真の御父母様の生涯路程 9
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環故郷活動と真の父母宣布
第一節 一九八九年 韓国統一

一 一九八九年の出発と摂理的意義(一九八九・一・一、本部教会)

元旦の祝祷

 愛するお父様! たった今一九八八年を送り、新しく一九八九年を迎えました。

 今まで、一坪の土地もない立場でどこにも足を下ろすことができず、追放された荒野で苦しみながら四十年の荒野路程を歩んできた統一教会のすべての事実を思うとき、またお父様が歩まれた四千三百年の受難の道をさかのぽって、地上で横的に実現しながら蕩減してきた四十三年路程という、その息詰まる、絶望的な、恨に満ちた歴史時代を回想するとき、受難の曲折はありましたが、過ぎ去りし日に天が保護する中で夢のように勝利の時を重ね、今日この世界的な頂上の位置に統一教会を導いてくださったお父様に心より感謝いたします。

 今までアメリカを中心として闘ってきたのは、世界的なすべての蕩減をするためだったのであり、そのような立場から四代にわたる大統領の主権を中心とした闘争路程の上に一つの勝利的基準を立てて、今回遠国いたしました。今、すべての世界的な運勢を韓国に集めて南北統一を成就させ、韓国を神様の願われた本郷の地、信仰の祖国に設定しなければなりません。そのような途方もない使命を決定するために韓国に訪ねてきました。

 全世界二十一ヵ国の代表、そして全国の統一の子女たちがここに集まりました。二十数ヵ国が一つになって南北を統一し、天の祖国を成し遂げてさしあげる使命を実践しなければならない責任召命が私たちに残されているということを知っておりますので、今から前進するすべての道の前に天と地が一つになって協助してくださり、全体的摂理を担ってお父様の恨を解き、この地とこの世界、そして天国を解放する主導的な責任をこの統一の群れを通じて成し遂げてくださいますことを切にお願い申し上げます。

 今から四年間、すなわち一九九二年までのこの期間において、この国とこの民族を立ててくださり、アジアの主体国として恥ずかしくない主導的行路を行くことができるように分別してください。そのようにして、世界が行くべき方向を備え、二〇〇〇年代においては、全人類の解放とともに天上世界の解放、そして統一的心情主権世界が解放されますことを切にお願い申し上げます。

 天の願われるとおりに成し遂げられますことを切に願うと同時に、この新しい年、この元旦の朝に、お父様に対するすべての内容を喜びをもって受けてくださることに感謝を申し上げながら、真の御父母様のみ名によって宣布いたします。アーメン。


年頭標語:「韓国統一」

 愛の混乱時代の中で悪魔の巣窟になったこの世界の上に、新しい本然の伝統的愛を中心として、世界の潮流を越え、民族的伝統を越え、また歴史的背景をはねつけて、あらゆる国と人種が飛んでくることができる一つの場所が現れたのです。そこが人類の本郷の愛の泉がわき出る所だということを知らなければなりません。そこが愛を求めてさまよう人類の祖国になるということを知りなさいというのです。その地がまさしく韓国だったのです。今まで先生は、「祖国統一」という言葉は出すことができましたが、「韓国統一」という言葉を出すことができませんでした。今からは「韓国統一です。既に定着時代が来たのです。

 今までは、いくら祖国光復を叫んでも、その国がどこにあるのか分かりませんでした。しかし、今分かったのです。韓国です! 一九八八年が過ぎたので、今明らかにするのです。ですから、この国において「摂理的転換期」を宣布し、「世界統一国開天節」を宣布したのです。オリンピック大会を前後し、世界の二世と統一教会の二世が連合して新しい世界舞台へ向かうようになったという内的な結束を条件として、すべての問題を中心として新しい転換国、新しい転換時代の希望的な世界に行くことができるようになったことを宣布したのです。この基盤は、この人間世界はもちろん、霊界でもそのようになります。

 私がこのようなことを宣布することによって、日本の先祖たちが韓国に来て協助することができるのです。怨讐の国同士で互いに愛し合うことができる愛の時代に入ってきたので、日本の善霊たちが日本を犠牲にさせてでも韓国の独立を後押しすることができるようになるのであり、すべての強大国の人々、アメリカであろうとイギリスであろうと、あるいはほかの国であろうと、国を問わず、世界のあらゆる国の善霊たちが韓国の統一を後押しすることができる霊的勢力基盤が地上に接触したという事実を知らなければなりません。

 今回先生が来て何をするのでしょうか。韓国に中心がないので、全世界の統一教会の食口をこの地に連れてくるのです。そして、彼らが一つになって、新しい氏族編成を中心として民族編成を完結し、国のために統一運動をしなければなりません。大韓民国という国をすべて感染させなければなりません。何にでしょうか。愛の共鳴圏にです。愛の共鳴圏に感染させる行動を、今年一九八九年から始めなければなりません。この結果として統一韓国が誕生するのです。それ以外に道はありません。

 そのようになってこそ神様が個人に訪ねてこられ、家庭に訪ねてこられ、氏族に訪ねてこられ、民族に訪ねてこられ、そして大韓民国の主権を掌握し、神様が君臨されるようになるのです。そのようにして真の神様の主権が現れれば、金日成は偽りの父母なので自ら退かなければなりません。

 それで私は、今年に入って「韓国統こという表題を掲げたのです。生涯を通じて世界を遍歴しながら、このように死なずに生きて故郷の地に帰ってきたのです。そうしながら、今年は誰よりもつらく苦しい生活をしなければなりません。韓国の統一をいかにして成すのでしょうか。私が先頭に立って誰よりもつらく苦しい道を行こうというのです。


摂理の時と一九八九年

 今までの統一教会における荒野四十年路程は誰が行く道だったのかというと、先生が行く道でした。本来、先生には荒野四十年路程はありません。それでは、誰の代わりに行ったのでしょうか。世界の子女のために行ったのです。荒野四十年路程において初めに十四年間闘うことによって個人が勝利したのです。一九四五年の八・一五の時から一九六〇年までは、監獄に行ったり来たりしながらありとあらゆる嘲笑を受け、誰もが踏みつぶそうとする試練を越えてきました。

 それが十四年間です。そして十四年という期間が過ぎて一九六〇年に真の御父母様が聖婚したのです。男性として、個人として讒訴可能なあらゆる受難の道を経てから、初めて聖婚式を行ったのです。それが歴史です。その次には、七年後の一九六八年に「神の日」を設定し、それから十四年後に神様と真の御父母様が一つになって国家基準を越えるようになったのです。今回の「神の日」は第二十二回です。「神の日」を中心として二十年数を越えたのです。ですから、世界的分野の縦的な蕩減路程をすべて終えたのです。

 その次には何ですか。アメリカを中心として四代の大統領を越えて勝利することによって世界の解放圏を越えたので、十二年以内に祖国統一、還故郷、韓国統一へと向かい、天宙解放の路程が開門されるだろうというのが今の見解です。今から韓国を中心としてどのように統一がなされていくのでしょうか。今後十二年間、すなわち二〇〇〇年までに、統一教会の運勢は世界のいかなる国も反対することができない自由的環境として現れるだろうというのです。

 それでは、今からはどのようになるのでしょうか。今まで先生が四十年路程を歩むことによって世界の版図を連結させました。今からは天宙史的な路程です。荒野路程ではありません。還故郷路程と霊界に帰っていく路程が直結するのです。

 一九四五年に七年をプラスすれば一九五二年でしょう? それを蕩減復帰しようとすれば、一九八五年に七年をプラスして一九九二年です。既に三年が過ぎていますが、この三年間で縦的基盤を立てました。四年は東西南北の四方性なので、これから四年間で南北統一が完全に解決されなければなりません。そして、十二年の間に世界のトップ全体が「文総裁を中心として動かなければならない」ということが事実となる時代が来るだろうと思うのです。私が八十歳になる二〇〇〇年代になれば、モーセがカナン福地の天国に向かって入っていったのと同じように、そのようなことが起きるのです。

 一九八九年は、間違いなくすべての歴史時代の転換期です。分水嶺になる転換期において、先生が願うことはすべて成し遂げました。すべて成し遂げたのです。蕩減の峠は越えました。統一教会を迫害することができる時代は過ぎ去ったのです。早く始めれば始めるほど、終わりは遠くありません。


二 氏族的メシヤ権の宣布と還故郷活動

氏族的メシヤ権の宣布
(一九八九・一・三、一四:二五、漢南洞公館、世界指導者および全国教域者集会)

 ソウル市漢南洞公館に世界の指導者および全国の牧会者たちが集まった中で、真の御父母様は、一九八九年一月三日午後二時二十五分を期して「氏族的メシヤ権宣布」をされ、「すべての祝福家庭は、自分の故郷に帰って氏族を復帰し、氏族のメシヤになりなさい」と語られた。そして、陰暦で一九八八年の末日に当たる二月五日を期して、再度、還故郷氏族復帰活動強化の指示を下された。


〈祈祷〉

 天のお父様! きょう一九八九年正月三日午後二時二十五分の今この時間を期して、歴史的なすべての内容を明らかにし、天の願われる祖国がどこであるかを確定し、一九八九年の元旦を迎えたのちに宣布されたこの日の上に氏族的メシヤが来るようにしてください。この時間、祝福を受けた家庭を中心として、ここに集まった統一家と教会の代表たちの上に、氏族的メシヤとして宣布しますので、喜びをもって受けてください。

 今、はっきりと知り、両手を挙げて誓いますので、すべてのことを栄光をもって受けてください。そして、神様と真の父母の名を通して万宇宙に宣布するこのすべての事柄を実質的な宣布として天上世界の生余録に記録してくださることをお願いいたします。歴史に記録され得るこの時間となりましたので、喜びをもってこれを受けてください。真の父母もこの日を喜びの日として受け、国の希望の日として立てましたので、お父様、祝福してください。

 不完全な立場ではあっても、今同じ名前を彼らの前に命名しますので、手厚い愛をもってより一層後援の量を大きく補充してくださり、平準化基準に立つことができるように、そして復帰の氏族圏を拡大させ、国と南北統一の世界へ進展することができるように許諾してください。アジアと世界に連結させ、天の解放まで連結することができるように許諾してくださることを切に願いながら、このすべてのみ言を真の御父母様のみ名を通して宣布いたします。アーメン。

 皆さんを氏族的メシヤとして送ったということはどういうことでしょうか。昔はイエス様が霊界から縦的な過程を通じてこの地上に送ったのですが、今日文総裁は、天を代表した神様の立場から氏族を代表することができる数万のメシヤ型の家庭を世界に派遣したのです。今はもう滅びません。滅びないのです。今年一月三日午後二時二十五分ですか。その時に氏族的メシヤを宣布したのです。

 皆さんが氏族的メシヤだという言葉は、家庭をもっていくという意味です。祝福家庭です。家庭をパスしたのです。旧約時代において「メシヤを送ろう」と言ったのは新郎を送ることだったのですが、今成約時代においては、家庭的メシヤを送るのです。

 旧約時代において、「メシヤを送ろう」ということは、天から人を送ろうということでした。すべて縦的な道を通じてそのようにしようとしたのです。今、成約時代においては、神様を中心として先生が、地上で東西南北に送るのです。

 先生が青春時代に闘って勝ち得たそのすべての功績と実績を刈り入れなければならない時ですが、誰が刈り入れなければなりませんか。全国で刈り入れ、世界で刈り入れなければなりません。それゆえに、今回氏族的メシヤ権を発表したのではありませんか。

 一月三日です! 氏族的メシヤとして配置しました。配置したということはどういうことですか。氏族基盤を中心として連結させる大会をすることによって、これを否定することのできない韓国民族になるのです。ブームを起こし、それが人々に知られるようになり、主体的な立場で文総裁と一つとなりさえすれば、そこで初めて個人基盤、家庭基盤、氏族基盤、国家基盤が完全に連結されるのです。そのようになれば、個人においても、また家庭、氏族、民族、国家、世界においても、サタンから完全に防御されるのです。そのようになったので、韓国に帰ってきて摂理的統一の杭を深く突き剌しておかなければならないのです。この四年間においてそれを成すのです。


還故郷氏族復帰活動強化の指示
(一九八九・二・五〔陰一九八八・一二・二九〕、漢南洞公館)

 氏族的メシヤを設定するのです。どこにですか。韓国の皆さんの故郷にです。金氏は金氏の故郷に、朴氏は朴氏の故郷にです。そのようにしなければなりません。祖国というものは漠然としていますが、これは具体的です。金氏ならば金氏というように、自らが生まれたその地に氏族的メシヤを配置するのです。それが家庭的還故郷です。完全に着陸するのです。

 先生が話したように、一般社会にいる人でも、何かの機関にいる人でも、すべてその機関の措置を通じて自分の故郷の地、大邱ならば大邱、全羅南道ならば全羅南道の地に移動できる道があるならば、故郷へ帰らなくてはなりません。

 きょうからそのようにしなくては、皆さんは氏族的メシヤ権を失ってしまいます。祝福を先に受けても、その家庭が先の家庭になることはできないのです。祝福を受けでいない人が自分の故郷に帰っていき、先生のみ言だけをもって氏族的メシヤを中心として収拾したのならば、その人が先祖にならなければなりません。その人を先祖として侍らなければなりません。

 今、先生が「行きなさい」と言う時に行くことができなければ、びりになるのではないですか。今の時がそのような時です。きょうは二月で、陰暦では一九八八年十二月の最後の日です。ですから、私がはっきり話してあげなければなりません。

 歴史時代のものをすべて解怨成就しなければなりません。イエス様の解怨成就をしてあげ、その次には先生の解怨成就を皆さんがしなければなりません。「先生が先頭に立つのだ」と思えば、解怨成就することはできません。先生ができなかったことを皆さんがなさなければなりません。それゆえに、皆さんが故郷に帰るのです。

 先生ができなかったこととは何でしょうか。自分の一族を抱いて愛することです。三十三年の間、父母を捨て、親族を捨て、妻子を捨てて外国人を愛そうとしたのであって、自らの父母を愛し、自らの一族を率い、自らの妻子を愛する時代を先生はもつことができなかったのです。


三代を中心とした氏族基盤

 氏族的メシヤというものは、国を代表した立場から、祖父母、父母、そして自らの夫婦と家庭というように三代を中心としなければなりません。この三代は縦的な三代です。三数を経なければなりません。中心の幹は三歎です。横的にもやはり一、二、三です。そこに中央があります。第二数は常にサタンが讒訴したでしょう? 

 祖父と祖母、父母、そして自分自身の三代があるのです。三代圏です。蘇生、長成、完成の三段階です。そして、自らの子女の四代までです。老年層、壮年層、青年層、幼年層です。このように愛に連結した公式的な型の家庭基準が、私たちにおいて四位基台の理想圏の祝福を受けた家庭なのであり、サタンが侵犯できず、神様に連結された家庭です。そのような家庭基準は、世界と国家の編成基準となり、また氏族編成基準となるのです。氏族的メシヤに連結した家庭となるのです。

 ですから、皆さんは還故郷して、イエス様が二千年間受難を受けながら祝福の日を待ち焦がれてきたこと、今まで先生が七十歳になるまで十字架の道、反対の道を行きながらも怨讐を愛し、栄光の場を広げてきたことを受け継がなければなりません。そのように思うとき、皆さんが統一教会に来て、今まで数十年間苦労したその何十倍の苦労をしたとしても、皆さんが故郷に帰るその栄光と価値は、先生よりも良い位置をもっているということを知らなければなりません。

 真心から父母を愛する涙をそこで流さなければなりません。「お父さん、お母さん、親不孝者でした。お兄さん、お姉さん、心配をかけて申し訳ありません」と言って、愛で同化させ、一族を連れて上がっていくことによって、皆さんが先祖にならなければなりません。皆さんが先祖になるのです。これが天地開闢です。祖父が孫となり、父親が息子となるのです。そのようなことが起きるのです。


第一次アダムの立場に立った自分の父母

 なぜ氏族的メシヤが必要なのでしょうか。世界的メシヤになるためには、家庭的メシヤから氏族的メシヤ、氏族的メシヤから民族的メシヤ、民族的メシヤから国家的メシヤ、国家的メシヤから世界的なメシヤに至る道を通らなければなりませんが、先生は何かというと、個人的に、家庭的なメシヤ権、氏族的メシヤ権、国家的メシヤ権、世界的メシヤ権のために闘い、すべてを蕩減して戻ってきたのです。戻ってくるにおいては、すべての国が先生を、世界的蕩減条件を立てた基準における国家的中心に立ったメシヤとして迎えたのです。

 皆さんは、昔死んだイエス様が復活した型であり、イエス様と同じ氏族的メシヤです。そして先生は、再臨して世界的蕩減基準を立てた国家的代表であり、世界的代表です。そのように見れば、再臨して第三次アダムが来ているのであり、第二次アダムが生きているということになるのです。それでは、第一次アダムは誰ですか。皆さんの父母が第一次アダムになるのです。父母が第一次アダムの恵沢圏に入っていくのです。そのようになることによってどのようなことが起きるのかというと、霊界にいるすべての善の先祖は、第二次のイエス様の恨──イエス様の失敗──を蕩減復帰した基盤に立つのであり、皆さんは第一次アダムの失敗を復帰してさしあげる立場に立たなければなりません。

 氏族的なメシヤの使命とは何かというと、自らの父母を本然のアダムの位置に復帰してあげることです。これはとてっもない話です。自分勝手に結婚して堕落した父母が、氏族的メシヤを崇拝し、世界的メシヤであり、天地の中心である真の父母を崇拝する立場に立つようになれば、蘇生的父母の位置に上がっていくようになるのです。外的な蘇生、長成、完成です。

 ですから、氏族的メシヤを派遣するのは、堕落したアダムが復帰された立場に、自らの父母を立ててあげることです。そのようにすることによって、今まで自らの父母がサタンに連結されていたすべてのものが切断されるのです。それは何を意味しているのかというと、統一教会を信じたのちに霊界の地獄に行っている人や、統一教会を信じながら地上地獄にいる人々が許される時代に入ってくるということです。蕩減なしに許されるのです。なぜでしょうか。父母圏解放時代と兄弟圏解放時代を迎えたので、父母と兄弟が解放を受けることができ、共に暮らすことができる時代に入ってくるからです。

 皆さんの父母は、みな年を取っているので、皆さんの話を聞くようになっているでしょう? 昔、ヤコブが手を交差して、弟のエフライムと兄のマナセに祝福をしたでしょう? 皆さんが父母を逆に祝福してあげるのです。しっかり祝福してあげなければなりません。私の祝福時代は過ぎました。私は私の一族を祝福してあげなければなりません。そのようになるので、本当の天国にならざるを得ないのです。


国家と世界のメシヤ権連結基盤

 なぜ氏族的メシヤを韓国と世界に宣布したのか分かりますか。韓国で宣布さえすれば、世界のすべての国家が先生を中心として一つになるのです。霊界からどれくらい動員されるか考えてみてください。総動員です。目を皿のようにして「何千年、何万年の歴史を蕩減して解怨成就することができる良い時が来た」と言いながら、すべての人が下りていくことを願っているのです。その橋をすべて切断してしまっていいのですか。

 四十年の蕩減路程を行くことによって、再蕩減しなければならないのではないですか。ですから原理的に見るとき、最後の時です。それゆえに、韓国に帰ってきて、今年の標語を「韓国統一」としたのです。これは、原理的見解において世界的な帰結であり、結論だったのです!

 それでは、なぜ氏族的メシヤが必要なのでしょうか。今まで反対を受けてきたので、国家基準に連結させることができる個人、家庭、氏族、民族がないのです。ですから、国家基準内に訪ねてきてこれを宣布し、皆さんが行って蕩減することによって、国家基準が氏族に連結されるのです。その連結されるものは世界的です。先生が蕩減したものは世界的だからです。この戦いは、人類の戦争歴史の中で最も恐ろしい戦争です。

 今から四年間ですが、今年が重要です。南北統一、韓国統一の精神を深く浸透させなければなりません。そして、氏族的メシヤの使命を果たせば、国家は完全に取り戻されるのです。氏族的メシヤと国家的基準が自動的に連結されるようになっているのです。サタンが韓民族を国家基準において分裂させ、個人、家庭、氏族、国家で分裂させておいたものを再びもってきて連結させてこそ韓国が生きるのです。

 今まで先生が全世界に配置した祝福家庭は、既成家庭まで含めると二万四千家庭近くになります。このように見れば、その基盤が全世界に広がっているのです。先生はそのような氏族的メシヤ基盤を中心として、再臨役事を国家基準においてなそうというのです。そして国家基準を立てて世界的蕩減路程に行こうというのです。

 今後、教会祝福が過ぎていきます。南北統一が終われば、憲法の発表とともに再び統一教会の祝福があります。第一次祝福、第二次祝福、第三次祝福です。世界が一つになった時に祝福を受けてこそ天国に行くようになっているのです。今、統一教会の家庭はすべて迫害されているでしょう? 氏族が迫害し、既成教会が迫害しているでしょう? 南北統一をすれば、国から解放されるのです。しかし、世界はまだ反対しています。ゆえに、それを越えなければなりません。そのように三大祝福を経なければならないということを知らなければなりません。


氏族復興会

 昨年、私が出してあげた餅代は二十二億ウォンです。「故郷に行って祝宴を開きなさい」と言って、二十二億ウォンのお金が消えてなくなりました。全国民が統一教会の餅をもらって食べただろうと思います。二十二億ウォンならば大金でしょう? 四千万の国民の一人にいくらずつかかったことになりますか。計算してみてください。四千万がみな餅を一つずつもらって食べたということになります。

 それで、家庭復興会をしなければなりません。それは協会全体の復興会であり、世界を代表した家庭復興会です。ですから、家庭復興会をする時の氏族を、皆さんを中心とした氏族だと思ってはなりません。大韓民国を代表した家庭復興会であり、世界を代表した家庭復興会にならなければなりません。なぜでしょうか。韓国が世界の祖国だからです。

 家庭復興会は、皆さんの一族を中心としてするものですが、その復興会は韓国全体の氏族を代表した復興会です。お互いにそのように思わなければなりません。さらに韓国だけではなく、世界の数多くの祝福家庭の氏族を代表した復興会だと思わなければなりません。そうすることによって、そのような復興会に世界の人がすべて同参するのです。

 ですから、今から氏族的復興会を始めなさい。家庭を中心として全国家的にやりなさい。先生が車も買ってあげるので、そこにマイクを取りつけて百二十人以上を集めて復興会を開きなさい。復興会をする場所に「(世界平和)教授アカデミー」の教授や私たちの機関の人を動員しなさい。郷土学校の先生も教区長も、この大会に連れてきて、その一族を国と連結させなければなりません。全国と連結させなければなりません。


聖殿建築

 最近、先生は頻繁に教会を建てる場所に行ったり、購入した土地に立ち寄ってみたりしています。これからはいつ先生がその地に立ち寄るのか、皆さんには分からないはずです。千五百教会を建てようとしているのですが、教会基地として購入しておいた場所は今どれくらいですか。五百二十箇所の基地を建てました。

 きょうから皆さんは、聖地の代わりにその基地で祈祷しなければなりません。今からそのような公文を出しなさい。この地上にキリスト教や数多くの宗教はあっても、天の父母に侍り、天の心情の根を下ろすことができる宗教がなかったということを皆さんは知って、購入したその土地を中心として精誠を尽くしなさい。そして、天の前に皆さんが建てる新しい聖殿は、皆さんを通して新しい心情的根を下ろすことができる真心のこもった基盤のある教会となるようにしなければなりません。

 地方に聖殿が広がっていってこそ、四千万の民が一つになって先生を迎えることができる位置に立つのであり、南北の六千万が一つになってこそ、天を迎えることができる位置に立つのではありませんか。皆さんがその精誠の伝統を見せてあげ、周りにいるすべての国民が血のにじむ心情をもって「驚くべき群れだ。いやー! 天が共にある群れだ」と言うようにしなければなりません。それで、皆さんがその国を探し立てるようになる時、皆さんの精誠を南北六千万を教育することができる材料にしようというのです。苦労せずに建ててはなりません。苦労をして建てなければなりません。

 父母、私、そして息子、娘の三代が先頭に立って家を建てなければなりません。そのようにしてこそ、旧約時代、新約時代、成約時代がすべて平面的に一つになるのです。そのようなことを知って帰っていき、三千里半島において建設を行わなければなりません。

 皆さんが入っていって天に仕えることができる聖殿をつくるのです。その次には二世を自分以上の忠臣にするための教育基盤をつくり、天の前に「あなたが活動することのできる現在と未来の基盤がここから伸びていきます」という祈祷をしなければなりません。一族が、遊んでいる土地をもっているのならば、そこに教会を建てることができるのではないですか。今までは、皆さんの各地方に聖地があったでしょう? その聖地を移す時です。先生が購入した場所を聖地として聖殿を造らなければなりません。


三 國進様の聖婚と二世七十二家庭および千二百七十五家庭の祝福

文国連様−劉順珠様の聖婚式(一九八九・一・一〇、リトル・エンジェルス芸術会館)

 一九八九年一月十日、リトル・エンジェルス芸術会館において、真のお父様の四番目の御子息であられる國進様と、劉正玉−趙明元家庭(四百三十家庭)の長女である劉順珠様との聖婚式が、祝賀客二千人以上が集まる中で真の御父母様の主礼により盛大に挙行された。

 今回、四百三十家庭の子女を國進と結んであげたでしょう? 上がっていくのではなく下りていっているでしょう? 三十六家庭も大勢いますし、七十二家庭や百二十四家庭もいるのに、どうして四百三十家庭に跳んだのでしょうか。この國進は「國」という字です。先生の家庭において、国が興隆できる立場を蕩減しなければなりません。ですから、韓国統一時代が来ているというのに國進が独りでいてよいでしょうか。それで、結婚させてあげたのです。

 今回、國進が結婚することによって、今から十数に移っていくのです。これはすべて一致しています。それで、原理的に見るとき、國進は四番目の息子であり、七番目の子女であり、また結婚は八番目です。そのすべてが原理に一致しているのです。それと同時に、今回四百三十家庭の子女を國進の相対にしたのは、世界の姓氏がそれだけ分かれているのです。四千三百年という年を人によって、家庭によって蕩減することと同じなのです。

 今、四百三十数を先生の家庭に選択することによって、先生の家庭を中心として東西南北にいる世界の姓氏をもった人がすべて家庭的に入ってくることができる時が来たのです。ですから、國進の結婚式がどれほど影響の大きいものであるのかを知らなければなりません。したがって、地上において東西南北がすべて満たされるのです。先生はその真ん中に定着するのです。

 國進は、韓国を代表するということで國進なのでしょう? そして、四番目でしょう? 四番目だというとき、一、二、三、四から戻ってくる数字なのです。それで、その相対は四百三十家庭の子女でしょう? なぜ四百三十家庭なのでしょうか。それは韓国の氏族を代表しているのです。すべての氏族が先生のところに入ってくる門を開かなければなりません。四百三十年、四千三百年を中心として四百三十家庭がそのいかなる氏族とも連結されているのです。そのような基盤があるので、今皆さんが氏族的メシヤとして先生に接ぎ木される条件となったのです。


二世七十二家庭合同祝福結婚式
(一九八九・一・一一、リトル・エンジェルス芸術会館)

 一九八九年一月十一日、リトル・エンジェルス芸術会館で、真の御父母様の主礼により、祝福家庭二世七十二双の成婚式が、家族と親しい知り合い、および祝賀客二千人以上が参席する中で挙行された。

 なぜ二世の七十二家庭を連結させたのでしょうか。イエス様が死んだのはなぜかというと、国を中心として東西南北において歓迎することができる氏族がいなかったからです。ユダヤ教とイスラエルの国を中心として、東西南北において、アベル氏族とカイン氏族、ザカリヤ家庭とヨセフ家庭が一つになっていれば、イエス様は死にませんでした。家庭的に十二部族と七十二門徒の八十四人を選ばなければなりません。そうしていたならば、どうしてイエス様を売り飛ばしたりするでしょうか。みな兄弟なのに、誰が売り飛ばしたりしますか。

 それを失ってしまったことを蕩減復帰しなければなりません。それゆえに、この結婚式とともに氏族配置をしたのです。氏族的メシヤとして配置したのではありませんか。いつですか。一月三日でしょう? そうしてこそイエス様が氏族とカイン・アベルを復帰した基盤、そしてすべての氏族を復帰できる恵沢圏が統一教会のすべての家庭にまで連結されるのです。

 そうすることによって天地の度数が完全に一致するのです。それで、「十日を越えないようにしなさい」と言って十二日までを考えているのです。ですから、度数を合わせるということが分かりましたか。そのような基盤の上でこのようなことが内外で連結しているのです。

 先生の息子、娘が皆さんの長子ではありませんか。皆さんは次子でしょう? (はい)。皆さんのほうが年齢も上で、苦労も多くしているのですが、先生の息子、娘を「お兄さん、お姉さん」と言うでしょう? 誰がそれを教えてあげましたか。自分たちでそのように言っているのではありませんか。原理がそのようになっているのです。これが完全に一つになるのです。

 四数を中心として完全に一つになるのです。縦的にはアダム時代、イエス時代、再臨主時代の三段階、三時代の父母が失敗した三段階のすべてのものを、先生がその一代において完全に収拾した家庭基盤の上に立っているのです。そこに誰が侵犯できますか。サタンが讒訴することはできません。

 このような版図を中心として皆さんに氏族的権限を付与したのです。イエス様は独りでしたが、皆さんは、家庭的にみな子女を生んでいるでしょう? その入籍は、自分の国にするのではありません。今までは仕方なくカインの国にしているのですが、それは移さなければなりません。カインの国に入籍したまま死ねば、後世の人が困るのです。ですから、祖国が必要なのです。

 今は二世時代だと言うでしょう? 二世時代の次は一二世時代ではありませんか。三世においては、サタン世界の痕跡のない家庭的垣根をつくらなければなりません。最も重要視すべきことは血統問題です。ほかのことではありません。愛の問題です。愛の門は二つではありません。一つです。今まで、男性が浮気をしたのは、エバが二人の男性を経ていったからです。そして男性が二人の女性を経ていくことができる時代には浮気をしましたが、今からは許しがありません。男性が貞操を尊重する時が来たのです。血統を犯すということは最も重い罪です。これは神様の体を犯す罪であり、真の父母の体を犯す罪です。

 「昔、迫害を受けながら先生に侍った時以上に今の二世たちに侍ろう」という心をもっていく時には滅びません。しかし、二世たちに「お父さんとお母さんは苦労をしたのでお前たちには侍らない」と言えば、イスラエル民族が荒野でこじきになっていき、息子、娘たちに「食べるものを手に入れてきなさい」と言って苦しめることによって、そのような環境で異邦人の女性と結婚し、異邦人の家と異邦の環境を慕うようになって、イスラエル民族の行くべき道がふさがれたのと同じ立場になるのです。昔、統一教会員が先生に侍り、迫害されながら耐えてきた以上に困難であっても、二世を敬い支えることによって、サタン世界において新しい芽が出てくるのです。


千二百七十五家庭国際合同祝福結婚式
(一九八九・一・一二、一和龍仁工場大講堂)

 一九八九年一月十二日、活齪a龍仁研修院の特別結婚式場で、真の御父母様の主礼により、アメリカ、日本、ブラジル、フィリピンなど、世界八十七力国、千二百七十五双の善男善女が参加する中で国際合同祝福結婚式が挙行された。

 アダムとエバは、一人と一人が愛することによって堕落しましたが、ここに神様を中心として日本の国と韓国の国が結婚したのです。ですから、サタンはどうすることもできません。そして、ここにヨーロッパの人々の結婚までもすべて連結して行い、四番目の息子である國進を中心とした結婚もすべて合わせたのです。

 統一教会の教会員がしなければならないことはイエス様の解怨成就です。イエス様の解怨成就とは、家庭的に氏族を復帰しなければならないということです。イエス様は結婚できなかったのですが、氏族の復帰は結婚した家庭が帰っていくことです。氏族メシヤを配置したので、メシヤが来て家庭を取り戻し、氏族と民族と国家と世界へ連結することができる道が生じるのです。

 ここに千二百組以上の千二百七十五組を結びましたが、これは百二十数の拡大数であり、世界数です。すべての世界の人々を連結させました。個人から家庭、氏族、民族、国家、そして世界蕩減基準まで、サタン世界から引き抜いてきたのです。そして八十七ヵ国の人々を連結させ、家庭を結んであげることによって、氏族的メシヤが国家的メシヤとして生まれることに反対する道がなくなったのです。

 今は、世界的に合同結婚を宣布する時になったので、四十日修練を行って文化オリンピック大会を中心として世界的に結ばれるようになれば、その夫婦は絶対に別れることはできません。そのような夫婦が真の父母によって結ばれたという事実を知るようになれば、誰もがそのように結婚したいと願う時代に入っていくのです。


七千人の国際家庭の投入と日本人の移動計画

 韓国統一がいかになされるのかというと、全日成が標準になります。この大韓民国が標準ではありません。金日成を中心として一つになっている北韓の人々と、統一教会の文先生を中心として一つになっている統一教会の信者たちと南韓に来ているすべての外国の人々、そのどちらが先頭に立たなければならないかというとき、金日成が先頭に立つようになれば、韓国統一はどのようになりますか。できません。それは原則です。

 先生を中心として韓国にいる統一教会の食口と、日本から来た食口を含め、全世界から七千人が来て活動するのです。この人々が団結するのです。韓国人は引き下がっても、彼らは引き下がりません。金日成が銃と刀で脅かし、生命を脅して命令する以上に、自由な環境で愛の勝利者になりなさいというのです。愛で皆さんの所属する環境を消化しなければなりません。

 連合軍が入ってきて失敗したのではありませんか。ですから、祝福を受けた七千人をすべて連結し、今年から連合軍のような心霊的連合軍運動をしなければなりません。三年から四年、このような運動をすれば、全日成が生きようと死のうと関係ありません。すべて崩れていくのです。

 今からは七十万人が大移動します。なぜ七十万の大移動でしょうか。第一イスラエル民族の六十万の大移動と同じです。六十万以上ならばよいのです。七数です。二世たちを通じて日本民族を引っ張ってくるのです。また、僑胞の二世がアベル的立場でカインである彼らの父母をすべて引っ張ってくるのです。そして、ここで挙国的民族編成を再度行うのです。

 なぜ日本人七十万人の教育をするのか分かりますか。それをしておかなければなりません。太平洋時代、太平洋文化時代が来るのです。日本人を教育することによって韓国が主体になるのです。彼らが韓国で教育を受ければ、その出発が韓国からなされるので、また思想的基調がここにあるので、自動的に日本人を連合させながら、太平洋の主役は韓国人がならざるを得ないという立場に立つようになります。


四 韓国「世界日報」創刊(一九八九・二・一)

世界日報社の創社理念

 韓国の日刊新聞である「世界日報」が、真のお父様が揮毫してくださった社是「愛天、愛人、愛国」と、社旨「正しい新聞、創造的新聞、解放的新聞」を標榜して創刊された。一九八九年二月一日に創刊号を発刊した世界日報は、縦書き十六面の朝刊として百二十万部を発行した。一月三十一日、ソウル市龍山区漢江路の本社大講堂で行われた創刊記念式には、内外の各界人士と世界日報の職員など、一千人以上が参加したが、この席で真のお父様は、「内外が一つになろう」という題目で激励のみ言を下さった。

 既に一九八九年になって一ヵ月がたちました。韓国統一を成すことができる雰囲気をつくらなければなりません。全国津々浦々のすべての家庭に出入りしなければなりません。何を持ってですか。「世界日報」を持ってです。「世界日報」を持っていく人は、天宙日報の主人です。愛の日報を持っていくのです。愛の巣を移してあげるための天国の使者です。

 この社訓は「愛天、愛人、愛国」です。内外が一つになるということです。

 「愛天」とは何ですか。いくら天が大きくても、それは外的です。愛が内的です。神様を動かし、神様に「来なさい」と言うことができる力をもっているものが愛です。神様をコントロールすることができる力は知識ではありません。権力でもありません。お金でもありません。愛です。それが文総裁の言う「愛天」です。天を動かすことができる力をもっていれば、天が従ってくるのです。

 その次に、「愛人」です。「愛人」と言うときの「人」は個人ではありません。人類のことを言うのです。人類が愛に従っていかなければなりません。

 それから、「愛国」です。国は、国を誰よりも愛する人以外には従っていきません。誰よりも国を愛する人に従っていくのです。

 それは何かというと、内外が一つになるということです。天も、愛を中心として内外が完全に一つになっています。人類も、内外を中心として見れば、聖人ならば聖人というある中心を中心として愛で完全に一つになることができるのであり、国もそのようになっているのです。そのような意味で、今後皆さんは協力し、これをこの国とこの世界に影響を及ぼす言論機関にしなければなりません。


世界日報社の思想的進路

 今まで統一思想研究院がありましたが、今後その研究院を世界日報の研究部署として委譲しなければなりません。そして、今後編集局長と論説委員と主筆、この人々が幹部になり、また編集部の部長以上の人たちも幹部になるのです。もちろん文章を書くことも必要ですが、思想的な面などのすべての面において、国家指導者たちの前で堂々とした理論をもち、彼らを教え導くことができる責任者をつくらなければならないのです。

 今まで私は、科学者大会(科学の統一に関する国際会議)や言論人大会などすべてのものを全般的に準備してきましたが、今からこの頂上の基準を韓国の言論界に連結していかなければなりません。このようにして、今後の思想界はもちろん、世界の思想界の先端を走っていかなければなりません。それが、今まで私が指向してきた目標なのであり、それを言論機関を中心として成していかなければなりません。

 そして、今後この労使紛争問題をいかに処理していくのでしょうか。ぱっと見て、リベラル(進歩的)な思想をもった人がいれば、さっと呼んで理論的にチェックするのです。「君、共産主義理論はこのようになっているが、どのように思うか」と聞くのです。彼らの思想背景を実力を中心として打診し、激しく攻撃するのです。そのようにしてうまくいかなければ、思想研究院と局長を中心とした全体編集会議による精鋭部隊をつくって、再検討期間を設けてチェックするのです。

 世界日報なので世界に出ていかなければなりません。文総裁は、世界と闘ってきました。世界を知らなくてはいけません。また、世界日報は正義に立脚して力強くなければなりません。どれくらい力強くなければならないでしょうか。文総裁以上に力強くなければなりません! 闘うにおいては、命だけ懸けるのではありません。「文総裁が命を懸けたならば、私は愛も懸け、命も懸け、知識も懸け、お金も懸け、権力も懸け、文総裁以上にもっと力強くいこう!」と言わなければなりません。そのようにして内外で一つになれば、世界は統一世界に向かい、新しい門が開かれることでしょう。大韓民国は平和の王宮に向かって粛然と正道を経て、王権を受け継ぐことができる勝利の覇権者になることでしょう。アーメン。(拍手)

 世界日報を中心として調査局をつくりなさい。これは、すべての情報機関を支援するものです。昼も夜も皆さんの生命と財産を守らなければなりません。警察が守ることができなくても、私の手で守ってあげるのです。防御線を突破して浸透してくる共産主義の悪辣な群れを、私の手でくくるつもりです。白昼に何ですか。民族が嘆息し、国を信じることができなくなっていますが、私たちが国を信じることができるようにしてあげればいいのです。


ニューズ・ワールド・コミュニケーション連帯

 そして、ニューズ・ワールド・コミュニケーションです。ニュースといえば世界のニュースですが、ニューズ・ワールドといえば、世界日報です。世界日報財団になっていて、今からそこに韓国の世界日報が入り、日本の世界日報が入り、アメリカの世界日報が入り、ワシントン・タイムズも入っていかなければなりません。それから、ニューヨーク・シティ・トリビューンも入り、ウルティマス・ノティシアスも入り、その次にはミドルイースト・タイムズも入っていかなければなりません。これらすべての言論機関がこの中に入っていかなければなりません。

 そして、韓国で「世界日報」をつくれば、韓国政府はみだりに手を出すことはできません。どれほど政府を激しく攻撃しようとも、また、たとえ独裁政権が出てきたとしても、韓国政府は自分たちの思いどおりにすることはできません。実際、日本も思いどおりにすることはできません。世界的な機構を中心として、すべて財団に属しているので、財団全体を暴いてすべてを取り除いてしまわなければ、思いどおりにすることはできないのです。各国に連結し、世界的な学者が連結しているので、強大な力になるのです。このような意味で、今後これをニューズ・ワールド・コミュニケーションに加入させるということを知って、局長になる人が正しく教育をすれば良くなるはずです。

 そして、できれば私たちは外国と緊密な連絡を取り合うのです。それゆえに、ここでも、日本の世界日報やニューヨークの世界日報、またワシントン・タイムズやニューヨーク・シティ・トリビューンなどと結んで外信ニュースを流すのです。FPI(フリー・プレス・インターナショナル)の要員が定住できる場所としては良い場所です。ですから、ここにテーブルでも置いて、常時誰かが連絡を取ることができるようにしておかなければなりません。

 アメリカから来た要員を配置すれば、ワシントン・タイムズから連絡してきたものをすぐに記事として組むことができます。そのようにしておけば、日本のソース(source !出処)のものも引き出して使うことができ、アメリカのソースのものも引き出して使うことができるのです。そして、今後はこれをコンピューターによって連結しようと思います。


創刊レセプションに参加したアメリカの特使
(一九八九・二・二二、新羅ホテル、ダイナスティー・ホール、千五百人)

 一九八九年二月二十二日、ソウル市、新羅ホテルのダイナスティー・ホールで、政界、財界、言論界の人士と駐韓外交使節団など、千五百人以上の内外の貴賓が参席する中で、「世界日報」創刊記念レセプションが開催された。

 今回、世界日報のレセプションをする時、アメリカのブッシュ大統領がその側近をあいさつのために私のところに送ってきたのではありませんか。それくらいになったのです。

 それは、「世界日報」発行祝賀会の前日か二日前のことだったでしょう? 先生と会って、アメリカ情勢や世界情勢について、また今後の統一教会や、今先生が中国に対して行っていることに対する共同体制、紐帯関係など、様々なことを話し合いました。

 先回も、ブッシュ大統領を私の手で当選させました。アメリカ政府が就任式に招いた十二人の中で、ブッシュ夫妻のサインをもらって、直接使節を送って招待状を渡した人が四人いたのですが、そのうちの一人が私です。そのようなことは知らないでしょう? 今もその手紙は保管してあります。そして、全国から集まるので、ホテル六箇所に立ち寄って演説するのに、その中で大統領の最も近くに用意された席の招待状六枚と、これくらいの贈り物を人を通して送ってきたのです。しかし、私は会いませんでした。韓国に来てしまいました。「どれ、共和党の者たちは、人を正しく判別するかどうか見てみよう」というのです。ところが、ここに来てみると、大韓民国の国会議員たちは「いやあ! ブッシュ大統領の招待を受けて行くのだ」と言って騒いでいるのです。招待状といっても、それは手紙で一枚来たものです。私は韓国に来てしまいました。

 その席に文総裁が来なかったので問題が起きたのです。そこで「あの人を寂しがらせてはいけない」ということで、あいさつのために特使を送ってきたのです。そして、「世界日報」創刊記念日の前前日に帰ろうとしていたのを、私が「創刊記念行事にホワイトハウスからも参加しなさい」と言ったのです。そして「私がその行事で演説するので、あなたもアメリカの実情を一言言いなさい! ブッシュ大統領が大統領になったのは文総裁がいたからです。文総裁がいなければそれは到底望むことはできなかったでしょう」と言ったのです。













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