神様の摂理から見た
  南北統一

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五.国連とアメリカの使命

 事実、アメリカはどのような考えをしたのかといえば、過去の英国と同じく、アメリカのための民主主義であり、アメリカのための世界に考えたのです。神様のみ旨のためのアメリカであり、世界のためのアメリカだということが分からなかったのです。アメリカを犠牲にして、世界を救おうとしたのが神様のみ旨だということを知らなければなりません。

 国連をつくっておいて、この国連を誰がぼろ布にしたのでしょうか。アメリカがつくっておいて、自分がぼろ布にしたというのです。国連を誰がすべて占領しましたか。(共産主義です)。それがなぜか分かりますか。怨讐が福を奪ってくるからです。アジアを奪われ、ヨーロッパを奪われ、アフリカを奪われて、南米を奪われ、すべて奪われるのです。それは神様がご覧になるとき、気分がいいでしょうか。(いいえ)。神様は、この巨大な国がベトナムからふろしきをまとめて逃げてくるようになるとき、「おい、この野郎、この野郎」とおっしゃったのです。そのアメリカを誰が信じるでしょうか。誰が信望するでしょうか。

 アメリカが責任を果たしたと見ますか。(いいえ)。この歴史的事実を否定できないのです。ドイツならばドイツ、フランスならばフランス、イタリアならばイタリアが共産化されれば、その国は「このアメリカ、この野郎!」と言うはずであり、あるいは、アジアのすべての国は、「このアメリカ、この野郎」と言いながら怨讐視するのです。滅びた民族も怨讐視し、共産党ももっと怨讐視するのです。「滅びる、滅びる」と言いながら怨讐視するのです。今後、アメリカ国民が覚醒しなければ、世界のどこに出たとしても、その民族が「このアメリカ野郎」と言いながらたたき殺そうとするのです。

 さて皆さん、いいですか。フィリピンもそうであり、タイの飛行場問題もそうです。すべてアメリカに対して反抗したのです。そうですか、そうではありませんか。(そのとおりです)。神様がアメリカを信じてこの世界を任せたのにもかかわらず、めちゃくちゃにしてしまったのですから、アメリカは滅びざるを得ないのです。

 神様の罰です。麻薬を飲み、淪落し、家庭が崩壊し、教会は倒れるのです。ですから、共産主義者たちは、「アメリカは我々の餌食だ」と言うのです。今がそのような時であることを知っていますか。アメリカ人は、アメリカの国民だということを誇ってはいけません。天地と人類の前に相通ずることのできない、恥ずかしい民族になったということを知らなければなりません。(八〇―二五一)

 一九一七年から一九七七年の六十年過程において、六数はサタン数なので、共産世界が世界の三分の一を食べたのです。終末になればこれがまさに反対に、三分の二まで侵犯し得る傾向が繰り広げられています。みな「民主世界は滅びる」と言う時が来るのです。その時がいつでしょうか。まさに今です。

 今、国連総会ではアメリカ、イスラエル、韓国、三つの国がぴたっとコーナーに追い込まれたのです。その次にはすべて共産圏です。今そのようになっているのです。今のアメリカがすべきことは何ですか。このサタン世界に合わせるのではなく、霊界と一つにならなければなりません。霊界の統一を中心として、民主世界の新しい構造を……。今後、国連を解体してしまい、共産圏をすべて打ち倒してしまわなければならないのです。それが神様のみ旨です。今はアメリカが断案を下さなければならない時です。

 そのようにしておけば、共産圏は共産圏同士国連をつくり、民主世界は民主世界同士別々に国連をつくるのです。共産圏同士がつくれば、中共とソ連が必ず決裂し、彼らがお互いに争うので、第三勢力であるアフリカ圏の国々は、ここにも行けず、あちらにも行けないので、仕方なく再びアメリカを訪ねてきてしっぽをつかむ時が来るのです。そうでなければなりません。今がそのような時だというのです。韓国とアメリカとイスラエル、この三つの国が合わさって、新しい国連をつくらなければなりません。イスラエルは第一イスラエルであり、アメリカは第二イスラエル圏であり、韓国は第三イスラエル圏です。蘇生、長成、完成です。ですから、新しい国連をつくらなければならないのです。(八〇―一一〇)

 世界のキリスト教が一つに団結すれば、共産主義を地上から追い出すことは、先生が引き受けて成し遂げる自信があります。それゆえ、アメリカを中心としたキリスト教の国連が生まれなければなりません。アメリカは、アメリカのキリスト教を中心とした世界のキリスト教連合を成さなければならない責任がある、ということを悟らなければなりません。

 キリスト教の国連は、各国のキリスト教の議員が神様の摂理と世界の紛争について討議し、平和のために働くようになるのです。キリスト教の国連の精神は、愛と犠牲であり、神様のために生き、人類のために生きて、希望の政策を開発する所でなければなりません。戦争についての討議ではなく、人類平和と世界福祉を研究して討議する機関とならなければならないのです。

 キリスト教の国連が早くに創設されたならば、共産主義は今日の勢力をもたなかったはずです。シベリアで共産党宣言をしましたが、彼らの勢力は地球上でどこにも頼ることができず、北極の寒さの中でかちかちに冷凍されて消えたはずです。けれども、キリスト教の指導者とアメリカがその責任を果たすことができなかったので、今日において、共産主義勢力の前に困難を感じるようになりました。

 キリスト教と皆さんが一つになれば生き、キリスト教の基盤を中心としてアメリカを救うことができます。アメリカが救われれば、先生がまさに世界救援を成し遂げなければなりません。世界を救うためには、その基盤が必要なのです。アメリカが、世界の救いの基盤とならなければならないのです。(一九八六・六・六)




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