天総官 文興進様
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第四章 興進様と霊界統一

一 霊界にいらっしゃる興進様の位置

 興進は息子の中のアベルですが、その息子は、真の父母の愛で原理主管圏の蕩減条件を立てた基盤の上で霊界に行きました。サタンの主管圏で勝利し、直接主管圏を成した立場において霊界に行ったのです。それゆえに、堕落以後、最初に完成したという資格を備えた息子として天上世界に行った条件をもっています。

 本来、堕落していなければ、霊界に行った人々は、真の父母の心情圏を中心として、原理結果主管圏と直接主管圏が一つになった家庭的基台の愛を中心とした主人や息子の資格をもつのです。これをもたなくては、天上世界には行くことができなくなっているというのが原理です。(一三一−五二)

 統一教会を見れば、今まで霊界に行った協会長やほかの人たちは、教会基準であって、国家や世界を蕩減する基準になることはできませんでした。しかし、今回の興進の場合は違います。国家的次元です。それゆえに、天国の名分を代理し得る司令官、霊的世界の主体が生まれたのです。地上と霊界を連結し得る主体が生まれたというのです。結婚した人ではできません。結婚しなかったので可能なのです。霊界は、まだ結婚していないのです。

 今、霊界は、未婚の男女のように、みな結婚したいと思っている人々が暮らしている所ですが、結婚していない人が暮らすすべての霊界の司令官になるのです。中心になるのです。私たち統一家においては、世界のすべての運勢を集め、祭物的な立場においてお捧げするようになったのです。お父様の身代わりとして逝ったのです。それゆえに、興進を愛することは、お父様を愛することになります。お父様を愛することになるのです。その条件になるのです。(一三〇−二〇一、一九八四・一・一五)

 霊界は、地上と関係を結ぶことができなかったのですが、興進君とイエス様が行って一つになることにより、地上と連結され、通じるようになるのです。それにより、今日の統一教会の活動は、世界的な時代に移っていくのです。そのような関係ができたのです。

 このような観点において、少年たちが成長すれば、霊的救援の恩恵を受けたとしても、実体恵沢圏がないのです。しかし、興進君が十七歳の時、満十六歳で霊界に行くことにより、アダムがこの地上で堕落したその時と連結されるのです。霊界にも、少年少女がたくさんいるのですが、教育するのがとても難しいのです。霊的基盤の連結が難しいのですが、興進君が行って、ふさがっていたものを開いてしまうのです。

 地上にこのような基盤を築いてあげることにより、霊界のすべての霊人たちも、興進君に従っていくことができるのです。堕落以後の霊人たちも、神様に侍るように興進君に侍り、主に侍るように侍るならば、地上に連結できる基準ができるのです。赤ん坊をはじめとして、霊界全体が連結され得る内容が決定するのです。

 それゆえに、興進君は、霊界の総帥になっています。ですから、イエス様がアジアの若者に侍って相談しているのを、イエス様を信仰する人々、イエス様と出会うそのような人々が見たということですが、それは、すべてこのような内容になっているからです。それゆえに、そのようにならざるを得ないのです。そのような事実を皆さんは知らなければなりません。(二五九−一八〇、一九九四・四・六)

 興進君を結婚させたでしょう? 霊界家庭の総司令官という立場なので、結婚しなければならないのです。ですから結婚させたのです。(二九二−二二六、一九九八・四・一七)

 興進君はどのような人でしょうか。地上において、初めて真の父母の家庭で愛を受けた息子が霊肉を代表して霊界に行ったのです。行く際には、蕩減的祭物の立場で行ったのです。霊肉を中心として統一された基盤が第二次大戦の勝利の基盤だったにもかかわらず、キリスト教が反対して失敗することにより、それが分かれた立場に立ったというのです。イエス様の体が一つになることができなかった立場なので、先生の家庭において興進君が霊界に行ったのです。

 興進君が行くことは、霊肉が一つになった基盤を先生の家庭と連結させ、霊界のイエス様と一つにすることにより、霊的救援摂理のキリスト教基盤の上に肉的摂理の枠組みを合わせることです。

 それゆえに、真の父母の愛を受けて霊界に行き、このような責任を負った人は、歴史上、興進君が初めてです。イエス様が先に行きましたが、生きている霊を実体の完成基盤に連結させるにおいて、興進君が代表者として立ったというのです。このようになることにより、霊界における霊的救援摂理のキリスト教文化圏と、肉的救援摂理の地上の真の御父母様の行く道が連結されるのです。(二五九−一七八、一九九四・四・一六)

 霊界においては、興進を迎える日が、歴史始まって以来、最も喜ばしい日です。興進は、愛のメシヤとして霊界の門を開き、地上においては見本となる殉教の道を開きました。ですから、統一教会員は興進を愛さなければなりません。それによって、興進は、長子圏の福を次子圏に相続してあげることができるのです。サタンは、相続せずに自分が強奪するのですが、長子圏の興進は、もっている福をすべて地上に譲り渡すのです。ですから、連結されるのです。今までサタン世界は譲り渡そうとしませんでしたが、興進は絶えず譲り渡そうとするのです。(一三〇−二〇一)

 イエス様は三十代の時でしたが、興進君は十七歳の時です。それは、世界的な原理結果主管圏内と直接主管圏内に連結され得る条件になります。神様の愛の代わりに真の御父母様の愛を受けることができる位置にいるというのです。ですから、サタンの干渉圏を超えているのです。原理結果主管圏内にいるのですが、真の父母の保護のもとにいるというのです。もちろん、天使長の保護も受けています。

 ですから、あの世に行ってみれば、興進君を「ヤング・キリスト」と言っているのです。そのようにして、すべての愛の主体になるのです。これは直接主管圏内です。堕落圏内から抜け出て霊界に行ったので、神様の愛を直接受けることができる最初の息子になったのです。初めて神様が、「私の息子だ。サタン世界を超えた私の息子だ!」と言って愛することができる息子だというのです。それによって、先生が若かった時に先生を愛することができなかった今までの歴史も蕩減するのです。神様が興進君を愛することは、真の父母を愛することです。今まで愛することができなかったのを、愛したという条件を立てることにより、すべてのものが解かれていくのです。

 それゆえに、イエス様を解放し、過去、先生が神様の愛を受けることができなかった歴史、もちろん神様は先生を愛されましたが、完成級の位置において愛を受けることができなかったすべてのことも、解怨成就できる基準ができるのです。また、イエス様は三十三歳で死んだので、イエス様以前に霊界に行った旧約時代以前の三十三歳以下の人々は、恵沢圏内に入っていくことができませんでした。しかし、興進君が行くことにより、ティーンエージャー全体が愛の圏内に入っていくということが起きるのです。イエス時代の三十三歳以下の若者たちは、イエス様の恩恵を受けることができずに霊界にいるというのです。(一三一−二三三、一九八四・五・四)

 今の時代について言えば、カイン・アベルを中心として見るとき、心情的基準において、興進は霊界で長男の位置に立っています。長男の位置に立って、次男と心情的に一つになることができなければ、天国に入っていくことはできません。イエス様も、天国に入っていくことはできませんでした。原理がそうではありませんか。天国に入っていこうとすれば、真の父母が現れ、真の父母の息子、娘の伝統的な心情を通じた長子と次子が一つにならなければなりません。天国は、そのようにして入っていく所です。

 今、霊界のイエス様は、長子の位置にいるのですか。心情圏においては、真の父母と心情的因縁が結ばれていません。興進が行くことにより、興進は、霊界において長男の位置にいるのです。ですから、霊界で「ロード(主なる)興進」と言っているという話は正しいのです。真の御父母様の代わりに行ったのです。ですから、霊界に長子圏が生じたのです。(一七〇−一九三、一九八七・一二・四)

 この時代において、直系子女と養子圏がどのように交差するのでしょうか。ここにおいて、興進に重要な責任があるのです。この時が来る前に、霊界を収拾してあげなければなりません。イエス様をはじめとする、今まで霊界に行ったすべての霊は、真の父母と何の関係もないのであり、真の父母の血縁と何の関係もありません。

 また、真の父母の愛と関係を結ぶことができませんでした。ですから、あの世に行った人々は、みな独身の男女と同じです。イエス様自身もそうです。再び来て関係を結ばなければならないのです。(二二五−八五、一九九二一・二)

 興進を生きた祭物として送ったので、それが橋になったのです。それは、愛を中心として、家庭的背景を中心とした天上世界の橋なので、イエス様も興進君に従っていかなければなりません。家庭の橋を経なければならないでしょう? この地上において、初めて真の父母の息子として’、真の父母の愛を受け、祭物の勝利者として天上世界に行った人は、興進ただ一人なので、天上の全権をもって処理することができるのです。(二八〇−二八一、一九九七・一・二)

 興進君が霊界に行ってそのような連結をしたので、霊界が地上に再臨できる、そのようなことがすべて成し遂げられるのです。興進君も、「どのようなことをしても、お父様に負った負債をお返しすることはできません」と言っているではないですか。霊界のこのような手順をすべて連結してあげなければ、無駄死にになります。

 皆さんは、エルサレムに行ってイエス様を追慕したりしますが、死んでいった興進君の実体を中心とした元殿に行って追慕することを、エルサレムに行ってイエス様を追慕することよりも重要視しなさいというのです。そのようにして元殿において祈祷すれば、神霊役事が起き、霊界協助が起きます。キリスト教を信仰する聖徒が、みなそれを願うようになっているのです。それが焦点になるのです。真の父母の真の愛が始まる焦点は、霊的に見れば興進君です。(二四六−一四五、一九九三・四・七)

 霊界には興進がいるので、興進が垣根となり、責任をもって教育し、地上においてできなかったという恥をぬぐうために努力することを決心して訓練を受けるのです。真の御父母様はうわべだけではありません。霊界を中心としたすべての実体的権限を中心として歩んでいるのです。

 それゆえに、霊界を祝福することができるのです。霊界に父母の実体圈があるので、地上と霊界に統一的な祝福をなし、祝福された人々が天国に行くようになっているのです。天国は空いています。天国を満たそうとすれば、地上において祝福がなされなければなりません。地上の祝福なくして天上における祝福はあり得ません。(三〇四−三〇六)

 霊界においても、今から教育体験館を建てようと思います。信仰世界、宗教世界の伝統を教えてあげ、それから傍系的な世の中の思想も教えなければなりません。「統一思想」を教えなければなりません。霊界では、すべて分かれているので分かりません。そのような教育部署をつくり、神様が自分の父母であられることや、自分が愛する息子、娘になって理想的家庭を築くということを教育しなければなりません。(三〇〇−三一四)

 イエス様は個人救援の聖子の位置に立っていますが、興進君は家庭救援の聖子の位置に立ったということを知らなければなりません。ですから、天上世界と地上世界の家庭を連結させ、地上で築かれた家庭と天上世界の祝福を受けた先祖の家庭を万作化させることができるようにするのです。それゆえに、きょう、家庭を中心とした聖子の位置に立ったことを宣布するのです。(三〇三−二五七、一九九九・九・九)

 先生は、頭が良いですか悪いですか。どれくらい良いですか。良いか悪いか分からないまま、時がたってみると、神様も私のとりこになっていたのです。

 神様が私のとりこになってしまいました。滅びると思っていたのですが、すべて栄えたのです。興進が霊界に行って私に協肋すれば栄えるのです。(二二九−三一八、一九九二・四・一三)


二 イエス様と興進様、キリスト教と読了教会

1 イエス様と興進様

 興進君は、真の御父母様の息子として霊界に行きました。真の父母の家庭から霊界に行き、イエス様と一つになりました。真の父母の家庭と霊界との間に橋を架けました。真の愛の橋を架けたのです。真の愛は、地上において出発したのであって、霊界において出発したのではないので、興進君が行くことによって、霊界とイエス様に真の愛の橋を連結させたのです。真の父母を中心とした真の愛と真の家庭が、霊界とイエス様に連結されたのです。

 興進によって、真の父母の真の愛を霊界に連結できる橋がつくられました。イエス様も地上に再臨したいと思っています。

 イエス様は、真の御父母様が地上に築いた基盤の上で再臨できるようになりました。地上に降りてくることを願えば、興進君を通して降りてくることができるのです。興進君が先頭に立ち、イエス様が後ろに従って降りてくるのです。地上に降りてきたのちに上がっていくことが可能になりました。

 ですから、全世界において統一教会の食口が行った活動を通して、あたかもブランチ(支部、支局)のように拡大していくのです。真の愛のブランチを立てるのです。霊界がそこに歩調を合わせます。二つの世界が、家庭基盤、氏族基盤、国家基盤、世界基盤に拡大していくのです。(二四六−一四一、一九九三・四・七)

 興進が行って、地上にいる真の父母の心情的因縁のみ言をイエス様に橋渡しする仕事をしているのです。それゆえに、イエス様は、この若い興進をアベルとして侍って歩んでいます。お兄さんとして侍っているのです。アベルをお兄さんとして侍っているのです。ですから、真の御父母様の愛と因縁のなかった天上世界が、興進君を通して初めて心情的一休圏に入っていくことにより、霊界解放を通して地上にやって来て、自分の一族を訪問して解放するという役事が起きるのです。(二六五−一四七、一九九四・一一・二〇)

 先生は、ダンベリーを中心として世界的に地獄と天上の門を開け放ち、地上の地獄の門までも開け放ち、ダンベリーを出る時には、統一家と先生を中心として、東西四方に万国が連結できるようにしました。そのような基盤を築こうとしたので、真の父母の息子である興進を送って霊界を救わなければならなかったのです。真の父母の愛を体験するという願いをかなえていくのです。イエス様も、真の父母の息子として生まれることができませんでした。真の父母になろうとしたでしょう? 天地を中心として、真の父母の愛圏を中心として、祭物的立場において代わりに霊界に行ったのは興進君しかいないのです。

 ですから興進君は、イエス様まで治め、イエス様よりも上に立って万国の国王と善の王をすべて治め、今までふさがっていた塀をすべて壊してしまったのです。個人の塀、家庭の塀、氏族の塀、民族の塀、国家の塀、それから宗教の塀まで、すべての塀を壊してしまい、愛の橋を中心として連結しているのです。しかし今までは、イエス様を中心としても、すべての教派に分かれていました。民族別にすべて分かれていたのです。

 このような塀をすべて壊して、一列に集まることができるように道をつくっておいたのです。穴を開けておけば、水が流れてすべて一箇所に集まるのと同じように、イエス様と興進の愛の道を通って地上と往来するのです。本来、霊界に行った善の先祖たちは、愛の道、本然の愛の筋に沿って行かなければならないのですが、愛を通して往来することができる橋が生じるようになったのです。(一六九−二〇二、一九八七・一〇・三一)

 今後、祝福された家庭は、先生の息子、娘が手足のない病身になったとしても、絶対服従しなければなりません。歴史始まって以来侍ってきたいかなる国王よりも侍らなければなりません。いかなる忠臣が侍った以上に、いかなる孝子が侍った以上に、いかなる聖人が侍った以上に侍らなければなりません。(一七〇−二九三、一九八七・一二・四)

 イエス様を真の御父母様の家庭に心情的に結んであげることにより、出家して三十代まで哀れに暮らしたすべての恨を解いてあげなければなりません。恨を解くためにはどのようにするのでしょうか。イエス様の代わりに興進が生きたというのです。ですから、この十代、二十代の環境を中心として、青春時代を連結してあげなければなりません。

 十代と二十代を連結して、「統一式」をしてあげなければなりません。イエス様を完全に解怨成就してあげなければならないのです。エサウとヤコブは四十歳で蕩減されましたが、根本に入っていって蕩減したのです。同じように、イエス様は三十代で死にましたが、その願いとは何だったのでしょうか。本然的真の父母の家庭において生まれるということでした。ですから、興進をどれほどうらやましく思ったでしょうか。

 真の父母の家庭に興進が連結されることにより、すべてのことを蕩減した位置に立つのです。なぜならば、既に一九八三年に、真の父母が地上において国家的基準と世界的基準を蕩減した基準に立っているので、世界的勝利版図の位置に立った真の御父母様だというのです。

 そこで育った息子を送り、今まで、旧約時代、新約時代、成約時代において、真の父母の家庭と因縁を結ぶことができなかったすべての人々が、イエス様と興進君を連結して一つに結んで統一することにより、初めて真の御父母様の家庭と連結されるのです。(二一二−九三、一九九一・一・二)

 考える人は分かるはずです。興進は、地上の百二十カ国の王権と、霊界に行ったすべての王権をもった者を連結させる特権をもった代表として霊界に行ったのです。代表としてです。ですから、その王権を中心として、そこにいる善の霊をみな地上に連れてくることができるのです。

 そうすることによって、すべての国の王権というものがなくなるのです。その王たちは、今まで誤ってきたのでみな散ってしまうのです。(二二五−八六、一九九二・一・二)

 興進君は、十七歳の時、少年時代に霊界に行って家庭を築いたので……。イエス様は、壮年時代に結婚することもできずに独身生活をしたのです。ですから、今ここでアメリカがこのみ旨を完成することにより、興進君とイエス様が兄弟の因縁をもってキリスト教を霊的に動員し、地上のキリスト教を動かす時代に連結させなければならないというのが先生の考えです。

 ですから、キリスト教の代表的文化圏であるこの国を長子圏として選択するのです、アーメン!

 霊界において、イエス様の家庭が一つになります。統一教会の家庭が霊界に行けば、天国の高い位置に行くようになります。今まで、楽園以上は許諾しませんでした。

 家庭組織がすべてに連結されたのです。家庭であってこそ天国に入っていくことができるのです。問題ないのです。楽園は、夫婦が一つになり、共に一つの場所に行く所です。そこがイエス様のいらっしゃる所です。

 興進君を中心として、真の御父母様が初めて祝福を世界に拡大すれば、霊的イエス様が興進君と一つになり、そのあとに従うのです。霊界が拡張され、統一された地上天国と一つになる天上天国が展開し、霊界の総統一が起きるのです。問題ありません。時がそれだけ近づいたということです。

 ですから、キリスト教国家として、アメリカを長子のように立てるのです。先生に会おうと思ってもキリスト教は最後です。そのようにして、霊界の興進君と一つに結んであげるのです。興進君を祝福してあげ、イエス様も祝福してあげて、キリスト教を祝福する門を開くことができる起源をつくろうとするので、長子圏の国として、キリスト教の代表国であるアメリカを選択せざるを得ないということを知らなければなりません。興進君の家庭は、誰と誰ですか。薫淑、それから誰ですか。信哲です。イエス様の家庭は誰ですか。一九七三年一月三日にイエス様を結婚させてあげました。

 新婦は張貞順さんでしたか。養子を選んであげることもできます。このベルベディアで暮らしている張貞順さんを知っている人は、手を挙げてみてください。今までそれを知りませんでした。時になったので、発表するのです。(二九二−二三五、一九九八・四・一九)

 一九七三年一月三日、先生はイエス様の相対を決めました。三十三歳で死んだので、統一教会が三十三歳になり、ようやく今年、その事実を発表したのです。そのようなことは聞きましたか。先生はすべて準備しています。イエス様は地上の真の父母と関係をもっていないので、興進様を霊界に送り、地上との橋を架けているのです。それゆえに、今からは霊界がほっておきません。(二五二−一八〇、一九九三・一二・二九)

 今年、イエス様の相対を決定し、結婚させて二十年になります。一九七三年一月三日を中心として、それは興進君を中心として祝福した時です。イエス様の相対者を誰も知りませんでした。その時、興進君もそのような立場に立ったので、そのようにして祝福してあげたのです。二十年たったので、今、そのイエス様の相対者を世界的に宣布しなければなりません。

 ですから、今年、イースト・ガーデンにおいて、すべての人々の前で初めてイエス様の相対者を発表しました。ちょうど二十年前です。二十年前にそのようなことがありました。先生が二十年前に準備したのです。はっきりとこの時代、この位置を見つめながら準備してきたので、蕩減条件が残っていないのです。(二四九−一一六、一九九三・一〇・八)

 興進君は、真の御父母様に感謝しなければなりません。すべてのことを整理して送ってあげたので、天国に行っても、覇権をもって地上に影響を及ぼすことができるのです。このことが起きることにより、真の御父母様の家庭と霊界が通じることができるのです。ですから、このような観点において、イエス様をあらかじめ祝福してあげたのではありませんか。一九七三年一月三日です。今から二十二年前です。興進君は、今、十一年になりました。

 したがって、地上にいる真の御父母様と関係を結ぼうというのです。しかし、イエス様の相対は、真の父母の血族と関係がありません。ですから、やむを得ず、そのような観点において、先生の直系血族と因縁を結んで地上に連結され、霊界の代表的真の父母の家庭を中心として、霊界において侍ることのできる起源が展開するのです。そのようにして宗教統一の運勢が高まっていくのです。

 このようになれば、宗教文化圏が統一運勢に入っていくのです。数多くの国家も統一運勢圏に追い込まれていきます。それをすべて編成し、一つの道に集めて収拾しなければなりません。峠を越えていかなければなりません。(二六七−九四、一九九五・一・二)

 今回、イエス様の家庭と興進の家庭を一つの家で暮らすようにしてあげました。興進君とイエス様は、一つの家で暮らさなければなりません。イエス様に養子をとらせてあげなければなりません。これは天ができないことです。真の父母がしなければなりません。神様のできないことを真の父母がするのです。神様は、「アダムが名づけるとおりになるだろう!」と、このようにおっしやったのでしょう?

 先生は、世界で一番良い先生ですが、一番恐ろしい先生でもあります。真の愛なので、原則に従わなければならないのです。怨讐の立場にいたとしても、天国に連れていこうとするのです。どのようにして怨讐を救援するのでしょうか。どのようにしてサタンを救援するのかというのです。真の父母のあとに従っていけば、天国に行くことができるのです。

 先生には怨讐がいません。怨讐というコンセプトがありません。

 先生には怨讐がどれほど多いでしょうか。共産主義も怨讐であり、すべて怨讐です。しかし、それをすべて忘れて生きています。御飯を食べる時にさじを持てば、忘れてしまいます。神様がそのように生きてこられたのです。(二九二−三二七、一九九八・四・二七)

 今後、信哲は、薫淑と張貞順の二人が一つになって正しく育てなければなりません。霊的に見るとき、先生の家庭の次男は興進です。全体から見れば、神様の次男はイエス様です。イエス様による霊的救援摂理は、地上の興進君により、霊肉実体圏の真の愛の基盤に連結されるのです。神様の次男であるイエス様と、真の父母の次男である興進君が、真の父母を中心として一つになるのです。それによって、創世以来、それが地上に初めて定着することができるのです。

 ですから、二人の息子、次男たちを結んであげるのです。真の父母の愛が横的基盤を中心として連結されるのです。その愛の橋は、興進君が行くことによってイエス様と……。どちらが先かというと、地上において完成しなければならないので、イエス様も興進君に侍るようになっているのです。

 それゆえに、どこかに現れるたびに、すべて若い人に現れるという話をたくさん聞きませんでしたか。なぜかというと、地上に初めて現れたのです。ですから、イエス様が、真の父母と興進君と一つになることにより、霊的救援摂理のキリスト教文化圏の実体統一が起き、成約時代の統一教会の文化圏と連結されるのです。イエス様の救援目的は、霊的なものだけを成就し、肉的には成就できなかったのです。

 興進君は、真の父母を中心として、どのようにして肉的真の父母と横的真の父母を神様に連結させるのでしょうか。どのようにして縦的子女と横的子女を真の家庭に連結させるのでしょうか。霊界と肉界が連結した真の愛を中心とした真の父母です。神様は縦的父母であり、真の父母は横的父母です。これが定着家庭です。縦的な家庭と横的な家庭が連結されるのです。本来の真の愛のセンターが定着しようとする所です。これが第二アダムの目的であり、第三アダムの目的も、この定着家庭を中心として連結されるのです。(二四六−一四五、一九九三・四・七)

 今回、先生の家庭に信春が生まれることによって、家族が四十人になりました。ちょうど四十を満たしました。ですから、信春です。信春とは何でしょうか。新しい「新」という字ではなく、信じる「信」という字です。信仰において統一教会に春が来るのです。

 今は、蕩減数から見ても、すべてのものから見てもそうだというのです。先生の家庭には、今後、息子、娘がたくさん生まれるでしょう。孫がたくさん生まれるでしょう。私の息子、娘は何人ですか。どうして十二人ですか。十三人でしょう。

 惠進は、生まれてから八日目に逝きましたが。今後、興進も養子をとるようになれば、産児制限をしなければなりませんか、してはなりませんか。サタン世界においては産児制限をしなければなりませんが、祝福された人々は産児制限をしてはなりません。汚れた体となって、「これでは私が息子、娘を生むことはできない」というときは生んではいけません。(二一三−一八九)


2 キリスト教と統一教会、超宗派運動の展開

 興進君はどのような人でしょうか。地上において、初めて真の父母の家庭で愛を受けた息子が霊肉を代表して行ったのです。行く際には、蕩減的祭物の立場で行ったのです。霊肉を中心として統一された基盤が第二次大戦の勝利の基盤だったにもかかわらず、キリスト教が反対して失敗することにより、それが分かれた立場に立ったというのです。イエス様の体が一つになることができなかった立場なので、先生の家庭において興進君が霊界に行ったのです。

 興進君が行くことは、霊肉が一つになった基盤を先生の家庭と連結させ、霊界のイエス様と一つにすることにより、霊的救援摂理のキリスト教基盤の上に肉的摂理の枠組みを合わせることです。

 それゆえに、真の父母の愛を受けて霊界に行き、このような責任を負った人は、歴史上、興進君が初めてです。イエス様が先に霊界に行きましたが、生きている霊を実体の完成基盤に連結させるにおいて、興進君が代表者として立ったというのです。このようになることによって、霊界における霊的救援摂理のキリスト教文化圏と、肉的救援摂理の地上の真の御父母様の行く道が連結されるのです。それを知らなければなりません。

 そのようになることにより、イエス様を中心として、興進君を中心として……。今まで、霊的世界の摂理をする時は、聖霊を通して逆に霊界に上がっていき、イエス様は新郎、聖霊は母の立場において、霊的基準世界において摂理してきました。サタンと連結されたものを克服してこそ、行くことができたのです。

 しかし、地上の真の御父母様を中心として、興進君が霊界に行くことにより、霊的世界のイエス様と一体化がなされ、霊界は、ここから自由に行くことができるのであり、ここから救うことをサタンは妨害できないのです。サタンは、妨害するすべがないのです。霊肉の実体的愛の基準に立ち、代表して霊界と肉界を連結しているので、興進君を通して祈祷すればすぐに天に伝えられるのです。

 イエス様の体を中心として見れば、イエス様は霊的にいるので、良心的基準だとすれば、興進君は実体基準だというのです。イエス様は、長成的、第二次的父母として来ましたが、興進君は、完成した第三次的父母の血縁を通して行ったので、イエス様の完成した体の身代わりになるのです。(二五九−一七八、一九九四・四・六)

 霊界において、地獄と天国の門が開いていないという事実を話したでしょう? 霊界のすべての門を開こうとすれば、霊界にいる霊人たちが愛の因縁をもった霊人にならなければなりません。ですから、霊界に行ったすべての霊人が地上に根を下ろした真の父母の愛の因縁を経ていってこそ、天国と霊界の統一圏が成し遂げられるのです。しかし、歴史時代のすべての先祖で、今まで、真の父母の愛の根と因縁を結んで霊界に行った人は一人もいません。

 ですから、興進君を……。興進君は真の御父母様の次男です。地上で生まれ、アダムの年齢まで、約十八年を生きました。真の父母の息子として生まれ、真の父母の愛の因縁を受けて霊界に行ったのです。イエス様は、真の父母の根を中心とした愛の因縁をもって霊界に行っていますか。イエス様も、真の父母の愛の因縁をもつことはできなかったのです。ですから、イエス様も、真の父母の活動する統一教会圏に来て協肋することができないのです。それゆえに、これを解いてあげなければなりません。

 興進君が霊界に行くことによって、イエス様はオールド・メシヤになり、興進君はニュー・メシヤになりました。そのような立場で、イエス様が、真の父母の愛を中心とした先生の息子に侍り、二人が一つになることにより、霊界も、真の父母の愛の圏を通して、イエス様を中心とする地上管理統制が可能となり、イエス様を信仰して霊界に行ったすべての人、地獄に行った人までも再教育できる道が開かれたのです。このようになることにより、初めて霊界の王権を設定することができるのです。

 真の父母は、霊界と肉界を中心とした王権をもって来られたので、それを霊界にまで連結させるためには、霊界の統一基盤を築き、霊界の王権基盤、蘇生的長成基盤を連結させなければなりません。そのようにしなければ、真の父母が地上において成した完成基準の位置に、霊界が同参することはできません。ですから、その準備をしておかなければならないのです。

 真の父母の愛の因縁を中心として、霊界が統一されて連結されるはずだったのですが、すべて塀でふさがってしまいました。しかし、興進君とイエス様が一つになることによって、イエス様も、興進君を通して、地上の真の御父母様の家庭と連絡して地上に来ることができるのです。興進君を祝福してあげることによって、その相対は地上に残っているので、地上と天国に愛の橋が架けられるようになり、イエス様が来て、真の御父母様の家庭と統一教会に協肋することができるのです。これを開いてあげたので、イエス様を中心としたキリスト教は、地上の統一教会と一つにならなければなりません。(一四〇−五三、一九八六・二・一)

 霊界は、地上と関係を結ぶことができなかったのですが、興進君とイエス様が行って一つになることにより、地上と連結されて通じるようになるのです。それにより、今日の統一教会の活動は、世界的な時代に移っていくのです。そのような関係ができたのです。

 このような観点において、少年たちが成長して霊的救援の恩恵を受けたとしても、実体恵沢圏がないのです。しかし、興進君が十七歳の時、満十六歳で霊界に行くことにより、アダムがこの地上で堕落したその時と連結されるのです。霊界にも少年少女がたくさんいるのですが、教育するのがとても難しいのです。霊的基盤の連結が難しいのですが、興進君が行き、ふさがっていたものを開いてしまうのです。

 地上にこのような基盤を築いてあげることにより、霊界のすべての霊人たちも、興進君に従っていくことができるのです。堕落以後の霊人たちも、神様に侍るように興進君に侍り、主に侍るように侍るならば、地上に連結できる基準ができるのです。赤ん坊をはじめとして、霊界全体が連結され得る内容が決定するのです。

 それゆえに、興進君は、霊界の総帥になっています。ですから、イエス様がアジアの若者に侍って相談しているのを、イエス様を信仰する人々、イエス様と出会うそのような人々が見たということですが、それは、すべてこのような内容になっているからです。それゆえに、そのようにならざるを得ないのです。そのような事実を皆さんは知らなければなりません。(二五九−一八〇、一九九四・四・六)

 真の御父母様を中心として、興進君と、それから統一教会の祝福家庭、霊界の祝福、地上祝福が、世界の限界線を超えていくことにより、キリスト教は、次子の位置に立ち、キリスト教の祝福の世界化時代に超えていくのです。

 そのようになることにより、霊界には、真の父母のアベル的祝福家庭である興進君がいるのです。地上には、祝福家庭であるアベル圏があるのですが、霊界にはこれがありません。それゆえに、イエス様を祝福してあげたので、カイン圏である地上のキリスト教統合運動をして、キリスト教が今回の祝福を主導しなければなりません。びりになってはならないのです。

 ですから、アメリカにおいては、六月までに三つの教団の十二万家庭が祝福を受けるのです。これは十二数です。祝福教育を受けるようになっています。ですから、経費は自分たちが出し、真の御父母様もそれを助けてあげるのです。アメリカも助けてあげるのです。この三つが一つになり、何が何でも六月までにこれを完成させなければなりません。そのようになれば、キリスト教文化圏の体質が完全に改善され、祝福家庭に行かなければならないのです。

 最も難しい場所がアメリカです。兄弟破綻、青少年破綻、家庭破綻が起きています。すべての系列がありません。父母もなく、おじいさんもなく、すべてありません。三代完成圏が完全に破壊されました。アメリカのキリスト教がこのようになってはいけないのです。既に四十年前に祝福を受けなければならなかったのですが、失ってしまったのです。それゆえに、先生が荒野に行き、戻ってきてその位置を取り戻し、家庭を連結して接ぎ木する解放圏をつくったので、父母の国、長子圏の国が立てられたのです。

 これらの国が一つになれば、アメリカの経済圏であろうと何であろうと、すべてのものは……。これは偽物ですが、外的な面を再び祝福してあげるのです。このようにして、アメリカに従っていかなければならない立場に立つのです。

 そうだとすれば、今、アメリカは模範にならなければなりません。キリスト教が動くようになる時、キリスト教に伝統を植えることができる……。今、統一教会の人々は、万物の所有、子女の所有、夫婦の所有のすべてを天に捧げることにおいて、アメリカの思考方式を離れ、真の御父母様が伝える天の心情と一体となって奉献できる模範的伝統を立て、キリスト教を新しい第二次革命基地につくりあげ、天の王国と地上天国を復帰するための功臣にならなければなりません。そのような長子の職分があるのです。これらすべてを母が収拾して一つになり、真の御父母様と一つになって、天に再び連結しなければなりません。その式をしなければなりません。(二九三−一九五、一九九八・五・二六)

 一九七三年一月三日に、イエス様を祝福してあげました。その時は、韓国のキリスト教が統一教会を信じなければならなかった時です。全日成が南に侵攻してくることができる時だというのです。イエス様を祝福してあげたので、キリスト教が先生の言うことを聞いて祝福を始めていれば、どのようになっていたでしょうか。その時は、政府と私が一つになり、キリスト教を追い立てることができる時です。そのようにして、一つになることができる良いチャンスだったのです。ですから、その時に一つになっていれば、世界のキリスト教が巻き込まれ、韓国を中心として統一的形態の世界になっていたはずです。全世界のキリスト教が一つになり、北朝鮮を屈服させ、完全に消化していれば、今日、世界は、これほどまでにはなっていませんでした。

 ですから、今まで、キリスト教を訪ねていって再び立てる時まで、霊界から編成して祝福しているのです。今、ようやく長子権を立てたので、イエス様が結婚生活に入っていくのです。興進を兄として、イエス様が弟となって一つになり、真の父母を中心として一つになることによって、国家基準を超えるのです。国家の王です。そのようにして、イエス様を定着させてあげるのです。キリスト教が定着して一つになれば、キリスト教がいくら統一教会に反対しても、反対すればするほど、アメリカの家庭がすべて統一教会の食口になっていくのです。

 これ以上怨讐の立場に立つことはできないのです。大統領の家庭を含む政府のリーダー、宗教指導者たち、すべての家庭がレバレンド・ムーンの偏に立つのです。反対する団体は消えてなくなります。真の父母のコンセプトだけが残るのです。真の父母は、神様の命令を直接受ける真の愛のセンターだというのです。

 神様の行かれる道は、投入して忘れてしまって行く道です。投入して忘れてしまうことにより、周辺の環境圏がいくら反対しても、それを克服して超えることは問題ではありません。レバレンド・ムーンがそうです。今までアメリカが反対してきましたが、滅びませんでした。サタンの家庭がいくら打って破壊しようとしても、絶対に屈することなく、屈服させてきたのです。

 家庭定着して家庭の柱を立て、国の柱を立て、既に世界的柱まですべて立てておいたのです。いかなる力もこの柱に手を出すことはできません。神様と真の父母が抱くことにより、手を出すことができないのです。サタンは長成期完成級に属していますが、真の父母を中心として完成期出発圏に立つことにより、自動的に神様に属するのです。完成期のアダムの位置は、サタンが侵犯することができないのです。

 しかし、周辺の環境圏が反対します。宗教世界もレバレンド・ムーンを受け入れず、共産世界も反対しました。

 今も、反対するサタン圏はありますが、ここは、神様に属することによって手を出すことができないのです。侵犯することができません。自動的に従ってこなければなりません。

 彼らの行く道は制限的ですが、私たちは無制限であり、自由だというのです。膨大な天国世界の主人になるのです。(二九三−一五八、一九九八・五・二六)

 地上に三億六千万双の祝福がすべて終わる前に、地上に現れる前に、先にこの事実が霊界に現れなければなりません。霊界が先にならなければならないのであって、世界が先になるようにはなっていません。ですから、第一次アダム、第二次アダムが失敗したことを、天上世界の先祖になるアダムの代わりに連結させるために、霊界にいる興進君を地上で祝福して、地上と連結させ、世界版図のアベルを中心とした父母を中心として、天使長圏を……。

 天使長圏は養子と同じです。血筋がありません。これは伝統ではありません。しかし、これを連結して蕩減するのです。分かれた霊界を一つにすることにより、ここから真の御父母様の国を創建することができるのです。これを中心として、キリスト教が一つの国家のように統一されれば、世界は一つになるのです。そのような時代が来たのです。

 キリスト教は、霊的な立場です。興進君は違います。霊肉を連結して祝福されたのです。霊肉二つの世界をどのようにして同じ時代圏内において平準化するのでしょうか。キリスト教文化圏が真の御父母様に侍らなければならなかった第二次大戦直後のすべての事実を代行し、キリスト教ができなかったことを再び探し立てることにより、父母の国が立てられ、次子が自然に屈服するようになるのです。長子圏ができるのです。

 なぜ興進君が長子になるのかというと、真の父母の直接的血筋を通して生まれたからです。霊的イエス様とキリスト教は、接ぎ木されることによって次子になるのです。霊肉で一つにならなければなりません。

 霊界の興進君をはじめとして、真の父母の家庭を中心とするすべての祝福家庭圏は、アベル圏になるのですが、これは心の世界を代表するのです。どのようにして、これが外的世界と一つになることができるのでしょうか。心の世界のコンセプトに絶対的に従うことにより、家庭基盤において完全に接ぎ木してあげるのです。(二九三−一五七、一九九八・五・二六)

 この地に来て結婚することができずに逝ったイエス様を、誰が解決してあげるのでしょうか。これは神様もできません。それは、真の父母がこの地上においてすべての系統を踏むことにより、解決することができるのです。そのためには、興進君も結婚しなければなりません。キリスト教文化圏をリードできる統一教会の基盤を立てて連結させなければなりません。真の御父母様を中心として、興進君と統一教会を中心として……。

 これは天使長世界ですが、反対に統一教会を迫害したのです。ですから、これを復帰して正し、統一教会が弟の立場だったので、サタン世界において主導的なキリスト教文化と一つになることにより、本然の世界に帰っていくのです。接ぎ木するのと同じです。

 興進君とイエス様は、兄弟になります。ですから、地上世界において三億六千万双の祝福がすべて終わるようになったので、霊界では祝福が始まるのです。真の父母の全権時代、全体、全般、全権、全能の時代が来るのです。真の父母が権限を行使できる時代が来るのです。

 神様がアダムとエバを造られて「良し!」と言って喜ばれながら、「すべてのものにはあなたが言ったとおりに名前がつけられる!」とおっしゃった、そのような特権時代が来るのです。それゆえに、イエス様をこのように祝福すれば、霊界が、「誰々は滅びなさい」と言うのです。滅ぼすのです。切れば切ったとおりにすべてのものが決定され、話せば話したとおりに霊界がそのようにするのです。地上から霊界に命令することができるのです。

 神様は干渉できません。歴史を代表した数多くの善人が善の行動をしなければならないのですが、その内容は、すべて真の父母の命令一つにかかっているのです。真の父母の命令は、歴史時代における数多くの善の宗教や善の法を中心として行動し、命令したものを、すべて総合したのと同じ価値だというのです。ですから、その命令に反対することはできません。(二九三−九〇、一九九八・五・二四)

 清平においては、既にキリスト教徒たちにも祝福を始めました。一億六千万双を祝福しました。そして、その人々をすべて派遣するのです。三十六億を祝福したという報告を私は受けました。ですから、その中の一億六千万はキリスト教徒を祝福してあげたのです。祝福したキリスト教徒を、天使長と共にこのベルベディアに派遣するのです。アメリカ復帰のために派遣したのです。

 アメリカは、全キリスト教世界を代表しています。アメリカはリーダーです。そのようなアメリカを長子として立てました。ですから、次子をコントロールすることができるのです。今までサタンがもっていた長子権を、天の側のアメリカがもつようになったのです。ですから、いかにして全人類を祝福するかということが問題です。興進様とイエス様が一つになり、霊界と肉界に祝福を拡散させて一つに結ぶのです。ここから天国が出発します。ですから、転換期です。

 ここに天使を一緒に派遣します。アダム家庭において、天使を動員してアダム家庭を完成しようとして失敗したので、それを復帰するのです。今まで、霊界において、兄の立場に興進君が立っていて、イエス様は弟の立場に立っているのです。今まではすべて反対したので、兄の位置から弟をたたく立場でしたが、これがひっくり返るのです。長子権を復帰したので、今までとは反対になるのです。興進君とイエス様が真の父母に侍るのです。二人が一つになって真の父母に侍ることにより、世界が回るのです。それゆえに、キリスト教さえ回れば、全世界が回るのです。

 興進君は霊界にいますが、地上における自分の弟、妹たちの祝福家庭を中心として、霊界と肉界が一つになり、これが一つになったので、霊界も祝福することができ、キリスト教も祝福して一つになるのです。これが一つになっているので、これがキリスト教と一つになって統一的世界に超えていくことができるのです。(二九三−四九、一九九八・五・三)

 第二次大戦直後に、連合軍の統一世界がレバレンド・ムーンと連結されていれば、七年以内ですべてのことを成し遂げていたのです。しかし、キリスト教世界が私に反対しました。荒野に追われたのです。今まで、荒野において一人神側に立ち、祝福家庭を立てて拡大してくることによってサタンと分別してきたのです。今、最後の目的地を目前にしています。

 皆さんも、今は、未来がどのようになるということが分かるはずです。ですから、言い訳するすべがありません。この道しかありません。今は、地獄の門を開き、天国に向かう高速道路をすべて築いておきました。いかなる障害物もないのです。

 しかし、言葉は簡単ですが、その事実を成し遂げることがどれほど困難だっただろうかと、考えてみてください。皆さんは、先生を絶対的に信じましたか。どれほど多くの疑いをもちましたか。先生は、この道を出発する時、世界に出発する時、絶対に疑いませんでした。一つの心でした。ありとあらゆる人が来ては行き、ありとあらゆることがありました。しかし、先生は走ってきました。一つの目的に向かって走ってきました。そして、今後皆さんが行くことのできる準備をすべてしたのです。世界の先進国家群に入っていける万全の準備をしたのです。(二九二−三四、一九九八・四・二七)

 今から先生は、清平に行ってイエス様の家庭を収拾し、興進君と兄弟の関係を結んであげ、キリスト教のすべての使徒を祝福してあげなければなりません。統一教会はアベルの立場であり、キリスト教はカインの立場だというのです。これをどのようにして一つにするのでしょうか。霊的な観点においても、肉的な観点においても、すべて一つにしなければなりません。真の子女である興進君はアベルの立場です。長子の立場です。カイン側の長子はイエス様です。

 ですから、地上世界と霊界を連結して、統一教会とキリスト教世界を一度に祝福してあげるのです。また、白人も黒人もすべて祝福し、未来においてはすべて混ざり合うようになるのです。そのようになれば、争いはありません。

 アメリカの悩みの種である人種問題を誰が解決するのですか。誰がその争いをやめさせることができるのですか。それは、アメリカのいかなる人もできません。いかなる団体もできません。宗教圏もできません。ただレバレンド・ムーンだけが可能なのです。(二九二−三一二、一九九八・四・二七)

 み旨を中心として見るとき、今は、先生がすべて勝利しました。イエス様は霊的なアダムではありませんか。先生は実体アダムです。実体アダム圏復帰時代は、霊界の協肋を受けてはなりません。ですから、先生は祈祷をしませんでした。祈祷しないで闘ってきたのです。先生の体が先頭に立ちました。神様は、アダムの後ろから従っていくようになっているのであって、前にお立たちになるようにはなっていません。今まで、誰もそのことを知りませんでした。先生だけが知っていたのです。

 霊的救援摂理を受け継ぎ、地上において実体復活圏が成されるのです。実体が復活するためには、闘って勝利しなければなりません。違いますか。復活圏、これは、悪魔を除去して天のみが主導できる所で生じるのです。復活とは、悪魔の勢力圏に勝利し、天の圏に入っていくということを意味するのです。実体圏のすべてが終わることのできる時が来たので、イエス様をこの地上に呼んで連結させるのです。

 また興進君が霊界に行ったでしょう? イエス様は、三十歳を越えてから死にました。青少年、二十代のアダム・エバ圏内の基準に入ることができませんでした。興進君が行ったのち、「愛勝日」を設定することによって橋を架けたのです。

 それゆえに、神様の家庭のイエス様が来て、キリスト教を通して第二次大戦の時まで霊的な勝利の版図を築いたのと同じように、真の父母の家庭において、イエス様と同じ基準で興進君を送りながら、キリスト教が勝利圏を築いた第二次大戦直後と同じように、先生を追い出したこの世界が、反対に先生と統一教会を中心として、四十年基準を中心として、すべて一つになった段階に入っていくようになったのです。外的な世界も先生と一つになって入っていき、霊界も一つになって入っていくのです。すべて一つになって入っていくのです。(二一〇−二八四、一九九〇・一二・二五)

 興進君が霊界に行ってから四十日後に祝福をしました。興進君が祝福を受けることにより、地上には自分の相対がいるようになります。いつも言っているように、愛は、同参圏に立つことができるようにすると同時に、同位圏に立つことができるようにします。同位圏に立つと同時に、相続権をもつのです。それが宇宙の公式です。

 それゆえに、自分の妻が地上にいるので、いつでも愛をもって地上に同参することができ、同位圏の位置に上がっていくことができるのです。また、薫淑も、霊界に対してそのような位置に立ちました。ですから、地上と天上世界がいつも一つになることのできる道が生まれたのです。

 ここにおいて、どのようなことが起きるのかというと、キリスト教全体が一つになり、霊界に行った統一教会のすべての人が、興進君と一つになるのです。このように一つになって一つの心情圏に結ばれた群れは、いつでも再臨することができるのです。

 それゆえに、興進君とイエス様が一つになることにより、キリスト教と統一教会の連合運動が起きるのです。そのようにキリスト教と統一教会の連合運動が起きると同時に、地上世界においては、私が超宗派運動をするのです。地上において超宗派運動をするので、天上世界の超宗派圏内の霊人たちが地上に協助する時代に入っていくのです。(一六九−一一三、一九八七・一〇・二九)

 国民が一つにならなくて、国があり得ますか。主権者があり得ますか。すべて自分勝手に飛んでいってしまうようになっているのです。それが原理観です。統一は、カイン・アベルの過程を経なければなりません。これが統一方案であって、統一方案は別の所にはありません。

 今、先生を中心として、世界的な版図、世界的な蕩減条件を立てたので、全世界が先生の縦的な版図圏を中心として基盤を築くことにより、キリスト教文化圏を中心として縦的な歴史を代役してきた人々が、カイン的な立場で霊界においてみな先生を擁護しているのです。

 先生の世界的版図を中心として擁護していたすべての宗教の宗主とすべての聖賢が、地上に再臨し、先生が願う版図圏、国家を代表して世界的版図圏に配置されてきたのです。そして、興進君が行くことにより、百二十の主権国家の王権が再臨し得る基盤が築かれたのです。

 今はすべて成されたのです。火がついて爆弾がドーン、ドーン、ドーンと爆発し始めれば、世界は回るのです。(一六三−二五、二九八七・四・一八)

 統一教会とキリスト教を代表し得る基準を心情圏に連結させた人が興進君です。興進君が行ってイエス様と一つになることにより、真の御父母様の愛を中心として、統一教会の地上基地と天上基地に愛の橋が架けられたのです。そのようになることにより、今、統一教会を中心として、既成教会の指導者が、レバレンド・ムーンと連結され、韓国と連結されるということが起きているのです。

 アメリカの七千人の牧師が韓国に行くということが起きているのも、キリスト教を中心として、既に韓国統一教会と世界のキリスト教が縦的な面において一つになっているということを象徴するものです。そして、聖地も韓国の地が中心であり、世界のすべての国も韓国の地にもってきて結んだのであり、今、人も、韓国において実を結ぶように、連れてきて植えておかなければならないというのです。それは何かというと、韓国の地に植えて刈り取ることにより、世界の人々と世界の地が連結されるということです。

 先生が来てすべて植え、世界の人と地を刈り取らなければなりません。そのようにして、本倉庫に入れなければならない責任があるというのです。刈り取ったのちに植える時、統一文化圏のために新しく植える時が今からだ、ということを皆さんは知らなければなりません。

 すべての国家を韓国に連結させ、すべての人を韓国に連結させてそれらを結合し、一つにして韓国に植えるようになれば、韓国は、ホームランド(故郷)になるのです。そのようにしなければ故郷をもつことはできません。(一六八−六三、一九八七・九・一)


三 四大聖人の祝福と宗教圏の一致

1 四大聖人と地上・天上解放祝福式

 今まで、祝福式を全部で何双行ったと言いましたか。三十六億双です。先日、九十八億と言いませんでしたか。ですから、五十億になるので百五十億です。その百五十億になったところで、心でさらに一〇パーセントを霊界で祝福すると考えなければなりません。そこにおまけとして付け加えて百六十億にするのです。サタンを解放するために霊界祝福をしてあげたというその基準を立てておき、それを今回発表しなければなりません。

 興進君とイエス様を呼んで行い、その代表に、郭錠煥氏が聖人を中心として予備祝福をしてあげ、本祝福に加担させるのです。予備祝福をその式上でしなければなりません。ですから、全体を代表して郭錠煥氏夫婦が、全体解放圏の聖酒を代表して飲んであげると考えなければなりません。そこに相対となることができる人、四大聖女ならば四大聖女を中心として、残りの人は、郭錠煥氏が全体の前で天上・地上の解放圏を与えるのです。

 夫婦の因縁を結ぶことができる自由の解放圏のために、郭錠煥氏が、全世界の家庭連合の会長として、真の御父母様に代わり、興進君とイエス様に代わって、第三真の父母の前で予備祝福をしてください。祝福されたすべての人々、すべての聖人、霊界において祝福した百六十億のすべての人々が、今回、正式にここに参加して、解放宣布を受けるのです。このような重要な時期だということを宣布しなければなりません。

 (今回の祝福行事で、お父様は霊界に解放圏を与えてくださいましたが、霊界にいる人は、四大聖人や義人だけではなく、ヒトラーなどのカイン的な存在にも解放圏を与えました。彼らは、神様と真の御父母様の前に出てくることはできないのですが、祝福をして、神様と真の御父母様が地上で祝福してくださる直系子女と祝福を受けた人々に対して弟として復帰され、今一つになるのです。今回勝利された真の御父母様の基盤と、三億六千万双という全世界人類を祝福して……)。〔郭錠煥氏〕。そこに、「サタン血統断絶」という一言を入れなければなりません。その基準を立てたので、サタンの根がなくなったのです。それはみな兄弟です。

 神様を中心として、真の父母を中心として兄弟の位置に立つのです。父母と兄弟の位置に立つので、ここにおいて真の父母は、霊界と肉界を総蕩減するために清算したというこのような権威を中心として、神様に代わり、サタンに代わって全権をもって決定できるので、このようなことを決定するのです。

 興進君の家庭とイエス様の家庭を代表して、郭錠煥氏の家庭が祝福することにより、全世界の新しい家庭が、霊界と肉界の出発を開始するのです。それによって地上地獄、天上地獄の門が開かれ、天国の門まで開かれ、祝福された人は、誰でも天上世界に入っていくようになるのです。しかし、祝福されたからといって、カインがすぐに直接入っていくわけではありません。教育を受け、段階的な発展過程を経るのです。地獄から天上世界に帰ることができるその過程のシステムは、霊界において教育を受けて初めて解放されるのです。(二九四−四七、一九九八・六・一〇)

 予備祝福は、式場において始める前に行う式です。ですから、第一式、第二式になるのです。第一式は、霊界統一解放式です。霊界と肉界の統一です。地上と天上天国の間に地獄があり、二つの世界を遮っています。天国に行くのに数多くの怨讐の戦場があるのです。これは何かというと、神様とサタンと再臨主と実体の怨讐たち、この二つの群れが分かれて、分けるための争いをしているのです。祭物を裂くのと同じです。

 これを一つにするのが真の御父母様の仕事です。心と体が一つになり、夫婦が一つになり、神様と一つになり、真の父母と神様が一つになって、分かれたすべての息子、娘が祝福を受けて連合するのです。カインの群れとアベルの群れを一つにするのです。ですから、ここは悪党でしょう。世の中で一番の群れを中心として祝福してあげ、一箇所に集めるのです。今まで、サタン世界においてカインが長子権を行使してきましたが、今からは、真]の父母を中心として、祝福された三十六家庭をはじめとする全世界の三億六千万双を中心として、霊界を中心として連結させていくのです。

 ここは、数が一致しなければ、地上の代表氏族を中心として祝福し、それから、霊界はいくら多くても問題ありません。代表として祝福されれば、彼らは霊界において代表を通して祝福していくのです。ですから、一つにして、祝福圏を地上と天上世界に立てることにより、私たちは、解放者として教育を受け、天国に入ることができる門に向かっていくようになるのです。

 (お父様、具体的にその日、真の御父母様が臨在されたのちにその式を行いますか、臨在される前に行いますか)。私が祝福するために出てくるではないですか。出てくる前にこの式を行い、祝福式をするのです。(それでは、控え室にいらっしゃる時にしますか)。違います。式場に真の御父母様が出てこなければなりません。(真の御父母様は、トゥルロリ〔注:付き添い人。入場される前に両側に立ち並ぶ人々〕が入場して、出てこられますが……)。出てきたのちに、真の御父母様が座る、その前で行うのです。(真の御父母様が下りてこられ、私が告天文を読む時間があります)。告天文のその時間にしなければなりません。

 (それでは、それは、公式的に私が条件を立てて、心で祈祷しながらしなければなりませんか、発表をしますか)。宣布をしなければなりません。プログラムに入れなければなりません。プログラムの中間に入れて、「『地上・天上解放祝福式』が行われます」と言ってするのです。(二九四−四七、一九九八・六・一〇)

 四大聖人の相対は誰かということを発表するのです。自分が地上で暮らしていた時の最初の夫人、初愛の関係だった夫人と相対になるようにしてあげるのです。今、このような原則に従い、万宇宙の人が、霊界において無限に祝福してあげられる特権を許諾してあげたのです。ですから、興進君とイエス様に与えた以上に、霊界を祝福できる特権を代わりに自分たちに与えてあげるのです。興進が全権を与えるのです。それから、イエス様も全権を与えるのです。この二人が祝福して、自分を中心として三人が一つになり、地上において門を開いてあげることによって、二人が天上世界において門を開いて収拾し、真の父母に侍って入っていくようになっているのです。ですから、そのような基準に合わせるために、このような方法が必要なのです。(二九四−五〇、一九九八・六・一〇)

 まず四大聖人から、三十三人を宣布したのではありませんか。ウルグアイに行って、イエス様を中心として三十三人です。三十三人ですが、イエス様まで合わせると三十四人です。このようなものが分立されて、王として侍られなかった三十三の王、王として侍らなければならないのに、侍ることができなかったのです。

 ですから、三十四の国が一つになって、統一天下にすることができなかったことを、私がウルグアイに行って蕩減してあげるのではありませんか。全世界的にそのように組織しなさいと言いました。ですから、七百八十人の女性、六大部署に百三十人を中心として、これをみなくくっておいたのです。今、それを韓国もどこも、すべてできずにいます。

 それゆえに、今から国に帰っていき、このような原則で三十三人を集めて祝福してあげるのです。その次には、七百八十人の女性をその代表として祝福してあげさえすれば、男性たちは自動的に回るのです。なぜ女性たちをそのようにするのでしょうか。地上において、先生の近くにいた女性たちが、自分が霊界の誰かに干渉するようになれば、干渉された霊人はそのとおりにしてあげなければなりません。霊界の人が中心ではありません。

 ですから、先生の近くで侍った玉世賢氏、池承道氏、李奇完氏をはじめとして、崔元福氏の三位基台、お母様の三位基台がみな連結されています。相対を結んであげなければなりません。霊界に行っても、先生にくっついて暮らすことはできないのです。一対一なので、すべて解いて配置しなければなりません。整理しなければならないのです。

 ですから、その人々をここに集めておき、霊界に行った統一教会のすべての人々を集めておき、また、今まで近くで過ごした統一家の人々がどれほど迫害されたでしょうか。夫や息子、娘が迫害したのです。その夫が嫌えば、してあげないのです。すべての聖人たちもやめて、昔の自分の夫が一番良ければ、そのようにしてあげるのです。先生の言うことに絶対服従して、「先生のなさるとおりに従います」と言うならば、聖別し決定をして、すべて祝福するのです。

 ですから、服を三十三着用意しました。イエス様はしたので、三十三着用意したのです。三十三人の名前を呼んでもかまいません。呼んで、名前を合わせて祝福してあげればよいのです。そして、「全世界百八十五カ国に、三十三人を決定しなさい」とすべて宣布しました。それぞれの国に三十三人、国家代表に連結させることができる総体的な人物をまとめなさいと言ったでしょう? そして、七百八十人の女性連合の代表者をまとめ、その夫たちが三十三人を祝福するようにするのです。七百八十人さえこのようになるならば、国がひゅーと回るようになっています。今回の祝福家庭を垣根にして宣伝し、各国家にこのような祝福をするようになれば、その国は完全に回るのです。(二九四−五〇、一九九八・六・一〇)

 今、このことを宣布すれば、問題が起きます。宗教界に問題が起きます。文総裁に何の権限があって私たちの教祖を祝福するのかというのです。違います。事実、その人々が願っているのです。霊界で連結して呼んで、文総裁の前で自分たちの願う相対と一つになって解放されることを懇切に願ったからです。自分たちが、「今後、教団の責任者として教団までも祝福の恩恵を受けるために、私はそれを願います」と言ったのです。

 教団の代表がすることにより、天上世界の先祖たちが一つになって祝福を受けるので、地上にある教団も祝福を受け、宗教が一つになるのです。真の父母によってです。それゆえに、今後、聖書を捨てることはできないので、そこに「統一原理」、「成約聖書」を付け加えなさいというのです。

 ですから、何年間かたって祝福さえ終われば、すべて終わるのです。経典も何もすべてほうり出し、「成約聖書」をもって、単一宗教圏としてキリスト教の伝統的歴史が結実しなければなりません。世界的な事件がたくさんあるのです。(二九四−五二、一九九八・六・一〇)


2 宗教圏を超えて一つの世界に

 今、四大聖人を祝福してあげるのです。祝福してあげるにおいては、先生が愛した統一教会の人々と祝福してあげなければなりません。孔子、釈迦、マホメット、イエス様、みな祝福してあげたのです。イエス様も祝福したのです。そのようにして、彼らを通して祝福を継承するのです。彼らを祝福してあげれば、宗教の使命はすべて終わるのです。ですから、仏教ならば、仏教圏の釈迦牟尼を中心として中間霊界にいたのが、真の父母に従ってみな天国に入っていくのです。

 ですから、宗教の使命が終わり、国の使命がすべて終わるのです。国の立場もなくなるのです。それゆえに、真の父母を迎えるようになれば、真の家庭、真の国家、真の世界、真の神様と出会うのです。ですから、平和の世界、一つの真の愛で統一されたその世界が、いわゆる地上天国だというのです! アーメン! (二九四−一八、一九九八・六・五)

 今、霊界は、イエス様、釈迦、孔子、マホメットなど、知識の系列がすべて異なっています。霊界組織の系列が異なっているというのです。どのようにしてすべて引き上げるのかというと、イエス様を中心として、真の父母になることができる責任的召命をすべて教えてあげなければなりません。それを分配してあげなければなりません。

 旧約時代、新約時代、成約時代の骨子は何でしょうか。救援摂理の骨子と目的は何かというと、血統転換です。血統転換をして何をしようというのでしょうか。偽りの愛の根源を暴き、真の愛の根源を回復するのです。そのようにしなくては、神様と父子の関係を結ぶことができないのです。

 神様と父子の関係を結び、神様を中心として家庭と国家をつなぐことができる道は、第一次アダムと第二次アダムが失敗したすべてのことを、来られる再臨主が復帰し、三次アダムの蕩減条件まで完全に克服して、第四次アダム解放圏を迎える時にいるので、成約時代の内容を中心として教育しなければなりません。

 今まで、霊界はすべてふさがっていました。霊界自体を知りませんでした。みな自分が知っているその限界圏内にとどまっているので、それをすべて取り払ってしまわなければなりません。地獄がどうであり、中間霊界や楽園がどうであり、天上世界がどうだということを知らずにいます。知らずにいるので、今、この真の父母に侍る成約時代において、真の父母と真の愛の血統的因縁を中心として、家庭完成、氏族完成、民族完成、国家完成を中心として、一つの体制に一致しなければなりません。

 そのようになれば、全天地、霊界と肉界は、完全に統一圏に超えていくのです。アメリカ、イースト・ガーデン、二〇〇〇・四・二二)

 イスラム教圏や仏教圏は、すべて怨讐です。宗教の怨讐です。キリスト教を中心として、真の父母宗教における血統的基準の愛を中心として宣言するのです。「今、すべての宗教は、真の父母の道理、父の道理を学ばなければならず、長子権の道理を学ばなければならない」と宣言するのです。イエス様は長子になります。長男になったので、今までのキリスト教文化圏を学びなさいというのです。

 今まで、仏教であれ何であれ、すべての宗教が行っていた形式的なものは、すべて天国では通じません。天国の道理を受け継いでいくことはできません。それゆえに、今から霊界において、統一教会を中心として、新約時代の霊界を統一したキリスト教文化圏と一つになりなさいというのです。地上における霊肉を中心とする統一教会を中心として、霊界で一つになったすべてのものが地上に向かって統一されるのです。このようにして、新しい家庭を編成し、新しい民族、新しい国家を編成するためには、アダムの代わりに家庭理想をもった真の父母一代を中心として、二代、三代と祝福していき、再び世界万民がすべて祝福されて、その隊列に入っていかなければなりません。そのようになることにより、天地が一つの主流的思想圏内に方向を設定し、天国を超えて神様の玉座の前に行って愛される公認された息子、娘に戻っていくことができるのです。(アメリカ、イースト・ガーデン、二〇〇〇・四・二三)

 祝福された霊人たちはみな、国の解放のために総動員させられるという条件に引っ掛かっています。神様も命令しなければならず、サタンも命令しなければならず、真の父母も命令しなければなりません。真の父母の命令は、神様の命令に先立ち、サタンの命令に先立っているという事実を知らなければなりません。なぜでしょうか。真の父母が真の愛の道をすべて整理したので、血統的に汚されたすべての血筋をひっくり返すことができるのです。それをひっくり返してこそ、神様も本来の位置に帰られ、サタンも本来の位置に帰ることができるのです。そのような分権的大行事を真の父母がするのです。

 真の父母が現れることにより、真の血統を中心として、真の父子関係、真の夫婦関係、真の兄弟関係を成した家庭編成を拡大して、民族を超越し、世界を超越し、世界だけではなく、地上世界と天上世界に同じ祝福圏を築き、一元化させ得る行事を行える時が来たというのです。

 今まで、霊界には、イスラム教や仏教や儒教などの宗教や哲学など、あらゆるものが自分勝手に存在していました。イエス様が真の父母の伝統によって来た新約時代の霊界一体圏、成約時代の霊肉界一体圏を中心として統一するというのです。成約とは何でしょうか。結婚しなければならないのです。

 男性として生まれ、女性として生まれて地獄に行き、千年、万年、ありとあらゆる恨を抱き、自分はどのように生きるのかということを考えることができなかったのですが、自分が解放されて祝福を受け、家庭をもつことができるということは夢のような話です。

 万国を中心として、霊界と肉界に統一的な祝福の門を大きく開け放ったのです。アメリカ、イースト・ガーデン、二〇〇〇・四・二三)

 教派を克服しなければなりません。キリスト教ならばキリスト教で統一されなければなりません。キリスト教が多くの教派になっているので、数多くの宗教がキリスト教を訪ねていく時は、どこに訪ねていかなければならないのでしょうか。ですから、一つの教団にならなければなりません。一つの教団にならなければならず、その教団自体は、宗教圏を超えなければなりません。宗教を超えた真の父母の宗教、父母の宗教にならなければなりません。個人救援ではありません。父母を中心として、一族救援、一国救援の解放圏に超えていかなければなりません。

 イエス様を中心として、百二十カ国が一つにならなければならなかったのですが、一つになることができませんでした。それゆえに、今、聖人たちは祝福を受けましたが、彼らは、全世界を超えることができるように、百二十人の祝福を中心としてそれを拡大し、宗教圏のすべての信者、三三パーセントを祝福させるのです。蘇生、長成はサタン圏です。完成は解放圏なので、七年路程を中心として、三三パーセントをみな祝福してあげなさいというのです。

 これは真の父母の命令です。イスラム教のマホメットや仏教の釈迦牟尼が問題ではないというのです。このようにして、その伝統的なものをすべて伝授されなければなりません。それゆえに、仏典の上に、コーランの上に原理のみ言を置き、それを中心として、今まで信じてきたものをすべて切ってしまって接ぎ木しなければなりません。アメリカ、イースト・ガーデン、二〇〇〇・四・二三)

 神様とサタンは、闘うことができないようになっています。ルーシェルが降伏文書を書き、反対しているルーシェルの一族まで屈服させるのです。今は、聖人と殺人鬼、第二次大戦のヒトラー、ムッソリーニ、東条を中心として祝福してあげたのです。これは国家時代、連合国時代です。それから、共産主義は世界時代です。連合国ではありません。

 世界をすべてのみ込もうとしたのですが、彼らをみな祝福してあげたので、彼らは、偽りの王が自分たちを利用して、天の真なるものを支配したということを知っています。祝福されたので、回れ右をして「この者たち!」と言って、自分のトップにいる人々を立たせ、言うことを聞かなければ天使を先頭に立てて押しのけてしまうのです。サタン側まですべて天の側に転換したということを知っていますか。聖人と殺人鬼まで同じ仲間になっているので、その中にいるサタン世界の手下どもは、一度に吹いて片づけてしまうのです。それを四年間ですべて清算しなければなりません。それゆえに、南北統一は自動的に起きるのです。「このような処置をしなさい」と言って、私が文書を作り、「清平に行って、そのとおり実践しなさい」と指示しました。今まで、十四代を中心として百八十代まで、二百十代まで解放圏を許したので、地獄はなくなる環境になっているのです。しかし、まだ氏族的メシヤたちが入籍できない時は、地獄が残ります。残るというのです。先祖を解放しなければなりません。(アメリカ、イースト・ガーデン、二〇〇〇・四・二三)

 宗教も様々なものがあります。文化背景が異なっているので、そのようにならざるを得ないのです。五十億人類がキリスト教文化圏と同じではありません。キリスト教は分かつていないのです。「イエス様を信じなければ、みな地獄だ」と言うのですか。とんでもないことです。霊界に行ってみてください。孔子とイエス様は友達です。釈迦牟尼とマホメットも友達です。キリスト教の名のある聖人や仏教の高僧もみな友達です。とばり一つが違うだけであって、みな神様の一族なのです。このとばりを開け放たなければなりません。

 宗教が統一される時、とばりがすべて外され、一つの家族として大声をあげて痛哭する、そのようなことが起きるのです。天上世界のその一日を待つのです。歴史時代において、宗教の背景に無知で、このような争いをしてきたという事実を知らなければなりません。それゆえに、すべての歴史的恨を掲げ、各教団の責任者、教祖をはじめとする、すべての歴史的指導者が集まり、悔い改めをしなければなりません。悔い改めさせることができるお方は誰かというと真の父母なのです。(二三一−二〇)

 統一教会の文先生がどのようになっているか、霊界に行ってみてください。「『釈迦牟尼、孔子、マホメットはレバレンド・ムーンの弟子だ』と言った」と言って、ホメイニのような人は、「レバレンド・ムーンの死刑を行う」と大きなことを言っていましたが、死んでいきました。霊界に行ってみなさいというのです。聖人をみな祝福してあげたのです。祝福してあげたでしょう?ですから、霊界から送ってきた事相軒氏の手紙によれば、「どれほど有り難いことか」と言ってあいさつしているというではないですか。生きて祝福された皆さんは、霊界に行って復活した数百万、数千万、数値の人々や、その教祖たちよりも高い位置にいるということが分かりますか。今までいい加減に生きてきました。それを知らなければなりません。先生は、適当に生きているように見えますが、どこに行って座ろうと、どこに行って何をしようと、神様の法度を守り、きれいにして座っているのです。法を守っているのです。皆さんは、いい加減に生きているでしょう? (三〇四−五〇)

 先生は、アダム完成の第一代先祖です。第二代は、イエス様の宗教圏の代表です。そして、第三代は何でしょうか。サタン世界の無宗教圏であっても、宗教圏以上の位置を付与することのできる特権が先生にはあるのです。サタンを除去してしまうために、そのようにすることができるのです。ですから、何も知らない人も、強制的に捕まえてきて祝福すれば、それは、天国に入っていけるチケットを分け与えることと同じです。(アメリカ、イースト・ガーデン、二〇〇〇・四・二三)


















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