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四 真なる統一と一つの世界


 この講演文は、1990年4月9日、モスクワのインターナショナル・ホテル(ソビン・センター)で開催された第11回「世界言論人会議」の基調演説文です。


  ◆ 世界のコミュニケーションと協力の推進

1 親愛なる議長団、尊敬する前職国家元首、首相、貴賓、そして紳士淑女の皆さん!

2 歴史的な第十一回「世界言論人大会」を皆さんと共に、ソ連の首都モスクワで開催することとなり、限りなく栄光に思います。今回の大会の主題は「世界のコミュニケーションと協力の推進」であり、これについて討論する場所は、正にここソ連が最も適合していると思います。

3 また、今回の大会の開催は、本人にとってはこの上ない喜びだと言うことができます。なぜならば、世界平和を追求する素晴らしい二つの団体の会議、すなわち第三回「世界平和のための頂上会議」と第九回「中南米統合機構総会」が同時にここで開催されているからです。

4 今回のモスクワの訪問は、本人にとって個人的にも温かい情を感じることができる良い経験になっています。ソ連政府、特に「ノーボスチ通信社」の幹部の皆さんがこの地で施してくださった手厚いもてなしに対して感謝の言葉を伝えたいと思います。本人と家内、そして子供たちは、皆さんの親切に深い感銘を受けています。今、ここにいらっしゃる前国家元首および首相、各国貴賓の方々すべても、本人と同様、主催国であるソ連に対して深い感謝の意を表しているだろうと信じます。感謝の意味を込めて拍手をしませんか。

5 最近本人は、ソ連の言論人から社会、経済、政治的発展の前提条件として「霊的ルネサンス」の重要性に対する見解についての質問を受けました。この機会を借りて、いくつかお話をしようと思います。

6 「霊的ルネサンス」はとても重要だと思います。そして、これのためには、人間の状況に対するより深い理解が必要です。それゆえに、いくつかの哲学的主題と宗教的な主題を考察してみる必要があります。これは、コミュニケーションや言論とは直接的関連がないかもしれませんが、このことに#対する理解は、世界の真の平和のために必要だと思います。そして、これは本人が生涯をかけて探究し、発見し、教えてきた真理の本質でもあります。

  ◆ 神様の創造理想

7 宇宙を観察してみれば、すべての存在は陽性と陰性の二性性相の相対的関係を結ぶことによって存在しているということを知ることができます。これは、鉱物という次元から出発してすべての場合にあてはまります。分子は、陽イオンと陰イオンの結合を通じて形成されます。植物の場合、生存と繁殖は、雄、雌を代表する雄しべと雌しべの結合を通じてなされます。

8 動物の場合、このような二性性相がよりはっきりとします。魚類、鳥類、哺乳類等、すべての動物は雄と雌によって存在します。最後に、神様の最高の創造物である私たち人間も、男性と女性に区分されています。最初の男性アダムと最初の女性エバは人類の始祖です。このような二性性相の存在目的とは何でしょうか。神様は、なぜこのような方式で創造をされたのでしょうか。

9 創造主は、万物を陽性と陰性に区分し、これらが互いに愛を授け受けすることを通して結合するように創造されたのです。愛の行為を通じて、すべての種はその数を増やし、系譜をつないでいくのです。

10 人間の欲望は、終わりもなく限りもありません。それでは、このような人間の限りない欲望の真の目標とは何でしょうか。女性の場合、それは男性です。そして男性の場合、それは女性です。男性と女性は、お互いを通じてのみ真の愛を発見することができます。

11 人生や宇宙、そして神に対する歴史上の様々な見解は、解決することができない問題のみを提示しました。これらの問題に対する解答は、真の男性と真の女性が真の愛の中で神様と一つになって絶対的な存在を創造するときに発見することができます。これが絶対価値の根元です。

12 男性は女性のために存在します。女性は男性のために存在します。各々は、お互いの愛の対象にならなければなりません。

13 神様は絶対的な愛の存在です。神様は愛の対象である人間を創造され、御自身の愛をその上に注ぐことができることを願われました。そのようにされることによって、神様は、自然に男性と女性からその愛を受けることを期待されたはずです。

14 アダムとエバは、まず自分たち同士が愛の中で一つとなってこそ、神様の愛の完全なる対象となることができます。したがって、アダムとエバが一組の成熟した人間となって神様に似、神様の愛を受け、また愛を神様にお返しするためには、成長と成熟の期間を必要としたのです。

15 真の愛のパターンは、仕えられることではなく他に仕えることです。神様は、最初に御自分の愛の対象を創造される時、御自身のすべてのエネルギー、すなわち御自分のすべてを一〇〇パーセント投入されました。このようにして神様は、真の愛のパターンをつくられたのです。言い換えれば神様は、御自身を完全に消耗し尽くす真の愛の伝統を立てられたのです。そして、真の愛は宇宙の中心になったのです。

16 人間を創造される時、神様は御自分を完全に消耗し尽くしました。神様は、御自分を全く空にされたのです。大気中に低気圧が生じると、高気圧は自動的に低気圧の方に引っ張られていきます。同様に誰かが他に絶対的に侍るようになるときには、その人を満たしてあげるためにエネルギーが結集するようになります。したがって、御自身の完全な愛の対象を創造されようと、神様が下さったすべての愛を、男性と女性は究極的に神様にお返ししてさしあげなければなりません。

17 ただ愛のみがすべての障壁を超越します。私たちが真の愛の中で神様と一つになる時、神様の肉的、霊的被造物に対する私たちの支配が可能になります。徹底して他のために生きる時、私たちは初めて神様の本質に到達することができます。そうすれば、神様の思いが人間の思いとなり、神様が感じられることが自然に人間に伝達されるのです。このように生きていく時、人間は神様の心情と愛に共鳴する器となるのです。二つの音叉が共鳴するがごとくに、人間と神様も常に共に共鳴するようになるのです。

18 それが正に究極的な人間の原状なのです。この原状に到達する時、神様の愛は私たちの愛となり、神様の生命が私たちの生命となり、神様の血統がまさしく私たちの血統となるのです。神様の創造された世界が私たちの世界となるのです。私たちは地上と天上のすべての存在と神様の愛を分かち合うようになります。私たちは父母の心情で天国の民となるのです。

  ◆ 人間の堕落=神と人間の断絶

19 因果法則は歴史を通じて明白に現れます。根のとおりに刈り取られるようになっています。人間始祖であるアダムとエバは、成長する過程で性的に愛を濫用しました。それにより、人間は楽園から追放されるようになったのです。神様は、アダムとエバが神様の祝福を受けて天国で結婚する時まで、自分たちの純潔をしっかり守って神様の真の愛、真の生命、真の血統の土台となってくれることを願われました。このようにしてアダムとエバが完成して祝福を受けていたならば、その子孫は、自然に神様の息子、娘となり、創造主の愛を享有し、地上天国と天上天国で暮らすことができていたはずです。

20 しかし、アダムとエバが完成期に至って神様から祝福を受ける前、すなわち彼らがまだ十代の青少年の時、天使長はエバをそそのかして姦淫したのです。それにより、天使長はサタンとなりました。そして、アダムもまた、堕落したエバと関係を結ぶことによって堕落しました。

21 人間の歴史は、まさしくこのように不倫の種を蒔くことによって始まったのです。その結果、今日不倫の関係が蔓延しています。特に、十代の青少年たちは、性的堕落の犠牲者となっています。先進国の社会は、聖書の中のソドムとゴモラとほとんど変わりません。神様は、このような不倫の愛を嫌われます。私たちは、神様の怒りを恐れなければなりません。神様の懲罰が切迫しています。

  ◆ 歴史は善悪の闘争

22 神様は善の中心です。サタンは悪の中心です。人類の歴史は人間を通じて起こる善悪の闘争史、すなわち神様とサタンとの間の闘争史です。

23 しかし、神様とサタンは正反対の戦略を選びます。高慢で欲の深いサタンは、常に善の側を攻撃します。神様の陣営は常に攻撃を受け、苦痛を受けます。しかし、これは神様をして正義を立てる機会をくれます。善の側は、正当であることが立証され、新しい領土を占めるようになり、反面、サタン側は弱体化し、敗退せざるを得なくなるのです。

24 一例として、第一次世界大戦の時、戦争挑発国は究極的に敗北しました。第二次世界大戦の時も同様でした。日本・ドイツ・イタリアの同盟群は、結局は連合軍に敗北しました。すべての搾取する勢力は究極的には衰退し、反面、善のために迫害を受ける者は、いつかは神様によって高められるようになるのです。

25 本人の生涯がこれをよく証明してくれています。本人は善のために、そして神様のために苦痛を受けてきました。相手は常に無慈悲で、残忍でした。数十年前、本人は拷問を受け、むちで打たれ、何回か投獄されました。迫害した者たちは、多分本人の活動が消滅し、忘れ去られるようになるだろうと思ったでしょうが、正反対の現象が起きたのです。本人は、世界的な財団と団体を設立し、事業と活動は継続的に発展し、栄えています。

  ◆ 良心が師であり父母である

26 すべての人間は、一生の間ずっと各自自分の中に最も貴重な師をもっています。それにもかかわらず、その師を誤って待遇し、踏みにじり、濫用しています。その師こそ、すなわち人間の良心です。私たちの良心は、常に私たち自身にも助けになるように話しかけ、私たちを真の愛と連結させてあげようとしています。私たちの良心は、私たちをして善で、非利己的な人になりなさいと父母のごとく促し、神様のみ旨に従って行動するように導いてくれています。

27 しかし、各自の心の中にはまた、常に良心の声に逆らう反乱者がいます。その反乱者こそ、すなわち肉体です。肉体は、良心を散々に踏みにじり、濫用してきました。私たちがこのことを悟ったとき、私たちは、自らの良心の敵であった肉体、すなわち私たち自身の生命と人性をひどく損傷させた肉体の側につくことができますか。

28 私たちの良心は常に心の中の師として、父母として、人類の究極的な父母である神様と完全に一つとなるように導いてくれなければなりません。この時、良心は私たちの中にある神様の代身者となるのです。さらには良心を「第二の神様」とも呼ぶことができるのです。皆さんは、良心の敵である肉体に対して同情し、肉体を保護しなければならないと考えますか、それとも肉体を統制し、抑制しながら、良心が正当であることを立証しなければならないと考えますか。

29 肉体は、肉体的な欲望のみを追求するだけです。腹が減れば、盗んででも飢えを免れようとします。肉体は常に楽なことを追求し、他を利用しようとします。肉体は、肉体なりの領域をもっています。すべての人は各自、肉体の領域を主管すべき莫大な責任を負っています。

30 肉体の領域を主管するようになるとき、縦的な自我としての精神と横的な自我としての肉体は、完全に調和の中で一つになって、その人は完全となり、神様の愛の中で永遠に一つとなることでしょう。

  ◆ 宗教の役割

31 神様は真の愛、真の生命、真の血統の源泉です。私たち人間は、正にこの源泉から由来しているために、私たちもまた、真の愛、真の生命、真の血統をもたなければなりません。しかし、人間は堕落によって、不幸にも神様の子女という位置を成すことができなくなりました。男性と女性は、神様からではなく、サタンから愛と生命と血統を受けました。

32 人間の堕落によって、今日、愛は根本的に自己中心的になってしまいました。このような自己中心的な愛は、精神から来るものではなく、肉体を中心にしています。肉体はサタンが活動する所です。肉体はサタンの舞踏場であり、停泊地です。精神は神様が住まわれる所、すなわち主体の位置になります。しかし、精神の対象の位置にあるべき肉体がもう一つの主体になろうと努力しながら継続して精神を誘惑し、だましています。人間の生活で、このような関係を修正することはとても重要です。

33 ゆえに神様は、堕落した人間を蕩減復帰しようと、宗教を立てられました。神様は宗教を通して、神様中心の精神を強化する方法、生活と人格に対する肉体の支配を逆転させる方法を人々に教えていらっしゃいます。

34 宗教がしばしば断食、犠牲的奉仕、従順で謙遜な態度等を要求する理由は、正にこのようなところから由来しています。これは、肉体の勢力を減少させ、肉体をして精神に服従するようにさせる方法です。信仰生活を通して肉体中心的生活習慣から抜け出、新たに精神中心的な生活方式を作り出すまでには、普通三年ないし五年がかかります。

35 また、「絶えず祈りなさい」という聖書のみ言があります。これもまた、とても重要なみ言です。なぜならば、サタンは堕落した世界を支配しているからです。サタンは、一日二十四時間、あらゆる方向から堕落した人間を誘惑し、苦しめています。反面、神様はただ一つの方向から、すなわち精神の垂直的方向からのみ、力を及ぼすことができます。

  ◆ 神様の理想を復帰しなければならない

36 神様の目には、堕落した世界は霊的死の世界です。神様は、死の世界を生命の世界へと復帰しようとするみ旨をもっています。復帰とは、救援のまた違った表現です。本来の理想的な状態を喪失したときには、これを復帰しなければなりません。健康な人が病気にかかれば、医者が来て、再び本来の健康な状態へと回復させてあげなければなりません。同様に、神様が意図された本来の創造理想が喪失してしまったので、神様は、この堕落した世界を原罪のない本来の状態へと復帰してあげなければならないのです。

37 これを成就されるために、神様はメシヤを送られます。しかし、メシヤが来る前に、神様は、特別に選んだ人々を通してメシヤを迎える準備をさせます。これを聖書では、野生のオリーブの木の果樹園として表現しています。

38 野生のオリーブの木の果樹園は、堕落した領域の中で神様が依然支持し、統制することができる特定の区域を象徴しています。これが準備されたのちにメシヤが来ます。メシヤは、神様の果樹園から野生のオリーブの木をすべて刈り取り、ここに命の真の枝を接ぎ木します。このようにすることによって、野生のオリーブの木は、すべて真のオリーブの木になります。そのようにして人間は、本来の状態へと復帰されるのです。

39 今日、信仰人は、まさしく神様の果樹園にいる野生のオリーブの木です。しかし、最も篤実な信仰人も、神様の真の血統をまだ受けることができないでいるので、依然としてメシヤを探さなければなりません。メシヤは、人類の真の父母としてこの世に来て、本来のアダムとエバの位置に人間を復帰させてあげなければなりません。したがって、神様の真の血統と連結されるためには、すべてメシヤであられる真の父母と一つとなって真の愛を受けなければなりません。このようにすることによって、すべての人は、神様の真の息子、娘となることができます。このような方法で、メシヤは人類を救援してくれます。

40 メシヤは真の父母の立場から、悪い種から育った木を根こそぎ抜き取ってサタンを屈服させなければなりません。そのようにして、メシヤは、真の愛の中で人類を神様と一つになるように連結し、すべての人を神様の真の息子、娘にしなければなりません。このような方法で、地上天国が建設され、人類はついに本当の自由を享有するようになるのです。

41 一つになる方法は何ですか。まず私たちの家族を考えてみましょう。まず神様がいらっしゃいます。その次にアダムとエバがいます。アダムは男性で、エバは女性です。彼らは神様の愛を先に独占しようとお互いに競争します。彼らの動機が利己的なものであれば、彼らは一つとなることができません。

42 しかし、彼らの動機が利己的なものでなければ、アダムは「エバ、私はただあなたのために神様の近くに先に行きたい」と言うことでしょう。この言葉を聞いたエバは、喜びに満ちあふれることでしょう。そして、彼女も「アダム、私もあなたのために神様の近くに行きたいと思うのみです」と言うことでしょう。そうすれば、アダムもとても満足することでしょう。ここには闘争がありません。二人は競争の中でも一つとなることができるのです。これは、夫と妻が一つになる方法だけでなく、それ以上のことを意味します。これは、すべての人々が一つになる鍵となるのです。

  ◆ 神様主義――神様中心の世界観

43 歴史を通して見るとき、神様は人間の良心を通じて役事されました。しかし、人間は、本来の始発点、すなわち神様の心情へと戻そうとされる神様の努力にもかかわらず、今までのすべての試みを失敗しました。今もなお、誰かが来て人類をこのサタンの世界から解放し、真理と真の愛を成功的に取り戻すことができるよう導いてあげなければなりません。これがまさしく「統一運動」の使命なのです。

44 神主義は、神様中心の世界観であり、その本質は真の愛の理想です。神主義は、二つの明白な使命をもっています。すなわち神様と人間が一つとなり、また精神と肉体が一つになるようにすることです。

45 この二つの根本的な問題、すなわち精神と肉体の統一と、人間と神様の統一に関する解決策を発見したので、本人は、この真理を何のためらうこともなく最も明白で効果的に宣言せざるを得ません。

46 皆さんがこの教えに従えば、皆さんは皆さんの肉体がもつ欲望を間違いなく主管することができるようになるだろうと本人は確信します。皆さんは、皆さんの精神と完全に一つになることができます。そうすれば、皆さんは神様の真の対象となり、さらには神様と真の愛の同伴関係を結ぶことができる資格を備えるようになるのです。

47 二人が真の愛で一つになるとき、彼らは常に三つの重要な権利、すなわち第一に相続の権利(相続権)、第二に共に同伴する権利(同位権)、第三に参与の権利(同参権)をもつ資格があるのです。

48 夫と妻の関係を例に挙げてみましょう。夫は、偉大な国家の大統領であり、その妻はとてもさえない家柄の出身で、教育もさほど受けていない女性であるとしましょう。もし、彼らがお互いに本当に愛し合えば、彼らはお互いに同等であるのです。彼らは、すべてのものを共に所有し、共に生活し、すべてのことに同等に参加するのです。

49 同様に、男性と女性が真の愛を通じて神様と連結されるとき、彼らは相続する権利、参与する権利、神様と永遠に生きる権利を享受することができます。このように深奥なる場に至るようになるとき、皆さんは常に神様が存在することを体恤するでしょうし、神様は人間と共に住まわれることでしょう。

  ◆ 縦的真の父母と横的真の父母

50 縦的な真の父母と横的な真の父母の真の愛は、常に最も速い速度で最短距離を通過します。したがって、神様から地上に降りてくる真の愛は、最短距離である垂直線に降りてきます。男女間の愛もやはり、最短距離で通過し、水平線をもって形成します。垂直的な真の愛が水平的な真の愛と出合うようになるとき、その交差点は絶対的に九〇度となるしかありません。その他の方法では、これらの愛の線は交差することができません。

51 神様はどのようなお方ですか。神様は、真の愛を中心とする縦的な真の父母です。神様は、私たちの縦的な父母であられるので、私たち一人一人ととても親密であられます。完全となった人類の先祖、すなわちアダムとエバを真の父母として迎えるとき、私たちは、神様の垂直的な真の愛と、真の父母の水平的な真の愛の間に九〇度の交差点をつくり出すのです。私たちには、二組の真の父母がいるのです。この方々から私たちは、真の愛、真の生命、真の血統を受けます。これは、真の愛と完全に共鳴する一つの世界を創造するのです。

  ◆ ソ連に神様の恩寵が共にあることを

52 紳士淑女の皆さん、本人は、神様と人間の本質に関するこのような考えを皆さんと共に分かち合う機会をもつことができ、とても感謝しております。本人はまた、ここソ連に来ることができ、とてもうれしく思います。本人の心は、本当にソ連の国民に対する憐憫の心であふれています。皆さんの中の多くの方々が耐え難い苦痛を受けてきました。これは本人を悲しい思いにさせます。

53 本人は、皆さんの国、ソ連とソ連の国民をとても愛しています。本人は、この地に、そして全世界に、とてつもない影響を及ぼす道徳的、経済的ルネサンスが必ず到来するだろうと思っています。本人は、このルネサンスを鼓舞し、支持するために、本人のできる限りのすべてのことをするつもりです。

54 皆さんは、新しいソ連革命を遂行しています。しかし、これは流血や銃声のない革命、すなわち心と精神の革命でなければなりません。

55 本人は、家族の重要性について力説してきました。ところで、きょう皆さんにお話ししたいことは、本人は、心の奥底からソ連の国民を私の家族の一員として感じているということです。本人の妻と子供たちも同じように感じているであろうと確信します。また、統一運動に参与している全世界のすべての人々が、人類の未来の繁栄と福祉のために、最善を尽くして皆さんと共に仕事をするであろうことを約束します。

56 本人は、真の平和が持続する世界を建設しようとされる神様の計画で、ソ連がとても重要な役割を担当するであろうと信じます。本人の祖国韓国と国境を接する極東から、西欧文明の発祥地であるヨーロッパの中心部まで至る、この広大なソ連は、ヨーロッパとアジアの橋渡しとなる役割を果たす運命を生まれながらにもっています。私たちは、私たち自身を、地球という一つの家の中で共に暮らしている一つの地球家族であると考えなければなりません。

57 神様の恩寵がソ連とソ連の国民に共にあることを祈ります。大変ありがとうございました。




















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