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罪と蕩減復帰
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 四 長子権勝利と父母権、王権復帰

  1.長子権復帰

 本来神様の創造理想から見ると、長子は神側から始まるべきであり、もちろん次子も神側で始まらなければなりません。ところが堕落によって長子権がサタン側になり、次子権が神側になりました。これを替えなければなりません。ですから聖書に出てくるエサウとヤコブの問題を見ると、ヤコブが母の協助を受けて母と一つとなり、エサウにレンズ豆のあつものとパンを与えて長子の嗣業を奪う役事をしたのです。今まで聖書の役事がなぜそのようになっているのか分からなかったのです。統一教会が現れることによって初めてこれが確実になったのです。
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 堕落圏を越えて長子権も神側の長子権、次子権も神側の次子権を成してこそ、堕落しなかった本然の世界に立つことができるのです。これが本来の創造理想です。神様が絶対的であるからには、その理想も絶対的なものとして残っているので、これを再び取り戻すための歴史過程を経て蕩減復帰し、これを越えなければならないのです。
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 長子権復帰。それはどれほど難しいことでしょうか。これゆえにすべてひどい目に遭ったのです。修道者が数えきれないほど犠牲になり、キリスト教がローマ帝国で四百年の間苦労し、サタン世界の版図を越えるために血を流したのです。皆さん、ローマに行って、その洞窟に入ったことがありますか。壇を作って先祖の死体をすべて壇の下に埋め、そのにおいをかぎながら暮らしました。天がそうするように言ったのでそのようにしたのであって、そうでなければ誰がするでしょうか。人間的にはできないことです。ですから天がどれほど苦労したかというのです。歴史上のその功を皆さんは知りません。それを知らなければなりません。
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 皆さん、原理でカイン、アベルを考えたとき、カインが貴いでしょうか、アベルが貴いでしょうか。どちらが貴いですか。アベルが貴いとみな思っているのですが、それは間違っています。アベルは弟の立場であり、カインは長子の立場です。正しく知らなければなりません。アベルよりも、次子よりも長子の立場が貴いのです。長子は一人ですが、次子はそうではありません。長子が何人もいるということがありますか。長子というのは一人しかいないものです。長子がなぜ貴いかというと、一人しかいないからです。次子は何人にもなり得るのです。それを知らなければなりません。
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 神様が復帰摂理をしてくるにおいて、長子をサタンの側に立ててきたのが恨でした。それゆえ今日歴史は病んでいるのです。どんな病気にかかったのですか。愛の病にかかっています。愛の病気で過ちを犯して長子を生んだのです。ですから今までの歴史は、順理的な法度の基準を取り戻すために億万年かかったとしてもこれを復帰するための蕩減の恨を抱いて長子を探し求めてきた歴史だったのです。
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 アベルを立てた目的は何でしょうか。アベルの子を救うためではなく、長子権を立てて家の伝統を正すためだということを知らなければなりません。「えへん、私がアベルだ」と言いますが、責任者たちは心得なければなりません。「私たちはアベル的位置にいるのでこれでいい」というものではありません。皆さんを立てたのは、長子権の一族を定めるためなのです。自分たちが福を受けたいならば、長子権をつくって、その長子が福を分けてあげれば受けるのです。その長子権は自分ではありません。来たるべき主を中心として、縦的な天上世界と因縁を結ばなければなりません。横的世界だけではならないのです。原理で解釈すべきところですが、皆さんはみな知っていると見てこのようにお話をするのです。統一教会の文先生がこの道を知っているがゆえに「ために生きよ」という論理を立てないわけにはいかなかったのです。生まれたのもために生まれたのです。男性が生まれたのも女性のために生まれたということを知らなければなりません。「私」というものはないのです。
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 サタン側はカインです。兄です。天側はアベルです。この闘いなのです。神様は上の息子を愛してから下の息子を愛するようになっているのです。カインである上の息子はサタン側です。長男がサタン側になったのです。その長男を救うためにアベルを立てたのです。アベルを立てて長子権を復帰するのです。長子権を復帰するのに力づくで奪うのではなく、愛で感動させなければなりません。愛で溶かして復帰しなければなりません。愛したという立場に立たなければ、愛することによって彼らが変わらなければ自分の息子、娘を愛することができません。神様の創造理想から見ると、本来は長子が先に愛されるのであって、次子が先に愛されるようにはなっていないのです。
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 自分の妻よりも、自分の子よりもサタン世界をより愛したかということが問題です。妻や子のほうをより愛してはいけません。神様はアベル圏を愛する前にカインを先に愛さなければなりません。それ以前にアベルを愛してはならないのです。
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 自分が勝利するには出ていかなければなりません。出ていって長子権を復帰しなければなりません。長子が弟のような次子を兄として侍り、祝福はすべてお前によって受けるというほどにならなければなりません。そうして長子が次子の立場に来て、次子が長子の立場に上がらなければなりません。そうして長子が「お前が私の代わりに上がりなさい」と押し出してくれて初めて長子権氏族から長子権民族へと進みます。こうして初めて一段階ずつ上がっていくのです。長子が代わりに押してくれてこそ上がっていくのです。そのままでは上がっていくことができません。このような原理的な内容があるがゆえに、この内容をもって長子権復帰基準を完成しなければなりません。そうせずしては神様の摂理を成し遂げることができないというのが歴史の秘密です。ですから真の宗教の道を行くためには家を出なければなりません。国を捨て、家を捨てて出家しなければならないという言葉がここから出たのです。
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 宗教が今日までなぜ受難の道を行き、宗教がなぜ歴史路程で迫害を受けたときに発展するのか、その原因が分からなかったのです。すべての霊界と宗教世界、神秘の世界の背後でもつれた、サタンと神様のみぞ知る秘密の内容を暴いたのは、歴史上レバレンド・ムーン、先生しかいないのです。これは空論ではありません。そのように動くのです。そのまま、そのとおりに動くのです。皆さんが伝道をしてみてください。その人が決心して統一教会に行くというならば必ずサタンの役事が起こります。間違いありません。公式的なのです。
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 個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙まで七段階、神様まで行くためには八段階を越えなければなりません。八段階の過程的長子復帰の基盤を通して堕落していない本来の長子の位置に行かなければならないのです。アダムとエバは長子であり長女でした。長子、長女が原理結果主管圏を通して直接主管圏まで、長子権の愛を中心として連結されるのであって、次子的愛をもっては連結されません。それゆえこの位置に戻って長子権を復帰して、一段階、一段階上がっていかなければなりません。この闘いをするのです。
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 長子を復帰する秘法は何でしょうか。サタンが言うには「神様も完全な神様、神様の求めるアダムとエバも完全なアダムとエバなのだから、堕落しなければアダムとエバは本然の天使長である私を愛するのが原理の基準だ。それゆえ私が堕落して悪い立場にいるとしても、あなた方が善なる正しい立場にいるのならば私を愛したという条件を立てなければなりません。そうしなければ私の前で神様だということはできない」と主張するのです。それが問題なのです。「私があなたと一つになることのできる秘訣が一つあるとすれば、それは何か。あなたが遣わした人が私を愛さなければなりません。神様と一緒に私を愛する立場に立ち、愛したという条件を立てなければ、私が占めている長子の権利と嗣業を取り戻すことはできない」とブレーキをかけるのです。ですからイエス様が怨讐を愛せよと言ったのです。
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 怨讐を愛するということは怨讐個人だけを愛しなさいということではありません。怨讐の家庭、怨讐の氏族、怨讐の民族、怨讐の国家、怨讐の世界を愛さなければ世界の長子権を取り戻すことはできないのです。それが神様が復帰摂理する歴史的路程だということをよく知っているサタンは、そのように主張してきているという事実を知らなければなりません。
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 長子権復帰をするためには必ず、サタンが迫害し生命を奪おうとする一線に出て闘って、愛で屈服させて、私たちのもっているすべてを教えてやらなければなりません。そうして彼らが私たちの伝統が良いということを知って、自然に心に感動を覚え、涙で悔い改めて、生命を捧げてあなたのために祭物となりますと宣誓しなければ、カイン世界の祝福権を取り戻してくる道はないという事実をはっきりと知らなければなりません。
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 愛をもたずにサタンを屈服させることはできません。それゆえ、天国に行くことのできる家庭となるためには、神様も堕落した天使長を愛したという立場に立たなければならず、神様の息子、娘の家庭も、サタンを愛したという条件を立てなければなりません。そして皆さんが出ていって闘い、サタン世界を愛で屈服させたという条件の上に立たなければならないのです。「私は怨讐をみなたたきのめしたのではなく、怨讐を愛で屈服させて長子権を回復した」と言わなければならないのです。
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 神様は怨讐をたたき殺すのではなく、怨讐を愛したという条件と、怨讐であるサタンを、アダムに代わる立場に立つ人として愛したという条件を立てなければなりません。迫害を受けながら涙と血の汗にすべて打ち勝って、耐えに耐えて自然屈服させて、神様の愛を抱いて戻ってきて初めて祝福を受けることができるのです。そこでサタンは放してくれるのです。「あなたはこれから天国へ行くことのできる子女となれる」という公認を受けなければなりません。誰がサインしなければならないかというと、サタンがしなければならないのです。サタンがしたあとで皆さんがサインし、皆さんがサインしたものを真の御父母様がサインしなければなりません。真の御父母様のサインを通してこそ神様の前を通過できるのです。それが天国です。
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 世界的にサタンを愛したという条件さえ立てれば、私に従う人はすべてサタンが連れていくことはできないのです。それではどうなるのでしょうか。カインとアベルが入れ代わるのです。皆さん、アベル圏は今までは追われる立場にありましたが、これからは天国の長子権をもって立つのです。そここでは、サタンの天下は崩れていくしかないのです。後退の一路ばかりで、ここに対峙するものはありません。対峙しようものなら、たたきのめされてしまうのです。それが原理観です。
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 蕩減路程において、世界長子権復帰の基準を成就することによって初めてこの地上に原理結果主管圏と直接主管圏が真の御父母様の名で連結されるのです。この連結された基準、一致した線上にはサタンは存在することができなくなるのです。


  2.父母圏復帰

 それでは、蕩減復帰や父母権復帰、長子権復帰、王権復帰といったものがなぜ必要なのでしょうか。サタンの愛とサタンの血統が問題なのです。もともと神様から出発すべきであったのに、悪魔から出発したのです。その悪魔は愛というとてつもないものを中心として出発しました。愛ゆえに宇宙ができました。創造は、すべての創造の起源になる愛を中心としてなされたのです。その根本をサタンがひっくり返したのです。ですからひっくり返った根本を元に戻さなければならないのです。
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 本来神様の創造理想とは何でしょうか。真の父母の名を通して天の王国と地上王国を築くことです。真の父母の名をもってせずしては天上天国と地上天国ができません。今日キリスト教徒に「イエスが神様の愛する長子であり息子であるのに、どうして天国に行かずに楽園にいるのか」と聞くと答えることができないのです。天上天国と地上天国は、真の父母の完成と愛の基盤を通してのみ築かれるのです。霊界に行って王国を統一することが真の父母の使命であり、他の誰かの使命ではありません。
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 神様と真の父母のことさえ確実に分かればすべて解放されるのです。生き返るのです。ですから皆さんは神様と真の父母を見せてやらなければなりません。皆さんが神様と真の父母を見せてやる証の実体になりさえすれば、すべて解放されるようになるのです。ですからその人にすがり、真の父母にすがるのです。その人にすがるということは神様にすがるということです。本心を知っているのでとっさにそうするのです。今日私がなぜこのような話をするのかというと、この日がそのような転換期を乗り越える一つの宣布の日なので、お話ししているのです。
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 このように大変なことなので、歴史時代において苦労しながら今まで延長してきたのです。能力のある神様が、なぜこのように苦労をしてきたのでしょうか。教えてあげられるものならばもう既に教えたことでしょう。アダムが知らなかったので、アダムが責任を取って取り戻さなければならないのです。天地を分けて探さなければならないのです。そのためにどれほど涙を流したことでしょう。涙を流して追い出されたので、復帰路程でどれほど涙を流したかというのです。
 そのような点で、文総裁は涙をたくさん流した大王です。歴史を代表して真理の道を探し求めて涙を流し、血肉を裂きながら受難の路程に打ち勝ってきた代表だということを知らなければなりません。そのような驚くべき父母に仕えているという事実を知らなければなりません。これが最後の峠です。それゆえ父母権復帰基準とともに、次子権を一つつくらなければならないのではないでしょうか。先生は先生を中心として長子権、父母権を立てました。王権まですべて備えたので、一つとなれば、お母さんと次子の間に母子協助基盤さえ成せば終わりです。
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 長子権復帰、父母権復帰、王権復帰の代行者だけが一族だという心をもたなければなりません。そうすれば先生がいなくても自然と天下統一されます。二万四千双以上を祝福しました。二十四数。三×八=二十四、蘇生、長成、完成の三時代を中心として八数を取り戻して立てました。それゆえ世界氏族的メシヤ権を完全に設定したのです。今は私がいなくても、すべてこのみ旨を中心としてその国を救おうと夜も昼も動けば、世界は一つ所に集まることでしょう。また世界的なあらゆる学者組織、政治組織、あらゆる文化背景組織、レバレンド・ムーン以上に思想的な内容をもった文化的基盤は歴史上ありませんでした。どれを見ても、今やすべて終わったのです。


  3.王権復帰

 本来アダムが完成すれば天国の父が完成し、エバが完成すれば天国の母が完成し、そして家庭の主人になれば、家庭的天の王権が生じるのです。したがってアダムとエバは個人的王であり、家庭的王であり、氏族的王であり、民族的王であり、国家的王であり、世界的王になるのです。今やこのような国家基準を越えることのできる時になったので、サタン世界の王権を踏んで、天の世界の王権を定めることができるのです。その日が一九九〇年三月二十七日だということです。これによって世界は今やレバレンド・ムーンが風を起こすとおりに回るようになっているのです。
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 では、天父主義とは何ですか。第一に兄弟権復帰、第二に父母権復帰、第三に王権復帰です。民主世界には王という概念がないでしょう。民主世界は兄弟主義です。平面的に見るのです。それが兄弟主義ですが、兄弟主義は互いにけんかするのです。お前のもの、俺のものと言いながら争奪が起こるのです。民主主義は争う概念ではありませんか。与党と野党が争い……。その内容は何ですか。王権を互いにもとうとするのです。大統領とは何ですか。王権ではありませんか。これが行ったり来たりして、みな搾取するので、うまくいかないのであって、絶対的な王が出てくれば問題がないのです。絶対的な平和な世界が来るのです。
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 民主主義の政治体制は闘争の体制です。ですから私たちが父母の立場に上がらなければなりません。そうしてこそ争いをやめさせることができるのです。兄弟たちがみな父母を中心として一つになるのです。そのように一つになるところから平和の世界が展開されるのです。他の方法はありません。まず真の父母を探し出し、そこから真の子女、真の国家、真の平和を含んだすべてのものを探し出すことができるのです。それ以外に他の方法はありません。
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 神主義は真の父母を中心とした思想です。神主義は垂直圏に属していますが、その垂直圏とバランスをとって、世界の兄弟全部を合わせて球体理想として現れるのです。愛の球体です。その球体はどこからも垂直と通じるのです。その表面は理想圏になるのです。ですからこの世は、表面圏は不平を言うことができません。サッカーボールが転がっていって止まるとき、どの面からも垂直と通じる平等な面をもっているので、価値観によって平等の世界、均衡の世界に到達するのです。はっきり知らなければなりません。
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 天父主義、神主義を中心として統一するのです。真の父母は家庭の王です。家庭は様々な他の家庭と合わさって自動的に氏族になります。そうすると氏族の王が出てきます。また氏族は他の氏族と合わさって民族になり、民族の王が出てくるのです。国家、世界、天宙も同じです。このように王たちが連結されて神様までつながるのです。ですから神様は王の王になるのです。
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 天の国に王宮がありません。地上にも王宮がありません。神様の愛を中心とした王宮がないのです。兄弟権を中心として今まで天の国の父母権に代わってこの地上に現れて、王権を立ててすべてを搾取しました。兄弟権王権時代にはなりましたが、本当の縦的父母権王権時代が地上に一度も現れたことはありません。
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 アメリカのCIAが聞いているところで私が堂々と「統一国開天日」を宣言し「神様を中心とした王権復帰をしなければならない」、「民主世界の兄弟主義時代よりも、父母主義の方が優れている」と宣言したのです。民主主義は兄弟主義です。兄弟主義では争いが絶えません。父母が現れなければなりません。父母が「お前たち、上の者と下の者がこうこうこうしなければならない。父さん、母さんがこうすれば、お前は従わなければならないのではないか」、「はい」これが父母主義というものです。
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 統一教会では今、王権復帰ということを言っていますね。これは統一家、統一家族を離れてはならないからです。統一家族とは何でしょうか。父母になれるということです。神様が万国の父母の心をもっているように、国に対し、世界に対することのできる父母の心をもっているように、私が国に対し、世界に対することのできる父母の心をもったならば、その家庭から王の子孫が生まれるのです。この王の子孫を連結することによって、王権が回復するのです。それで男性も女性もその道を行くのです。皆さんもそうですね。それは愛し、「ため」に生きる道を通していつでも占領することができるのということです。
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 王権を復帰するには、東西南北四方に引っ掛かるものがあってはなりません。皆さんの家に王が来るとすれば、二十四時間三百六十五日、いつでも迎えることができなければなりません。三尋もある竿を振り回しても、三六〇度どこにも引っ掛かるものがあってはなりません。いつも歓迎できなければなりません。そのようなことを知らなければなりません。
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 もし国家の責任者が原理を知った場合は、どうなるでしょうか。国を収拾するのは時間の問題です。ですから王権復帰という時代になるのです。今後は国民がみな信じる必要はありません。その国の大統領が国の憲法を直して原理に立ち返るようにするならば、一度に復帰が可能です。


 五 復帰歴史の展開と摂理国家の使命

  1.第二次大戦以後のキリスト教文化の流れ

 私がこのような蕩減復帰原理を知っている立場で、第二次大戦直後にキリスト教さえ私を信じていたなら、李博士(注:李承晩)も私の前にひざまずいたことでしょう。李博士が大統領になったのちに私が祝福をしてあげなければならなかったのです。昔、ローマ教皇たちが王を祝福してあげたように出発していたなら、大韓民国は分断されなかったのです。三年半の間にそれをやっていたならば……しかしそのようにできなかったので、ざっくり二つに分かれたのです。
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 レバレンド・ムーンが韓国に生まれたのはイエス様がイスラエルの国に生まれたのと同じです。イスラエルの国はローマの植民地と同じ立場ですが、ローマはサタン側のローマでした。このような立場でイエス様が亡くなったので、終わりの日にイエス様が来るときは、そのような内容を蕩減復帰しなければなりません。サタンがそのように天を打ったことを世界的にすべて除去しなければなりません。取り除かなくては、清算せずしては越えていくことができません。そのような立場に立てたのが韓国です。アメリカの保護圏内で神様の氏族圏、神様のアベル圏独立国家としてアメリカを通じて独立させ、保護圏内に立てて、キリスト教とレバレンド・ムーンをカイン・アベルとして一つにしようとしたのです。ここで一つになっていたら、一度に大韓民国の国家基準を成立させたことでしょう。先生とキリスト教が一つになって、大韓民国を一つにし、その次にアメリカと連結していたら七年以内に世界を収拾していたことでしょう。これが神様のみ意でした。
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 もし先生がその時に成就していたなら、イギリスとアメリカとフランスが一つになり、韓国はアダム国家になったのです。天の国、縦的国の主権を中心としたアダム国家としてイギリスをエバ国家として率い、アメリカを長子として率いるのです。アメリカは何かと言えば、アベル圏として世界の主導権、世界の版図を率いるのです。世界国家的な主導権を初めてアベル的立場に立ったアメリカがもったのです。それ以外の国々はカイン的立場ですが、カイン的立場はアメリカについていくのです。ですから長子権復帰世界化時代に合わせて、統一的なキリスト教文化圏時代の上に主が来られて、母子協助基盤と連結させていたなら、すべての問題がみな解決されていたのです。
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 エバが堕落するとき、アダムを誘惑したのと同じように、必ずサタン側エバ国家がアダム国家を強制的にのみ込んで四十年間、四数蕩減路程を通過するようにするというのです。これが何かと言えば、四十年間韓国が日本に圧制を強いられたことです。それは四千年の歴史を蕩減するためです。ですからこの闘いでサタンが倒れるというのです。それでは誰が解放されるのかと言えば、アダム国家が解放されます。それによって天の側のキリスト教文化圏である英・米・仏は完全に一つにならなければなりません。そうすれば天の側がサタンが蒔いたものを取り除いて、アダム国家を取り戻し、エバ国家を取り戻し、アベル国家を取り戻し、その次にカイン国家を取り戻すのです。天の側が収拾するのです。こうして一度に天の復帰的天国開門が可能だというのです。
 しかし、七年の間に、七数を完成できませんでした。第二次大戦が終わる一九四五年を中心として一九五二年までの七年路程で、そのようになっていたなら、李承晩政権を中心としてこの世界が完全に、アメリカとイギリスとフランスが一つになっていたなら、今日本はエバ国家になっていませんでした。ドイツがカイン国家になっていませんでした。韓国を中心としてイギリス、エバ国家、アメリカ、アベル国家、その次はフランス、天使長国家が天の側の国家として一つになり、定着していたならば、その時に統一世界、キリスト教文化圏の統一世界になるのです。そうではないですか。初めてキリスト教文化圏を中心として統一世界が来るのです。なぜ来るのでしょうか。父の国が、アダム国家が顕現できる時を合わせたからです。
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 韓国はいったいどんな国ですか。イスラエル民族は滅びた第一イスラエルになりました。韓国はイスラエルを継いでサタン世界で栄光の出発とともに神様を中心とした王権を立てなければならなかったのですが、それを失ってしまったので、サタンを中心として苦労して血を流す歴史を経て、回りに回ってアメリカを通過して帰ってこなければなりません。帰ってくるにはどこに帰ってくるのでしょうか。アジアに帰ってきますが、イギリスが失敗したことを日本が蕩減しなければなりません。日本文明はイギリス文明と同じだということをみな御存じでしょう。ですから運転をするとしても日本は左側を行きます。みなイギリスのものを伝授されたのです。
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 原理結果主管圏というのは間接主管圏なので、サタンがいつも侵犯可能なのです。ですからイスラエル民族は個人的に犠牲になり、家庭的に犠牲になり、民族的に犠牲になり、国家的に犠牲になり、世界的に犠牲の代価を払ってきたのです。犠牲があるのが悪いことではなく、犠牲を払えばその代価として新しい時代が開門されてやってくるということを私たちは知らなければなりません。イスラエル民族はヨーロッパの戦争で、ほとんど全滅したかのようでした。六百万人が虐殺されたのです。この虐殺によって新しい開門が起こったのです。そうして一九四八年にイスラエルが独立したのです。韓国が独立することによってイスラエルも独立したのです。それが自然に三年の期間内に関係を結んで越えたのです。
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 西欧を中心として世界的な基準にカイン圏を蕩減復帰して、韓国に植えなければなりません。韓国はアジアです。アジアの真ん中です。ここに植えておいたので、この錨綱がここに来ることになるというのです。ですから西欧文明がアジアに向かう、回ってくる運勢の時代になったのです。


  2.エバ国家、日本の使命

 島国日本はイギリスの文化を一〇〇パーセント受け継ぎました。車もそれで左側通行でしょう。イギリスが左側通行だからです。左は日本の国を象徴します。そうしてどこに回っていくのかといえば、イギリスのような基準を中心として蕩減復帰するのに、半島の国イタリアのような韓半島に来ます。韓半島は何かといえば、男でいえば生殖器です。半島です。イタリアがなぜ世界の文化創造に歴史的貢献をしたのかといえば、半島だからです。半島。生殖器です。島国は女性の陰部と同じです。
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 カインとアベルが復帰されて誰を通じて入ってくるのでしょうか。お母さんを通じて入ってくるのです。この国が日本です。日本が一九七八年から世界的な経済大国として登場したのは、エバ国家として選ばれたので、終わりの日にすべての物を収拾して、夫であるアダムにみな返すためです。なぜですか。堕落するときにすべての物をサタン、夫にあげたことを蕩減復帰しなければならないので、日本はすべての物質を収拾して、本然の夫であるアダム国家である韓国の前に捧げなければならないのです。
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 日本は西欧社会のすべてのものをもってきたのです。政治風土はイギリスのもの、法律はイタリアのもの、それから軍隊はドイツのもの、西欧社会のすべてのものをもって模倣して基盤を築いたのです。日本・ドイツ・イタリアを中心としたここに対して、イギリスとイギリスの息子……イギリスの息子が誰かと言えばアメリカでしょう。日本の息子が誰かと言えばドイツです。ドイツも「わあ、日本というあの小さな国がああだから、この西欧社会は瞬時の内に巻き込んでしまうな」と言うのです。それで戦うのです。エバ国家日本とドイツと同じように、イギリスと息子のアメリカです。その次にイタリアと同じ天使長国家、これがフランスです。フランスは行ったり来たりするでしょう。
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 先生が日本をエバ国家に立てなかったならば、悲惨な国になっていたことでしょう。キリスト教文化が先生を受け入れた場合は、イギリスがエバ国家です。アダム国家は韓国です。イギリスがエバ国家で、フランスが天使長国家、ドイツがアダム国家として自動的に一つにならなければならなかったのに、これらが神様に背いて反対しました。ですから怨讐が一番愛するもの、エバ国家を奪い、ドイツ男性国家を奪って、み旨の中で立てたのが統一教会を中心としたアダム国家、エバ国家、天使長国家だということを忘れてはいけません。ですから日本を祝福したのは日本のためではありません。世界のため、統一教会と韓国のためです。韓国統一のためにその祝福を使わなければ日本は滅びます。
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 アジアを見回すと、アダム国家韓国、エバ国家日本、その次に三つの天使長国家です。アダムとエバが堕落する前は、アダムとエバを中心として神様と三天使長がいました。アダムを中心として見るとき、エバはアダムについていかなければならないし、三天使長もアダムについていかなければなりません。アダムを中心としてエバと三天使長が神様と一つになり、天国に入るのが理想です。それで今、アダム格の代表である先生がエバ国家である日本を動かし、アメリカを動かし、中国を動かし、ソ連も動かしています。それで三天使長とエバ圏を迎える立場に回ってきたというのです。
 日本文化圏はイギリス文化圏です。イギリスのすべての文明制度をもってきて移したのが日本です。アジアにおいてイギリスのような国、イギリスを中心として世界を制覇していたそのような時代を再び蕩減復帰したのです。それを再現させるための形態が日本だというのです。ですから自動車が左側通行するのです。ハンドルがみな右側にあるでしょう。イギリスと全く同じです。イギリスは島国なので、アジアにおいてそれに対比できる国がこれです。
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 人類の文明は世界を一周して、再び再臨時代を中心としたアジア圏を求めて入ってくるのです。入ってくるには、それが蕩減復帰原則によって文明発展の歴史を中心として、サタン世界をすべて天のものとして蕩減したという条件を立てずしては一つにならないのです。それが今アメリカです。アメリカは天使長国家です。アメリカはイギリスが生んだのです。天使長、息子と同じです。アメリカがそのような型になっています。そうして、それがアジアのイギリスを訪ねてくるのです。イギリスの文化を受け継いだ、そのような立場の日本を中心として韓国に回って入ってくるのです。これが回って入ってきて一つにならなければなりません。一つになるには、ただできるのではありません。それを誰かが主導して結んでおかなければなりません。


  3.世界的なローマ国家、アメリカの使命

 アメリカはローマのような国です。それでは、このようなときに先生がなぜ日本の食口と全世界の統一教会の食口をみなアメリカに連れてきたのでしょうか。イエス様が十字架で亡くなったのちに、すべての弟子たちはローマに集中しました。それと同じようにして、それを蕩減復帰しなければなりません。ここで追い出されて殺されるのではなく、歓迎されながら、天の国を建てて、天の前に奉献することのできる運動が起こらなければならないというのです。
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 私が新聞社をつくった理由は、少数民族を糾合するためです。インディアンの住む国はレバレンド・ムーンのいとこの国でした。アジアは兄であり、そこから離れて出てきたのが弟です。これを蕩減復帰しなければなりません。レバレンド・ムーンはアングロサクソン民族のように血を流さないで、蕩減復帰しなければなりません。CIAとFBIも「レバレンド・ムーン、これは大変だ」と言うのです。いくら大変だとしても神様のみ旨です。神様がそのようにするのです。レバレンド・ムーンは神様のみ旨によって兄弟の関係を結びます。五色人種はみな兄弟です。神様が見るものにはカラーがありません。色盲です。色盲。その使命を中心としてこれをしないわけにはいきません。私が韓国に行っているときに、可能な組織をみなつくっておきました。私がアルプスの頂上に行って住むとしても問題がありません。世界は私の舞台です。私の活動舞台です。
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 イエス様の十字架上において右側の強盗と左側の強盗が争いましたが、私の前では一つになったというのです。それを蕩減復帰するのです。これが歴史的な蕩減条件になったということを知らなければなりません。それではこの人たちはどこに行くのですか。「お前たちはみな地上天国に行かなければならない」と言うとき、「イエス」と言えば終わるのです。さあ、そのようになりましたか、なっていませんか。歴史的にイエス様は右側の強盗と左側の強盗が争いながら、讒訴を残す立場で死んでいきましたが、右側の強盗と左側の強盗が互いに和睦して歓迎することによって、復活して新しい次元に出発しなければならないというのが原理的な観点なのです。これが原理的に合いますか、合いませんか。
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 それでこのアメリカにおいて今、法廷闘争にまで連結されたのです。アメリカでの法廷闘争は一九七七年にすべて終わったのに、先生が牢獄に行ったのはアメリカのために、アメリカを手放してはならないからです。その道はキリスト教と自由世界を再び取り戻すための受難の道であることを皆さんは知らなければなりません。それをするのに四代が引っ掛かりました。ニクソンからフォード、カーター、その次のレーガンまで四代にわたって蕩減復帰しなければキリスト教を捨て、自由世界を捨てなければならないのです。ゆえに復帰摂理がどんなに難しいかというのです。統一教会だけでできるのかというのです。
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 アメリカの文明は、どんな文明ですか。一番遅れた国です。野蛮人のように生きる人もいるのです。山に行けば原始人よりも劣る人たちがいます。猪と友達になって生きる人たちです。そんな国です。彼らが反対し、間違ったことをすべて、世界的に蕩減復帰しなければなりません。歴史路程に現れたすべてのものは、平面的に蕩減復帰しなければなりません。二十一世紀に向かうこの時代において、レバレンド・ムーンが摂理することができるように平面的にざっと展開した国です。歴史的に、すべてのものを代表的に蕩減しなければならない国だというのです。
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 韓国とアメリカは、イスラエルの国とローマのような立場です。ローマはその時太陽神に仕えましたが、アメリカという国はその時とは違います。今韓国はアメリカの保護のもとで自主独立した立場です。アメリカの立場がそうだというのです。ローマはイスラエルを滅ぼそうとしましたが、アメリカはローマの前にあるイスラエルのような国を滅ぼす立場ではなく、天の側の国として生かすための反対時代をつくったのです。それゆえ、ローマとイスラエルがイエス様の前にできなかったことを蕩減復帰することのできる自然的環境をつくって、韓国が連結されたのです。
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 先生が今までアメリカでしたこととは何かと言えば、アダム国家とエバ国家、その次はカイン国家とアベル国家の復帰です。アダムが堕落して植えたので、世界的国家的基準でこれを蕩減復帰しなければなりません。韓国がアダム国家、日本がエバ国家、その次はアメリカがアベルの立場です。長子権復帰を成すために、主権復帰をするために出てきたのがアベル国家です。その次にドイツはサタン側のカイン国家でしたが、日本がエバの立場に立ったので、ドイツが天の側のカイン国家になるのです。この四つの国家が世界的な舞台の上で一つの国の伝統を立てなければなりません。その舞台がアメリカです。
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 イエス様がユダヤ教に歓迎されなかったその時代を蕩減復帰しなければなりません。ですから、イスラエルの国とローマと一つになってイエス様に反対したのと反対です。韓国政府がアメリカと一つになっているその基準において、キリスト教が執拗に反対する、政府を中心として反対する、その立場に立って先生が蕩減復帰しなければならないのです。一代で国家的版図の上に基盤を展開させて大勝利したというのです。それで世界の二世たちを通じて霊的勝利基盤を再び実体の世界舞台に連結させるためにやってきたのが、一九七四年以後のアメリカ作戦です。三年路程を中心として、アメリカにおいて先生が一九七六年までの限界線を中心として、本格的に国家的次元で実体的戦争をしたのです。
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 アメリカの国民が協助していたなら、その時ニクソンさえ協助していたなら、今日統一教会は瞬時に世界的基盤を築いていたことでしょう。しかしニクソンが責任を果たせず、折れることによって、ニクソンからフォード、カーター、今のレーガンまで四代を経て十二年目に蕩減復帰したのです。今回の一九八八年を中心として、四十年前の世界の共産圏以上の立場に戻さなければならないのが、私たちの使命だというのです。何のことか分かりますか。
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 イスラエル民族の一世は四十年荒野路程でみな滅びましたが、二世たちが行くことのできる橋を架けたのでカナンの福地に入ったのです。同様に、今日第二次大戦以後、四十年の世界の荒野時代において、統一教会を中心として二世を収拾してカナン福地基準をつかんでいくのです。それで終わりの日にはソ連共産党の一番の熱烈分子の息子が統一教会の熱烈分子になるでしょうし、アメリカにおいて統一教会を一番積極的に反対していた牧師や官吏たちの息子、娘たちがみな統一教会の文先生のために立ち上がるでしょう。彼らの親たちが積極的に反対した数十倍も蕩減復帰することを知っているので、橋を架けなければなりません。何の橋ですか。愛の橋。愛の橋さえ架ける日には、行けと言ってけ飛ばしても決死的にしがみつくのです。
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 今回ダンベリーから出てくるとき、私を中心としてジェリ・フォルウェルと一つになるようにしました。右側の強盗、左側の強盗が争いましたが、一つになるようにしてあげました。全部蕩減復帰です。ですから私が出たダンベリー以後の百二十日期間、三、四、十二(三×四=十二)、百二十日期間に、これを中心として世界のすべての言論は方向を決定しなければなりません。この期間において、ワシントン・タイムズを中心としてアメリカの言論をひっぱたかなければなりません。それでインサイト(Insight)という雑誌と月刊誌を作ったのです。世界の教授たちを先頭に立てるために雑誌を作ったのです。ワシントン・ポストとワシントン・タイムズ、名実共に地上世界の人々における判定は既に終わったと見るのです。
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 アメリカはイギリスが生んだので、息子です。息子が天使長になる前はアベルです。息子を生みましたが、これが長子権です。長子権をもったので、天の側の長子になって帰ってくるときには、天の側の長子として天の側の母に侍らなければならないのに、向こうから落ちるようになったのです。ローマから島国イギリスに離れて出てくるとき、エバの以前には天使長の立場にいたのです。堕落した天使長ではなく、復帰された天使長の位置にいたというのです。それが何かと言えば、アベル的位置です。アベル的位置、長子権を受け継ぐことのできるアメリカになって、蕩減復帰のために帰ってくるようになるのです。
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 エリヤがバアル神を屈服させたのちに七千の群れがあるように、神様のみ旨を中心として、キリスト教を中心として七千名の氏族的基盤がなければなりません。それを蕩減復帰するために、私が牢獄に入っていながらキリスト教七千名をみな収拾したのです。七千名を教育しました。その基盤は国家的基準であるだけに、イエス様を蕩減してあげなければならないし、エリヤを蕩減してあげなければなりません。その次には出てくるや否や百二十日以内にその基盤の上にその十倍の七万名の世界基盤を代表することのできる蕩減基盤として連結させよと、先生が指示したということを知らなければなりません。蕩減復帰はできません。それでエリヤが来たのです。洗礼ヨハネが、エリヤが来たのです。世界的です。世界的代表です。
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 四十年前にレバレンド・ムーンとキリスト教と民主主義が一つにならなければならなかったのを、統一教会が再蕩減していくのです。統一教会がキリスト教の失敗を蕩減復帰して、レバレンド・ムーンと一つになって初めて、世界的頂上であるこの自由世界に来てキリスト教を連結させ、アメリカを連結させて責任を果たせなかったことを蕩減復帰する基準を立ててきました。その次には新しいカナン出発を命令しました。これが獄中、出獄から始まるという事実を知らなければなりません。
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 アメリカが自由世界を代表し、人類を代表して、歴史を通じキリスト教文化圏を中心として神様の蕩減復帰の基準を備えたなら、そのアメリカがもつべき思想とは何でしょうか。神様を解放しようということです。神様を解放しようという心がなければなりません。来られる真の父母は神様の代身として来られるので、真の父母に侍って世界人類を自分の民族よりもっと愛さなければなりません。自分の民族、自分の国よりももっと愛さなければなりません。ですからこのアメリカの国の中には数多くの国家が入っているし、数多くの民族が入っているし、数多くの氏族が入っているし、数多くの家庭が入っているのです。
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 統一教会は昔と反対です。ユダヤ教とイスラエルの国とローマが合わさってイエス様を打ったのと反対です。今回は統一教会がアメリカから勝利圏をもたらした基盤のもとで、韓国政府とキリスト教を押すのです。それでイエス様がその当時、イスラエルの国とユダヤ教とローマが合わさって反対することによって死んだのを、今日、統一教会を中心としてすべて蕩減復帰したのです。アメリカで歓迎され、勝利した圏をもって全アメリカと全キリスト教の協力を受けたレバレンド・ムーンが帰ってきて、統一教会と政府が合わさってキリスト教を押し出すのです。このようにしてイエス様が死んだのを蕩減復帰しました。
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 少数の群れをもってしても、今まで韓国にこのような影響を私が及ぼしてきました……。多くの人は必要ではありません。蕩減復帰を知っているので、私が十字架を一人で背負って蕩減するのであって、従ってくる子女たちに苦労をさせないようにするのです。ですから私は執念をもって行くのです。このような犠牲の代価を知って、万物が私のあとに従って役事するではありませんか。世界のきれいな二世たちが私のあとについてくるし、その次には祝福を受けたきれいな家庭が私のあとについてくるのです。日本で、そしてアメリカでもそのような傾向になるのです。


  4.蕩減復帰歴史は回ってくる運勢

 蕩減復帰の原則上、歴史始まって以来単一民族として五千年の歴史を背負いながら、自主的な国家として羽振りをきかせることができず、血をたくさん流してきた民族が韓民族です。多くの忠臣たちは奸臣たちによって犠牲になりました。それはこの国が、人類歴史路程においてサタンによって、天の国の多くの忠臣たちが犠牲になった表象的な国家であり、縦的な代表国家だからです。このようにこの民族は横的に悲惨だったすべての事実を縦的に蕩減する蕩減の道を、受難の歴史を歩んできたのです。
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 回り帰ってくるには橋を架けなければなりません。天使長が物を捧げるには、ただそのまま天の物になることができません。エバによって失ったので、必ずエバと一つになることによって捧げなければなりません。天の物をサタンの物にしたので、蕩減復帰の原則によって、天の側の天使長がすべての物質を引っ張ってきてエバと一つにならなければなりません。エバである日本に接ぎ木しなければなりません。日本が近世になってなぜ経済大国になったのでしょうか。摂理時代においては橋を架けなければなりません。アメリカのすべてのものを引き継ぐのです。これが百二十年間、一九八八年までです。明治維新以後、計算してみなさい。一九八八年を中心としてこれが連結されるのです。来年まで百二十年間にアメリカのすべてのものを引き継ぐのです。
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 ローマ教皇庁を中心としてイギリスを経てアメリカを経て、二千年かかって回り帰ってくるのです。回って入ってくるのに、ただ入ってきません。蕩減復帰の原則を中心として、それと反対の現象を経るようになるのです。日本の国がイギリスのような国に該当し、イギリスに行く前のイタリア半島のような半島が韓国だというのです。同じ与件を中心として、その時代に責任を果たせなかったことを世界半島で失敗したことを蕩減して清算したと言うことのできる基盤を経ずしては、サタンがついて入ってくるのを防ぐことができないので、蕩減という原則を中心としてそのような路程を歩んでいくのです。




























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