宇宙の根本
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第三章 人間堕落と復帰

一、人間堕落の内的意味

 1.人間堕落は愛の事故だった

 私が糾明した原罪と堕落の曲折は、人間の最初の家庭で起こった天使長との不倫の事件でした。「統一原理」におけるサタンは、観念的存在や仮想の存在ではなく、霊的実体です。神様の愛の理想を破壊し、神様の血統をサタンを中心とした血統に変えた元凶です。イエス様も、ヨハネによる福音書第八章で、人類の父が悪魔であると明確に語られました。神様が、御自分の外的体であるアダムとエバを通して実現しようとされた愛の理想を剥奪した愛の姦夫が、すなわち悪魔サタンです。皆さんには聞き慣れない話かもしれませんが、私が霊界を開拓し、宇宙の根本の曲折を究明しようと血の涙の闘争をした結果として得た結論が、まさしくこれです。皆さんも真剣に祈祷してみれば、解答を得られるはずです。
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 宇宙の根本には脱線があり得ません。しかし、この悪魔…‥。完全に成長する前の未成年の時、十五、十六歳の時に…‥。女性たちを見れば、十代の時に堕落するでしょう? ちょうどその時です。その時に、天使長ルーシェルをよくよく見れば、その語ることは、天地の道理をすべて知っているかのようだったのです。神様の使いもし、天地創造に対しても話すことができたのです。アダムは無口でむすっとしていて…‥。
 アダムのほうは鳥のひなを捕まえようと歩き回っていた時期です。子供の時には、みなそうでしょう? 鳥のひなでも捕まえに歩いたり、棒を持って蛇でも捕まえに歩いたり、かえるを捕まえに歩いたりして、このようにしながら自然から学んだすべてのものをもって、これから主管し、管理し、それらと親しくなろうとし、完全にそれらと同化した者になろうとしていたので、エバに対して関心などありますか。
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 堕落とは何でしょうか。天理大道の基準、愛の元軸、天地の軸となるべき中心ポイントが、堕落によって破壊されました。女性が目覚め、天使長が自分に目覚めて因縁を結ぶことによって宇宙の根本を撃破し、恨みの地獄が生じたというこの悔しい事実を、人類は知らなかったのです。サタンが人類の血統的先祖になったということに対するこの恨を、誰が解いてあげなければならないのでしょうか。それは何かというと、王妃となり得る人を、その僕が支配したということです。ですから、宇宙の大道の原則となり得る根本基準が壊れてしまったのです。結局、その悪魔とは何ですか。愛の天国の王宮を根本的に破綻させた親玉です。
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 なぜ、蕩減や父母権復帰や王権復帰というものが必要なのでしょうか。サタンの愛とサタンの生命とサタンの血統が問題なのです。本来は神様から出発しなければならないのに、悪魔から出発したというのです。ところで、悪魔は、愛という途方もないものを中心として出発しました。愛ゆえに宇宙が生まれました。創造は、愛ゆえに始まったのでしょう? すべての存在の起源となる愛を中心として、創造はなされてきたのです。その根本をサタンがひっくり返してしまったのです。ですから、そのひっくり返った根本を、再びひっくり返してしまわなければなりません。
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 人類は闘争の歴史を経てきたのですが、なぜ闘争の歴史ですか。善悪の闘争歴史だというのです。悪なる悪魔が神様の理想世界の全権を奪い取っていきました。奪い取ったものはほかでもありません。この全宇宙の中心となる女性と息子、娘を強奪したのです。ですから、神様には女性がいません。女性を通して生んだ息子、娘がいません。本来、そのようなことはあり得ません。本来の女性は、神様の女性であり、女性を通して生んだ息子、娘は、神様の息子、娘にならなければならないのですが、悪魔がこれを奪っていったのです。未成年の時に堕落することによって、このようになったのです。このような論理がなければ、人間の根本を悟らせることはできません。
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 愛ゆえに生まれたのですが、その価値をどのようにして失ってしまったのでしょうか。愛の反対行動以外には、それを失うことはありません。堕落の結果は何でしょうか。女性が男性のために生まれ、男性が女性のために生まれてお互いの愛を完成してあげるのではなく、その反対になったのです。私のために決着させたすべてのものが、堕落の結果をもたらしたというのです。一八〇度反対の方向に行ったのです。
 聖書には、善悪の実を取って食べて堕落したとあるのですが、根本的に愛ゆえに生まれた立場において、善悪の実を取って食べたというその事実だけでは、「ため」に生きる愛の基盤を破壊させることはできません。愛ゆえに生まれた根源を否定することはできないのです。男性と女性が引っ掛かるべき「ため」に生きる愛ではなく、「自分のために生きろ」という愛に二人とも引っ掛かったことが堕落です。神様が創造されたすべてのものはペア・システムになっていて、お互いが「ため」に生まれました。
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 人間もこのような価値の世界へ入っていくようになっていたのですが、自分を中心として一八〇度反対になったことが堕落です。それは、何を中心としてなったのでしょうか。女性が一番重要に思い、男性が一番重要に思う、その愛の器官を中心として破壊の行動が起きたのです。
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 神様とは誰であり、悪魔とは誰ですか。悪魔は神様の怨讐です。愛の姦夫です。「女」という字が三つ集まれば「姦」です。これが文総裁によって明らかになりました。人類始祖の堕落の根源となった善悪の実は、男性と女性の生殖器です。それを正しく使えば国が発展し、間違って使えば国が滅びるのです。それが善悪の実です。国王であっても、正しく使う時には国が発展するのですが、間違って使えば国が滅びるのです。それによって家庭が崩壊し、社会が崩壊し、すべてのものが地獄と天国に分かれます。善の実を結ばなければならない場所に、悪の実を結んだのです。
 善悪の実とは何ですか。それが善悪の実ではないのですか。みな善悪の実をもっていますか、いませんか。男性の生殖器と女性の生殖器が善悪の実なのです。毒蛇の頭です。イエス様は、なぜサタンを「毒蛇」と言いましたか。なぜサタンを「蛇」と言ったのですか。それが蛇の頭です。毒蛇の頭です。女性も男性もすべてそれをねらっているでしょう? 女性も男性も、みなそうではないですか。
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 人間にとって最も貴い場所とはどこですか。男性や女性にとって、最も貴いものとは何ですか。女性が女性になったのは、一つのものを中心として女性となりました。一つのもののゆえに、女性が女性になったのです。その一つの場所とは、どの場所ですか。愛の器官である生殖器です。それは何かというと、生命を植える器官です。それは何と良い名前でしょうか! 生殖器ではないですか。「愛の器官」と言うよりも実感がわくのです。説明がなされました。生命を植える道具、それが生殖器です。生殖器を恥ずかしく思ってはいけません。生殖器を韓国語で何と言いますか。韓国語で何と言うのですか。性器を韓国語で何と言うのですか。それを言うのが恥ずかしければ、自分が恥ずかしさをもって生きているということです。韓国語自体が恥ずかしければ、韓国人としての資格はありません。誇らなければなりません!
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 創造主である神様が、御自身の対象が御自身より何千万倍も立派になることを願ったのであれば、なぜ堕落するように人間を造られたのでしょうか。これが問題になるのです。神様が堕落するように造られたのではありません。堕落してはいけないと警告をしました。「善悪の実を取って食べるな」と警告したのです。その善悪の実とは何ですか。善悪の実とは女性の生殖器のことです。女性は弱いのです。私たちの先祖がエデンの園で暮らす時は、裸になって暮らしたのです。
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 神様は「善悪の実を取って食べるな!」と命令されました。その善悪の実が何であるか知っていますか。それは女性の生殖器のことです。「全く、そのような話がどこにあるか」と言うかもしれませんが、エバはいつも「お兄さん、どこへ行ったの? 私は寂しい!」と言っていたのですが、このようなエバを天使長が犯したのです。天使長には、彼らが結婚する時まで保護し、育成すべき責任があるのです。
 それで、天使も裸になって暮らすのです。服というものは、堕落したのちに生まれたのです。動物が服を着て暮らしますか。生殖器に何をかぶせるのですか。夫婦間で、お互いに恥ずかしく思うのですか。一緒に暮らしている夫婦が裸になることが恥ずかしいことですか、恥ずかしくないことですか。
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 堕落とは何ですか。生殖器を誤って使用したことです。誤って使用することによってどのようになったのかというと、新郎が変わり、愛する相対が変わりました。ですから、根本的な堕落です。これを犯すことによって、宇宙のどこにおいても、動物世界や植物世界や鉱物世界や人間世界のどこにおいても、ねずみの世界や何かの虫の世界においても、これを前面に立てることができないほど誤ったので、この宇宙から追い出してしまわなければならないのです。それで、エデンから追放したのです。
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 アダムとエバの堕落も、知ってみれば、この鉄則に背いたことに由来しているのです。アダムとエバは、自分の生殖器が、自分のものだと錯覚したのです。考えてみてください。善悪の実を取って食べたからといって、アダムとエバを追い出したりしますか。神様は、それほどでたらめな神様ではありません。根本的な問題において誤り、宇宙のどこにおいても公認することができなくなったので追放してしまったのです。鉱物界、植物界、動物界の雄や雌においても、すべて愛の相対のために自らの性器を保管しているということを、アダムとエバは分からなかったのです。

 戒めに背いたのです。絶対生殖器をもって、絶対的に「ため」に生き、絶対服従しなければなりません。「ため」に生きる愛の基台を神様は願われたのですが、自分を中心として自分勝手に行動してしまったのです。それゆえに、宇宙が「ぺっ!」とつばを吐いてしまったのです。これを再び回復しなければなりません。それを回復しようとすれば、偽りの父母によって失ってしまったことなので、真の父母が来て回復しなければなりません。
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 男性にとって最も恐ろしい恩讐は、女性です。開いた蛇の口のようになって「男性の生殖器が入ってくればかみついてやろう」と、このようにしているのです。このようなものが至る所に散在していて、これが次の世代に引き継がれているのです。ですから、最も恐ろしいものが生殖器です。
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 エデンにおいて愛を失ってしまいました。悔い改めなければなりません。エデンにおいて、涙を流しながら神様とアダムとエバが惜別したその何十倍、何百倍の痛哭をしなければなりません。涙と鼻水とよだれの三つが流れ、これがへその線を通じ、あの生殖器を経て落ちなければなりません。これが罪を犯したのです。
 アダムにエバを造ってあげたのは、何を造ってあげたということですか。寂しいということで女性を造ってあげて良しとされたのですが、何を中心として良しとされたのでしょうか。女性の何ですか。生殖器です! 凸の前における凹です。凹をつくってあげたのです。アダムはアダムなのですが、エバを何のために造ってあげたのですか。目、鼻、顔ですか。何をつくりましたか。アダムのために、エバの何をつくったのかというのです。凸のために凹をつくったのです。アダムとエバのその場所には愛の源泉があるので、それをつくったのです。凸のために凹をつくりました。最も価値があるもの、愛の根本だということを知らなければなりません。
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 今は、根本が出てこなければなりません。神様はどうで、天地創造はどうで、人間の始祖はどうだということや、人間が家庭から始めて社会、国家、世界がこのようになるということ、それがすべて堕落によって否定されたので、これを再現し、理論的にぶつかって「そうだ」と認定させることができる個人解放、家庭解放、氏族解放、民族解放、国家解放、天宙解放をなし、神様までも解放しなければならないのです。この途方もない問題がアダム家庭における愛の問題であり、男性と女性の二人が生殖器を誤って合わせたことがこの天宙を爆破させたのです。
 生殖器というものは何かというと、愛の本宮であり、王宮です。それがなければ愛は起こりません。それがなければ生命は生まれません。それがなければ血統の歴史性は生まれません。それを否定すれば、あらゆるものは一代ですべてなくなります。なくなるのを神様は認めることができないので、これを存在する立場に立てておき、私が創造に責任をもち、サタンまでも屈服させるのです。たたいて屈服させるのではありません。自然屈服させるのです。自然屈服です。
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 先生のアダム完成の責任は、堕落のない解放された天宙的な愛の王の位置を復帰しなければならないということです。サタンの血統のすべてに責任をもつのです。恥ずかしさや自分の威信や体面が問題ではありません。自分が最も愛する生殖器を犬の糞の上にも突っ込まなければならないのです。千年、万年、そのような想像もできないことをしなくては、女性を生かすことはできません。それを見たくないので、「新しい天地を造ろう」と言うことができます。神様を迎えて新しい宇宙を造ることができるのです。そのような神様は、サタンである天使長の前に、愛の秩序を破壊させたことに対して着手することができないので、それはどれほど悲惨なことでしょうか。
 女性の生殖器を見れば、「これが、何千万年、神様までも監獄にほうり込んできた穴なのだなあ」と思わなければなりません。男性を見るときも、そうでなければなりません。男性の生殖器が、エバが「そうしよう」と言ったからといって、そのように天国をひっくり返してしまったという事実、そのことを思っただけでも、背筋が寒くならなければなりません。
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 男性五人の中に女性が一人でいる場合、神様は安心されたでしょうか、不安だったでしょうか。皆さんが神様ならばどうですか。それならば、誰に警戒させるでしょうか。
 女性一人が最も近いのです。将来の神様の相対となり、御自身の体です。最も近い愛の相対です。戒めを与えるときは、近い人に与えるのです。家を出るとき、自分と最も近い人と最も遠い人がいれば、自分とは遠い人に命令しますか、近い人に命令しますか。近い人に命令をするので、エバに「善悪の実を取って食べてはならない!」と言われたのです。善悪の実とは何ですか。それは、女性の生殖器のことをいうのです。女性が善の男性と出会えば善の息子、娘を生むのであり、マフィアと出会えばマフィアの息子、娘を生むのです。結実がそこにあるのです。
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 神様が愛を中心として投入して、投入してみると、この宇宙を包括しても余りあるほどになったのです。愛の動機である神様を中心として、この核を中心として、この宇宙の存在世界の末端まで愛の雰囲気で包括してしまうというのです。ですから、霊界に行っても愛の雰囲気であり、地上でもペア・システムを中心として、愛を歌いながら暮らすことができていたはずの私たちの人生行路が、堕落によってこのように悲惨になってしまったのです。このような事実を知らなければなりません。堕落を知らなければなりません。




















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