祝福家庭
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第三章 祝福家庭の摂理的意義

一 三十六家庭

1.三家庭をまず祝福

 一九六〇年に先生の聖婚式を挙げる前に、三十六家庭の中の三家庭を婚約させて先生が聖婚式を行ってから、この三家庭を祝福しました。それは、イエス様を中心としたペテロ、ヨハネ、ヤコブのように、先生を中心として三子女が神様の理想圏に立ったという条件を立てたのです。完全に分かれることができないという勝利基盤を立てたのです。

 最初にしたことが三家庭の祝福です。一九六〇年に先生が聖婚式をする前に、この三家庭の基盤がなければ聖婚式はできないようになっていたのです。お母様を迎える時に、この人たちの相手をすべて決めておいて、先生が結婚式をまず行い、次に彼らも祝福してあげたのです。そのように原理の道を合わせてきたのです。

 アダムの前に三大天使長、アダムの八人家族を編成しなければなりません。三大子女、信仰の息子、娘を立てて結婚すれば、八人家族の編成と三大天使長を連れて天の前に行かなければならないというのです。それで統一教会の文先生も、三人の息子、娘、三十六家庭を立て、三十六家庭の婚約式を行ってから結婚式をしたのです。すべてが原理的です。水も漏らさぬ組織編成をしてきたのです。アダムが家庭を失ったので、再び家庭を探し出さなければなりません。

 先生を中心として見れば、縦的立場の子女たちがいて、子女を中心として見れば、横的な立場の兄弟がいますが、横的基盤で私たちの子供の中の代表としてアベルの位置に立ったのが誰かというと、興進だったのです。二番目、二番目だというのです。私たちの統一教会で見れば、三十六家庭を立てるためにはイエス様の三弟子、天使長の家庭を代表した三数を解決しなければならないのです。その三数が決定されたので、アダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭の三十六家庭の型が出てきたのです。

三十六家庭で代表されるこの三家庭の中で、最初の家庭が金元弼家庭です。歴史は、誰でもその場に立てるようにはなっていません。これこれこのようなプログラムによる、様々な背後の内容が霊的な世界にできていなければ、長子の位置に立てることができないのです。そのような人が金元弼なのです。その次に二番目は誰かといえば、劉孝元です。そして三番目は、金榮輝です。

 三家庭を中心として十二人を立てなければなりません。この十二人は、歴史的な使命を果たさなければなりませんが、十二人だけでは駄目だというのです。過去の十二人、現在の十二人、未来の十二人、三十六数を決定しなければならないのです。それで三十六家庭となるのです。アダム家庭からノア家庭まで十代、ノア家庭からヤコブ家庭までの十代、ヤコブ家庭の十二人の子供、二千年歴史の先祖を連結できなかったのを、すべて圧縮したのが三十六家庭です。


2.三十六家庭を立てた意味

 三十六家庭は、第一家庭、第二家庭、第三家庭で構成されています。第一家庭は、旧約時代を象徴していますが、それは神様の許可なしに結婚した立場です。第二家庭は、新約時代を象徴していますが、新約時代は、地上で初めて神様が選んでくれる結婚を願った時代です。しかし、イエス様が十字架で亡くなることによって失敗し、新婦は新郎がやって来ることだけを待った時代です。
 第三家庭は、成約時代を象徴しますが、成約時代は、完成の時代で、神様の家庭の出発を願う時代です。現在の摂理は、ヤコブが勝利した象徴的復帰摂理を経ています。したがって先生は、僕の時代と養子圏時代を蕩減復帰して、神様の真の子女時代を成し遂げなければなりません。この三時代の路程を象徴的に復帰するのが三十六家庭です。

 三十六家庭の中で、第一家庭は、既成家庭で旧約時代に該当し、イエス様の時代は、結婚を願ったけれども成せなかった時代で第二家庭がそれを象徴します。第三家庭は、すべての苦難に勝って、勝利したヤコブのように、成約時代を象徴します。特に三十六家庭は、先生を中心として一代に旧約時代、新約時代、成約時代を蕩減する勝利的基台となるのです。さらに、家庭勝利の完成で三時代を横的に一代に蕩減した歴史的意義をもつのが三十六家庭の祝福だというのです。

 摂理史的に見れば三十六家庭の第一家庭は、アダム家庭を復帰した立場です。アダム家庭のカイン、アベルを含み、ノアまで十二数でつながっているので、これを蕩減するために十二家庭を立てたのです。第二家庭は、ノアからアブラハムを復帰したことを意味します。アブラハム家庭にサタンが侵犯することにより、イサクとヤコブに延長された十二代を象徴します。ヤコブは、十二人の子女を通じて歴史上初めて縦的な摂理を横的に蕩減復帰したので、三十六家庭において第三家庭がそれを象徴するのです。ヤコブが成した個人的勝利の基台の上に出発した家庭は、旧約時代、新約時代、成約時代を象徴したものでもあります。

 三十六家庭は、三十六代と同じです。三十六家庭は先祖なのです。神様の復帰摂理の中で先祖が失敗したことを、すべて取り戻した型です。イエス様の時代の十二弟子を代表した歴史的な過去、現在、すなわち旧約時代と新約時代を、すべて蕩減して取り戻した型が三十六家庭だというのです。言い換えれば、成約時代は旧約と新約を完成しなければ出発することができないのが原則なので、これをすべて清算するために三十六家庭を取り戻さなければならなかったのです。

 先生が個人的な勝利の基盤の上に、横的な家庭的蕩減の基準を準備しなければならないので、三十六家庭を祝福するようになったのです。ノア家庭から勝利の基準を築いたでしょう。伝統的家庭の基準を中心として立てたのがノア家庭です。その次にヤコブ家庭、第三家庭とは何でしょうか。これは清い青年男女たちです。ここから地上の基盤は、すべて蕩減復帰して完全なものを立てなければなりません。それでヤコブ家庭型の十二家庭を中心として横的な四方向性が起こるのです。
 これが三十六家庭を中心として全体を代表した立場で基盤を築くようになります。それが十二支派を中心として、三時代の十二型です。ヤコブを中心として見れば、蘇生、長成、完成の三時代です。これがすべて一つとならなければなりません。

 三十六家庭は、歴史時代において復帰摂理の使命を担った時代の数多くの善なる先祖を代表した家庭です。その先祖が縦的に失敗したことを横的に実体復帰するために、先祖の復活体としての責任をもった、選ばれた家庭です。この三十六家庭は、三十六億の世界人類を代表しているということを皆さんは知らなければなりません。

 世の中を見れば、家庭をもった既成家庭と家庭をもっていない人がいます。また、家庭をもっていない人の中にも二つの種類があります。一つは、自分勝手に男女関係を結んで失敗した者です。このように世界の人々を分ければ、三種類になるのです。自分勝手に結婚した人、その次に自分勝手に男女関係を結びながら家庭をもっていない人、今そのような人が多いでしょう。その次には純潔な青年男女、このような内容でもつれ合っているのが世界人類です。世界人類を縦的に見れば三種類なのです。
 言い換えれば、自分勝手に結婚した人、その次には、自分勝手に相対的関係を結んだけれども結婚できなかった人、すなわちイエス様と聖霊が今まで婚約段階にありながら新しい家庭を収拾する、そのような型の人がいます。その次は、純潔な青年男女がいるのです。このような型をすべて蕩減復帰するためには、縦的な歴史時代を代表して家庭的に収拾しておかなければならないので、それで三十六家庭が出てきたのです。

 イエス様が十二弟子を取り戻し、アダム家庭からノア家庭、ヤコブ家庭までの三時代の代わりにしてみ旨を成そうとしたことを、蕩減復帰するために三十六家庭を立てたのです。このように連結してきたのです。このように先生は、どれ一つ取っても適当にやったことはありません。

 再臨主は、アダム家庭の立場を蕩減復帰しなければなりません。したがってアダム、ノア、アブラハム型の家庭を取り戻して先祖に立てなければなりません。そのためには、まずアダム型の十二家庭を取り戻し、ノア型の十二家庭とアブラハム型の十二家庭を取り戻して、縦的な先祖を立てなければなりません。

 三十六家庭は、私たち人類歴史の先祖が復活したものです。その先祖が復活してどのようなことをするのでしょうか。地上世界の人間が六千年間縦的に繁殖したものが、横的に展開しているのですが、これをすべてつなぐようなものです。これが全体の縦的蕩減においては十二代、代数では十二です。地上でも、この十二ですべて連結されました。地上でも、蘇生圏が既成家庭、長成圏は、愛の関係はもったが結婚式を挙げていない者、その次に完成圏は、清い青年男女です。

 三十六家庭は、すべて十二数です。アダムからノアまでは十代ですが、十二数です。カイン、アベルで十二数になりました。その次は、ノアからアブラハムまでが十代ですが、イサク、ヤコブを入れて十二数です。こうしてヤコブの時になって初めて十二数の基準を中心として、横的に展開することにより世の中に着陸したのと同じように、統一教会も、やはり三十六家庭が出てくるのです。
 アダム家庭型、ノア家庭型、ヤコブ家庭型、これが第一家庭、第二家庭、第三家庭です。これを中心として歴史時代のすべてのもの、旧約時代と新約時代を経てきたすべてのものを成約時代に一つにつないできたのです。霊的世界を代表して、これらを連結させ、地上に先祖たちを一つにつないできたのです。それで三十六家庭は、みな先祖たちです。

 三十六家庭とは、いったいどんな家庭でしょうか。三十六家庭の中で第一家庭は、自分勝手に結婚した者をすべて連れてきて神様の前に連結させたのです。その次に第二家庭は、愛を成し遂げられなかった、このような内容をもった人たちをすべて組み合わせたのです。そのまま単にペアを組んで祝福したのではないのです。それはなぜでしょうか。世界の人々を救うためです。その次に第三家庭は、清い青年男女たちです。既成家庭は、第二家庭の前に絶対服従しなければなりません。霊界に行けば分かるのです。その次に、第二家庭は、第三家庭に絶対服従しなければなりません。
 今後、み旨が成し遂げられた時には、三十六家庭の中で誰が中心になるかといえば、第三家庭が中心になるのです。こういう話は、先生から初めて聞いたでしょう。では、再臨主が来られる所とはどこでしょうか。この既成家庭を訪ねてくるのではありません。自分勝手に愛の関係を結んだ人を訪ねてくるのではなく、清い青年男女を訪ねてくるのです。

 先生が三十六家庭を組んであげなかったとすれば、皆さんは、天上世界に入っていって立つ場所がないのです。このようなことを知っていますか。ここでそれを拡大すれば、全世界がその範囲の中に入るのです。既成家庭を蘇生とするならば、長成は第二家庭です。それでこれをアダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭、このようにいうことができます。ヤコブ時代となって初めて平面時代、横的に越えてきたのです。十二支派を中心として横的に越えていくのです。
 天上世界に行けば十二の真珠門があり、十二支派があるように、また地上世界に十二カ月があるように、先生を中心とした十二支派、これがすべて合わなければいけないのです。イエス様を中心として十二弟子がいたように、先生を中心として三十六家庭がありますが、その中で十二家庭の代表が清い青年男女たちです。これを中心として、その次は自分勝手に生きてきた人たち、その次は家庭をもった人たちです。この人たちが一つになったという条件を立てなければ、入っていく道がないというのです。

 清い青年男女として先生から祝福を受けた家庭は、先生と連結することができる基準が立てられています。それで今後、家庭的基台においての中心は、清い青年男女として祝福を受けた家庭です。このようなことを知り、皆さんが今後、家庭の秩序を立てていかなければなりません。三十六家庭を見るとき、第一家庭、第二家庭、第三家庭の中で、第三家庭が中心になるのです。

 三十六家庭は、アダムからノアまで、ノアからアブラハムまで、アブラハムからヤコブまでを経て、十二の子女を中心として、全体的な摂理の基盤を築かなければなりません。これは、過去の歴史を成し遂げようとするのではありません。先祖が失敗したことを現実において、横的に一度に蕩減復帰するためなのです。これを成すための闘いが三十六家庭を中心として起こるのです。
 先生がこの世の事情を知らずに、そのようなことを言っているのではありません。人間の事情よりも神様の事情がもっと哀れで、人間の意志よりは神様の意志がより大きいので、責任をもってこれを成そうとしたのです。神様が子女を失った歴史的な恨を蕩減復帰しなければならないので、縦的な歴史を現実において横的に蕩減復帰して、先祖の願いと、先祖が立てようとした基準を再び取り戻さなければならない立場にあったので、三十六家庭を祝福したのです。

 三十六家庭の責任とは何でしょうか。今までの歴史的なすべての蕩減条件を食い止めることです。言い換えれば、サタンを完全に消し去ることのできる一つの完璧な囲いにならなければなりません。それでこの家庭のすべての伝統と思想は、サタンとは完全に隔離された伝統を立てなければなりません。この伝統を中心として横的な伝統の因縁を七十二家庭と百二十家庭が立てていくのです。このような立場で見るとき、三十六家庭の責任がどれほど貴重なのかを皆さんは知らなければなりません。

 霊界に行けば、正式に清い青年男女として祝福を受けた者と、既成家庭が受けた祝福は違うというのです。霊界に行けば、天は三層になっています。現実の社会にも上中下があるように、霊界もそうだというのです。それでは三十六家庭はどうでしょう。各々十二家庭ずつアダム家庭、ノア家庭、アブラハム家庭の代わりとなる三十六家庭を見るとき、どの家庭が一番貴いかといえば、一番最後の家庭が一番貴いというのです。今後は、そのような家庭を貴ばなければなりません。今は、そのような時になっていないからそうなのであって、みな差があるというのです。違うのです。

 私がお金を投入して金の指輪、服などを買ってあげたのです。そのようなことを、なぜするのでしょうか。三十六家庭は、結婚費用も出さなかったでしょう。人の子を連れてきて、自分の子以上の結婚式をしてあげました。一次、二次、三次と、世の中がどんなに反対しても堂々と行いました。全く、そのようなことをすれば土地が生じますか、お金ができるでしょうか。何ができるというのでしょうか。先生に度胸がなかったならそのようなことが成せたかと、考えてみてください。大韓民国が騒いでも、既成教会が騒いでも、微動だにしなかったのです。米国が騒ぎ、全世界が騒いでも、微動だにしませんでした。それで、今ここまで来たのです。


3.三次にわたって祝福――数多くのエピソード

 一九六一年の三十六家庭の祝福式の時に、乱闘劇が起こりました。門に警備兵を立てて結婚式を行うほどでした。しかし先生は、誰がどんなに騒いでも、すべきことは、すべて行います。三十六家庭の親たちが集まって来て、あらゆる罵声を浴びせながら大声を張り上げました。またひどいのは、先生を「監獄にほうり込んでやる」と裁判所に何十枚もの投書をして、先生が裁判所に呼ばれていくこともありました。
 特に、過激になって練炭の灰をばらまきながら「統一教会をなくさなければならない」と言う人が十二人いました。統一教会は、そのようなところで大きくなりました。反対されるその立場で、勝利の基盤を築かなければならなかったのです。反対されて冒険をする立場で、勝利の基盤を築かなければならないのです。

 私が三十六家庭の合同結婚式をする時、新郎新婦のお父さん、お母さんに私の名前で招待状を送りました。「お父さん、お母さん、何日にあなたの息子、娘が青坡洞教会で結婚式をします。それで来たる時には、このような礼服を着て来れば参加できますが、そうでなければ参加できません」と招待状を送りました。
 そのようにしたところ「全く、そのような話がどこにあるか。誰が人の子の結婚式の招待状を送るのか」と大騒ぎして、どんなに大変だったか分かりません。騒いでみろというのです。私が既に決めて行うのです。警察が動員されても私が言ったとおりに、そのままするようになっているのであって、自分勝手にするようにはなっていないのです。

 韓国で三十六家庭の結婚式の時は、自分の親も天使長の扱いをしたのです。親にも全く知らせなかったのです。仕方なくあとで、一週間前に、「礼服も着て来なければならない」という条件を立てて、通告したのです。それでののしりわめき、「他人の息子、娘を連れていって誰が結婚式をするのか」と物議を醸しましたが、仕方ありませんでした。親がどんなに気分を悪くしたか考えてみてください。それでそのまま鉄の門を閉じて、誰も入ってこられないようにしました。そのようなことをして、すべて分別したのです。

 三十六家庭の幹部の中のある人の親は、相当な名士で、文先生のような人は夕日のように過ぎ去る金サッカ(韓国の詩人)ほどにも思わないで、ああだこうだと言ったのです。その人の娘を結婚させる時、私が通知を送りました。その人は、自分の娘が結婚するといって結婚式場に堂々と入ってこようとしたのです。しかし、統一教会の結婚式に参加するには礼服を着てこなければならなかったのです。(礼服ではなく)自分の洋服で入ってこようとしましたが、入れてくれないので大騒ぎになったのです。娘の結婚式なので入らなければならないのに、入れないので仕方なく、統一教会の教会員のところに行って、「頼むから礼服を貸してくれ」と言って、礼服を着て入ってきたのです。

 三十六家庭の合同結婚式をする時にも、お父さん、お母さんに知らせることができるでしょうか。駄目だというお父さん、お母さんに会って、説得しようとする子を歓迎するでしょうか。そうではないですか。それは明らかなのです。お父さん、お母さんが来れば喜ばしい日となり、目が細くなりますが、先生という人は、それをすべて知っていながら、そのお父さん、お母さんに尋ねてから紹介するようになっているでしょうか。
 しかし、通知はしなければならないので、結婚式をする前日の何時間か前にちょうど到着するようにするのです。「あなたの息子、娘が貴い結婚式を行います。御来賓なされますようお願いします」、そのようにすべて通知したのです。

 先生の時代にどんな革命をしたかといえば、伝統を完全に覆しました。キリスト教の伝統を完全に覆して、大韓民国の伝統を完全に覆しました。お父さん、お母さんを否定しました。皆さん、祝福を受ける時、皆さんのお父さん、お母さんに先生が相談して祝福しましたか。一言もしていません。先生が主体です。三十六家庭の時にはお父さん、お母さんが来られないようにしました。無条件、礼服を着て来いといいました。それで大騒ぎとなったのです。革命の中の革命なのです。完全に覆したのです。

 三十六家庭の結婚式をする時、一次の結婚式は何時にしたでしょうか。夜明けにしたでしょう。闘いながら「やあ、私の父を出せ!」、「私の娘を出せ!」と言いながら騒いだのです。「私の父を出せ」と言うので、他人の父を盗んだ人となり、「私の娘を出せ」と言うので、他人の娘を盗んだ人になってしまったのです。
 このようにして、けんかをしながら「やあ、文なにがし! 出てこい! やつが出てきて、うちの家をめちゃめちゃにして、うちの娘を気違いにした!」と言うのです。結婚する場合、親から承諾を受けなければならないのに、結婚式の日に親に、「来たければ、こういう礼服を着て来てください」と通知を送る、全くそのような話がどこにあるかというのです。
 そのようなことはあり得ないのを、私はよく知っています。それを知らなければ楽ですが、知っているので息が詰まるのです。そうでしょう。知らずにすれば悪口を言われても「なぜですか」と言えますが、非難されることを明らかに知っていながらするのです。このようなことを知っていながらも、しなければ蕩減にならないのです。目をつぶって、いい加減にしてはならないのです。

 三十六家庭が結婚式をする時、一つは夜に行い、一つは昼に行い、一つは夜明けに行ったのです。なぜでしょうか。自分の息子、娘を出せと、みんなが反対をしたからです。神様のみ旨から見た時、偽りの父母から出発したので、真の父母の立場で、すべてのものをコーチしなければならないというのです。親たちも反対しましたが、国も反対しました。私が裁判所に行って、調書を作ってきて結婚式をしたのです。そのようにやってきたことを、誰も知らないでしょう。先生が立つ位置がなかったのです。そこから冒険をしてきたのです。

 先生がおもしろい話を一つしましょうか。私たちの韓国で三十六家庭の合同結婚式をする時、その娘婿も今この席にいるのですが、ある人が訪ねてきました。自分の二人の娘が二人とも統一教会に引っ掛かったというのです。自分はある学校の校長先生なので、良いお婿さん候補にある先生たちを選んでおいたと、絶対合同結婚式をさせることはできないというのです。しかし先生は、「反対をするならしなさい。あなたの娘は私が嫁に送る」と言いました。

 三十六家庭を選ぶ時、その親たちに先生が相談したでしょうか。他人の子を連れていって相談もしないで、招待状も出さないで、すべて先生の勝手に結婚をさせたので、悪口だけでなく、棒でたたかれるようになっているのです。昔のイスラエル民族だったならば、服を破られ、刃物で刺されて死んでいたことでしょう。しかしそれを、みんなが何をしているのか分からないように、あっという間に片づけてしまったのです。
 サタンの子をみな連れてきて、神様の子にして結婚させました。天の宇宙的な運勢で復帰路程を完結させるのに、誰に相談しなければならないでしょうか。祝福してあげるのに、誰に相談しますか。三十六家庭は何かといえば先祖です。先祖となる愛を成すのに、肉親のお父さん、お母さんに相談できますか。神様に相談しなければならないのです。

 三十六家庭の祝福も、真っ暗な夜中にしなければならなかったので、門を閉めて成婚式をしたのです。その時、「私の息子を出せ、私の夫を出せ、他人の息子、娘を連れてきて何をするのか」などの罵声を浴びました。自分の息子に妻をめとらせるのは、親の一存で決めることなのに、統一教会の先生が独断で結婚させるというので、わめいたのです。すなわち、サタン世界の親だからです。神様の息子、娘をサタンが奪っていったので、先生が再び奪い返して蕩減復帰するのです。歴史的に失った息子、娘を再び取り戻して蕩減復帰するためでした。それで式を早く終えたのです。蕩減復帰歴史なので仕方がありませんでした。


二 七十二家庭

1.七十二家庭の祝福の意義

 今まで先祖が責任を果たせなかったことだけが間違ったのでしょうか。そうではありません。先祖も過ちを犯しましたが、兄弟が間違ってそのようになったのです。それで、三十六家庭の前に兄弟のような立場としてカイン、アベルの二人を立てたのが七十二家庭です。七十二家庭を立てることによって、ヤコブの代まで、地上に横的基盤を築く時まで、家庭を中心としてカイン・アベルの二つの型を復帰した基準に立てたのが七十二家庭です。
 それによって今までの直系先祖の家庭が、すべて復活した型として地上に現れたのです。これによって重要な中心が決定されたのです。十二家庭を中心としてイスラエル支派型の出発が行われたのです。今日、私たちが七十二家庭を立てたので、先祖を中心とした基盤がこの地上に立てられたのです。

 先祖の前に二人の息子の家庭型を編成しなければならない摂理的意味があったので、これを立てるために三十六数の二倍の七十二家庭を立てたのです。縦的な歴史路程において、アダム家庭で成し遂げられなかったことをカイン・アベル家庭が完結させなければなりませんでしたが、完結させることができなかったのです。すなわち、蕩減条件を立てることができなかったのです。
 ところがカイン・アベル家庭型の七十二家庭を祝福することによって、延長した縦的な摂理が平面的な一つの基準点で勝利の基準を立てることができたのです。三十六家庭と七十二家庭を立てることによって、縦的なカイン・アベル型の理念的基盤がすべて地上に造成されたのです。その次に平面的に縦的家庭型を復帰しなければならないのです。その家庭は、すべてアダム家庭を復帰するための型です。

 三十六代が失敗したことを復帰したという基準を立てたのが三十六家庭ですが、そのようにして先祖となった三十六家庭だけでは駄目なのです。争いは、どこから始まりましたか。アダムとエバの息子のカインとアベルから争いが始まりました。それで、この世界がこのように壊れました。それは何のことかといえば、その子孫がみなけんかをする世界をつくったということです。これを蕩減復帰しなければなりません。
 そのためには、三十六代の息子、娘が神様の前で争わないで一つになったという条件を立てなければなりません。それでカイン、アベルに分立した数、すなわち三十六を二倍した数の七十二家庭を立てたのです。この七十二家庭が立てられることによって、カインとアベルが争わないで四位基台を成すことができる歴史的な先祖の基礎をつくったのです。それでサタンを防ぐことができる絶対的な基準が立てられたのです。皆さんは、七十二家庭がどのくらい深刻な位置に立っているかを知っていますか。

 七十二家庭は、三十六家庭の祝福基盤の上に立てられました。七十二家庭は、アダム家庭を中心として復帰されたカイン・アベル家庭を象徴します。アダム、エバが神様の前に立つためには、カイン、アベルが完全に一つになった基台の上に上がらなければなりません。アダム、エバが人類の先祖として完全な父母の立場に立つためには、カイン、アベルが完全に一つにならなければなりません。
 三十六家庭は、先祖格のアダム家庭を象徴しています。したがって三十六家庭は、カイン、アベルが一つになった家庭の基盤の上に立ってこそ、父母の資格を備えるようになっているのです。七十二家庭が三十六家庭の二倍になっているのも、カイン、アベルの立場だからです。

 七十二家庭とは何でしょうか。聖書で見るように、七十門徒といい、七十二門徒ともいいました。もともとは、この七十二数が合うのです。七十二数。十二支派を中心として六数、六人の族長たちが合わされば二掛ける六は十二、十二掛ける六は七十二なのです。七十人ならば数が合いません。それで七十二家庭が、もともと合っているのです。
 この七十二家庭は何かといえば、中心家庭の三十六家庭、すなわち先祖家庭の前にある息子、娘と同じです。子孫なのです。神様のみ旨の中で先祖がみ旨を成し遂げられなかったことは、その先祖の家庭においてカイン、アベルが一つになれずにみ旨が延長されたと、このように見るのです。
 カイン、アベル、息子、娘、兄弟が一つになった、その家庭の基盤をもてなかったのです。七十二家庭とは何でしょうか。全体を合わせてみれば、三十六家庭の倍数です。それでカイン・アベル家庭の三十六家庭の息子を中心としたアベル的三十六家庭とカイン的三十六家庭、合わせれば七十二家庭と同じです。それは何かといえばカイン、アベルが一つになれずに、歴史的先祖が失敗したことを蕩減復帰するための代表的家庭です。このように見るのです。

 三十六家庭から七十二家庭、百二十家庭は一チームです。分けることはできません。三十六家庭は歴代の先祖のことをいいます。次に七十二家庭は、息子、娘のことをいいます。百二十家庭は、世界国家の祭司長のことをいうのです。十二支派のことをいいます。十二支派の世界的分派型をいうのです。問題は、先祖とカイン、アベルと十二支派が一つになればいいのです。それが復帰歴史です。

 今日の「私」という存在は、過去の結実であり、現時代の中心であり、未来の出発です。すなわち、三時代を代表した結合体だというのです。この三時代の形を結合したのが三十六数です。十二数に三時代を掛ければ三十六双になるのです。この三十六双を中心としてカイン・アベル型の息子、娘を復帰しなければならないので、七十二家庭が出てくるのです。

 家庭でいつも問題になるのは、父母と子女が一つになることです。アダム家庭において、アダムとカイン、アベルが一つにならなければならないのです。神様の前に一致させることができる家庭になるためには、父母と二人の息子が一つになったという条件を立てなければなりません。そうでなければ神様の前に立てないのです。それが三十六家庭の二倍に当たる七十二家庭なのです。
 この七十二家庭は、イエス様の七十門徒に該当する数です。私たちが家庭を取り戻すことによって、この家庭はイエス様の十二弟子と七十門徒を中心として氏族を編成しようとしたのを成した型です。イエス様が十二弟子と七十門徒を家庭型として復帰した氏族型が、七十二家庭です。
 言い換えれば、この三十六家庭と七十二家庭は、イエス様のイスラエル民族を中心とした十二支派と七十門徒のようなもので、イスラエル民族を指導し得る代表的型を復帰した型なのです。これは、神様がイスラエルを中心として取り戻そうとした基本数が取り戻された型です。

 七十二家庭は、どんな家庭でしょうか。家庭を完全復帰しようとすれば、カイン・アベル家庭が一つにならなければいけません。アダム、エバが完全に神様の前に立とうとすれば、カイン、アベルが完全に一つになった基台の上に上がらなければならないのです。先祖というのは、父母の立場です。この父母の立場が完全に神様の前に立とうとすれば、カイン、アベルの基台を復帰しなければなりません。
 三十六家庭は、先祖です。先祖が立とうとすればカイン、アベルが一つになった家庭の基盤がなければならないので、三十六家庭の二倍の七十二家庭になります。七十二家庭はイエス様を中心とした七十門徒に該当します。それが一つになった地上の蕩減圏を成し遂げたので、神様の摂理はますますその基台が拡大されるのです。こうなると先祖の家庭を中心としてカイン・アベル家庭が一つになるので、摂理歴史においてそれは、家庭を中心に必要としたすべてのものが備わったことになります。家庭復帰を完成したことになります。それが七十二家庭までの祝福です。

 七十二家庭の祝福が成就することによって初めて、地上に神様を中心として平面的にも立体的にも一つの段階を成すようになったのです。したがってこれが決定されることによって、中心的基準が立つのです。
 すなわち、神様の摂理により決定されなければならない中心点が縦的な足掛かりとして、完全な歴史の勝利者として立つことは、三十六家庭、七十二家庭が一つになることによって成されるようになります。その中心点が決定されれば、神様が要求してこられた中心的先祖の勝利圏を成すことになります。それは完全な基台なので、それを横的に展開しなければなりません。

 イエス様が天国を成すことができなかったのはなぜでしょうか。氏族が協助することができず、次に十二弟子が協助できなかったからです。三弟子と十二弟子が協助できなかったのです。その次に氏族を中心として、十二弟子を中心として、七十門徒を中心として国と国を連結することができる橋を架けようとしたのに、その橋が崩れてしまいました。そうして家庭的基盤をもつことができなかったイエス様、氏族的基盤をもつことができなかったイエス様、教会基盤をもつことができなかったイエス様となったのです。
 次に、七十門徒が一つになることができなかったのです。この七十門徒は十二支派の代わりであり、七十長老を代表したものです。これが七十門徒ではなく、七十二門徒にならなければならないのです。十二支派に六人ずつとすれば、七十二人です。それで統一教会では、七十二家庭を祝福したのです。聖書を見れば、新約には七十二人ですが、旧約は七十人となっています。七十二人が合っているのです。七十人では合わないのです。

 復帰歴史とは、カイン、アベルの歴史です。カイン、アベルの歴史なので、このような先祖の前に二人ずつ、カイン、アベルだけを組んでやれば、今まで歴史時代において先祖が失敗したすべてのものを蕩減する条件となるのです。先祖がなぜ失敗したかといえば、カイン、アベルが一つになれなかったからです。カイン、アベルを中心として信仰基台と実体基台がすべて成されるのです。ところが、その先祖を中心としてカイン、アベルの基準を完結できなかったので、それを完結するための条件をこの地上の横的基盤に合わせるためのものが七十二家庭です。

 地上天国を成し遂げるためには、家庭を成さなければなりません。イエス様の三弟子、十二弟子、これは三時代の蘇生時代、長成時代、完成時代です。それを代表した三十六家庭。その次は七十二家庭です。カイン、アベルが家庭を中心として争ったので、その代表的な立場として七十二家庭を立てたのです。これは七十二民族、民族的な代表なのです。

 人類の中にはアダムのように自分勝手に結婚した型があり、次に相手を見つめながら生きてきたイエス型の人物もいるし、再臨主型もあります。再臨主は、これらの人物型の立場をすべて蕩減しなければなりません。まずノア型家庭を復帰しなければなりません。それはノアがアベル型であり、またイエス型だからです。神側の二番目の息子型なので、これをまず復帰しなければなりません。これがカイン、アベルに分かれて復帰された型が七十二家庭です。

 三十六家庭を立てた目的は、三十六の先祖を探し立てるところにあるのです。それで三十六家庭を中心に霊界と肉界が一つになるのです。これをカイン・アベル型に広げたのが七十二家庭です。ヤコブが七十二家族を率いてエジプトに出発したように、統一教会も七十二家庭の時、そうでした。

 祝福は、新しいイスラエルを認めることです。三十六家庭の一家庭に、カイン型とアベル型を立てれば、七十二家庭になるのです。

 三年の期間にアブラハム、イサク、ヤコブの三代の基準を越えなければなりません。今年、七十二双を無理に結婚させたのです。何組かしか気に入る人がいません。


三 百二十四家庭

1.百二十四家庭を立てた意味

 イエス様の百二十門徒の代わりとなる百二十家庭は、世界的な型です。百二十家庭は、世界の代表型として世界的な蕩減条件を立てることができる基盤となるので、百二十家庭を立てることによって、神様が世界的に訪ねてくることができる基準を立てたのです。それで国連の加盟国が百二十カ国を超えれば、その時が「終末だ」と言うことができるのです。

 百二十家庭は、世界のすべての国家を代表した基準で立てられた家庭です。

 再臨主は、アダム家庭の立場を蕩減復帰しなければなりません。したがって、アダム・ノア・アブラハム型の家庭を取り戻して先祖に立てなければなりません。そのためには、まずアダム型の十二家庭を取り戻し、次にノア型の十二家庭とアブラハム型の十二家庭を取り戻して、縦的な先祖を立てなければなりません。それで先生が三十六家庭を立てました。この先祖を中心としたカイン・アベル型の家庭として探し立てたのが七十二家庭です。そして百二十家庭は、世界百二十カ国の指導者を象徴するのです。

 横的な基準を立てて、平面的な四方数の世界型を立てたのが百二十家庭です。これは百二十国家を代表したものです。

 百二十四家庭までは七年路程です。現在百二十家庭があるので、新しいイスラエル圏を中心として世界の百二十カ国を取り戻すことができる基盤が連結されるのです。それでイエス様が家庭を通じて取り戻そうとした世界的なすべての数が、先生が百二十家庭を祝福することによって、復帰された基準が決定したのです。

 皆さんに必要なのは何かといえば、八十四人と百二十人をすべて氏族圏内に立てることです。それは縦的です。三十六家庭、七十二家庭、百二十家庭、違いますか。百二十というのは世界の代表です。それでイエス様が復活したのち、五旬節に屋根裏部屋に百二十人が集まったのです。それは世界的な代表です。先生が百二十四双を祝福する時、国連の加盟国が百二十四カ国でした。それがすべて合っているのです。

 十二数に該当するのが百二十門徒です。これは、イエス様の時代において百二十門徒の代わりの蕩減復帰数に該当するので、世界国家の代表者型です。これを立てて、その族長代表が国家代表でしょう。国家代表基準として編成するために、世界的な基準として編成するために祝福してあげたのが百二十四家庭なのです。
 四家庭は、これはこぶです。その四家庭は、既婚家庭です。なぜ既婚家庭を入れたのでしょうか。既婚家庭を入れないと今後、既婚家庭を救う道がないのです。この四数は東西南北の四方の門を象徴するので、このようなタイプの型を中心として既成家庭が復活できる道を開けてあげなければならないのです。それで百二十四数を祝福したのです。

 百二十家庭は、イエス様を中心とした百二十門徒の代わりなのです。四家庭は、結婚した既婚家庭です。四方の門を開けてあげなければなりません。

 イエス様が十字架で血を流すようになったのは、七十二門徒と十二弟子を足した八十四人が一つになれなかったからです。ですから皆さんは、八十四人を実体で蕩減復帰しなければなりません。その蕩減復帰基盤の上で、皆さんは結婚生活ができます。先生もそうです。そのために十二、十二、十二の三十六家庭です。それは蘇生、長成、完成です。これは三つですが、縮小すれば一つなのです。
 その次の七十二家庭も同じです。その基盤上に百二十家庭、百二十家庭の基盤上に世界が連結されるのです。イエス様が復活し昇天したのちに、五旬節に百二十門徒が一つになって聖霊が地上に降臨したでしょう。それは世界の代表を象徴します。

 イエス様がユダヤ数的基準を成し遂げられなかったことが恨なので、それに代わる百二十家庭がイエス様の恨を解いてあげる祝福家庭だというのです。それで百二十家庭は先頭に立って犠牲にならなければなりません。この前、出動教育を受けた地域長は、全部百二十家庭なのです。百二十家庭は犠牲にならなければならないのです。百二十家庭は、イエス時代の百二十門徒の立場で世界的な支派編成をするところにおける、世界百二十国家を代表した国家的な基台です。

 イエス様が昇天する時に百二十門徒を立てたでしょう。百二十門徒は、百二十家庭を意味します。その次に、地上でも天上世界に行った百二十国家の代表がいるのです。その国家代表の列に皆さんの血族が一つずつ入っていくことによって、皆さんの活動舞台が百二十国家の天国の版図を相続して、そこに活動できる基地を連結するのです。

 イエス様に十二弟子と七十門徒だけがいたのではありません。五旬節の時に百二十門徒に聖霊が降りてきて、世界的な宣教運動を始めたのです。それを代表したのが百二十カ国です。私たちが百二十家庭を祝福する時にも、国連に加盟した国が百二十四カ国でした。私たちにおいても百二十四双ですが、四双は何かといえば、東西南北を中心として犯罪者だった人でした。前科一犯、二犯、三犯、四犯まで百二十四組にすべて入っています。なぜでしょうか。地獄に行っている人々を救ってあげなければならないからです。刑務所にいる人々を救ってあげなければならないのです。

 天国の民を少なくともイエス様が願った百二十人、百二十家庭は連れて入らなければならないというのです。百二十家庭とは何でしょうか。百二十家庭は、地上の国家の代表です。それで一生の間、百二十家庭を連れて入っていかなければなりません。それを目的としなければなりません。それは何かといえば、イエス様が死なないで再臨できる代わりの者となって氏族に送るということです。カインの氏族にアベルの氏族を送ることです。それがメシヤの資格です。それが氏族的メシヤの使命なのです。

 自分の息子、娘と自分の血族と復帰された民と共に、永遠なる創造理想的伝統を、愛の伝統をどのようにつくっておくのかというのです。あの世に行って、これが一つの群れとなって自らの永遠なる生命の権威、生命の位階を求めていくのです。一族を復帰して百二十家庭以上を連れていかなければなりません。これだけ話したから分かったでしょう。恥を免れるように準備しなさいというのです。恥どころか裸にされて追い出されます。

 イエス様の十二弟子の十二数を十倍した百二十数は、平面的な世界を代表する数です。それで、この百二十門徒と同じ数を合わせるために百二十双の祝福をしたのです。本来は百二十ですが、四方数の四双を足して百二十四双を祝福しました。

 百二十カ国の代表に四を加えて百二十四双を祝福して、氏族的中心が決定された基盤の上に世界的な百二十四家庭を祝福しました。これは、イエス様が百二十カ国の象徴基盤として出発したキリスト教全体を代表する家庭が成立したということです。ですからそれは、先生を中心として個人で四位基台を成して、次に先祖をつなげ、次に民族をつなげて、次に世界をつなげる蕩減的家庭なのです。ですから今は、世界に広がっている数多くの国家圏を代表することができる国家が、すべて一箇所へ行くことができる道が開けるというのです。

 百二十門徒は、世界を代表します。イエス様も百二十門徒を中心として世界的な出発をしようとしましたが、それができませんでした。私たちは、これを準備しなければなりません。世界を標準として行く道の前に、架け橋となることができる自らの子孫を段階的に立てなければなりません。子孫を立てる時はいい加減に立てるのではなく、世界的な代表になることができる位置に立てなければなりません。これは何でしょうか。統一教会の三十六双、七十二双、百二十四双の合同結婚式です。


2.献貢式と百二十カ国聖地選定

 百二十四双の成婚式ののち、献貢式を行いました。神様がイエス様を通じて成すことができなかった個人的、家庭的、氏族的、民族的な基盤を成すために復活実体として来られ、み旨を成さなければならない方が再臨主です。それを三年間しました。この三年は、子女を取り戻す期間(縦的期間)に該当します。この期間は、イエス様がユダヤ教とユダヤ民族を収拾しなければならなかったように、復活実体の一人のお方を立てて、それを収拾する期間です。

 百二十家庭は、世界型です。一九六五年に四十カ国を中心として、百二十箇所の聖地を立てた理由もここにあります。

 人を取り戻したのちには土地を取り戻さなければなりません。先生が四十カ国を巡回した理由は、聖地を選ぶためでした。韓国で堕落前の基準を立てたので、聖地を選ぶことができたのです。世界四十カ国で百五箇所の聖地を選びました。百二十家庭は、百二十国家を象徴します。今後、私たちは、百二十箇所の聖地を選ばなければなりません。

 百二十家庭とは何でしょうか。百二十国家を代表する型だというのです。それでは天の組織で見たとき、先祖と家庭の形態と、ここに世界の代表者の型を備えたのに、土地がないというのです。土地がないので、天の前に人的組織の型は備えたものの、この地を汚したことを天が取り戻せる基盤がなかったので、これを中心として数を合わせるために四十カ国に百二十の聖地を選んだのです。それで地の基盤となったのです。そのようになったので、皆さんが聖地に行って祈祷するときは、そのような観点で祈祷しなさいというのです。
 皆さんは百二十家庭を代表して、七十家庭を代表して、三十六家庭を代表して、天の王座の中心である真の父母を代表して、すべて地上に降りてきて、平面に広がった立場で祈祷しなさいというのです。それで今後、統一教会を発展させるためには神様も動員しなければならず、今までの先知先烈(注:先駆け歩んだ義人たち)も動員しなければならず、すべて動員しなければならないのです。彼らはカイン型です。ここはアベル型なので、すべて地を中心として協助するのです。神様もしなければならないし、天使も協助しなければならないし、先祖も協助しなければならないのです。


四 四百三十家庭

1.四百三十家庭の数理的意味

 四百三十家庭とは何でしょうか。四百三十家庭は、全体の平面的な基準です。ですから一つにならなければなりません。今は、国家を中心として影響を及ぼすことができる状況になったので、世界へ出ていくのです。それで四十三数を立てて、先生の四十年生涯を復帰しなければならないのです。世界的に条件を立てなければならないのです。それで歴史は今、統一教会時代圏に移ってきているのです。ではここで、何が問題かといえば、氏族が一致団結して民族復帰のために進むことです。民族が復帰される日には、国家は自然屈服するようになっているのです。

 今年、四百三十双を祝福しなければならないのは、韓国において一九六七年が檀紀四千三百年になるので、これを摂理的な条件に合わせなければならないためです。また、イスラエル民族がエジプトの地からカナンに帰ってくるまで四百三十年かかりました。すなわち、四十三数です。それは新しい時代に移っていく歴史の転換点となる数です。それで私たちも、四十三数を中心として七年路程を最後に終わろうというのです。これがすべて合って、新しい歴史時代に移っていくのです。これから統一教会が行く道は、日進月歩することでしょう。

 四数、三数というのは、七数を代表して、イスラエル民族が四百三十年目にカナン復帰のためにエジプトを出発したことを代表します。ゆえに新しい出発をする時だというのです。また、その時が韓国歴史四千三百年になった年なのです。偶然の一致ではありません。神様は、数理的役事をされます。四千三百年になる年に四百三十双をこのように祝福したという事実は、氏族的で一つの系列的な宗教の勝利的基盤だけでは駄目なので、すべての氏族の前に共通の門を開放させておくのです。

 四百三十家庭の時は、大韓民国の歴史が檀紀四千三百年の年だったのです。四千三百年になる年に、大韓民国の家庭はどんな家庭でも、天の国へ行くことができる門を開いたのです。反対した集団までも入っていくことができるのです。いかなる氏族、いかなる民族、大韓民国の民は、反対した人でも、下賤の身の子孫だとしても、人ならば誰でも行くことができるのです。それで四百三十家庭は、氏族全体が加担する時なのです。全体の特定時代が、今は普遍的時代に移ってきているのです。
 それで金氏ならば金氏家門が神様の前に選ばれたならば、金氏全体が入っていくことができるのです。そして一九六九年度に、世界の数多くの国家を代表して四十三家庭を祝福してあげたのです。ドイツで祝福してあげ、米国で祝福してあげ、日本で祝福してあげたでしょう。それが四十三家庭です。相対なのです。
 四百三十家庭の国家的家庭の前に、四十三数の相対的家庭です。これは何を意味するのかといえば、全世界民族国家も韓国のあらゆる氏族が天国圏内に加担する特恵を得たので、世界民族が加担できる内的基盤によってこの相対的基準を連結させれば、外的世界の氏族も内的世界の蕩減基準にある韓国民族と連結することができるというのです。

 四百三十家庭は、イスラエル民族がカナン福地へと出発したように、私たちは、世界のカナン福地に出発したのです。四百三十年に出発したことを、この時は、四千三百年を代表した四十三数を合わせたのです。そこからみんな出ていくのです。出ていくための単位は、個人単位でなく、家庭単位です。家庭を引き連れて進まなければなりません。それを知らなければなりません。単位は個人ではありません。家庭なのです。それで自分の家庭を捨てていってはいけないというのです。
 モーセは、イスラエル国民を捨ててはいけないのです。みな率いて進まなければならないのです。監獄にイスラエル人がいても、その人を奪い取ってでも連れていかなければならないのです。そのような数を代表して四百三十双を祝福したのです。四百三十家庭には、すべての民族が入っていくのです。善なる人、宗教人、すべての人が入ります。十二数から四十数も出てくるし、三十数も出てくるし、百二十数も出てくるし、すべてここから出てくるのです。一カ月の三十日もここから出てくるのです。宇宙の中心数がここに、すべて入っているのです。
 それで四百三十家庭を中心として、四千三百年を私たちが出発するのです。一段階高いのです。正にその年なのです。韓国民族はもちろん、世界民族までここにみな入りました。韓国は、世界の代表で、すべて入っているというのです。それをはっきり知らなければなりません。広めていくのです。

 四百三十家庭を祝福することによって、どんなことが起こったかといえば、大韓民国はこれから統一教会と連結することができる立場に立ったというのです。それは何を意味するのかといえば、韓国の民は、宗教を信じなくとも、四百三十家庭を中心として第三イスラエル圏の恩恵を受けることができる圏内で蕩減条件を成立させることができるということです。それで大韓民国が選民だということを発表することができました。選民圏が形成されたというのです。
 では、このような基盤を中心として、次は何をするのかといえば、先生が世界的に拡大するのです。四百三十家庭をつくっておいて、次に世界的に大韓民国の土地と民をすべて拡大しなければなりません。土地に植えるというようなこと、聖地を選んでおいて、次に四百三十家庭に接ぎ木をするということをしなければなりません。それで四十カ国を中心として聖地を選んだのです。次に、世界巡回をしながら何をしたでしょうか。四十三家庭の祝福をしたのです。四百三十家庭の相対的数になる四十三家庭を、日本と米国とドイツを中心として連結させるのです。これは世界史的です。それによって、世界にいる数多くの信仰のない人々も、イスラエル圏の恩恵を受けることができるのです。
 四千年あるいは六千年間のユダヤ教やキリスト教の歴史を経てきましたが、そのように伝統を受け継いで信じてきたその恩恵を、信じないでも平面的時代へのその恩恵圏内に加担できる特権を与えるというのです。このような基盤が形成されたというのです。

 祝福とは何でしょうか。家庭を確保することです。先生の家庭を中心とした三家庭、三十六家庭、七十二家庭、百二十四家庭……。これによって世界的蕩減条件を形成するというのです。それでは、次に何が問題でしょうか。四百三十家庭なのです。世界的祝福基準の代表的型として百二十四家庭を立てましたが、大韓民国を中心として見た時、宗教を信じないで宗教生活をしない数多くの人が大韓民国にいるのです。そうではありませんか。
 蕩減条件は、教派を中心として必要なのです。神様の摂理は、教派を中心として必要なのですが、その他の宗教を信じない人は、どのようになるのでしょうか。それをすべて切って捨てることはできないのです。結局、教派を中心とした主流の思想圏内に平面的に数多くの国家、民族、数多くの氏族をすべて接ぎ木しておかなければならないというのです。世界へ通じることができる道を開き、その宗教人を連結させることができる門はできていますが、一般人は外れてしまったのです。一般人は加入できなかったのです。
 それで、韓国を中心として一般の数多くの氏族圏を接ぎ木しなければならなかったので、四百三十家庭を立てたのです。韓国歴史四千三百年を代表した四百三十家庭なのです。

 四百三十家庭とは何でしょうか。数多くの姓、朴氏、金氏などなど、韓国にも数百の姓があるでしょう。これと同じように、世界の数多くの姓をもった人々が連結し得る道を四百三十家庭を通じて開いておいたのです。四百三十家庭を中心として見れば、国内四百三十家庭と国外四十三家庭、日本とアメリカとヨーロッパ中をすべて合わせたことで相対圏を成します。これで全世界五色人種の前に四百三十数の相対的数を決定して、四十三家庭でつなげたのです。

 四百三十家庭は、韓国における四千三百年に合わせたものです。ここには、すべての人々が入っているのです。罪人も、あらゆる人たちが入っているのです。ここは殺人犯も、強盗もいて、あらゆる人がいなければなりません。それでこそ、世界の人々が入ることができる門ができ、道ができるのです。

 四百三十家庭が統一教会で主力部隊にならなければなりません。今四十代ならば、先生が世界的に闘う時です。四十五歳までにすべての基盤をつくって、大韓民国の蕩減基準を立てて、国と国を連結させた四十カ国を中心として百二十箇所の聖地を選んだ時だったのです。闘いの準備を始めた時です。

 四百三十家庭には、どれほど重要な意義があるか知っていますか。本来、昨年の一九六七年を中心にして越えなければなりませんでした。今年の二月二十二日は、先生が興南の監獄に入って満二十年を越えようとする時です。それで内外のすべてが先生の復帰路程二十年を越えていく、その中に内外の重要な意味があるので、皆さんがその日を中心として記憶されるというのです。
 皆さんがそのような同参する権威を所有できるという事実が、どんなに光栄であるかを知らなければなりません。その日は、悲しい日だけではありません。ジョージ・ワシントンの誕生日がその日なのです。そのように理解して、皆さんが素晴らしい家庭を築いていかなければなりません。

 四百三十家庭とは、大韓民国、この民族の代表なのです。そこには様々な姓が、すべて入っています。それとともに、これがアダムの立場、アダム国家のような世界的版図基盤を経て、韓国国民が連結されたところに、エバ国家型と同じ基準の人を連結させるのです。そうでなければ連結できないのです。それで四百三十家庭の時初めて、日本の久保木家庭を連結させたのです。そこから連結させていくのです。

 一九六八年を中心として「神の日」を定めるとともに、大韓民国の背後に神様の家庭が連結され得る版図をすべてつくったのです。世界へ出ていくことができる版図を連結させておいて、世界的に進出するというのです。ゆえに四百三十家庭の中に、初めて日本を介在させたのです。久保木会長が代表なのです。世界的時代に連結させていくのです。このような蕩減的条件を立てて、世界の版図を組んでいく、このような勝利の発展をさせていくのです。

 原理的に見た時、國進は四番目の息子で七番目に生まれ、結婚は八番目にしました。そのすべてが原理に合うのです。それとともに今回、四百三十家庭を國進の相対としたのは、四百三十家庭を中心とした全体の姓を連結したものです。世界の姓がそれほど分かれたということです。四千三百年を人によって、年数を人で蕩減するのと同じなのです。また、家庭を中心として蕩減するのも同じなのです。
 過去には四百三十家庭をすべて祝福することで、個人が行くことができましたが、今は四百三十数を家庭で選ぶことで、先生の家庭を中心にすべての東西南北にある世界の姓をもった人が家庭的に入ることができる時が来たというのです。それで國進の結婚式が、どれくらい影響が大きいかを知らなければなりません。したがって地上において東西南北が、すべて満たされるのです。先生は、その真ん中の位置を占めるのです。

 四百三十双というのは、四数、三数は、韓国歴史の四千三百年数に該当するのです。また、四数、三数を掛ければ十二数が出てくるし、四数、三数を合わせれば七数が出てくるのです。原理数においてすべての重要数、合わせて倍にする数が七数、三数、四数から出てくるというのです。このように四百三十双に決定しておいて、その次は韓国が中心なので世界の前に相対的数を探し立てるために、世界で四十三家庭を立てて祝福をしたのです。日本と欧州と米国において四十三家庭を立てて、世界的な相対圏を成したのです。これによって、全世界の万民には、天と接することができる平面的な基盤が完結したのです。
 天についていく人ならば、地の果てであってもその人が真心を込めれば、必ずこの門を通じて一箇所に集まることができる道を開けてあげなければならないのです。統一教会の合同結婚式はそのような意味があるので、四百三十家庭を中心とした世界的な連結体をつくることによって、統一教会は平面的に世界民族圏に発展したのです。韓民族だけではないというのです。四百三十双と四十三双を世界舞台の家庭的基台に連結させたのは、超民族的、超国家的基準における新しい超民族形成の出発が成されたということです。そのように見るのです。

 一九六八年の一月一日を中心として、「神の日」をこの地上で定めたのは統一教会として勝利した日です。その時まで何をしたのかといえば、四百三十双まで祝福をしてあげました。このような勝利の日を横的に、世界的に連結させなければならないので、先生が一九六九年に世界を歴訪しながら四十三組を祝福してあげ、十ヵ国を横的な舞台に連結させたのです。
 韓国でしたことを世界化させなければならないというのです。韓国で勝利したことを世界的に錨をつけておかなければならないというのです。これが十カ国を中心とした四十三双の祝福ですが、四百三十双の祝福のようなものです。四百三十双というのは、韓国の歴史が四千三百年なので、韓国の全国民を中心とした祝福の基礎となったのです。

 三十六家庭の時も、命懸けだったのです。それで三十六家庭の時代を経て、七十二家庭、百二十家庭の時代に入って、これがすべて地上に定着して、四百三十家庭の時代に入ってからは、東西南北の四方三六〇度に対する方向を備えて、世界的な発展をしていくのが統一教会の歴史だというのです。それとともに二十一年間に、数多くの人々と数多くの氏族圏を、すべて連結させる家庭の門を四方に開いたというのです。五色人種がすべて入らなければならないのです。
 それで私たち統一教会は、四百三十家庭を中心としたその時から、世界史的な舞台を中心としたのです。韓国において四百三十家庭とは何でしょうか。四百三十数は、四千三百年になる年に四百三十双を中心として新しい出発をするというのです。また四百三十数は、イスラエル民族がエジプトでカナン福地へ行くまでの年数だというのです。四百三十年ぶりにカナン福地に向かっていくのです。それで、世界史的なカナン復帰の出発をするので、家庭を中心としたカナン復帰の世界的出発が行われるのです。このことを、はっきり知らなければなりません。

 四百三十家庭は、民族すべてを合わせたという意味です。統一教会だけではありません。四百三十という数字は、四千三百年の韓国歴史を中心とした世界的なカナン福地に出発することと、イスラエル民族がカナン福地に向かって出発することと同じになるのです。信じている人はもちろん、信じていない人でも、その道を行くことができるように開いたというのです。すなわち、イスラエル民族が四百三十年に民族的出発をした代わりに、四千三百年に四百三十家庭が世界的出発をするのです。世界的なカナン福地に出発をするのです。四百三十家庭を中心として国家全体を連結させて、世界へ連結させなければならないのです。
 それで、先生が世界的な四十三双の祝福をしてあげたというのです。それが、四百三十双の相対です。それは条件なのです。それで、韓国にどんな氏族でも連結することができるのと同じように、世界代表を連結することによって、どんな国でも連結することができるのです。

 本来は、一丸六七年に祝福してあげようとして日本へ行ったのに、できませんでした。それで一九六八年に四百三十家庭の祝福をしてあげる時、日本の代表として久保木を連れてきて、最初に祝福の条件を立てたのです。まず日本を祝福してあげて、米国を祝福してあげました。そしてサタン的なアダム国家だったドイツを中心として、四大国家に神様の錨を下ろすことができる立場に立ちました。したがって全世界の国家を代表した全体が、蕩減条件を立てることができる勝利の基盤になったということを皆さんは知らなければなりません。

皆さんが七年間先生の路程に同参したので、四百三十双まで責任をもって祝福してあげました。これは、すべて先生に属します。彼らは、先生の世界復帰路程に貢献したので偉大なのです。


2.四百三十家庭は氏族的メシヤの家庭

 先生は、四百三十家庭を祝福する時、「氏族的メシヤになれ」と話しました。それは「自分たち同士で楽しく生きよ」ということではありません。言い換えれば、イエス様と聖霊のような使命、すなわち復活したイエス様と聖霊の実体として、その氏族を救う役事をする氏族的メシヤになれというのです。霊的ではなく、実体としての氏族的メシヤの使命を果たせというのです。

 四百三十家庭に「氏族的なメシヤになれ」と言ったのに、彼らは私がなぜそのような話をしたのかが分からないのです。皆さんは、この地で生きている間、自分の両親と親戚を伝道しなければなりません。したがって一つの家庭が、少なくとも百二十人は伝道しなければなりません。これが皆さんの生涯における使命です。このような目標を中心として、今後進むのが統一教会が行く道です。

 第二次七年路程とは何でしょうか。皆さんの家庭がアベル家庭にならなければならない期間です。これを決定するための路程なので、皆さんの家庭がアベル家庭として責任を果たすためには、カイン家庭を復帰しなければなりません。このようにアベル家庭がカイン家庭を復帰すれば何になるでしょうか。氏族になります。皆さんは、氏族的メシヤにならなければならないのです。四百三十家庭がこの氏族的メシヤに該当するのです。これは世界性を帯びているのです。このように、条件にすべて合わなければなりません。

 一九六八年度の四百三十家庭を祝福する時に先生が指示したとおり、氏族的メシヤになれというのです。その使命を果たさなければなりません。先生を中心として教会に三十六家庭が組織されているように、金氏ならば金氏家門で、先に祝福を受けた家庭を中心として金氏家門の三十六家庭型がなければなりません。三十六家庭ができないなら、皆さんは十二家庭型の先祖にでもならなければなりません。皆さんは父母なので、皆さんの息子、娘を中心として、三位基台を成してその基準を立てなければならないのです。

 四百三十家庭とはどんな家庭かといえば、皆さんの四百三十家庭時代になって、氏族的メシヤ時代に入ったのです。四百三十家庭とは、どんな家庭でもすべて氏族を中心として再臨復活できる家庭的基盤、言い換えれば、イエス様が再臨した家庭的基盤を全民族的に与えたことを表すので、四百三十家庭は自らの全氏族を中心としたメシヤ家庭なのです。四百三十家庭は、氏族を中心とした再臨のメシヤ家庭と同じなのです。
 それで、三十六家庭から七十二家庭、百二十家庭は先生に属します。それは縦的な基準に該当するのです。四百三十家庭は四方に立てたのです。それで氏族的メシヤ圏内に入っていくのです。それで皆さんに対して、「氏族的メシヤになりなさい」と言ったのです。中心になった三十六家庭、七十二家庭を先生がすべて蕩減して、百二十家庭を先生が一遍に蕩減したので、皆さんは百二十人だけ連結すればいいというのです。それによって縦的に、横的にすべて蕩減できるようになります。
 それで百二十人は、皆さんが氏族に入っていって、必ずまとめなければならない責任があります。四百三十家庭、私たち統一教会家庭の責任だということを知らなければなりません。そのようにしましたか。できませんでしたか。そのように考えていましたか、考えていませんでしたか。今まで知らなかったでしょう。先生の話を聞いたので、今は理解できるでしょう。

 個人を取り戻したのちは、家庭を取り戻すのです。個人が勝利した次は、家庭のアベルとして入っていくのです。夫ならば夫、妻ならば妻、皆さんは家庭において神様から送ってもらったアベルなので、ここから氏族的なメシヤになるのです。これは家庭をもった人たちがしなければならないので、先生が四百三十家庭を中心としてそれを編成したのです。皆さんは、何が何だか分からないでしょう。四百三十家庭は氏族的メシヤだ、とはどういうことでしょうか。これは道理を通じて不可避的に出てきた言葉です。み言は公式的なのです。






















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