E-listBBSSearchRankingMusicHallGo to Top
10-16
カインを自然屈服させるアベルとならせてください


お父様は今まで、
言葉に言い表せない事情を抱いてこられながら、
その事情をどれほど吐露されたかったでしょうか。
万国家と共に勝利を賛揚することができ、
賛揚とともに栄光を高めることのできる
その日が来ることを願いながら耐えてこられたお父様の前に、
きょうも私たちが謙遜なる姿勢で
アベルの姿を訪ねて進み出ましたので、記憶してください。

アベルはその心全体で、
ただお父様に侍ることだけが目的であり、
お兄さんであるカインを復帰することだけが
目的だということを知りました。
ここで必要なものは
自分に対する自覚ではなく、
お父様に対する新しい自覚であり、
世界に対する新しい自覚だということを知りました。

お父様は絶対的な方であり、
世界の中心であるのを知るものです。
しかし、アベルがカインを屈服させなくては、
お父様が
世界の中心の立場に立てないことを知りましたし、
それを自覚した立場で
お父様を世界の中心として侍ることのできる動機を、
アベルがつくらなければならないという事実を
私たちは知りました。
これが復帰の起点でした。

お父様!
統一教団がこの民族の前において
アベル的な立場に立っているでしょうか。
今、私たちはわが教団を中心とした意識よりも、
お父様のために生きようという意識が強くなければなりません。
教団のために生きる意識よりも
国のために生きようという意識が強くなければなりません。
そうして、
私たちがお父様とその国に心から侍ることができるとき、
カインも屈服させることができるのであり、
お父様にも侍ることができるという事実、
これが復帰の起点だということを
私たちは知らなければなりません。

カインが主管するこの世界を眺めるときに、
お父様、
世界は行くべき道を失ってしまいました。
民主世界の先端に立ってこの世界を指導しているアメリカも
行くべき道を失ってしまいました。
先進国もそのような立場におかれています。

それゆえ、世界は
青少年から壮年、老年に至るまで、
中心をつかめず
四分五裂の障壁にぶつかっています。
ここで私たちが
アベル的な新しい信念の主体となって、
カインを自然屈服させることができなければなりません。
このような環境が世界にやって来ていることを知るときに、
お父様は
新しい世界観を持ったアベルの姿を見れば
とても喜ばれるということが分かるよう許諾してください。

私たちがこのアベルと一つとなるよう許諾してください。
私たち個人がお父様と一つとなり、
私たちの家庭がお父様と一つとなるとき、
カイン世界は屈服するということを知りましたので、
統一教団は「祝福」という名詞を掲げて
個人をお父様の前に結束させ、
家庭をお父様の前に結束させ、
天の側にならせるために
今まで闘ってきました。

この家庭がお父様と一つとなるとき、
サタン世界は自動的に屈服できますし、
この家庭を中心として
一つのイスラエルを創建するために旗を掲げていで立つとき、
世界は自動的に屈服することができるのです。

お父様!
カインを自然屈服させ得る環境が
私たちの目前に至りましたので、
ここで私たちが失望してはなりません。
私たちは自分自身の自覚はもちろん、
カイン世界までも自覚させることのできる自らとならなくては、
世界を一つにすることができないという事実を、
はっきり知る私たちとならなければなりません。
これがアベルの立場であるのを知らなければなりません。

このような事実を知る私たちに、
アベルが備えるべきプライドとアベルが捜し立てるべき権威、
お父様と共に同居することのできる立場が
どのような立場であるかが分かるようにしてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーメン。

(一九七〇・三・一五)




1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻 9巻 10巻 11巻 12巻
FRAME









SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送