神様の摂理から見た
  南北統一

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三.民主主義は復帰過程上の主義

 民主主義は復帰過程上の主義です。アベル的な良い人が長子の立場に上がっていくことのできない堕落した世の中なので、父母に侍ることのできる時まで民主主義を立てて、よりアベル的な犠牲者がカインの位置を占領するようにする方便的な政治体制です。神様とかメシヤを選挙制度によって選出できますか。(一九八六・一・一)

 民主主義とは、決定的な中心を探すことのできない時に選択の方便として立たせたものです。それが民主主義なのです。神様を民主主義式に選ぶことができるだろうかというのです。メシヤを民主主義的に選ぶことができますか。自分のお父さん、お母さんを民主主義式に選ぶことができますか。根本のための相対的な問題は可能ですが、根本問題には民主主義が触れることができないのです。(六六―六五)

 我々が望む世界はそのような世界ではありません。神様の前にも民主主義がありますか。民主主義が永遠に残ると思いますか。答弁してみなさい。神様の前にも民主主義がありますか。絶対者の前に民主主義があるならば、絶対者という名詞は必要ないのです。天国世界は民主主義世界ではありません。(五〇―七八)

 民主主義とは、中心がないとき民主主義であり、中心があるのに民主主義ですか。中心を立てておいて、また選挙しようとしますか。中心がないとき民主主義が必要です。(五〇―一三三)

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