到底言葉では言い表し得ない恩賜だということを考えなければなりません。天下の何を与えられても換えることができないものです。自分の一族が問題ではありません。自分の財産が問題ではありません。このうじ虫のような、そのような汚れたものを神様はお受けになりたくないというのです。

 先生の息子、娘を通して、お母様を通して先生まで、三代を経るのです。天使長を通して、天使長の息子を通して、お母様を通して、お父様を通して神様に帰っていくのです。帰っていって本然のものになるのです。神様の血族となり、再びこれが分配されなければなりません。それは先生の言葉ではありません。摂理的観です。(二六四−三二〇)

 真の父母の名前を中心として、神様のみ旨の平和境が展開し、統一圏が展開したここにおいて、家庭的に入籍するという事実は、国家があっという間に回ることができるということです。入籍した氏族的メシヤが十二家庭だけできたと考えてみてください。その国はどのようになりますか。あっという間に回るのです。日本であろうとどの国であろうと、すべて問題ありません。一度に完全に回るのです。それは何かというと、神様を中心として、アダム家庭以降、堕落したすべての人々を愛によって許し、抱こうという意味です。(二六九−五五)

 「入籍」という言葉を知っていますか。三時代大転換四位基台、入籍です! 入籍とは何でしょうか。天国の長子権、父母権、王権を根こそぎ神様の代わりにもつことができる、その立場が入籍する立場です。入籍の何ですか。統一祝福式です。

 その題目は、世の中にない言葉です。先生は、頭が悪い人ではありません。その言葉を表題として立てるようになる時は天地が注目するのに、先生が、「頭が悪い」と言われるような表題を立てると思いますか。すべて入っています。(漢南国際研修院、二〇〇〇・一二・二二)

 私たちには国がありません。祝福家庭の息子、娘はたくさんいますが、神様の願われる理想国家を立てることができずにいます。ですから、皆さんの息子、娘の名前を入籍する所がなく、今後、結婚して昇華する時も、登録する所がないのです。

 国がなければ、定着はあり得ません。とどまって暮らす所がないというのです。皆さんがアメリカのパスポートをもっていなければ、どの国からも認めてもらうことはできません。一国家の国民として認めてもらうことができないのです。同じです。私たちも、私たちの国がないので、パスポートがないのです。

 統一教会のメンバーは、どこに所属していますか。アメリカですか、別のある国ですか〇神の国です。どこから来ましたか。堕落した世の中では尋ねるでしょう? 「どこから来ましたか」と尋ねられれば、アメリカ、ドイツ、日本などの国の名前を出すでしょう? その中で最高の国が天国です。

 最も貴い国が地上天国、神の国です。「皆さんはどこに属していますか」と聞かれれば、「私は神の国に属しています」と答えなければなりません。ここから天国です。(二七七−二五〇〜二五一)


3 入籍祝福により霊肉界統一圏に

 今からは、先生、真の御父母様が必要なのではありません。真の御父母様が、アダムとエバが失敗して血筋を汚したこと、それによって地上地獄と天上地獄をつくっておいたことを、祝福によって解放してあげることにより、天上地獄の撤廃、地上地獄の撤廃がなされる時が来たので、イエス様のいる楽園と中間霊界、そして地獄は完全に撤廃されるのです。なくなるのです。

 そのようになれば、真の父母と神様が一体となった家庭を中心として、天上と地上において父母の位置を中心として、先生の直系子女と皆さんの直系家庭と皆さんの家庭が一つになり、天地が一つになったその上で、天地が一つになった上で、真の御父母様が立つことができるのです。これをするために、どのようにしなければならないのでしょうか。

 エバが堕落したので、エバと自分の息子、娘を中心として家庭で失ってしまったものを一つにしなければなりません。ですから、国家メシヤは、世界にあるその国の民を中心とした母の立場で、アベルとカインを一つにして初めて世界国家を連結させることができるのです。

 世界の国家メシヤが南北統一のために韓国に入ってきますが、国家メシヤは、自分の任地国家において母と息子、娘が一つになり、カインを愛することができるアベルと一つになり、母が一つになって、父に従ってどこに来るのでしょうか。祖国光復のために韓国に入ってくるのです。アダムとエバを中心としてカインとアベルゆえに失ってしまったので、それを成すことができる世界の中心国家を占有する立場に立つことにより、世界の国家メシヤは、夫人を中心として息子、娘が一つになることができるようにし、世界国家と中心国家と祖国を一つにするために、夫が韓国に移動するようになるので、夫人も従って入ってきて入籍するのです。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・一〇・一四)

 数多くの国境が霊界にまで横たわっていますが、これをすべて撤廃し始めなければなりません。それゆえに、霊界と肉界、サタン世界と地上世界が国境を撤廃すれば、結婚式を共にしなければなりません。ですから、聖人と殺人鬼を共に祝福してあげたのです。そのようにしてこそ、血筋が汚されて人間世界に生じた原罪を根本的にすべて取り除いてしまうことができるのです。個人から天地までです。それゆえに、楽園撤廃、その次には地獄撤廃をするのです。

 その次には、サタンが屈服したので、その手下は宗教圏が祝福されれば……。サタンの手下を清算することは難しいでしょう? 先日も、ルーシェルが降参したのに、その手下がみな反対すると言ったでしょう? ですから、「宗教圏の祝福を今年の末までにすべてやりなさい」と言いました。祝福してあげれば祝福圏内に入ってくるのであり、祝福された血筋は神様の所有になるので、その血筋が連結された境界線は、サタンが永遠に侵犯できないのです。

 それゆえに、楽園と地獄を撤廃しましたが、祝福さえ一元化されれば、それがすべて天国に連結される時代に入ってきたというのです。(漢南国際研修院、二〇〇〇・一二・二三)

 今まで霊界は、四大聖人を中心として、それ以外のすべての聖賢がいました。宗教圏を中心とした四大聖人を中心として三分の一、百人がいるとすれば、その三三・三三三パーセントの人々は、六月十三日、南北頂上会談が行われる前に祝福することを許諾しました。祝福をすべてしたので、その祝福された人々は、この式が終われば、今から地上に訪ねてきて皆さんに侍って生き得る環境が連結されます。

 そのようになることにより、一つの文化圏ができるのです。全体統一的な天上世界組織が編成されると同時に、霊界の基準を中心とした地上の統一を協肋し、サタン世界の整備活動をすることにより、今まで統一教会に反対してきた環境が消えてしまうのです。

 それでも反対する人々は、先祖たちがほっておきません。今からは蕩減時代が過ぎ去ります。蕩減時代はありません。アダムとエバが堕落した時に蕩減時代があったとすれば、そこにとどまっていながらアダムとエバ時代に復帰できていたかもしれませんが、今は、神様の法によって地獄の現象が起きない世界です。この世界には蕩減法がありません。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・一〇・一四)

 皆さんの先祖の地上の相対がここにいます。霊界に行っていますが、ここにいる人々の相対が、地上に来て一つになれるように生活を統一化させることにより、霊的世界と肉的世界を統一した二つの祝福家庭の心情文化世界が、地上から天上世界の解放圏を成し、地上世界が完全にきれいに整備され、霊界が完全にきれいに整備され、サタンまでも一つの方向を中心として帰っていける立場に立つのです。そのようになることにより、神様と真の父母、天地父母の解放圏が展開するということを知らなければなりません。

 それゆえに、皆さんが生活するときは、一人で暮らすのではなく、侍って暮らすのです。男女が結婚し、夫婦として共に暮らす生活様式に従っていけば、皆さんの家庭に訪ねてこれる自由環境になるはずであり、そのようにして、皆さんは霊界のみ旨と一致すると同時に、霊界は地上の真の父母のみ旨と一致し、訪ねてきて生活するのです。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・一〇・一四)

 今、ルーシェルは、サタンとして天に背いた立場で屈服しましたが、その手先、残党が、世界に数限りなく広がって、今もつかんで放すまいとしています。

 それゆえに、天使長の立場で堕落してサタンになった偽りの父母が、偽りの愛を中心として、偽りの生命圏、偽りの血統を残してこのような結果が出てきたので、真の父母が霊界に行った先祖たちを祝福してあげることにより、霊界の人々は天使長のもつことのできなかった家庭基盤をもつようになるのです。ですから天使長は、この家庭に侍るようになっているのであって、侵犯するようにはなっていません。その天使長家庭の立場に立てられた先祖たちを十四代まで解怨して祝福してあげました。今、二十一代までやれば、すべて終わります。ですから、今、十五代から二十一代までは、皆さんの家庭が解放してあげなければなりません。完成時代において、真の父母が、この地上で自分の先祖と子孫たちを解放したように、皆さんは、残りの二十一代まで解放してあげ、その次にはサタンの残党を追放してしまうのです。

 サタンの残党を誰が追放するのかというと、天使長の立場にいる祝福家庭である皆さんの先祖です。先祖たちが、地上の祝福家庭を保護すると同時に、祝福家庭に侵犯したサタン世界は、祝福家庭圏とは関係がないので追い出すのです。霊界はもちろん、地上においても、皆さんの先祖、祝福された家庭が地上に来て、霊界と肉界に統一的な形態としてサタンの残党を追い出す責任を果たすのです。ここに順応していくサタンの残党も、終わりの日、霊界と肉界が解放されるその日には、天の前に帰ることのできる道が許諾されるのです。もちろん次元は異なりますが、そこに新たな法をつくり、共に天に行くことのできる道が許諾されるのです。

 そのようにしてサタンの残党さえも天の前に帰ってくることにより、サタン世界は根絶されるということを知らなければなりません。そのようにするために、この「統一式」をしてあげなければなりません。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・一〇・一四)

 絶対信仰、絶対愛、絶対服従です。誰に対してそのようにしなければならないのでしょうか。神様は、この宇宙を創造される時、絶対信仰、絶対愛、絶対服従をもって創造されました。神様が投入して忘れてしまい、忘れてしまい、永遠に忘れてしまいながらこの大宇宙を創造されたのと同じように、皆さんも、そのような立場で、真の御父母様の命令に絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければなりません。

 自らのすべてを投入し、投入し、もっと投入しようとしてこそ、この真空状態がますます大きくなっていくのです。そのようになれば、自分が投入して外的に積んでおいたすべてのものが種となり、世界のすべてが入ってきてこれを満たしてくれるのです。そのようにして満たされたこのすべてのものが世界に連結され、私と一体圏を成すことによって、他人も私、相対も私という立場に立つことができるので、解放圏が起きるのです。はっきりと知らなければなりません。

 このようにして先生の命令を守り、国の国民を完全に統班撃破しなければなりません。既に統班撃破に対する内容を知っているでしょう。本来は十二年前からこのことをしようと統班撃破組織を二度もつくったのですが、これを全斗煥、盧泰愚、金泳三の三人がすべて壊してしまいました。ですから、再び編成しなければなりません。

 再び編成するためには、一次、二次、三次目なので、これはどのようなことがあってもやらなければなりません。やらなければ問題になります。やらなければ皆さん自身も問題になりますが、大韓民国と北朝鮮の地を天の地として奉献することができません。ですから、どのようなことがあっても、皆さんは一体になって先生の心と一つになってやらなければなりません。そのようにすれば、一つになることができます。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・一〇・一四)

 文総裁は何をする人でしょうか。神様の秘密をもってサタンを打倒する大王陛下です。自分が大王陛下だと言う人は本物ですか、偽物ですか。そのようなことをすべて成し遂げたので、「偽物だ」と言ったとしても、どうすることもできず本物になるのです。私の話が何の話か分かりますか。世の中が「違う」と言い、「偽物だ」と言ったとしても、すべての人がその偽物を一番の理想とするようになれば、本物の中心になるのです。

 文総裁は、統一教会をつくり、今まで称賛されてきましたか、反対されてきましたか。反対されてきました。統一教会をつくらなければ、文総裁は、監獄に行くようなことにはなりませんでした。何回監獄に行ってきましたか。六回です。全く! それならば、前科何犯ですか。少なくとも六犯以上になります。出たり入ったりしたのは数百回になるでしょう。

 賢いのでそのようなことをしたのですか、愚かなのでそのようなことをしたのですか。賢いのでそのようなことをしたのです。どれほど賢いでしょうか。神様よりも賢いというのです。なぜでしょうか。神様はどうすることもできません。どれほど父母が孝子から孝行を受けたいと思っても、父母は、あまりにも申し訳なくて孝行を受けることができないのです。父母は、孝子の父母にはなりましたが、父母が孝子の主人になる資格をもつことは不可能です。これをはっきりと知らなければなりません。(天宙清平修錬苑、二〇〇〇・九・二六)


六 興進様と清平の役事

1 清平は天地の運勢が集まった明堂(注:風水地理説の用語で絶好の地を意味する)

 皆さんはよく知らないのですが、私がここに来ている時に朴大統領殺害事件が起きました。ここに来て三日目にそのようになりました。この清平はそのような所です。難しい時は、常にここに来て精誠を尽くしたので、この場所は良いのです。本当に良い場所です。

 (私のめいの婿は地理の勉強をした人ですが、観相を見るのが上手です。七歳の時からそれをしていたといいますが、何年か前に私がここに連れてきました。それでここに立ったのですが、ひざをぽんとたたくのです。「どうしてこのように良い場所をとることができたのか」と言うのです。「この前にあるこの水は財物であり、向かい側にある山は整えられた食膳だ」と言うのです。そのようにずーっと見て回ったのち、驚いていたのです。ここはすべて明堂です。明堂でない所がありません)〔文龍基長老〕。(一六四−一二二、一九八七・五・五)

 世界で私の行かなかった所がどこにありますか。私が清平に名前をつけ、ここに対する感傷的な文章を一度書いておけば、この地は千年、万年、永遠の名勝地となるでしょう。そうではないですか。私が通った場所は、今後、夜も昼も万民の足音が絶えないでしょう。皆さん、今まで何年私が清平に来れなかったでしょうか。来れないのですから、どれほど先生が忙しいでしょうか。今、忙しいではないですか。私は、興進の元殿にも行くことができずにアメリカヘ行くようになり、申し訳なく思います。代わりに私が清平に行くことをすべて知っているでしょう。ここが震源地だからです。「お前も清平が好きだということをお父さんは知っているので、お前の代わりに行く」、このような考えをもって、それを蕩減するためにここに来ました。(二三二−三〇八、一九九二・七・一〇)

 メシヤ宣布をした翌日、清平に共にいるというのはどれほどうれしいことでしょうか。清平ではないですか。青く澄んだ水平線に自分の準備するとおりにビルを建てることができるのです。自分の基礎が堅固でさえあれば、崩れたり沈んだりしません。清平は本当に良いでしょう?「清平」とは水平ではないですか。そうでしょう? 青い光は慰労の光です。ですから、清平を好むのです。また、仙人峰に登ってみると、本当に美しいのです。(二三二−三〇八、一九九一・七・一〇)

 私の購入した土地は、政府が計画した重要な位置にすべて入っています。霊界のおじいさんが現れて、「これはすべて明堂になる所なので、お金を借りてでも買いなさい」と何度も言うので買いました。

 一箇所だけ買うのではなく、いろいろな所を買いました。そして、買う時、それらのことを一部始終すべて話しました。ですから、土地の所有者に対しても、「私のおじいさんは、これこれこのような方であり、その方がこのような話をしたのです」という話をしたのです。「私のおじいさんは、愛国者であり、李承晩とも友人で、崔南善先生とも親しいのですが、漢学者として有名でした」と言ってです。漢学はもちろん、神学も勉強し、英語も上手であって、外見が私よりも本当に立派でした。

 このような方ですが、「愛国者の子孫が良い暮らしができなくてはいけません」と言いながら、「あなたの土地を買えば、あなたも福を受け、私たちも福を受けます」と言ったのですが、土地の所有者が「どういうことか分からない」と言いました。そのようにしながら、「あなたの土地を私に売らなければなりません」と言ったのです。

 そのようなことを話せば、最初は変に思いつつも、一ヵ月ほどして行って話せば、「不思議です。私の先祖も現れて、『誰それに土地を売らなければならない』と言うのです。そのような不思議なこともあるのですね。ですから、一度会いましょう」と言うのです。霊界がブローカーのようなことをして買ったのです。(二一五−三九、一九九一・二・六)

 なぜ清平は、「清平」という名前なのでしょうか。「清」が水を意味します。そして、「平」は水平を意味します。清らかなのです。「清平」と言っただけで良いでしょう? 昔は頻繁に行きました。聖地です。ここに入っていき、心と体が完全に一つにならなければなりません。天に対して男性と女性が地上天国を成し遂げ、このようにならなければなりません。自分たち同士で上がっていってはいけません。神様を中心として、地上からこのように昇華しなければなりません。私は、清平の良い地域をすべて買いました。約九百万坪になります。その地域の見える所はすべて私たちの土地です。それを買う時に反対して、何人もの人が死にました。今もそうです。私が土地を買うことに反対していれば、その国は滅びるのです。(二八〇−四五、一九九六・一〇・一三)

 この清平の聖地は、私を中心としては忘れることのできない所です。現在建てたこの修練所を中心として、今から三十年前、誰も知り得ない統一教会という小さな教団をつくり、世界的な摂理史において、世界万民があがめることのできる超宗教的かつ超理想的な基地をここに造るだけでなく、今後、世界のすべての人々が一つの故郷の地としてあがめ得る所だと心で考え、発表したのです。

 今、その三十年前を考えれば感慨深いです。それゆえに、この清平の地は、できれば世界の祖国、故郷の地、全人類の心情的故郷の地にならなければなりません。

 天地があがめることのできる勝利的創造理想を完成させ、天地が連結されて神様の心情をこの地の上で発表して解怨成就できる所になるだけでなく、世界の故郷の地として備えることのできる偉大な地として祈祷してきた事実が、今、本格的に出発できる時点に到達したことを考えるとき、感慨無量です。(二八二−四五、一九九七・三・一〇)

 物事を総体的に総合でき、心情的なことを総体的に再建し、未来の発展的要因の動機とすることができるこの基地こそ、驚くべき基地だということを理解して、清平を念頭において祈祷してあげ、ここで役事される大母様と忠母様、大兄様と興進君に対しても、祈祷する心と精誠を尽くすことが彼らに劣らないようにしなければなりません。

 そのような世界的開門時代が成し遂げられるという事実を理解し、各家庭において、ここで精誠を尽くすすべての食口以上に精誠を尽くすことにより、その家庭から国家に天運を拡大する運動までも成し遂げられることを知らなければなりません。清平で役事する霊界のすべての先祖と、現在ここで精誠を尽くしている先祖たちに負けないように、祝福された家庭が一つになり、一生懸命に精誠を尽くすのです。そのようにすることによって、願われたすべてのことが一足飛びに世界的に拡張されるのです。

 このようなことが約束されていることを理解し、より精誠を尽くし、清平を自分たちの故郷、自分個人の故郷だけではなく、一族の故郷、自分の民族と世界の故郷として、ここからつなげて祝福の基台を万民に連結させる先祖となるようにお願いする次第です。(二八二−四九、一九九七・三・一〇)

 今建てているこの聖殿は、天国の故郷、地上の国の故郷、人類始祖の失敗したことを再び復帰して合わせた所です。故郷の基台を回復し、天国も、地上も、霊界も、肉界も、統一された民族、統一された兄弟として生きることができ、大革命的な時代を成し遂げることができる故郷の根拠地だというのです。そのような所を今から創造するのが清平聖地の建物だということを皆さんは知らなければなりません。

 ここに来てみ言を聞き、ここに来て祝賀の内容を知ったので、新しい決心をして、過去の歴史を踏み越え、自分の生涯を踏み越えて、天地の役事を清算する摂理の前で新しい生涯の記録的な事件を残すことができる各自の姿を取り戻し、自覚しなければなりません。

 自覚して自立できる自らを、再度成し遂げていく自らを見つめ、喜びを感じることができる出発の基地であることを知らなければなりません。どうぞここで決心したことを世界的に拡大させ、そのすべての内容を各自の国に種として植え、万民全体、自分の民族全体、万国が同じ種の結実を収め得るようにすべきだということが、天の願いであり、私たちに任せられた召命的責任であることを知らなければなりません。アーメン! (二八二−一〇六、一九九七・三・一〇)

 今、清平で役事しているのは誰でしょうか。孝南さんを大母様の体に代わって立てておいたのです。これを連結して立てておいたのです。今回のこの期間、母親たちが先生と真の御父母様と一つになることをしなければなりません。それゆえに、大母様が来て、これまでお母様が多くの赤ん坊を産んで体の調子の悪い、このようなすべてのことを……。母親たちと霊界にいる兄まですべて連合して、このことをするのです。(二七一−一〇二、一九九五・八・二三)

 皆さんの心、堕落した心もそうでしょう? 自分がどのような者なのかよく知っています。欺くことはできません。すべて知っているのです。立派なふりをしますが、天の霊界に行けば、一〇〇パーセント明らかになるのです。悪いものが先に明らかになります。悪いものを先に清算してこそ、霊界に入っていくのです。そのようにしなくては霊界に入っていくことができません。目を閉じていたとしても、悪いものが明らかになって処断を願うようになるのです。そのようにして、それがなくなる時まで教育を受けなければなりません。修練を受けなければなりません。

 猛烈な訓練を受けなければなりません。今、霊界が全体的に、興進君を中心として教育体制をつくるために修練するのです。清平がそのようになっているでしょう? (二八七−二〇三、一九九七・一〇・三〇)

 私たち統一教会は、霊界と表裏です。この世のほかの宗教は霊界がどこにあるのか知らずにいますが、私たちは共に生きているのです。今回、真の御父母様の賞を受けた人たちが清平に行けば実感するでしょう。一日自分たちが隠れてひそひそと話したことも、すべて明らかになるのです。天使たちが報告します。そのようになれば、恐ろしくて生きることができません。昔、先生にそのような時代がありました。霊的基準で基盤を築けば、実体の体を用いても霊的なことができるのです。霊界が協助しなくても、私たちは霊界が協肋する以上の立場まで行かなければなりません。天使長世界の協肋を受けてはなりません。私たちの体自体が、霊界で感じるものと同じものを体恤し、地上においても、霊界の協肋がなくても霊界が協肋する以上の立場まで行かなければなりません。(二七六−三一二、一九九六・三・一〇)

 宗教の看板を下ろさなければ、家庭、国家、世界の救援圏内に入っていくことができません。それを知るようになっています。個人救援を受けますか、家庭救援を受けますか、氏族救援を受けますか、国家救援を受けますか。それで地上が統一されるので、清平では霊界統一をして解放役事を共に行うのです。ですから、天使たちがサタン世界の悪の天使たちを処理するのです。(二八五−一七五、一九九七・五・一)


2 先祖解怨式と清平の役事

 なぜ清平に行くのでしょうか。自分自身に霊的に引っ掛かっているものを清算しなければならず、自分の先祖たちをみな解怨しなければなりません。検証を受けなければなりません。興進君が行っています。興進君は、霊界の最高の長子です。興進は誰の弟ですか。興進の兄は孝進でしょう? しかし、興進は孝進よりも兄の立場にいます。興進が最高の兄の立場にいるのです。みな王として侍らなければなりません。(二九九−三〇九)

 清平の役事は興進が行うのです。キリスト教は霊的基準しかありません。霊的基準なので天使長を追い出すことができませんでした。霊的基準と肉的基準である真の父母を中心として、心情的基台を成して霊的世界に入っていき、イエス様がしたように整備作業をするのです。サタンを追放しているのです。そして、天使長に代わってあげるのです。そのようにして天使長側になったので、今から祝福を受けることができる段階に入っていきます。長成期完成級を超え、完成期の出発段階です。

 すべての汚れた野生のオリーブの木の種を歴史に植えたので、これを切って真のオリーブの木を接ぎ木しなければなりません。それが祝福して越えていくことです。

 このようにして、霊界も、国家統一時代、世界統一時代に行って解放圏に超えていくのです。歴史時代に生まれて死んでいった自分のすべての先祖を呼び、このような原則によって先祖を祝福してあげるのです。

 今や祝福が三億六千万双になることにより、地上に来て着地するのです。着地することによって、全世界人類の家庭に対してサタンの山がないように、蕩減がないように平地になるのです。(二九〇−二六一、一九九八・三・二)

 今は国家時代に入ってきたのです。焦点を合わせなければなりません。ですから、霊界解放を祝賀するのでしょう? 百二十代まで祝福するのです。過去においては四代でした。四代ならば何親等ですか。八親等まで行くのです。七代まですればもっと多くなります。数百家庭、たくさん生み増えた家庭は数千家庭になるのです。

 四代祝福、それから七代祝福をするのです。七代をやれば、一族を超えるのではありませんか。その次には世界版図です。百二十代、清平でそれをするので、すべての祝福家庭は競争して自分の先祖をみな解怨してあげ、祝福の門を開けてあげるべき責任があることを知らなければなりません。(二九九−三〇七、一九九九・二・二一)

 自分の先祖たち、百二十代を解怨成就するために、清平に行って修練しなさいというのです。「四代をしなさい」と言うと清平で大騒ぎしましたが、四代をしました。

 その次に「七代をしなさい」と言うと、七代をするのです。今回、「百二十代をしなさい」と言うと、「ああ!」と言うのです。「ああ」とは何ですか。霊界に行って死ぬほどやりなさいというのです。興進もおばあさんも、そこにひざまずいて、霊界で死ぬほどやりなさいというのです。祭物になりなさいというのです。

 そのようにして百二十代をすれば、みな呼んであげるのです。アダムが天国に入る時、中間霊界で夫婦が暮らし、地獄にいる人々の泣き声を聞けば、アダムの心は安らかでしょうか、安らかではないでしょうか。そのようなことは、あってはならないのではないですか。原理がそうでしょう? ですから、解放するのです。「四・四節」をコディアックで宣布しましたが、宇宙的な「四・四節」を一月八日にプンタ・デル・エステで宣布しました。(三〇〇−九六)

 先祖解怨式をすべてやりましたか。七代を解放しなければなりません。七代が解放されてこそ百二十代まで解放されるのです。七代からどんどん上がっていって百二十代までしなければなりません。その先祖を中心としてやれば、分かれて一度に百二十代を祝福することができます。それゆえに、みな完全に祝福を受けるのです。

 そのようになれば、地獄の門は壊れていくでしょうか、壊れていかないでしょうか。

 イエス様がいる楽園や中間霊界は堕落ゆえに生じました。霊界もペア・システムになっています。それをやらなければ、私が霊界に行って困ります。霊界で引っ掛かってはいけません。霊界を整理すれば、地上は必ず霊界を通して解決しなければなりません。

 興進の時、百二十人の善の王たちを……。今からそのような時が来るので、彼らが降りてきて組織ができます。王たちを組織し、「地上の王たちも祝福を受けなさい」と言うのです。みな滅びていきます。

 イギリスもそうではないですか。皇太子妃が死んだのですが、どのように死んだのか、今なぞではありませんか。家庭がすべて問題なのです。愛の問題になって壊れていくのです。(三〇一−二〇五、一九九九・四・二六)

 清平では、「ルーシェルを愛する」という言葉があるでしょう? ルーシェルがこのように歩んできましたが、ルーシェルも手を出すことができません。真の父母の力を借りなくては生きる道がないというのです。ですから、清平の役事は、エデンにおいて天使長とアダムとエバが分立されたことを統合するのです。そのような時です。

 堕落したサタンの血筋をすべて浄化する運動をするのです。そのようにして、そこを経た人々は浄化されたので、祝福してあげるのです。霊的な祝福をしてあげるのです。

 今回、三百六十万双の祝福が終わり、清平において大母様と興進君がすべて祝福をしてあげました。それは、霊的な父母の立場でしてあげるのです。霊的な基準で堕落したアダムとエバのすべてのことを清算し、実体的な天使長圏から復帰するのです。実体的な天使長圏とは何かというと、アダムの体が十六歳でサタンの体になったので、それを蕩減してあげるのです。真の父母の体を接ぎ木してあげるのです。愛を接ぎ木してあげるのです。(二九〇−一七八、一九九八・二・二二)

 歴史的に否定的な愛が広がりましたが、肯定的な愛の基準を立てるのです。興進がそれをするのです。イエス様は、真の父母の愛の因縁をもつことができませんでした。ですから、真の父母の息子、娘が行って、イエス様が結婚できずに分かれたことを連結し得る内的な立場に立ち、大母様をイエス様を産んだマリヤと同じ立場に立て、母子協肋を通してそれをするのです。

 ですから、マリヤが責任を果たしてイエス様を生かしてあげなければなりません。

 そのような曲折があるということを誰も知りません。そのような立場から見れば、みな清平を経なければなりません。既成家庭は、誰もがみな経ていかなければならないというのです。また、愛の関係において失敗した人は、みな清平を経なければなりません。

 誤った愛によってサタンの血筋を受けたので、正しい道に行こうとすれば、蕩減的な基準に立って天が公認できる血筋の因縁をもたなければなりません。そのようにしなければ、サタンの悪の血筋を否定することができません。蕩減することができないのです。(二九〇−一七八、一九九八・二・二三)

 祝福式とともに、その式の最後に霊界祝福をすることを、忠母様、すなわち先生の母親をはじめとしてお兄さん、それから大母様、興進君、それから真の御父母様まで三代でするのです。アダム家庭、イエス家庭、再臨主家庭……。大母様は息子、娘がいません。ですから、養子を立てて身代わりするのです。ちょうどそれと同じです。イエス様と興進君と同じ立場に立っているのです。霊界に行って……。平面的にそのことをしているのです。

 それで三つの先祖の子孫が、この天地に残された子孫です。霊界に行った先祖も、三つの先祖の子孫になるのです。アダム家庭、イエス家庭、再臨主家庭の子孫圏に立っているのが、霊界に行った霊人たちと地上の人類です。

 私の家庭を全員解放してあげることにより、全世界が解放圏に入っていくのです。ですから、父母の愛によって神様に侍り、真の御父母様の愛の圏内における赤ん坊と同じように、愛によってその過程を歩むようにしてあげるのです。それゆえに、皆さんが族長にならなければなりません。金氏ならば金氏、すべての血筋を切断してしまわなければなりません。ですから、これはしなければなりません。逃げれば捕まえて逆さにつるし、しりをたたいて強制的にでも飲ませなければなりません。

 しかし、今はそこまでしなくてもよいのです。ラジオ放送をして世界がみなそのように理解すれば回るのです。宗教圏内においてこれに責任をもたなければなりません。宗教圏内においてです。統一教会だけ生きるのではありません。三億六千万双を祝福すれば、教団がどれほど入ってきて、国がどれほど入ってきますか。そうではありませんか。その国を中心としてやることにより、十二カ国さえやれば、世界は一度に回るのです。

 ですから、私たちの理想とする地上天国時代は遠くないということを知らなければなりません。(二八八−一九二、一九九七・一一・二七)

 一族が団結すれば、それを中心としてどんどん上がっていき、七代の先祖、一番上の先祖まで上がっていくのです。百二十代では、どれほどたくさんいるでしょうか。ある人は、百二十代が少しになる一族もあります。このようにずっと下りてくれば、霊界にいるすべての霊人を祝福してあげなければなりません。そのようにすれば自動的に祝福された霊人たちが地上に降りてきて、天使長ができなかったことをするのです。天使長が家庭をこのようにしてしまったので、祝福を受けることができる道に子孫をみな追い込むのです。強制的にです。地上にいる自分の子孫の先祖が祝福され、みな真の父母の祝福を通して帰っていくのですが、自分も共に入っていくのです。その先祖たちの行くその高い位置まで、共に行くというのです。

 それゆえに、この世は急に変わり得る時代に入っていくのです。それゆえに、世の中の未婚の男女は、嫁に行こうとしても行く所がなく、妻を迎えようとしても妻として迎える女性がいないのです。信じることができません。空中にぽかんと浮いているのです。(二九九−二一九、一九九九・二・一六)

 皆さんが家庭的地獄であるこの中間霊界にいけば大変だというのです。宰相軒氏の証言にも出てくるでしょう? そこにも地獄があるということです。自分で犯した罪の立て札をもっているので、そこにおける苦痛は何よりも恐ろしいというのです。そのような地獄があります。それが拡大されるのです。霊界祝福された皆さんの先祖は、すべて知っています。この先祖たちを祝福させ、彼らが子孫に苦痛を与えたり気合いを入れたりするのです。蕩減条件を立てて強制的に引っ張っていくのです。地獄には行きません。地獄には行かないというのです。(三〇四−三四、一九九九・九・五)

 今、霊界は形態をもっていません。真の父母によって形態をもつようになるのです。霊界祝福とともに、天地総合地上天国統一愛の主権世界宣布をすれば、先生が霊界に行かなくても、神様は、先生の父母の形態をもって霊界を主管されるようになるのです。それゆえに、それを待つのです。分かれてしまったものが結合することを待っているのです。先生が早く霊界に来ることを待っているのです。ですから、地上の仕事が終われば、霊界の仕事を始めなければなりません。みな待っています。

 霊界の王として生きるのです。地上の王が、そのまま霊界の本郷の地に帰っていくのです。(二九五−二〇二、一九九八・八・二八)

 七代の先祖を解怨成就し、百二十人の先祖を解放して百二十代の先祖まで解怨するのです。先祖をみな解放してあげなければなりません。先生が地上天国に入城する前に、これをすべて終えなければなりません。これが霊界の平準化です。(三〇一−六八、一九九九・四・一六)

 霊界のすべての聖人と地獄の人間まで、数十億、数百億を霊界でみな祝福してあげたでしょう? 天使長が、アダムを協肋すべきことを個人的に台無しにしてしまったので、天使長の代わりに、兄のような霊界の天使たちと先祖たちを解放してあげることにより、霊界に家庭形態が生じました。なかったものが生じたのです。

 その家庭が地上の家庭を協肋しなければなりません。個人が協肋することはできません。天使長が蹂躙したすべてのものを、霊界に行った先祖たちを解放することにより、家庭的兄の立場から弟を協肋させるのです。カイン型です。その時が来たというのです。(三〇〇−九六、一九九九・三・一)

 早く一族を整備しなければなりません。競争が始まったのです。この世において驚くべきことが起きるのです。競争の中でこれ以上に恐ろしい競争はありません。

 先祖たちが足をどんどん踏み鳴らしながら、「こいつ、お前、子孫、早くやりなさい!」と言うのです。しないで越えていけば、財産を踏みつぶすのです。ある日宣布したことを中心としてそのことをして、残した息子、娘、夫婦、すべて滅ぼしてしまうのです。逆さに打ち込んでしまいます。天が悔しく恨めしかったことを解怨成就したその日を迎えたにもかかわらず、腐っていき、地獄に行くしかない自分の家庭をつかんで防御し、保護してあげるのですか。とんでもないというのです。(二九八−六〇、一九九九・一・一)

 霊界と肉界を清算しなければなりません。ですから、先祖解放をするのです。韓国、日本、アメリカにおいて七代の先祖を解怨し、八代から十四代、十五代から二十一代をして、その次には無限にみな解放してあげるのです。解放するだけではなく、祝福までしてあげます。霊界祝福までしてあげるのです。

 旧約時代は兄弟が一つになる時代であり、新約時代は父母、それから成約時代は王権と一つになる時代です。長子権復帰、父母権復帰、王権復帰です。イスラエル民族がイエス様を父母として侍っていれば王権復帰まで一度になされていたのですが、それを成し遂げることができなかったので延長され、成約時代になって王権復帰時代に越えていくのです。それをすべて清算しなければなりません。(三〇四−九、一九九九・九・五)

 今、この期間は何でしょうか。清平のグループが来て、四大地域を回りながら先祖たちを解怨してあげ、それからその解怨した先祖たちを祝福する期間だということを知っていますか。祝福までしてあげるのです。地上の人々が死んで霊界に行き、自分勝手に分かれていたのを統合し、祝福をしてあげているのです。

 それは真っ赤なうそのように見えるのですが、霊界に行ってみれば本当のことだというのです。それが問題です。(三〇四−一一、一九九九・九・五)


3 今からは罪を犯せば許す法がない

 罪を犯せば許す法がありません。先生も引っ掛かっていきます。先生は罪を犯しませんでしたが、イスラエル民族とユダヤ教が過ちを犯すことにより、イエス様が死んだように、皆さん統一教会の食口が過ちを犯すことにより、先生が興進を送り、今、長女と長男が引っ掛かっています。

 これをどうやって処理するのかというのです。国があれば、息子であれ何であれ、みな掃き捨てます。(二七二−四七、一九九五・八・三〇)

 家庭的伝統を立てなければならず、国家的伝統を立てなければならず、世界的伝統を立てなければなりません。世界的伝統を立てて王権に侍らなければなりません。

 これが何か分からないので許されようとするのです。国がまだ独立していません。

 皆さんは教会祝福を受けましたが、今から国家祝福時代が来ます。その次には、世界統一王国時代の祝福があります。三段階の祝福を受けなければならないのです。

 今は、野良犬のような者たちもみな一緒に扱っています。祝福を受ければ、既成祝福でも何でも、みな同じように扱います。今後は、みな三段階の祝福を受けなければ、同じグループに行くことができません。そのようなことを理解し、女性の責任を理解していますか。

 三人の男性、三人の夫を追放したのが女性です。この女性たち、目を抜いて炒めて食べたとしても、解かれる恨はないというのです。鼻を切って油で揚げて食べたとしても、恨を解くことはできないのです。

 女性の生殖器官をわしの餌にしたとしても、解くことのできない天の恨があるというのです。女性ゆえに、この世の中はこのようになりました。歴史において男性たちがこのように浮気をするのは正常です。サタンなので正常です。女性がサタンのようにしてはいけません。志操を守らなければなりません。

 本郷の夫を取り戻して志操を認められてこそ、解放されるのです。天使長を処断してあげるのです。男性は信じることができません。統一教会の先生も信じることができません。統一教会を信じてくるのですが、この原理原則に背けば、目をぎゅっと閉じて冷酷でなければなりません。

 先生が家を出てくる時、父や母を問わず、姉や妹を問わず痛哭しました。息子、娘が問題ではありません。無慈悲なのです。夏の日に霜が降りるのと同じです。雑草がすべてそこから溶け出してしまうのです。一つも残るものがありません。そのようになって、初めて力を得るのです。(二七二−二六、一九九五・一〇・五)

 先生が生涯にわたって解決方法を探そうとしても、方法がありません。私の口で原理がどうだと教えてあげても、方法がないのです。おそらく昔は、五字に裂いて殺したか、十字に裂いて殺したかもしれません。それを処理するためには、おおかみやとらやライオンの動物園を造り、そこにほうり込んで食べさせるのです。

 そのような恐ろしい時代が来なければならないので、処理する道理がありません。

 私は、それを願いません。神様が願うとおっしゃるときは、仕方ありません。神様は、再堕落したその体、その種、影も、痕跡も御覧になりたくないのです。復帰された完成地上天国においては、そのような人の子供の泣き声をお聞きになりたくないというのです。それは深刻なことです。(二七二−四七、一九九五・八・三〇)

 二世三十六家庭で今回再祝福を受けた人々は、すべて既成家庭に変えてしまいなさい。既成家庭がどのようになっているのか話しません。既成家庭がどのようなレベルにいるのか、自分も知らないのです。次に来ることを考えてみてください。子女までそうですか。子女がそうであれば、許しがありません。

 先生が許諾できる限界の権限を中心として見るとき、それは面目が立たないのです。一つ知らなければならないことは、先生の家庭はサタン世界の法に引っ掛かりません。

 子供は父母に対して焦点を合わせなければならず、兄弟に対しても焦点を合わせなければなりません。それが長子権、父母権、王権復帰です。国に対する焦点を合わせ、父母に対する焦点を合わせ、兄弟に対する焦点を合わせなさいというのです。平面だけではありません。

 長子権は、兄弟に焦点を合わせなければなりません。父母権は、兄弟たちが父母に対して焦点を合わせなければならず、王権は、父母と兄弟たちが国に対して焦点を合わせなければなりません。王の王、天を中心として、国と父母と兄弟たちが一つになって天国に焦点を合わせなければなりません。そのようにしなければならないのではないですか。そのようにしなければ、落ちていきます。自分だけに焦点を合わせれば、それ以外のものはすべて落ちていきます。

 ですから、個人は家庭のために、家庭は氏族のために、氏族は民族のために、民族は国家のために……。道理の公式法度で確実にやっていかなければなりません。

 私は、そのように生きた人です。国家時代にそこに同伴できる条件を立て、皆さんに命令してそれを守った人もいれば、守らなかった人もいるのですが、一人でも守れば、その条件をもって全体を包摂する道を行ったのです。それゆえに、模範的な面において、先生の後ろに従ってくるのです。

 そのようにして、そののちに過ちを犯せば、過ったその基準の被害と模範的な基準で歩んだことを比較して、残るようになる時は生かしてあげるのです。そのように進んでいくのです。顔を見て対しません。

 焦点です。今、先生は、社会に対する焦点を合わせています。愚かなことをしないために、威信を失わないために、内外ですべて焦点を合わせ、サタン以上の世界の標本を立てていかなければなりません。(二九九−三一七、一九九九・二・二一)

 堕落してから赤ん坊を生んだ人はいますか。これは問題に引っ掛かります。手を挙げてみなさい。その息子、娘をどのようにするのですか。息子、娘をもてば、再祝福を受けてもその班列に入っていくことはできません。郭錠煥氏! (はい)。どのようにするのですか。それも考えてみたことがないのですか。手を挙げなかった人は、ここから除いてしまうのです。率直に手を挙げなさい。そのような人には、先生が祈祷をしてあげることはできません。何双か見てみましょう。数えなさい。一双、一双、数えていかなければなりません。そのような夫婦は立ちなさい。いやー! これをどうするのですか。

 今後、この世に国が立つようになれば、どのようになるのか分かりますか。妻が堕落すれば、夫が妻を除去するのです。許しのない時代が来るのです。

 自分の子供が過ちを犯せば、父が処罰しなければならない時が来るのです。自分の一族にそのような子孫を残すこと以上に恥ずかしいことはない、ということを知らなければなりません。(二七二−四七、一九九五・八・三〇)

 統一教会に入ってきて会社にしがみついて月給をもらっていた者たちは、氏族圏にもなりません。それを知らなければなりません。同じ価値ではありません。同じではありません。これが平地は平地ですが、上がっていったり下がっていったり、このようになります。今まで、先生が責任を負って道を築いておきました。道を築いておいたので、焦点を合わせなければならないでしょう? そのために、あらゆる精誠を尽くしたのですが、それ以外の自分の意見や自分の考えをそこに添付することはできません。先生の家庭はどうだこうだと……。先生の家庭はケースが異なります。これはサタン世界の讒訴圏内に引っ掛かりません。先生が三六〇度、思いのままに処理することができるのです。しかし、皆さんは違います。カイン圏の蕩減条件に追い込まれてきたということを知らなければなりません。

 先生も、家庭的時代、氏族時代、民族時代、国家時代、世界時代に出てくることができなかったので、今後、国家時代に法で処理するのです。きちっと憲法が出てくるのです。しかし、これは限界線が異なります。先生の息子、娘は既に領域が異なります。先生は、家庭を中心として処理することができるのです。

 サタン世界は、そうではありません。全世界を代表したサタン圏とは異なるというのです。ここにいる一人が否定しても、「それを知らない」と言うことはできません。

 そのような法的な時代が来るということを知らなければなりません。そのような時に嘆息してはならないと、あらかじめ忠告してあげるのです。焦点を合わせて生きなさいというのです。(二九九−三〇九、一九九九・二・二一)

 第一次アダムの失敗、第二次アダムの失敗、第三次アダムの失敗圏を世界的勝利圏、父母たちが連結された基盤の上で解放された息子、娘が、「私は、創造理想によってアダム家庭の失敗を完全に蕩減し、また第二イエス、完全に国家的勝利、世界的勝利のすべての覇権を相続された第四次アダム……」。これは、堕落とは永遠に関係がありません。再臨主まで堕落の因縁の中で受難の道を経てきましたが、解放圏において……。

 これは、解放の本然の基準を完全に越えた立場の家庭なので、サタン世界と永遠に関係がありますか、ありませんか。(ありません!)。地上天国化されるのです。ですから、この論理のとおりに生きなければなりません。幼稚園でもこれを中心として教材をつくり、小学校もそのようにし、中学、高校もそのようにするのです。憲法さえもこのような基準を中心として国家体制を整え、国家のすべての法も、この法によって主管し、管理するのです。

 それでは、誰が国を治めるのでしょうか。自分の家庭の代表一族が責任をもたなければなりません。村ならば村の族長が責任をもつのです。過ちを犯せば、裁判長が族長になります。そこには弁護士も必要ありません。既に教えてあげた内容を中心として、過ちを犯したことに対する統治方法を適用しなければなりません。警察官は必要ありません。私の心が警察官です。私の心が主管者に代わり、立法、司法、行政の三権分立の全体責任、四権分立の全体責任、私の心を中心として、それを知って余りある自覚的な自我だというのです。知らないのではありません。

 皆さんの心、堕落した心もそうでしょう? 自分がどのような者なのかよく知っています。

 欺くことはできません。すべて知っているのです。立派なふりをしますが、天の霊界に行けば、一〇〇パーセント明らかになるのです。悪いものが先に明らかになります。悪いものを先に清算してこそ、霊界に入っていくのです。そのようにしなくては霊界に入っていくことができません。

 目を閉じていたとしても、悪いものが明らかになって処断を願うようになるのです。そのようにして、それがなくなる時まで教育を受けなければなりません。修練を受けなければなりません。猛烈な訓練を受けなければなりません。今、霊界が全体的に、興進君を中心として教育体制をつくるために修練するのです。清平がそのようになっているでしょう? (二八七−二〇三、一九九七・一〇・三〇)

 神様の主流思想が出てくるまでにどれほど犠牲の代価を払ったかということを考えれば、その価値というものは、億千万金を与えられても、世界を与えられても、天地を与えられても換えられない価値になることをすべてはっきりと知っているはずですが、そのような価値をもったならば、今日、このような姿になっていますか。

 先生が世界を料理し、一人先頭に立って闘っているというのに、この国においてすべて任せ、先生を利用してみな盗賊の輩になりました。

 会社も何も……。教会基盤を確保しなければならないのに、「生活が厳しいので月給をもらおう」と言って、会社でみな盗賊の輩になりました。今回、一和も何も、すべて売ってしまわなければなりません。不渡りを出してしまわなければなりません。ですから、郭理事長に対して、私が既に指示をしました。

 その失敗の代価を誰が払うのですか。先生が払ってあげなければなりません。

 このように見れば、父母たちは二世たちを祭物にする責任があるのです。全体を中心として、イサクの代わりに自分の息子、娘を生きた祭物として捧げなければならない責任があるにもかかわらず、息子、娘によく勉強させるというのですか。先生が千万金投入して歴史的な恨を解くために、民族から選別された後継者だとして統一教会に送ったのに、その息子、娘をどこに送るのですか。ソウル大学ですか。ソウル大学もみな遊び人の群れです。

 この者たち、今後、ソウル大学を出たり、ほかの大学を出たりした人は用いません。(二八一−二七〇、一九九七・三・九)

 大母様も、先生が許諾しなければ役事することができません。霊界に行く時、私がそのような特権を与えました。このような仕事をするために霊界に行きました。

 また興進君もそうでした。その役事は大きいのです。皆さん、これは本当に不思議でしょう?先生は、信じられないことを祈祷してあげ、「このようになる」と言ったのですが、そのようになりましたか、なりませんでしたか。

 ですから、そのような先生とよく出会ったと思いますか、思いませんか。その先生の名前は何というのですか。その先生の名前は何といいましたか。第一に何ですか。文鮮明です! 第二に何ですか。真の御父母様です! 第三に何ですか。再臨主です! 第四は何ですか。救世主です! 再臨主も救世主も同じです。メシヤです! 名前が複雑で、恐ろしい名前ばかりもっています。「真の父母」という言葉は、どれほど恐ろしい言葉でしょうか。真の父母がいなければ、真の息子、娘はこの地上にいません。世の中に真の息子、娘がいますか。神様が夢中になって愛することのできる真の息子、娘が世の中にいるのかというのです。一人もいないのです。みな地獄にお出ましするというのです。みな地獄圏にとどまるのです。堕落したがゆえに、天国に行く人がいません。

 アダムとエバは、堕落して追い出されたのちに息子、娘を生みました。追い出される前に息子、娘を生みましたか。追い出されてから息子、娘を生んだので、全人類は堕落した子孫です。

 神様と関係のない追い出された群れだというのです。そうでなければ、神様はサタンに負けた者になるのです。これを再び回復しなければなりません。(二八二−七〇、一九九七・三・一〇)

 ジャルジンの四十日教育を受ければ、自分の一族です。自分だけ入ることができるのであって、一族を連れて入っていくことができますか。先祖たちは、私たちが蕩減してあげなければなりません。混乱を起こしてはいけません。郭錠煥氏、ジャルジンで祝福された人は清平に入ることができないと言いましたか。(そのようなことはありません)。黄善祚氏はどこに行きましたか。そのように教えてあげたのですか。(ジャルジンに行ってきた人は清平に行かなくてもよいと教えたことはありません)。では、「行きなさい」と言いましたか。清平に行くことは何でしょうか。自分自身に霊的に引っ掛かっているものを清算しなければならず、自分の先祖たちをみな解怨しなければなりません。検定を受けなければなりません。

 興進君がいます。長子です。興進君は、霊界の最高の長子です。興進は誰の弟ですか。興進の兄は孝進でしょう? しかし、興進は孝進よりも兄の位置にいます。

 興進が最高の兄の位置にいるのです。みな王として侍らなければなりません。

 甥が王様になっているときに、親族だからといって王に対して「甥」と言いますか。何と言いますか。「王様」です。それは中心です。絶対的です。評すことができません。自分の思いどおりにすることはできないのです。

 思いどおりにすれば引っ掛かっていくのです。同じです。縦的世界に上がっていけば、個人時代、家庭時代、氏族時代、民族時代、国家時代に超えていくのです。(二九九−三〇九、一九九九・二・二一)


4 最後は真の御父母様の責任に

 堕落人間の最高の希望の起点は、真の父母だというのです。愛を中心として、すべてのものを願うのです。霊界にもやはり、初めてそのような愛が生まれます。真の父母の愛が連結されるのです。興進君によってです。確信できますか。サタンがこれを打ったのです。地上の人類がこの概念をもたなければなりません。心の中で常にこれをもたなければなりません。

 では、先生の話すことは霊界に即座に影響を及ぼすということを知っていますか。

 これは夢のような話ですが事実です。ですから、これは大変なことです。このような事実をキリスト教がすべて受け入れたならば、教皇や枢機卿など、世界のキリスト教の総責任者がこの場に座ってこれを学び、喜びながら「サンキュー・ゴッド、サンキュー・トゥルー・ペアレンツ」と言うはずですが、これは何ですか。不平を言うことはできません。不平を言っていれば大変なことになります。常に感謝、感謝、感謝しなければなりません。この一時のために数多くの人々が死に、国が滅び、数多くの人々が犠牲になりました。そのようにしても到達できない時に置かれていたという驚くべき事実を、今ではもう知らなければなりません。(一三一−二三八、一九八四・五・四)

 神様も、絶対的な愛を中心として完成することができませんでした。これを知るようになるとき……。そして、アダムとエバは、神様にとってどのような息子、娘でしょうか。七代続きの一人息子という言葉を聞いたことがありますか。億万代の一人息子と一人娘です。深刻です。あー、それなのに、善悪の実を取って食べ、善悪の実をつくっておいて死ぬようにしたというのですか。億万代の一人息子と一人娘を失ってしまった神様が、「ああ、私はうれしい!」と思われるでしょうか。私たちは神様に似たでしょう? 一人息子を一度殺してみてください。私が興進君を霊界に送りましたが、気持ちが良くなかったのです。お母様は涙を流したりしましたが、涙を流してはならないと天に誓い、このように耐えることも難しいのです。

 それなのに、万々代の一人息子、永遠の一人息子と一人娘を失ってしまった神様の心、愛、歴史、伝統というものはすべて……。なぜ血筋を残しておいたのですか。

 歴史は、神様を取り戻し、国と世界を取り戻すためのものですが、すべて崩れていきました。それに直接出会われた神様は、笑われるでしょうか、痛哭されるでしょうか。そのような神様に向かって堕落した人間たちは「私を助けてください!」、このように言っています。

 キリスト教では「文総裁は滅びなさい」と四十年祈祷して、文総裁が滅びましたか。自分たちが滅びました。教皇庁が滅びたというのです。アメリカの新教の教派はすべて滅びました。私の世話にならなければ生きる道がないということを彼らは知っています。(二八九−二八二、一九九八・二・一)

 祝福された皆さんは、今、先生の家庭に従っていけばよいのです。イスラエル民族がモーセ家庭に従っていけば、カナンに復帰して天国建設の民となることができたのと同じように、統一教会の食口は、先生の家庭の後ろに従っていきさえすればよいのです。しかし、ここで知らなければならないことは、先生の息子、娘は、皆さんにとってアベル的家庭だということです。それを知らなければなりません。長子圏です。

 皆さんは次子圏であり、これが平衡基準において絶対的に一つにならなくては、真の御父母様の立つ位置がないのです。これがゆがんではいけません。水平にならなければなりません。

 カインとアベルが天国の直系系統と傍系系統ならば、養子圏に立っている人々、別の血統を通して来た人々も、真の御父母様に対して同じだというのです。主人を思うときは同じなので、直系の息子、娘が「間違いなく私と共に一緒に行くようにしてください!」と思えるような皆さんにならなければなりません。皆さんの息子、娘、統一教会の三十六家庭から統一教会に出入りするすべての人が、「私たちと共に生きよう!」と勧め得る統一教会の食口にならなければなりません。そのようにならなければ、真の血統を受け継いだ先生の家庭と、接ぎ木された皆さんの家庭が一つになることはできません。そのようになれば、枝として育つこともできず、花が咲くこともできず、実を結ぶこともできません。皆さんと先生の直系家庭が一つになって、初めて先生の家庭も顕現することができるのです。

 このようになれば、祝福された家庭が全世界に再臨主の顕現と同様の権限をもち、南北の統一とともに天地の統一が完成するのです。南北が統一されれば、日本と韓国が統一されます。アダム国家とエバ国家が一つになり、三天使長である中共とソ連とアメリカが一つになるのです。

 アダムとエバが堕落することによって分かれたのですが、初めて世界的アダム国家と世界的エバ国家が一つになるのです。そのようになることにより、世界的天使長国家であるアメリカとソ連と中共が反対していたのですが、統一文化圏時代において一つになるのです。

 そのようにして、宗教圏においても高く掲げ得る世界平和宗教連合をつくったのであり、それから政治世界においても世界平和連合を結成しました。(二一四−三〇一、一九九一・二・三)

 本来、復帰摂理、神様の創造目的は、国を中心として成し遂げられるのです。国は、一つの国です。二つの国ではありません。そのアダム国さえ設定されれば、カイン国も何もありません。サタンがいないので、それで終わりです。それはアダム国であると同時に、自然にアダム世界になり、アダム天国の中心になるのです。国から王権が生じるのです。そうですか、そうではありませんか。

 王権はどこから生じるのですか。家庭から生じますか。もちろん、家庭も王宮を代理します。国を代表します。氏族的王だということができます。しかし、「王」という言葉は、家庭で使う言葉ではありません。違いますか。家庭で使う言葉は「父母」という言葉です。

 ですから、復帰路程において父母が生じなかったので、「兄弟」という言葉もないのです。それを復帰しなければなりません。蕩減は逆に上がっていくのでしょう? 長子圏に上がっていく道がふさがり、長子圏を失ってしまったので、長子圏を取り戻してくるために、今まで曲折の歴史、波瀾万丈の歴史をつづってきたのです。そこに神様の心情と事情がどれほど宿っているか分かりません。どれほど悲惨な歴史が繰り広げられてきたのかというのです。(二一八−二四〇、一九九八・八・一九)

 夜の季節においては、夜になれば昼が来るようになるのです。サタン世界では夜ですが、文総裁は昼なので、さーっと……。分かりますか。ちょうどそのようになりました。

 サタン世界は夜ですが、文総裁が太陽のように輝いて夜の世界がすべて粉々になくなってしまうので、その夜が総動員するのです。夜にいる全世界の個人、全世界の家庭、全世界の氏族、全世界の民族、全世界の国家、全世界の主義、思想、宗教すべてが反対するのです。夜にいる者たちで文総裁に反対しない人はいません。

 しかし、昼は太陽を背負っています。そうではありませんか。夜は太陽がありません。文総裁は太陽を背負っているので、北極から冷たい風が吹いて徐々に徐々に日が沈み、これが二年間に春夏秋冬を通じて冬のような季節を過ぎて……。堕落とは何かというと、春から出発することができなかったので、これが遂になって行くのです。西欧文明が、このようにして寒帯文明圏をすべて通るのです。共産主義、春夏秋冬の文明を経てくるのです。

 このようになれば何かというと、この寒帯文明圏内に残らなければなりません。共産主義が出てきて打ってしまうのです。宗教も打ち、民主主義も打ち、人間生活の伝統をすべて壊してしまいました。壊してしまい、春が来るのです。春が来れば、氷は溶けますか、溶けませんか。溶けます。春光をもたらしてあげたレバレンド・ムーンです。

 共産主義も私の手で溶けてしまいました。民主主義も滅びるようになっています。私の手によって、家庭、世界、すべて溶けてしまうようになっています。すべて私の手によってです! 私の手、この見える手は私の手ですが、見えない手がここに共にあるのです。(二八九−二八二、一九九八・二・一)

 さあ、それで、今韓国の民は、国境を越えてソ連に行き、中国に行き、アメリカに行き、みなかき分けていこうとします。韓国人で統一教会に反対する人々は、荷物をまとめて外国に出ていこうとします。故国に帰ってくるのです。年を取れば、いつでも故郷に行きたいと思うのです。神様が故郷、故国に行きたいと思っていらっしゃるように、お父様もそうなのです。神様が私の後ろについてこられるでしょう。

 アメリカで暮らしますか、韓国に行って暮らしますか。「コリア」です。コリアとは何か分かりますか。「コリンネ(臭いにおい)」を出すのが「コリア」です。サタン世界ではそうですが、神様が御覧になるときは良いにおいです。大移動時代です! いずれ、今後反対した韓国人はみな追い出し、進入してくる時が来ます。

 そして、韓国がいっぱいになれば日本に行くのです。日本がいっぱいになれば中国、ソ連に入っていくのです。ツンドラ地方に……。統一教会の人が行けば暑くなり、農作業のできる地域になるだろうと私は思います。アジア、この地球星の根本的な……。イエス様がアジアを支配しようとしたのを蕩減復帰して、支配完成をするのです。(二九二−二三五、一九九八・四・一七)

 すべてのイスラエルの家庭は、イエス様に対して一つの体のように絶対的に一体となり、一つの肢体と同じ立場で平準化される、このようなイスラエル民族の解放圏を成すことができなかったことを蕩減復帰しなければならず、イエス様の王権を中心として教育できなかった国民を教育し、地上天国を相続されることができ、成約時代に来られる再臨主に対して絶対信仰、絶対服従することのできる国民をつくらなければなりません。

 再臨主は三時代の中心です。アダム家庭の中心であり、失敗したイエス家庭、第二イスラエルの中心です。そして、今、再臨主時代において、四十年間失ってしまったものを再び取り戻して完成するのです。三時代完成を成したというのです。

 ですから、すべての時代、アダム時代の解放も問題なく、第二イスラエルであるキリスト教世界の解放も問題なく、四十年間失ってしまった第三イスラエルの完成と解放も問題ないというのです。その基盤の上に天国行の高速道路をつくったというのです。(三〇二−一八八、一九九九・六・二六)

 家庭をつかんで行くのですか、国を建てるために行くのですか。神様を解放するために行くのですか。皆さんの家庭が幸福になるために行くのですか。国を建て、神様を解放するために行かなければなりません。天理の恨みをもった血筋、恨みの伝統の血筋を受け継いだサタンの血筋を痕跡なく整理し、神様の血筋と同じ赤い愛の心、「ため」に生きる愛の心をもってすべてに色をつけてでも、ペイントをしてでも超えていかなければならないという運命をもたなければ、天国の門前まで行けない罪人だということを知らなければなりません。どれほど悲惨ですか。真の父母の心情をもち、僕の体をもって、涙は人類のために、汗は地のために……。

 すべて分かるでしょう? そして、何ですか。神様を解放し、本然の理想家庭を千年、万年成し遂げることができるのです。そこから天下太平は自動的です。(二九六−一四一、一九九八・二・〇三)

 先生の生涯というものは、み旨の解放のために生きてきたのです。メシヤの使命というものは、み旨の解放のために生まれ、み旨を中心として、生涯を通して完成して解放圏を成し遂げなければなりません。

 解放圏とは、天国の解放と同時に神様の解放を意味します。それから、堕落した父母によってサタンの血統から監獄、自然監獄に入っていき牢獄の身になったのですが、サタンの監獄世界から解放して、それから嘆息していた万物まですべてを解放しなければなりません。今まで先生がパンタナールを訪ねていって、釣りをしたり山を訪ね回ったりしたのは、そのような心情的紐帯を自然と結ぶためです。三一〇二−二二九、一九九九・〇六・一四)

 波瀾万丈の風の中の小さな一そうの小舟、「一そうの小舟」という言葉があるでしょう? それが太平洋を渡りました。

 太平洋を渡ったというのです。復帰摂理とはどのようなものでしょうか。神様を解放させるものです。(三〇二−二六七、一九九九・〇六・一七)

 すべて終わりました。理論的にすべて説明してあげ、思想的に整備して、真の御父母様を中心として、このように膨大かつ途方もない歴史を成し遂げるようになったのです。もちろん、神様が協肋されましたが。神様の命令によってするよりも、アダムが知らずに堕落したので、神様が教えてくださる前にあらかじめすべて知って解放してこそ、神様も解放され、サタンも解放されるのです。真の父母に対して讒訴する者はいません。サタンも讒訴できず、神様も讒訴できません。今、すべて完全に解怨成就、所願成就したという立場で、地上・天上天国が着地するというのです。復帰完了です。(二九八−二二四)
















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