宇宙の根本
(全面表示)  戻る


第二章 人間創造と愛の理想の完成

一、愛の絶対価値

 1.人間の男性と女性

 宇宙の根本を考える時、何を考えて造ったのかといえば、男性と女性の概念を通じて、それに合うように相対的理想として造ったというのです。今まで、これが分かりませんでした。
              *
 宇宙の根本とは何かというのです。人間だとすれば、男性と女性がいます。その人間はなぜ生まれたのかというのです。人間はなぜ生まれましたか。これが問題です。宇宙の最も根本になる中心とは何かという問題、宇宙の最も貴いものは何かという問題を、私たちは扱わなければならないというのです。
              *
 宇宙の根本を探し求めていくと、主体と対象の概念が生まれてきます。ここにいる小柄な女性たちも、力をもっているでしょう? では、この小さい女性の力が願うものは、小さい男性の弱い力ですか、大きい男性の強い力ですか。男性も同じです。男性も小さい男性ならば、大きい女性の力を願うのです。それは、なぜそうなっているのでしょうか。バランスをとるためです。バランスが問題です。水平、または垂直にならなければならないのです。それゆえに、相対的理想というものがそこから出てきます。そこから、相対的理想が出てくるというのです。
              *
 人間の中には何がいますか。男性と女性がいます。それでは、男性と女性とは何ですか。種の中の種、焦点は、男性と女性を中心として、誰が焦点となるのかということが問題です。この男性と女性も、プラス・マイナスでできているというのです。
 必ず、プラス・マイナスがあるというのです。何かの種を見ても、二つのかけらがぴたっと一つにかぶせられています。一つの殻の中に、二つが入っています。これは宇宙の根本を表しているのです。宇宙の根本が、すべてこのようになっているというのです。
              *
 宇宙の根本は、どのようになっていますか。原因なくして生まれたものはありません。必ず原因があって、初めて結果が現れます。このように見るとき、男性と女性が生まれた原因とは何かというのです。女性が生まれたのは男性を捕まえて食べるためですか。男性が生まれたのは女性を捕まえて食べるためですか。愛のためです。愛のために生まれたとすれば、女性も愛のために生まれ、男性も愛のために生まれたというのです。愛が原因なのです。
              *
 女性はなぜ生まれたのでしょうか。愛のために生まれたのですが、男性のために生まれたというのです。男性のために生まれました。男性はなぜ生まれたのですか。女性のためです。宇宙の根本は簡単です。それが天理であり、真理です。これを変えることができる他のものはありません。この簡単な真理が今まで分からなかったのです。
              *
 女性は、生まれてどこへ行きますか。いったい女性がなぜ生まれたのでしょうか。これが問題です。女性は、女性に生まれたことを嘆いたことがあるでしょう? なぜ女性に生まれたのかというのです。簡単です。
 哲学の最も根本となるこのことを知らなかったので、そのように思うのですが、簡単なのです。男性のために生まれたのです。簡単です。宇宙の真理です。
              *
 根本問題において、この宇宙は、ペア・システムでできていますが、それは共鳴するためです。何を中心として共鳴が起きるのかといえば、愛というものを中心として起きるのです。それゆえに、神様が創造される時、男性と女性を先に考えて愛を立てられたでしょうか、それとも、愛を中心として男性と女性を立てられたでしょうか。どちらが先でしょうか。
 「男性と女性がこうなっているから愛がこうなるべきだ」と思われたでしょうか、「愛がこうなっているから男性と女性がこうなるべきだ」と思われたでしょうか。ですから、見えないものが貴いのです。
              *
 人はなぜ生まれたのでしょうか。生まれるときに、自分のために生まれた人はいないというのです。人がこのように生まれたとすれば、生きるのも自分のために生きる人は、生まれてきた本来の根本原則に背くのです。そのような人は、脱線者であり、落伍者であり、堕落者であり、破壊者だというのです。学校でこのようなことを習いましたか。「自分のために生まれた」と言う人は、この宇宙が要求しないのです。
              *
 女性のものは、女性のためのものではありません。男性のためです。そうではないと否定できる人がいますか。それゆえに、何ももっているものがありません。「な(名)」しかない「おんな(御名=女)」だからといって、それが恥ずかしいことではないというのです。どこでも調和が可能です。おばあさんとも、お母さんとも、おじいさんとも、親戚のおばさん、おじさんとも調和することができます。女性という中心性を大きくしないので、その相対圏の幅がどんどん広くなるのです。これは、宇宙の創造原則に根本をおいた公式的な基盤に連結されるものなので、それは確定されていくのです。
              *
 種が一度一つになれば、その二つが一つとなった種は、その二つ自体に他の種がありません。それを壊すことは、宇宙を根本的に破綻させる立場、再創造過程をすべて破綻させる立場に立つのです。それはサタンです。それゆえに、自分の妻は自分の妹です。そして、神様の子女として見れば双子です。生まれたのは、男性のために生まれて、女性のために生まれたのです。女性は、女性のために生まれたのではありません。女性は男性のために、男性は女性のために生まれたのです。ですから、人が生まれたのは、自分自ら生まれたのではありません。それゆえに、男性のような人を好むのは男性ではないのです。女性です。女性のような人を好むのは、女性ではなく男性だというのです。そうでしょう?
              *
 真の愛を中心として私が完成するには、相対がいなくてはならないのです。相対がどれほど貴いかということを知らなければなりません。皆さん、真の愛がある前に相対が先です。相対が先であることを知らなければなりません。それを打つということは、宇宙の根本を打つことと同じです。神様を打つことであり、神様の体を否定することです。それを知らなければなりません。
 それゆえに、すべての真の愛が安着し得るところは、男性だけではなく、女性だけではなく、二人が、男性と女性が一つになるところにあるということを知らなければなりません。このような観点から、夫婦を中心として自分の家庭を中心に、「宇宙は、私に似ている」というのです。
              *
 男性と女性が、全く同じでもよいでしょうか。男性と女性は違うのです。根本的に違います。男性が東側ならば女性は西側であり、男性が南側ならば女性は北側です。女性が「なぜ男性は、私と同じではないのか」と言ってはいけません。女性が弱ければ男性が強くなければならず、女性がおとなしければ男性は大胆でなければなりません。また、男性は肩を振って進み、女性はおしりを振って進まなければなりません。このように違います。肩を振ることは、すべてを揺さぶることです。それが宇宙のトーン(tone)です。宇宙に拍子を合わせるのです。
              *
 男性は女性のために生まれて、女性は男性のために生まれました。では、男性と女性はなぜ生まれたのですか。これは根本問題です。なぜ男性と女性が生まれたのですか。神様の愛のためです。これが問題だというのです。男性と女性、二人がなぜ一つにならなければならず、お互いに出会って何をしようとするのかということです。水平となって球形の中央に到着するためです。宇宙は、すべて球形に似ています。地球も丸くて、ぷかぷか浮いているでしょう? 宇宙も、太陽もすべて浮いているのです。
              *
 なぜ男性が生まれたのですか。男性が生まれた目的は簡単です。女性のために生まれました。女性はなぜ生まれたのですか。男性のために生まれました。女性は男性がいなければならず、男性は女性がいなければなりません。アダムとエバは何のために生まれたのですか。愛のためです。人間は何のために生まれたのですか。愛のために生まれたのです。それはなぜですか。神様が愛を必要とされるからです。愛のスープを飲んでこそ神様が喜ばれます。朝食、昼食、夕食を食べながらも、「ああ、気分がいいなあ!」と言われます。神様がお金のふろしき包みをもらったとすれば、喜ばれますか。知識のふろしき包み、権力のふろしき包みを必要とされますか。しかし、人間が最も貴いと思う愛のふろしき包みには、神様も一目でとりこになってしまうのです。「家和万事成(いえわしてばんじなる)」とはよく言ったものです。「家和万事成」という言葉は、宇宙の根本をいっているのです。それがなぜそうなのかということは、統一教会に来てみれば明らかでしょう?
              *
 女性はなぜ生まれましたか。男性はなぜ生まれましたか。自分が生きるために生まれたのではないのです。この宇宙と共に、神様の本性の根本と結果のすべてを保護して、そのような価値的存在として生きるために生まれたのです。それゆえに、万物のすべての特性を、捕まえて食べようとするなら自分と似たものを捕まえて食べ、愛することができなければなりません。昆虫たちも雄と雌で喜んでいるでしょう。それを知っていますか。虫たちもそうです。蝶々たちも、雄花と雌花が開いて香りを振りまく所を好むでしょう? 雄と雌が愛する運動圏内に行って、動き、暮らし、食べようとするのです。
              *
 堕落せずに本来どおりになっていれば、教えられなくても分かります。では、男性と女性はなぜ生まれたのですか。それが問題です。愛のためです。その愛は、なぜ必要なのですか。愛で何をするのですか。愛のために死ぬとか生きるとか言うでしょう? そうではないですか。なぜ命を懸けて死ぬとか生きるとか大騒ぎするのですか。それが命の根源だからです。根本が絶対的愛、一つの愛を訪ねていこうとするのであって、二つの愛を訪ねていこうとはしません。宇宙の大道、天理です。億千万世がたっても、この法はなくなりません。天上世界に行っても、この法が審判の基準になっています。
              *
 母親の生命、父親の生命を何によって血筋に連結させることができますか。愛を中心として血筋が連結されるのです。宇宙の根本に踏み込んで入っていくと、このようになります。私たちのような人は、深刻な人です。深刻な人です。宇宙の根本とは何かという問題、これは深刻な問題です。              *
 宇宙の根本は、愛、生命、そして血統です。それが「私」として結実しているというのです。それで、私は、愛の中心をもっているのです。生命の保護体です。それで、血統により歴史性、伝統性を連結するのです。皆さん、この三つが必要です。皆さんもこの三つをもっているでしょう? 愛をもっているでしょう? 生命ももっているでしょう? 血統ももっているでしょう? この三つを一つに合わせて、新しい人が誕生します。
              *
 神様の愛と人間の愛がいつ一つになるのかということが問題です。これが歴史的な問題であり、宇宙創造以降の重大な問題です。これが解決されない限り、宇宙の根本が解決されない限り、絶対に結果が解けないのです。真の愛を中心としては、神様は核の位置に立たなければなりません。それでは、アダムとエバは何でしょうか。アダムとエバは、核を包み込む二つのかけらと同じです。皆さん、くりのようなものを見れば、二つのかけらになって胚芽を包んでいるでしょう? それと同じように、神様を核として、男性と女性が愛を中心として完全に一つになるのです。
              *
 男性と女性の二人が出会うのはなぜかといえば、愛のために会うのです。男性がなぜ生まれたのかといえば、愛のために生まれ、女性がなぜ生まれたのかといえば、愛のために生まれたのです。その愛を行って何をするのかといえば、神様を占領するためなのです。神様を占領して、宇宙の根本を占領するためなのです。原因と結果が一体となって和合するのです。結実というものは、原因と結果が一つになった位置で、すべてのものを一致化、合致化させたものです。実がなったので、ここから芽が出てくるのです。子が出てきて広がっていくのです。それゆえに、二人の父母の血肉を受けて生まれるのです。
              *
 「私」が生まれたのは、愛のために生まれたというのです。愛です! このことが分かりますか。宇宙の根本がこれです。愛、真の愛です! 男性も女性も同じです。
              *
 二人が一つになるには、何を中心として一つになるのですか。神様を中心として一つになるのではありません、男性を中心として一つになるのではなく、女性を中心として一つになるのではありません。神様とアダムとエバが真の愛を、絶対的愛を中心として統一が展開するのです。これが宇宙の根本です。簡単です。神様も、愛がなければ孤独な神様です。
              *
 かぼちゃの葉は、何のために呼吸しますか。生命を維持するためですか。生命は、何のために生きているのですか。愛のためです。女性は、何のために生きているのですか。男性は、何のために生きているのですか。お金のために生きているのでしょうか。愛のために生きているというのです。
              *
 愛する妻を百億、千億のお金と取り替えますか。深刻な問題です。本物の愛が貴いということを知れば…‥。この愛は、宇宙の根本と通じるのです。これがなければ、すべての根源が損傷するということをはっきり知っている立場にいるとすれば、これを何と取り替えますか。国と取り替えますか。
              *
 共産党を支持しますか、民主世界を支持しますか。民主世界は有神論です。「精神が先だ」と言います。私たち統一教会は、「精神と物質は一つだ」と言うのです。これが統一論です。主体と対象を論じています。宇宙の根本は、原則として一人で存続できないというのです、二つの存在ですが、それが愛を中心として、絶対に一つに帰結されるのです。男性と女性、プラスとマイナスなら二つですが、一つになることができなければ唯一論になりません。すべて二元論になるので、二つの世界が生じて闘争の世界が展開するという論理が形成されるのです。ですから、男性と女性は二人ですが、一つにならなければならないのです。真の愛を中心として一つになるようになっているのが原則だというのです。
















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送