祖国光復と入籍
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六、宗族的メシヤを中心とした入籍時代

入籍時代を迎えて、早く入籍する準備をしなさい

 今後、入籍時代が来るのです。全世界の統一教会員たちは宗族的メシヤになれと、一九九一年九月一日を中心として全世界的に発表しました。宗族的メシヤについては、韓国人だけが知っているのではありません。全世界の人が知っています。そしてだれでも一六〇家庭を祝福させれば、みな入籍できる立場に立つのです。今後、南北が統一されるときには、その順に入籍するようになるのです。

 全世界の人が入籍するようになれば、先生を中心として一代目の先祖、二代目の先祖、三代目の先祖というように、ずっと続くのです。先生が一代目の先祖です。最初に入籍する人たちが、先祖の中の先祖になるのです。平面で二十五億を祝福してあげるとすれば、一週間で祝福をしてあげることができます。数百万、数千万が同じ日に祝福を受けたとしても、入籍数を中心に考えていくと、順序が逆さになるので、同じ時代同じ日に祝福を受けたとしても入籍の日が異り、千代、万代の差がつくというのです。

 入籍は韓国の地を中心としてするのですが、韓国の平均的な面積が足りなくなれば、全部外国に押し出されるのです。日本の国に行くなり、どこに行くなり、全部押し出されるのです。そうなれば外国から来る人と交差するのです。まちがいなくそのようになるのです。それゆえ、超民族にならざるを得ません。国際結婚をするので、その人たちはそこでだけ暮らすのではありません。

 ですから故郷が恋しいならば、熱心に全部伝道して、入籍時代に早く入籍しなさい。それは笑い事ではありません。見ていなさい。そのようになるのです。イエス様は、サタン世界のイスラエルを天国のイスラエルにとして入籍できなかったので、国を築くことができなかったのです。宗族的メシヤとは何でしょうか? これがなければ復活する道はありません。新生する道がないということです。父母の腹中に戻って生まれる道がないのです。これは必然的な条件です。(二五四−八三、九四年二月一日)

 南北統一をすることで、入籍時代に入っていくようになるのです。その時が来るので、先生は何と言ったかといえば、宗族メシヤを中心として一六〇家庭を早く収拾しなさいと言ったのです。そのようになれば南北統一された場合には、先生が第一代で入籍して、第一の先祖となり、その次にだれが来るかといえば、一六〇家庭を祝福した人が続くのです。先祖の順序が入籍によって変わるのです。ここに一六○○名を越える人が座って祝福を受けたとしても、一六〇〇代の差ができるのです。(二五六−三三二、九四年三月十四日)

 怨讐まで愛したという立場に立つことによって、天上世界と地上世界に、アダムとエバが堕落する以前に神様が天使長を愛した基準、最後まで愛したという条件を立てることによって、サタンが活動することができなくなるのです。根が抜かれるのです。それゆえ、地上と天上世界の地獄の門と、天国の門を開けることができるのです。

 ですから絶対信仰です。真の父母を中心として絶対信仰・絶対愛です。アダムとエバから宣布されたことが成就されなかったので、再び成さなければなりません。その次に絶対家庭です、絶対家庭。神様の属性は絶対・唯一・不変・永遠なので、そういう父母、夫婦、兄弟、そういう家庭にならなければなりません。その次に、第一創造主、第二創造主、第三創造主を完成する再臨時代には、そのような創造主は絶対に堕落できないということです。それが第三宣言です。その次には何かといえば、復帰できる基準をすべて成せば、サタン世界が残っているのです。ですからそれをみな神様の前に…、秘めた思いをみなここで開いて解放してあげなければなりません。

 その解放と祈願は、サタンもすることができず、神様にもできません。真の父母だけができます。それで宿命的な提案をしたのです。それをだれが提案するのですか? 神様は提案できません。サタンも提案することができません。ですからサタンも天変なのです。真の父母が、アベル的な勝利の版図を全部引っ張ってきましたが、カインが行くことのできる道がありません。カインの欲望は何かというと、アダムとエバの行く道、愛の家庭を完全に破綻させることです。それがフリーセックスです。おじいさんやおばあさんが孫や孫娘と共に暮らし、母親が息子と暮らすのです。近親相姦関係をして完全にひっくり返してしまったのです。それから、男性同士で結婚し、女性同士で結婚するのです。ですから、神様の創造理想の家庭がありません。動物より悪だというのです

 そうして、家庭もなく、国もなく、世界もすべて失ったのです。これがヒッピー、イッピーです。最後には行く所がないので、軒下で「どこへ行こうか?」と言うのです。父母もすべて否定し、兄弟も否定し、国もすべて否定したのです。そうして結局は自殺するのです。サタンが神様のみ旨に永遠に反対するのでは、死亡の道しかありません。ですから、サタンまでも愛するといった条件が必要なのです。

 その時が第二次世界大戦の直後です。キリスト教文化圏が世界を統一した時でした。初めて人類歴史が統一された時代となり、祝福を受けるのです。同時にみな祝福を受けるのです。ところが、これに反対をしたため、四〇年かかってアダム家庭を探し求め、ノア家庭を探し求める歴史が、歴史時代に再現されたのです。皆さん、それは驚くべきことだと思わなければなりません。

 李相軒先生が霊界に行って探知した事実は、先生が教えたアダム家庭の内容、ノア家庭の内容、アブラハム家庭の内容、モーセ家庭の内容、イエス様の家庭の内容、すべてが合っています。キリスト教が反対してすべてを否定しても、霊界ではみな合っているのです。

 それを知っているので、死んだ先祖たちの時代に失敗したことを復帰する中心存在として、アダム家庭に代わり、ノア家庭に代わり、人類全体の家庭が失ったものに代わって、勝利の覇権をもたらしたのです。それがゆえに、それを中心としてサタンは何もできないのです。

 既に勝利した基準が天と連結しているので、それを叩き壊すことはできないのです。それを叩き壊すことができないので、サタンは一遍にすべての損害賠償を払わなければなりません。国家基準を越える時までは反対しますが、世界時代には反対できないのです。

 既に統一教会は、国家基準の時代を越えたのです。今先生を見るならば、すべての家庭の王です。全世界の家庭の王なのですが、それはどういうことかと言えば、アダムが堕落せずに祝福を受けて、父子の関係を築き、宗族で出発できる基準に入ったのです。その基準に立ってこそ初めて、家庭の王が生まれるのです。

 全世界の家庭の王となっているため、その王を中心としたみ旨に従っていかなければなりません。ですから王の座に仕えるその家庭には、宗族が必要なのです。そこには系列がありません。互いに均等になっているのです。先祖の系列がありません。

 その時に宗族的メシヤを中心として入籍が行われるのです。真の父母を中心として入籍が行われるのです。国がありません。真の父母が一代先祖となり、二代、三代となって、アダム家庭の反対となるのです。落ちてしまった経路を反対に上がって、アダム家庭の理想が国家・世界まで連結し、神様の立場にまで行くのです。ですから、これから入籍時代になるのです。入籍はあっという間に行われます。(二九七−二三五、九八年十二月一日)

 今まで四十年路程を通して、先生は反対する世界に行き、個人・家庭・宗族たちが反対する中を上がっていって、神様に仕えてこの地上に帰ってきたのです。先生の家庭を中心とすれば、どこにでも通じることができるのです。ですから皆さんは、これを接ぎ木していかなければなりません。

 一族が滅びたのです、一族が堕落することによって。一族といえば四代です、四代。おじいさん、おばあさん、父、母、自分たち夫婦、息子と娘です。これを中心として拡大すれば、一二〇家庭、一六〇家庭以上になります。それゆえ、個人が蘇生であり、家庭が長成で、完成は一族です。宗族なのです。これは一つのチームです。一つのカテゴリーです。

 これは分けることができません。これは元に戻さなければなりません。元に戻せば、全部一六〇か国、先生が一六〇か国を接ぎ木してあげるのです。これがなければ入籍できません。入籍をすることができなければ、天国に籍がないことになるので、大韓民国に生まれたとしても、大韓民国の民になれないのです。

 入籍時代が来るのです。その時は民族大移動時代となるのです。民族を越えて、宗族を越えて、人種を越えて大移動時代が来るのです。全世界的に統一教会を中心として、宗族的メシヤの使命を命令したので、どの国でもこの使命を先に果たすならば、皆さんを追い出すのです。先生が一代先祖となり、二代、三代、数千代が連結されるのです。(二六五−一〇八、九四年十一月二十日)


入籍するには一六〇家庭を立てなければ

 これから南北が統一されれば、入籍時代が来るのです。天国に入籍しなければならない時代になります。入籍をするには、宗族的メシヤの責任を果たしたか否かによって入籍するのです。一六〇家庭を立てなければならないのです。なぜ一六〇家庭を立てなければならないのでしょうか?

 第二十四回のソウルオリンピックは、世界のオリンピックの歴史に記録されるものでした。世界の先進国家と対等な位置に韓国が上がっていったのです。このように蕩減復帰した内容を世界的に拡大して、私たちの家庭と連結することのできる再臨時代には、一六〇家庭を立てなければなりません。宗族を編成しなければならないのです。そうすることによって、一六〇か国の加盟国を持つ世界的な国連に連結されたのと同じ立場になるのです。ですから、一六○家庭を成すことなしには、入籍することができません。徐々にこれが容易な時となってきたので、先生がみ言を語れば、南韓、北韓を中心としたすべての人々が、先生を尊敬するのです。

 この一六○家庭を中心として入籍するとき、先生が一番ならば、二番、三番にはだれがなるのかということです。それは超民族的、超国家的です。ですから、家庭問題に引っかかるようなすべての条件を、早く除去しなさいということです。今までのように適当にしていては通じないのです。(二六四−二二一、九四年十一月三日)

 これからの時代は、入籍をしなければなりません。サタン世界で流浪していた人たちを接ぎ木しなければなりません。バラバラになっているのを宗族的メシヤ圏として、家庭的メシヤの一六〇家庭をなすことによって、イエス様を中心としてザカリヤ家庭とヨセフ家庭が一つになれなかったことを蕩減復帰するのです。それができれば、国家が自然に形成されるのです。(二六四−三二〇、九四年十一月二十日)

 宗族的メシヤがいなければ、復活するための新生の原理の架け橋を失ってしまうということを知らなければなりません。宗族的メシヤが一六〇家庭を探すことができなければ、手続きを踏まえて入籍することができません。その入籍によって、数千代の差が生じるのです。五〇億人類において、歴史的代数の差が開くということを知らなければなりません。ですから、必死に宗族的メシヤの使命を果たさなければなりません。(二六五−一四二、九四年十一月二十日)

 真の父母を中心として入籍する人が、今後先祖になるのです。天の国の先祖になって、主流氏族、主流民族、その傍系のすべての人を中心として、編成をするようになっているのです。

 ですから、入籍をしなければなりません。入籍はじっとしていてできるようにはなっていません。一六〇家庭、あるいは一八〇家庭を完了しなければならないのです。これができていない人は、脱落するということになるのです。三六家庭でも何でも、それを主張する時代は過ぎるのです。平等化時代に入ったので、そこではその数にだれが先に入っていくかが問題です。(二八六−二四七、九七年八月十一日)

 これからは一遍に祝福を受けられるようになるのですが、そうなれば二千年、この先祖の代はどうなるのでしょうか? 数千万年の先祖の血代はどうなるのでしょうか? この先祖をどのように決定するかということが問題です。先生が勝利した一六〇国家を、宗族的メシヤに連結させてあげるのです。一六〇家庭は家庭、宗族にしかなりません。そこにしか出入りできないのです。ですから、先生が接ぎ木をして一六〇国家を宗族的メシヤにくっ付けてあげるのです。それで先生は一六○国家の中心になるのです。

 サタン世界が一六〇国家なので、国家を探し得たというのです。それゆえ先生が一六〇国家の中心になるのです。一六〇国家の中心に先生がなりました。一六〇国家は、自分の国を中心として、第一次アダム、第二次アダム、第三次アダム、それにさえ合わせればいいのです、すべての国が。

 そのようになれば、ここで国家を中心として世界・天宙にまで連結されるのです。国家・世界・天宙にまで自動的に連結されるのです。そこには真の母が来なければなりません。そのためには真の母の代わりに、それらを再び生み換えなければなりません。再び生み換えるときには、家庭で生むのです。生んだのは国家ではありません。家庭で生んだのです。

 宗族的メシヤが、家庭的メシヤ、すなわちアダム家庭を復帰しなければ、死んだイエス様の宗族的な家庭基準に上がれないのです。宗族的メシヤはイエス様の立場です、イエス様の立場。先生を中心として国家を見ると、国家基準は完成したアダムの基準ですから、一代に連結しなければなりません。そのような立場に立つのが宗族的メシヤであり、家庭的メシヤを探し立てることなのです。これが一六○家庭です。

 なぜ一六〇家庭なのかといえば、これを世界に連結させるためです。ヤコブは十二家庭、モーセは七十二長老、イエス様は一二〇門徒、再臨主は一六○使頭です、使頭。使徒の頭だということです。イエス様は使徒と言いました、使徒。使頭というのは、今回私が初めて使う言葉です。だれも知りません。日本はエバ国家なので、先生が知っている秘密をすべて教えてあげました。韓国の人たちや責任者も知らないことをみな教えてあげたのです。責任を果たせなければ、首が飛ぶのです。

 一六〇家庭を解放できなければ、第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムの勝利圏を、自分が相続することができません。第一次アダムだけしたとするなら、第二次アダム、第三次アダムと関係を結ぶことができません。来たるべき再臨主が、第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムをみな完成するので、第一次アダム圏、蘇生の基盤さえ築けば、接ぎ木してくれるというのです

 イエス様が妻を迎えることができなかったので、アダム家庭を探し立てることができませんでした。今日統一教会の祝福を受けた人は、イエス様に勝る立場です。先生は国家の中心なので、イエス様の宗族的基盤を中心として、国家と連結しようとするのです。

 イエス様の失敗は何かといえば、アダム家庭を復帰できなかったことです。復帰していたならば、国家まで進んでいくのです。ユダヤ教がアベルで、イスラエルの国がカインです。これがカイン・アベルです。これが一つになれば、そこに来られる主は自動的に王権をもって臨むことができるのです

 ところが、ユダヤ教とイスラエル民族が一つになれなかったのです。そうして北朝十支派、南朝二支派に分かれて戦ったのです。そこにエリヤが来て一つにしようとしたのですが、みな破綻してしまいました。ですから再びエリヤが来て、一つにしなければならないのです。洗礼ヨハネがエリヤとして来て、このことをしなければなりません。

 南朝、北朝に分かれたのと同じように、ユダヤ教とイスラエルが分かれたのを一つにすれば、統一天下はそのまま築かれるのです。これが一つになれなかったために、イエス様が十字架にかかったのです。イエス様自身が洗礼ヨハネ的な立場に下りて、旧約時代の基盤を再び編成しなければならない立場に立ったので、サタンに追い込まれたのです。

 それでは、先祖の代をどのように決定するのかというと、すべてが入籍しなければなりません。天の国が勝利することによって、再び天の国に全世界的に入籍して、戸籍謄本をつくらなけれぱなりません。戸籍謄本ができた順序に先祖が決定されるのです。一代が先に立てば、自分の先祖において一代、二代…、何千代が再び編成されなければなりません。縦的な父です。

 旧約時代からずっと先祖が編成されませんでした。それゆえ支派の編成が成されませんでした。十二支派、七十二長老、イエス様の時代の一二〇門徒、再臨主時代の一六○家庭、一六〇か国の編成ができていないのです。それを受け継いで一六○か国を編成するためには、一六○家庭でなければ世界と連結できないのです。四千年の期間を四〇年で蕩減したのと同様に、一六○の国家を一六○家庭が蕩減するのです。これが絶対必要なのです。(二六五−一二七、九四年十一月二十日)

 皆さん、一族をすべて祝福家庭にしなければなりません。一六〇家庭から一八○家庭です。そうすれば入籍するのです。これを中心として、国を救うことができるのです。こういう時になったのですから、宗族的メシヤにならなければなりませんか、ならなくてもよいでしょうか? 個人の救いの時代ではありません。家庭と宗族と国家と世界が一度に立ち帰ることのできる時になったのに、家庭的基準で座り込んでいたらどうなりますか? (二八五−二○七、九七年五月四日)

 皆さん、祝福を受けた家庭は、宗族的メシヤの使命を果たさなければならないのです。イエス様は家庭的メシヤを中心とした、一六〇、一二〇の家庭を一つにできずに亡くなりました。今のときは、世界的舞台で一六〇家庭を一つにすることによって、イエス様の成すべき基準を中心として、地上に着陸できる家庭的メシヤを形成し、堕落していない真の父母の歴史を立てることができるのです。こうなってこそ入籍が行われます、入籍。国に入籍できるのです。自分の国になります。

 そのようになれば、国に入籍、戸籍に載るのです、戸籍。先生は迫害を受けながらしましたが、皆さんは迫害を受けずに歓迎されながら一六○家庭ができるのです。先生が一六〇か国すべてから反対されながらしたことを、一六○家庭で歓迎されながら蕩減復帰するのです。世界にすべてのことを相続すれば、サタンは完全に落ちて出て行きまいます。皆さんが祝福家庭であるならば、祝福家庭の子女であるならば、宗族的メシヤの家庭として、すべてが自らの宗族的メシヤの責任を果たせるのです。それゆえに、後援することのできる息子と娘にならなければなりません。世俗世界の一六○の自分の親戚、宗族の青年たちを糾合できるプラスの二世となって、マイナス圏を一つつくらなければなりません。(二六六−一八二、九四年十二月二十五日)

 一六○か国さえ一つになれば、世界と天宙は自然に一つになって結ばれるのです。先生が一六〇の国家を完成したことを知らなければなりません。皆さんはどのように一六○家庭を成すかというのです。どのように宗族的メシヤとして一六○家庭を救うかというのです。そのようにして、真の父母が一六〇か国を完成したことを連結するのです。そうして登録するのです。

 こうして皆さんの家庭が回るようになれば、一六○家庭を中心として国が回り、一六○の国家がみな一度に回るのです。それで宗族的メシヤが必要なのです。アダム家庭と、アダム宗族と、アダム国家と、一六〇国家が、一つの平面で回らなければなりません。

 それゆえ、世界的なすべての一六○か国を勝利した真の御父母様の内容を相続してあげなければなりません。そのとき、それを相続するには一六〇家庭がなければ連結されません。四千年を、四〇数の基盤をもって引き継ぐのと同様に、一六○か国を一六〇家庭をもって引き継ぐのです。これがなければ連結することができません。このようにしてアダム家庭が回れば、宗族的メシヤ家庭、イエス様の家庭、再臨主の家庭が全部回るのです。一度に回るのです。そうでなければ連結させることができません。宗族的メシヤがどれほど重要であるかを知らなければなりません。

 それで一六○家庭を復帰してこそ、登録するのです。入籍をするのです、入籍。世界の一族として入籍するのです。定着地です。連結すればすべてがついてくるのです。そうでなければ分かれてしまいます。分かれるということは、天国に連結することができないということです。(二六七−一一〇、九五年一月三日)

 真の父母と家庭定着、完成と家庭定着、それは再創造の理想基盤です。それは、個人がすべての環境に連結することができるということです。神様がすべての被造世界を主管するということです。堕落後に崩れたものを…、失われた神様の立場を、再び復帰して家庭に戻るには問題がないのです。いつ、いかなるところでも、サタン側は妨害できないのです。そうするには、一六〇家庭をしなければならないのです。

 お父様がそのような一六○か国に対して勝利しました。皆さんがいかにして一六○家庭を成すかが問題です。それが宗族的メシヤの使命です。このように一六〇家庭を連結して、皆さんの家庭を中心として一六〇か国と連結するのです。それが失ったアダム家庭を完成することです。

 一六○家庭が絶対に必要ですか、必要ではありませんか? どうですが? 絶対に必要です。どうして必要なのでしょうか? 神様と真の御父母様が勝利したすべてを相続するためです。相続というのは、すべて解放されて神様のようになることです。

 宗族的メシヤが、そのように重要だということが分かりましたね? これがなければ先生について行けないのです。天国に入っていくことができないということです。また、サタン世界を解放できないということです。ですからどんな困難があっても、宗族的メシヤの使命をすべて果たさなければならないのです。そうしてこそ天国に入籍できるのです。登録するのです。そうでなければ天国に入籍することができません。

 入籍できなければ、天国のパスポートをもらうことができません。アメリカの国民はアメリカのパスポートを持たなければなりません。韓国人も同じです。私たちは天国のパスポートが必要です。入籍した後に、天国の民として、それをもらうことができるのです。(二六八―八五、九五年三月五日)

 自己完成とは、絶対なる真の愛、絶対なる真の生命、絶対なる真の血統、絶対なる真の良心を完成することです。こうして、堕落後に失った家庭を探し出して安着することです。真の父母が安着したので、私たちも真の父母に続いて、宗族的メシヤになり、一六○家庭を連結して、一六○か国を占領するのです。そうすることによって、天国と地上を自由自在に行き来できるのです。

 そのためには必ず相続をしなければなりませんが、これは運命的でなく、宿命的にしなければなりません。そうして入籍するのです、入籍。登録した後に初めて、地上天国・天上天国を皆さんが所有できるのです。登録した後に初めて、私の国、私の王国ということができるのです。(二六八−八八、九五年三月五日)


宗族的メシヤは入籍の基地

 祝福を受けた家庭は、宗族的メシヤとして自分の故郷へ帰り、自分の故郷が天国に属することができるようにしなければなりません。自分の故郷を一体化させ、故郷を中心として入籍することによって、自分の故郷が天国の主権に連結されるのです。そのための統一教会の活動基地が宗族的メシヤなのです。登録する順番にしたがって、数千代の先祖の境遇が変わるのです。先生を一番として、二番、三番と…、このように代数が決まっていくのです、全世界的に。

 この運動を全世界的に等しく展開しているため、その登録をいかに早くするかによって、数千代の先祖の立場が変わります。ですから、宗族的メシヤの使命をどのようにしなければなりませんか? 夜だとか昼だとかを考えていたら、大変なことになります。眠らず、休まず、ご飯を食べる時間も惜しんで、早く復帰して入籍しなければ、入籍することができません。日本の国民になるには、戸籍謄本がなければならないでしょう? 神様の国にも、そういう戸籍謄本がなければなりません。これから実体世界において、その入籍をするようになるのです。

 こういう因縁を世界に拡大して入籍すればどうなりますか? 一度に自分の一族が、世界と関係を結ぶようになるのです。入籍をした人が神様の宗族圏に加入すれば、その人と姉妹結縁を結んだ人も、間接的にその後について行くようになります。韓国人がその前にいれば、そのしっぽにつかまって一族がついて行くようになるのです。その家庭が門を開けば、日本から大移動をして韓国に定住することのできる道が生じるのです。(二五五−二七四、九四年三月十一日)

 マリアとヨセフは、新しい総督に「登録しなさい」と言われて、登録をしにいく途中でイエス様を生みました。新しく入籍する時が来るのです。入籍は日本でするのではありません。南北統一されれば真の父母の国なので、そこに来て入籍することになるのです。それによって、民族大移動の時が来るのです。(二五九−九四、九四年三月二十七日)

 皆さんに以前の所有権意識があれば、サタン世界のものをそのまま延長することになるのです。ですから、まちがいなく原理的な理論でこれを決定できる自身を探さなければなりません。皆さんがその段階に進めなかったので、皆さんは家庭段階に該当するのです。皆さんは宗族的な立場を探すことができなかったではありませんか? 国家も探すことができなかったでしょう? 先生が国家を築いた立場に合流するのです。宗族的な皆さんの立場にならなければなりません。

 宗族的なメシヤの立場に上がって、ホームチャーチをしなければなりません。そうすれば先生が築いてあげた国家的運勢、世界的運勢に参加することができるのです。

 イエス様は、宗族的基盤を築くために、ヨセフ家庭とザカリヤ家庭を中心としてアベル・カイン…、その内外のアベル・カインの蕩減復帰の宗族基盤を築くみ旨から出発しなければならなかったのですが、築くことができませんでした。これを皆さんが築くことによって、イエス様に勝る、現在の勝利的な蕩減復帰の条件を立てることができるのです。イエス様に勝らなければなりません。

 宗族的メシヤ圏を求め出すことができない以上は、生活圏が現れません。その生活圏も、国家基準と世界基準が準備されていない基盤においては、定着することができません。国家基準と世界基準で進まなければなりません。このように見ると、宗族基準も築かれていないし、国家基準も築かれていません。この路程は皆さんが直面している路程です。先生は世界基盤を築きましたが、皆さんは築くことができませんでした。一段階離れているのです。

 ここで皆さんが家庭を考える観念があってはなりません。それはサタン側へ戻ることなのです。錐の先が曲がっていてはなりません。今は全部修正して、越えていくときです。(一四五−五七、八六年四月三十日)

 三代を中心として結ばなければなりません。皆さん万人ではいけません。横的に三、縦的に三代を中心として結ばなければなりません。それゆえ、何も分からない者を宗族的メシヤとして任命し、天の命令によって伝授してあげました。その価値を汚してはなりません。(一九八−二四二、九〇年二月三日)


宗族的メシヤの意義と使命

 宗族的メシヤは、自分の父母を復帰しなければなりません。父母が怨讐中の怨讐ではありませんか?統一教会員を追い出したではないですか。そうです。サタン側です。父母、一族がみな反対しました。自分の家族が怨讐だという話がありますね。父母が怨讐です。み旨のために死んで、み旨のために生きようとするので、父母が殺そうとしました。すべて捨てて、家を飛び出して統一教会を信じた人がどれほど多かったでしょうか。

 家庭的基準の祝福を受けた人が宗族的メシヤになるのです。ですから、死なない立場においてのイエス様圏を落城しなければなりません。宗族的メシヤは、勝利したイエス様の立場で行って、自分の父母を復帰するのです。

 このような基準が天側に積まれることによって、皆さんを生んでくれた父母は何になるでしょうか?宗族的メシヤは、イエス様の代身なので、皆さんを生んでくれた父母は、アダム家庭のアダムとエバの代身として登場するのです。それはなぜ必要なのでしょうか? 皆さんは天国で生まれたのではありません。天国で生まれなかったために、故郷がありません。また、天国を中心として生まれなかったために、国籍がありません。国籍がないので血筋が違います。天国の眷属ではありません。他の一門です。異邦の一門です。

 ですから、どんなに宗族的メシヤだといっても故郷がありません。故郷とはどこでしょうか? 自分の父母が生んでくれた所が故郷なのです。皆さんは天国で生まれたのではありませんが、これを蕩減復帰してあげることによって、皆さんの故郷が天国として登場するのです。天国の故郷の父母が、私を生んでくれたということになるのです。それゆえ、天国の故郷で私を生んでくれた父母は、堕落していない父母の立場にあるということになるのです。それゆえに、天国の故郷を持つことができ、天国の父母を持つことができ、天国に入籍することができる国民になるのです。ですからサタンは退くのです。こうすることによって、父母権が復帰されるのです。この父母に対して、過去から現在まで、サタンが讒訴する何ものもありません。

 三代が一つになって、宗族的メシヤの前に絶対服従しなければなりません。おじいさん、お父さん、お兄さん、弟が、自分に絶対服従しなければなりません。全体が絶対服従する立場に立つことによって、入っていくことができるのです。

 それで、歴史上の父母が誤って失ったものを、全部蕩減してあげたというのです。ですから、兄弟権の復帰以降に、父母権復帰をしなければ、天国に入っていくことができません。(一九九−二〇八、九〇年二月十六日)


宗族的メシヤは一族が入籍できるように責任を持つ

 統一教会のたとえ小さな男性と祝福を受けたとしても、その女性は、この世のどんな王女や皇后よりも、もっと立派なのです。この世の皇后や王女であったとしても、霊界に行けば皆さんにひざまずいて敬拝します。こういう話をすれば「先生はふとどきな言葉を、むやみに口にする。あんなこと言わなければいいのに…」と、皆さんはだれかに脅迫されはしないかと、緊張して焦るでしょう?

 しかし、そんなに簡単に自分たちが恐れているようにはなりません。自信を持ちなさい。宗族的メシヤは、宗族の王です。天に入籍した宗族的メシヤとして、全権を発揮し、日本に誇らしい天側の宗族をつくることは、天下を治める以上のことなのです。(二四三−五七、九三年一月一日)

 今後は個人が責任者になるのではなく、家庭、父母が責任を負う時代に入るのです。祝福を受けた人は皆、これから故郷に帰りなさい。今後、皆さんが故郷に行って宗族と一つになることができず、宗族的メシヤとしての責任を果たすことができなければ、今後天国に入籍をすることができません。(一八九−一五四、八九年四〇一日)

 絶対的に宗族的メシヤが必要です! それを果たすことができない人は、第一、第二アダム圏を連結できません。先生と連結することができません。入籍することができません。ですから、絶対的に宗族的メシヤが必要でしょうか、必要ではないでしょうか? 必要なのです。そういう天の恩寵に対して、何も価値の分からない人は、宝物をもらっても、その価値あるものをむやみに扱うのです。そのように、いいかげんに考えるその基準によって、審判を受けるようになります。宗族さえ復帰すれば終わるのです。(一九二−二三三、八九年七月四日)

 先生が宣布した宗族的メシヤとして、どれだけ責任を完遂したかという、その基準に比例して、入籍して王族圏内に入っていけるかどうかが決まるのです。先生は三六家庭、七二家庭を知りません。だれにでも三六家庭よりも、百倍、千倍できる力があると私は考えています。だめならば、いつでも交換するつもりです。できなければいちばんびりになるのです。そのような時が来るのです。(二四二−二七一、九三年一月二日)

 宗族的メシヤにならなければ入籍できません。それはどういうものでしょうか? イエス様の十二弟子と七十二門徒と一二○門徒を中心として、地上に祝福家庭の一二〇か国の代表と、七十二民族代表と、十二家庭の宗族代表なのです。そういう基台がなければなりません。

 死んだ後に入籍をしなければならないのです。しかし入籍は、一人ではすることができません。イエス様の宗族的メシヤ圏で、ザカリヤ家庭(カイン)とヨセフ家庭(アベル)が一つになれませんでしたね?それと同様に、皆さんのカイン・アベルが一つにならなければなりません。宗族的メシヤは、勝利的宗族圏を立てたイエス様と同じです。皆さんの対象圏は、ザカリヤ家庭(カイン)と同じなのです。この二つの家庭が一つになれば、すべての家庭がみな救いを受けるのです。

 それゆえ、宗族的メシヤにならなければなりません。宗族的メシヤにならなければ祝福を受けて入籍されるまで、塀の外で待たなければなりません。待っていたら、皆さんの氏族までみんな入籍してその数が満ち、そこでばっさりカットされれば、びりになるのです。協会長であろうが何であろうが、宗族的メシヤがいちばんです。協会本部では、こんな話はしないでしょう? それほど宗族的メシヤが良いのです。そうしなければ、一番目の公式も越えることができません。公式になっているのです、公式。ですから、神様が往来できる高速道路をつくらなければなりません。

 最初の公式は何ですか? 神様が宗族圏まで来臨できる高速道路をつくらなければなりません。自分の一族を通じ、自分の家庭を通じ、自分の父母を通じて宗族が一つになれば、ここに天が共にあるのです。二つ目は何ですか? 入籍です! 入籍のためには息子・娘を生まなければなりません。入籍というのは、息子・娘を生まなければならないのです。息子・娘を生んで初めて入籍がなされるでしょう? その二つです。最初の母はそれができなかったのです。母が解放すべき責任を果たすことができなかったので、みな失敗したのです。これを復帰しなければなりません。イエス様が失敗したことまで果たさなければなりません。(二三六−一一三、九二年十一月三日)

 入籍というものがなければ、天国の国民になれません。みな宙に浮いてしまうようになります。そうなれば、サタンが思いのままに前後・左右・上下から攻撃するのです。今皆さんは真の御父母様に代わって、宗族的メシヤの使命をもって、自分の父母を解放できる立場に立ちました。

 なぜそれが必要なのでしょうか? 今世の中の父母たちは、堕落した父母から生まれて、堕落した血族で世界に繁殖したのです。これを宗族的メシヤが自分の父母を復帰してあげることによって、アダムとエバが、堕落しない立場で、自分の家庭を連結させて私を生んだという立場になるのです。そうすれば自分の故郷の地は、堕落していないアダムとエバの地となり、天国の故郷の地として継承されるのです。そのようになればその地は、神様が思いのままに来られて管理することができ、神様が思いのままに主管することのできる地になるのです。そうなれば、その地は天国に入籍された立場に立つので、その国の人は天国の民、天国の国民となります。それゆえ故郷があるのです。父母が堕落していない本郷の父母の立場に立てば、私はその息子・娘として生まれ、完全復帰された立場に立つことができるのです。(二三六−三二二、九二年十一月九日)

 入籍した順序で先祖が決まるのです。だれが早く宗族的メシヤになって、先に入籍するかによって決定されるのです。イエス様が一二○門徒を全部登録しようとしたのですが、できなかったので、再臨時代に一六○家庭を中心として登録しなければならないのです。一八〇でもかまいません。みな一六○を願って、一八〇を願わないので、一六〇に定めたのです。六数はサタン数なので、サタン世界で完成しなければならないのです。四数は理想の数です。四数の四倍は全体を象徴するのです。(二五三−八三、九四年一月七日)

 先生は四〇年間迫害を受けながら、一六〇か国に宣教部をつくりました。祝福家庭、統一教会員たちは、これから宗族的メシヤになって一六〇家庭を連結しなければなりません。これは一つの水晶体、結晶体のようなものです。先生は迫害を受けながらつくりましたが、統一教会の食口は、迫害を受けるのではなく、歓迎されながら自分の一族を救うことのできる時になったのです。それができないと言う人は資格がないのです。こうして、一六○人を中心として祝福さえ受けさせれば、それが国に入籍できる資格になります。カナンの福地に上陸して、国に仕えることのできる立場に入っていくのです。(二五二−二八八、九四年一月一日)

 宗族的メシヤとして入籍した場合、将来、民族大移動をしたときにも、韓国語を知らなければ、真の御父母様の近くに行って生きることができません。遠からずそのような時が来るのです。入籍するには超国家的・超民族的にしなければなりません。民族が大移動する時が来るのです。それで民族的メシヤを急いでしなければなりません。世の中は何でも先生が話したとおりになります。そうなるようになっているのです。(二五三−四八、九四年一月一日)


真の父母と成約時代

 人類と宗教圏は、カインとアベルの関係にあります。これが一つにならなければなりません。一つになれば、自動的に一致するのです。ですから、そこに入って一体になるための内容には、サタンが寓居する何ものもないのです。また、真の父母と成約時代というのは、完成した基準なので、長成期完成レベルで堕落したのとは関係がありません。ですから全体・全般・全権・全能の時代だというのです。全体が神様に属するのであって、サタンに属することはないのです。

 全体と全般というのは、世界的基盤にサタンが寓居できないということです。全権、これはすべてにおいて至る所で、天の世界的権限だということを意味します。そして全能というのは、できないことがないということです。思いのままにできるのです。かといって、悪なることをするというのではありません。善を中心として、自由に発展させることができるということです。その発展したものは、発展させた責任者のものではなく、全体のものなので、歓迎されるようになっています。環境的条件に互いにプラスとなる愛の内容が内包されているため、そこは神様の所有権となっていくのです。

 そして、そこでは五〇億人類が、そのようなことを中心として先祖になっているのです。統一先祖、心と体を統一した先祖なので、この先祖たちが解放されるならば、父子の関係を中心として子孫が広がるのです。父子の関係を通して、一代先祖が勝利圏の特権を受けたならば、子孫たちはそれを相続する権限があるのです。父子の関係を通して、先祖から数千、数万代を平面的に、横的に連結できるのです。数万代にわたったものを、横的に蕩減して展開することができるということです。

 ですから、父と子が誤って連結されたすべてが、父が解放されることによって、父子の関係を通して息子が相続権を受ける原則に基づき、子女の立場も平面図上で恩恵圏内に入るのです。

 潮が満ちてくるのは、かなり速いものです。とても速いのです。これが満水になって交差するときは、一分以内に交差するのです。恩恵圏内に立って水平になるというのも、一分以内に同じ場に立つことができるのです。それゆえ、統一教会の熱血漢の青年たちが、サタン世界の人と同じ祝福の場に立ち、五〇億人類が一日のうちにすべて統一されるのです。そのように数万代が横的に連結されるのです。

 その次には国家編成をするのです。国家というものを編成するときに、再び先祖として登場するのです。真の父母が一代先祖になり、その次には二代先祖です。忠誠の限りを尽くしたすべての人が、宗族的メシヤの責任をどれだけ果たしたかという基準を中心として、一六○家庭を祝福して、入国することができるのです。そのような特権的条件にふさわしい人たちは、今後の入籍時代に登録しなければなりません。登録する順序に先祖ができるのです。

 そして、今後入籍する順序を中心として民族大移動が起こります。今後統一教会に反対する人は、荷物をまとめなければなりません。スターリンは再臨主の象徴なので、サハリンの韓国民族を、死ねとばかりに中央アジアの砂漠地帯に連れていって捨てましたが、死にませんでした。韓国民族はとても粘り強い民族です。団結して生き残りました。そのときのように大移動するのです。そのときは強制的に移動されられましたが、今は自分から移動していかざるを得ないのです。原理原則がそうなっているのに、天国に行くのに、裕福な暮らしのまま行くことができるでしょうか? 行くことができません。地上天国が顕現するときには大移動が行われます。入籍した順に、先生の側近から並んで立つのです。大韓民国の反対する人々を追い出すのです。荷物をまとめるのです。(二五三−二九九、九四年一月三十日)


宗族的メシヤの宣布

 真の父母と成約時代を発表した以上、エバは何のために必要でしょうか? エバ国家は何の必要もありません。アダム家庭が全世界を代表するのです。真の父母の家庭が、個人的アダム家庭の代表的勝利の基盤を築いたのです。宗族の中心家庭です。民族の中心家庭なのです。国家の中心家庭であり、世界の中心家庭であり、天宙の中心家庭だというのです。そういう基盤になったので、サタンを相手にしなくても良いのです。

 すでにアダムとエバ、カイン・アベルの概念を超越しているのです。今まで救いのために苦労してこられた、神様のその基準を逃したくないがゆえに、こうしているのであって、先生が切ってしまえば完全に切ってしまうのです。

 祝福家庭の中にもそういう群れがいれば、そのまま放ってはおきません。まちがいなく聖別した基準において、同じ教育をしなければなりません。学校も別にして、徹底的に教育しなければならないのです。しかし実際、サタン的環境の真っ只中にいれば、だれもがそんなことはしたくないのです。そのような聖別の過程を通過しなければならないのです。一回で終えれば、数年のうちに全体的な代表の基準を立てて摂理することができますが、そういうことに何十年、何百年もかかるとすれば大変なことになります。

 サタンの再侵入という恐ろしいことが起こるのです。それで結局は、民族大移動がなされるのです。スターリンの共産主義治下で大移動したように、神様を中心とした反対方向の大移動時代が来るのです。宗族的メシヤの使命を果たして、入籍した順序によって、先祖として決められるのです。

 そのように入籍する日、加入する日に、先祖になっていくのです。宗族的メシヤとして一六○家庭を蕩減復帰し、完成すれば、すぐに入籍するのです。そのようにして全世界の統一教会が入籍するのです。真の父母の故郷の地に帰ってくるのです。イスラエル民族が帰ってきたのと同じように、成約時代の家庭的完成基準を築いた人は、すべて入籍時代に入って、本郷の地に帰ってこなければなりません。

 日本も、イギリスも、世界各国の統一教会が、平面的に宗族的メシヤを宣布しています、一六○か国のすべてがそうなのです。その国家の中心は先生です。縦的に、過去・現在・未来、旧約時代・新約時代・成約時代、三代先祖を地面において結着させなければなりません。地上なのです。地上定着なのです。空中定着ではありません。再臨時代において、世界を代表した勝利圏をもって地上定着をするのです。地上定着をするその基準とは、第二次世界大戦後に、世界がキリスト教文化圏を中心として統一された、たった一度しかなかったその基盤です。(二五二−一七一、九三年十二月二十九日)


宗族的メシヤと入籍時代

 宗族的メシヤを中心として、家庭的なメシヤを一六〇か国に立てるようになれば、国家時代において入籍時代が来ます。そのとき入籍できなければ、どうなるか分かりますか? 今は平面的時代なので、一代、二代、三代が平面性を完成すれば、五〇億人類が同じ立場に立つのです。そうすれば一週間以内に五〇億人類をみな祝福してあげることができます。

 そうして南北が統一され、その祝福を受けた者たちで国が形成されれば、入籍時代に入っていくのです。真の御父母様を中心として血族になれば、入籍時代になるのです。平面的に五〇億の人類が一時に祝福を受け、一時に入籍することによって、数千万代の先祖が決定されるのです。平面的に同じ日に祝福を受けたとしても、その中において先祖として数千代の差ができるのです。恐ろしい時代が来るのです。

 それゆえ、世界の統一教会員、全世界の人々が祝福を受けて、先に入籍をした人たちが先祖となり、大移動が行われるのです。そうなれば、しがない韓国のこの群れたちは皆、自分の住んでいた家を売って出て行かなければならないのです。大移動が行われます。

 イエス様が一二○人を祝福してあげていたならば、イスラエルの国に国家が形成されていたはずです。彼らが入籍して国を立てたはずです。しかし、互いに争いばかりをしていて、国を立てることができなかったのです。その使徒たちは「死徒」でした。世の中も知らずに騒いでいました。同じことです、統一教会員たちも。自分の家庭を中心として、自分のことばかり考える人々は、全部消えてしまうのです。

 今後日本人がすべての使命を果たし、お金を持って韓国の地に入ってくれば、国が全部受け入れなければなりません。超民族的な入籍時代が来るのです。それゆえに、合同結婚式をしたのです。(二五二−二四六、九四年一月一日)


宗族的メシヤの責任

 新しい人間の理想を中心とした神様のみ旨とともに、創造理想を中心として、すべての理想的基準において完成したアダムとエバがいるのであり、理想的基準にある完成した夫婦がいるのであり、完成した家庭があるのです。そのような家庭さえあれば、それを合わせれば宗族になり、それを拡大すれば民族になり、それを拡大して世界化させれば世界になるのです。

 こういう体制が長子権復帰、父母権復帰、王権復帰、その次には皇族圏も絶対必要です。なぜ皇族が必要なのでしょうか? 直系の長子権を中心として王権が立てば、この兄弟が広がって一族になります。一族が拡大すれば宗族になるのです。宗族が拡大すれば民族になり、さらに全部世界的に広がって、これが五〇億人類にならなければならなかったのです。しかし、この皇族圏がなかったのです。王権もないので、皇族もないのです。王権を設定するとともに皇族圏を設定することによって、カイン世界、堕落権を引き継ぎながら地獄に落ちた、退廃的なすべての皇族が、勝利的な皇族へと転換するのです。

 それゆえ、王権を中心として皇族一族が、心情的愛を中心に一つとなり、宗族圏内で生きるのです。家庭を中心として、宗族圏内で生きた人々の行く所が天国です。そのためには、王権の設定とともに、皇族圏を設定しなければならないのです。皇族圏を設定しなければ、歴史時代のアダムから発展してきた皇族が、切られてしまうのです。ですから、全世界のカイン圏が、皇族圏に帰ってくることのできる時代に入るというのです。ここでもカイン・アベルの問題はありますが…・。

 これが最後の結論なのです。長子権復帰、その次には父母権復帰、次に王権復帰、次に皇族圏の復帰なのです。今日私たち統一敏会員は、長子権・家庭権・王権、皇族圏にまで至らなければなりません。それをみな抱いて、王のように仕えて再び帰ってきて初めて、落ち着くことができるのです。それが宗族的メシヤの責任です。

 水のもれるすき間もないほどに組まれているので、サタンが入れないのです。そして、統一教会の家庭がこれから知らなければならないことは、長子権復帰です。全世界の人類を、弟や妹だと思いなさいということです。その次には父母権復帰、全世界の人類を息子だと思いなさいということです。その次には王権復帰、全世界の自分の宗族を復帰し、家庭を復帰したその国を、王の立場で考えなければなりません。そのためには、サタン世界のすべての特殊な人々を、皇族圏内に養子として迎えなければならないのです。

 そのために、再び入籍時代が必要なのです。入籍時代。では入籍時代を決定するものは何でしょうか?サタン世界から、長子権を復帰し、父母権を復帰し、王権を復帰するのです。サタンが、サタン兄圏、サタン父母圏、サタン王圏、サタンの皇族圏を築いた世界に比べて、どれだけその数を復帰したかということが、霊界に入っていく基準となるのです。

 サタン世界で持っていた地位とは反対の基準で霊界に入るのです。それはどういうことかというと、王権を復帰し、国を治め、国を救うことができる人が、王の位置に上がるということです。王に仕えることのできる皇族圏内にあれば、皇族になるのです。父母になれば、父母圏内に入っていくのです。

 ですから、天国の民をたくさん増やしていくことで、大きな国になるのです。それゆえ伝道しない人は、天国では実に困難だということです。長子権復帰の基準にも入ることができません。父母権はとうてい望めないのです。

 今までサタンは、祖父の力、父母の力、兄の力をもって、アベルを無慈悲に犠牲にしたり殺したりしてきたのです。それを蕩減してでも復帰しなければならない時代になってくるのです。今後、無慈悲な時代が来るのです。瞬間にして、世界がひっくり返るようなことをすることができるのです。サタン世界がやってきた三倍以上のことを行うことができるのです。

 サタン世界では、レバレンド・ムーンを生かしておけば大変なことになるので、今までサタンはありとあらゆることをしてきました。歴史時代に自分の計略を中心として、ありとあらゆることをしてきたのです。しかし今後は、サタンが先生の前に完全に従わなければなりません。今やサタンも協助できる時代に入ったというのです。それによって地獄の解放が可能なのです。(二四八−八三、九三年七月一日)

 理想的家庭を中心として、父母権を復帰し、王権までも復帰しなければなりません。皆さんが皇族にならなければならないのです、皇族です。いまだに天の国に天国がありません。天の国が空いているのを、アダム時代から今までの何千万年の人々が、一度に勝利して入籍をし、満たしてしまうのです。(二六五−一四七、九四年十一月二十日)


宗親連合ができれば宗族的メシヤの時代は過ぎ去る

 宗族的メシヤだけが率先して縦的な基台を築き、個人・家庭・宗族・…、このようにずうっと上がっていくのです。こうして宗族的メシヤだけが入籍するのです。そうして国が形成されるのです。宗族的メシヤは、祝福を受けて息子・娘を持ったので、国家的メシヤの代身です。国家的メシヤは、すべての宗族的メシヤの代表として行っているので、同じ内容を持っているのです。宗族が編成されたものが、横的に拡大されていくことなのです。宗族的メシヤは、一族復帰をしなければなりません。そうでなければ入籍ができないのです。(二八五−二三三、九七年六月五日)

 皆さん、今後は一門加入の時代が来ます。個人加入の時代ではありません。宗族加入の時代が来るのです、金氏ならば金氏、朴氏ならば朴氏。それが過ぎれば、国家入籍の時代が来るのです。早いのです。これからは早いのです。目が回るほど早く動くのです。今世界情勢が、目が回るほど早く動いているでしょう? なぜそのように動くのでしょうか? 先生ゆえにそのように動くのです。原因が他にあるのではありません。

 こういうすべてのことを論理的に解いて、今日の鋭敏な知識人の前に理解させうる理論は、私しか持っていません。世界のどこに行ってもありません。私が話すすべての理論は、どんな図書館にもありません。創世以降に初めて出てきた言葉です。

 これからは皆さん自身が、自分の家庭を主管しなければなりません。世話になってはならないのです。今までは蕩減時代でした。皆さんが今まで責任を果たせなくても、責任追及をしませんでした。なぜでしょうか? 消耗される過程にあるので、私がすべて責任を負いました。今や峠を越えました。苦労の結実が皆さんを待っているので、無慈悲に追い立てることが愛なのです。

 皆さん、そうではありませんか? 北朝イスラエル十支派、南朝ユダ二支派、それが歴史的な怨讐として互いに戦ったのです。ところがエリヤがしたことを考えてください。神様はそれでも北朝を救おうとされたのです。南朝を犠牲にして北朝を救おうとした神様の愛を、だれが知っているのかというのです。それは原理を知らなければ解く道がありません。原理を知らなければ解くことができません。これを皆さんははっきり知っています。脳に、骨髄に染みるほど、すべてをよく知っているのです。言い訳する道はありません。

 南朝ユダが統一王国の立場に立つためには、カイン格である北朝十支派を消化しなければならないのです。そうせずには道がありません。エリヤは、バアル神とアセラ神を崇める預言者と祭物を、火で焼く役事をして勝利し、八五〇名にも及ぶ彼らを殺して、生きた神様を証しました。それにもかかわらず、北朝の人々は、自分たちの神を崇める預言者を殺したと言って、エリヤを殺そうとしたのです。それで逃げ帰って、神様に訴えたではありませんか。

 それほどに悲惨なことがどこにあるでしょうか? そのように白昼にエリヤが神様の能力を現し、公約の下に彼らの目前で実際に神様を証したとき、神様を崇め、エリヤを尊敬しなければならないにもかかわらず、叩き殺そうとするのですから、とんでもないことです。

 逃げ帰って「神よ!」と命がけで祈祷すると、神様の勧告のみ言は「バアルに屈しない七千の群れがまだ残っている」というものでした。それが神様の愛です。七千の群れが残っているので、七千の群れゆえに見捨てることができないというのです。

 エリヤのときと同様に、イスラエルの国の前にイエス様が来るときに、そのイスラエルの国と教会で、七千名がイエス様を崇めれば、イエス様は死なないのです。それを準備するために立てたのが洗礼ヨハネであるにもかかわらず、洗礼ヨハネは悪党になってしまいました。再臨時代において、それを復活させるべき使命があるために、キリスト教文化圏を中心として、イエス様の蕩減復帰をするために、七千人の解怨成就を、国境を越えてしなければならないのです。私は獄中でそのすべてを既に行ったのです。

 蕩減復帰というものは、ただ単に越えるものではありません。太平洋を渡って、韓国の地を慕うようにさせたのです。洗礼ヨハネがイエス様の前に出られなくなった道を連結させるために、キリスト教とユダヤ教の間の溝を埋めるために、この統一教会と現代のキリスト教の溝を埋めるために、四万二千名を二泊三日教育しました。エリヤとイエス様の時代の七千名のように、そこから七千名を選び出し、韓国に連れていって教育し、キリスト教の進む方向を示してあげるのです。アメリカの進む方向とキリスト教の方向を示してあげるのです。それはカイン・アベルです。カイン・アベルが一つになった基準がなければならないのです。ですから、彼らが韓国を愛し、韓国の先生をアメリカの大統領よりも崇拝しなければならないのです。それを蕩減しなければなりません。こういう歴史的なことを蕩減して、今や峠をすべて越えました。(一九七−三六三、九〇年一月二十)


七、国家的メシヤの入籍時代

 宗族的メシヤの入籍時代になれば、その次は何ですか? 国家的メシヤの入籍時代です。国家的メシヤが世界で一つになって、天宙的メシヤである真の父母を中心として、神様の前に献納し、そうすることによって初めて、神様を中心として天宙的な家庭形態、理想家庭の版図が築かれるのです。

 今は国がないので教会の中で祝福しましたが、今後は国に入籍しなければなりません。宗族的メシヤの責任を果たしてこそ、国に入籍することができるのです。国に入籍して、世界に入籍して、真の父母と一つになって、真の父母が主体ならば、全世界の家庭が客体の身で一つになって、神様に仕えることのできる家庭を献納してこそ、天宙的祝福家庭の理想が形成されるのです。それが地上天国、天上天国なのである! アーメン! (二六九−六五、九五年四月七日)

 イエス様も、宗族的なメシヤから、国家的メシヤに上がらなければなりませんでした。ところが宗族基準で失敗したのです。そのイエス様、すなわち第二の先祖の失敗を復帰してあげなければならないのです。イエス様の一二○数と四〇年の四〇数を合わせて、一六〇家庭なのです。そうすることによって、宗族が神様の国に帰ることができるのです。宗族を中心として、おじいさん、父親、自分たち夫婦、息子の四代圏グループを中心として登録しなければならないのです。そうして入籍時代が来るのです。今は国がありません。旅人の群れのようなものです。国から追われれば、どこかに移動していかなければならないのです。そのような意味で、神様は追いに追われ続けた民族を愛されたのです。それがユダヤ民族と韓国民族です。世界でそういう記録を持っている民族なのです。(二五九−八四、九四年三月二十七日)

 今日キリスト教では「怨讐の人を愛しなさい!」と考えていますが、そうではありません。統一教会では、怨讐の国を愛せよというのです。万人ではありません。東西南北、四か国の怨讐の国を愛することなしには、それをつき抜けて上がって、焦点を合わせ、拡大させ、天上世界の理念基盤を設定することができません。ですから統一教会の天国のスタートは、四大国家の怨讐たちが一つになって、自分たちの妻や息子・娘、自分たちの国王や大統領を愛する以上に、怨讐同士が愛し合うという愛国心を持つことから始まります。そうでなくては天国に入籍する道がありません。(一七九−一三七、八八年八月一日)

 今日の姉妹結縁式に参加して良かったならば、先生に「ありがとうございました」と何度もおじぎをしても、韓国の地は呪わないのです。ありがたく思うのです。韓国の地が皆さんを抱擁することでしょう。「早く韓国の地に入籍して帰化しに来い」と言ってです。そのためには子供たちを連結して、二世を復帰しなければなりません。そうすることによって父母は、そのままついて入ることができるのです。

 それと同じように、二世を中心として天国の建国精神が完成すれば、一世も日本の国自体も引っ張られて解放圏に入籍をするのです。これから国家の入籍時代が来るのです。そのときは、日本が最後になるのですか、一番になるのですか? エバ国家ならば最初になりますか、最後になりますか? 最初になります。一番を好みますが、それは最も易しいことですか、難しいことですか? 難しいことです。一番になるためには、死ぬ人がいるにしても、一人だけ死ぬのではなく、何人、何百人が死ななければそれができません。死力を尽くしてなさなければならないのです。オリンピックのチャンピオンも死力を尽くすのに、天宙的な最高のチャンピオンになる道を容易に行くことができるとすれば、偽りです。それは偽りなのです。(二五八−一三二、九四年三月十七日)


国家メシヤの資格

 国家的メシヤとは何でしょうか? イエス様に勝る家庭です。神様の直属圏内に属しているということです。今回のジャルジン四〇日修練を修了することができなかった人たちは、人事措置しなければなりません。ジャルジンで改めなければならないのです。ジャルジンで、もう少しすれば四〇日…、国家メシヤたちが合流するのです。

 霊界が、先生を中心として、国家メシヤと宗族的メシヤ、家庭的メシヤまでを一つにするのです。祝福家庭はみな入っていくのです。エデンに帰っていくのです。

 出発したところに帰っていって、一家庭に仕えなければなりません。エデンにおいて一家庭を中心として完成したというこのことが、平面的な世界を祝福して、アダム家庭完成型…、水平的に三六〇度を越えるのです。そこには国もありません。家庭世界だというのです。それゆえ先生は何かといえば、万民、大衆の家庭を代表して祝福を受けた、家庭を代表する王です。

 今は個人的な王、家庭的な王、宗族的な王がいません。入籍をしていません。そして民族的な王が入籍をしていません。民族的な王になるには、宗族、十二支派を編成しなければなりません。その次に国家的な王になるには、十二の民族的族属が一つにならなければなりません。金氏、朴氏、みな一つにならなければならないのです。自分の一族がまず形成されなければなりません。そうすれば民族が編成されるのです。

 国家が全部一致するところで国家編成をしなければならないのです。それで、すべての家庭をずらりと立てて、真の御父母様が家庭の大王になるのです。まだ国はありません。今後国を探し立てれば、直ちに国の王として上がっていきます。四つの国から十二の国になれば、世界国の王として上がっていくのです。十二の国を中心として一二〇国家です。六大省庁を中心として、三十三国家、七八〇名の女性をまとめて送るのです。一六○を越えるための準備をしているのです。

 一二四家庭のときには、国連に加入している国が一二四か国でした。その時に合わせなければならないのです。ですから総決算をこれからしなければならないのですが、蕩減を完全に解消するための最後、仕上げと言いますか? 仕上げをうまくやっていかなければなりません。歴史を総括的に見れば、旧約時代があり、新約時代があり、成約時代があり、神様を中心とした完成時代、地上・天上天国完成時代があるのです。

 それでは旧約時代は何かといえば、蕩減のために万物を供え物とした時代です。祭物時代なのです。新約時代は息子を殺して供え物とした時代です。成約時代は父母を裂くのです。裂いたでしょう? 裂きましたか、裂きませんでしたか? 裂いたのです。死の場に投げてしまったのです。そうして完成時代は、神様を中心として裂かれた祭物が、みな統一されなければならないのです。一つにならければなりません。裂かれたというのは、サタン側、天側に裂かれたということです。息子も殺してそのように裂かれ、父母も裂かれました。サタン側、天側に裂いておいたのです。現在もそうです。そのようになっているのです。そしてこれからは、すべて生きた供え物…、生きているままで縛って捧げなければなりません。万物を裂かず、息子を裂かず、父母を裂かずに捧げるのです。天と地が分かれず、統一的な基盤を分けないのです。(二九五−三一〇、九八年九月二十四日)

 アメリカ人も韓国に来て、住みたいと思うことでしょう。韓国に入籍したいでしょう? これを何と言いますか? アメリカ人が韓国人になることを何と言いますか? 帰化です、帰化。帰化、帰化、帰化するのです。日本の食口を犠牲にして、韓国人が以前反対したように、反対すれば落第です、落第。そうして、先生と一体になって、日本と世界が一つになるときには、韓国は自動的に収拾されます。(一八六−一〇九、八九年一月二十九日)


四代心情圏・三代王権・皇族圏を通した天国入籍の道

 先生が「世界平和統一堂」をつくりました。統一堂は、群れを表す「党(黨)」という字ではなく、家を表す「堂」です。そこには高めるという意味があります。向上。常に高めるのです。そして「黒」の字が入っている「党(黨)」は、独裁時代を意味します。民主主義を中心として、二人が兄(「党」)になることはできないので、この「堂」が出てくるのです。そうして兄の時代になっていくのです。今まで、民主主義は与党、野党、二つの「党」の争いでした。今後は「堂」を中心として地(「土」)を統一しなければなりません。地を高めなければなりません。ですから「堂」なのです。これを教えてあげるのです。

 ですから、「堂」は独裁時代で、「党」は民主主義時代です。これらを一つにして地(「土」)に来て、地(「土」)切主人にならなければなりません。そして地(「土」)に生きる男性が、天に引き上げてあげなければならないし、女性が天に引き上げてあげなければならないのです。そのような家庭となって、天国に入籍をしなければなりません。今はそのようになっていませんね? 「世界平和統一堂」は、私一人が主張するのではありません。「世界文化体育大典」のとき、世界の首脳たちが共に主張したのです。我々の七大団体の七大大会を中心として、世界各分野の核心要員である一千余名を選んで、リトルエンジェルス会館で「真の父母宣布」、「メシヤ宣布」、「世界平和統一堂」を宣布しました。世界各国の女性と男性を中心として、家庭を中心として、このような教育をしなければならないと宣布式をしたのです。(二三六−二三九、九二年十一月八日)


原理の道は踏まえていく道

 原理とは何でしょうか? 原則的な公式です。これは、先生のおじいさんも飛び越えていくことができず、先生も飛び越えていくことができません。先生も原理の道は踏まえていかなければならないのです。皆さんは、原理の道は踏まえていく道であり、復帰の道は探し求めていく道であるということを知らなければなりません。

 人間の先祖であるアダムとエバが、先祖の道を失ってしまったので、皆さんは再び探していかなければなりません。だから復帰の道は探し求める道であり、原理の道は踏まえていく道なのです。原理の道は踏まえていく道なので、皆さんは、先生の進む道を歩まなければならないのです。先生の道は、霊的なサタンとこの世的なサタン、すなわち霊肉を中心とした天宙的なサタンと戦って、勝利の道を踏まえていく道ですが、皆さんにはそれがありません。世界的なサタンもなく、国家的なサタンもありません。

 今日統一教会で伝道するとき、反対する人がいますか、いませんか? いませんね。皆さんには天宙史的なサタンもなく、国家的なサタンもありません。ところが先生には個人的サタン、家庭的サタン、宗族的サタン、民族的サタン、国家的サタン、世界的サタン、そして天宙的なサタンなど、すべてのサタンが総攻撃をしてきました。先生はこのように攻撃される場でも倒れずに、独りでそのすべてに勝利し、個人から家庭・宗族・民族・国家・世界まで屈服させることのできる、勝利の礎をつくってきました。(三四−二六六、七〇年九月十三日)

 先生について言ってみなさい。長子権復帰!「長子権復帰!」、父母権復帰!「父母権復帰!」、王権復帰!「王権復帰!」。そして四代心情圏と三代王権復帰です。王族圏復帰!「王族圏復帰!」皇族圏復帰!「皇族圏復帰!」これは祝福家庭が果たすべき絶対的に重要な項目です。

 長子権復帰のために初めて異邦の地に行った場合には、模範を示さなければなりません。朝の挨拶から始まる一日のすべての生活において、サタンが自動的に頭を下げることのできる模範を示さなければなりません。そうせずにただ理解してくれと言ってはいけません。神様はそのようにはおっしやいません。まずは実績をもって、効果と価値を示さなければならないのです。各自が鑑定して、「この方が貴重だ。この方が立派だ」ということが分かれば、自分のものをすべて売ってでも交換しようとするのです。祝福を得るために、サタン世界の全財産を売ったとしても、それ以上に感謝するようになるのです。祝福家庭はそのようにならなければなりません。

 日本の問題もそうです。自分の家庭に財産を持ちながら、自分の一家の安逸をむさぼることは罪悪です。そこまでエバ国家の使命は完成されていないのです。しかし、先生は既にそういう時代を超越しました。女性解放をしたので、堕落しないアダムとエバの立場に立つようになったのです。ですから女性も子供もみな先生の下にあるのです。第二次大戦以降に生まれた四七歳以下の人は、みな先生の下に移されるのです。

 それゆえに、今世界を指導する最高の人々は四〇代から五〇代です。神様は計画通りになしておられるのです。そしてイエス様の三十代を中心に四〇代まで下りてくるのです。それでクリントン大統領も四〇代に大統領になったのです。これは時代の運勢です。ひと時にそれを獲得するのです。それを交差させて転換させなければなりません。先生の言うことを聞かなければ、クリントン大統領も消えていくのです。ブッシュ大統領も先生の言うことを聞かなかったために消えていったのです。

 祝福家庭は実子圏の家庭なので、祝福を受けていない家庭を教化しなければなりません。この天使長国家にエバ国家の伝統を残さなければ、自由世界は滅亡するのです。アメリカ人も驕慢でドイツ人も驕慢です。日本統一教会の食口が、母の立場で彼らを包容して教育するようになれば、統一教会もこのように苦労しないのです。

 それで海外宣教十六年になる昨年、初めて宣教師を呼んで先生がアラスカで教育したのです。十六数は、朝鮮戦争(六・二五)のときに参戦した一六か国であり、オリンピック大会に参加した一六〇か国を代表した数です。不思議でしょう? 再臨時代にはイエス様の時代の一二○門徒を、一六〇家庭と一六〇か国でするのです。ですから宗族的メシヤとして一六○家庭を復帰して、これを率いていかなければなりません。これが基本数です。ですから、今ぼうっとしていて宗族的メシヤ権を失う場合には大変なことになります。宗族的メシヤ権を持たなければ登録することができず、結婚しても入籍することができないのです。子供を生んでも入籍しないのと同じです。それと同じように、国の定着時代になったので、入籍時代に入っていくのです。その入籍の列が東海(日本海)を越えて太平洋まで長く続くのです。全人類が先を争って家庭ごとに入籍するようになるのです。

 ですから、アメリカで夫や子供といっしょに幸わせに暮らそうと考えているとすれば、それは大きな誤りです。先生自身がジプシーの父母なのです。ジプシーです。ジプシー家庭の父です。ジプシーとはどういうものか知っていますか? 定着地のない群れです。それを率いていく人は、草原を探して天幕を立てて生活しながら移動していくのです。草を求めて草原を渡り歩いて生きていくのがジプシーです。イーストガーデンは先生の定着地ではありません。(二四六−二○四、九三年四月十六日)

 お母様が、先生の行く道に絶対的に一つになったように、この世界的な女性を解放してあげたので、女性たちはお母様と心情的に絶対に一つにならなければなりません。同じように、子女たちも、父母の後に絶対的に続いて踏み越えていってこそ、統一した王国を探し得て、乗り越えていくことができるのです。南北が統一され、国を得て入籍し、世界が一つになるまで父母についていくのです。だれについて行くのですか? 兄でもなく、弟や妹でもありません。(二六五−三〇八、九四年十一月二十七日)

 今後、先生が命令した歴代のすべての内容を記録し、問答を繰り返して、皆さんが入籍する時が来るかもしれません。適当というのは通じません。先生はそのようにとても厳しい人です。(二四〇−二二八、九二年十二月十三日)















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