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罪と蕩減復帰
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はじめに

 今、この時代は神様のみ旨が地上に実現する成約時代です。真の御父母様によって、もつれた歴史の中に存在する数多くの曲折と複雑な事情が一つ一つ解明され、解怨されながら、新世紀への歴史移行が成される時です。根源的な神様の実存から、人間始祖の堕落、復帰摂理上の未知なる事実などが天意を中心として明らかにされつつ、新時代が開かれるのです。

 人間の堕落も「不倫な愛」によってサタン、悪魔を父に取り替えたことであり、サタン中心の血統転換が正に堕落だという観点を明らかにしました。したがって救いもサタンとの父子の関係を切って神様との父子の関係を回復すること、すなわち、神様中心の血統復帰、それが正に祝福であるという救いの観点を明確にしたのです。このような意味で祝福は、六千年のサタンの血統から抜け出す道であり、それが原罪の清算と重生摂理の核心となります。これなくしては、いかなる者にも人間完成はあり得ないし、天の国に入ることができないのです。

 また今まで難題であった歴史的な未知の事実、すなわち歴史発展の法則も人間の責任分担と蕩減法、また長子権復帰を中心として明快に解き明かされました。

 既成神学では組織神学や教義学の体系は膨大に立てていますが、長子論、人間の責任分担論、蕩減法等、根本的な神学はほとんど確立されていないのです。それは、人間の先祖である父母の秘密だけは、真の父母が再び来て、その真の父母によって糾明、解読されて、正されなければならないからでしょう。

 本書は、文鮮明先生の御言選集三百巻の中から、責任分担、罪、蕩減復帰にかかわるみ言を選び出したもので、真の御父母様のみ言を母の国に伝授するために作られた訓読教材です。

 私たちはみ言に接するたびに、その深く広い生命のみ言に感激し、また本当に恵みの多い恩恵の時を生きていく成約の子女となったことを重ねて感謝せずにはいられません。

 本書が私たちの生活において、人格の生霊化を成すために大きな役割を果たすことができるよう祈るものです。

 一九九九年十月





日本語版発刊によせて

 『原理講論』には「蕩減」について次のように述べられています。

 「どのようなものであっても、その本来の位置と状態を失ったとき、それらを本来の位置と状態にまで復帰しようとすれば、必ずそこに、その必要を埋めるに足る何らかの条件を立てなければならない。このような条件を立てることを『蕩減』というのである」。

 罪とは、私たち人間が堕落により本来の位置と状態を失ったことを意味しています。この本には罪とは何か、また罪を犯したら必ず蕩減復帰の道を歩まなければならないことなど、私たちが避けて通ることのできない蕩減復帰原則に関するみ言が集められています。

 神様を信じない人の多くは、「神がいるなら、このような悲惨な世界を、なぜ救わないのか」という動機をもっています。神様は、人間の責任分担があるがゆえに、「蕩減復帰」という原則を通してしか人間を救うことができないのです。罪に苦しみ、互いに傷つけ殺害し合う姿を見ながらも、人間を愛すればこそ、無条件に救うことのできない神様であったのです。蕩減復帰の道は、実は神様の赦しと真の愛があってこそ成り立つものなのです。本書を通して、歴史の背後にある神様の愛を発見するでしょう。

 文鮮明先生は、親なる神様の苦しみと、失った子女たちを堕落世界から救おうとされる神様の深刻さを知って、神のみ国建設のためにすべてを捧げてこられたのです。 

 この本によって、困難や苦労の多いように見える人生の根底に、神様の深い愛と計らいのあることを理解していただけたら幸いです。

一九九九年十月


























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